JP3218309U - ハープの替え用弦 - Google Patents

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Abstract

【課題】張り替え容易なハープの替え用弦を提供する。
【解決手段】本考案に係るハープの替え用弦30は、ガット製又はナイロン製の弦20と、弦20の一端に設けられ、ハープ本体の止め穴よりも大きい係止部とを備え、係止部は、弦による結び目を有しない。
【選択図】図5

Description

本考案は、ハープの替え用弦に関する。
従来よりハープ等の弦楽器に用いられる弦は切れやすいことが知られている。弦は素材によりガット弦、ナイロン弦及びスチール弦(ワイヤー弦)などがあるが、ガット弦やナイロン弦は湿度が高かったり、温度の変化の大きい時期に特に切れやすい。この場合、利用者は切れた弦を新しい弦に張り替える作業が必要である。金属製のスチール弦については比較的切れにくくはあるものの、古くなると音色・音量が劣化するため、この場合においても利用者は古くなった弦を新しい弦に張り替える作業が必要である。
新たな替え用の弦として市販品を購入可能であるが、通常の場合、替え用のガット弦・ナイロン弦は1本の弦のままの形状で販売されており、ハープ本体に弦を張り替えるには、利用者自身で弦の一端側を結んで結び目(コブ)を作るといった作業が必要である。弦の一端側は結んだ結び目を止め穴に通して固定し、弦のもう一端側はチューニングピンに巻き付けるようにして固定することで、ハープ本体に弦を張り替える(例えば、特許文献1参照)。
なお、スチール弦の場合には一端に予め留玉が付いている形状で販売されていることが多く、利用者自らが結ぶ必要が無いことが多い。
特許第4488323号
利用者自身で弦の一端側を結ぶための結び方は、初めにマスターすべきものとして初心者が習うものである。よって熟練者にとってはさほど困難なものではない。
しかしながら、太さのあるナイロン弦は硬く、この一端を同じナイロン素材の細い芯棒に沿わせて抜けないような結び目を作ることは、初心者にとって困難な作業となる。また、熟練者であっても、結び目をつくるには一定の時間を要する。演奏会場で本番が迫っている際に弦が切れた場合は、可能な限り短時間で弦を張替えてチューニングすることが求められる。
本考案は、上記の点に鑑み提案されたものであり、張り替え容易なハープの替え用弦を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本考案に係るハープ用弦は、ガット製又はナイロン製の弦と、前記弦の一端に設けられ、ハープ本体の止め穴よりも大きい係止部とを備え、前記係止部は、前記弦による結び目を有しないこと、を特徴とする。
本考案の実施の形態によれば、張り替え容易なハープの替え用弦を提供することができる。
本実施形態に係るハープ全体を示す図(その1)である。 本実施形態に係るハープ全体を示す図(その2)である。 従来例に係るサウンドホール内部で弦が固定されている様子を示す図である。 従来例に係る結び目の結び方の一例を示す図である。 本実施形態に係るハープの替え用弦の斜視図を示す図である。 本実施形態に係るハープの替え用弦の側面図を示す図である。 本実施形態に係るハープの替え用弦の断面図を示す図である。 本実施形態に係るボルト・ナットの側面を示す図である。 本実施形態に係るサウンドホール内部で弦が固定されている様子を示す図である。
本考案の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るハープ全体を示す図(その1)である。ハープ本体10は、例えばピラー(支柱)11、ネック12、ショルダー13、サウンドボックス14、ベース(フット)15などを含む各部から構成される。
また、ネック12の近傍には弦20の本数分のチューニングピン16が設けられている。弦20の両端のうち、一端はチューニングピン16で固定(係止)されるとともに、もう一端はサウンドボックス14の止め穴(係止穴)14aを貫通して固定(係止)される。なお、チューニングピン16は弦を巻いて音程を合わす部品でもある。
図2は、本実施形態に係るハープ全体を示す図(その2)である。サウンドボックス14の底面(下面)には、サウンドホール14bと呼ばれる空洞が設けられている。
<従来例に係る弦の張替え作業>
図3は、従来例に係るサウンドホール内部で弦が固定されている様子を示す図である。図3には、サウンドホール14b内部において、サウンドボックス14の止め穴14aに弦20が固定されている様子が示されている。従来において、ハープ本体10に弦20を張り替える手順は以下の通りである。なお、ハープの替え用弦は1本の弦のままの形状で販売されているものを用いる。
(ステップ1)
弦20の一端を結び、結び目を作る。結び方は複数存在するものの、サウンドボックス14の止め穴14aよりもサイズが大きい結び目を作ればよい(図4(a))。
但し、高音域に用いられる細い弦については、結び目だけでは止め穴14aよりもサイズが小さく止め穴14aから抜けてしまう。このため、ガット弦・ナイロン弦等の太目の弦20を1〜1.5cm程度にカットした切れ端21を結び目に通したものを作成する(図4(b))。
(ステップ2)
弦20のもう一端(結び目の無い方)を、サウンドボックス14裏のサウンドホール14b内側から止め穴14aに通し(図3の状態A)、結び目がある側の一端が止め穴14aに引っかかるまで、弦20を引き出す(図3の状態B)。
(ステップ3)
引き出した弦20の一端(結び目の無い方)をチューニングピン16の穴に通し、弦20がピンと張るまでチューニングピン16を巻き上げる。
<本実施形態に係る弦の張替え作業>
図5は、本実施形態に係るハープの替え用弦の斜視図を示す図である。図6は、本実施形態に係るハープの替え用弦の側面図を示す図である。図7は、本実施形態に係るハープの替え用弦の断面図を示す図である。図8は、本実施形態に係るボルト・ナットの側面を示す図である。
