JP3216652B2 - コンピュータ装置 - Google Patents

コンピュータ装置

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JP3216652B2 JP23193291A JP23193291A JP3216652B2 JP 3216652 B2 JP3216652 B2 JP 3216652B2 JP 23193291 A JP23193291 A JP 23193291A JP 23193291 A JP23193291 A JP 23193291A JP 3216652 B2 JP3216652 B2 JP 3216652B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN一次群インタ
フェース(以下、一次群インタフェースという)を介し
て他の端末と、H1 サービス等の通信サービスに応じた
データ通信を行うコンピュータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ISDN2の一次群インタフェー
ス3に接続される機器には、図7に示すように、スタン
ドアロン型のゲートウェイマシン6や、電話機8等の交
換を行うPBX(構内交換器)7のような音声主体の機
器がある。
【0003】データ処理・通信を行うコンピュータ装置
1の場合には、通常、ゲートウェイマシン6およびイー
サネット等のLAN9等を介して一次群インタフェース
3と接続されるのが普通で、ISDN2を介して他端末
と、H1 サービスや、H0 サービス、および23B+D等
の通信サービスに応じたデータ通信を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような一
次群インタフェースを介してコンピュータ装置間でデー
タ通信を行う場合には、必然的にゲートウェイマシンを
経由するため、以下に示すような問題等が生じる。
【0005】.通信要求が多い場合に、ゲートウェイ
マシンの回線に空がなくなり、接続できない(いわゆる
輻そうの問題)。
【0006】.ゲートウェイマシンを経由するため、
接続時間、データ転送時間に遅延を生じる。
【0007】.コンピュータ装置一台でもゲートウェ
イマシンが必要となるため、コスト高であり、またスペ
ースも余計に必要となる。
【0008】.ゲートウェイの回線に限りがあり、通
常は他のコンピュータ装置もその回線を使用するため、
一台のコンピュータ装置が同時に複数の端末と通信でき
ない。
【0009】そこで、請求項1,2記載の発明はこのよ
うな問題に着目してなされたもので、ゲートウェイマシ
ンを介さずにISDN一次群インタフェースに接続でき
るようにし、ゲートウェイマシン経由による接続時間や
データ転送時間の遅延をなくし、コンピュータ間の高速
通信や、同時複数端末間のデータ通信等を可能にしたコ
ンピュータ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ISDN一次群インタフ
ェースと接続され、そのISDN一次群インタフェース
とデータ通信を行うISDN通信手段と、上記ISDN
一次群インタフェースの通信サービスに応じた数だけ設
けられると共に、上記ISDN通信手段と接続され、上
記ISDN一次群インタフェースとの間で上記通信サー
ビスに応じた通信制御を行う複数のISDN通信制御手
段と、上記複数のISDN通信制御手段と接続され、こ
の複数のISDN通信制御手段と本装置との間でデータ
転送および転送制御を行うデータ転送制御手段とを具備
したISDN一次群インタフェースボードを、コンピュ
ータ装置本体に内蔵したこと特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成するため、請求項2
記載の発明では、請求項1記載の上記ISDN一次群イ
ンタフェースボードを一枚のメインボード、およびこの
メインボードに接続される一枚あるいは複数枚のサブボ
ードにより構成し、上記一枚のメインボードには、上記
