JP3216801U - 墓参り用具収納装置及び墓参り用具収納装置を備えた墓 - Google Patents

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Abstract

【課題】墓参り用手桶及び墓参り用柄杓等の墓参り用具を簡単に収納することができる墓参り用具収納装置及び墓参り用具収納装置を備えた墓を提供する。
【解決手段】墓参り用具収納装置100は、本体10と、本体の上面に開口が設けられ、開口を介して墓参り用具を内部に挿入可能であると共にこの挿入状態を保持可能な収納部20と、収納部の少なくとも底部に連設され、収納部と外部とを連通させる連通部30とを備えている。
【選択図】図1

Description

本考案は、墓参り用手桶及び墓参り用柄杓等の墓参り用具を収納するための墓参り用具収納装置及び墓参り用具収納装置を備えた墓に関する。
墓参りの時に使用される手桶及び柄杓は、通常、墓地に共用で設置された墓地用具の収納整理棚等に多数掛けられていて、そこから手桶及び柄杓を持って墓に行くことが多い。また、手桶及び柄杓が共用の籠の中に多数入れられていて、そこから、必要とする手桶及び柄杓を取り出して墓に持って行くこともある。
墓参りに際しては、これら手桶及び柄杓の他に、ロウソク、線香、マッチ、数珠等の小物の墓地用具を用意して持っていかなければならない場合もあるため、小物の墓地用具を収納する装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載の墓参用具の収納装置は、個々の墓を構成する構成要素又はその墓の石製付属品に横若しくは縦に延びる収納孔を設け、その収納孔内に、墓参用具を収納する引出しを、出し入れ可能に設けている。
実開平5−21061号公報
しかしながら、墓地に共用で設置された墓地用具の収納整理棚の場合、整理棚に手桶及び柄杓が混じり合って乱雑に掛けられていたり、籠の中に多数の手桶及び柄杓のみならずちり取りや箒などの墓地用具が整理整頓されずに乱雑に入れられていたりすると、そこから必要とする手桶及び柄杓を探し出して取り出すことは容易ではない。
近年、高齢化時代の到来で墓参り客も増加し、それに伴って、多数の手桶及び柄杓を墓地に設置しなければならないが、設置スペースは不足しがちである。
また、墓参りに来る人の中には、墓地に共用で設置された墓地用具の収納整理棚や籠に収容されている共用の一般的な手桶及び柄杓を使用せずに、自分独自の手桶及び柄杓を使用して墓参りしたいと望む人もいる。しかし、自分独自の手桶及び柄杓を用意するとなると、自動車等の運搬手段が必要であり、また、自動車からお墓までは自ら運搬する必要がある。その場合、花束やちり取りや箒などの掃除用具や鋏や線香などと一緒に運ぶ必要もあり、苦労を強いられることになる。
さらに、使用後の手桶や柄杓等の清掃用具を持ち帰る際に、手桶の桶本体部や柄杓に付着した水があるため、持ち運びがより不便であった。
一方、特許文献1に記載の墓参用具の収納装置を用いれば、ロウソク、線香、マッチ、数珠等の小物の墓地用具を収納することはできるが、手桶や柄杓等の比較的に大きな清掃用具を収納することは困難である。また、引き出し状に構成されているため、製作コストが高いという問題点もあった。
従って、本考案は従来技術の上述した問題点を解消するものであり、本考案の目的は、墓参り用手桶及び墓参り用柄杓等の墓参り用具を簡単に収納することができる墓参り用具収納装置及び墓参り用具収納装置を備えた墓を提供することにある。
本考案によれば、墓参り用具収納装置は、本体と、本体の上面に開口が設けられ、開口を介して墓参り用具を内部に挿入可能であると共にこの挿入状態を保持可能な収納部と、収納部の少なくとも底部に連設され、収納部と外部とを連通させる連通部とを備えている。
例えば石材等から形成された本体の上面に設けられた開口を介して墓参り用具を内部に挿入しこの挿入状態を保持可能な収納部と、この収納部の少なくとも底部に連設され、収納部と外部とを連通させる連通部とを備えることにより、墓参り用手桶及び/又は墓参り用柄杓等の墓参り用具を簡単に収納(立て掛け)することができる。また、墓参り用具を墓参り毎に持ち運ぶ手間が省け、自分専用の手桶や柄杓を置いておくことができる。
