JP3219270U - クリアファイル - Google Patents

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Abstract

【課題】美観や広告等のデザインの自由度を損なうことなく、簡単に折り曲げることができ、しかも繰り返し使用しても折曲辺に白化した折り曲げシワが生じ難いクリアファイルを提供する。
【解決手段】折曲辺11と、開放辺13、14と、折曲辺に隣接する接合辺12とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、折曲辺中央部分に、折曲を広げたときの幅が1〜5mmの切り欠き15を設ける。好ましくは、切り欠きの長さLが60mm〜100mmとする。
【選択図】図2

Description

本考案は、プラスチック製のシートを二枚重ね、その間に主に書類等のシート状の媒体を挟んで収納使用するクリアファイルに関する。より詳細には、クリアファイルの折曲辺部分に切り欠きを設けることにより、内部に書類を収納したままで、簡単に折り曲げることが可能なクリアファイル構造に関する。
従来、二枚のシートを重ね合わせ二辺をシールしたクリアファイル(例えば、特許文献1)が提供されていたが、最近では一枚のシートを二つ折りすることで、上下の辺部分をシールするもの、下辺部分のみをシールするもの等が一般的になってきている。また、表面に色付けや、多様な柄を付すことが可能で、自由なデザインを施されたものもあるが、シートを透明にして外側から収納した書類を見えるようにされているものが多い。このようなクリアファイルは、広告媒体をはじめ、配布物や記念品として広く使用されている。
配布物としての使用の便宜を図るべく、封筒形態に構成されたものであって使用後に一部分を切り取ることでクリアファイルに使用可能なもの(例えば、特許文献2)や、多量の書類を収納できるバッグ形態であるが使用後に切り離して分割することで一組のクリアファイルと使用できるもの(例えば、特許文献3)等、各種形態のものが提言されている。
しかし、最近では小型鞄を持ち歩く営業マンも増加しており、特に女性が使用するバッグの場合は小型のものが多く、よく用いられているA4サイズのクリアファイルをこれらの鞄あるいはバッグに入れることは困難である。
そこで、折り曲げを可能とするクリアファイル構造として、クリアファイルのシート中央部に折り曲げラインとして機能する切り抜きを施したもの(例えば、特許文献4)が提言されている。
特開2003−025778号公報 特開2005−306431号公報 特開2010−120358号公報 特開2012−192649号公報
特許文献4に記載のクリアファイルはクリアファイルを折り曲げるための切り抜き部を備えるものであるが、使用時に最も目立つ平面(正面または裏面)の中央部を横断して切り抜きを設けるため、切り抜きにより美観が損なわれ、さらには広告等のデザインの自由度が制約されるという課題があった。クリアファイルを広告媒体をはじめ、配布物や記念品として使用する用途においては、大面積の平面の中央部に切り欠きを有することは、商品価値を低下させることにもつながるものである。大面積の平面を維持したまま、折り曲げることが可能なクリアファイルが求められていた。
また、特許文献4に記載のクリアファイルは、切り抜き部分が平面の中央部に設けられているところ、折り曲げ時に二枚のシートの折曲辺(図1の符号11参照)が厚みを持つので折り曲げシワが生じ(図5参照)、繰り返しの使用により白化した折り曲げシワが折曲辺にできるという課題があった。折り曲げシワが生じることから、折り曲げ時の抵抗が大きく、折り曲げ容易性は低いともいえる。
そこで、本考案は、美観や広告等のデザインの自由度を損なうことなく、簡単に折り曲げることができ、しかも繰り返し使用しても折曲辺に白化した折り曲げシワが生じ難いクリアファイルおよびその製造方法を提供することを目的とする。
第1の考案は、折曲辺と、開放辺と、折曲辺に隣接する接合辺とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、折曲辺中央部分に、折曲を広げたときの幅Wが1〜5mmの切り欠きを設けたことを特徴とする。
