JP3217655U - 紙パック容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】注ぎ口における液だれを防止することができる紙パック容器を提供する。
【解決手段】紙パック容器10は、切妻屋根型のトップ部11を有し、トップ部11には、開閉可能な注ぎ口27が含まれ、注ぎ口27の上部略中央付近にV字形状の切り欠き部25が設けられる。
【選択図】図1

Description

本考案は、注ぎ口における液だれを防止できる紙パック容器に関する。
従来、飲料(例えば、牛乳やジュース)等の液体を収容する容器として、切妻屋根型のトップ部を有する四角柱状の紙パック容器(いわゆるゲーブルトップ型紙パック容器)が知られている。
このようなゲーブルトップ型紙パック容器は、トップ部において対向する一組の妻パネルが山型に折り込み可能に構成され、当該妻パネルを内方に折り込んで封止されている。そして、開封の際には、一方の妻パネルを外方にくちばし状に突出させることによって菱形状に開口した注ぎ口が形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−19558号公報
しかしながら、従来の注ぎ口では、注ぎ終わりの段階において口ばし状の先端部に液体が或る程度収束するものの、その流出域は定まっていない。このため液体が注ぎ口の外側に回り込みやすく、液だれが生じる問題があった。
また、紙パック容器は一般的に、最初の開封時にトップシールされた妻パネルの上端部を剥離して注ぎ口を形成する。しかしながら剥離が良好にできず、注ぎ口の上端部が意図しない形状に変形や破損して不均一な形状となる場合もあり、これも液だれの大きな要因となる。
本考案は、斯かる実情に鑑み、注ぎ口における液だれを防止することができる紙パック容器を提供しようとするものである。
本考案は、切妻屋根型のトップ部を有する紙パック容器であって、前記トップ部には、開閉可能な注ぎ口が含まれ、前記注ぎ口の上部略中央付近に流域幅が狭い切り欠き部を設けた、ことを特徴とする紙パック容器にかかるものである。
また、前記切り欠き部は、略V字形状であり、前記注ぎ口の上端縁側が広く下方に向かって狭くなるように設けられ、谷部が前記注ぎ口の開口幅の略中心部に位置する、ものであってもよい。
また、前記切り欠き部は縁部に撥水手段が設けられる、ものであってもよい。
また、前記注ぎ口は、内方への折り込みと外方へ突出が可能に構成される、ものであってもよい。
また、低粘度の液体が収容される、ものであってもよい。
本考案によれば、紙パック容器において、注ぎ口の液だれを防止することができる、という優れた効果を奏し得る。
本考案の実施形態に係る紙パック容器の一部を抜き出して示す外観斜視図である。 本考案の実施形態に係る紙パック容器の一部を抜き出して示す図であり(a)側面図、(b)正面図、(c)切り欠き部の正面拡大図である。
以下、本考案の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の紙パック容器10のトップ部11付近を抜き出して示す外観斜視図である。また、図2は、注ぎ口27を開放した状態における注ぎ口27付近を示す図であり、同図(a)が側面図、同図(b)が妻パネル15方向から見た正面図である。
図1(a)に示すように、本実施形態の紙パック容器10は、切妻屋根型のトップ部11と、四角柱状の胴部21を有する紙容器であり、いわゆるゲーブルトップ型紙パック容器である。
胴部21は、4枚の側パネル22を筒状に連接してなり、その上辺にトップ部11を構成する4枚のパネル12、15が連接されている。また図示は省略するが、胴部21の下辺には底部を構成するパネルが連接されている。
トップ部11は、切妻屋根型の屋根部分となる対向する一対のパネル(以下、屋根パネル12という)と、切妻屋根型の妻部分となる対向する他の一対のパネル(以下、妻パネル15という)により構成される。屋根パネル12と妻パネル15とは胴部21の周方向に沿って交互に順次環状に連設されている。
屋根パネル12はそれぞれ、四角形状の傾斜片13と外側シール片14により構成される。傾斜片13は、側パネル22の上辺に連接され、外側シール片14は、傾斜片13の上辺に連設される。傾斜片13にはその一部の折り返し領域13aを折り返す折り目13bが形成されている。
