JP3218643U - 装着バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】装着の容易性を高めることを可能とした装着バンドを提供する。【解決手段】下方に凸となる円弧状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて当該長辺方向が直線方向である第1形状と、直線状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて当該長辺方向が円周方向である第2形状とに、可逆的に変形可能な板ばね11と、板ばね11を被覆して板ばね11の変形に追従して変形する被覆部12であって、被覆部12における長辺方向の一端部に位置して非接触型のICチップ13を保持するチップ保持部12aを有した被覆部12と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、装着バンドに関する。
非接触通信を行うICチップが広く用いられている。ICチップを腕に装着するために、ICチップを備えたリストバンドが提案されている。こうしたリストバンドには、例えば、以下の3つの形態が知られている。第1の形態は、閉環した帯状を有している(例えば、特許文献1を参照)。第2の形態は、有端の帯状を有している。バンドには、バンドを腕に装着するために用いられる複数の孔が、バンドが延びる方向に沿って並んでいる(例えば、特許文献2を参照)。第3の形態は、第2の形態と同様、有端の帯状を有している。バンドが延びる方向における各端部には、バンドを腕に装着するための面ファスナーが、1つずつ位置している(例えば、特許文献3を参照)。
特許第5901457号 特開2016−224569号公報 特許第3939184号
ところで、第1の形態では、バンドの直径が、バンドが腕から抜けない程度の大きさに固定されている。そのため、バンドを腕に取り付ける際に、4本の指を中指に寄せることによって、手のひらの幅を狭める必要がある。第2の形態では、バンド孔を用いてリストバンドを腕に装着する必要がある。また、第3の形態では、一方の面ファスナーを他方の面ファスナーに結合する必要がある。そのため、第2の形態および第3の形態では、一方の手のみによって他方の腕にリストバンドを装着することが難しい。このように、いずれのリストバンドも腕への装着が容易ではないため、装着がより容易なリストバンドが求められている。なお、上述した課題は、リストバンドに限らず、足に装着されるレッグバンドにも該当することであって、人体に装着される装着バンドに共通する。
本考案は、装着の容易性を高めることを可能とした装着バンドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための装着バンドは、下方に凸となる円弧状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて当該長辺方向が直線方向である第1形状と、直線状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて当該長辺方向が円周方向である第2形状とに、可逆的に変形可能な板ばねと、前記板ばねを被覆して前記板バネの変形に追従して変形する被覆部であって、前記被覆部における前記長辺方向の一端部に位置して非接触型のICチップを保持するチップ保持部を有した被覆部と、を備える。
上記構成によれば、第1形状の板ばねに荷重が加わることによって、板ばねが第1形状から第2形状に変形し、それによって、装着バンドを使用者の手首や足首に巻き付かせることができる。そのため、装着バンドの装着における容易性を高めることができる。
上記装着バンドにおいて、前記チップ保持部は、前記被覆部における前記長辺方向の一端部よりも前記長辺方向の他端部を径方向の内側に配置した前記第2形状において、前記板ばねよりも外側に位置してもよい。
上記構成によれば、板ばねが金属製であっても、ICチップとリーダーとの非接触通信に用いられる電波が、板ばねによって反射されたり吸収されたりし難い。そのため、ICチップとリーダーとの非接触通信が、環状を有した板ばねによって妨げられない。結果として、ICチップとリーダーとが、データの送受信を良好に行うことができる。
上記装着バンドにおいて、前記チップ保持部は、前記板ばねの前記長辺方向での一端部に支持されてもよい。上記構成によれば、チップ保持部に保持されたICチップが、板ばねによって支持される。そのため、ICチップが板ばねによって支持されない場合と比べて、ICチップに作用した外力が、ICチップ13を変形させることが抑えられる。
上記装着バンドにおいて、前記板ばねは、ばね表面とばね裏面とを備え、前記ばね表面は、前記板ばねが前記第1形状である場合に、前記長辺方向に延在する上に向いた凹曲面であり、前記チップ保持部は、前記ばね表面上に位置してもよい。
