JP3220658U - 足踏み式振動装置 - Google Patents

Abstract

【課題】振動フィットネス装置であって、足踏み式振動装置を提供する。【解決手段】足踏み式振動装置は主に土台１０、足踏みモジュール２０、ギアプレートモジュール、駆動モジュールおよび偏心モジュールを含む。該土台１０はＩ字状の台座１１および支柱を含み、該足踏みモジュール２０、該ギアプレート、該駆動モジュールおよび該偏心モジュールは該支柱に組み立てられる。該台座１１に複数の制振パッド１３が設けられ、該足踏みモジュール２０は該土台１０に取り付けられ、該足踏みモジュール２０はメインロッド２１、サブロッド２２、２つの踏み板２３を含む。【選択図】図１

Description

本考案はフィットネス装置に関し、特に足踏み式振動装置に関する。

現在、市場には、メーカが開発した振動マシン（気血循環装置ともいう）がある。使用者が両足でマシンに直立すると、絶えず振動が足裏を刺激し、血液を足裏に流動させ、さらに振動の過程で、腹部、腿部など使用者の身体を一斉に揺れ動かすことができる。したがって、使用後はまるで本当に屋外で運動したような効果がある。さらに、振動マシンが占める空間は小さく、大多数のマシンは収納、展開が相当容易であり、狭小空間でも運動することができる。

しかしながら、その欠陥は、このタイプのフィットネス機器がモータを駆動する電力を必要とすることであり、これにより内部振動ユニットが稼働して振動する。モータなどの構成材を設置することにより、構造全体は相当複雑になり、人体は振動マシンにより動かされるため、使用する姿勢に限りがあり、比較的面白みがない。

既存の振動マシンが電力を必要とし、構造的に複雑である欠陥を解決するため、例えば中国発明特許第１０３７０５３６３号明細書の「電力を必要としないファットオフマシン」は、台座、振動台を含み、台座の中部に第１ピンが取り付けられ、振動台の中部は第１ピンに接続され、台座に相対してスイングすることができる。振動台に前記第１ピンと平行な１本の第２ピンが固定され、前記第２ピンの両側の振動台に左、右回転軸が枢着される。左、右回転軸に左、右偏心ホイールが取り付けられ、前記左、右偏心ホイールおよび左、右回転軸の間に単方向ベアリングがそれぞれ取り付けられ、左、右回転軸にさらに従動ギアがそれぞれ固定される。台座に第１ギアが固定され、第２ピンに前記第１ギアと噛合する第２ギアが遊びを有して取り付けられ、前記第２ギアはさらにギア伝動機構を介して左、右回転軸の従動ギアを回転させる。前記ギア伝動機構により、左、右回転軸の従動ギアの回転速度を前記第２ギアの回転速度より高くする。

上記構造は、電力駆動の振動フィットネス装置の欠陥を確実に解決したが、本考案者は該案が以下の欠陥を依然として有することを見出している。（１）該案の伝動方式は、かさ歯車のスイングにより接続された従動ギアを駆動するが、この種の設計方式は必然的に、左、右両側のカバープレートが一定の位置まで上昇するとき、機構が機能しなくなり、スムーズでない問題が生じることがある。その原因は従動ギアがそれぞれ異なる方向に回転し、カバープレートが水平状態のとき、引っかかる問題が生じるためである。（２）該案の別の欠陥は、従動ギアがさらに偏心ホイールと接続されることであり、したがって、足踏みするとき、振動感は連続的ではなく、動作は相当スムーズでないことを理解することができる。このタイプの設計はいずれも瞬時に時計回り、反時計回りに回転し、接続されたギアの歯が崩れる状況が容易に生じる。

前記構造の振動効果について、左、右偏心ホイールは、左、右回転軸との間にそれぞれ単方向ベアリングが取り付けられ、左、右回転軸にさらに従動ギアがそれぞれ固定される。したがって、左、右偏心ホイールはそれぞれ単方向のギア作用下で、１つの偏心ホイールは回転し、もう１つの偏心ホイールの単方向ベアリングは空回り状態で加速作用を有さない。その振動効果は低下し、その上、該構成材は増加し、コストが上昇し、確実に改良の余地がある。

中国発明特許第１０３７０５３６３号明細書

本考案の主な目的は、足踏み式振動装置を提供することにある。踏み板セットにより該駆動モジュールを動かし、さらに偏心モジュールを動かすことにより、ユーザが足踏みする、または踏み付けるとき、振動感が生じる。

