JP3217893B2 - 移動自在ミキサ - Google Patents

移動自在ミキサ

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JP3217893B2
JP3217893B2 JP10016393A JP10016393A JP3217893B2 JP 3217893 B2 JP3217893 B2 JP 3217893B2 JP 10016393 A JP10016393 A JP 10016393A JP 10016393 A JP10016393 A JP 10016393A JP 3217893 B2 JP3217893 B2 JP 3217893B2
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勇二 長坂
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阪中 通昭
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンやバックホウ
やショベルカー等の走行手段に取り付けてどこへでも移
動させることができる移動自在ミキサに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の異なる原材料を混合するミキサ
(混合機)は、従来から図6に示すようなシステムを有
する。地上には各原材料を貯蔵する複数の貯蔵タンク5
0a,50b,50cを備え、それらの貯蔵タンク50
a,50b,50cの付近に、各原材料の計量槽52
a,52b,52cと全ての原材料を混合するためのミ
キサ54とを支柱56によって地上より高位置に支持設
置する。貯蔵タンク50a,50b,50cと計量槽5
2a,52b,52cとの間はそれぞれ移送用ダクト5
8a,58b,58cで連結され、移送手段60a,6
0b,60cによって原材料が計量槽52a,52b,
52cに送られる。この移送手段60a,60b,60
cとしては、例えば原材料が液体の場合はポンプを用
い、原材料が粉体の場合はバキュームや送風ポンプを用
いる。前記移送用ダクトに代えてコンベア等を用いる場
合もある。ミキサ54はそこで混合された原材料をその
下位で運搬車62が受け取ることができるような高さに
設置し、前記計量槽52a,52b,52cはそのミキ
サ54より高い位置に設置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すような従来
のシステムでは、計量槽52a,52b,52cとミキ
サ54とを1箇所に集めて設置し、計量槽52a,52
b,52cと貯蔵タンク50a,50b,50cとを搬
送手段58a,58b,58cで連結する構成となって
いる。このため、計量槽52a,52b,52cとミキ
サ54との設置位置に近接して複数の貯蔵タンク50
a,50b,50cを設置しなければならない。従っ
て、従来のシステムでは、複数の貯蔵タンク50a,5
0b,50cの領域と計量槽52a,52b,52cや
ミキサ54の領域とそれらを連絡する領域とから成る広
い場所を必要とする。このため、狭い場所や変形した地
形の場所には、従来のシステムを適用することが出来な
いという欠点があった。また、ミキサ54の位置や高さ
が固定されているため、ミキサ54の排出口と運搬車6
2の取入口とが合致しない場合には、混合した材料のス
ムースな授受が出来ないという欠点があった。更に、ミ
キサ54は支柱56によって地上より高い位置に設置さ
れるため、ミキサ54内を清掃する場合は、地上で清掃
する場合に比べて著しく手間がかかるという欠点もあっ
た。
【0004】本発明はこの点に鑑みてなされたもので、
広い場所を必要とすることなく、移動可能な装置に取り
付けてどこへでも自由に運ぶことができ、しかも混合物
を自由な場所に吐出でき、その上、内部の清掃を容易に
行なえるようにした移動自在ミキサを提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、原材料を収容するミキサ本体と、そのミキサ本体の
内部に回転自在に備えられる回転軸と、前記回転軸に取
り付けられる原材料を混合するための混合用羽根と、そ
の回転軸を回転させるための駆動手段とを有するミキサ
において、ミキサ本体を走行手段に取り付け、そのミキ
サ本体を接合分離可能な複数のボディから形成し、いず
れか一つのボディの内部に前記回転軸を備え、それら複
数のボディを接合分離させてミキサ本体の内部空間を密
閉開放するための開閉機構と、その開閉機構を作動させ
る作動手段を有するものである。
【0006】
【作用】ミキサ本体を走行手段に取り付けるようにした
ので、ミキサ本体を自由に移動することができ、敷地形
状に支配されずに任意の箇所に貯蔵タンクを設置するこ
とができる。また、プラント全体のレイアウトは自由で
あり、高さを著しく低くすることができる。ミキサ本体
を接合分離可能な複数のボディから形成したので、混合
した原材料を排出する際にミキサ本体を分離して、混合
した原材料の排出とミキサ本体の内部の清掃とを容易に