ISDN通信手段、上記複数のISDN通信制御手段の
内一台のISDN通信制御手段、および上記データ転送
制御手段を搭載する一方、上記一枚あるいは複数枚のサ
ブボードには、上記複数のISDN通信制御手段の内他
のISDN通信制御手段を搭載したことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1,2記載の発明では、ISDN通信手
段、ISDN通信制御手段、およびデータ転送制御手段
を具備したISDN一次群インタフェースボードをコン
ピュータ装置本体に内蔵したため、本装置のようにデー
タ通信を行う装置の場合には通常必要とされていたゲー
トウェイが必要無くなる。
【0013】また、とくに、請求項2記載の発明では、
一次群インタフェースボードをメインボードと、一台あ
るいは複数台のサブボードとに分割して構成し、メイン
ボードにはISDN通信制御手段を一台搭載し、サブボ
ードには他の複数台のISDN通信制御手段を搭載する
ようにしたため、例えば、現在提供されているH1 サー
ビスを利用する場合にはメインボードのみを本装置に内
蔵し、また23B+Dサービスを利用する場合にはメイン
ボードにサブボードを接続して内蔵するようにすれば良
く、通信サービスに応じたフレキシブルな対応が可能で
ある。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るコンピュータ装置の実施
例を図面に基づいて説明する。
【0015】図1はこのコンピュータ装置1とISDN
2との間の接続を示しており、本装置1は、一次群イン
タフェース3と接続される一次群インタフェースボード
4を内蔵している。
【0016】この一次群インタフェースボード4は、通
信サービスとして一次群インタフェースの各Bチャネル
(64 Kbps)を1つずつ別の用途で使用する23B+Dサー
ビス、23BおよびDチャネルを24チャネルまとめて使用
するH1 サービス(1.5 Mbps)、およびBチャネルを6 チ
ャネル毎にまとめて使用するH0 サービス(384Kbps)を
提供するもので、図に示すようにMAINボード4aお
よびCOMボード4bより分割して構成されている。
【0017】なお、H1 サービス(1.5 Mbps)を使用する
際には、本装置1の拡張スロットに装着された基本イン
タフェースボードのDチャネル、あるいは他の一次群イ
ンタフェースボード(図示せず)のDチャネルをシグナ
リング(信号)チャネルとして使用する。また、MAI
Nボード4aおよびCOMボード4bより構成された一
次群インタフェースボード4は、本装置1のI/Oスロ
ットに装着される。
【0018】図2はMAINボード4aの構成、および
MAINボード4aとCOMボード4bとの接続を示し
ている。
【0019】MAINボード4aは、MPU41、シェ
アードRAM42、DRAM43、ROM44、および
タイマ45とをプロセッサバス46により接続したデー
タ転送制御部40と、このデータ転送制御部40とプロ
セッサバス46を介し接続されるISDN通信制御部と
してのコミュニケーションコントロ−ラ47と、このコ
ミュニケーションコントロ−ラ47と一次群インタフェ
ース3とに接続されて、データのISDN通信を行うI
SDN通信部50とから構成されている。
【0020】MPU41には32bit で動作周波数25MHz
のRISCチップあるいはCISCチップが使用されて
おり、このMPU41は、一次群インタフェースボード
4全体を統括制御して、コミュニケーションコントロ−
ラ47や後述するコントロ−ラ61〜71の動作制御
や、これらコントロ−ラ47,61〜71とコンピュー
タ装置1との間のデータ転送制御御等を行うものであ
る。
【0021】シェアードRAM44には通常のSRAM
が使用されており、このシェアードRAM44は共有メ
モリとして機能して、コンピュータ装置1からも、MA
INボード41aのMPU41からもアクセスできるよ
うに構成されている。コンピュータ装置1とMPU41
とがこのシェアードRAM44を介して相互にデータお