第2の考案は、第1の考案において、前記切り欠きの長さLが60mm〜100mmであることを特徴とする。
第3の考案は、第1の考案または第2の考案において、前記切り欠きの折曲を広げたときの幅Wが2.5mm〜3.5mmであることを特徴とする。
第4の考案は、第1ないし第3の考案において、前記切り欠きの両端部の形状が、略円弧状となっていることを特徴とする。
第5の考案は、第1ないし第4の考案において、A4サイズであることを特徴とする。
第6の考案は、折曲辺と、開放辺と、折曲辺に隣接する接合辺とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、折曲辺を三等分する部分に、折曲を広げたときの幅Wが1〜5mmの切り欠きをそれぞれ設けたことを特徴とする。
第7の考案は、第6の考案において、B4サイズ以上のJIS規格サイズであることを特徴とする。
第8の考案は、整形された樹脂シートの中央部分にスジを付け、当該スジを折り曲げて二枚重ねとし、所定の領域を接合して接合辺を形成するクリアファイルの製造方法において、前記スジを付ける際に、前記スジの一部を含む領域を打ち抜くことにより、折曲辺に幅が1mm〜5mmの切り欠きを同時に形成することを特徴とする。
第9の考案は、折曲辺と、開放辺と、折曲辺に隣接する接合辺とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、折曲辺中央部分に、折曲を広げたときの幅Wが2.5mm〜3.5mmの切り欠きを有し、前記切り欠きの長さLが60mm〜100mmであり、前記切り欠きが、前記折曲辺を対象軸として線対象となっており、前記切り欠きの両端部の形状が略円弧状となっていることを特徴とする。
本考案によれば、以下のような格別な作用効果を期待できる。
(1)折曲辺部分に設けた切り欠きに沿って簡単に折り曲げることができ、しかも繰り返し使用により折曲辺に生じる白化した折り曲げシワの課題を解決することが可能である。
(2)書類を収納時でも折曲辺に折り曲げシワが生じないので、収納した書類が折り曲げシワに沿ってクセがつくことがない。
(3)切り欠き部が折曲辺にあり、目立たず、大面積の平面を維持することができるため、クリアファイルとしての美観と広告等のデザインの自由度が保たれる。
(4)A4サイズの構成を備える本考案によれば、クリアファイルを簡単に折り曲げることで半分のA5サイズにできるので、小型鞄の中に収納することが可能である。
(5)B4サイズ以上のものにおいては、設ける切り欠きを複数とすることで、より小さく折り曲げることが可能となる。
(6)製造方法に係る本考案によれば、クリアファイル製造時における既存の折曲辺を構成するためのスジ押し工程で切り欠きを同時に設けることが可能であり、新たな工程追加の必要がない。
従来のクリアファイルの基本構成図である。 第1実施形態におけるA4サイズのクリアファイルの正面図である。 第1実施形態におけるA4サイズのクリアファイルを作成するシートの展開図である。 第1実施形態において採用し得る切り欠きの形状を示したものである。 切り欠きが設けられていない従来のA4サイズのクリアファイルを二つ折りにした図である。 切り欠きが設けられた第1実施形態のA4サイズのクリアファイルを二つ折りにした図である。 第1実施形態におけるクリアファイルの製造方法を示す概略図である。 第2実施形態におけるB4サイズのクリアファイルを作成するシートの展開図である。
本考案は前記のとおりの特徴を有するものであるが、以下に、本考案を実施するための形態例を説明する。
<<従来例>>
図1は、従来のクリアファイル10の基本構成図である。ここに示したのは、一般的な方形のクリアファイルである。ポリプロピレン(PP)等からなる樹脂シートSの中央部分に型押ししたスジに沿って折り曲げて二枚重ねとし、前記折り曲げにより形成された折曲辺11に接する1つの接合辺12を溶着して接合することによって、樹脂シートSを袋状としている。そして、残り二箇所の開放辺13、14から書類Dを挿入し、二枚の樹脂シートSの間に書類Dを挟持させるものである。
<<第1実施形態>>
[構成]
図2は、第1実施形態におけるA4サイズのクリアファイル20の正面図である。図3は第1実施形態におけるA4サイズのクリアファイル20を作成するシートの展開図である。図1に示すクリアファイル10と共通する部分については、同じ符号を付している。
