JP3220765U - ランドセル - Google Patents

ランドセル Download PDF

Info

Publication number
JP3220765U
JP3220765U JP2018004919U JP2018004919U JP3220765U JP 3220765 U JP3220765 U JP 3220765U JP 2018004919 U JP2018004919 U JP 2018004919U JP 2018004919 U JP2018004919 U JP 2018004919U JP 3220765 U JP3220765 U JP 3220765U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support shaft
insertion hole
connection
attached
land cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018004919U
Other languages
English (en)
Inventor
若松 種夫
種夫 若松
Original Assignee
株式会社協和日本ホールディングス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社協和日本ホールディングス filed Critical 株式会社協和日本ホールディングス
Priority to JP2018004919U priority Critical patent/JP3220765U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3220765U publication Critical patent/JP3220765U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

【課題】蓋板を背板に交換可能に取付けることができるランドセルを提供する。【解決手段】主収容室と副収容室と前ポケットを有したランドセル本体2と、ランドセル本体の上面全体を覆う蓋板4と、ランドセル本体2を背負う背負ベルトとからなるランドセルにおいて、ランドセル本体2を構成する背板6の上端と、蓋板4の一端とを着脱可能に取付ける連結留具10は、背板6の上方に取付ける狭着部を先方に有した一対の支持軸部11と、支持軸部に一対の連結孔を着脱可能に挿通した蓋板4と、蓋体を支持軸部に狭着支持する吊下ベルト8の両端に連結する接続部と、支持軸部11に挿通した蓋板4を狭着支持する連結部とを有した一対の第1連結留部とからなることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、学童用ランドセルの改良に関する。
従来、学童用ランドセルは、天然皮革または合成皮革などにより形成されたランドセル本体と、該ランドセル本体の上面全体を覆う蓋板(かぶせ)と、ランドセル本体を背負う背負いベルトとにより構成されている。前記ランドセル本体は、教科書やノートなどを収納する主収納室と、各種教材などを収容する副収納室と各種小物などを収納する前ポケットとにより構成され、上方開口部に前記蓋板を開閉可能に被せて収容物の落下と雨水に濡れるのを防止している。
この、蓋板は、一端を背板の上端に縫着固定して取付け、主収納室と副収納室および前ポケットを覆ってランドセル本体の底面に取付けた留め金具に他端を着脱可能に取付けてある。そのため、ランドセルの蓋板は、毎日何度も開閉するため汚れが付着し、また、通学時の悪戯や遊びなどでぶつけるため傷つきやすく、経年劣化が早かった。さらには、蓋板の表面に落書きしたりワッペンやシールを張ったりするため、糊の跡やシミが残ったりしやすい。したがって、蓋板の表面にはこの汚れが残ったまま、または、傷ついたままのランドセルを6年間使用せざるを得なかった。
さらには、昨今は、ランドセルのファッション化が進み、様々な色や形状のランドセルが市販され、特に蓋板の表面に施される色や装飾模様は低学年の学童の注意を喚起する斬新なものが多くなっている。しかし、特に女子は、低学年のときは煌びやかな装飾模様の蓋板が好まれるが、高学年になると前記装飾模様の蓋板のランドセルが似合わなくなる。そのため、無地の蓋板や傷ついたり汚れたりしたランドセルの蓋板を着脱可能で交換可能にしたランドセルが広く知られている(特許文献1、2)。
特開2009−60924号 特開2009−247843号