同図(b)、同図(c)に示すように、妻パネル15はそれぞれ、三角形状(山形状)の折り込み片16と、一対の折り返し片17と、内側シール片18により構成される。折り込み片16は、その底辺が側パネル22の上辺に連接され、2つの斜辺にそれぞれ折り返し片17の一辺が連設される。折り返し片17の側方の辺は屋根パネル12の傾斜片13(その折り返し領域13a)に連設され、折り返し片17の上方の辺は、内側シール片18に連接される。
本実施形態の紙パック容器10は、一対の妻パネル15の少なくとも一方(注ぎ口27となる妻パネル15)の上部略中央付近に、液体の流出域を狭めるV字形状の切り欠き部25を有する。この例では、図1における右(右下)側の妻パネル15を開放すると注ぎ口27となる。切り欠き部25の詳細については後述するが、この例では、内側シール片18の幅方向Wの中心付近に設けられる。
この紙パック容器10を開閉する方法について引き続き説明すると、同図(a)に示すように、この紙パック容器10の封止状態(密封状態)では、折り込み片16と折り返し片17との境界の折り曲げ線を内側に折り込むようにして(谷折りして)、妻パネル15が屋根パネル12の間に折り込まれる。また、内側シール片18は幅方向Wの中心部の折り曲げ線を内側に折り込むようにして(谷折りして)、外側シール片14の間に折り込まれ、既知のヒートシールなどによりシールされている。
開封時には、同図(b)に示すように、注ぎ口27となる一方の妻パネル15の折り返し片17が外側に露出するように、折り返し片17を中心部分から押し広げる。具体的には、一対の折り返し片17が折り込み片16と略同一平面になるように、あるいは、折り込み片16と折り返し片17との境界の折り曲げ線が外側に折り返されるように(山折りされるように)一対の折り返し片17を中心部分から押し広げる。これにより屋根パネル12の傾斜片13の折り返し領域13aは、折り目13bから谷折りされる。
その後、同図(c)に示すように、押し広げた折り返し片17に連接する内側シール片18を外側シール片14から剥離する。そして、三角形状(山形状)の折り込み片16の頂点が外方に突出するように広げると、外方にくちばし状に突出するとともに上面視において菱形状に開口した注ぎ口27が形成される。
また、紙パック容器10に残存する液体を保管する場合などには、再び同図(a)に示すように、妻パネル15を屋根パネル12の間に折り込むことで簡易的に注ぎ口27を閉止することができる。
このように、本実施形態の紙パック容器10は、トップ部11に、内方への折り込みと外方へ突出を可能にすることで開閉できる注ぎ口27を備えている。さらに注ぎ口27の上部略中央付近にはV字形状の切り欠き部25を有しており、これにより、注ぎ口27から流出する液体の液だれ(液漏れ)を防止することができる。
従来の切り欠き部25が設けられていない構成では、注ぎ口27は、注ぎ終わりの段階において口ばし状の先端部に液体が或る程度収束するものの、その流出域は定まっていない。また、流出の幅方向(注ぎ口27の幅方向W)においては平板状の部分(内側シール片)を通過することとなり液体は不特定に分散し易く、液体が注ぎ口の外側に回り込みやすく、液だれが生じる問題があった。
一方、本実施形態では同図(b)、同図(c)に示すように、注ぎ口27の上端部(先端部)となる内側シール片18の中央部において、上端縁側が広く下方に向かって狭くなる切り欠き部25が設けられ、その谷部が内側シール片18の幅方向W中心部、すなわち、注ぎ口27の開口の中心部に位置する。
そして、注ぎ口27を開放した状態(液体を注ぐ状態)では、切り欠き部25によって注ぎ口27の端部は、内部に向かって傾斜することになる。
図2を参照してより詳細に説明すると、V字形状の切り欠き部25は、注ぎ口27の内側方向より外側方向(突出方向)の方が、紙パック容器10の高さ方向Hの高さが低くなるように形成される。つまり、注ぎ口27の上端部(先端部)は、中心部において高低差が生じている。また、切り欠き部25の上端から下端(谷部)に向かって、液体の流出域(幅方向Wの距離)が次第に狭められることになる。