本実施形態のクリアファイル20は、折曲辺11に切り欠きを設けていることによって、書類を収納したままでも簡単に二つに折り曲げることが可能となる。
図2に示すように、切り欠き15は折曲辺11の中央部分に設けられている。ここで、切り欠き15の長さ方向の中心が折曲辺11の長さを二等分する位置と一致しなくともよく、切り欠き15を長さ方向に三等分した際の中央部分が折曲辺11の長さを二等分する位置と重なる位置関係にあればよい。広告等の観点から折曲辺11上での切り欠き15の位置を上下に偏らせる必要がある場合には、接合辺12側に寄せるのが好ましい。開放辺13側の切り欠き15のない折曲辺11が狭くなると、折曲辺11部分の剛性が低下し、クリアファイルの原形を保つのが困難になるためである。もっともこの場合でも、例えば切り欠き15の1/3以上の長さが折曲辺11の中心よりも上方に位置するようにすることが好ましい。
図3に示す折曲辺11の長手方向における切り欠き15の長さLは、クリアファイル自体の耐久性を考慮して折曲辺11全長の1/5〜1/3程度とするのが概ね良好である。より詳細には、A4サイズ(縦297mm、横210mm)の場合、切り欠き15の長さLを60mm〜100mmに相当するようにする。収納される書類が一般的な厚みのコピー用紙(70kg)10枚程度を収納する場合について検証してみたところ、1/4程度とすることで好ましい結果が得られた。A4サイズにおける切り欠き15の最適長さは、75mm〜85mmである。
また、切り欠き15の幅Wは、収納される書類の合計厚みに応じて調節可能であるが、折り曲げ容易性の観点からは、一般には1mm〜5mmが良好な範囲である。前記のように収納される書類が一般的な厚みの10枚を収納するA4サイズの場合について3mm、4mm、5mmを検証したところ、折り曲げ容易性の観点から良好な結果が得られた。
他方で、美観の観点からは、切り欠き15の幅Wを小さくすることが好ましい。専門業者数名で検証したところ、切り欠き15の幅を3mm以下とすると設けられた切り欠きが目立たないとの多数意見が得られた。しかし、1mm以下の切り欠きは、折り曲げ容易性の観点から好ましく無いのに加え、切り欠きを抜き加工するのに過剰な精度を要することから不適である。
以上より、切り欠き15の幅Wを、2.5mm〜3.5mmとすることが好ましいといえる。
なお、切り欠き15の長さLおよび幅Wについては、いずれも大きくすればクリアファイルが折り曲げ易くはなるが、美観が損なわれるという課題に加え、反面、折曲辺11部分の剛性が低下して、クリアファイルの原形を保つのが困難になり、また、切り欠き15からはみ出た書類が傷められてしまうという課題も生じることとなる。
また、切り欠き15の両端部は、クリアファイル20の折曲辺11の耐久性を損なわないような形状とすることが重要である。切り欠き15の両端部を、図4に示すように、直角状((a))、V字型((b))の角を有する形状とすることが考えられるが、切り欠き15の耐久性の観点からは好ましくない。耐久性の観点からは、切り欠き15の両端部を略円弧状とすることが好ましい。ここにいう略円弧状とは、図4に示す、半円形状((c))、半楕円形状((d))、角部がR形状のもの((e))が含まれる。このような形状とすることで、折り曲げの際に切り欠き15に発生するストレスを軽減させて耐久性を向上させることができ、また、折曲辺11(切り欠き15の端部)に触れた際になめらかな感触を与え、外観上も折曲辺と一体化した感じを与えることができる。
図5は切り欠きが設けられていない従来のクリアファイル10を二つに折り曲げた場合を示したもので、折曲辺11に折り曲げシワ(シワや折れ)が生じている。この状態から元の状態に戻した場合、樹脂は白化してしまい、美観が損なわれてしまう。これに対して、図6は本実施形態に係るクリアファイル20を二つに折り曲げた場合を示したものであるが、切り欠き15により内側に位置するシートに加わる力がうまく逃がされていることで、折り曲げた部分はきれいな円を描いており、折曲辺11に折り曲げシワ(シワや折れ)が発生せず、樹脂の透明性が保たれ、美観は損なわれない。