上記目的を達成することができる構造は、主に土台、足踏みモジュール、ギアプレートモジュール、駆動モジュールおよび偏心モジュールを含む。
該土台はＩ字状の台座および支柱を含み、該足踏みモジュール、該ギアプレート、該駆動モジュールおよび該偏心モジュールは該支柱に組み立てられる。該支柱に複数の軸孔が設けられ、上記各モジュールは該支柱に取り付けられる。
該足踏みモジュールは該土台に取り付けられ、該足踏みモジュールはメインロッド、サブロッド、２つの踏み板を含む。該メインロッドは第１軸棒を介して該支柱に軸連結され、該第１軸棒を回転の中心とする。該メインロッドの両端にそれぞれ第１組立部が設けられ、該メインロッドに弧状摺動溝が設けられる。該サブロッドは該メインロッドの第１軸棒下端に取り付けられ、該サブロッドは少なくとも１本の第２軸棒を介して該メインロッドの弧状摺動溝に設けられる。該第２軸棒を該メインロッドがピボットスイングするときの下端支持部材とし、該サブロッドの両側に第２組立部が設けられる。該踏み板は踏み部および接続部を有し、該接続部は上、下接続孔を有する。該上接続孔は該第１組立部と組み合わさり、該下接続孔は該第２組立部と組み合わさる。
該ギアプレートモジュールは第１ギアプレートおよび第２ギアプレートを含み、該第１ギアプレートは該支柱および該メインロッドの間に取り付けられ、該第２ギアプレートは該サブロッドおよび該駆動モジュールの間に取り付けられる。該第１ギアプレートは該弧状摺動溝に対応する弧状面を有し、該弧状面は該第２軸棒の下方に当接し、該第１ギアプレートは下弧状ラックを有する。該第２ギアプレートは同様に弧状面を有し、同様に該弧状面は第２軸棒の下方に当接し、該第２ギアプレートは上弧状ラックを有する。
該駆動モジュールは第１連動ギア、第２連動ギア、第１連動軸、第１伝動ギア、第２伝動ギアを含む。該第１連動ギアは該第２連動ギア、該第１連動軸、該第１伝動ギアと同軸で設置され、該第１連動ギアは該下弧状ラックと噛合し、該第２連動ギアは該上弧状ラックと噛合し、該第１連動ギアおよび該第２連動ギアの回転方向は反対である。該第１連動ギアおよび該第２連動ギア内に単方向ベアリングが組み立てられ、これにより該第１連動軸は単一方向に回転する。該第１伝動ギアは該第１伝動軸に取り付けられ、該第２伝動ギアは第１小ホイールおよび大ホイールを含み、該第１小ホイールおよび該第１伝動ギアは相互に噛合し、該大ホイールは該偏心モジュールを回転させる。
該偏心モジュールは第２小ホイールおよび偏心ブロックを含み、該第２小ホイールは該大ホイールと接続され、さらに該大ホイールの駆動下で回転する。該偏心ブロックは該第２小ホイールに組み立てられ、該第２小ホイールが回転するとき、該偏心ブロックの設計により振動力が生じる。生じた振動力は土台にフィードバックされ、さらに振動力は該足踏みモジュールにも継続される。

上記モジュールにより、ユーザは該踏み板に立ち、左、右脚を往復させて該踏み板で足踏みする。該踏み板がメインロッド、サブロッドに、てこの効果を生じさせることにより、該第１ギアプレート、第２ギアプレートを往復してピボットスイングさせる。該駆動モジュールの多重の伝動下で、さらに該偏心モジュールを回転させて振動が生じる。該第１連動ギア、第２連動ギアは該第１連動軸を単方向で回転させ、足踏みする頻度が速いとき、偏心モジュールを加速させ、さらには振動効果を増加させることができる。

したがって、使用者は平衡感覚を保持する必要がある以外に、運動の過程で身体の筋肉を充分に運動させる。さらに振動の効果は脚部、腿部のつぼを刺激することができ、血液循環および新陳代謝機能を増加させ、体を強く、健康的にする効果を達成する。

このうち、該台座に複数の制振パッドが設けられる。

このうち、該踏み板の接続部に複数の制振ユニットが設けられ、該制振ユニットは弾性を有するパッドである。

このうち、該踏み板の接続部に複数の制振ユニットが設けられ、該制振ユニットは圧縮バネである。

このうち、該第１伝動ギア、該大ホイールのホイール直径および歯数は、該第１小ホイールおよび該第２小ホイールのホイール直径および歯数より大きく、多い。

このうち、該足踏み式振動装置はさらに筐体により該土台が覆われ、該第１組立部および該第２組立部は筐体の外側に接続軸を延伸する。該筐体外側に回転プレートが組み立てられ、該回転プレートはこれらの接続軸に外嵌される。該回転プレートを回転させることにより足踏みモジュールを動作させ、さらには該偏心モジュールに振動を生じさせることができる。

