JP3220600U - 誘導加熱調理器及びその凸部 - Google Patents
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Abstract
【課題】調理用容器の滑落を防止することができる誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】誘導加熱調理器1は、上部部材3がトッププレート8の周囲で折り返され、トッププレート8の上面より高い凸部10を形成している。凸部10は、トッププレート8の上面より高くなっているため、段差部11を有し、調理用容器9の横滑りを係止することができる。凸部10を有していることにより、誘導加熱調理器1は調理用容器9がトッププレート8から滑落することを防止することができる。また、調理用容器9が滑落しない通常の使用状態においても、凸部10により、調理用容器9から吹きこぼれたものが、食卓に広がることを防止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】誘導加熱調理器1は、上部部材3がトッププレート8の周囲で折り返され、トッププレート8の上面より高い凸部10を形成している。凸部10は、トッププレート8の上面より高くなっているため、段差部11を有し、調理用容器9の横滑りを係止することができる。凸部10を有していることにより、誘導加熱調理器1は調理用容器9がトッププレート8から滑落することを防止することができる。また、調理用容器9が滑落しない通常の使用状態においても、凸部10により、調理用容器9から吹きこぼれたものが、食卓に広がることを防止することができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、誘導加熱調理器及びその凸部に関する。
近年、電磁誘導による加熱方式(IH方式)の調理器(以下「誘導加熱調理器」という)が広く使われるようになっている。
誘導加熱調理器は、頂部にトッププレートを有し、該トッププレートの下方で該トッププレートに近接した位置にコイルを有している。使用時には、該トッププレート上に、鉄やステンレス等の磁化が可能な調理用容器を置き、前記コイルに数十kHzの交流電流を流すようにする。交流電流が流れることにより、コイルが磁場を発生し、交流電流の極性の切り替わりによって該磁場が変動し、調理用容器に渦電流(誘導電流)が流れる。渦電流に対して調理用容器の内部抵抗による熱が発生し、これによって調理用容器が自己発熱する。
誘導加熱調理器のうち、従前から、運搬可能な小型の卓上用の誘導加熱調理器が多く提供されている。卓上用の誘導加熱調理器は一般的には台のような形状を有し、頂面にトッププレートを有し、側面あるいは頂面の一部に操作スイッチや表示パネル等を有している。
卓上用の誘導加熱調理器は食卓の上で、使用者が調理しながら食事をするという利用形態が多い。
特許文献1には、小型の送風装置を設けることにより、冷却性能を高くした卓上用の誘導加熱調理器が開示されている。
しかし、従来の卓上用の誘導加熱調理器は、安全上改善すべき点があった。
上述したように、従来の卓上用の誘導加熱調理器は、台のような形状を有している。使用時には、該卓上用誘導加熱調理器の頂面のトッププレートの上に調理用容器を置いて使用する。したがって、調理用容器が食卓の面より高い位置に置かれ、その状態で加熱(自己発熱)される。
通常の使用状態では問題はないが、何かの原因によって、調理用容器がトッププレートから滑り落ちることがある。調理用容器及びその内容物は加熱されているため、調理用容器が滑落すると危険である。
そこで、本考案の目的は、調理用容器の滑落を防止することができる誘導加熱調理器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本考案は、
調理用容器を置くためのトッププレートを有し、
前記トッププレートの周囲または上面の少なくとも一部に凸部を設けたことを特徴とする。
調理用容器を置くためのトッププレートを有し、
前記トッププレートの周囲または上面の少なくとも一部に凸部を設けたことを特徴とする。
前記凸部は前記トッププレートを取り囲むように設けられていてよい。
前記凸部は、前記誘導加熱調理器のハウジングの一部、または、前記誘導加熱調理器に付加的に取り付けられた部材からなるようにしてよい。
前記凸部は、着脱可能であるようにしてよい。
内径が異なる着脱可能な追加の前記凸部を有するようにしてよい。
内径を調整可能な前記凸部を有しているようにしてよい。
前記凸部はリング部材からなり、
前記リング部材は、二つ以上の円弧部材に分割され、前記円弧部材は伸縮可能な連結部材によって連結されているようにしてよい。