本実施形態におけるクリアファイル20の場合、収納する書類の紙厚にもよるが、一般的なプリンタ用紙であれば10枚〜数十枚を収納した場合においても、書類がシワにならずに折り曲げることが可能であり、クリアファイル自体も痛まずに、使用し続けられる格別な作用効果が得られる。
以上説明した本実施形態におけるクリアファイル20によれば、樹脂シートSからなるクリアファイル10の折曲辺11に切り欠き15を設けるので、切り欠き15が目立たず、しかも平面の面積を大きく取ることができるので、美観や広告等の自由度を損ねることがない。また、折り曲げ時に最も大きな抵抗となる折曲辺11に切り欠き15を設けるので、紙を10枚以上収納した場合でもクリアファイルを簡単に折り曲げることが可能となる。
なお、第1実施形態においては、一枚のシートを二つ折りして下辺部分のみを接合したクリアファイル20を例に説明してきたが、上下の辺部分を接合したクリアファイルにおいても、折曲辺11の中央部分に切り欠き15を設けることで、同様の効果を実現することが可能である。
また、A4サイズを例に説明してきたが、A4サイズ以下のJIS規格サイズ(例えば、A5サイズ、B5サイズ)においても、折曲辺の中央部分に切り欠きを設けることで、同様の効果を実現することが可能である。
[製造方法]
以上で説明した第1実施形態クリアファイル20の製造方法の一例を、図7を参照しながら下記のSTEP1〜4に説明する。
STEP1:本実施形態におけるクリアファイルは、図7(A)に示す矩形に整形されたシート1を用いて製造される。シート1は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリメチルメタクリレート、および、ポリビニルアセテートの中から選択される一の熱可塑性樹脂製である。本実施形態では、クリアファイルの用途に適したものとして、ポリプロピレンを用いて作製した。
図7(A)は、2枚のクリアファイル20を打ち抜き形成する前のシート1を示している。点線部11’〜15’は、それぞれ、図7(B)に示す、次のSTEP2における打ち抜き後のシート2の折曲辺11、接合辺12、開放辺13、14、切り欠き15を図示するものであり、実際のシート1は何も描かれていない単色(例えば、透明)のシートである。なお、第1実施形態では、1枚のシート1から2枚のクリアファイルを作製したが、シート1から何枚のシート2を採るかは任意に設定可能である。
STEP2:図7(A)のシート1に対して、型押しにより折曲辺11に相当する箇所にスジ11’を押し付けると同時に、点線部12’〜15’で図示される部分を打ち抜き、図7(B)に示す開いた状態のシート2を形成する。この工程では、スジの形成と切り欠き15の形成を同時に行っている。開いた状態のシート2の形状は、スジ11’を境に接合辺12および開放辺13、14が線対称となっている。
この打ち抜き加工を行う方法は、シート1を抜型の間に挟んで打ち抜く方法や、ロール表面に刃を有するロータリーカッターによってシート1からシート2を切り抜く方法等がある。なお、コンピュータ制御によるレーザーカットで作成した抜型を用いる方法が、寸法精度が高くスジに対して左右対称に折ることができるので、好ましい。
打ち抜き加工後、シート2に残った不必要な切れ端を手作業にてむしり取る。このむしり取る工程は、風圧等を利用して機械化してもよい。
STEP3:図7(C)の矢印で示されたように、スジ11’に沿って折り曲げる。ここで、図7(C)の点線で示す形状は、折り曲げ前の形状を示している。折り曲げ加工は、折り機を使用するのが効率的で好ましい。
STEP4:図7(C)に示す接合辺12に沿う領域Xで、重なり合ったシート2同士を接合する。接合の方法は、接着、熱圧着、超音波融着等が用いられるが、特に限定はない。
以上により、第1実施形態に係るクリアファイル20が完成する。
本製造方法によれば、STEP2において、スジ押しと切り欠き15を同時に加工することで、シート1上での位置設定を精密に行うことができる。これにより、シート2を折り曲げた際に切り欠き15の外形が実質的に重なり合うため、その存在が目立たなくなり、折曲辺11に切り欠き15を付していないものと同等の外観を維持することが可能となる。