このうち、該筐体の外側に回転可能なクッションが選択可能に組み合わされ、該クッションに使用者の腿部を位置させる支持台が設置される。これにより、使用者がクッションに乗って体をくねらすとき、該筐体内の駆動モジュール、偏心モジュールを回転させ、振動を生じさせることができる。

このうち、該ギアプレートモジュールの第１ギアプレート、第２ギアプレートは該第２組立部に取り付けられる。踏み板で足踏みするとき、該第１ギアプレート、第２ギアプレートは該第１軸棒を回転の中心とし、続けて該第１連動ギア、第２連動ギアを駆動し、これにより駆動モジュールは該偏心モジュールを回転させることができる。

このうち、該ギアプレートモジュールを一体に組み合わせ、該下弧状ラックおよび該上弧状ラックは同じギアプレート上にあり、該下弧状ラックは第３連動ギアと噛合し、該上弧状ラックは第４連動ギアと噛合する。該第１連動ギア、該第２連動ギアは該第３連動ギアと同軸構造であり、該第４連動ギアは第５連動ギアと軸接続され、該第５連動ギアは該第２連動ギアと噛合し、該第１連動ギア、第２連動ギアに単方向ベアリングが設けられる。該ギアプレートモジュールは該足踏みモジュールの駆動下で、該第３連動ギアを動かし、該第１連動ギアまたは該第２連動ギアを一方向に回転させることができ、該第４連動ギアおよび該第５連動ギアも一側に回転する。該単方向ベアリングにより該第１連動ギアをある方向に空回りさせることができ、これにより該第１連動軸は同じ方向に回転することができる。

このうち、該駆動モジュールはベルトプーリおよび伝動ベルトを使用するか、またはスプロケットおよび伝動用鎖を使用した伝動を選択することができる。

本考案の別の目的は、足踏み式振動装置を提供することにある。主に人力で構造全体を駆動するため、いつでも使用することができ、電力を消費する必要はない。使用者が使用するとき、平衡を保持する以外に、さらに身体の筋肉を充分に運動させることができ、新陳代謝を促進することができる。

本考案のさらに別の目的は、足踏み式振動装置を提供することにある。ギアプレートを介して第１ギア、第２接続ギアを接続させ、該第１ギア、第２接続ギア内に単方向ベアリングが設置されるため、回転するとき、第１駆動軸に接続された第１伝動ホイールを単一方向に回転させることができ、ユーザの足踏みする頻度が増加するとき、加速し、振動周波数を高めることができる。

本考案の構造により、提供することができる効果を以下のように要約する。
１、本考案は数種の駆動方式を使用することにより、構造全体が振動の効果を生じさせることができる。メーカは異なる使用者の運動状況に基づいて、経済的タイプ、長持ちタイプ、生産に便利なタイプを提供することができる。各種構造によりユーザは身体の各部位を充分に運動させることができ、さらに振動効果が腿部、脚部を刺激することにより、新陳代謝を加速させて健康を促進させることができる。

２、本考案は数種の使用方式を提供しており、使用者は単調、単一な使用方式のみを有することはなく、使用者はいつでも、どこでも体を鍛えることができる。

３、本発明は電力を使用する必要はないため、使用者の電気代が増加することはなく、同時に運動、省エネの利点を達成する。

４、該第１連動ギアおよび該第２連動ギアは単方向ベアリングを介して接続されるため、動作時、該第１連動軸が正回転または逆回転するのに関わらず、該第１伝動ギアを同じ方向に回転させることができる。足踏みする頻度が増加したとき、偏心モジュールを加速させて振動効果を増加させることができる。

図１は、本考案の立体構造図である。 図２は、本考案の立体構造図である。 図３は、本考案の構造分解図である。 図４は、本考案の構造分解図である。 図５は、本考案の該足踏みモジュールの状態概要図である。 図６は、本考案の使用状態図である。 図７は、本考案の使用状態図である。 図８は、本考案の使用状態図である。 図９は、本考案の構造の俯瞰図である。 図１０は、本考案の使用状態の側面図である。 図１１は、本考案の第２実施例の構造概要図である。 図１２は、本考案の第２実施例の構造概要図である。 図１３は、本考案の第３実施例の構造概要図である。 図１４は、本考案の第３実施例の構造概要図である。 図１５は、本考案の第４実施例の構造概要図である。 図１６は、本考案の第４実施例の構造概要図である。 図１７は、本考案の第５実施例の構造概要図である。 図１８は、本考案の第５実施例の構造概要図である。 図１９は、本考案の第６実施例の構造概要図である。