しかし、蓋板を着脱可能に取付けた前者のランドセルは、蓋板をランドセルの背板に取付けるための連結手段が、着脱手段3を設けて連結するとのみ記載し、具体的な着脱手段が記載されておらず回転錠、スナップボタン、螺子などと抽象的に記載されているが、具体的な着脱手段が記載されていないため、発明を構成していない。
後者の蓋板を着脱可能に取付けたランドセルは、留め金具を介して着脱自在に取付けてある。と記載されているが、留金具はスナップボタンとあるが、そのスナップボタンの構成が記載されていない。さらには、面テープまたはホックでもよい。と記載されているが具体的な構成がなく、発明を構成していない。
そのため、ランドセルの蓋体を着脱可能に取付けるようにしたアイデアは表現されているが、その具体的な着脱手段または留金具の構成がないため発明を開示したものとは認め難い。さらには、前記した着脱手段および留め金具は、着脱可能に形成してあるが、外れ防止用のロック手段について何ら開示されていない。そのため、乱暴に取り扱うランドセルは、長年の使用により脱手段および留め金具が外れやすく、使用中に蓋板がランドセルから外れてしまうという問題点を有している。
そこで、本考案はランドセル本体を覆う蓋板の上端を背板の上端にロック手段を有する連結留具を取付けたことにより、背板に取付ける蓋板を安全確実に着脱可能にし、且つ、蓋板を交換可能にしたことによりランドセルを長持ちさせることができると共に、ランドセルの製造コストの軽減を図ることを目的とするものである。
上記課題を達成するため本考案は、主収容室と副収容室と前ポケットを有したランドセル本体2と、該ランドセル本体の上面全体を覆う蓋板4と、前記ランドセル本体2を背負う背負ベルト9とからなるランドセル1において、前記ランドセル本体2を構成する背板6の上端と、前記蓋板4の一端とを連結留具10を介して着脱可能に取付けてなることを特徴とする。また、前記蓋板4は、上方左右両側に前記背板6に設けた一対の支持軸部11と合致する位置に一対の連結孔5を設けてなることを特徴とする。さらには、前記連結留具10は、背板6の上方に取付けた少なくとも1以上の支持軸部11と、該支持軸部に着脱可能に挿通した蓋板4を狭着支持する少なくとも1以上の第1または第2連結留部21a、21bとからなることを特徴とする。さらにはまた、前記支持軸部11は、先方を異径に形成した狭着部14を有した一対の軸部12を背板6の上方外側左右に突出して取付けてなることを特徴とする。また、前記第1連結留部21aは、吊下ベルト8の端部に連結する接続部22と、前記支持軸部11に着脱可能に挿通した蓋板4を狭着支持する連結部27とからなり、前記接続部22は、前記吊下ベルト8の端部を連結固定する溝部23を設け、該溝部に装着した吊下ベルト8の端部を固定鋲46で連結固定し、前記連結部27は、支持軸部11に挿通する挿通孔28と、該挿通孔の一側に前記支持軸部11の狭着部14を挟持するロック孔29を連通して設け、前記挿通孔28の反対側にロック孔29に挟着した狭着部14を押圧ロックする可撓性を有した押圧体35を取付けてなることを特徴とする。さらには、前記押圧体35は、ゴム材または可撓性を有する軟質合成樹脂材からなり、前記挿通孔28に被せる表面部36の下面に前記挿通孔28に嵌合する係止凸部37を設け、該係止凸部の先端に前記支持軸部11の狭着部14を押圧する押当部38と、前記支持軸部11の先端周縁を支持する半月凹部39を設け、前記係止凸部37の裏面にU溝部40を形成し、前記押圧体35の後端で、一端を前記第1連結部21aの接続部22に取付けた折り曲げ可能な可撓性を有する折曲帯部41を一体に設けてなることを特徴とする。さらにはまた、前記第2連結留部21bは、一側に設けた保持部43の中央に段部44を介して連結部27bを一体に形成し、該連結部の中央に前記支持軸部11に挿通する挿通孔28を設け、該挿通孔の一側に前記支持軸部11の狭着部14を挟持するロック孔29を連通して形成し、前記挿通孔28の反対側で、前記ロック孔29に挟持した狭着部14を押圧ロックする可撓性を有した押圧体35とからなることを特徴とする。また、前記第2連結留部21bは、蓋板4bの上方左右両側で背板6に取付けた一対の支持軸部11と合致する位置にそれぞれ取付けてなり、前記第2連結留部21bの挿通孔28を背板6の支持軸部11に嵌挿した後、蓋板4bをスライドさせて支持軸部11を挿通孔28からロック孔29に移動させて支持軸部11の狭着部14をロック孔29に挟持させ、次いで、前記挿通孔28に押圧体35を嵌合させて前記蓋板4bを背板6の上方に着脱可能に取付けてなることを特徴とする。
