JP3217647U - 眼鏡ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】眼鏡立てとして利用も図ることのできる眼鏡ケースを提供する。
【解決手段】所定長さを有するケース本体11と、このケース本体の幅方向一端側と上端側の領域にかけて設けられたスライドファスナー12とを備えて眼鏡ケース10が構成されている。スライドファスナー12を閉塞位置にしたときにケース本体11が強制的な折り曲げ力を受けて折れ曲がり、スライドファスナー12を開放位置にしたときに所定角度開いて起立可能に設けられている。ケース本体11の開放端側の下部領域には、内部に収納された眼鏡Pが手前側に倒れ込むことを防止する取り付け取り外しが可能になっている脱着帯22が設けられ、この脱着帯22には眼鏡クリーナーなどの小物を入れることに適したポケット25が設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】所定長さを有するケース本体11と、このケース本体の幅方向一端側と上端側の領域にかけて設けられたスライドファスナー12とを備えて眼鏡ケース10が構成されている。スライドファスナー12を閉塞位置にしたときにケース本体11が強制的な折り曲げ力を受けて折れ曲がり、スライドファスナー12を開放位置にしたときに所定角度開いて起立可能に設けられている。ケース本体11の開放端側の下部領域には、内部に収納された眼鏡Pが手前側に倒れ込むことを防止する取り付け取り外しが可能になっている脱着帯22が設けられ、この脱着帯22には眼鏡クリーナーなどの小物を入れることに適したポケット25が設けられている。
【選択図】図2
Description
本考案は、眼鏡ケースに係り、更に詳しくは、眼鏡立てとしての利用も図ることのできる眼鏡ケースに関する。
従来より、袋状をなすケース本体の出し入れ口に沿ってスライドファスナー等の開閉手段を設けた各種の眼鏡ケースが知られている。
実用新案登録第3171817号公報に開示された眼鏡立て兼用の眼鏡ケースでは、ケース本体の幅方向一端側と長手方向の中央付近までをスライドファスナーで開閉し、長手方向中央付近より設けられた襠部材によって眼鏡立てとして使用する際に、眼鏡の脱落防止のストッパーの役割を担っている。
実用新案登録第3171817号公報に開示された眼鏡立て兼用の眼鏡ケースでは、ケース本体の幅方向一端側と長手方向の中央付近までをスライドファスナーで開閉し、長手方向中央付近より設けられた襠部材によって眼鏡立てとして使用する際に、眼鏡の脱落防止のストッパーの役割を担っている。
しかしながら、前記実用新案登録第3171817号公報に示された眼鏡立て兼用の眼鏡ケースは、眼鏡立てとして使用する場合に長手方向中央付近から端部まで設けられた襠部材が、眼鏡の収納や取り出しの際に妨げとなり使い勝手は良好なものではない。
本考案は、内部に収納空間を有する所定長さのケース本体と、このケース本体の幅方向一端側と長手方向一端側の領域かけて設けられた当該ケース本体を開閉可能とする開閉手段を備えた眼鏡ケースにおいて、前記ケース本体は、前記開閉手段を閉位置としたときに強制的な折り曲げ力を受けて折れ曲がる一方、前記開閉手段を開位置にしたときに所定角度開くよう設けられ、前記開閉手段はスライドファスナーにより構成され、当該スライドファスナーを構成する一対のレールの各基部間には眼鏡の脱落防止帯が設けられ、また、眼鏡ケースを起立姿勢にして眼鏡立てとして利用するときに襠部材の代わりとして着脱自在の脱落防止帯を取り付けることによって、内部に収納されている眼鏡が取り出しやすく収納する際においても容易となる。
本考案は、ケース本体が、開閉手段を閉位置にしたときに強制的な折り曲げ力を受けて折れ曲がる一方、開閉手段を開位置にしたときに所定角度開く構成としたので、ケース本体の閉塞状態を解除するだけで、手で拡げる操作をすることなく、ケース本体が折り曲げ力を受けない状態まで開くことができ、着脱自在の脱落防止帯により、収納されている眼鏡を容易に取り出すことができる。
また、開閉手段を開くだけでケース本体が起立可能となり、眼鏡立てとして利用することが可能となる。
更に、折り曲げ可能な樹脂シートを含んでケース本体を構成したから、眼鏡ケースを軽量なものとすることができる。またケース本体にクッション性を与えることができるため、手に持った感触もソフトにすることができる他、眼鏡を損傷から保護することも可能となる。
更に、前記開閉手段を構成するスライドファスナーのレールの各基部間に眼鏡の脱落防止帯を設けた構成では、眼鏡ケースを起立姿勢としたときに、内部に収納されている眼鏡がケース本体外に倒れ込むような虞を防止することができる。
また、着脱自在の脱落防止帯を外すことによって、眼鏡を容易に出し入れができる。
本考案における前記ケース本体は、前記開閉手段を開位置にしたときに起立可能に設けられる、という構成を採っている。このような構成により、開閉手段の単なる開き操作によってケース本体が起立できる状態となり、眼鏡立てとしての利用が可能となる。
また、前記ケース本体は、折り曲げ可能な樹脂シートを含んで構成することが好ましい。このような構成では、眼鏡ケースを軽量なものとすることができる。しかも、クッション性を得ることで手触りもソフトな感じを与えることが可能になるとともに、眼鏡を損傷から保護することも可能となる。
更に、取り付け取り外しが可能になっている前記脱落防止帯の外側に小物類収容部を設けるとよく、これにより、例えば、眼鏡クリーナーのようなものを収納したときに、その出し入れを極めて容易に行うことが可能となる。また前記脱落防止帯を販売促進用の差し替え可能なペナントとしてもよい。