ボルト32には弦20を通すための穴32aと、ナット31と対となるねじ32bとが設けられている。加えて弦20がある。
本実施形態に係るハープの替え用弦30を作成するには、弦20をボルト32に設けられた穴32aに完全に貫通するまで通してから、ナット31をねじ巻いて嵌め込む。このときナット31とボルト32との間に穴32aから貫通した弦20の先端部を係合することで(挟み込むことで)、弦20がボルト32・ナット31から抜けないよう固定される。このようにして、ハープの替え用弦30が、ボルト32・ナット31付きの弦20として作成される。
なお、図7に示さるように、弦20をボルト32に設けられた穴32aは、ボルト32の頭部32c面に対して垂直とするよりも傾斜を付けて貫通することで、弦20がボルト32・ナット31から抜けないようにより強固に固定される。また、ボルト32・ナット31の間に接着剤等を塗布することで、弦20がボルト32・ナット31から抜けないようにより強固に固定されうる。
図9は、本実施形態に係るサウンドホール内部で弦が固定されている様子を示す図である。図9には、サウンドホール14b内部において、サウンドボックス14の止め穴14aに替え用弦30(ボルト32・ナット31付きの弦20)が固定されている様子が示されている。本実施形態において、ハープ本体10に替え用弦30を張り替える手順は以下の通りである。なお、替え用弦30はボルト32・ナット31付きの弦20の形状で販売されるものを用いる。
(ステップ1)
替え用弦30の一端(ボルト32・ナット31が付いていない方)を、サウンドボックス14のサウンドホール14b内側から止め穴14aに通し(図9の状態A)、ボルト32・ナット31が止め穴14aに引っかかるまで、弦20を引き出す(図9の状態B)。
(ステップ2)
引き出した替え用弦30の一端(ボルト32・ナット31が付いていない方)をチューニングピン16の穴に通し、弦20がピンと張るまでチューニングピン16を巻き上げる。
以上のように本実施形態に係るハープの替え用弦30は、替え用弦30の両端のうち、その一端にボルト32・ナット31が予め設けられている。このため、ハープ10本体に替え用弦30を張り替える場合、替え用弦30の一端をサウンドボックス14のサウンドホール14b内側から止め穴14aに通すだけで、替え用弦30の一端をハープ10本体に固定(係止)することが可能である。後は、引き出した替え用弦30のもう一端をチューニングピン16の穴に通し、チューニングピン16を巻き上げれば、ハープ10本体に替え用弦30を張り替えることができる。
これにより、うまく結び目が作れない初心者等であっても、太く硬い弦を結ぶという作業を省略できるため、容易に弦の張り替え作業を行うことが可能となる。即ち以上の本実施形態によれば、張り替え容易なハープ用弦を提供することが可能である。
なお、本考案の好適な実施の形態により、特定の具体例を示して本考案を説明したが、実用新案登録請求の範囲に定義された本考案の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本考案が限定されるものと解釈してはならない。
例えば、替え用弦30はボルト32・ナット31付きの弦20の形状で販売されるものを用いるものとして説明した。しかしながら、ボルト32・ナット31と、弦20とを非一体の状態で販売され、利用者が弦の張り替え作業を行う際において、ボルト32・ナット31付きの弦20を作成してもよい。この場合、上述したように弦20をボルト32に設けられた穴32aに通してからナット31をねじ巻いて嵌め込むだけであるため、細い弦を結ぶという細作業を省略でき、初心者等でも同様に弦の張り替え作業を容易に行うことが可能である。
また、その後に弦20を張り替える場合、ボルト32・ナット31を再利用することが可能である。切れた弦20からボルト32・ナット31を取り外し、新しい弦20に再びボルト32・ナット31を取り付ければよい。
また、ハープ10本体と弦20とを止め穴14aにおいて固定するためのボルト32・ナット31は、異なる形状のボルト・ナットでもよく、更にサウンドボックス14の止め穴14aよりもサイズが大きい限りにおいて他の部材であってもよい。
10 ハープ本体
20 弦
30 替え用弦
31 ナット
32 ボルト

Claims (3)

  1. ガット製又はナイロン製の弦と、
    前記弦の一端に設けられ、ハープ本体の止め穴よりも大きい係止部とを備え、
    前記係止部は、前記弦による結び目を有しないこと、
    を特徴とするハープの替え用弦。
  2. 前記係止部は、
    ボルトと、
    ナットとを備え、
    前記弦の一端が前記ボルトと前記ナットとで係合されること、
    を特徴とする請求項1に記載のハープの替え用弦。
  3. 前記ボルトの頭部は、前記弦の一端を前記ナットと接触可能に貫通させる穴を備えること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のハープの替え用弦。

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54113419U (ja) * 1978-01-23 1979-08-09
US20100236373A1 (en) * 2007-09-19 2010-09-23 Garry Goodman Clamping Ball End for Musical Strings

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ハーブの話「弦の張替え」, JPNX018000020, 3 September 2008 (2008-09-03), [online],JP *

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