従って、従来の切り欠き部25が設けられていない構成において菱形状の注ぎ口27の先端において分散されていた液体の流出域を、本実施形態では、注ぎ終わりの段階において切り欠き部25(及びその近傍)に収束させることができ、液体の流れを中心部に誘導できる。また、流出域の高さ方向Hの高低差と幅方向の狭小化によって切り欠き部25を通過する液体の流速を大きく(速く)することができる。これにより注ぎ口27における液体の残留を軽減することができ、液だれ(液漏れ)を防止することができる。
さらに、例えば、内側シール片18と外側シール片14の剥離が良好にできず、注ぎ口27の上端部が意図しない形状に変形や破損して不均一な形状となる場合があっても、液体を切り欠き部25(及びその近傍)に誘導できる。このため、切り欠き部25を通過する液体の流速を大きく(速く)して注ぎ口27における液体の残留を軽減することができ、液だれ(液漏れ)を防止することができる。
特に、本実施形態の紙パック容器10は、低粘度の液体(例えば、牛乳やジュースなどの飲料)が収容される容器である。低粘度の液体の場合、切り欠き部25を通過する液体の流速をより大きく(速く)することができ、切り欠き部25を設けることによる液だれ(液漏れ)の防止に、より高い効果が得られる。
なお、同図(a)に拡大して示すように、切り欠き部25の谷部(下端部)25Vは、注ぎ口27の突出方向先端Tから高さ方向Hにおいて0.5mm〜1.0mm上方に位置させるとよい。このようにすることで、紙パック容器10の開封前や保存時に注ぎ口27を閉じた際の機密性を高めることができる。
また、切り欠き部25の縁部およびその周辺には、図2にハッチングで示すように撥水手段28を設けるとよい。撥水手段28としては例えば、食用油などの撥水剤を塗布(付着)した撥水層である。あるいは、撥水手段28は、微細な凹凸加工面またはその他の撥水加工面であってもよい。このような構成により水切り効果を高め、更に液だれ(液漏れ)を防止することができる。
以上、本考案の紙パック容器10は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記の実施形態では、対向する妻部の一方側のみに注ぎ口27が設けられる例を説明したが、両側に注ぎ口27が設けられる構成であってもよく、その場合、それぞれの注ぎ口27の上端中央付近に切り欠き部25が設けられる。
また、切り欠き部25は、注ぎ口27の流域幅を狭める構成であれば谷部に向かって直線的に傾斜するV字状に限らず、同図(c)に示すように内側に凸の湾曲したV字状であってもよい。
本考案の紙パック容器は、牛乳その他飲料などの液体を収容する紙パック容器に利用可能である。
10 紙パック容器
11 トップ部
12 屋根パネル
13 傾斜片
14 外側シール片
15 妻パネル
16 折り込み片
17 折り返し片
18 内側シール片
21 胴部
22 側パネル
25 切り欠き部
27 注ぎ口
28 撥水手段

Claims (5)

  1. 切妻屋根型のトップ部を有する紙パック容器であって、
    前記トップ部には、開閉可能な注ぎ口が含まれ、
    前記注ぎ口の上部略中央付近に流域幅が狭い切り欠き部を設けた、
    ことを特徴とする紙パック容器。
  2. 前記切り欠き部は、略V字形状であり、前記注ぎ口の上端縁側が広く下方に向かって狭くなるように設けられ、谷部が前記注ぎ口の開口幅の略中心部に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙パック容器。
  3. 前記切り欠き部は縁部に撥水手段が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙パック容器。
  4. 前記注ぎ口は、内方への折り込みと外方へ突出が可能に構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の紙パック容器。
  5. 低粘度の液体が収容される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の紙パック容器。
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