本考案の特徴およびその利点をより理解および評価するため、以下の好ましい実施例を挙げ、図を組み合わせて以下のように説明する。
図１から図１０を参照されたい。本考案の足踏み式振動装置は主に土台１０、足踏みモジュール２０、ギアプレートモジュール３０、駆動モジュール４０および偏心モジュール５０を含む。

図１から図１０を参照されたい。該土台１０はＩ字状の台座１１および支柱１２を含み、該足踏みモジュール２０、該ギアプレート、該駆動モジュール４０および該偏心モジュール５０は該支柱１２に組み立てられる。該支柱１２に複数の軸孔が設けられ、上記各モジュールは該支柱１２に取り付けられる。図１から図１０に示すように、該台座１１に複数の制振パッド１３が設けられ、本考案の動作時、直接地面と接触して騒音が生じることはなく、構造全体を保護することができる。

図１から図１０を参照されたい。該足踏みモジュール２０は該土台１０に取り付けられ、該足踏みモジュール２０はメインロッド２１、サブロッド２２、２つの踏み板２３を含む。該メインロッド２１は第１軸棒２４を介して該支柱１２に軸連結され、該第１軸棒２４を回転の中心とする。該メインロッド２１の両端にそれぞれ第１組立部２１１が設けられ、該メインロッド２１に弧状摺動溝２１２が設けられる。該サブロッド２２は該メインロッド２１の第１軸棒２４下端に取り付けられ、該サブロッド２２は少なくとも１本の第２軸棒２５を介して該メインロッド２１の弧状摺動溝２１２に設けられる。該第２軸棒２５を該メインロッド２１がピボットスイングするときの下端支持部材とし、該サブロッド２２の両側に第２組立部２２１が設けられる。該踏み板２３は踏み部２３１および接続部２３２を有する。該接続部２３２は上接続孔２３３、下接続孔２３４を有し、該上接続孔２３３は該第１組立部２１１と組み合わさり、該下接続孔２３４は該第２組立部２２１と組み合わさる。このうち、該踏み板２３の接続部２３２に制振ユニット２６が設けられ、該踏み板２３が該台座１１と直接接触して台座１１が損傷することはない。このうち、該制振ユニット２６は弾性パッドを使用することができる以外に、図３、４に示すように該制振ユニット２６は圧縮バネでもよい。上記利点を有する以外に、該圧縮バネは高い圧縮力を有し、使用者の足首、膝などの部位を保護することができ、長期の足踏みにより膝が痛む問題を防止する。該メインロッド２１、該サブロッド２２は２つの踏み板２３と平行四辺形の連接棒構造を形成し、一側の踏み板に付勢するとき、もう一端の踏み板２３が上昇し、さらに足踏みモジュール２０に接続されたギアプレートモジュール３０を動かして連動が生じる。

図１から図１０を参照されたい。該ギアプレートモジュール３０は第１ギアプレート３１および第２ギアプレート３２を含み、該第１ギアプレート３１は該支柱１２および該メインロッド２１の間に取り付けられ、該第２ギアプレート３２は該サブロッド２２および該駆動モジュール４０の間に取り付けられる。該第１ギアプレート３１は、該弧状摺動溝２１２に対応する弧状面３１１を有し、該弧状面３１１は該第２軸棒２５の下方に当接し、該第１ギアプレート３１は下弧状ラック３１２を有する。該第２ギアプレート３２は同様に弧状面３２１を有し、同様に該弧状面３２１は第２軸棒２５の下方に当接し、該第２ギアプレート３２は上弧状ラック３２２を有する。該上弧状ラック３１２、下弧状ラック３２２は、いずれも該第１軸棒２４を回転の軸心とし、該サブロッド２２を回転のモーメントアームとする。該踏み板２３で足踏みすると、該第１ギアプレート３１、第２ギアプレート３２は相対位置の枢動が生じ、該駆動モジュール４０に出力して回転させる。