する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ミキサ本体10は図1に示すようにほぼ円筒状ま
たは球形をしており、このミキサ本体10は円筒形を軸
方向に二つに切断した形状の第一ボディ12と第二ボデ
ィ14とから成る。これら第一ボディ12と第二ボディ
14とは分離接合が可能となるよう設定されている。図
2及び図3にも示すように、第一ボディ12の円弧状の
外面に第一アーム16が固定されると共に第二ボディ1
4の円弧状の外面に第二アーム18が固定され、それら
第一アーム16と第二アーム18とは支軸20を中心に
回動自在になるよう設定されている。この支軸20は、
例えばクレーンやバックホウやショベルカー等の走行手
段21(図5参照)に備えられる支持プレート22に固
定されている。即ち、ミキサ本体10は走行手段21に
取り付けられている。
【0008】支軸20を中心に回動する第一アーム16
と第二アーム18とを接合させた場合(図3の状態から
図2の状態にする場合)、その接合面は完全に密閉され
るように設定されている。即ち、図3の状態になった円
筒形のミキサ本体10の内部は外部から密閉される。
【0009】第一ボディ12と第二ボディ14の開閉動
作(図2と図3の間の動き)は、前記支持プレート22
にその一端を揺動自在に取り付けた作動手段としての油
圧シリンダ24によって行う。その油圧シリンダ24に
よる第一ボディ12と第二ボディ14の開閉機構は、次
の構成から成っている。第一ボディ12と第二ボディ1
4の半円筒状の外壁にそれぞれ第一突出部26aと第二
突出部26bを一体に形成し、その第一突出部26aに
ヒンジピン28aを介して一端を枢着する第一連結部材
30aを備え、第二突出部26bにヒンジピン28bを
介して一端を枢着する第二連結部材30bを設ける。そ
れら第一連結部材30aの他端と第二連結部材30bの
他端とは、ヒンジピン32を介してを枢着されている。
即ち、第一ボディ12と第二ボディ14は、第一連結部
材30aと第二連結部材30bとの2個の連結部材と、
支軸20と3個のヒンジピン(ヒンジピン28aとヒン
ジピン28bとヒンジピン32)とを介して連結されて
いる。また、支軸20のみが支持プレート22に固定さ
れているが、3個のヒンジピンは移動可能な状態にあ
る。
【0010】前記油圧シリンダ24の先端にはヒンジピ
ン33を取り付け、そのヒンジピン33と前記ヒンジピ
ン28aとの間を連結アーム34で連結する。これによ
って、油圧シリンダ24が伸縮するとヒンジピン28a
が移動する。ここで、第一ボディ12と第二ボディ14
とが接合してミキサ本体10の内部は密閉された図3の
状態において、油圧シリンダ24が伸びた状態に設定す
る。この図1の状態から油圧シリンダ24の長さが短く
なると、油圧シリンダ24に連結している連結アーム3
4とヒンジピン28aは、図2で上方に引き上げられ
る。このヒンジピン28aは第一ボディ12に一体に形
成された第一突出部26aに取り付けられているので、
第一突出部26aを上方に引き上げる力が働く。この第
一ボディ12は支軸20に回動自在に取り付けられてい
るので、第一ボディ12は支軸20を中心に反時計方向
に回動し、図2に示す位置となる。第一ボディ12と第
二ボディ14とは、支軸20を固定点としてヒンジ結合
しているので、第一ボディ12が支軸20を中心に反時
計方向に回動すると同じ角度だけ、第二ボディ14は支
軸20を中心に時計方向に回動し、第二ボディ14は図
2に示す位置となる。一方、油圧シリンダ24が図2に
示した縮んだ状態から長さが長くなると、第一ボディ1
2が支軸20を中心に時計方向に回動し、それに伴って
第二ボディ14は支軸20を中心に反時計方向に回動し
て、第一ボディ12と第二ボディ14とが接合する(図
1の状態)。
【0011】第一ボディ12には、その内部に回転軸3
4が回転自在に取り付けられ、その回転軸34に図4に
示すような、原材料をより均一に混合するための混合用
羽根36が取り付けられる。この回転軸34の位置は、
ミキサ本体10の円筒形の内部空間の中心となる位置に
設置される。この回転軸34は駆動手段38によって回
転させられる。前記油圧シリンダ24や回転軸駆動手段
38は、走行手段21の動力によって駆動させられて
も、それらとは別の外部の動力によって駆動させられて
も良い。一方、第二ボディ14には半円筒状の外壁に原
材料投入用の投入口40が形成され、更にその投入口4
0を開閉する蓋42が備えられる。
【0012】次に、本発明の移動自在ミキサを使用する
場合について説明する。ミキサ本体10内に原材料を投
入する場合には、第一ボディ12と第二ボディ14とを
接合させて図2の状態とする。ミキサ本体10と開閉機
構とは走行手段21に取り付けられている。図5に示す
ように、貯蔵タンク44aの位置と貯蔵タンク44bの
位置とが離れている場合には、走行手段21の首を振っ
てミキサ本体10を移動させるか、走行手段21そのも
のを移動させて、各原材料の貯蔵タンク44a,44b
の位置まで移動させる。そして、各貯蔵タンク44a,
44bに隣接設置した計量槽46a,46bで計量した