収納部は、墓参り用手桶を逆さまにして墓参り用手桶の桶柄部を下方にして挿入し保持可能な桶用収納部と、墓参り用柄杓を逆さまにして柄杓の杓柄部を下方にして挿入し保持可能な複数の杓用収納部とを備え、桶用収納部は、墓参り用手桶の桶柄部の片方の支柱が挿入可能な長さを有すると共に所定深さを有する非貫通長穴として形成され、連通部は非貫通長穴に連通すると共に非貫通長孔の長軸と直交する方向に伸長する溝として形成されていることがより好ましい。このような構成を有することにより、墓参りに使用後の手桶に付着した水や収納部の開口から侵入してきた雨水等を下方に導き、外部に排出することができる。
本体は、上部が墓参り用手桶を逆さまにして被るように配置可能な錐台状に形成されると共に、側面に切り欠き部が設けられていることがより好ましい。
この場合、複数の杓用収納部の各々は上面に開口を有する貫通穴の開口側の部分で構成され、連通部は貫通孔の底面側の残りの部分で構成されていることがより好ましい。このような構成を有することにより、墓参りに使用後の柄杓に付着した水や収納部の開口から侵入してきた雨水等を下方に導き、外部に排出することができる。
収納部は、墓参り用柄杓を逆さまにして柄杓の杓柄部を下方にして挿入し保持可能な複数の杓用収納部を備え、複数の杓用収納部の各々は上面に開口を有する貫通穴として形成され、連通部はこの貫通孔の底面に連通する溝として形成されていることも好ましい。このような構成を有することにより、墓参りに使用後の柄杓に付着した水や収納部の開口から侵入してきた雨水等を下方に導き、外部に排出することができる。
本考案によれば、墓は、上記本考案に係る墓参り用具収納装置と、墓本体とを備えている。これにより、墓において墓参り用手桶及び墓参り用柄杓等の墓参り用具を簡単に収納(立て掛け)することができる。また、墓参り用具を墓参り毎に持ち運ぶ手間が省け、自分専用の手桶や柄杓を置いておくことができる。
墓本体は、外柵を有し、墓参り用具収納装置は、外柵の近傍又は外柵の一部として配置されていることがより好ましい。
本考案によれば、墓参り用手桶及び/又は墓参り用柄杓等の墓参り用具を簡単に収納(立て掛け)することができる。また、墓参り用具を墓参り毎に持ち運ぶ手間が省け、自分専用の手桶や柄杓を置いておくことができる。
本考案の第1の実施形態における墓参り用具収納装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図1の墓参り用具収納装置の構成を概略的に示す正面図及び側面図である。 図1の墓参り用具収納装置の使用状態を概略的に示す説明図である。 本考案の第2の実施形態における墓の構成を概略的に示す斜視図である。 本考案の第3の実施形態における墓の構成を概略的に示す斜視図である。 本考案の第4の実施形態における墓参り用具収納装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図6の実施形態における墓参り用具収納装置の構成を概略的に示す部分断面図である。 本考案の第5の実施形態における墓参り用具収納装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図8の実施形態における墓参り用具収納装置の構成を概略的に示す断面図である。 本考案の第6の実施形態における墓参り用具収納装置の構成を概略的に示す斜視図である。
以下、本考案に係る墓参り用具収納装置及び墓参り用具収納装置を備えた墓の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は本考案の第1の実施形態における墓参り用具収納装置100の構成を示しており、図2は図1の墓参り用具収納装置の構成を概略的に示している。図2において、(a)は墓参り用具収納装置100の長辺側の正面を表しており、(b)は(a)の左側の側面を表している。図3は墓参り用具収納装置100を用いて墓参り用手桶1、墓参り用柄杓2及び柄付きたわし3の立て掛けをする際の状態を示している。
図1に示すように、本実施形態における墓参り用具収納装置100は、本体10と、収納部20と、連通部30とを備えている。本実施形態において、墓参り用手桶1は、例えば、図3に示すように、細長い板を縦に並べ合せて円筒形の側(ガワ)を作成し、底部をつけ、箍(たが)で締め、水などを盛れるように桶本体部1aと桶柄部(把手部)1bとを有する木製の手桶である。墓参り用手桶1をプラスチック製又は金属製の手桶で構成しても良いことはもちろんである。本実施形態において、墓参り用柄杓2は、例えば、図3に示すように、杓本体部(合部)2aと杓柄部2bとを備えた木製の柄杓である。墓参り用柄杓2をプラスチック製又は金属製の柄杓で構成しても良いことはもちろんである。