したがって、複数の交換用蓋板を備え、ランドセル1の背板6に蓋体4を連結留具10で前記蓋板4を交換可能に取付けたことにより、経年変化により傷んだ蓋板4、或いはシールの張付け落書きで汚れた蓋板4、さらには、高学年になって蓋板模様が似合わなくなった蓋板などを交換することができる。また、蓋板4の表面柄や表面の色が異なる複数の蓋板4を備え、その日の気分や学校へ着ていく洋服、または季節に合わせた柄や色の蓋体を取付けて行くことにより、自分だけのオリジナルランドセルに変身させることができる。さらには、男女の兄弟間ではランドセルのお下がりができなかったが、ランドセル本体の色を男女兼用が可能な色にした場合、蓋板5を交換するだけで男女いずれのランドセルにも変身させることができる。また、連結留具10は、ロック手段を設けてあることから、使用中にランドセル1から蓋板5が外れるおそれがなく安全に使用することができる。
本考案にかかる吊下ベルトに連結した第1連結留部でランドセルの背板に蓋板を取付けた実施形態を示す斜視図である。 吊下ベルトに取付けた第1連結留部で蓋板を背板に取付けた状態を示す一部破断した正面図である。 蓋板の一部破断した正面図である。 背板に取付けた支持軸部の要部拡大斜視図である。 背板に取付けた支持軸部の要部拡大断面図である。 第1連結留部の斜視図である。 第1連結留部の側面図である。 押圧体を捲った第1連結留部の正面図である。 吊下ベルトに取付けた第1連結留部の斜視図である。 吊下ベルトに取付けた第1連結留部の底面図である。 背板の支持軸部に蓋板の連結孔を挿入した状態の要部拡大正面図である。 背板の支持軸部に挿入した蓋板の上から支持軸部に第1連結留部の挿通孔を被せた状態の要部拡大正面図である。 蓋板の上から第1連結留部を矢印方向に移動させて支持軸部の狭着部にロック孔を挟持させた状態の要部拡大正面図である。 第1連結留部のロック孔に挟持させた支持軸部の狭着部を押圧体でロックした状態を示す要部拡大正面図である。 図14のA―A線断面図である。 ロック孔に挟持させた支持軸部の狭着部を押圧体の押当部でロックした状態を示す要部拡大断面図である。 第2連結留部の斜視図である。 第2連結留部の押圧体を捲り上げた状態を示す斜視図である。 第2連結留部を取付けた蓋体を背板の支持軸部に嵌挿した状態を示す一部破断した正面図である。 蓋体の第2連結留部と背板の支持軸部とを連結した状態を示す要部拡大図である。
本考案の実施の形態を図面に基づいて説明すると、図1は本考案にかかる吊下ベルトに連結した第1連結留部でランドセルの背板に蓋板を取付けた実施形態を示す斜視図、図2は吊下ベルトに取付けた第1連結留部で蓋板を背板に取付けた状態を示す一部破断した正面図、図3は蓋板の一部破断した正面図、図4は背板に取付けた支持軸部の要部拡大斜視図、図5は背板に取付けた支持軸部の要部拡大断面図、図6は第1連結留部の斜視図、図7は第1連結留部の側面図、図8は押圧体を捲った第1連結留部の正面図、図9は吊下ベルトに取付けた第1連結留部の斜視図、図10は吊下ベルトに取付けた第1連結留部の底面図である。ランドセル1は、背板6の背面側に位置する主収容室、副収容室、前ポケットとからなるランドセル本体2と、このランドセル本体2を覆う蓋板4と、ランドセル本体2を背負う一対の背負ベルト9とから構成され、前記背板6の上方に蓋板4を連結留具10で着脱可能に取付けてある。
前記蓋板4は、一端に前記背板6に取付けた支持軸部11と合致する位置に複数の連結孔5を設けてある。前記蓋板4に設けた連結孔5は、連結孔5の劣化及び広がりを防止する補強芯板(図示せず)と内周縁の広がりを防止する金属製のはとめなどからなる補強環5aを取付けてある。
前記連結留具10は、図2、4、6に示すごとく、前記ランドセル本体2の背板6の上端に取付ける支持軸部11と、該支持軸部に装着した蓋板4を着脱可能に固着する第1連結留部21aとにより構成してある。
前記支持軸部11は、図4、5に示すごとく、背板6の上方に少なくとも2〜5、好ましくは、2個の支持軸部11を取付け、軸部12の基部に設けた係止鍔部13と、略先端を異径に形成した狭着部14とを一体に形成してなり、軸部12の中央軸心方向に設けたピン孔15に先端側から挿入した固定ピン16と、背板6の内側から支持する取付鋲17とを強固に連結固定して支持軸部11を取付けてある。
前記第1連結留部21aは、図6〜図9に示すごとく、ランドセル1の吊下ベルト8の端部に連結する接続部22と、前記支持軸部11に着脱可能に挿通した蓋板4を狭着支持する連結部27とからなり、該連結部と接続部22は、クランク型に形成した段部26を介して接続部22より一段下方に連結部27を設けてある。