原材料をミキサ本体10内に原材料を投入する。その際
には、蓋42を開けて、蓋42の位置からミキサ本体1
0の内部に原材料を投入する。
【0013】ミキサ本体10内への原材料の投入が完了
すると、蓋42を閉めて混合用羽根36を回転させ、ミ
キサ本体10内で原材料を混合させる。原材料の投入完
了後、走行手段21は排出場所までミキサ本体10を移
動させるが、その移動中もミキサ本体10内で原材料を
混合させる。混合が完了して原材料を排出する場合、図
2の状態から油圧シリンダ24を作動させて図3の状態
にする。この結果、第一ボディ12と第二ボディ14と
が開いて、この開口部から原材料を排出する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動自在
ミキサによれば、ミキサ本体は走行手段に取り付けられ
ているので、原材料を取り込む際にミキサ本体を目的位
置に自由に移動させることができる。従って、本発明で
は、走行手段が入り込めれば、狭い場所や変形した地形
の場所であっても敷地形状に支配されずに任意の箇所に
貯蔵タンクを設置することができ、従来のシステムのよ
うな広いまとまった場所を必要としないものである。ま
た、本発明では、ミキサ本体を移動させることができる
ので、計量槽を貯蔵タンクに取り付けるようにすれば、
従来のような原材料を移送させる移送手段や、ミキサ本
体と計量槽を支持する支柱等の大掛かりなシステムが不
要となり、そのシステムの製作や維持管理に掛かってい
た莫大な費用を節減することができる。
【0015】従来のミキサでは、混合材料を排出する場
合は、面積の狭い排出口から混合材料を排出するので、
排出に時間がかかっていた。しかし本発明では、混合し
た原材料を排出する際に、円筒形のミキサ本体が半分に
割れるので、広い排出口を確保することができ、混合材
料の排出をスムースに行うことができる。また、円筒形
のミキサ本体が半分に割れるので、作業終了時のミキサ
内部の清掃作業を容易に行うことができる。更に、従来
のミキサでは、混合材料を作り出すシステムは全ての構
成部材が工場に設置されたものである。このため、混合
材料が必要な場合はその都度搬送車で工場へミキサで混
合された混合材料を取りに行き、現場まで運ばなければ
ならなかった。これに対して本発明では、ミキサ本体を
取り付けた走行手段と、必要な原材料とを作業現場まで
運び、作業現場で原材料を混合することが出来る。これ
によって、従来作業現場と工場との間の搬送車の往復を
省略することができ、作業時間を大幅に短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動自在ミキサの本体を示す斜視
図である。
【図2】本発明に係る移動自在ミキサの閉じた状態を示
す一実施例正面図である。
【図3】本発明に係る移動自在ミキサの開いた状態を示
す一実施例正面図である。
【図4】本発明に係る移動自在ミキサの要部断面図であ
る。
【図5】本発明に係る移動自在ミキサを用いた場合のタ
ンク設置図である。
【図6】従来のミキサのシステム図である。
【符号の説明】
10 ミキサ本体 12 第一ボディ 14 第二ボディ 20 支軸 21 走行手段 24 油圧シリンダ 28a ヒンジピン 28b ヒンジピン 30a 第一連結部材 30b 第一連結部材 32 ヒンジピン 34 回転軸 36 混合用羽根 38 駆動手段 40 投入口 42 蓋

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原材料を収容するミキサ本体と、そのミ
    キサ本体の内部に回転自在に備えられる回転軸と、前記
    回転軸に取り付けられる原材料を混合するための混合用
    羽根と、その回転軸を回転させるための駆動手段とを有
    するミキサにおいて、ミキサ本体を走行手段に取り付
    け、そのミキサ本体を接合分離可能な複数のボディから
    形成し、いずれか一つのボディの内部に前記回転軸を備
    え、それら複数のボディを接合分離させてミキサ本体の
    内部空間を密閉開放するための開閉機構と、その開閉機
    構を作動させる作動手段を有することを特徴とする移動
    自在ミキサ。
  2. 【請求項2】 前記ミキサ本体を接合分離可能な第一ボ
    ディと第二ボディとの二体から構成し、前記開閉機構は
    前記走行手段に固定する支軸と前記第一ボディに一端を
    回動可能に取り付けた第一連結部材と前記第二ボディに
    一端を回動可能に取り付けた第二連結部材とから構成
    し、前記第一ボディと前記第二ボディとをそれぞれ前記
    支軸に回動可能に取り付け、前記第一連結部材の他端と
    前記第二連結部材の他端とを回動自在に取り付けたこと
    を特徴とする請求項1記載の移動自在ミキサ。
  3. 【請求項3】 前記ミキサ本体を構成する複数のボディ
    のいずれかに、原材料投入用の投入口とその投入口を閉
    鎖する蓋とを備えたことを特徴とする請求項1記載の移
    動自在ミキサ。
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