JP3216635U - 自動車用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便かつ安価に提供することができ、光源を点灯させていない際には後続車から表示板に表示された文字等が視認されることなく、光源を点灯させた際、表示板に表示された文字等が後続車から視認可能となる、自動車用表示装置を提供する。【解決手段】自動車用表示装置は、前側に開口する開口部21を有し、後側に閉塞した底部23を有する本体ケース2と、開口部21を覆うように取り付けられる表示板1と、本体ケース2の内側に設けられた光源3と、を備えている。表示板1は、樹脂ガラス板11から構成され、樹脂ガラス板11の後側に、光源3からの光が運転者の意志を表示する文字等として透過する文字部13が形成され、樹脂ガラス板11の前側に金属蒸着層からなるマジックミラー部12が形成されている。【選択図】図5
Description
本考案は、自動車のリアウインドーの内側等に取り付け、後続車に対し、メッセージを表示する自動車用表示装置に関する。
一般道路や高速道路などの車道走行中に車線変更し、追い抜きや割り込みなどの行為を行った自動車の運転手は、慣例として、後続車に対してハザードランプを点滅させて謝意のメッセージを表す。ハザードランプを点滅させて謝意のメッセージを表す行為は、慣例としては行なわれているものの、道路交通法上の定める使用方法ではなく、外国から訪日されたドライバーや、慣例を知らないドライバーには、その意味が理解されないことがある。また、道路交通法上の定めでは、ハザードランプの使用は、停車の意思表示を示すものである。このため、ハザードランプを点滅させる行為は、意思表示が不明確となり、交通事故を誘発するおそれがあることもあった。
謝意のメッセージを明確に表示する自動車用表示装置として、従来、下記特許文献1において、光源によって表示される表示体であって、「ありがとう」の文字等が抜かれた第1の表示板と、第1の表示板の背面の他色の第2の表示板と、を備える自動車用表示装置が知られている。この自動車用表示装置は、光源を点滅点灯させることによって、「ありがとう」の文字等を点滅表示させ、運転者の謝意を後続車に表示するものである。また、下記特許文献2において、運転者の操縦意志又は感情を表示する文字をLED(発光ダイオード)ボード又は液晶板をもって表示するように構成された自動車用表示装置が知られている。この意思表示装置は、スイッチの切換えにより、LEDボード又は液晶板に、「ありがとう」などの文字を表示し、運転者の謝意のメッセージを後続車に表示するものである。
しかしながら、特許文献1に記載の従来の自動車用表示装置は、第1の表示板に謝意を表現する文字として「ありがとう」の文字が抜かれているため、光源を点灯させていない場合であっても、謝意を表現する文字が視認できるものであった。つまり、従来の自動車用表示装置は、光源の点灯に係らず、後続車から謝意を表現する文字が視認できるものであり、追い抜きや割り込みなどの行為を行った際に運転手が光源の点灯により、謝意を後続車に示しても、すでに後続車のドライバーは、謝意の文字を視認しているため、謝意のメッセージ性が十分でないという問題点があった。また、特許文献2に記載の従来の自動車用表示装置は、LEDボード又は液晶板に文字を記載するため、LEDボード又は液晶板自体が高価なものであり、文字を記載する制御手段も高価なものであるため、簡便かつ安価に提供することができないという問題点があった。
本考案は、上述の点に鑑みてなされたものであり、簡便かつ安価に提供することができ、光源を点灯させていない際には後続車から表示板に表示された文字等が視認されることなく、光源を点灯させた際、表示板に表示された文字等が後続車から視認可能となる、自動車用表示装置を提供することを目的とする。
本考案に係る自動車用表示装置は、
前側に開口する開口部を有し、後側に閉塞した底部を有し、該開口部から該底部に向かって形成された周壁部を有する本体ケースと、該開口部を覆うように取り付けられる表示板と、該本体ケースの内側に設けられた光源と、を備える自動車用表示装置であって、
該表示板が樹脂ガラス板から構成され、該樹脂ガラス板の後側に、該光源からの光が運転者の意志を表示する文字等として透過する文字部が形成され、該樹脂ガラス板の前側に金属蒸着層からなるマジックミラー部が形成されていることを特徴とする。
前側に開口する開口部を有し、後側に閉塞した底部を有し、該開口部から該底部に向かって形成された周壁部を有する本体ケースと、該開口部を覆うように取り付けられる表示板と、該本体ケースの内側に設けられた光源と、を備える自動車用表示装置であって、
該表示板が樹脂ガラス板から構成され、該樹脂ガラス板の後側に、該光源からの光が運転者の意志を表示する文字等として透過する文字部が形成され、該樹脂ガラス板の前側に金属蒸着層からなるマジックミラー部が形成されていることを特徴とする。
