JP3218491U - 避難用ポンチョ - Google Patents
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Abstract
【課題】着用者が乳幼児を抱いたり背負ったりした状態で着用できると共に、乳幼児への安全性を高める避難用ポンチョを提供する。
【解決手段】覆い部に着用者の頭部が貫通する頭部開口部2Aを有すると共に、頭部開口部を貫通した着用者の頭部に被せるフード部3Aを有し、更に、覆い部の前面及び/又は後面に、乳幼児の頭部が貫通する乳幼児用頭部開口部2Bを有すると共に、乳幼児用頭部開口部を貫通した乳幼児の頭部に被せる乳幼児用フード部3Bを有する避難用ポンチョ。
【選択図】図1
【解決手段】覆い部に着用者の頭部が貫通する頭部開口部2Aを有すると共に、頭部開口部を貫通した着用者の頭部に被せるフード部3Aを有し、更に、覆い部の前面及び/又は後面に、乳幼児の頭部が貫通する乳幼児用頭部開口部2Bを有すると共に、乳幼児用頭部開口部を貫通した乳幼児の頭部に被せる乳幼児用フード部3Bを有する避難用ポンチョ。
【選択図】図1
Description
本考案は、避難時に乳幼児と共に被る避難用ポンチョに関する。
避難用ポンチョは、例えば、下記特許文献1に記載されているように、着用者の身体を覆う覆い部を有すると共に、覆い部の上部中央に着用者の頭部が貫通する開口部を有し、且つ開口部を覆うように着用者の頭部に被せるフード部を有したものが知られている。
しかしながら、特許文献1に記載の避難用ポンチョは、着用者のみを対象としたものであって、着用者が乳幼児を抱えて避難することが想定されておらず、乳幼児を持つ者が避難する場合に、使用が難しいという問題がある。
すなわち、着用者が乳幼児を抱いたり背負ったりした状態で着用できると共に、乳幼児への安全性を高めた避難用ポンチョが求められている。
着用者の身体を覆う覆い部の上部中央に前記着用者の頭部が貫通する頭部開口部を有すると共に、前記頭部開口部を貫通した前記着用者の前記頭部に被せるフード部を有した避難用ポンチョであって、前記覆い部の前面及び/又は後面に、乳幼児の頭部が貫通する乳幼児用頭部開口部と、前記乳幼児用頭部開口部を貫通した前記乳幼児の前記頭部に被せる乳幼児用フード部とが備えられていることを特徴とする避難用ポンチョにしたことである。
前記覆い部の前記前面の前記乳幼児用頭部開口部が、前記頭部開口部と連続するように一体開口されていることが好ましい。
前記乳幼児用フード部の前記乳幼児の前記頭部に被せた状態を保持及び保持解除する保持部が備えられていることが好ましい。
前記保持部は、一端が前記覆い部に固着された紐状体と、前記紐状体の他端に連結されたクリップとを備え、前記クリップを前記乳幼児用フード部に挟み付けることで、前記乳幼児用フード部の前記乳幼児の前記頭部に被せた状態を保持するようにされていることが好ましい。
前記覆い部の前面及び/又は後面に、反射体が配されていることが好ましい。
以下、本考案に係る第1実施形態の避難用ポンチョ(以下「ポンチョ」という)Aを図1〜図3に基づいて説明する。
ポンチョAは、図1に示すように、着用者Bが抱っこ紐(図示せず)等で乳幼児Cを抱きかかえた状態で着用することができるものである。
ポンチョAは、図1〜図3に示すように、着用者Bの身体を覆う覆い部1と、覆い部1の前面10と後面11の境であって、着用者Bの肩部(上部)12の中央に開口された頭部開口部2Aと、頭部開口部2Aを覆うように設けられたフード部3Aと、覆い部1の前面10に、頭部開口部2Aと連続するように一体開口された乳幼児用頭部開口部2Bと、乳幼児用頭部開口部2Bを覆うように設けられた乳幼児用フード部3Bと、乳幼児用フード部3Bの乳幼児Cの頭部に被せた状態を保持及び保持解除する保持部4と、覆い部1の前面10と後面11の下端付近に貼り付けられた反射体5とを備えている。
ポンチョAは、覆い部1及びフード部3A並びに乳幼児用フード部3Bが、難燃性、防水性、柔軟性を有しており、着用者Bが着用したときに、火の粉、飛来物、雨等から着用者B及び乳幼児Cを保護し、仕舞う際には、容易に折り畳むことができるようになっている。