上記構成によれば、板ばねが第1形状である場合に、チップ保持部は、板ばねが有する凹曲面上に位置する。そのため、チップ保持部がばね裏面上に位置する場合と比べて、チップ保持部がICチップを安定に保持することができる。
上記装着バンドにおいて、前記被覆部は、被覆表面と被覆裏面とを備え、前記被覆表面は、前記第2形状を有した前記装着バンドの外周面を構成し、前記被覆裏面は、前記第2形状を有した前記装着バンドの内周面を構成し、前記被覆表面は、所定の像を表示する表示部を備えてもよい。
上記構成によれば、被覆表面が表示部を有するため、表示部が視認され続けるように、すなわち、被覆表面が外表面となるように、装着バンドの使用者に装着を促すことができる。つまり、表示部は、装着バンドの使用者に、装着バンドを装着する上で好ましい装着バンドの向きを案内することができる。
本考案によれば、装着の容易性を高めることができる。
一実施形態におけるリストバンドにおいて板ばねが第1形状である場合のリストバンドの構造を示す斜視図。 板ばねが第1形状である場合の短辺方向に沿うリストバンドの断面図。 板ばねが第2形状である場合のリストバンドの構造を示す斜視図。 板ばねが第2形状である場合の短辺方向に沿うリストバンドの断面図。 リストバンドの作用を説明するための作用図。 リストバンドの作用を説明するための作用図。
図1から図6を参照して、装着バンドの一実施形態を説明する。以下では、装着バンドの一例であるリストバンドの構成、リストバンドの作用、および、リストバンドの製造方法を順に説明する。
[リストバンドの構成]
図1から図4を参照して、リストバンドの構成を説明する。図1は、リストバンドが備える板ばねが第1形状を有する場合のリストバンドを示している。図3は、板ばねが第1形状とは異なる第2形状を有する場合のリストバンドを示している。
図1が示すように、リストバンド10は、板ばね11と被覆部12とを備えている。板ばね11は、第1形状と第2形状との間で可逆的に変形する。被覆部12は、板ばね11を被覆し、板ばね11の変形に追従して変形する。
第1形状において、板ばね11は、下方に凸となる円弧状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて、当該長辺方向が直線方向である。すなわち、第1形状において、板ばね11は、短辺方向に沿う断面において円弧状を有し、かつ、長辺方向に沿う直線状を有している。
第2形状において、板ばね11は、直線状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて、当該長辺方向が円周方向である。すなわち、第2形状において、板ばね11は、短辺方向に沿う断面において直線状を有し、かつ、長辺方向における第1端部11aと第2端部11bとが第1形状よりも近づくように湾曲した環状(円輪状)を有する。
板ばね11は、第1形状である場合に、長辺方向において板ばね11を曲げる力が作用することによって、板ばね11の各端部11a,11bを近づけるように曲がる。そして、板ばね11は、第2形状に戻る復元力を解放し、これによって、長辺方向を直線方向から円周方向に変えて、第1形状から第2形状に変化する。
板ばね11は、ステンレス板によって形成されている。なお、板ばね11は、樹脂製の板によって形成されてもよい。
被覆部12は、シリコーン樹脂などの弾性を有した樹脂製である。シリコーン樹脂は、耐熱性、耐寒性、耐薬品性、耐水性、耐オゾン性、および、板ばね11との密着性に優れている。そのため、シリコーン樹脂は、被覆部12を形成するための材料として好ましい。被覆部12は、長辺方向における端部のいずれかに、非接触型のICチップ13を保持するチップ保持部12aを含んでいる。
被覆部12は、板ばね11の全体を被覆している。これにより、被覆部12は、板ばね11を外気から遮断している。そのため、板ばね11が水分などに曝されないことによって、板ばね11の腐食が抑えられる。被覆部12において、長辺方向の大きさ、および、短辺方向の大きさは、各方向における板ばね11の大きさとほぼ同大である。そのため、板ばね11の全体が被覆部12によって被覆されていても、板ばね11の変形が、被覆部12によって妨げられることが抑えられる。
板ばね11が第1形状である場合に、長辺方向と短辺方向とによって特定される平面と対向する平面視において、チップ保持部12aは、板ばね11の第1端部11aおよび第2端部11bのいずれか一方と重なっている。本実施形態では、チップ保持部12aは、第1端部11aと重なり、第1端部11aに支持されている。これによって、チップ保持部12aに保持されたICチップ13が、板ばね11によって支持される。そのため、ICチップ13が板ばね11によって支持されない場合と比べて、ICチップ13に作用した外力が、ICチップ13を変形させることが抑えられる。