図１から図１０を参照されたい。該駆動モジュール４０は第１連動ギア４１、第２連動ギア４２、第１連動軸４３、第１伝動ギア４４、第２伝動ギア４５を含む。該第１連動ギア４１は該第２連動ギア４２、該第１連動軸４３、該第１伝動ギア４４と同軸で設置され、該第１連動ギア４１は該下弧状ラック３１２と噛合し、該第２連動ギア４２は該上弧状ラック３２２と噛合し、該第１連動ギア４１および該第２連動ギア４２の回転方向は反対である。該第１連動ギア４１および該第２連動ギア４２内に単方向ベアリング４１１、４２１が組み立てられ、該単方向ベアリング４１１、４２１により、該第１連動軸４３は単一方向に回転する。動力が出力されて単方向ベアリング４１１、４２１を回転させ、該単方向ベアリング４１１、４２１のベアリング内輪を、入力動力がベアリング外輪を回転させるより速くすることができるとき、該外輪は入力動力から自動的に離脱するか、または停止し、内輪といかなる連動関係も生じず、内輪の出力動力も引き続き回転させることができる。反対方向に外輪の動力を入力した場合、内輪に伝動されないため、該連動ギア４１および該第２連動ギア４２を連続して回転させることができる。該第１伝動ギア４４は該第１伝動軸４３に取り付けられ、該第２伝動ギア４５は第１小ホイール４５１および大ホイール４５２を含み、該第１小ホイール４５１および該第１伝動ギア４４は相互に噛合し、該大ホイール４５２は該偏心モジュール５０を回転させる。

また、該駆動モジュール４０の該第１連動ギア４１、該第２連動ギア４２、該第１伝動ギア４４、該第２伝動ギア４５は１つ以上である。

図１から図１０を参照されたい。該偏心モジュール５０は第２小ホイール５１および偏心ブロック５２を含み、該第２小ホイール５１は該大ホイール４５２と接続され、さらに該大ホイール４５２の駆動下で回転し、該偏心ブロック５２は該第２小ホイール５１に組み立てられる。運動者が２つの踏み板２３で足踏みするとき、該第２小ホイール５１は連続駆動されて回転し、該偏心ブロック５２の設計により振動力が生じる。生じた振動は強制的に土台１０にフィードバックされ、さらに振動力は該足踏みモジュール２０にも継続され、運動者は振動の双方向効果を感じる。

図１から図１０を参照されたい。本考案の動作方式は以下の通りである。使用者が該踏み板２３上に立ち、左、右に往復して足踏みすると、該踏み板２３は該メインロッド２１、該サブロッド２２を動かし、第１軸棒２４を中心とし、往復して上、下にスイングさせることができる。該第１ギアプレート３１、第２ギアプレート３２は該足踏みモジュール２０の動作により連動が生じ、該第１連動ギア４１、第２連動ギア４２を回転させる。該第１連動ギア４１、第２連動ギア４２内に単方向ベアリング４１１、４２１が設けられ、該第１連動ギア４１、第２連動ギア４２は該ギアプレートモジュール３０により駆動されるとき異なる方向に回転するが、単方向ベアリング４１１、４２１により、該第１連動軸４３は単一方向に出力して回転する。したがって、足踏みする頻度が高いとき、既存の構造のように機能しなくなる、スムーズでない問題が生じることはない。続いて、該第１連動軸４３は順番に該第１伝動ギア４４、第２伝動ギア４５および偏心モジュール５０を連続して回転させ、偏心モジュール５０に偏心ブロック５２を設けたため、回転の過程で連続して振動する効果を生じさせることができる。

本考案の別の特徴は、該第１連動ギア４１、第２連動ギア４２に単方向ベアリング４１１、４２１を採用したため、足踏みする頻度が速いとき、偏心モジュール５０を加速させることができ、振動の効果を高めることである。

図１から図１０に示すように、該第１伝動ギア４４、該大ホイール４５２のホイール直径および歯数は、該第１小ホイール４５１および該第２小ホイール５１のホイール直径および歯数より大きく、多い。したがって、該小ホイール４５１および該偏心ホイール５１を動かす回転速度はより高く、使用者が足踏みするとき、駆動モジュール４０が連続して該偏心モジュール５０を動かすのを次第に速くする製品の利点をもたらすことができる。

図１１、図１２を参照されたい。図１１、図１２は本考案の第２実施例である。本考案の外層に筐体６１が組み立てられ、該第１組立部２１１および該第２組立部２２１は筐体６１の外側に接続軸６２を延伸する。該筐体６１の外側に回転プレート６３が組み立てられ、該回転プレート６３はこれらの接続軸６２に外嵌される。該回転プレート６３を回転させることにより、足踏みモジュール２０を連続して動作させ、さらには該偏心モジュール５０に振動機能を生じさせることができる。