本考案の自動車用表示装置によれば、光源を点灯させた際、光源からの光は、文字部で運転者の意志を表示する文字等を表した形体で透過し、文字等を表した形体のままマジックミラー部を透過する。このため、文字等を表した形体の光は、自動車用表示装置の前方から視認可能となる。一方、光源を点灯させていない際には、光源からの光は無く、自動車用表示装置の前方からは、マジックミラー部の反射により、文字部の文字等が視認されないものとすることができる。また、本考案の自動車用表示装置は、高価な、LEDボードや液晶板や、文字を記載する制御手段を使用していないため、簡便かつ安価に提供することができる。つまり、本考案の自動車用表示装置によれば、簡便かつ安価に提供することができ、光源が点灯されていない際には、後続車から文字等が視認されず、点灯時(追い抜きや割り込みなどの行為を行った際)に、はじめて運転者の意志を表示する文字等を表示することができるため、後続車に謝意のメッセージを十分に伝えることができる。
また、本考案に係る自動車用表示装置は、
前側に開口する開口部を有し、後側に閉塞した底部を有し、該開口部から該底部に向かって形成された周壁部を有する本体ケースと、該開口部を覆うように取り付けられる表示板と、該本体ケースの内側に設けられた光源と、を備える自動車用表示装置であって、
該表示板が樹脂ガラス板から構成され、該樹脂ガラス板の前側に金属蒸着層からなるマジックミラー部が形成され、
該表示板の後方の該本体ケースに、文字板が該本体ケースと該光源を覆うように脱着可能とする脱着手段を備え、
該文字板に、該光源からの光が運転者の意志を表示する文字として透過する文字部を備えていることを特徴とする。
前側に開口する開口部を有し、後側に閉塞した底部を有し、該開口部から該底部に向かって形成された周壁部を有する本体ケースと、該開口部を覆うように取り付けられる表示板と、該本体ケースの内側に設けられた光源と、を備える自動車用表示装置であって、
該表示板が樹脂ガラス板から構成され、該樹脂ガラス板の前側に金属蒸着層からなるマジックミラー部が形成され、
該表示板の後方の該本体ケースに、文字板が該本体ケースと該光源を覆うように脱着可能とする脱着手段を備え、
該文字板に、該光源からの光が運転者の意志を表示する文字として透過する文字部を備えていることを特徴とする。
本考案の自動車用表示装置によれば、光源を点灯させた際、光源からの光は、文字板で運転者の意志を表示する文字等を表した形体で透過し、文字等を表した形体のままマジックミラー部を透過する。このため、文字等を表した形体の光は、自動車用表示装置の前方から視認可能となる。一方、光源を点灯させていない際には、光源からの光は無く、自動車用表示装置の前方からは、マジックミラー部の反射により、文字部の文字等が視認されないものとすることができる。また、文字板は、脱着手段への脱着により交換が可能である。このため、文字板の交換により、運転者の意志を表示する文字等を変更することができる。
ここで、上記自動車用表示装置において、上記光源が複数のLED(発光ダイオード)から構成され、該LEDが前記周壁部の内側に備えられ、前記底部の明度L*(JIS Z 8730)が50以上である構成とすることができる。
これによれば、光源となるLEDが周壁部の内側に備えられているため、LEDの間接光によって謝意を表現する文字が表示板に表示される。表示板に表示される謝意を表現する文字は、直接光でなく均一化された間接光によって表示されるため、光の強弱のない均一化された文字とすることができ、視認性に優れるものとすることができる。また、光源がLEDであり、底部の明度L*が50以上であり反射率が高く、少ない電力で間接光を明るいものとすることができるため、自動車用表示装置の点灯の省エネルギー化を図ることができる。
本考案の自動車用表示装置によれば、簡便かつ安価に提供することができ、光源が点灯されていない際には、後続車から文字等が視認されず、点灯時(追い抜きや割り込みなどの行為を行った際)に、はじめて運転者の意志を表示する文字等を表示することができるため、後続車に謝意のメッセージを十分に伝えることができる。
以下、本考案の第1実施形態に係る自動車用表示装置を図面に基づいて説明する。図4に示すように、この自動車用表示装置は、前側に開口する開口部21を有し、後側に閉塞した底部23を有し、開口部21から底部23に向かって形成された周壁部24を有する本体ケース2と、開口部21の前面を覆うように取り付けられる表示板1と、本体ケース2の内側に設けられた光源3と、を備える自動車用表示装置であって、表示板1が樹脂ガラス板11から構成され、樹脂ガラス板11の後側に、光源3からの光が運転者の意志を表示する文字等として透過する文字部13が形成され、樹脂ガラス板11の前側に金属蒸着層からなるマジックミラー部12が形成されている。