よびコマンドの通信を行う。
【0022】また、DRAM43はMPU41がデータ
処理等を行う際にメインメモリとして機能するもの、R
OM44はMPU41の制御プログラムを格納するも
の、タイマ45はMPU41の制御に必要なクロック信
号を与えるものである。
【0023】コミュニケーションコントロ−ラ47は、
ISDN2とのデータ通信の内、レイヤ1およびレイヤ
2の一部のプロトコル制御を行うもので、Dチャネルの
場合LAPDのプロトコルにより、またBチャネルの場
合LAPBのプロトコルによりフレ−ムの作成・識別を
行う。そして、ディジタルPLL54からの同期信号8
KHz および転送クロック2.048KHzを基にして、1チップ
で内部ハイウェイの32チャネルの内、2 チャネルを別々
に使用・制御して、一次群インタフェースのBチャネ
ル、Dチャネルでデータ送受信を行う。
【0024】つまり、このコミュニケーションコントロ
−ラ47は23B+Dサービスでは、内部ハイウェイの1
チャネルをDチャネル、他の1チャネルをBチャネルに
割り当てて使用する。また、H1 サービスでは、2 本の
データリンクの内1 本のみをデータ通信に割り当て、32
チャネルの内部ハイウェイ56の内24チャネルを連続使
用して1.536Mbps のデータ通信を行う。なお、残りの22
本のBチャネルの制御は、後述するCOMボード4bの
コミュニケーションコントロ−ラ61〜71が行う。
【0025】ISDN通信部50は、一次群インタフェ
ース3と接続されるトランシーバ51と、このトランシ
ーバ51にPCM24バス55を介して接続されると共
に、コミュニケーションコントロ−ラ47に内部ハイウ
ェイ56を介して接続されるフレ−ムアライナ52と、
ディジタルPLL(DPLL)54とから構成されてい
る。
【0026】トランシーバ51は、TTLレベルのPC
M24形式の信号と一次群インタフェース3の信号とのレ
ベル変換を行うもので、一次群インタフェース3からの
受信信号よりクロック信号を抽出して後述するフレ−ム
アライナ52に送出する。また、一次群インタフェース
3への送信信号の転送クロックを後述するディジタルP
LL54から入力する。
【0027】フレ−ムアライナ52は、トランシーバ5
1からのPCM24フレ−ムと、受信クロックから8 KHz
のフレ−ム同期信号、つまり網同期信号を作成し、ディ
ジタルPLL54へ送出すると共に、PCM24バス52
におけるPCM24形式のフレ−ムを、内部ハイウェイ
(時分割内部バス)56のPCM形式、つまり1 フレー
ム 32 チャネルへの変換を行う。また、PCM24バス5
3の転送クロック1.544MHz、および内部ハイウェイ56
の転送クロック2.048MHzを、ディジタルPLL54より
受信する。
【0028】ディジタルPLL54は、従属同期用のも
のであり、PCM24バス55および、内部ハイウェイ5
6をISDN2に同期させる。つまり、フレ−ムアライ
ナ52から8KHzのフレ−ム同期信号を入力し、一次群イ
ンタフェースの転送クロック1.544MHzを作成してトラン
シーバ51に供給する。また、内部ハイウェイの同期信
号8 KHz および転送クロックのもととなる4.096KHzをフ
レ−ムアライナ52へ、内部ハイウェイ56の同期信号
8 KHz および転送クロック2.048KHzをコミュニケーショ
ンコントロ−ラ47へ各々送る。
【0029】図3は、COMボード4bの構成を示して
おり、このCOMボード4bでは、22本のBチャネルを
制御するため、11台のコミュニケーションコントロ−
ラ61〜71が実装されている。
【0030】各コミュニケーションコントロ−ラ61〜
71は、機能的には図2に示すコミュニケーションコン
トロ−ラ47とほぼ同じものであるが、各々2本のBチ
ャネルを制御すると共に、MPU41へ割り込み信号XI
NT6 ,XINT7 を送出する。
【0031】そして、各コミュニケーションコントロ−
ラ61〜71には、図2に示すMPU41のプロセッサ
バス46と各々接続されていると共に、32チャネル、2.