前記リング部材は、二つ以上の円弧部材に分割され、前記円弧部材は伸縮可能な連結部材によって連結されているようにしてよい。
前記誘導加熱調理器の側面または頂面に、温度または電源を表示する表示手段を複数設けてもよい。
前記表示手段は、前記誘導加熱調理器の周囲のいずれの位置からでも少なくとも一つの前記表示手段を視認できる位置に設けられているようにしてよい。
前記凸部の側面または頂面に、カラーサーモセンサーを設けてもよい。
本考案の誘導加熱調理器の凸部は、前記誘導加熱調理器の頂部に着脱可能な概略リング状の凸部であって、その側面または頂面にカラーサーモセンサーを備えたことを特徴とする。
本考案によれば、調理用容器の滑落を防止することができる誘導加熱調理器を提供することができる。
以下に実施形態を、図面を用いて説明する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態による誘導加熱調理器1を示している。図1のうち、図1(a)は誘導加熱調理器1の正面図、図1(b)は誘導加熱調理器1の平面図、図1(c)は誘導加熱調理器1の一部を切断して使用状態を示した正面図である。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態による誘導加熱調理器1を示している。図1のうち、図1(a)は誘導加熱調理器1の正面図、図1(b)は誘導加熱調理器1の平面図、図1(c)は誘導加熱調理器1の一部を切断して使用状態を示した正面図である。
誘導加熱調理器1は、水平断面が円形な全体として概略円柱台形の形状を有している。誘導加熱調理器1は、コイル等の加熱装置や排熱のための装置や制御装置等を内包するハウジング2を有している。
ハウジング2は、好ましくは上部部材3と下部部材4とからなる。上部部材3と下部部材4は内部に前述した加熱装置等を組み込んだ後に、組み立ててハウジング2を構成する。ハウジング2の側面には、ハウジング2を取り巻くように表示部5が設けられている。
下部部材4は、底面に複数の接地突起6を有している。接地突起6は、誘導加熱調理器1を置く面の多少の凹凸を吸収し、誘導加熱調理器1を安定的に置けるようする機能を有する。各接地突起6の底面には任意に滑り止めを兼ねたクッション材を設けることができる。
また、下部部材4の側面には、複数の排熱孔7が設けられている。ハウジング2は内部に加熱用のコイル等を有するため、熱がハウジング2の内部に溜まらないように、排熱孔7が下部部材4の側面に分散して設けられている。
表示部5は、側面に温度や電源のオンオフ等を表示する表示手段12と、操作をするためのスイッチ13を有している。表示部5の側面の少なくとも一部は、表示手段12が見やすいように、および、スイッチ13等が操作しやすいように、わずかに傾斜し、上方が小径になる円錐台形のような形状になっている。
また、表示手段12は複数人が誘導加熱調理器1を囲んで調理するときに、いずれの方向からでも確認できる位置、たとえば側面または頂面の一部(例えば頂面の周辺部)に設けるのが好ましい。例えば、3箇所の場合は周囲120度ごとに、4箇所の場合は周囲90度ごとに配置すればよい。これにより、いずれの方向からでも温度等を確認でき、より安全性を高くすることができる。
上部部材3は、図1(c)の一部を切断した部分に明らかに示すように、トッププレート8を支持している。なお、トッププレート8の下方近傍の場所に加熱用のコイル(図示せず)が設置されている。
本実施形態のトッププレート8は円板状の形状を有している。トッププレート8は耐熱性の材料からなり、好ましくは硬質ガラスやセラミックスの成形材等を使用することができる。トッププレート8は可能な限り調理用容器9との距離を短くするため、調理用容器9の底面と密着する平面の上面を有している。
誘導加熱調理器1を使用する時には、図1(c)に示すように、トッププレート8の上に、調理用容器9を置いて誘導加熱調理器1の電源を投入する。電源は、誘導加熱調理器1内部のコイルに数十kHzの交流電流を印加し、これによってコイルが変動磁場を生じる。この変動磁場に対して、調理用容器9に内部に誘導電流が発生し、調理用容器9の内部抵抗によって熱が発生する。調理用容器9が発生する熱により、食材を加熱し調理することができる。
調理用容器9は、磁化が可能な材料からなり、一般的には鉄やステンレスからなるが、交流電流の周波数や電流の流れ方を工夫して熱伝導が良いアルミニウムや銅を用いて形成することができる。また、調理用容器9は、鉄と銅やアルミニウムを何層か積層し、鉄の層の部分で自己発熱させ、その熱を熱伝導が良い銅やアルミニウムで食材に伝えるようにすることもできる。