頭部開口部2Aと乳幼児用頭部開口部2Bとは、覆い部1の上部から前面10の下部に向かって、連続するように一体開口されており、上部側を頭部開口部2Aとして確保すると共に、下部側を乳幼児用頭部開口部2Bとして確保することで、ポンチョAを着用したときに、着用者Bの頭部と着用者Bが抱きかかえた乳幼児Cの頭部が、覆い部1の外側に同時に貫通できるようになっている。
フード部3Aは、頭部開口部2Aの縁20Aに沿うように連設され、フード部3Aの開放部30Aが前方を向くようにされていると共に、開放部30Aの縁31Aが頭部開口部2Aの縁20Aと連続するようにされている。
乳幼児用フード部3Bは、乳幼児用頭部開口部2Bの下方側の縁20Bに沿うように連設され、乳幼児用フード部3Bの開放部30Bが着用者Bを向くようにされていると共に、開放部30Bの縁31Bが乳幼児用頭部開口部2Bの縁20Bと連続するようにされている。
フード部3A及び乳幼児用フード部3Bは、ポンチョAを着用した状態で、夫々着用者Bと乳幼児Cの頭部に対して被せたり脱がせたりすることが自在である。
保持部4は、一端が覆い部1の前面10に固着された紐状体40と、紐状体40の他端に連結されたクリップ41とを備え、頭部開口部2Aを挟んで左右に夫々備えられている。
保持部4は、乳幼児用フード部3Bを乳幼児Cの頭部に被せた状態で、クリップ41が乳幼児用フード部3Bの開放部30Bと対向するようにされており、開放部30Bの縁31Bをクリップ41で挟み付けることで、乳幼児用フード部3Bを乳幼児Cの頭部に被せた状態を保持することができる。
保持部4の構成は、例示したクリップ41によって、乳幼児用フード部3Bの開放部30Bの縁31Bを挟み付けるようにした構成に限らず、クリップ41に換えて、紐状体40の端部と乳幼児用フード部3Bとにわたってスナップボタン、或いは面状ファスナを設けて、このスナップボタン、或いは面状ファスナの掛合一体化によって、乳幼児用フード部3Bを乳幼児Cの頭部に被せた状態を保持するようにしてもよい(図示せず)。
反射体5は、柔軟性を有するテープ状のものであり、照射光を反射する機能有するもの、蓄光機能を有するもの等が例示でき、夜間の避難時において反射又は蓄光による発光によって、着用者Bの存在を示すことができる。
以上のような構成のポンチョAによると、着用者Bが乳幼児Cを抱っこ紐で抱きかかえた状態で着用することによって、着用者Bの頭部が頭部開口部2Aから覆い部1の外側へ貫通すると共に、乳幼児Cの頭部が乳幼児用頭部開口部2Bから覆い部1の外側へ貫通する。
そして、貫通した頭部に夫々フード部3A、乳幼児用フード部3Bを被せると共に、保持部4のクリップ41を乳幼児用フード部3Bに挟み付けることによって、乳幼児用フード部3Bを乳幼児Cの頭部に被せた状態を保持できる。
すなわち、ポンチョAは、着用者B及び着用者Bが抱きかかえた乳幼児Cの頭部を含む身体を保護できるので、極めて安全に非難することができる。
また、ポンチョAの着用時には、着用者Bと乳幼児Cとが互いの顔を見ることができるので、避難時に乳幼児Cが感じる不安感を低減することができると共に、着用者Bが乳幼児Cの様子を見ながら避難することができる。
次に、本考案に係る第2実施形態のポンチョA’を図4に基づいて説明する。尚、第1実施形態のポンチョAと重複する部位については、図面に同符号を付すことにより説明を省略する。
ポンチョA’は、幼児用頭部開口部2B及び乳幼児用フード部3Bを、覆い部1の後面11に配置したものであり、着用者Bが乳幼児Cをおんぶ紐(図示せず)等を使用して背負った状態で着用したとき、乳幼児Cの頭部が乳幼児用頭部開口部2Bから覆い部1の外側に貫通すると共に、貫通した乳幼児Cの頭部に乳幼児用フード部3Bを被せて、保持部4で乳幼児用フード部3Bを乳幼児Cの頭部に被せた状態を保持することで、背負った乳幼児Cの頭部を含む身体を保護することができる。
すなわち、ポンチョA’は、着用者B及び着用者Bが背負った乳幼児Cの頭部を含む身体を保護できるので、極めて安全に非難することができる。
