JP3219067U - 獣害対策防護捕獲装置 - Google Patents

Abstract

【課題】高い害獣捕獲能力を有し、効果を持続するための重大な管理作業を伴いにくい獣害対策防護装置を提供する。【解決手段】管理農地４の周囲を囲むように設置された対象害獣相応の害獣侵入防止装置１と、害獣侵入防止装置１に設けられた対象害獣相応の害獣侵入口２と、害獣侵入口２付近から管理農地４に続くように設けられた対象害獣相応の捕獲用罠５とを有する。【選択図】図１

Description

本考案は、獣害対策防護捕獲装置に関するものである。

管理農地において、獣害対策は不可欠な項目であり、古くは案山子から、爆音機など多種多様な対策が講じられて来た。

現在では電気牧柵装置など、管理農地周辺を囲い高電圧を流し、害獣の管理農地への侵入を阻む装置が用いられている。

しかし、案山子や爆音機などは使用方法でそれなりの改善はみられるが、対象害獣の馴れ等により、徐々に効果を発揮しなく成りやすい。

また、電気牧柵装置などは、漏電原因でもある下草処理が重要であるが、機材の配置上、処理しづらく、下草処理中に機材を巻き込み機材を破損するなどの事象が稀に起こりうる。

更には、漏電や配線切断など、環境次第では、対象害獣に充分に感電効果を発揮できないことも起こりうる。

管理農地において、害獣の特性に則した獣害対策防護捕獲装置を提供することにある。

請求項１の考案は、警戒心の強い動物は一番入りやすい場所を探し侵入するという特性に則し、管理農地の周囲に隙間が無いように設置された害獣侵入防止装置と、前記害獣侵入防止装置に設ける害獣侵入口と、前記害獣侵入口付近に捕獲用罠を設けることを主要な特徴とする。

請求項１の考案によれば、獣害対策防護捕獲装置は、害獣の特性に則することにより、確実に対象害獣を捕獲用罠に誘引し高い捕獲性能を提供することが出来得る。

また、害獣侵入口以外の以外の進入経路の助長にならない程度であれば、下草処理などの管理作業も厳重でなくても構わない。

本考案装置の実施例１を示す説明図である。（実施例１） 本考案装置の実施例１の細部を示す説明図である。（実施例１） 本考案装置の実施例２の細部を示す説明図である。（実施例２）

図１は、本考案装置の１実施例の図である。管理農地４の周囲に害獣侵入防止装置１を害獣の侵入経路が無いように設置すると、害獣は一番入りやすい場所を探し侵入するという特性により害獣侵入防止装置１の周囲を周回するように侵入口を探すため、一見、一番侵入しやすく見える前記害獣侵入防止装置１に設けられた対象害獣相応の害獣侵入口２を発見し侵入を試みる。前記害獣侵入口２付近には、前期管理農地４に続くように設けられた対象害獣相応の捕獲用罠５が仕掛けられているため、そのまま捕獲用罠５へと誘引される仕組みの装置である。

本装置は、捕獲用罠を管理農地に効果的に仕掛けることにより、対象害獣を意図して捕獲することができ、無為に野生動物を対象とすることがなくなる。また、農地管理者と狩猟者と食肉処理業者が連携することにより、野山の狩猟に比べ、安全で画一的な野生鳥獣肉の供給ラインができうる。

１ 害獣侵入防止装置（手段）
２ 害獣侵入口
３ 管理者出入口
４ 管理農地
５ 捕獲用罠

Claims (1)

1. 管理農地の周囲を囲むように設置された対象害獣相応の害獣侵入防止装置と、
   前記害獣侵入防止装置に設けられた対象害獣相応の害獣侵入口と、
   前記害獣侵入口付近から前期管理農地に続くように設けられた対象害獣相応の捕獲用罠とを有することを特徴とする獣害対策防護装置。