JP3219929U

JP3219929U - 疑似タバコ

Info

Publication number: JP3219929U
Application number: JP2018004453U
Authority: JP
Inventors: 一正村上
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2018-11-16
Filing date: 2018-11-16
Publication date: 2019-01-31
Anticipated expiration: 2028-11-16

Abstract

【課題】簡易な構造であって手軽に使用することのできる疑似タバコを提供する。
【解決手段】禁煙用の紙巻き型の疑似タバコ１は、中空の筒本体１０と、筒本体１０の内径よりも僅かに外径の大きい柔軟性のある円柱状の第一フィルター１５であって、筒本体１０の一方の端部に嵌め込まれる第一フィルター１５と、筒本体１０の内径よりも僅かに外径の大きい柔軟性のある円柱形状の第二フィルター１６であって、筒本体１０の他方の端部に嵌め込まれる第二フィルター１６と、第一フィルター１５と第二フィルター１６とに挟まれた筒本体１０内の収容室１１に収容された香料２０と、を備える。
【選択図】図１

Description

本考案は、禁煙用の紙巻き型の疑似タバコに関する。

近年、健康のために禁煙に取り組む喫煙者が増加しており、禁煙を補助するための補助グッズが多数提供されている。禁煙補助グッズの中には、口寂しさを解消するために、紙巻きタバコの代わりに口に咥える疑似タバコが提供されており、例えば、下記特許文献１に開示されている。

特開２０１４−１８３７７３号公報

しかし、上記特許文献１に開示された疑似タバコは、実際に火を付けて使用するものであり、構造が複雑であるため、コストもかかる。

本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、簡易な構造であって手軽に使用することのできる疑似タバコを提供することを目的とする。

上記課題を解決するために、本考案に係る疑似タバコは、禁煙用の紙巻き型の疑似タバコにおいて、中空の筒本体と、前記筒本体の内径よりも僅かに外径の大きい柔軟性のある円柱状の第一フィルターであって、前記筒本体の一方の端部に嵌め込まれる第一フィルターと、前記筒本体の内径よりも僅かに外径の大きい柔軟性のある円柱形状の第二フィルターであって、前記筒本体の他方の端部に嵌め込まれる第二フィルターと、前記第一フィルターと前記第二フィルターとに挟まれた前記筒本体内の収容室に収容された香料と、を備えることを特徴とする。

本考案に係る疑似タバコによれば、簡易な構造で手軽に使用することができる。

図１は、本考案の実施形態に係る疑似タバコの正面図である。図２は、本考案の実施形態に係る疑似タバコの分解斜視図である。

以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態について詳細に説明する。図１は、本実施形態に係る疑似タバコの正面図であり、一部を断面図としている。図２は、本実施形態に係る疑似タバコの分解斜視図である。

図１及び図２に示すように、紙巻タバコ型の疑似タバコ１は、筒本体１０と、筒本体１０の一端に嵌め込まれた第一フィルター１５と、筒本体１０の他端に嵌め込まれた第二フィルター１６と、香料２０と、を備えている。

筒本体１０は、φ（外径）8mm、長さ60mmのPP（ポリプロピレン）製の筒体であり、市販の長さ180mmのストレートストローを三等分に切断したものである。

第一フィルター１５は、直径7.8mm、長さ27mmのフィルターであり、アセテート繊維製の円柱状フィルター本体１５ａと、フィルター本体１５ａに巻かれた薄い紙製の円筒状フィルター巻取紙１５ｂとを備えている。第一フィルター１５の中心には、長手方向に貫通する極細の貫通孔である通気孔１５ｃが形成されている。

第二フィルター１６は、直径7.8mm、長さ18mmのフィルターであり、第一フィルター１５と同様に、アセテート繊維製の円柱状フィルター本体１６ａと、フィルター本体１６ａに巻かれた薄い紙製の円筒状フィルター巻取紙１６ｂとを備えている。

第一フィルター１５及び第二フィルター１６は、市販の手巻きタバコ用のフィルターを使用することができる。

第一フィルター１５は、筒本体１０の一方の端部から内部に嵌め込まれている。ここで、第一フィルター１５の外径が7.8mmであるのに対して、外径が8mmである筒本体１０の内径は、その厚み分だけ小さくなっており、7.8mmよりも僅かに小さい。

また、アセテート繊維製のフィルター本体１５ａと紙製のフィルター巻取紙１５ｂとから構成される第一フィルター１５は、柔軟性があり、収縮可能である。したがって、筒本体１０の内径よりも僅かに外径の大きい第一フィルター１５は、径方向に僅かに縮んだ状態で、筒本体１０内に挿入可能である。