本実施形態の誘導加熱調理器1は、上部部材3がトッププレート8の周囲で折り返され、トッププレート8の上面より高い凸部10を形成している。凸部10は、トッププレート8の上面より高くなっているため、段差部11を有し、調理用容器9の横滑りを係止することができる。凸部10を有していることにより、誘導加熱調理器1は調理用容器9がトッププレート8から滑落することを防止することができる。また、調理用容器9が滑落しない通常の使用状態においても、凸部10により、調理用容器9から吹きこぼれたものが、食卓に広がることを防止することができる。段差部11の高さは、上記機能を果たすのに十分な高さ、たとえば0.3cm〜7cm、好ましくは0.5cm〜5cm、より好ましくは1cm〜3cmを有している。
なお、凸部10は上部部材3を折り返してトッププレート8の上面より高くしていると説明したが、上部部材3の中央部分を凹ませて、そこにトッププレート8を配置するようにしてもよい。また、凸部10の形成は、金属板の折り返しに限られず、鍛造や成型によって形成してもよい。
また、本実施形態の凸部10は、トッププレート8の全周を取り囲んでいるが、凸部10は調理用容器9の滑落を防止することができれば足りる。このため、凸部10はトッププレート8の周囲の一部のみに設けるようにしてもよい。たとえば、凸部10が複数個の突起部からなり、該突起部をトッププレート8の周囲に等しい角度に分散して設けることができる。具体的には、たとえば3個の突起部を、120度に振り分けてトッププレート8の周囲に設けるようにしてもよい。
なお、凸部10が複数個の突起部からなる場合、突起部同士の間に隙間ができ、トッププレート8のクリーニングに便利である。
本実施形態の凸部10は、上部部材3の一部を折り返して形成したが、凸部10はこれに限られない。
すなわち、凸部10は、上部部材3を含むハウジング2の一部で形成してもよいし、ハウジング2とは別の部材で形成してハウジング2に取り付けるようにしてもよい。
凸部10を別部材で形成してハウジング2に取り付ける場合は、固定的に取り付けるようにしてもよいし、着脱可能に取り付けるようにしてもよい。凸部10の取り付けは、吸盤やゴム材や磁石や嵌着やねじ等を利用することができる。
また、本実施形態の凸部10は平面視でリング状の形状を有しているが、凸部10は調理用容器9の横滑りを係止することができればよいため、平面視の形状は任意である。
例えば、トッププレート8の外周付近に複数の柱を設け、該柱の上部にリング状のガードを設けた形状としても良い。
<第2実施形態>
図2は第2実施形態による誘導加熱調理器1aの平面図を示している。以下では、第1実施形態と共通する部分については同じ符号を付してその説明を省略することがある。
図2は第2実施形態による誘導加熱調理器1aの平面図を示している。以下では、第1実施形態と共通する部分については同じ符号を付してその説明を省略することがある。
本実施形態の誘導加熱調理器1aは、全体として4角柱台形の形状を有している。ハウジング2aは概略四角の箱形であり、上部に上部部材3aを有している。ハウジング2aの側面には、表示部5aが設けられている。
上部部材3aは、中央部で円板状のトッププレート8aを支持している。トッププレート8aの周囲の上部部材3aは、折り返され、凸部10aに形成されている。なお、見方を変えると、上部部材3aの上面は、トッププレート8aの部分だけが凹んだ形に形成され、残る部分が凸部10aになっている。凸部10aとトッププレート8aの接続部は、段差部11aになっている。凸部10aは、段差部11aを有していることにより、図示しない調理用容器9(図1参照)の横滑りを防止することができる。なお、段差部11aの高さは、たとえば0.3cm〜7cm、好ましくは0.5cm〜5cm、より好ましくは、1cm〜3cmとすることができる。
凸部10aは、平面視の形状が四角形の中心部を円形に抜いた形状を有している。しかし、前述したように凸部10aは調理用容器の横滑りを防止するように、トッププレート8aの周囲の一部に設けることができる。たとえば、凸部10aは、平面視四角形の四隅の部分のみを有するようにしてもよい。
表示部5aは、四角形の枠のようになっており、四辺のそれぞれの面に温度や電源のオンオフ等を表示する表示手段12aが設けられている。表示部5aの一辺には操作用のスイッチ13aが設けられている。
表示部5aの四面にそれぞれ、温度や電源のオンオフ等を表示する表示手段12aを設けることにより、複数人が誘導加熱調理器1aを囲んで調理するときに、いずれの方向からでも温度等を確認でき、より操作性や利便性および安全性を高くすることができる。なお、表示手段12aは、頂面の周辺部等に設けるようにしてもよい。
<第3実施形態>
