JP3216759U - 手組み用組台 - Google Patents

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洋恵 高木
洋恵 高木
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トーホー株式会社
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【課題】操作技術は簡単で初心者でも綺麗に組む事ができる、かつ、平らな紐を組むことが可能な手組み用組台を提供する。【解決手段】手組み用組台10は、上板1が正方形の形状で、その中心の周囲に組み糸が円滑に動くように上板1の表面から後述する孔3に向かって下り傾斜する傾斜部としてのスロープ2を設置し、そのスロープ2の中心に組み紐を通す孔3が形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、工芸組み紐の組台に関して、手組み用の角台に丸台を組み合わせ
た手組み用組台に関するものである。
組み紐状物体の製造方法に関して、公開特許公報に公知されているが、組み紐の強度に関する編み方或いは機械によって組む技術等であって、角台及び丸台の手組み用組台の改善、改良に関する文献は殆ど見当たらない。
特開2003−82566号公報
従来この種の手組み用組台は、角台、丸台等色々な種類があるが、代表的な角台、丸台は組む紐の組み方により台を使い分けていた。角台は四つ組、八つ組、角杉、網代等、筒状の紐を綺麗に組むことが出来たが、平らな紐は組めない。又丸台は源氏組、金剛組、平唐組、丸源氏組等全ての組み方の紐を組めるが、上板が円形で、重り玉のついた紐が滑り、紐を動かすと元の位置に正しく戻すことが難しく、重り玉と中心の重りとのバランスを常に気にしながら紐の長さを調整し一定の状態を保たなければならず、丸台で綺麗に紐を組むには、経験と技術が必要である。
さらに、上記の角台は、大きく、さらに組む為に必要な重り玉、重り板等それぞれの重さがある道具の為、持ち運びには不向きであり、大変高価である。紐につけた重り玉と中心の重り、紐の長さのバランスが重要で紐を組む為に重り玉を動かすとバランスが崩れてしまう為、組みかけ途中の状態で組み台から組み糸を外す場合、紐の前後を間違えると組めないので、再度紐を組むための準備に時間と手間がかかる。角台は、丸台よりも綺麗に簡単に組めるので初心者には組みやすい為、角台、丸台の2種類の台を使い分けて組み紐を組んでいた。
上板には上下左右等のしるしがなく、組み糸を正しい位置に戻す事が難しく、組んでいる紐の正面を見つけることが難しかった。
上記の組台で8個の重り玉で組み紐を組む場合の組み糸は、重り玉が1玉100gあり細い糸では切れる為、ある程度の太さと強度が必要。絹糸の場合は絹糸90本前後を使う。
数種類の筒状の組み方の紐を組む場合は、角台の方が比較的簡単に組めるが、平らな紐は組めない。その為、角台、丸台と2種類の組台があれば理想的で、組み紐を指導している多くの着物着付け教室では角台と丸台2種類設置することを推奨し、重り玉、重り板、絹糸等、用具類を揃えると経済的な負担が大きく、また設置場所の確保が必要となる。さらに、他の場所へ角台及び丸台の組台を移動する場合は、時間的、労働的、経済的負担が大である。
さらに、角台の操作技術は簡単で初心者でも綺麗に組む事ができるが、平らな
紐を組めない欠点があった。一方丸台は殆どの紐を組む事ができるが、上板が円形で、重り玉のついた紐が滑り、紐を動かすと元の位置に正しく戻すことが難しく、重り玉と中心の重りとのバランスを常に気にしながら紐の長さを調整し一定の状態を保たなければならず、丸台で綺麗に紐を組むには、経験と技術が必要で操作するには高度な技術が要求される欠点があった。
そこで、本考案の一つの目的は、操作技術は簡単で初心者でも綺麗に組む事ができる、かつ、平らな紐を組むことが可能な手組み用組台を提供することを目的とする。
手組み用組台は、上板を正方形の形状とし、その中央に組み糸を通す孔を設けてその周囲に組み糸が円滑に移動できるように上板の表面から孔に向かって下り傾斜する傾斜部が形成されていることを特徴とする手組み用組台。
請求項1に記載した手組み用組台であって、上板の四辺に組み糸を置く位置が明確になるように印をつけていることを特徴とする手組み用組台。
請求項1又は請求項2に記載した手組み用組台であって、上板を支える4本の支柱を上板の裏側に設置し、上板及び支柱を支える底板を、上板より大きくしていることが特徴の手組み用組台。
本考案によれば、操作技術は簡単で初心者でも綺麗に組む事ができる、かつ、平らな紐を組むことが可能な手組み用組台を提供できる。
本考案の手組み用組台の全体構造を示す略図である。 本考案の手組み用組台を上から見た平面図である。 本考案の手組み用組台を横から見た平面図である。
図1は、本考案に係る組台の全体像を示す略図である。
手組み用組台10は、上板1が正方形の形状で、その中心の周囲に組み糸が円滑に動くように上板1の表面から後述する孔3に向かって下り傾斜する傾斜部としてのスロープ2を設置し、そのスロープ2の中心に組み紐を通す孔3が形成されている。
さらに、符号1の上板1の各辺には、組み糸の変動位置が瞬時に理解できるように、組み糸設置目印として辺4aの中心に1を、その左右にA、Bを、符号4bの辺の中心に2を、その上下にC、Dを、符号4cの辺の中心に3を、その左右にF、Eを、符号4dの辺の中心に4を、その上下にH、Gの文字をつけ組糸を変動する時の置き位置を明確にした。
符号5の支柱は、符号1の上板及び組み糸、重り等の重量を支える柱であり組み紐の組み方を考慮して細く短くし、符号6の底板は本組台の安定維持のため符号1の上板より大きくした。
組み糸の糸端を重り玉に結び、余分な組み糸は重り玉に巻く、もう一方の糸端は1つにまとめ符号1、上板中心の孔から下に落とし、芯重りをつける。ビーズを通す場合は必要なビーズを先に糸に通しておき、重り玉に結ぶ。
組み糸を符号1、上板の符号4、組み糸置き位置に置き、糸を移動し紐を組む。必要な長さまで組めたら中心の芯重りを外し、重り玉も外し組み始めと組み終わりの糸の始末をする。
以下、図面に基づき四つ組の組み方の例を説明する。