本体10は、全体の外側形状が略直方体となるように、例えば石材等を加工して形成されている。石材以外の材料、例えば金属材料、セラミック材料又はプラスチック材料を用いて本体10を形成しても良い。この本体10の上面に収納部20の開口と、本実施形態では連通部30の開口とが設けられている。収納部20は、墓参り用具の一部を内部に挿入しこの挿入状態を保持可能に構成されている。連通部30は、この収納部20の少なくとも底部に連設され、収納部20と外部とを連通させるように構成された溝である。
収納部20は、本実施形態では、例えば、墓参り用手桶1を逆さまにして墓参り用手桶1の本体1aを上方に、桶柄部1bを下方にして挿入し保持可能な単一の桶用収納部20aと、墓参り用柄杓2等を逆さまにして墓参り用柄杓2等の本体2aを上方に、杓柄部2bを下方にして挿入し保持可能な複数の杓用収納部20bとによって構成されている。桶用収納部20aは所定深さを有する非貫通長孔であり、墓参り用手桶1の桶柄部1bの片方の支柱1cが挿入可能な長さを有する。複数の杓用収納部20bの各々は貫通円形穴の上面開口側の部分である。これらの杓用収納部20bは、墓参り用柄杓2以外に、柄付きたわし3等も収納可能である。
連通部30は、本実施形態では、桶用収納部20aと外部を連通させる桶用連通部30aと、杓用収納部20bと外部を連通させる杓用連通部30bとから構成されている。桶用連通部30aは、桶用収納部20aである非貫通長穴に連通すると共にこの非貫通長孔の長軸と直交する方向に伸長する溝である。桶用収納部20aの深さと桶用連通部30aの深さとは同一に構成されている。即ち、桶用収納部20aである非貫通長穴の底と桶用連通部30aである溝の底とは同一平面上にある。この桶用連通部30aである溝の一端には段差31が設けられており、これにより、墓参りに使用後の墓参り用手桶1に付着した水や、桶用収納部20aの開口から侵入してきた雨水等を溝の片方に導いて外部に排出することができる。杓用連通部30bは、貫通円形穴の上面側の部分である杓用収納部20bの下方部分である。即ち、本実施形態では、上部は杓用収納部20bであり下部は杓用連通部30bである、一体的に連通する円形貫通穴から構成されている。これにより、墓参りに使用後の墓参り用柄杓2に付着した水や杓用収納部20bの開口から侵入してきた雨水等を下方に導き、外部に排出することができる。なお、杓用連通部30bの穴径を、その上部の杓用収納部20bの穴径より小さくしても良い。この場合、杓柄部2bの挿入深さは杓用収納部20bの深さとなる。
墓参り用手桶1としては、図3に示す、左右両側の支柱1cとこの左右両側の支柱1cの間に介装された手把持部1dとからなる桶柄部(把手部)1bを有するような手桶に代えて、桶柄部(把手部)1bが、リング状の把手であるような墓参り用手桶1等であっても良い。
墓参り用柄杓2としては、図3に示す、杓本体部(合部)2aと杓柄部2bとを備えたものに代えて、湯、水などを汲み取ることができる他の形態のもの、例えば茶道用具様のものであっても良い。
図3に示すように、墓参り用具収納装置100を用いて墓参り用手桶1及び墓参り用柄杓2等を収納(立て掛け)する際は、墓参り用手桶1を逆さまにして墓参り用手桶1の桶本体部1aを上方に、桶柄部1bを下方にして片方の支柱1cを桶用収納部20aに挿入し、手把持部1dが連通部30の中に納まるようにして立て掛け状態とする。この場合、手把持部1dが段差31により支持され、もう片方の支柱1cは本体10の端部に位置するようになる。また、墓参り用柄杓2及び柄付きたわし3を逆さまにして墓参り用柄杓2の杓本体部2a及び柄付きたわし3のたわし本体3aを上方に、杓柄部2b及び3bを下方にして挿入して立て掛け状態とする(図4参照)。このように、本実施形態の墓参り用具収納装置100によれば、墓参り用手桶1、墓参り用柄杓2及び柄付きたわし3等の墓参り用具を簡単に収納することができる。
以上説明したように、本実施形態の墓参り用具収納装置100は、本体10の上面に墓参り用具の一部を内部に挿入しこの挿入状態を保持可能な収納部20の開口が設けられ、この収納部20の少なくとも底部に連設され、収納部20と外部とを連通させる連通部30を備えることにより、墓参り用手桶1、墓参り用柄杓2及び柄付きたわし3等の墓参り用具を簡単に収納(立て掛け)することができる。また、墓参り用具を墓参り毎に持ち運ぶ手間が省け、自分専用の手桶や柄杓を置いておくことができる。