また、従来のクリアファイル10の曲折辺11を構成するためのスジ押し工程に、切り欠き15の打ち抜き加工を追加するのみであるため、少ない工程追加で本考案に係るクリアファイル20を製造することが可能となる。
なお、STEP1の打ち抜き加工をSTEP3の折り曲げ後かSTEP4の接合後に行うこともできる。この場合、シート1が重なった状態で加工されるので、折り重なりのずれが低減され、クリアファイル20の見栄えがよくなるという効果がある。
以上の工程に加え、クリアファイル20の表面または裏面(露出面)に、筆記用ニスを印刷する工程を付加し、ボールペンや鉛筆(黒鉛の芯)で筆記可能としてもよい。印刷は例えばUVオフセット印刷で行うことができ、クリアファイルを折り曲げる前(すなわち開いた状態のシート2)に行なわれる。この筆記用ニスとしては、例えば、以下の成分を含有させ、トータル100%としたニスを用いることが開示される。
・ポリエステル樹脂 15〜20%
・アクリルエステルオリゴマー・モノマー 50〜60%
・光開始剤 5〜10%
・マット剤 15〜20%
・その他添加剤(WAX・重合禁止剤等) 5%未満
第1実施形態のクリアファイル20によれば、平面の面積を大きく取ることができるので、筆記可能面を形成するための印刷を表面または裏面に施す用途に好適である。なお、クリアファイル20の平面に筆記可能面と筆記不可能な模様を組み合わせて設けることも当然に可能である。
<<第2実施形態>>
第2実施形態では、B4サイズのクリアファイル30について説明する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明し、共通する構成については説明を割愛する場合がある。
第2実施形態のクリアファイル30は、折曲辺11と、折曲辺に隣接する接合辺12と、開放辺13、14とを備える点では、第1実施形態と同様である。第2実施形態のクリアファイル30はB4サイズであり、二つの切り欠き15が、図8のように折曲辺11の長さを三等分する位置と重なるように設けられている点で第1実施形態と相違する。ここで、二つの切り欠き15は、折曲辺を三等分する部分にそれぞれ設けられているが、切り欠き15の長さ方向の中心が折曲辺11の長さを三等分する位置と一致しなくともよく、切り欠き15を長さ方向に三等分した際の中央部分が折曲辺11の長さを三等分する位置と重なる位置関係にあればよい。
二つの切り欠き15を備える第2実施形態では、二箇所での折り曲げが可能となって、三つ折りが可能となり、より小さく折り畳むことができる。
切り欠き長さLは、第1実施形態と同様であり、収納する書類枚数が10枚程度であれば、A4サイズを二つ折りにするものと同じ60〜100mmで充分である。折り曲げる際に内側に位置するシートに加わる力は変わらず、また、これより大きな切り欠きとすることは、クリアファイルとしての剛性を失わせてしまうからである。
切り欠き15の幅Wも、第1実施形態と同様1mm〜5mmであり、2.5mm〜3.5mmとすることが最も好ましいといえる。
切り欠き15の両端部は、第1実施形態と同様、略円弧状とすることが好ましい。
以上説明した本実施形態におけるクリアファイル30によれば、B4サイズのクリアファイルにおいても第1実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。
なお、第2実施形態では、B4サイズを例に説明してきたが、B4サイズ以上のJIS規格サイズ(例えば、A3サイズ、A2サイズ、B2サイズ)においても、二つの切り欠きを設けることで、同様の効果を実現することが可能である。
S 樹脂シート
D 書類
L 切り欠き15の長さ
W 切り欠き15の幅
1 原シート
2 打ち抜き後のシート
10 クリアファイル(従来例)
11 折曲辺
12 接合辺
13、14 開放辺
15 切り欠き
11’ スジ
12’〜 15’ 打ち抜き加工線
20 クリアファイル(本考案の第1実施形態)
30 クリアファイル(本考案の第2実施形態)
そこで、本考案は、美観や広告等のデザインの自由度を損なうことなく、簡単に折り曲げることができ、しかも繰り返し使用しても折曲辺に白化した折り曲げシワが生じ難いクリアファイルを提供することを目的とする。
