JP3218483U - エアブロー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動ベルトのメンテナンスの手間が少なく、低騒音でかつ設置スペースも小さいエアブロー装置を提供する。
【解決手段】駆動ベルトに平ベルト17を使用し、平ベルト17にコイルスプリングの力でテンションプーリ18cを押し付けて所要のベルト張力を付与し、平ベルト17の張り直し等、メンテナンスの手間を省略する。吸音パネルで区画形成したパッケージに三葉式ルーツブロワ11と駆動モータ12を格納し、装置が発生する騒音を低減する。パッケージ内に駆動モータ12と三葉式ルーツブロワ11を縦に並べて格納し、装置の設置スペースを小さくする。
【選択図】図2
【解決手段】駆動ベルトに平ベルト17を使用し、平ベルト17にコイルスプリングの力でテンションプーリ18cを押し付けて所要のベルト張力を付与し、平ベルト17の張り直し等、メンテナンスの手間を省略する。吸音パネルで区画形成したパッケージに三葉式ルーツブロワ11と駆動モータ12を格納し、装置が発生する騒音を低減する。パッケージ内に駆動モータ12と三葉式ルーツブロワ11を縦に並べて格納し、装置の設置スペースを小さくする。
【選択図】図2
Description
本考案は、各種物品洗浄後の水滴や、工作機械による切削加工時に出る切削粉塵を吹き飛ばすときに用いられるハンドガンに圧縮空気を供給するエアブロー装置に関する。
この種のエアブロー装置の一形式として、特開2003-65272号公報には、三葉ロータを備えた三葉式ルーツ式ブロワと、同ルーツブロワを駆動する駆動モータを備え、ブローノズルに三葉式ルーツブロワから圧縮空気を供給するエアブロー装置が開示されている。
上記した従来のエアブロー装置では三葉ロータの回転軸と駆動モータの駆動軸を連結する駆動ベルトにVベルトを使用しているが、Vベルトは1〜3カ月ごとに張力が適正か否か確認して張り直す必要があるだけでなく、約1年ごとにベルト交換する必要があり、Vベルトのメンテナンスに手間が掛かっていた。
従来のエアブロー装置によってブローノズルに供給される圧縮空気は機械室から供給される圧縮空気に比べると、配管径が細く配管抵抗により減圧され、ブローノズルに供給されるときにはさらに低圧となっているため、配管抵抗を少なくするべく、工作機械の近くに設置される。そのため工作機械を操作する作業者はエアブロー装置の発する大きな騒音に晒される。
また、従来のエアブロー装置はメンテナンスを考慮して広い設置スペースを必要とするため設置場所が制約される。
本考案はかかる問題点に鑑み、駆動ベルトのメンテナンスの手間が少なく、低騒音でかつ設置スペースも小さいエアブロー装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、三葉ロータを備えた三葉式ルーツブロワと、同ルーツブロワを駆動する駆動モータを備え、三葉ロータの回転軸と駆動モータの駆動軸を駆動ベルトで連結したエアブロー装置であって、駆動ベルトに平ベルトを使用し、平ベルトにスプリングの力でテンションプーリを圧接して所要のベルト張力を付与したことを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のエアブロー装置において、
吸音パネルで区画形成したパッケージに三葉式ルーツブロワと駆動モータを格納したことを特徴とする。
吸音パネルで区画形成したパッケージに三葉式ルーツブロワと駆動モータを格納したことを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載のエアブロー装置において、
前記駆動モータの上方に前記三葉式ルーツブロワが位置するように駆動モータと三葉式ルーツブロワを縦に並べたことを特徴とする。
前記駆動モータの上方に前記三葉式ルーツブロワが位置するように駆動モータと三葉式ルーツブロワを縦に並べたことを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、駆動ベルトに平ベルトを使用し、平ベルトにスプリングの力でテンションプーリを圧接して所要のベルト張力を付与したので、駆動ベルトの張り直し等、メンテナンスの手間を大幅に省略できる。
また、テンションプーリによって適正な張力が平ベルトに付与されることにより、平ベルトによる駆動軸から回転軸へのトルクの伝達が適正になり、省エネ効果を発揮できる。
また、テンションプーリによって適正な張力が平ベルトに付与されることにより、平ベルトによる駆動軸から回転軸へのトルクの伝達が適正になり、省エネ効果を発揮できる。
請求項2に記載の考案によれば、吸音パネルで区画形成したパッケージに三葉式ルーツブロワと駆動モータを格納したので、装置が発生する騒音を低減できる。
請求項3に記載の考案によれば、パッケージ内に駆動モータと三葉式ルーツブロワを縦に並べて格納するので、装置の設置スペースを小さくできる。
以下に本考案を図面に基づき説明する。図1〜図3には本考案の実施例に係るエアブロー装置10が示されている。当該エアブロー装置10は三葉ロータを内蔵する三葉式ルーツブロワ11と、駆動モータ12と、台座13備え、三葉式ルーツブロワ11と駆動モータ12及び台座13がパッケージ14に格納されている。
図4に示すように、台座13は、ロアフレーム13a,13b,13cとサイドフレーム13d,13e,13f,13g及びアッパフレーム13h,13i,13j,13kを箱型に組み立てて構成されている。
パッケージ14は2枚の正面吸音パネル14a,14b、背面吸音パネル14c、上面吸音パネル14d、右側面吸音パネル14e、左側面吸音パネル14f及びベースプレート14gを縦長の箱型に組み立てて構成されている。各吸音パネル14a〜14fは制振動鋼板パネルに吸音材を張り付けて構成されている。