また、収納部20は、墓参り用手桶を逆さまにして墓参り用手桶1の桶柄部1bを下方にして挿入し保持可能な桶用収納部20aと、墓参り用柄杓2を逆さまにして柄杓の杓柄部を下方にして挿入し保持可能な複数の杓用収納部20bとを備え、桶用収納部20aは所定深さを有する非貫通長穴として形成され、連通部30は非貫通長穴に連通すると共に非貫通長孔の長軸と直交する方向に伸長する溝として形成されていることで、墓参りに使用後の手桶及び柄杓に付着した水や収納部の開口から侵入してきた雨水等を下方に導き、外部に排出することができる。
本実施形態の墓参り用具収納装置100において、桶用連通部30aは、桶用収納部20aと直交する方向に伸長し、桶用収納部20aを横切る溝として構成されているが、本考案はこれに限定されるものではない。例えば、桶用収納部20aの下部と外部とを連通する水平及び/又は垂直方向の貫通穴で構成するようにしても良い。
図4は本考案の第2の実施形態における墓200の構成を示している。同図に示すように、本実施形態における墓200は、墓参り用具収納装置100と、石材等から構成された墓本体210とを備えている。本実施形態における墓参り用具収納装置100の構成は、第1の実施形態の墓参り用具収納装置100の場合と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
墓本体210は、大理石等の石材から形成された竿石210aと、石材等から構成された外柵210bとを備えている。墓参り用具収納装置100は、外柵210bの内側の近傍に設置されている。
これにより、墓参り毎に墓参り用手桶1、墓参り用柄杓2及び柄付きたわし3等の墓参り用具を墓参り毎に持ち運ぶ手間が省け、自分専用の手桶や柄杓を置いておくことができる。
図5は本考案の第3の実施形態における墓300の構成を示している。同図に示すように、本実施形態における墓300は、墓参り用具収納装置100と、石材等から構成された墓本体310とを備えている。本実施形態における墓参り用具収納装置100の構成は、第1の実施形態の墓参り用具収納装置100の場合と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
墓本体310は、大理石等の石材から形成された竿石310aと、石材等から構成された外柵310bとを備えている。墓参り用具収納装置100は、外柵310bの墓石の一部として配置されている。
墓参り用具収納装置100が独立して設置されずに外柵210bの一部として設置されるため、墓参り用具を収納に利用しない時に目立たない利点があると共に、墓参り毎に墓参り用手桶1、墓参り用柄杓2及び柄付きたわし3等の墓参り用具を墓参り毎に持ち運ぶ手間が省け、自分専用の手桶や柄杓を置いておくことができる。
なお、上述した実施形態の墓参り用具収納装置100において、収納部20は、桶用収納部20aと、杓用収納部20bとを備える構成例を説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、墓参り用手桶1を収納する長穴状の桶用収納部20aを設けずに、墓参り用柄杓2や柄付きたわし3等を収納する収納部を複数設けても良い。
図6は本考案の第4の実施形態における墓参り用具収納装置100Aの構成を概略的に示しており、図7は図6の実施形態における墓参り用具収納装置100Aの構成を概略的に示している。ただし、図7(a)は図6のA−A線の部分断面を、図7(b)は図6のB−B線の部分断面をそれぞれ表している。これらの図に示すように、本実施形態の墓参り用具収納装置100Aは、多角錐台状の本体10Aと、墓参り用柄杓2や柄付きたわし3等を収納する複数の収納部(杓用収納部)20Aと、連通部(杓用連通部)30Aとを備えている。
本体10Aは、石材等で例えば8角錐台状に形成され、さらにこの8角錐台の側面に所定深さの切り欠き部11Aを設けている。8角錐台の下部(大径端側)の切り欠き部11Aにより形成された平面部12Aに複数の収納部20Aの開口が設けられている。8角錐台の下面には、複数の収納部20Aの底部に連設され、収納部20Aと外部を連通させる連通部30Aが設けられている。この本体10Aは、上部が墓参り用手桶1を逆さまにして被るように配置可能な8角錐台状に形成されている。