図3は、内径が異なる着脱可能な追加の凸部を有している誘導加熱調理器1bを示している。
図3は、内径が異なる着脱可能な追加の凸部を有している誘導加熱調理器1bを示している。
図3のうち、図3(a)は誘導加熱調理器1bの一つの使用状態の斜視図を示し、図3(b)は誘導加熱調理器1bを分解して示した斜視図を示し、図3(c)は誘導加熱調理器1bの他の使用状態の斜視図を示している。
なお、以下の説明では、第1実施形態および第2実施形態と共通する部分については同じ符号を付してその説明を省略することがある。
本実施形態の誘導加熱調理器1bは、追加の着脱可能で内径が小さい凸部14を有している。凸部14は、リング状の形状を有し、凸部10bの内側に取り付けることができるようになっている。凸部14の高さは、たとえば0.3cm〜7cm、好ましくは0.5cm〜5cm、より好ましくは、1cm〜3cmとすることができる。
凸部14は、滑りにくく、耐熱性のある材料からなるのが好ましい。凸部14は、たとえば、耐熱性のシリコンゴム、エラストマーなどの樹脂を用いて成形することができる。また、凸部14は、たとえば金属(例えばアルミ材やチタン材などの誘電性の低い材料)やガラスやプラスチック樹脂(例えばガラス繊維の入ったポリプロピレンや、ABS、ポリカボネート、ナイロンなど)のような硬質の心材にゴムを被覆させたものでもよい。凸部14は好ましくは吸盤を設けて貼り付けたり、突起にはめ込んだり、ねじで固定したりするなどの係合手段やズレを防止する手段としても良い。また、周辺に磁力(電磁誘導の影響を考慮した位置に配置することを考慮して)を有するようにし、外れにくくすることができる。
さらには、凸部14に例えば誘電性の高い材料を用いることで、凸部10bが熱を発生し、鍋を例とすると、鍋の側面から熱を加えることで、鍋の加熱を促進することや、凸部14に熱を蓄積し、通電を切った後の鍋に対し保温を行う様にすることができる。この場合、特にガラス容器や、主にプラスチック樹脂で構成された容器に対して有効である。
本実施形態において、外径が大きい調理用容器9bを使用するときは、凸部14を取り外した状態で、図3(a)に示すように、凸部10bの内側に大径の調理用容器9bを置いて使用する。一方、外径が小さい調理用容器15を使用するときは、凸部14を取り付けた状態で、図3(c)に示すように、凸部14の内側に小径の調理用容器15を置いて使用する。
本実施形態によれば、同一の誘導加熱調理器1bで大径の調理用容器9bと小径の調理用容器15の双方を使用することができる。調理用容器9bと調理用容器15のいずれを使用するときも、調理用容器9b,15の滑落を防止することができる。
<第4実施形態>
図4は、着脱可能な凸部10cを有している誘導加熱調理器1cを示している。
図4は、着脱可能な凸部10cを有している誘導加熱調理器1cを示している。
図4のうち、図4(a)は誘導加熱調理器1cを分解(取り外し)して示した斜視図を示し、図4(b)は誘導加熱調理器1cの一つの使用状態の斜視図を示している。
なお、以下の説明では、第1実施形態および第2実施形態および第3実施形態と共通する部分については同じ符号を付してその説明を省略することがある。
本実施形態の誘導加熱調理器1cは、凸部10cが着脱可能になっている。
ハウジング2cは組み立て状態で中空の概略円柱台の形状を有しているが、頂面にトッププレート8cを有し、側面上部に表示部5cを有しているため、下部部材4cのみが見えている。
下部部材4cには接地突起6cと排熱孔7cが設けられている。表示部5cには、表示手段12cが設けられている。
誘導加熱調理器1cの頂面は、トッププレート8cの上面と同じ高さの面になっている。誘導加熱調理器1cの頂面は、全体がトッププレート8cに覆われていてもよいし、ハウジング2cの一部または表示部5cの一部がトッププレート8cと均一の面を形成していてもよい。
凸部10cは、リング状の形状を有し、外径が誘導加熱調理器1cの頂面の外径とほぼ等しいかそれ以下になっている。凸部10cの内径は調理用容器(不図示)の外径よりわずかに大きくなっている。なお、凸部10cの高さは、たとえば0.3cm〜7cm、好ましくは0.5cm〜5cm、より好ましくは、1cm〜3cmとすることができる。
凸部10cは、調理用容器(不図示)の外径に合わせて、複数の種類のものを用意することができる。
凸部10cは、誘導加熱調理器1cの頂面に容易に着脱できるようになっている。ここでは、凸部10cの周囲側面に配した固定具20が、着脱しやすく、周囲からのズレを防止している。固定具20は例えば、表示部5cとトッププレート8cの肩部と係合する下方突起を有するものとしてよい。