図１３、図１４を参照されたい。図１３、図１４は本考案の第３実施例であり、主に図１１を変化させた別の実施例である。上記実施例において、該筐体６１の外側に回転可能なクッション６４が選択可能に組み合わされ、該クッション６４に使用者が腿部を位置させる支持台６５が設置される。これにより、使用者がクッション６４に乗って体をくねらすとき、該筐体６１内の駆動モジュール４０、偏心モジュール５０を回転させ、振動効果を生じさせることができる。

図１５、図１６を参照されたい。図１５、図１６は本考案の第４実施例である。該ギアプレートモジュール３０について、該ギアプレートモジュール３０の第１ギアプレート３１、第２ギアプレート３２を該第２組立部２２１（両側）に取り付けることを実施することもできる。踏み板２３で足踏みするとき、該第１ギアプレート３１、第２ギアプレート３２は該第１軸棒２４を回転の中心とし、続けて該第１連動ギア４１、第２連動ギア４２を駆動させる。これにより、駆動モジュール４０は連続して該偏心モジュール５０を回転させることができ、同様に振動効果を達成することができる。

図１７、図１８を参照されたい。図１７、図１８は本考案の第５実施例であり、主に第１実施例を発展させたものである。該ギアプレートモジュール３０を一体に組み合わせており、言い換えると、該下弧状ラック３１２および該上弧状ラック３２２は同じ構造上にあり、該下弧状ラック３１２は第３連動ギア４６と噛合し、該上弧状ラックは第４連動ギア４７と噛合する。該第１連動ギア４１、該第２連動ギア４２および該第３連動ギア４６は同軸構造であり、該第４連動ギア４７は第５連動ギア４８と軸接続され、該第５連動ギア４８は該第２連動ギア４２と噛合し、該第１連動ギア４１、第２連動ギア４２に単方向ベアリング４１１、４２１が設けられる。該ギアプレートモジュール３０は該足踏みモジュール２０の駆動下で、該第３連動ギア４６を動かして、第１連動ギア４１または該第２連動ギア４２を一方向に回転させることができ、該第４連動ギア４７および該第５連動ギア４８も一側に回転する。該単方向ベアリング４１１、４１２により、該第１連動ギア４１はある方向に空回りすることができ、これにより該第１連動軸４３は同じ方向に回転することができ、スムーズでない状況が生じることはない。

図１９に示すように、該駆動モジュール４０’は下記の形態を実施することもできる。すなわちベルトプーリ伝動であり、該第１伝動ギア４４’および該第２伝動ギア４５’の小ホイール４５１’に伝動ベルトＰが外嵌される。該第２伝動ギア４５’の大ホイール４５２’および該偏心ホイール５１’にも伝動ベルトＰが設けられ、これにより、ギアプレートモジュール３０の駆動下で、該駆動モジュール４０’は該偏心ホイールセット５０を動かすことができる。上記伝動ベルトＰによる駆動以外に、スプロケットおよび伝動用鎖を使用することもできる（図示せず）。

以上に記載する実施例は、本考案を充分に説明するために挙げた好ましい実施例に過ぎず、本考案の保護範囲はこれに制限されない。当業者が本考案を基に行う同等の置換または変換は、いずれも本考案の保護範囲内にある。本考案の保護範囲は、実用新案登録請求の範囲を基準とする。

１０ 土台
１１ 台座
１２ 支柱
１３ 制振パッド
２０ 足踏みモジュール
２１ メインロッド
２１１ 第１組立部
２１２ 弧状摺動溝
２２ サブロッド
２２１ 第２組立部
２３ 踏み板
２３１ 踏み部
２３２ 接続部
２３３ 上接続孔
２３４ 下接続孔
２４ 第１軸棒
２５ 第２軸棒
２６ 制振ユニット
３０ ギアプレートモジュール
３１ 第１ギアプレート
３１１ 弧状面
３１２ 下弧状ラック
３２ 第２ギアプレート
３２１ 弧状面
３２２ 上弧状ラック
４０ 駆動モジュール
４１ 第１連動ギア
４１１ 単方向ベアリング
４２ 第２連動ギア
４２１ 単方向ベアリング
４３ 第１連動軸
４４ 第１伝動ギア
４５ 第２伝動ギア
４５１ 第１小ホイール
４５２ 大ホイール
４６ 第３連動ギア
４７ 第４連動ギア
４８ 第５連動ギア
４４’ 第１伝動ホイール
４５’ 第２伝動ホイール
５０ 偏心モジュール
５１ 第２小ホイール
５２ 偏心ブロック
６１ 筐体
６２ 接続軸
６３ 回転プレート
６４ クッション
６５ 支持台
４０’ 駆動モジュール
４４’ 第１伝動ギア
４５’ 第２伝動ギア
４５１’ 小ホイール
４５２’ 大ホイール
５１’ 偏心ホイール
Ｐ 伝動ベルト