複数の収納部(杓用収納部)20Aは、墓参り用柄杓2等を逆さまにして墓参り用柄杓2等の本体2aを上方に、杓柄部2bを下方にして挿入し保持可能な複数の杓用収納部であり、平面部12Aに開口した状態で複数、例えば、3つ形成されている。各収納部20Aは上下方向に伸長する貫通円形穴から構成されている。これらの収納部20Aには、墓参り用柄杓2、柄付きたわし3等を立て掛け、収納可能である。
連通部(杓用連通部)30Aは、8角錐台の下面に形成された略半円形状断面を有する溝から構成され、3つの収納部20Aと外部を連通させるものである。本実施形態においては、略半円形状断面を有する1本の溝からなる連通部30Aが、同一直線上に配列された3つの収納部20Aの底面に連通し、さらに、その溝の両端が8角錐台の側面まで延伸して外部に開口している。これにより、3つの収納部20Aと外部とを連通させることができ、墓参りに使用後の柄杓等に付着した水や収納部20Aの開口から侵入してきた雨水等を下方に導き、連通部30Aを介して外部に排出することができる。
墓参り用具収納装置100Aを用いて墓参り用手桶1及び墓参り用柄杓2等を収納する際は、墓参り用手桶1を逆さまにして本体10Aの上部から被るようにする。また、墓参り用柄杓2及び柄付きたわし3を逆さまにして墓参り用柄杓2の杓本体部2a及び柄付きたわし3のたわし本体3aを上方に、杓柄部2b及び3bを下方にして挿入して立て掛け状態とする。このように、本実施形態の墓参り用具収納装置100Aによれば、墓参り用手桶1、墓参り用柄杓2及び柄付きたわし3等の墓参り用具を簡単に収納することができる。
図8は本考案の第5の実施形態における墓参り用具収納装置100Bの構成を概略的に示しており、図9は図8のC−C線の断面を表している。これらの図に示すように、本実施形態の墓参り用具収納装置100Bは、本体10Bと、収納部20Bと、連通部30Bとを備えている。
本体10Bは、全体の外側形状が略直方体となるように、例えば石材等を加工して形成されている。石材以外の材料、例えば金属材料、セラミック材料又はプラスチック材料を用いて本体10Bを形成しても良い。この本体10Bの上面に収納部20Bの開口が設けられている。収納部20Bは、墓参り用具の一部を内部に挿入しこの挿入状態を保持可能に構成されている。連通部30Bは、この収納部20Bの少なくとも底部に連設され、収納部20Bと外部とを連通させるように構成される。
収納部20Bは、本実施形態では、例えば、墓参り用手桶1を逆さまにして墓参り用手桶1の本体1aを上方に、桶柄部1bを下方にして挿入し保持可能な桶用収納部20cと、墓参り用柄杓2等を逆さまにして墓参り用柄杓2等の本体2aを上方に、杓柄部2bを下方にして挿入し保持可能な杓用収納部20dとによって構成されている。桶用収納部20cは所定深さを有する長孔であり、墓参り用手桶1の桶柄部1bが挿入可能な長さを有する。桶用収納部20cの下部は桶用連通部30cに連通している。杓用収納部20dは上下方向の穴から構成されている。この杓用収納部20dは、墓参り用柄杓2以外に、柄付きたわし3等も収納可能である。杓用収納部20dの下部は、杓用連通部30dに連通している。なお、必要に応じて複数の杓用収納部20dを設けても良い。
連通部30は、本実施形態では、桶用収納部20cと外部を連通させる桶用連通部30cと、杓用収納部20bと外部を連通させる杓用連通部30bとから構成されている。桶用連通部30cは、桶用収納部20cである長穴の下部に連通すると共にこの長孔の長軸と直交する方向に伸長する溝(切り込み)である。桶用収納部20cである長穴の底と桶用連通部30cとは連通している。これにより、墓参りに使用後の墓参り用手桶1に付着した水や、桶用収納部20cの開口から侵入してきた雨水等を下方に導き、外部に排出することができる。杓用連通部30dは、円形穴である杓用収納部20dの下部に連通すると共にこの杓用収納部20dの軸と直交する方向に伸長する溝(切り込み)である。これにより、墓参りに使用後の墓参り用柄杓2に付着した水や杓用収納部20dの開口から侵入してきた雨水等を下方に導き、外部に排出することができる。
図10は、本考案の第6の実施形態における墓参り用具収納装置100Cの構成を概略的に示している。図10に示すように、本実施形態の墓参り用具収納装置100Cは、本体10Cと、収納部20B(20c及び20d)と、連通部30B(30c及び30d)と、ロウソク、線香等の墓参り用具を収納する墓参り用具収納部40とを備えている。