組み紐を組む準備として、手組み用組台を符号1、上板の組み糸置き位置4cを手前正面に置く。4本の組み糸と重り玉を準備する。組み糸の糸端に重り玉を結び、余分な組み糸は重り玉に巻く。もう一方の糸端は1つにまとめ符号1、上板中心の孔から下に落とし、芯重りをつける。重り玉を4aの外側に下げる。4b、4c、4dにおいて前述と同様に符号1、上板の各辺に重り玉を下げた組み糸を4aは1に、4bは2に、4cは3に、4dは4にそれぞれの糸を配置し準備が完了する。
組み方は、右手で4aの1の重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4cに移動させ組み糸は数字の3の上に置く。左手で4cの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4aに移動させ組み糸は数字の1の上に置く。これを工程1とする。次いで、右手で4dの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4bに移動し組み糸を数字2の上に置く。左手で4bの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4dに移動させ組み糸を数字4の上に置く。これを工程2とする。工程1と工程2を繰り返して紐を組む。
前項に引き続き八つ組の組み方を説明する。
組み紐を組む準備として、手組み用組台を符号1、上板の組み糸置き位置4cを手前正面に置く。8本の組み糸と8個の重り玉を準備する。8本の組み糸の糸端に其々重り玉を結び、余分な組み糸は重り玉に巻く。もう一方の糸端は1つにまとめ符号1、上板中心の孔から下に落とし、芯重りをつける。重り玉を4aのA、Bの外側に下げる。同様に4bはC、Dに、4cはE、Fに、4dはG、Hに下げる。前述と同様に符号1、上板の各辺に重り玉を下げた組み糸を4aはA、Bに、4bはC、Dに、4cはE、Fに、4dはG、Hにそれぞれの糸を配置し準備が完了する。
組み方は、
右手でAの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4bに移動させ、組み糸はアルファベットのCの手前に置く。また、左手でEの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4dに移動させ、組み糸はアルファベットGの手前に置く。これを工程1とする。
右手でCの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4cに移動させ、組み糸はアルファベットのEに置く。また、左手でGの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4aに移動させ、組み糸はアルファベットのAに置く。これを工程2とする。
右手でFの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4bに移動させ、組み糸はアルファベットのDの手前に置く。また、左手でBの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4dに移動させ、組み糸はアルファベットHの手前に置く。これを工程3とする。
右手でDの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4aに移動させ、組み糸はアルファベットのBの上に置く。また、左手でHの重り玉を持ち符号1、上板の上を通り4cに移動させ、組み糸はアルファベットFの上に置く。これを工程4とする。
これら工程1から工程4を繰り返して紐を組む。
上述のように、本考案の手組み用組台は角台及び丸台の機能を一体化させ小型軽量化を図ったため、組み紐を組む希望場所へ手組み用組台を個人で軽易に携行して移動することが可能となった。
また、手組み用組台は小型軽量化した為受講生は組台が設置されている教室へ集まるという組み紐教授会場の制約が解除され、生涯学習活動、制作活動の普及啓発に役立つこととなった。
さらに、手組み用組台にすることにより従来角台で組めなかった平らな紐が組めるようになり、丸台では高度な技術が要求されていた点が解消され従来より容易に組み紐を組む事が可能となった。
また、上板を正方形にし、各辺に組糸を置く目印を付けた事により、組み紐技法を教授しやすくなり、受講生は理解しやすくなった。
手組み用組台のサイズがコンパクトでかつ、重りも軽量になり個人で持ち運びが可能となり、又設置場所として今までのような広いスペースは必要なくなった。その上、机の上に手組み用組台を置くことが可能となり正座をすることなく作業、指導が可能となった。これらの事柄から組み紐の生涯学習として受講生が集まるカルチャー教室等へ手組み用組台を搬入して授業展開が実施することができるようになり、手組み用組台を使用した手組み用組み紐の生涯学習事業の活性化が期待できる。
手組み用組台は難しいテクニックが不要であり、組み糸に制約がなく、また個人で軽易に携行・移動、設置可能である事から、技術を修得した者はオリジナルの帯締め、カチューシャ、ネックレス、バッグ、ネクタイ等のアクセサリー、または、雑貨等の技術を家庭で、または履修希望者のもとへ出張して手組用組み紐の創作活動として普及啓発活躍することが可能となった。
1 上板
2 スロープ
3 孔
4a A1B 組み糸置き位置
4b C2D 組み糸置き位置
4c E3F 組み糸置き位置
4d G4H 組み糸置き位置
5 支柱
6 底板
10 手組み用組台

Claims (3)

  1. 手組み用組台は、上板を正方形の形状とし、その中央に組み糸を通す孔を設けてその周囲に組み糸が円滑に移動できるように上板の表面から孔に向かって下り傾斜する傾斜部が形成されていることを特徴とする手組み用組台。
  2. 請求項1に記載した手組み用組台であって、上板の四辺に組み糸を置く位置が明確になるように印をつけていることを特徴とする手組み用組台。
  3. 請求項1又は請求項2に記載した手組み用組台であって、上板を支える4本の支柱を上板の裏側に設置し、上板及び支柱を支える底板を、上板より大きくしていることが特徴の手組み用組台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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