前記第1連結留部21aの接続部22は、一端に吊下げベルト8の端部を連結固定する溝部23と、該溝部に装着する吊下げベルト8の端部を垂直方向から連結固定する固定鋲46を挿通する軸孔24を設けてある。
前記連結部27は、図6、8に示すごとく、中央に支持軸部11を嵌挿する挿通孔28と、該挿通孔の一側に前記支持軸部11の狭着部14を挟持するロック孔29を連通して設け、前記挿通孔28の反対側に狭幅のガイド溝31と凹溝部32と前記段部26の中央に設けたガイド溝31とを連通した通帯溝部33を設けてある。
前記通帯溝部33は、押圧体35の一端に取付けた可撓性を有した折曲帯部41を挿通し、該折曲帯部の端部を接続部22内に取付けたことにより、折曲帯部41の湾曲をスムースにおこなうことができるので、押圧体35のロック、アンロック操作を容易に行うことができる。
前記押圧体35は、ゴム材または可撓性を有する軟質合成樹脂材、好ましくは、ゴム材からなり、前記挿通孔28に被せる表面部36の下面に前記挿通孔28に嵌合する係止凸部37を設け、該係止凸部の先端に前記支持軸部11の狭着部14を押圧する押当部38と、支持軸部11の先端縁部を支持する半月凹部39を設け、裏面側に前記押当部38と半月凹部39を容易に可撓させるためのU溝部40を設け、前記表面部36の後端に押圧体35全体を上方に折り曲げする可撓性を有する折曲帯部41を一体に設け、該折曲帯部の他端を前記第1連結留部21aの段部26の中央に設けた通帯溝部33とガイド溝部31を通って接続部22内に取付けてある。
図9、10は、ランドセル1を吊下げる吊下ベルト8の両端に前記第1連結留部21aの接続部22を連結した使用状態を示すもので、第1連結留部21aの接続部22の溝部23内に吊下ベルト8の端部を挿通し、該溝部の垂直方向に設けた軸孔24から固定鋲46で吊下ベルト8の端部を連結固定してある。
この第1連結留部21aを両端に取付けた吊下ベルト8は、それぞれ色が異なる複数本の吊下ベルト8を用意することにより、その日の気分や学校へ着ていく洋服、または季節に合わせた柄や色の蓋体を取付けて行くことができるので、自分だけのオリジナルランドセルに変身させることができる。さらには、男女の兄弟間ではランドセルのお下がりができなかったが、ランドセル本体の色を男女兼用が可能な色にした場合、蓋板5を交換するだけで男女いずれのランドセルにも変身させることができるので大変便利である。
図17、18は、前記第1連結留部21aの他の実施の形態を示す第2連結留部21bで、前記第1連結留部21aのごとく、吊下ベルト8の両側に取付けるのではなく、第2連結留部21bは、前記支持軸部11を支持ロックする連結部27bと押圧体35の一端の支持する保持部43とからなるものである。この第2連結留部21bは、吊下ベルト8に取付けるのではなく、連結部単体としたことにより、構造が簡単で部品数が少なくすることができるので、安価で経済的である。
この第2連結留部21bは、連結部27bの一端に段部44を介して一段高い保持部43を一体に形成し、連結部27bの中央には前記支持軸部11に挿通する挿通孔28と、該挿通孔の一側に前記支持軸部11の狭着部14を挟持するロック孔29を連通して設け、前記挿通孔28の反対側に設けた保持部43の段部44中央に狭幅のガイド溝33と凹溝部32とからなる通帯溝部44を連通して設けてある。
前記通帯溝部44には、前記連結部27の挿通孔28に嵌合してロック孔29内に挟持させた支持軸部11の狭着部14を押圧ロックする押圧体35の一端に取付けた可撓性を有した折曲帯部41を挿通し、該折曲帯部の端部を保持部43内に取付けたことにより、押圧体35の折曲帯部41を容易に可撓させることができる。前記押圧体35は、第1連結留部21aに設けた押圧体35と同一であることから、説明が重複するため、ここでの説明を省略する。
図19、20は、前記第2連結留部21bの他の実施の形態を示すもので、蓋板4bの上端で前記背板6の上方左右両側に設けた一対の支持軸部11と合致する位置に第2連結留部21bを取付けある。したがって、蓋板4に直接第2連結留部21bを取付けることにより、ランドセルを構成する部品数が少なく安価で経済的であると共にランドセルの軽量化を図ることができる。