Claims (11)

1. 足踏み式振動装置であって、土台、足踏みモジュール、ギアプレートモジュール、駆動モジュールおよび偏心モジュールを含み；
   該土台は台座および支柱を含み、該足踏みモジュール、該ギアプレート、該駆動モジュールおよび該偏心モジュールは該支柱に組み立てられ；
   該足踏みモジュールは該土台に取り付けられ、該足踏みモジュールはメインロッド、サブロッド、２つの踏み板を含み、該メインロッドは第１軸棒を介して該支柱に軸連結され、該第１軸棒を回転の中心とし、該メインロッドの両端にそれぞれ第１組立部が設けられ、該メインロッドに弧状摺動溝が設けられ、該サブロッドは該メインロッドの第一軸棒下端に取り付けられ、該サブロッドは少なくとも１本の第２軸棒を介して該メインロッドの弧状摺動溝に設けられ、該第２軸棒を該メインロッドがピボットスイングするときの下端支持部材とし、該サブロッドの両側に第２組立部が設けられ、該踏み板は踏み部および接続部を有し、該接続部は上、下接続孔を有し、該上接続孔は該第１組立部と組み合わさり、該下接続孔は第２組立部と組み合わさり；
   該ギアプレートモジュールは第１ギアプレートおよび第２ギアプレートを含み、該第１ギアプレートは該支柱および該メインロッドの間に取り付けられ、該第２ギアプレートは該サブロッドおよび該駆動モジュールの間に取り付けられ、該第１ギアプレートは該弧状摺動溝に対応する弧状面を有し、該弧状面は該第２軸棒の下方に当接し、該第１ギアプレートは下弧状ラックを有し；該第２ギアプレートは同様に弧状面を有し、同様に該弧状面は第２軸棒の下方に当接し、該第２ギアプレートは上弧状ラックを有し；
   該駆動モジュールは第１連動ギア、第２連動ギア、第１連動軸、第１伝動ギア、第２伝動ギアを含み；該第１連動ギアは該第２連動ギア、該第１連動軸、該第１伝動ギアと同軸で設置され、該第１連動ギアは該下弧状ラックと噛合し、該第２連動ギアは該上弧状ラックと噛合し、該第１連動ギアおよび該第２連動ギアの回転方向は反対であり、該第１連動ギアおよび該第２連動ギア内に単方向ベアリングが組み立てられ、これにより該第１連動軸は単一方向に回転し；該第１伝動ギアは該第１伝動軸に取り付けられ、該第２伝動ギアは第１小ホイールおよび大ホイールを含み、該第１小ホイールおよび該第１伝動ギアは相互に噛合し、該大ホイールは該偏心モジュールを回転させ；
   該偏心モジュールは第２小ホイールおよび偏心ブロックを含み、該第２小ホイールは該大ホイールと接続され、さらに該大ホイールの駆動下で回転し、該偏心ブロックは該第２小ホイールに組み立てられ、運動者が２つの踏み板で足踏みするとき、該第２小ホイールが回転し、該偏心ブロックの設計により振動力が生じ、生じた振動力は土台にフィードバックされ、さらに該振動力は該足踏みモジュールにも継続され、運動者は振動の双方向効果を感じることを特徴とする装置。
2. 該台座に複数の制振パッドが設けられることを特徴とする、請求項１に記載の足踏み式振動装置。
3. 該踏み板の接続部に複数の制振ユニットが設けられ、該制振ユニットが弾性を有するパッドであることを特徴とする、請求項１に記載の足踏み式振動装置。
4. 該踏み板の接続部に複数の制振ユニットが設けられ、該制振ユニットが圧縮バネであることを特徴とする、請求項１に記載の足踏み式振動装置。
5. 該第１伝動ギア、該大ホイールのホイール直径および歯数が、該第１小ホイールおよび該第２小ホイールの直径および歯数より大きく、多いことを特徴とする、請求項１に記載の足踏み式振動装置。
6. 該足踏み式振動装置はさらに筐体により該土台が覆われ、該第１組立部および該第２組立部は筐体の外側に接続軸を延伸し、該筐体外側に回転プレートが組み立てられ、該回転プレートはこれらの接続軸に外嵌され、該回転プレートを回転させることにより、該足踏みモジュールを動作させ、さらには該偏心モジュールに振動を生じさせることができることを特徴とする、請求項１に記載の足踏み式振動装置。