第一フィルター１５は、その一部である約半分（約13mm）が筒本体１０内に挿入されている。第一フィルター１５の外に出ている部分を引っ張れば、第一フィルター１５を筒本体１０内から引き出すことも可能であり、再度挿入することも可能である。すなわち、第一フィルター１５は、筒本体１０に対して、挿脱自在である。

第二フィルター１６は、筒本体１０の他方の端部から内部に嵌め込まれている。第二フィルター１６の外径も7.8mmであり、第一フィルター１５と同様に、径方向に若干縮んだ状態で、筒本体１０内に挿脱自在である。

第二フィルター１６は、全体（18mm）が筒本体１０内に挿入されており、第二フィルター１６の挿入後端が、筒本体１０の他端に位置するように嵌め込まれている。

筒本体１０内には、両側から挿入された第一フィルター１５と第二フィルター１６とにより挟まれた空間である収容室１１が形成されている。収容室１１の長さは、約29mmである。収容室１１は、第一フィルター１５の通気孔１５ｃにより、外気につながっている。

収容室１１内には、香料２０が収容されている。香料２０は粉末であり、本実施形態では、龍角散の粉末が使用されている。もちろん、香料２０は、適宜変更可能であり、レモン、ニッキ、ハッカ、ペパーミント、ジャスミン、シナモン等の種々の香りを発する香料を使用することができる。

また、香料２０は、粉末状に限らず、粒状でも良いし、適宜他の形態を取りうる。但し、液体であるとフィルター１５，１６内に香料が侵入して外部に流出する可能性もあるため、固体であることが望ましい。

上述したように、第一フィルター１５は、筒本体１０に対して挿脱自在であり、第一フィルター１５を外すことで、収納室１１を開放し、収納室１１内の香料２０を適宜交換することも可能である。

使用者が第一フィルター１５の部分を咥えて息を吸い込むと、筒本体１０がポリプロピレン製で空気を通さないため、第二フィルター１６を介して外部の空気が筒本体１０内に取り込まれ、香料２０により香り付けされた空気が第一フィルター１５を通って、使用者の口の中に吸い込まれる。また、香料２０の一部は、通気孔１５ｃを通って、使用者の口の中に運ばれる。すなわち、使用者は、香料２０の香りや味を楽しむことができる。

以上、本実施形態によれば、形状が紙巻タバコと略同じであり、使用者が口に咥える部分である第一フィルター１５も紙巻タバコの口に咥える部分に使用されるフィルターと略同じであるため、疑似タバコ１を咥えることで、使用者は本物のタバコを吸っているような感覚を覚えることができ、禁煙の一助となることができる。

また、疑似タバコ１は、市販されている安価なプラスチック製のストローや手巻きタバコ用のフィルターを使って簡単に作成することでき、低コストで手軽に使用することができる。

また、疑似タバコ１には、交換自在な香料２０を収容する収容室１１が形成されており、使用者の好みに応じて適切な香料２０を収容しておくことで、使用者に好みの香りを嗅がせることができる。

以上、本考案の実施形態について詳細に説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、疑似タバコを構成する部材の形状やサイズは、適宜変更可能である。

１疑似タバコ
１０筒本体
１５第一フィルター
１５ａフィルター本体
１５ｂフィルター巻取紙
１５ｃ通気孔
１６第二フィルター
１６ａフィルター本体
１６ｂフィルター巻取紙
２０香料

Claims

禁煙用の紙巻き型の疑似タバコにおいて、
中空の筒本体と、
前記筒本体の内径よりも僅かに外径の大きい柔軟性のある円柱状の第一フィルターであって、前記筒本体の一方の端部に嵌め込まれる第一フィルターと、
前記筒本体の内径よりも僅かに外径の大きい柔軟性のある円柱形状の第二フィルターであって、前記筒本体の他方の端部に嵌め込まれる第二フィルターと、
前記第一フィルターと前記第二フィルターとに挟まれた前記筒本体内の収容室に収容された香料と、
を備えることを特徴とする疑似タバコ。
前記第一フィルターは、前記第二フィルターよりも長尺であり、前記筒本体内に挿脱自在にその一部が嵌め込まれていることを特徴とする請求項１記載の疑似タバコ。
前記第一フィルターは、長手方向に貫通した通気孔を備えることを特徴とする請求項１又は２記載の疑似タバコ。