チップ保持部12aは、ICチップ13が保持される空間を、被覆部12の内部に区画している。チップ保持部12aは、被覆部12の外表面に開口したスリット12bを有している。ICチップ13は、スリット12bを通してチップ保持部12a内に挿入され、また、チップ保持部12aから取り出される。チップ保持部12aに保持されたICチップ13は、ほぼ全体を被覆部12に囲まれる。このように、チップ保持部12aがスリット12bを有するため、リストバンド10に対するICチップ13の着脱が可能である。
ICチップ13は、非接触通信が可能に構成されている。ICチップ13は、ICチップ13のリーダーと非接触通信を行うことが可能である。ICチップ13は、パッシブ型であるが、アクティブ型でもよい。ICチップ13がパッシブ型であることによって、ICチップ13がバッテリーを有しない分だけ、リストバンド10を軽量化することができる。
図2は、板ばね11が第1形状である場合の短辺方向に沿うリストバンド10の断面構造を示している。
図2が示すように、板ばね11は、紙面における下方に向けて凸となる円弧状を有している。そのため、紙面の上方から下方に向かう方向が、板ばね11が第1形状であるときに、板ばね11が張り出す方向である。被覆部12は、板ばね11の形状に追従した形状を有するため、被覆部12の外形も、紙面における下方に向けて凸となる円弧状を有している。板ばね11は、上に向いた凹曲面であるばね表面11Fと、下に向いた凸曲面であるばね裏面11Rとを有している。
板ばね11が第1形状である場合に、板ばね11の短辺方向に沿う断面において対向する一対の面のなかで、曲率半径が小さい面がばね表面11Fであり、曲率半径が大きい面がばね裏面11Rである。すなわち、板ばね11において互いに対向する一対の面において、紙面の上方に位置する面がばね表面11Fであり、紙面の下方に位置する面がばね裏面11Rである。
上述したように、板ばね11は、紙面の下方に向けて凸となる円弧状を有している。そのため、ばね裏面11Rのなかで最も紙面の下方に突き出た部分、すなわち、短辺方向における中央部をばね表面11Fに向けて押し上げる力を板ばね11に加えることによって、板ばね11を第1形状から第2形状に変形させることができる。あるいは、ばね表面11Fのなかで最も紙面の上方に突き出た部分、すなわち、短辺方向における両端部をばね裏面11Rに向けて押し下げる力を板ばね11に加えることによって、板ばね11を第1形状から第2形状に変形させることができる。なお、板ばね11を第1形状から第2形状に変形させるための力は、長辺方向における板ばね11の一部に与えられればよい。
被覆部12は、上方に向いた凹曲面である被覆表面12Fと、下方に向いた凸曲面である被覆裏面12Rとを有している。曲率半径が小さい面が被覆表面12Fであり、曲率半径が大きい面が被覆裏面12Rである。被覆表面12Fは、ばね表面11Fに追従した面である。被覆裏面12Rは、ばね裏面11Rに追従した面である。
チップ保持部12aは、ばね表面11F上に位置している(図1を参照)。そのため、板ばね11が第1形状である場合に、チップ保持部12aは、板ばね11が有する凹曲面上に、ICチップ13を収容することができる。それゆえに、チップ保持部がばね裏面11R上に位置する場合と比べて、チップ保持部12aがICチップ13を安定に保持することができる。
リストバンド10は、被覆表面12Fに位置し、所定の像を表示する表示部14をさらに備えている。本実施形態において、表示部14は、インキを用いて形成された印刷部である。表示部14が表示する像の形状は、任意に設定することが可能である。像の形状は、文字、数字、または、絵柄のいずれでもよいし、これらの組み合わせでもよい。像の形状は、例えば、意匠性を有した絵柄や、表面であることを示す文字である。
被覆表面12Fに表示部14が位置することによって、リストバンド10の使用者は、リストバンド10を手首に装着するときに、被覆裏面12Rと自身の手首とを対向させやすい。これにより、使用者がリストバンド10の一部を手首に衝突させることによって、使用者は、板ばね11の復元力を解放させて、手首にリストバンド10を装着する。つまり、表示部14は、リストバンド10の使用者に、リストバンド10を装着する上で好ましいリストバンド10の向きを案内することができる。
図3は、板ばね11が第2形状である場合のリストバンド10の形状を示している。なお、図3が示す形状は、リストバンド10の形状における一例である。図3は、リストバンド10の形状として、リストバンド10の装着対象が存在しないために、リストバンド10の外径が最も小さい場合のリストバンド10の形状を示している。
図3が示すように、リストバンド10の外形は、略円輪状を有している。リストバンド10は、2重の環状を有している。なお、リストバンド10は、リストバンド10の装着対象に応じた変形が可能であり、略楕円環状を有することも可能であるし、また、1重の環状を有することも可能である。