7. 該筐体外側に回転可能なクッションが選択可能に組み合わされ、該クッションに使用者の腿部を位置させる支持台が設置され、これにより、使用者がクッションに乗って体をくねらすとき、該筐体内の駆動モジュール、偏心モジュールを回転させて振動を生じさせることができることを特徴とする、請求項６に記載の足踏み式振動装置。
8. 該ギアプレートモジュールを一体に組み合わせ、該下弧状ラックおよび該上弧状ラックは同じギアプレート上にあり、該下弧状ラックは第３連動ギアと噛合し、該上弧状ラックは第４連動ギアと噛合し、該第１連動ギア、該第２連動ギアは該第３連動ギアと同軸構造であり、該第４連動ギアは第５連動ギアと軸接続され、該第５連動ギアは該第２連動ギアと噛合し、該第１連動ギア、第２連動ギアに単方向ベアリングが設けられ、該ギアプレートモジュールは該足踏みモジュールの駆動下で、該第３連動ギアを動かし、該第１連動ギアまたは該第２連動ギアを一方向に回転させることができ、該第４連動ギアおよび該第５連動ギアも一側に回転し、該単方向ベアリングにより該第１連動ギアをある方向に空回りさせることができ、これにより該第１連動軸は同じ方向に回転することができることを特徴とする、請求項１に記載の足踏み式振動装置。
9. 該駆動モジュールはベルトプーリおよび伝動ベルトを使用するか、またはスプロケットおよび伝動用鎖を使用した伝動を選択することができることを特徴とする、請求項１に記載の足踏み式振動装置。
10. 足踏み式振動装置であって、主に土台、足踏みモジュール、ギアプレートモジュール、駆動モジュールおよび偏心モジュールを含み；
    該土台は台座および支柱を含み、該足踏みモジュール、該ギアプレート、該駆動モジュールおよび該偏心モジュールは該支柱に組み立てられ；
    該足踏みモジュールは該土台に取り付けられ、該足踏みモジュールはメインロッド、サブロッド、２つの踏み板を含み、該メインロッドは第１軸棒を介して該支柱に軸連結され、該第１軸棒を回転の中心とし、該メインロッドの両端にそれぞれ第１組立部が設けられ、該メインロッドに弧状摺動溝が設けられ、該サブロッドは該メインロッドの第１軸棒下端に取り付けられ、該サブロッドは少なくとも１本の第２軸棒を介して該メインロッドの弧状摺動溝に設けられ；
    該ギアプレートモジュールは第１ギアプレートおよび第２ギアプレートを含み、該第１ギアプレートは該支柱および該メインロッドの間に取り付けられ、該第２ギアプレートは該サブロッドおよび該駆動モジュールの間に取り付けられ、該第１ギアプレートは下弧状ラックを有し；該第２ギアプレートは上弧状ラックを有し；
    該駆動モジュールは第１連動ギア、第２連動ギア、第１連動軸、第１伝動ギア、第２伝動ギアを含み；該第１連動ギアは該第２連動ギア、該第１連動軸、該第１伝動ギアと同軸で設置され、該第１連動軸は該第１伝動ギアに固定接続され；該第１連動ギアは該下弧状ラックと噛合し、該第２連動ギアは該上弧状ラックと噛合し、該第１連動ギアおよび該第２連動ギアの回転方向は反対であり、該第１連動ギアおよび該第２連動ギアに単方向ベアリングが組み立てられ、これにより該第１連動軸は単一方向で連続して回転し、同時に第１伝動ギアが連続して回転し；さらに、該第２伝動ギアは第１小ホイールおよび大ホイールを含み、該第１小ホイールは該第１伝動ギアに対応して相互に噛合し、該大ホイールは該偏心モジュールを回転させ；さらに該偏心モジュールは第２小ホイールおよび偏心ブロックを含み、該第２小ホイールは該大ホイールに対応し、さらに該大ホイールの駆動下で回転し、該偏心ブロックは該第２小ホイールに組み立てられ、運動者が２つの踏み板で足踏みするとき、該第１伝動ギアは第２小ホイールを連続して回転させ、偏心モジュールに該偏心ブロックの設計により振動力が生じ、生じた振動力は土台にフィードバックされ、さらに振動力は該足踏みモジュールにも継続され、運動者は振動の双方向効果を感じることを特徴とする装置。
11. 該駆動モジュールの該第１連動ギア、該第２連動ギア、該第１伝動ギア、該第２伝動ギアが１つ以上であることを特徴とする、請求項１０に記載の足踏み式振動装置。