048Mbps の内部ハイウェイ56に接続されている。ま
た、この内部ハイウェイ56にアクセスするため、図示
されてないが8KHz のフレ−ム同期信号および2.048Mbps
の転送クロックがMAINボード4aより供給されて
いる。
【0032】このように、本実施例では、一次群インタ
フェースボード4を、コミュニケーションコントロ−ラ
47が一台搭載されたMAINボード4a、および11
台のコミュニケーションコントロ−ラ61〜71が搭載
されたCOMボード4bというように分割して構成した
ため、H1 サービスを利用する場合にはMAINボード
4aのみを本装置1に内蔵し、23B+Dサービスおよび
H1 サービスを利用する場合にはMAINボード4aに
COMボード4bを接続して内蔵するようにすれば良い
ため、通信サービスに応じてフレキシブルに対応して製
品コストを低減できる。
【0033】図4(a)〜(e)は、各々、内部ハイウ
ェイ56を通る信号の構成、およびフレ−ムの流れを示
しており、この内部ハイウェイでは4 本の信号、すなわ
ち送信フレ−ム、受信フレ−ム、フレ−ム同期信号、お
よび転送クロックが通る。
【0034】(a)は、MAINボード4aからCOM
ボード4bへの送信フレ−ムの構成を示しており、この
送信フレ−ムは、125usec の1フレ−ムに時分割でチャ
ネル0 〜チャネル31の32チャネルを8bit ビットでシリ
アル転送するように構成されている。
【0035】(b)は、COMボード4bからMAIN
ボード4aへの受信フレ−ムの構成を示しており、この
受信フレ−ムは送信フレ−ムと同様に構成されている。
【0036】(c)は、MAINボード4aからCOM
ボード4bへ送られるフレ−ム同期信号のパルス波形を
示しており、125usec の1送信フレ−ムおよび1受信フ
レ−ム毎、つまり8KHzでパルスを発生している。
【0037】(d)は、MAINボード4aからCOM
ボード4bへ送られる転送クロックのパルス波形を示し
ており、2.048MHzでパルスを発生している。
【0038】(e)は、内部ハイウェイ56を通るフレ
−ムの流れを示しており、32チャネルの1 フレ−ムの上
記送受信フレ−ムが時分割でシリアル転送される。
【0039】次に、本装置の動作を、主に図2および図
3を参照して、使用する通信サービス毎に説明する。こ
こで、使用する通信サービスは、上述の23B+Dサービ
ス、H1 (24B/D)サービス、およびH0 サービスと
する。
【0040】(1).23B+Dサービス この通信サービスは、一次群インタフェース3を、1 つ
のDチャネルを信号チャネルとし、また23のBチャネル
各々を情報チャネルとして利用するサービスである。
【0041】このため、この端末装置1に内蔵された一
次群インタフェースボード4のMAINボード4a、お
よびCOMボード4bは、各コミュニケーションコント
ロ−ラ47,61〜71が、各々、32チャネルの内部ハ
イウェイ46の内24チャネル使用して、最大23チャネル
のデータ通信路を形成する。
【0042】そして、MPU41では、各コミュニケー
ションコントロ−ラ47,61〜71からプロセッサバ
ス47を介してデータを入力し、コンピュータ装置本体
1へシェアードRAM42を介してデータの転送する。
その結果、コンピュータ装置本体1は、最大23チャネル
のデータ通信路、つまり最大23台の複数端末からのデー
タを並列処理等により同時処理できる。
【0043】このため、図5に示すようなISDN2を
介したホスト集中管理が可能である。図5は、このコン
ピュータ装置1をホストとし、ISDN2を介し23B+
Dサービスを使用して複数端末を管理した場合の利用例
を示している。
【0044】つまり、このコンピュータ装置1は、最大
23チャネルまで使用して23台の端末装置まで一点集中管
理可能で、端末装置としては、ミニコン101や、パソ
コン102、ワークステーション103等のコンピュー
タ装置や、銀行のATM104、キャッシュディスペン
サー(CD)105、およびサーバマシン106、図示
しないが店舗のPOSシステム、カード取引処理端末
(CAT)等のデータ処理端末が考えられる。
【0045】従って、本装置によれば、23B+Dサービ
スを使用した場合、ISDN2を介した複数台の各種端
末に対し、ゲートウェイマシンを経由せずに一点集中管
理が可能になったため、ゲートウェイマシンを経由する
ことによる接続時間およびデータ転送時間の遅延がな
く、高速な集中管理が行える。
【0046】なお、従来では、ホストコンピュータが、
アナログ網や、DDX網を使用して端末の集中管理を行
っていたが、この場合には、データ転送速度が非常に遅
く、また同時に複数の端末と通信できていなかったた
め、このような一点集中管理が可能であるという点でも
