JP3216302U - 艶消し外観を有するゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【課題】均一又は繊細な艶消し外観を与えると共に、高精細な視覚効果を同時に実現できるゴルフボールを提供する。【解決手段】ゴルフボールは、コア1、サーリン樹脂球殻2と覆い層3を備える。サーリン樹脂球殻はコアを被覆する。覆い層はサーリン樹脂球殻の表面に形成され、複数のマット剤粒子を含み、かつ、60°光沢値が30より小さい。覆い層の透明度は50%より大きく、表面粗さは3μmと6μmの間にあることが好ましい。また、マット剤粒子の平均粒径は0μmより大きくかつ5μmより小さいことが好ましい。【選択図】図2

Description

本考案はゴルフボールに関し、特に艶消し外観を有するゴルフボールに関する。
現代人の生活水準の向上及び余暇の重視に伴い、人々は山登り、水泳、ボールゲーム等の活動をよくしている。その目的は体力の鍛造、又は健康の維持や仕事圧力の除去などに過ぎない。様々な運動において、ゴルフは、異なる年齢、性別、たとえ異なる技術水準のゲーマーでも同じゲームにおいて互いに競技することができる上に、そのコースは大自然に近く、だんだん人気が高まっている。
ゲームにおいて、ゴルフボールは多様な方式により推進することができる。推進する過程においてのボールの飛距離及びショートゲーム(short game)は試合勝負の決める鍵になりがちである。ゴルフボールの自体からいうと、球体性能は直接にボールを打つ性能に影響をおよぼさないようにする。例えば、ある特定した反発性及び硬さを持つゴルフボールは打球の飛距離に役立つ代わりに、ある特定したスピン特性を持つゴルフボールは打ち出すボールの飛行軌跡に役立つ。
市販品では、ゴルフボールの種類、ブランドがたくさんあるため、認識性を高めるように多数の業者は異なる色、パターン及び文字によりゴルフボールの球殻をマークする。それで、消費者の注目を集める。しかしながら、マークが付けたゴルフボールでは、全表面又は一部の表面に艶のある視覚効果が生じる。太陽に当たるとその視覚効果は打球の精度に悪い影響をおよぼす。その他、それぞれのマークは複数回の打球により汚れ、落ちやすく、球殻は長時間において紫外線にさらされることにより表面が黄変し、ゴルフボールの全体的な美観性に悪い影響をおよぼす。
本考案が解決しようとする技術問題は、従来技術の不足に対して、消費者の注目を集めることができると共に実用性ももらえる艶消し外観を有するゴルフボールを提供することである。
上記の技術問題を解決するために、本考案で用いられる技術方案の一つとして、コアと、前記コアを被覆するサーリン樹脂球殻と、60光沢値が30より少ない複数のマット剤粒子を有し、前記サーリン樹脂球殻の表面に形成される覆い層とを備える、艶消し外観を有するゴルフボールを提供する。
また、該覆い層の透明度は50%より大きい。
また、該覆い層の表面粗さは3μmと6μmの間にある。
また、それらのマット剤粒子は前記覆い層の総重量の1から10%を占める。
また、前記複数のマット剤粒子の平均粒径は0μmより大きくかつ5μmより小さい。
また、該覆い層は所定のパターンで前記サーリン樹脂球殻の表面に形成されている。
また、該覆い層と該サーリン樹脂球殻の間に少なくとも一つの色材層を有する。
また、前記コアはインナーコアと該インナーコアを被覆するアウターコアとを含む。また、前記艶消し外観を有するゴルフボールはさらに前記コアと前記球殻との間に位置される中央層を有する。
また、該覆い層はポリウレタン層である。
また、前記複数のマット剤粒子は有機のマット剤粒子、無機のマット剤粒子又はそれらの組合せを含む。
また、前記複数のマット剤粒子は全て二酸化ケイ素粒子である。
本考案の一つのメリットとして、本考案が提供する艶消し外観を有するゴルフボールは、「覆い層がサーリン樹脂球殻の表面に形成され、その覆い層はマット剤粒子を含み、該覆い層の60光沢値は30より少ない」という技術手段により、以下の効果を達する。(1)均一で繊細な艶消し外観及び高精細な視覚効果を同時に実現させる。それにより希望する各種の色、文字及びパターンなどのマークを忠実に示すことができると共に、上記のようなマークが複数の打球を経た後に汚れたり、落ちたりすることも避けられる。(2)球殻が長時間に紫外線にさらされて生じる表面黄変を防止する。(3)ゴルフボールの耐久性を高める。(4)打つときに手当たりの弾性感触を与える。