本明細書において、自動車用表示装置の各部の前後は、図4に示すように、前が表示板1側で、後が本体ケース2側であり、上下左右は、図8に示すように、後続車側から見た上下左右と同じである。なお、実施形態の自動車用表示装置は、左右方向に長い矩形状としたが、上下方向に長い矩形状であっても良く、略正方形状としても良い。また、本明細書において、文字等とは、文字、図形及び記号を含むものであり、これらを単独で用いても良く、組み合わせで用いても良いものである。
本体ケース2は、図4に示すように、前側に開口する開口部21を有し、後側に閉塞した底部23を有し、開口部21から底部23に向かって形成された周壁部24を有する箱状の筐体であり、上下側の周壁部24の内側には光源3として複数のLED31が備えられている。
本体ケース2は、その材質は特に限定されるものではないが、加工性と可撓性に優れる発泡スチロールから成形されるのが好ましい。発泡スチロールとして、ビーズ法発泡スチロール(EPS(Expanded Polystyrene))、発泡スチレンシート(PSP(Polystyrene paper))、押出法発泡ポリスチレン(XPS(Extruded Polystyrene))を使用することができるが、実施形態の本体ケース2には、少量生産に適した発泡スチレンシートを使用した。本体ケース2が発泡スチロールから形成されていることによって、本体ケース2は、加工性に優れ、加工が容易であるため、製造単価を抑えることができる。また、本体ケース2は、可撓性に優れ、外部から衝撃を受けた際に変形が可能であるため、事故等により、自動車用表示装置が乗員へ接触した際には、乗員への衝撃を抑えることができる。さらに、本体ケース2は、自動車用表示装置が乗員へ接触した際の乗員への衝撃をより抑えるように、図1に示す如く、正面視において略矩形状の本体ケース2の角部を丸く面取りした面取り部25が形成されている。
本体ケース2の底部23は、その明度L*(JIS Z 8730)が50以上であることが好ましい。後述する光源3からの光の反射率を高くし、少ない電力で間接光を明るいものとすることができるためである。なお、実施形態の自動車用表示装置では、測定場所によっても異なるが、底部23の明度L*は、80〜90の範囲の値となる。
図4,5に示すように、本体ケース2の上下側の周壁部24の内側には、複数の光源3が備えられている。光源3は、その種類として特に限定されるものではないが、省エネルギー性に優れるLEDが好ましい。対向する上下側の周壁部24の内側に複数のLED31が備えられているため、底部23の間接光を明るいものとすることができる。なお、実施形態の光源3には、複数のLEDを備えたフレシキブル基板からなるLED群を使用した。光源3からは、電源が供給される電源コード4が本体ケース2の外に配設される。電源コード4には、図示しない電源(変圧装置等を含む)と操作スイッチが接続される。電源には、自動車の電源を使用することができるが、自動車の電源に依存しない太陽電池などの電池を使用することもできる。操作スイッチは、自動車用表示装置の点灯・消灯を操作するものであり、運転席周辺の運転に差支えのない場所に設置される。なお、実施形態の操作スイッチには、点灯により一定時間(7秒間)点灯し、その後消灯するタイマー制御のスイッチを使用した。
本体ケース2の開口部21の前面には、表示板1が取り付けられる。表示板1は、樹脂ガラス板11から構成され、樹脂ガラス板11の後側に、光源3からの光が運転者の意志を表示する文字等として透過する文字部13が形成され、樹脂ガラス板11の前側に金属蒸着層からなるマジックミラー部12が形成されている。
樹脂ガラス板11は、光透過性を有する樹脂製のガラス板であり、特にその材質が限定さるものではないが、アクリル板、ポリカーボネート板などを使用することができる。実施形態の樹脂ガラス板には、加工が容易であり、また、薄い厚みでも高い強度を有するポリカーボネート板を使用した。
文字部13は、樹脂ガラス板11の後側に形成され、光源3からの光が運転者の意志を表示する文字等として透過するものである。文字部13は、文字等の部分が光を透過するよう文字等以外の部分を光から遮蔽する中抜き文字、文字等以外の部分が光を透過するよう文字等の部分を光から遮蔽する外抜き文字、どちらの構成であっても使用することができる。文字部13が中抜き文字の場合、図2に示す如く、文字等を形成する形体が光を透過する非隠蔽部15となり、文字等を形成しない形体が光を透過しない隠蔽部14となる。外抜き文字の場合、図示しないが、文字等を形成する形体が隠蔽部となり、文字等を形成しない形体が非隠蔽部となる。実施形態の文字部13では、中抜き文字を用いた。文字部13の形成は、例えば、インクジェットプリンターを用いた印刷を施すことや、隠ぺい粘着テープを貼付することによって形成することができる。