チップ保持部12aは、第1端部11aよりも第2端部11bを径方向の内側に配置した第2形状である場合に、板ばね11の径方向において、板ばね11よりも外側に位置している。これにより、板ばね11が金属製であっても、ICチップ13とリーダーとの非接触通信に用いられる電波が、板ばね11によって反射されたり吸収されたりし難い。そのため、ICチップ13とリーダーとの非接触通信が、環状を有した板ばね11によって妨げられない。結果として、ICチップ13とリーダーとが、データの送受信を良好に行うことができる。
図4は、板ばね11が第2形状である場合の短辺方向に沿うリストバンド10の断面構造を示している。
図4が示すように、板ばね11は、第2形状である場合に、短辺方向の断面形状が直線状を有している。そのため、被覆部12の外形も、板ばね11と同様、短辺方向の断面形状が直線状を有している。被覆表面12Fは、第2形状を有したリストバンド10の外周面を構成している。被覆裏面12Rは、第2形状を有したリストバンド10の内周面を構成している。
[リストバンドの作用]
図5および図6を参照して、リストバンド10の作用を説明する。図5および図6では、使用者が右手を用いて左腕にリストバンド10を装着する際のリストバンド10の作用を説明する。なお、使用者は、以下に説明する方法と同様の方法で、左手を用いて右腕にリストバンド10を装着することが可能である。
図5が示すように、使用者がリストバンド10を左腕の手首Wに装着するときには、まず、使用者は、リストバンド10を右手で把持し、リストバンド10の一部を手首Wに配置する。このとき、使用者は、被覆裏面12Rと手首Wとが対向するように、すなわち、使用者が表示部14を視認できるように、手首Wにリストバンド10の一部を配置する。そして、使用者が、手首Wにリストバンド10の一部を衝突させる。これにより、板ばね11では、長辺方向で曲がる力が作用し、第2形状に戻る復元力が解放される。
図6が示すように、板ばね11の各端部11a,11bが、第1形状において板ばね11が張り出す方向に向けて曲がる。これにより、リストバンド10が使用者の手首Wに巻き付くことによって、リストバンド10が使用者の左腕に装着される。このように、板ばね11を有するリストバンド10によれば、板ばね11が第1形状である場合に、板ばね11の一部に作用した復元力による板ばね11の変形によって、リストバンド10を手首Wに巻き付かせることができる。そのため、リストバンド10の装着における容易性を高めることができる。
上述したように、チップ保持部12aは、被覆部12のなかで、長辺方向における一方の端部に位置している。そのため、使用者は、手首Wにリストバンド10を装着したときに、チップ保持部12aを、手のひらの下方に位置させることができる。ここで、手首Wのなかで、手のひらの下方に位置する部分では、他の部分よりも曲率半径が大きく、平坦に近い。そのため、チップ保持部12aが、手首Wのなかで手のひらの下方の部分に位置することによって、チップ保持部12aが手首Wにおける他の部分に位置する場合と比べて、チップ保持部12aに保持されたICチップ13に作用する曲げ応力を小さくすることができる。これにより、ICチップ13が損傷することが抑えられる。
また、上述したように、チップ保持部12aは、手のひらの下方に位置する。そのため、チップ保持部12aが手の甲の下方に位置する場合と比べて、使用者は、チップ保持部12aを使用者の外部に位置する物品にぶつけにくい。それゆえに、チップ保持部12aに保持されたICチップ13が損傷することが抑えられる。
[リストバンドの製造方法]
以下、リストバンド10の製造方法における一例を説明する。
リストバンド10を製造するときには、まず、金属板、例えばステンレス製の板をプレスによって打ち抜くことによって、長辺方向に沿って延びる板ばね11を作成する。次いで、被覆部12を成型するための金型として、下金型と上金型とを準備する。下金型、および、上金型は、長辺方向および短辺方向において、板ばね11よりも一回り大きい。上金型は、チップ保持部12aが区画する空間を形成するための形成部を有する。そして、下金型にシリコーン樹脂を塗布した後に、シリコーン樹脂の上に板ばね11を配置する。その後、板ばね11を覆うようにシリコーン樹脂を塗布する。そして、下金型の上に上金型を載せ、この状態で、シリコーン樹脂を硬化させる。硬化したシリコーン樹脂によって覆われた板ばね11を金型から取り出した後、被覆部12のなかで、所望の形状よりも外側に飛び出た部分であるばりを取り除く。これにより、リストバンド10を得ることができる。
以上説明したように、一実施形態のリストバンドによれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)板ばね11を有するリストバンド10によれば、板ばね11が第1形状である場合に、板ばね11の復元力による板ばね11の変形によって、リストバンド10を使用者の手首Wに巻き付かせることができる。そのため、リストバンド10の装着における容易性を高めることができる。
(2)ICチップ13とリーダーとの非接触通信が、環状を有した板ばね11によって妨げられない。そのため、ICチップ13とリーダーとが、データの送受信を良好に行うことができる。