前記蓋板4に取付けた第2連結留部21bと背板に取付けた支持軸部11との連結は、第2連結留部21bの連結部27bに設けた挿通孔28を前記背板6の支持軸部11に嵌挿し、次いで蓋板4bをスライドさせて支持軸部11を挿通孔28からロック孔29に移動させて支持軸部11の狭着部14をロック孔29に挟持させ、さらには前記挿通孔28に押圧体35を嵌合(ロック)させて前記蓋板4bを背板6の上方に着脱可能に取付けることができる。
蓋板4bの取り外しは、第2連結留部21bの押圧体35を挿通孔28から抜き、次いで、蓋板4bをスライドさせて支持軸部11をロック孔29から挿通孔28に移動させて引き抜くことにより簡単に取り外すことができる。
以下、連結留具10を取付けたランドセ1の実施の形態の作用について説明すると、ランドセル1を吊下げる吊下げベルト8の両端に取付けた第1連結留部21aを有した連結留具10を使用して蓋板5をランドセル1の背板6に着脱可能に取付ける場合、図11〜15に示すごとく、背板6の外側に突出した支持軸部11に蓋板4の連結孔5をそれぞれ嵌合する(図11)。次いで、吊下ベルト8の両端に取付けた第1連結留部21aの連結部27に設けた挿通孔28を前記蓋板4の外側から支持軸部11に嵌挿すると挿通孔28の上面に位置する押圧体35が支持軸部11に押されて上方へ湾曲する(図12)。次いで、第1連結留部21aを図13に示す矢印方向にスライドさせてロック孔29を支持軸部11の狭着部14に嵌合挟持させる(図13)。さらに嵌合挟持された狭着部14を挿通孔28方向へ戻るのを防止するため、該挿通孔に押圧体35を嵌合(ロック)する(図14)。
前記押圧体35の嵌合(ロック)は、図15、16に示すごとく、先端に設けた押当部38が支持軸部11の狭着部14を側面から押圧し、支持軸部11の先端周縁を半月凹部39に嵌合すると共に、係止凸部37を挿通孔28に嵌合することによりロックする。
したがって、ランドセル1に外部からの衝撃や振動などが加わっても、押圧体35は係止凸部37が挿通孔28に嵌合し、支持軸部11の先端周縁を半月凹部39に嵌合させ、押当部38で支持軸部11の狭着部14を押圧するため、押圧体35が挿通孔28から抜けるのを防止することができる。
さらには、蓋体4や第1連結留部21aを連結した吊下ベルト8を複数用意することにより、経年変化や傷つき等により劣化した蓋体4や吊下ベルト8を容易に着脱交換することができるので、ランドセルを長持ちさせることができ便利である。また、長期間使用しても支持軸部11から第1連結留部21aが脱落することなく安全に使用することができる。
さらにはまた、多種多様な表面柄や表面の色が異なる複数の蓋板5を備えることにより、その日の気分や学校へ着ていく洋服、または季節に合わせた柄や色の蓋体を取付けて行くことができるので、自分だけのオリジナルランドセルに変身させることができる。さらには、男女の兄弟間ではランドセルのお下がりができなかったが、ランドセル本体の色を男女兼用が可能な色にした場合、蓋板5を交換するだけで男女いずれのランドセルにも変身させることができるので大変便利である。
連結留具10を解除する場合、支持軸部11をロックしている第1連結留部21aの押圧体35の表面部36先端側を上方に捲り上げると、支持軸部11の狭着部14を押圧している押当部38と半月凹部39がそれぞれ支持軸部11と狭着部14から外れると共に、係止凸部37が挿通孔28から外れることにより、支持軸部11の狭着部14が挿通孔28方向に移動可能となる。
次いで、第1連結留部21aを図13に示す矢印方向と反対方向に移動させると、狭着部14がロック孔29から外れて挿通孔28内に移動させた後、第1連結留部21を上方に引き抜くことにより、第1連結留部21aを支持軸部11から離脱させてロックを簡単に解除することができる。
図17、18に示す第2連結留部21bは、吊下げベルト8に連結するのではなく、連結留部単体で支持軸部11に着脱可能に留めることができ、連結部27bは、一側に段部44を介して一段高い保持部43と一体に形成してある。
前記連結部27bの中央に前記支持軸部11に挿通する挿通孔28と、該挿通孔の一側に前記支持軸部11の狭着部14を挟持するロック孔29を連通して設け、前記挿通孔28の反対側の段部44中央に狭幅のガイド溝部31と凹溝部32とかなる通帯溝部33を連通して設けてある。したがって、第2連結留部21bは、構造が簡単で部品数が少ないことから安価で経済的である。
前記通帯溝部33は、押圧体35の一端に取付けた可撓性を有した折曲帯部41を挿通し、該折曲帯部の端部を保持部43内に係止して取付けたことにより、折曲帯部41の湾曲をスムースにおこなうことができるので、押圧体35のロック、アンロック操作を容易に行うことができる。この第2連結留部21bと押圧体35の作用は、前記した第1連結留部21aと同一であることから、説明が重複するため、ここでの説明を省略する。