凸部10cの着脱は、磁石や吸盤や形状的な係合によって実現することができる。また、凸部10cを固定するための他の部材を有するようにしてもよい。また、固定方法は上記実施形態1〜2の方法を用いても良いものである。
本実施形態の誘導加熱調理器1cの使用時は、図4(b)に示すように、誘導加熱調理器1cの頂面に凸部10cを取り付け、凸部10cの内側で、トッププレート8c上に調理用容器9cを置いて使用する。
本実施形態においても、取り付けられた凸部10cが調理用容器9cの滑落を防止し、誘導加熱調理器1cを安全に使用することができる。また、使用後は凸部10cを取り外せば、誘導加熱調理器1cの頂面のクリーニングに便利である。
<第5実施形態>
図5は、内径を調整可能な凸部10dを有している誘導加熱調理器1dを示している。
<第5実施形態>
図5は、内径を調整可能な凸部10dを有している誘導加熱調理器1dを示している。
以下の説明では、第1実施形態および第2実施形態および第3実施形態および第4実施形態と共通する部分については同じ符号を付してその説明を省略することがある。
本実施形態の誘導加熱調理器1dは、凸部10dが着脱可能になっている。
ハウジング2dは組み立て状態で中空の概略円柱台の形状を有し、頂面にトッププレート8dを有し、側面上部に表示部5dを有している。
ハウジング2dの下部部材4dには、接地突起6dと排熱孔7dが設けられている。また、表示部5dには、表示手段12dが設けられている。
誘導加熱調理器1dの頂面は、トッププレート8dの上面と同じ高さの面になっている。誘導加熱調理器1dの頂面全体がトッププレート8dに覆われていてもよいし、ハウジング2dの一部または表示部5dの一部がトッププレート8dと均一の面を形成していてもよい。
凸部10dは、全体としてリング状のリング部材からなるが、第1円弧部材16と第2円弧部材17に分割されている。凸部10dの高さ、すなわち第1円弧部材16と第2円弧部材17の高さは、たとえば0.3cm〜7cm、好ましくは0.5cm〜5cm、より好ましくは、1cm〜3cmとすることができる。
第1円弧部材16と第2円弧部材17は、伸縮可能な連結部材18によって連結されている。連結部材18は、一方の円弧部材から延伸し、他方の円弧部材に入子状に挿入されている。挿入されている端部をスライドさせることにより、円弧部材同士の距離が変化し、凸部10dの内径を調整することができるようになっている。挿入される側の円弧部材には、固定用ねじ19が設けられている。所望の内径になるように、連結部材18を伸縮させ、固定用ねじ19を締めることによってその内径を維持することができる。
第1円弧部材16と第2円弧部材17の下面には固定用突起21が設けられている。一方、トッププレート8dの上面には、複数の固定用穴22が設けられている。固定用穴22は、凸部10dの内径を調整した後に、固定用突起21が嵌着できる複数の位置に設けられている。固定用突起21を固定用穴22に嵌着させることにより、凸部10dの位置が固定され、その内径が保持される。
ここでは、凸部10dに固定用突起21を設け、トッププレート8d上に複数の固定用穴22を設けて係合をする構造としているが、固定方法は上記実施形態1〜4の方法を用いても良いものである。
なお、内径を調整可能にするために、上記連結部材18の構造に限られず、任意の公知のスライド可能な締結手段を利用することができる。
図6は前述の凸部14や凸部10cや凸部10dの斜面(頂面や側面)にカラーサーモセンサー23を設けたものを示している。カラーサーモセンサー23は、凸部14,10c,10dの表面温度が赤白茶などの色の変化により分かるものであり、保温効果を狙った凸部14,10c,10dとしたときに、保温部の温度の目安を確認しやすい。また、移動、かたづけ、保管する際の温度管理が容易でやけどなどの防止につながる。
上記の説明では卓上用を基本に説明してきたが、卓上用に限らずキッチンで使用する誘導加熱調理器においても有効である。
特にお年寄りが使用する場合に、衣の袖などに鍋が掛かったり、鍋を滑らせ、鍋を落としてしまうなどの事故に遭うこともある。誘導加熱調理器は従来のガス調理器と異なり火を使わない便利さがあるが、平面を基本に電磁誘導加熱してきた点に問題があった。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本考案の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本考案の態様は、上述した実施形態に限定されるものではない。実用新案登録請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本考案の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1、1a、1b、1c、1d:誘導加熱調理器