図1には、本考案の実施例に係る眼鏡ケースの概略斜視図が示され、図2には眼鏡ケースを開いた状態の概略斜視図が示されている。図3は開いた状態の眼鏡ケースにおいて脱落防止帯を外した状態の概略斜視図が示されている。これらの図において、眼鏡ケース10は、内部に収納空間Sを有する所定長さのケース本体11と、このケース本体11の幅方向一端側と長手方向一端(図1中上端)側の領域にかけて設けられた開閉手段としてのスライドファスナー12とを備えて構成されている。
前記ケース本体11は、折り曲げ領域を構成する背部11Aと、この背部11Aに連なる左片部11B及び右片部11Cを備えた形状に設けられている。ケース本体11の芯材には、軟質樹脂シートを用いて構成することで、折り曲げ力を付与したときに破断若しくは割れを生ずることなく折れ曲がることができ、且つ、折り曲げ力の付与を解除したときに、初期形状に復帰することができる程度の弾性を備えたものにより構成されている。
ケース本体11の下端側には、図3に示されるように、底シート20が縫い付けられている。
眼鏡Pの脱落防止帯としての脱着帯22は前記ケース本体左片部11Bと右片部11Cに設けられた部材22Aとを、例えば、面ファスナーなどを用いて接合することで係止する。この脱着帯22は、ケース本体11の長手方向略半分長さに対応した高さ位置まで設けられている。当該脱着帯22には、上部を開放するポケット(小物類収納部)25が設けられている。
スライドファスナー12は、ケース本体11の幅方向一端側領域から長手方向一端側(図1中上端側)の領域にかけて縫い付けられた一対のレール26,26と、これらのレール26,26に沿って移動するスライダ27とにより構成されている。レール26の図1中上端側端部長さは、ケース本体11よりも更に後方に一定量延ばすことのできる長さに設けられている。
以上の構成において、眼鏡ケース10は、スライドファスナー12を閉塞状態としたときに、ケース本体11の背部11Aを挟んで左片部11B及び右片部11Cが相互に接近する方向に強制的に折り曲げられる状態となる。この一方スライドファスナー12を開放してスライダ27をレール26の上端まで移動させると、ケース本体11の芯材に用いた軟質樹脂シートが弾性復帰しようとするため、左片部11B及び右片部11Cの開放端側が相互に離れ、底シート20の平面形状に略対応する位置まで開くようになる。
従って、このような実施例によれば、スライドファスナー12を開位置にするだけで、ケース本体11が開くようになるため、起立姿勢を安定して保つことができ、眼鏡立てと同様の利用形態を図ることができる。この際、脱着帯22が存在しているため、眼鏡Pが手前側に倒れ込むように脱落する虞も回避することができる。
前記脱着帯22は取り付け取り外しが可能になっているので、眼鏡Pを容易に出し入れすることができる。
10 眼鏡ケース
11 ケース本体
12 スライドファスナー(開閉手段)
25 ポケット(小物類収容部)
22 脱着帯(脱落防止帯)
P 眼鏡
11 ケース本体
12 スライドファスナー(開閉手段)
25 ポケット(小物類収容部)
22 脱着帯(脱落防止帯)
P 眼鏡
Claims (5)
- 内部に収納空間を有する所定長さのケース本体と、このケース本体の幅方向一端側と長手方向一端幅側の領域にかけて設けられて当該ケース本体を開閉可能とする開閉手段とを備えた眼鏡ケースにおいて、前記ケース本体は、前記開閉手段を閉位置にしたときに強制的な折り曲げ力を受けて折れ曲がる一方、前記開閉手段を開位置にしたときに所定角度開くように設けられ、前記開閉手段はスライドファスナーにより構成され、当該スライドファスナーを構成する一対のレールの各基部間には、眼鏡の脱落防止帯が設けられ、前記脱落防止帯は、前記ケース本体に取り付け取り外しが可能になっている眼鏡ケース。
- 脱落防止帯は、少なくとも片側はケース本体に結合されている請求項1記載の眼鏡ケース。
- 前記ケース本体は、前記開閉手段を開位置にしたときに起立可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡ケース。
- 前記ケース本体は、折り曲げ可能な樹脂シートを含んで構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の眼鏡ケース。
- 前記脱落防止帯の外側には、小物類収納部が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の眼鏡ケース。
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JP2018002165U JP3217647U (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | 眼鏡ケース |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021023436A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | コクヨ株式会社 | 小物類収納ケース |
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2018
- 2018-06-12 JP JP2018002165U patent/JP3217647U/ja active Active
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JP2021023436A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | コクヨ株式会社 | 小物類収納ケース |
JP7447405B2 (ja) | 2019-07-31 | 2024-03-12 | コクヨ株式会社 | 小物類収納ケース |
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