ポンチョA、A’では、覆い部1の前面10と後面11の片面に、幼児用頭部開口部2B及び乳幼児用フード部3Bを配置した構成としているが、本考案では、覆い部1の前面10と後面11との両面に、幼児用頭部開口部2B及び乳幼児用フード部3Bを配置した構成としてもよい(図示せず)。
なお、本考案は、例示した実施の形態に限定するものでは無く、実用新案登録請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
A:ポンチョ
A’:ポンチョ
B:着用者
C:乳幼児
1:覆い部
10:前面
11:後面
12:肩部
2A:頭部開口部
2B:乳幼児用頭部開口部
3A:フード部
3B:乳幼児用フード部
4:保持部
40:紐状体
41:クリップ
5:反射体
A’:ポンチョ
B:着用者
C:乳幼児
1:覆い部
10:前面
11:後面
12:肩部
2A:頭部開口部
2B:乳幼児用頭部開口部
3A:フード部
3B:乳幼児用フード部
4:保持部
40:紐状体
41:クリップ
5:反射体
Claims (6)
- 着用者の身体を覆う覆い部の上部中央に前記着用者の頭部が貫通する頭部開口部を有すると共に、前記頭部開口部を貫通した前記着用者の前記頭部に被せるフード部を有した避難用ポンチョであって、
前記覆い部の前面及び/又は後面に、乳幼児の頭部が貫通する乳幼児用頭部開口部と、前記乳幼児用頭部開口部を貫通した前記乳幼児の前記頭部に被せる乳幼児用フード部とが備えられていることを特徴とする避難用ポンチョ。 - 前記覆い部の前記前面の前記乳幼児用頭部開口部が、前記頭部開口部と連続するように一体開口されていることを特徴とする請求項1に記載の避難用ポンチョ。
- 前記乳幼児用フード部の前記乳幼児の前記頭部に被せた状態を保持及び保持解除する保持部が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の避難用ポンチョ。
- 前記保持部は、一端が前記覆い部に固着された紐状体と、前記紐状体の他端に連結されたクリップとを備え、前記クリップを前記乳幼児用フード部に挟み付けることで、前記乳幼児用フード部の前記乳幼児の前記頭部に被せた状態を保持するようにされていることを特徴とする請求項3に記載の避難用ポンチョ。
- 前記覆い部及び前記フード部並びに乳幼児用フード部が、難燃性及び柔軟性並びに防水性を有していることを特徴とする記載の請求項1乃至4いずれか1項に記載の避難用ポンチョ。
- 前記覆い部の前面及び/又は後面に、反射体が配されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の避難用ポンチョ。
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JP2018003029U JP3218491U (ja) | 2018-08-06 | 2018-08-06 | 避難用ポンチョ |
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KR200491107Y1 (ko) * | 2019-09-04 | 2020-02-20 | 임이랑 | 외투형 워머 |
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2018
- 2018-08-06 JP JP2018003029U patent/JP3218491U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR200491107Y1 (ko) * | 2019-09-04 | 2020-02-20 | 임이랑 | 외투형 워머 |
WO2021045572A1 (ko) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | 주식회사 코니바이에린 | 외투형 워머 |
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