(3)チップ保持部12aに保持されたICチップ13が、板ばね11によって支持される。そのため、ICチップ13が板ばね11によって支持されない場合と比べて、ICチップ13に作用した外力が、ICチップ13を損傷させることが抑えられる。
(4)板ばね11が第1形状である場合に、チップ保持部12aは、板ばね11が有する円弧面によって区画される空間に、ICチップ13を保持するための空間を区画することができる。そのため、チップ保持部12aが、ICチップ13を安定に保持することができる。
(5)表示部14は、リストバンド10の使用者に、リストバンド10を装着する上で好ましいリストバンド10の向きを案内することができる。
なお、上述した実施形態は、以下のように変更して実施することができる。
[被覆部12]
・被覆部12は、シリコーン樹脂以外の合成樹脂から形成されてもよい。この場合であっても、板ばね11が被覆部12によって封止されている以上は、板ばね11の腐食が、被覆部12によって抑えられる。
[チップ保持部12a]
・チップ保持部12aは、スリット12bを有しなくてもよい。この場合には、ICチップ13がチップ保持部12aによって保持された後に、スリット12bが塞がれてもよいし、チップ保持部12aが形成されるときに、ICチップ13がチップ保持部12aによって封止されてもよい。いずれの場合であっても、ICチップ13がチップ保持部12aによって封止されるため、ICチップ13の腐食は抑えられる。
・板ばね11が第1形状である場合に、チップ保持部12aはばね裏面11R上に位置してもよい。この場合であっても、ICチップ13が板ばね11によって支持されるため、上述した(3)に準じた効果を得ることはできる。
・チップ保持部12aは、被覆部12の長辺方向におけるいずれかの端部に位置していれば、チップ保持部12aの全体が長辺方向において板ばね11よりも外側に位置してもよいし、チップ保持部12aの一部が長辺方向において板ばね11よりも外側に位置してもよい。この場合であっても、チップ保持部12aが被覆部12の端部に位置するため、上述した(2)に準じた効果を得ることはできる。
[表示部14]
・表示部14は、印刷部に限らず、例えば、被覆表面12Fにおいて窪む窪みでもよいし、被覆表面12Fにおいて突出する凸部でもよい。いずれの場合であっても、リストバンド10の使用者が表示部14に気づくことによって、上述した(5)に準じた効果を得ることはできる。
[その他]
・装着バンドは、リストバンドに限らず、足に装着されるレッグバンドにも変更することも可能であって、人体に装着される装着バンドであればよい。
10…リストバンド、11…板ばね、11a…第1端部、11b…第2端部、11F…ばね表面、11R…ばね裏面、12…被覆部、12a…チップ保持部、12b…スリット、12F…被覆表面、12R…被覆裏面、13…ICチップ、14…表示部。

Claims (5)

  1. 下方に凸となる円弧状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて当該長辺方向が直線方向である第1形状と、直線状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて当該長辺方向が円周方向である第2形状とに、可逆的に変形可能な板ばねと、
    前記板ばねを被覆して前記板ばねの変形に追従して変形する被覆部であって、前記被覆部における前記長辺方向の一端部に位置して非接触型のICチップを保持するチップ保持部を有した被覆部と、を備える
    装着バンド。
  2. 前記チップ保持部は、前記被覆部における前記長辺方向の一端部よりも前記長辺方向の他端部を径方向の内側に配置した前記第2形状において、前記板ばねよりも外側に位置する
    請求項1に記載の装着バンド。
  3. 前記チップ保持部は、前記板ばねの前記長辺方向での一端部に支持されている
    請求項1または2に記載の装着バンド。
  4. 前記板ばねは、ばね表面とばね裏面とを備え、
    前記ばね表面は、前記板ばねが前記第1形状である場合に、前記長辺方向に延在する上に向いた凹曲面であり、
    前記チップ保持部は、前記ばね表面上に位置する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の装着バンド。
  5. 前記被覆部は、被覆表面と被覆裏面とを備え、
    前記被覆表面は、前記第2形状を有した前記装着バンドの外周面を構成し、
    前記被覆裏面は、前記第2形状を有した前記装着バンドの内周面を構成し、
    前記被覆表面は、所定の像を表示する表示部を備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載の装着バンド。
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