第1の考案は、折曲辺と、開放辺と、折曲辺に隣接する接合辺とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、折曲辺中央部分に、折曲を広げたときの幅Wが1〜5mmの切り欠きを設けたことを特徴とする。
第2の考案は、第1の考案において、前記切り欠きの長さLが60mm〜100mmであることを特徴とする。
第3の考案は、第1の考案または第2の考案において、前記切り欠きの折曲を広げたときの幅Wが2.5mm〜3.5mmであることを特徴とする。
第4の考案は、第1ないし第3のいずれかの考案において、前記切り欠きの両端部の形状が、略円弧状となっていることを特徴とする。
第5の考案は、第1ないし第4のいずれかの考案において、A4サイズであることを特徴とする。
第6の考案は、折曲辺と、開放辺と、折曲辺に隣接する接合辺とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、折曲辺を三等分する部分に、折曲を広げたときの幅Wが1〜5mmの切り欠きをそれぞれ設けたことを特徴とする。
第7の考案は、第6の考案において、B4サイズ以上のJIS規格サイズであることを特徴とする。
の考案は、折曲辺と、開放辺と、折曲辺に隣接する接合辺とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、折曲辺中央部分に、折曲を広げたときの幅Wが2.5mm〜3.5mmの切り欠きを有し、前記切り欠きの長さLが60mm〜100mmであり、前記切り欠きが、前記折曲辺を対称軸として線対称となっており、前記切り欠きの両端部の形状が略円弧状となっていることを特徴とする。

Claims (9)

  1. 折曲辺と、開放辺と、折曲辺に隣接する接合辺とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、
    折曲辺中央部分に、折曲を広げたときの幅Wが1mm〜5mmの切り欠きを設けたことを特徴とするクリアファイル。
  2. 前記切り欠きの長さLが60mm〜100mmであることを特徴とする請求項1に記載のクリアファイル。
  3. 前記切り欠きは、折曲を広げたときの幅Wが2.5mm〜3.5mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のクリアファイル。
  4. 前記切り欠きの両端部の形状が、略円弧状となっていることを特徴とする請求項1ないし3に記載のクリアファイル。
  5. A4サイズであることを特徴とする請求項1ないし4に記載のクリアファイル。
  6. 折曲辺と、開放辺と、折曲辺に隣接する接合辺とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、
    折曲辺を三等分する部分に、折曲を広げたときの幅Wが1mm〜5mmの切り欠きをそれぞれ設けたことを特徴とするクリアファイル。
  7. B4サイズ以上のJIS規格サイズであることを特徴とする請求項6に記載のクリアファイル。
  8. 整形された樹脂シートの中央部分にスジを付け、当該スジを折り曲げて前記シートを二枚重ねとし、所定の領域を接合して接合辺を形成するクリアファイルの製造方法において、
    前記スジを付ける際に、前記スジの一部を含む領域を打ち抜くことにより、折曲辺に幅Wが1mm〜5mmの切り欠きを同時に形成することを特徴とするクリアファイルの製造方法。
  9. 折曲辺と、開放辺と、折曲辺に隣接する接合辺とを備える樹脂製クリアファイルにおいて、
    折曲辺中央部分に、折曲を広げたときの幅Wが2.5mm〜3.5mmの切り欠きを有し、
    前記切り欠きの長さLが60mm〜100mmであり、
    前記切り欠きが、前記折曲辺を対象軸として線対象となっており、
    前記切り欠きの両端部の形状が略円弧状となっていることを特徴とするクリアファイル。
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WO2021246402A1 (ja) * 2020-06-03 2021-12-09 富士フイルム株式会社 反射フィルム、合わせガラスの製造方法、および、合わせガラス

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