マジックミラー部12とは、明るい側からは鏡に見え、明るい側の光は反対側の暗い側に透過し、暗い側からは透明ガラスに見える光学要素であり、ミラーガラスとも呼ばれるものである。マジックミラー部12は、金属蒸着層からなり、樹脂ガラス板11の前側に形成される。金属蒸着層は、汎用のプラズマCVD(plasma-enhanced chemical vapor deposition)装置を用いて樹脂ガラス板11の前側に形成することができる。マジックミラー部12の透過率は、5〜50%であるものが好ましい。この透過率のマジックミラー部12は、光源を点灯させた際に、文字を表した形状の光が前方へ透過し、後続車から視認可能でありながら、電源を消灯させた際には、後続車からは鏡に見え、文字等を形成する形体が視認されにくいためである。マジックミラー部12の透過率が、5%未満である場合には、光源を点灯させた際に、文字等を形成する形体の光が前方(後続車)から視認し難くなるおそれがある。一方、透過率が50%を超えると、電源を消灯させた際に、文字等を形成する形体が前方(後続車)から視認されてしまうおそれがある。より好ましくは、マジックミラー部12の透過率は、10〜40%であり、さらに好ましくは、10〜30%である。実施形態のマジックミラー部の透過率は、10%とした。透過率の調整は、プラズマCVD装置による金属蒸着層の厚みの調整によって行うことができる。なお、樹脂ガラス板11にマジックミラー部12が形成された既製品も使用することができる。
自動車用表示装置にて表示される文字等の表示色は、色温度(JIS Z 8725)が1800〜3500Kの暖色であることが好ましい。後続車への謝意のメッセージ性に温厚効果を加えることができるためである。色温度が1800K未満だと、刺激の強い赤となり、謝意のメッセージ性に刺激効果を加えることになり、好ましくない。一方、色温度が3500Kを超えると、寒色系の色となり、謝意のメッセージ性が冷淡なものとなり、好ましくない。より好ましくは、文字等の表示色の色温度は、1800〜2800Kであり、さらに好ましくは、2000〜2500Kである。
自動車用表示装置にて表示される文字等の表示色の色温度の調整は、樹脂ガラス板11への着色、本体ケース2の底部23への着色、光源3の色の選択によって行うことができる。着色は、樹脂ガラス板11又は底部23への暖色系の顔料又は染料の混合や、暖色系の顔料又は染料を含む塗膜の成形により行うことができる。光源3の色の選択は、光源3に、暖色系の白熱灯や赤色LEDを用いることにより行うことができる。実施形態の自動車用表示装置では、樹脂ガラス板11に、透過光の色温度が1900Kとなる着色が施されたポリカーボネート板を使用することによって、文字等の表示色の調整を行った。
上記構成の自動車用表示装置は、図8に示すように、自動車CのリアウインドーRWの内側に設置される。設置は、両面粘着テープを用いてリアウインドーRWに接着させた。電源が供給される電源コード4は、インストルメントパネル内を通り、自動車のバッテリーと運転席の操作スイッチに接続させた。
通常の状態の場合、運転者は操作スイッチをオフにし、LED31を消灯の状態とする。このとき、LED31からの光は無く、本体ケース2内は暗いため、自動車用表示装置の前方から(後続車の視界方向から)は、マジックミラー部12が鏡に見え、図1に示す如く、表示板1の文字部13の文字等が視認されることはない。
運転者が追い抜きや割り込みなどの行為を行い、後続車に謝意のメッセージを表す場合、運転者は、操作スイッチをオンにし、LED31を点灯させる。LED31の光は、表示板1の文字部13で運転者の意志を表示する文字等を表した形体で透過し、文字等を表した形体のままマジックミラー部12を透過する。これにより、図2に示すように、謝意を表す文字等を表した形体の光は、自動車用表示装置の前方から(後続車の視界方向から)視認可能となる。
つまり、実施形態の自動車用表示装置によれば、操作スイッチがオフの場合には、後続車から文字等が視認されず、運転者が追い抜きや割り込みなどの行為を行い、操作スイッチがオンにされた場合に、はじめて運転者の意志を表示する文字等を表示板1に表示することができるため、後続車に謝意のメッセージを十分に伝えることができる。
また、実施形態の自動車用表示装置は、光源3が複数のLED31から構成され、LED31が本体ケース2の周壁部24の内側に備えられている。このため、謝意を表現する文字等が、LED31の間接光によって表示板1に表示される。間接光であるため、表示板1に表示される謝意を表現する文字等は、直接光でなく均一化されて表示されるため、光の強弱のない均一化された文字とすることができ、視認性に優れ、とげのない温厚なものとなる。また、底部23の明度L*が50以上であるため、反射率が高く、少ない電力で間接光を明るいものとすることができ、省エネルギー化が図られている。