パッケージ14は2枚の正面吸音パネル14a,14b、背面吸音パネル14c、上面吸音パネル14d、右側面吸音パネル14e、左側面吸音パネル14f及びベースプレート14gを縦長の箱型に組み立てて構成されている。各吸音パネル14a〜14fは制振動鋼板パネルに吸音材を張り付けて構成されている。
台座13のロアフレーム13a,13b,13cに駆動モータ12が固設され、アッパフレーム13h,13i,13j,13kに三葉式ルーツブロワ11が固設されている。このように、駆動モータ12と三葉式ルーツブロワ11は駆動モータ12の上方に三葉式ルーツブロワ11が位置するようにパッケージ14内に縦に並べて設置されている。
三葉式ルーツブロワ11の上部には吸込サイレンサ11aが設けられている。また、三葉式ルーツブロワ11の吹出し短管11bがパッケージ14の正面吸音パネル14a,14bから外部に突出し、吹出し短管11bに圧力計15が取り付けられている。パッケージ14の右側面吸音パネル14eには吸気ダクト16が設けられている。
三葉式ルーツブロワ11に内蔵されている三葉ロータの回転軸11cと駆動モータ12の駆動軸12aにはそれぞれ平プーリ11d,12bが取り付けられ、両平プーリ11d,12b間に平ベルト17を張り渡して、三葉式ルーツブロワ11と駆動モータ12が駆動連結されている。
三葉式ルーツブロワ11と駆動モータ12の間には平ベルト17の張力を自動調節するオートテンショナー18が設けられている。図5に示すように、オートテンショナー18はアッパフレーム13hにボルトで固定したブラケット18aと、ブラケット18aの一端に回動可能に組み付けたアーム18bと、アーム18bの自由端に回転可能に組み付けたテンションプーリ18c及び、一端をブラケット18aに連結し、他端をアーム18bに連結したコイルスプリング18dで構成され、テンションプーリ18cが平ベルト17に適切な張力を付与するようにコイルスプリング18dのバネ力で平ベルト17に押し付けられている。
本実施例に係るエアブロー装置10の構造は以上の通りであって、駆動モータ12で三葉式ルーツブロワ11を駆動し、吹出し短管11bから圧縮空気を吹き出してブローノズルに供給し、水滴、塵埃、切粉を吹き飛ばす。
しかして、本実施例によれば、駆動ベルトに平ベルト17を使用し、平ベルト17にコイルスプリング18dの力でテンションプーリ18cを押し付けて所要のベルト張力を付与したので、平ベルト17の張り直し等、メンテナンスの手間を大幅に省略できる。
また、テンションプーリ18cによって適正な張力が平ベルト17に付与されるので、平ベルト17による駆動軸12aから回転軸11cへのトルクの伝達が適正になり、省エネ効果を発揮できる。
また、テンションプーリ18cによって適正な張力が平ベルト17に付与されるので、平ベルト17による駆動軸12aから回転軸11cへのトルクの伝達が適正になり、省エネ効果を発揮できる。
吸音パネル14a〜14fで区画形成したパッケージ14に三葉式ルーツブロワ11と駆動モータ12を格納したので、装置が発生する騒音を大幅に低減できる。
パッケージ14内に駆動モータ12と三葉式ルーツブロワ11を縦に並べて格納するので、装置の設置スペースを小さくできる。
10…エアブロー装置
11…三葉式ルーツ式ブロワ
11c…回転軸
12…駆動モータ
12a…駆動軸
13…台座
14…パッケージ
14a〜14f…吸音パネル
17…平ベルト
18…オートテンショナー
18c…テンションプーリ
18d…コイルスプリング
11…三葉式ルーツ式ブロワ
11c…回転軸
12…駆動モータ
12a…駆動軸
13…台座
14…パッケージ
14a〜14f…吸音パネル
17…平ベルト
18…オートテンショナー
18c…テンションプーリ
18d…コイルスプリング
Claims (3)
- 三葉ロータを備えた三葉式ルーツブロワと、同ルーツブロワを駆動する駆動モータを備え、三葉ロータの回転軸と駆動モータの駆動軸を駆動ベルトで連結したエアブロー装置であって、
駆動ベルトに平ベルトを使用し、
平ベルトにスプリングの力でテンションプーリを圧接して所要のベルト張力を付与したことを特徴とするエアブロー装置。 - 吸音パネルで区画形成したパッケージに三葉式ルーツブロワと駆動モータを格納したことを特徴とする請求項1に記載のエアブロー装置。
- 前記駆動モータの上方に前記三葉式ルーツブロワが位置するように駆動モータと三葉式ルーツブロワを縦に並べたことを特徴とする請求項2に記載のエアブロー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018003021U JP3218483U (ja) | 2018-08-06 | 2018-08-06 | エアブロー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018003021U JP3218483U (ja) | 2018-08-06 | 2018-08-06 | エアブロー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3218483U true JP3218483U (ja) | 2018-10-18 |
Family
ID=63855050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018003021U Active JP3218483U (ja) | 2018-08-06 | 2018-08-06 | エアブロー装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3218483U (ja) |
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2018
- 2018-08-06 JP JP2018003021U patent/JP3218483U/ja active Active
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