JP3218643U - 装着バンド - Google Patents
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Abstract
Description
図1から図4を参照して、リストバンドの構成を説明する。図1は、リストバンドが備える板ばねが第1形状を有する場合のリストバンドを示している。図3は、板ばねが第1形状とは異なる第2形状を有する場合のリストバンドを示している。
被覆部12は、シリコーン樹脂などの弾性を有した樹脂製である。シリコーン樹脂は、耐熱性、耐寒性、耐薬品性、耐水性、耐オゾン性、および、板ばね11との密着性に優れている。そのため、シリコーン樹脂は、被覆部12を形成するための材料として好ましい。被覆部12は、長辺方向における端部のいずれかに、非接触型のICチップ13を保持するチップ保持部12aを含んでいる。
図2が示すように、板ばね11は、紙面における下方に向けて凸となる円弧状を有している。そのため、紙面の上方から下方に向かう方向が、板ばね11が第1形状であるときに、板ばね11が張り出す方向である。被覆部12は、板ばね11の形状に追従した形状を有するため、被覆部12の外形も、紙面における下方に向けて凸となる円弧状を有している。板ばね11は、上に向いた凹曲面であるばね表面11Fと、下に向いた凸曲面であるばね裏面11Rとを有している。
図4が示すように、板ばね11は、第2形状である場合に、短辺方向の断面形状が直線状を有している。そのため、被覆部12の外形も、板ばね11と同様、短辺方向の断面形状が直線状を有している。被覆表面12Fは、第2形状を有したリストバンド10の外周面を構成している。被覆裏面12Rは、第2形状を有したリストバンド10の内周面を構成している。
図5および図6を参照して、リストバンド10の作用を説明する。図5および図6では、使用者が右手を用いて左腕にリストバンド10を装着する際のリストバンド10の作用を説明する。なお、使用者は、以下に説明する方法と同様の方法で、左手を用いて右腕にリストバンド10を装着することが可能である。
以下、リストバンド10の製造方法における一例を説明する。
リストバンド10を製造するときには、まず、金属板、例えばステンレス製の板をプレスによって打ち抜くことによって、長辺方向に沿って延びる板ばね11を作成する。次いで、被覆部12を成型するための金型として、下金型と上金型とを準備する。下金型、および、上金型は、長辺方向および短辺方向において、板ばね11よりも一回り大きい。上金型は、チップ保持部12aが区画する空間を形成するための形成部を有する。そして、下金型にシリコーン樹脂を塗布した後に、シリコーン樹脂の上に板ばね11を配置する。その後、板ばね11を覆うようにシリコーン樹脂を塗布する。そして、下金型の上に上金型を載せ、この状態で、シリコーン樹脂を硬化させる。硬化したシリコーン樹脂によって覆われた板ばね11を金型から取り出した後、被覆部12のなかで、所望の形状よりも外側に飛び出た部分であるばりを取り除く。これにより、リストバンド10を得ることができる。
(1)板ばね11を有するリストバンド10によれば、板ばね11が第1形状である場合に、板ばね11の復元力による板ばね11の変形によって、リストバンド10を使用者の手首Wに巻き付かせることができる。そのため、リストバンド10の装着における容易性を高めることができる。
[被覆部12]
・被覆部12は、シリコーン樹脂以外の合成樹脂から形成されてもよい。この場合であっても、板ばね11が被覆部12によって封止されている以上は、板ばね11の腐食が、被覆部12によって抑えられる。
・チップ保持部12aは、スリット12bを有しなくてもよい。この場合には、ICチップ13がチップ保持部12aによって保持された後に、スリット12bが塞がれてもよいし、チップ保持部12aが形成されるときに、ICチップ13がチップ保持部12aによって封止されてもよい。いずれの場合であっても、ICチップ13がチップ保持部12aによって封止されるため、ICチップ13の腐食は抑えられる。
・表示部14は、印刷部に限らず、例えば、被覆表面12Fにおいて窪む窪みでもよいし、被覆表面12Fにおいて突出する凸部でもよい。いずれの場合であっても、リストバンド10の使用者が表示部14に気づくことによって、上述した(5)に準じた効果を得ることはできる。
・装着バンドは、リストバンドに限らず、足に装着されるレッグバンドにも変更することも可能であって、人体に装着される装着バンドであればよい。
Claims (5)
- 下方に凸となる円弧状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて当該長辺方向が直線方向である第1形状と、直線状を有した短辺方向の断面形状を長辺方向に連続させて当該長辺方向が円周方向である第2形状とに、可逆的に変形可能な板ばねと、
前記板ばねを被覆して前記板ばねの変形に追従して変形する被覆部であって、前記被覆部における前記長辺方向の一端部に位置して非接触型のICチップを保持するチップ保持部を有した被覆部と、を備える
装着バンド。 - 前記チップ保持部は、前記被覆部における前記長辺方向の一端部よりも前記長辺方向の他端部を径方向の内側に配置した前記第2形状において、前記板ばねよりも外側に位置する
請求項1に記載の装着バンド。 - 前記チップ保持部は、前記板ばねの前記長辺方向での一端部に支持されている
請求項1または2に記載の装着バンド。 - 前記板ばねは、ばね表面とばね裏面とを備え、
前記ばね表面は、前記板ばねが前記第1形状である場合に、前記長辺方向に延在する上に向いた凹曲面であり、
前記チップ保持部は、前記ばね表面上に位置する
請求項1から3のいずれか一項に記載の装着バンド。 - 前記被覆部は、被覆表面と被覆裏面とを備え、
前記被覆表面は、前記第2形状を有した前記装着バンドの外周面を構成し、
前記被覆裏面は、前記第2形状を有した前記装着バンドの内周面を構成し、
前記被覆表面は、所定の像を表示する表示部を備える
請求項1から3のいずれか一項に記載の装着バンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018002848U JP3218643U (ja) | 2018-07-24 | 2018-07-24 | 装着バンド |
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JP2018002848U JP3218643U (ja) | 2018-07-24 | 2018-07-24 | 装着バンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3218643U true JP3218643U (ja) | 2018-11-01 |
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ID=64012565
Family Applications (1)
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JP2018002848U Active JP3218643U (ja) | 2018-07-24 | 2018-07-24 | 装着バンド |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3218643U (ja) |
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2018
- 2018-07-24 JP JP2018002848U patent/JP3218643U/ja active Active
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