本装置は有効である。
【0047】(2).H1 サービス この通信サービスでは、一次群インタフェース3を、1
つのDチャネル、および23のBチャネルを情報チャネル
として利用する24B/D形式の形態で、24B/D形式の
ISDN一次群加入者同士の間で1536kbpsの高速デ
ータ通信を行うサービスである。
【0048】この場合、本装置1は一次群インタフェー
ス3の23の全BチャネルからなるH1 チャネルを用いて
ISDN2に接続され、このISDN2を介して接続さ
れた他の端末装置との間に1536Kbpsの高速データ通信路
が提供される。
【0049】そして、MAINボード4a上では、コミ
ュニケーションコントロ−ラ47がトランシーバ51、
フレ−ムアライナ52を介して32チャネルの内部ハイウ
ェイ56の内、24チャネルを使用して、データの通信制
御を行う。
【0050】また、この通信サービスの場合、COMボ
ード4b上のコミュニケーションコントロ−ラ61〜7
1は実質稼働してないので、COMボード4bをMAI
Nボード4aから取外して、MAINボード4aのみを
本装置1に内蔵するようにしても、あるいは勿論そのま
まCOMボード4bを装着したままでも、この通信サー
ビスを使用できる。よって、23B+DサービスのみでH
1サービスを使用しない場合には、COMボード4bを
内蔵しないで使用可能なため、コストが低減する。
【0051】図6は、この端末装置1がISDN2を介
してH1 サービスを使用して高速データ転送を行う場合
の利用例を示している。
【0052】図に示すように、このコンピュータ装置1
と、ISDN2を介した他の端末装置110とが、1536
KbpsのH1 チャネルを介して接続されて1対1で端末装
置間データ通信を行うため、1536Kbpsの端末装置間高速
データ転送が可能になる。このため、従来必要であった
ゲートウェイマシンが必要なくなると共に、ゲートウェ
イマシンを経由することによる接続時間およびデータ転
送時間の遅延がなくなり、ゲートウェイマシンを経由し
た場合と較べてもより高速な端末装置間データ転送とな
る。また、両端末装置1,110には、各々、イーサネ
ット式LAN111,112が接続されているため、こ
のイーサネット式LAN111,112を介して他の端
末装置も接続可能になる。
【0053】(3).H0 サービス この通信サービスの場合、一次群インタフェース3の23
チャネルのBチャネルの内、6 チャネルまとめてH0 チ
ャネルとして使用し、このH0 チャネルを最大4 チャネ
ルまで使用できる。なお、Bチャネルが余った場合に
は、23B+D形式で通信できる。
【0054】このため、MAINボード4aでは、コミ
ュニケーションコントロ−ラ47がH0 サービスにより
データ通信制御を行うと共に、COMボード4b上の他
のコミュニケーションコントロ−ラ61〜71の内幾つ
かが、他のH0 チャネルおよびBチャネルによりの通信
制御を行い、図5に示すような複数端末と同時通信がで
きる。
【0055】よって、H0 サービスの場合にも、ゲート
ウェイマシンを経由せずに、接続時間およびデータ転送
時間の遅延がなくなる。
【0056】なお、上記実施例では、現在、一次群イン
タフェースで供給されている通信サービスが、23B+
D、H0 、およびH1 サービスの3種類であるため、上
記のようにこの3種のサービスによりコミュニケーショ
ンコントロ−ラを12台設けて説明したが、他の通信サー
ビスが提供される場合には、それに合わせてCOMボー
ド上のコミュニケーションコントロ−ラの台数が増減可
能である。
【0057】また、上記実施例では、1つのCOMボー
ドに11台のコミュニケーションコントロ−ラを搭載して
説明したが、本発明では、それら以外の台数のコミュニ
ケーションコントロ−ラを搭載しても、COMボードを
複数設けても良い。例えば、一次群インタフェースの1
回線で使用可能なH0 サービスは最大4 チャネルまでで
あるため、1つのCOMボードには3 台のコミュニケー
ションコントロ−ラ、もう1つのCOMボードには8 台
のコミュニケーションコントロ−ラを搭載するようにし
ても良いし、また3 台のコミュニケーションコントロ−
ラを搭載したCOMボードを4 つ設けるようにして、一
次群インタフェースボードを、1つのMAINボードお
よび複数のCOMボードにより構成しても勿論良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2記載
の発明では、ISDN通信部、ISDN通信制御部、お
よびデータ転送制御部を具備した一次群インタフェース
ボードをコンピュータ装置本体に内蔵し、しかもISD
N通信制御部を通信サービスに応じた数だけ設けて、I
SDNを介してデータ通信を行うコンピュータ装置等で