2、2a、2b、2c、2d:ハウジング
3、3a、3b:上部部材
4、4b、4c、4d:下部部材
5、5a、5b、5c、5d:表示部
6、6b、6c、6d:接地突起
7、7b、7c、7d:排熱孔
8、8a、8b、8c、8d:トッププレート
9、15、9b、9c:調理用容器
10、14、10b、10c、10c、10d:凸部
11、11b:段差部
12、12a、12b、12c、12d:表示手段
13、13a:スイッチ
16:第1円弧部材
17:第2円弧部材
18:連結部材
19:固定用ねじ
20:固定具
21:固定用突起
22:固定用穴
23:カラーサーモセンサー
2、2a、2b、2c、2d:ハウジング
3、3a、3b:上部部材
4、4b、4c、4d:下部部材
5、5a、5b、5c、5d:表示部
6、6b、6c、6d:接地突起
7、7b、7c、7d:排熱孔
8、8a、8b、8c、8d:トッププレート
9、15、9b、9c:調理用容器
10、14、10b、10c、10c、10d:凸部
11、11b:段差部
12、12a、12b、12c、12d:表示手段
13、13a:スイッチ
16:第1円弧部材
17:第2円弧部材
18:連結部材
19:固定用ねじ
20:固定具
21:固定用突起
22:固定用穴
23:カラーサーモセンサー
Claims (11)
- 調理用容器を置くためのトッププレートを有し、
前記トッププレートの周囲の少なくとも一部に凸部を設けたことを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項1に記載の誘導加熱調理器であって、
前記凸部は前記トッププレートを取り囲むように設けられていることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載の誘導加熱調理器であって、
前記凸部は、前記誘導加熱調理器のハウジングの一部、または、前記誘導加熱調理器に付加的に取り付けられた部材からなることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器であって、
前記凸部は、着脱可能であることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器であって、
内径が異なる着脱可能な追加の前記凸部を有していることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器であって、
内径を調整可能な前記凸部を有していることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項6に記載の誘導加熱調理器であって、
前記凸部はリング部材からなり、
前記リング部材は、二つ以上の円弧部材に分割され、前記円弧部材は伸縮可能な連結部材によって連結されていることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器であって、
前記誘導加熱調理器の側面または頂面に、温度または電源を表示する表示手段を複数設けたことを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項8に記載の誘導加熱調理器であって、
前記表示手段は、前記誘導加熱調理器の周囲のいずれの位置からでも少なくとも一つの前記表示手段を視認できる位置に設けられていることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器であって、
前記凸部の側面または頂面に、カラーサーモセンサーを設けたことを特徴とする誘導加熱調理器。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器の頂部に着脱可能な概略リング状の凸部であって、その側面または頂面にカラーサーモセンサーを備えたことを特徴とする誘導加熱調理器の凸部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000028U JP3220600U (ja) | 2019-01-08 | 2019-01-08 | 誘導加熱調理器及びその凸部 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019000028U JP3220600U (ja) | 2019-01-08 | 2019-01-08 | 誘導加熱調理器及びその凸部 |
Publications (1)
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