図19、20に示す、前記背板6の上方左右両側に設けた一対の支持軸部11と合致する位置の蓋板4bの上端に第2連結留部21bを取付けることにより、蓋板4bを直接支持軸部11に取付けることができるので着脱操作の手間が少なく効率的に行うことができる。装着操作は、第2連結留部21bの連結部27bに設けた挿通孔28に前記背板6の支持軸部11を嵌挿し、次いで、蓋板4bをスライドさせて支持軸部11の狭着部14をロック孔29に嵌合させた後、前記押圧体35の係止凸部37を挿通孔28に嵌合(ロック)させることにより、背板6の上方に簡単に蓋板4を着脱可能に取付けることができる。
1 ランドセル
2 ランドセル本体
4 蓋板
5 連結孔
6 背板
7 背環
8 吊下ベルト
9 背負ベルト
10 連結留具
11 支持軸部
12 軸部
13 係止鍔部
14 狭着部
15 ピン孔
16 固定ピン
17 連結鋲
21a 第1連結留部
21b 第2連結留部
22 接続部
23 溝部
24 鋲孔
26 段部
27 連結部
28 挿通孔
29 ロック孔
31 ガイド溝部
32 凹溝部
33 通帯溝部
35 押圧体
36 表面部
37 係止凸部
38 押当部
39 半月凹部
40 U溝部
41 折曲帯部
43 保持部
44 通帯溝部
46 固定鋲

Claims (8)

  1. 主収容室と副収容室と前ポケットを有したランドセル本体(2)と、該ランドセル本体の上面全体を覆う蓋板(4)と、前記ランドセル本体(2)を背負う背負ベルト(9)とからなるランドセル(1)において、
    前記ランドセル本体(2)を構成する背板(6)の上端と、前記蓋板(4)の一端とを連結留具(10)を介して着脱可能に取付けてなることを特徴とするランドセル。
  2. 前記蓋板(4)は、上方左右両側に前記背板(6)に設けた一対の支持軸部(11)と合致する位置に一対の連結孔(5)を設けてなることを特徴とする請求項1記載のランドセル。
  3. 前記連結留具(10)は、背板(6)の上方に取付けた少なくとも1以上の支持軸部(11)と、該支持軸部に着脱可能に挿通した蓋板(4)を狭着支持する少なくとも1以上の第1または第2連結留部(21a、21b)とからなることを特徴とする請求項1記載のランドセル。
  4. 前記支持軸部(11)は、先方を異径に形成した狭着部(14)を有した一対の軸部(12)を背板(6)の上方外側左右に突出して取付けてなることを特徴とする請求項3記載のランドセル。
  5. 前記第1連結留部(21a)は、吊下ベルト(8)の端部に連結する接続部(22)と、前記支持軸部(11)に挿通した蓋板(4)を狭着支持する連結部(27)とからなり、前記接続部(22)は、前記吊下ベルト(8)の端部を連結固定する溝部(23)を設け、該溝部に装着した吊下ベルト(8)の端部を固定鋲(46)で連結固定し、前記連結部(27)は、支持軸部(11)を挿通する挿通孔(28)と、該挿通孔の一側に前記支持軸部(11)の狭着部(14)を挟持するロック孔(29)を連通して設け、前記挿通孔(28)の反対側にロック孔(29)に挟着した狭着部(14)を押圧ロックする可撓性を有した押圧体(35)を取付けてなることを特徴とする請求項3記載のランドセル。
  6. 前記押圧体(35)は、ゴム材または可撓性を有する軟質合成樹脂材からなり、前記挿通孔(28)に被せる表面部(36)の下面に前記挿通孔(28)に嵌合する係止凸部(37)を設け、該係止凸部の先端に前記支持軸部(11)の狭着部(14)を押圧する押当部(38)と、前記支持軸部(11)の先端周縁を支持する半月凹部(39)を設け、前記係止凸部(37)の裏面にU溝部(40)を形成し、前記押圧体(35)の後端で、一端を前記第1連結部(21a)の接続部(22)に取付けた折り曲げ可能な可撓性を有する折曲帯部(41)を一体に設けてなることを特徴とする請求項5記載のランドセル。
  7. 前記第2連結留部(21b)は、保持部(43)の一側に段部(44)を介して連結部(27b)を一体に形成し、該連結部の中央に前記支持軸部(11)を嵌挿する挿通孔(28)を設け、該挿通孔の一側に前記支持軸部(11)の狭着部(14)を挟持するロック孔(29)を連通して形成し、前記挿通孔(28)の反対側で、前記ロック孔(29)に挟持した狭着部(14)を押圧ロックする可撓性を有した押圧体(35)とからなることを特徴とする請求項3記載のランドセル。