は通常必要とされるゲートウェイマシンを経由しないよ
うにしたため、.他のコンピュータ装置間で直接にH
1 サービスによる高速通信ができる。
【0059】.いわゆる輻そうの問題が解決でき、ま
た構内での接続遅延、伝送遅延がなくなる。
【0060】.1:n(nは自然数)のような多点間
接続が可能となり、複数の端末との間で23B+Dサービ
スによる同時通信ができ、複数端末の一点集中管理が可
能になる。
【0061】.通信システエムのローコスト化、コン
パクト化が実現できる。
【0062】という効果が得られる。
【0063】また、請求項2記載の発明では、一次群イ
ンタフェースボードを、ISDN通信制御部が1台搭載
されたメインボード、および他の複数台のISDN通信
制御部が搭載されたサブボードというように分割して構
成したため、例えば、現在提供されているH1 サービス
を利用する場合にはメインボードのみを本装置に内蔵
し、23B+Dサービスを利用する場合にはメインボード
にサブボードを接続して内蔵するようにすれば良く、通
信サービスに応じてフレキシブルに対応でき、製品コス
トが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンピュータ装置の第1実施例を
示す説明図。
【図2】MAINボードの構成、およびMAINボード
とCOMボードとの接続を示すブロック図。
【図3】COMボードの構成を示すブロック図。
【図4】(a)〜(e)各々、内部ハイウェイ56を通
る信号の構成、およびフレ−ムの流れを示す説明図。
【図5】このコンピュータ装置をホストとし23B+Dサ
ービスを使用した場合の利用例を示す説明図。
【図6】このコンピュータ装置がH1サービスを使用し
て高速データ転送を行う場合の利用例を示す説明図。
【図7】従来の端末装置と一次群インタフェースとの接
続を示す説明図。
【符号の説明】
1 コンピュータ装置 2 ISDN 3 ISDN一次群インタフェース 4 一次群インタフェースボード 4a MAINボード(メインボード) 4b COMボード(サブボード) 40 データ転送制御部(データ転送制御手段) 41 MPU 42 シェアードRAM 43 DRAM 44 ROM 45 タイマ 46 プロセッサバス 47 コミュニケーションコントロ−ラ(ISDN通
信制御手段) 50 ISDN通信部(ISDN通信手段) 51 トランシーバ 52 フレ−ムアライナ 54 ディジタルPLL(DPLL) 55 PWM24バス 56 内部ハイウェイ 61〜71 コミュニケーションコントロ−ラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/02 H04L 29/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN一次群インタフェースと接続さ
    れ、そのISDN一次群インタフェースとデータ通信を
    行うISDN通信手段と、 上記ISDN一次群インタフェースの通信サービスに応
    じた数だけ設けられると共に、上記ISDN通信手段と
    接続され、上記ISDN一次群インタフェースとの間で
    上記通信サービスに応じた通信制御を行う複数のISD
    N通信制御手段と、 上記複数のISDN通信制御手段と接続され、この複数
    のISDN通信制御手段と本装置との間でデータ転送お
    よび転送制御を行うデータ転送制御手段と、 を具備したISDN一次群インタフェースボードを、コ
    ンピュータ装置本体に内蔵したこと特徴とするコンピュ
    ータ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の上記ISDN一次群インタ
    フェースボードを一枚のメインボード、およびこのメイ
    ンボードに接続される一枚あるいは複数枚のサブボード
    により構成し、 上記一枚のメインボードには、上記ISDN通信手段、
    上記複数のISDN通信制御手段の内一台のISDN通
    信制御手段、および上記データ転送制御手段を搭載する
    一方、 上記一枚あるいは複数枚のサブボードには、上記複数の
    ISDN通信制御手段の内他のISDN通信制御手段を
    搭載したことを特徴とするコンピュータ装置。
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OMRON TECHNICS Vol.32 No.4「ISDN一次群インタフェースに対応したLUNA−▲II▼・ISDNシステム」(1992−12−20)pp.357−362

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