墓参り用具収納部40は、本体10Bの下部に墓参り用具入れ41を挿通できる水平方向に設けられた貫通穴である。これにより、本体10Bの両側から墓参り用具入れ41を挿通できる。墓参り用具入れ41は、例えば、金属板材等から構成され、前面(正面)にロウソク、線香等の墓参り用具を入れることができる扉が設けられている。また、図10に示すように、取手を設けても良い。これにより引き出しが容易になる。
上述した墓参り用具収納装置100B及び100Cは、第1の実施形態の墓参り用具収納装置100の場合と同様に、墓の外柵の内側の近傍に設置されても良い。又は、墓の外柵の墓石の一部として配置されても良い。
以上述べた実施形態は全て本考案を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本考案は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
1 墓参り用手桶
1a 桶本体部
1b 桶柄部(把手部)
1c 支柱
1d 手把持部
2 墓参り用柄杓
2a 杓本体部(合部)
2b、3b 杓柄部
3 柄付きたわし
3a たわし本体
10、10A、10B、10C 本体
11A 切り欠き部
12A 平面部
20、20A 収納部
20a、20c 桶用収納部と、
20b、20d、20A 杓用収納部
30、30A 連通部
30a、30c 桶用連通部
30b、30A 杓用連通部
31 段差
40 墓参り用具収納部
41 墓参り用具入れ
100、100A、100B、100C 墓参り用具収納装置
200、300 墓
210、310 墓本体
210a、310a 竿石
210b、310b 外柵

Claims (8)

  1. 本体と、前記本体の上面に開口が設けられ、該開口を介して墓参り用具を内部に挿入可能であると共に該挿入状態を保持可能な収納部と、前記収納部の少なくとも底部に連設され、前記収納部と外部とを連通させる連通部とを備えていることを特徴とする墓参り用具収納装置。
  2. 前記収納部は、墓参り用手桶を逆さまにして該墓参り用手桶の桶柄部を下方にして挿入し保持可能な桶用収納部と、墓参り用柄杓を逆さまにして該柄杓の杓柄部を下方にして挿入し保持可能な複数の杓用収納部とを備え、
    前記桶用収納部は、前記墓参り用手桶の桶柄部の片方の支柱が挿入可能な長さを有すると共に所定深さを有する非貫通長穴として形成され、前記連通部は前記非貫通長穴に連通すると共に該非貫通長孔の長軸と直交する方向に伸長する溝として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の墓参り用具収装置。
  3. 前記複数の杓用収納部の各々は前記上面に前記開口を有する貫通穴の開口側の部分で構成され、前記連通部は前記貫通孔の底面側の残りの部分で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の墓参り用具収装置。
  4. 前記本体は、上部が前記墓参り用手桶を逆さまにして被るように配置可能な錐台状に形成されると共に、側面に切り欠き部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の墓参り用具収装置。
  5. 前記収納部は、墓参り用柄杓を逆さまにして該柄杓の杓柄部を下方にして挿入し保持可能な複数の杓用収納部を備え、
    前記複数の杓用収納部の各々は前記上面に前記開口を有する貫通穴として形成され、前記連通部は前記貫通孔の底面に連通する溝として形成されていることを特徴とする請求項4に記載の墓参り用具収装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の墓参り用具収納装置と、墓本体とを備えていることを特徴とする墓。
  7. 前記墓本体は、外柵を有し、前記墓参り用具収納装置は、前記外柵の近傍に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の墓。
  8. 前記墓本体は、外柵を有し、前記墓参り用具収納装置は、前記外柵の一部として配置されていることを特徴とする請求項6に記載の墓。
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