  8. 前記第2連結留部(21b)は、蓋板(4b)の上方左右両側で背板(6)に取付けた一対の支持軸部(11)と合致する位置にそれぞれ取付けてなり、前記第2連結留部(21b)の挿通孔(28)を背板(6)の支持軸部(11)に嵌挿した後、蓋板(4b)をスライドさせて支持軸部(11)を挿通孔(28)からロック孔(29)に移動させて支持軸部(11)の狭着部(14)をロック孔(29)に挟持させ、次いで、前記挿通孔(28)に押圧体(35)を嵌合させて前記蓋板(4b)を背板(6)の上方に着脱可能に取付けてなることを特徴とする請求項3または7記載のランドセル。
JP2018004919U 2018-12-18 2018-12-18 ランドセル Active JP3220765U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004919U JP3220765U (ja) 2018-12-18 2018-12-18 ランドセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004919U JP3220765U (ja) 2018-12-18 2018-12-18 ランドセル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3220765U true JP3220765U (ja) 2019-04-04

Family

ID=65991927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018004919U Active JP3220765U (ja) 2018-12-18 2018-12-18 ランドセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3220765U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7850302B1 (en) Eyeglass holder with clasp
US20090325657A1 (en) Customizable universal protective case for a portable electronic device
TWI528916B (zh) Luggage and luggage handle handle
EP1869997A2 (en) Attachable apparatus for hands-free holding of handheld form factor items
JP3220765U (ja) ランドセル
US6220432B1 (en) Detachable golf bag logo panel mounting structure
JP3146608U (ja) 物品保持具
GB2473074A (en) Garment carrier
KR100537913B1 (ko) 가방제조용 프레임과 이를 이용한 가방
US20120284972A1 (en) Belt Buckle Accessory
JP3136822U (ja) ランドセルカバーのセット
CN212036364U (zh) 行李箱组合及其行李箱
JP5221799B1 (ja) 傘装着具
KR960006787Y1 (ko) 양복커버용 손잡이의 결합구조
KR200462120Y1 (ko) 핸드폰 악세서리로의 재사용이 가능하도록 된 메달 텍
JP3068211U (ja) 携帯電話器用ホルダ―
JP3063172U (ja) ティッシュボックスカバ―
JP3220010U (ja) ゴルフバッグ用小物入れおよびホルダー
KR20220002590U (ko) 스마트폰용 목걸이형 카드지갑
KR20100004193U (ko) 스피드 네일식 핸드폰 고리 클립
WO2004045329A1 (en) Bag for a pupil
JP2004236774A (ja)
JP3107002U (ja) ファイルカバー
KR20100008014U (ko) 탈.부착용 키 홀더가 내장된 휴대용 가방
JP3099872U (ja) クリップ付きハンドストラップ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3220765

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250