図6,7は、本考案の第2実施形態に係る自動車用表示装置を示している。この自動車用表示装置は、第1実施形態の自動車用表示装置とは、表示板1の構成が異なり、文字部63を備える文字板6を脱着可能な脱着手段51が備えられている点で異なる。
第2実施形態の自動車用表示装置は、図6に示すように、表示板1の後方に、脱着手段51(装入部)を備え、運転者の意志を表示する文字を透過する文字部63を備える樹脂ガラス板61からなる文字板6が、本体ケース2と光源3を覆うように装着可能となっている。文字部63は、透明性を有する樹脂ガラス板61に隠ぺい印刷を施すことや、隠蔽性を有する樹脂ガラス板61から文字を切り欠くことによって形成することができる。文字板6は、図7に示すように、上側に設けられた脱着手段51から挿入され、下側に設けられた嵌入溝52に嵌入されることによって固定される。
文字板6は、脱着手段51への脱着が可能であり、文字板6の交換が可能なものである。このため、文字板6の交換により、運転者の意志を表示する文字等を変えることができる。
1…表示板、2…本体ケース、3…光源、4…電源コード、6…文字板、11…樹脂ガラス板、12…マジックミラー部、13…文字部、14…隠蔽部、15…非隠蔽部、21…開口部、23…底部、24…周壁部、25…面取り部、31…LED、51…脱着手段、52…嵌入溝、61…樹脂ガラス板、63…文字部、C…自動車、RW…リアウインドー。
ここで、上記自動車用表示装置において、上記光源が複数のLED(発光ダイオード)から構成され、該LEDが前記周壁部の内側に備えられ、前記底部の明度L*(JIS Z 8781−4)が50以上である構成とすることができる。
本体ケース2の底部23は、その明度L*(JIS Z 8781−4)が50以上であることが好ましい。後述する光源3からの光の反射率を高くし、少ない電力で間接光を明るいものとすることができるためである。なお、実施形態の自動車用表示装置では、測定場所によっても異なるが、底部23の明度L*は、80〜90の範囲の値となる。
Claims (3)
- 前側に開口する開口部を有し、後側に閉塞した底部を有し、該開口部から該底部に向かって形成された周壁部を有する本体ケースと、該開口部を覆うように取り付けられる表示板と、該本体ケースの内側に設けられた光源と、を備える自動車用表示装置であって、
該表示板が樹脂ガラス板から構成され、該樹脂ガラス板の後側に、該光源からの光が運転者の意志を表示する文字等として透過する文字部が形成され、該樹脂ガラス板の前側に金属蒸着層からなるマジックミラー部が形成されていることを特徴とする自動車用表示装置。 - 前側に開口する開口部を有し、後側に閉塞した底部を有し、該開口部から該底部に向かって形成された周壁部を有する本体ケースと、該開口部を覆うように取り付けられる表示板と、該本体ケースの内側に設けられた光源と、を備える自動車用表示装置であって、
該表示板が樹脂ガラス板から構成され、該樹脂ガラス板の前側に金属蒸着層からなるマジックミラー部が形成され、
該表示板の後方の該本体ケースに、文字板が該本体ケースと該光源を覆うように脱着可能とする脱着手段を備え、
該文字板に、該光源からの光が運転者の意志を表示する文字として透過する文字部を備えていることを特徴とする自動車用表示装置。 - 上記光源が複数のLED(発光ダイオード)から構成され、該LEDが前記周壁部の内側に備えられ、前記底部の明度L*(JIS Z 8730)が50以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用表示装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020093714A (ja) * | 2018-12-13 | 2020-06-18 | 豊田合成株式会社 | 車両ボディ用表示装置 |
WO2023145433A1 (ja) * | 2022-01-31 | 2023-08-03 | 株式会社小糸製作所 | 車両用コミュニケーションランプ |
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2018
- 2018-02-27 JP JP2018000694U patent/JP3216635U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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