図1は本考案の第1実施例における、覆い層が完全にサーリン樹脂球殻の表面を被覆している艶消し外観を有するゴルフボールの立体図である。 図2は本考案の第1実施例における、艶消し外観を有するゴルフボールの断面図である。 図3は図2におけるIIIの部分であり色材層のない部分の部分拡大図である。 図4は図2におけるIIIの部分であり色材層のある部分の部分拡大図である。 図5は本考案の第1実施例における、覆い層が所定のパターンでサーリン樹脂球殻の表面を被覆する艶消し外観を有するゴルフボールの立体図である。 図6は本考案の第1実施例における、覆い層が他の所定のパターンでサーリン樹脂球殻の表面を被覆する艶消し外観を有するゴルフボールの立体図である。 図7は本考案の第2の実施例における、艶消し外観を有するゴルフボールの断面図である。 図8は本考案の第3実施例における、コアとサーリン樹脂球殻との間に一層の中央層が形成されている艶消し外観を有するゴルフボールの断面図である。 図9は本考案の第3実施例における、コアとサーリン樹脂球殻との間に多層の中央層が形成されている艶消し外観を有するゴルフボールの断面図である。
本考案の特徴及び技術内容がより一層分かるように、以下本考案に関する詳しい説明と添付図面を参照するが、提供される添付図面は、参考と説明を提供するためのものに過ぎず、本考案を制限するためのものではない。
以下に所定の具体的実施例により、本考案に開示される「艶消し外観を有するゴルフボール」に関する実施の態様を説明するが、当業者は、本明細書に開示される内容から本考案のメリットと効果が分かる。本考案は他の異なる具体的実施例により実施又は応用されてもよく、本明細書中のそれぞれの詳細は、異なる観点と応用に基づき、本考案の趣旨を逸脱することなく各種の変形と変更を行ってもよい。また、本考案の添付図面は簡単な模式的説明に過ぎず、実際の寸法に従い示されるものではないことをまず明らかにしておく。以下の実施の態様は、本考案の関連技術内容をより詳しく説明するが、開示される内容は本考案の保護範囲を制限するためのものではない。
[第1実施例]
図1から図4を参照する。本考案の第1の実施例はツーピースタイプのゴルフボールZ(即ち、二層ボールである)を提供する。その主体はコア1とそのコア1を中に包んでいるサーリン樹脂(Surlyn、デュポン社が生産するアイオノマー樹脂の登録商標)球殻2より構成されている。そして、該サーリン樹脂球殻2の表面に覆い層3が形成されている。コア1、サーリン樹脂球殻2及び覆い層3は同心に設置されてもよいが、各々の層における共通の球センターとボール全体的の質量中心を一致するように各々の層の質量分布は略均一されている。
本実施例において、コア1は圧縮成形(compression molding)により成形することができる。まずは二つの圧縮金型を型締めして、相対的なコアブランクを形成してから、十分な量の熱と圧力を加えることによりコアブランクを金型において流動させると共に、そのコアブランクの間に互いに架橋結合反応を起こせて、硬化後、完成品を金型から取り出す。なお、コア1の製造方法は上記に限定されない。例えば、コア1は射出成形法(injection molding)を採用してもよい。コア1の直径はおよそ1.40インチ(インチ)からおよそ1.67インチの間にある。また、コア1は0と70の間にあるショアD硬度(shore D hardness)、及び0と120の間にある圧縮変形量(compression)を有してもよい。その中、コア1を半分に切った横断面において、ゴルフボール全体的な効能の安定性を確保するために、任意の二つの点の硬さの差は±15以内で保持すべきでる。
さらに言うと、コア1を形成するとき、製品の需要(例えば、打球の飛距離を増加する)に応じて異なるレシピを使用することにより、必要な性能(例えば、反発力(C.O.R)、圧縮度や弾性など)を取ることができる。実際に実施する場合、コア1のレシピは熱可塑性材料を使用してもよい。その熱可塑性材料の使用量はコア1の総重量の30%から95%に占めてもよい。また、適当に添加剤及び/又はフィラーを加えてもよい。その添加剤及び/又はフィラーの使用量はコア1の総重量の5%から70%に占めてもよい。コア1の熱可塑性材料はアイオノマー樹脂、高度に中和した酸ポリマー組成物、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、サーリン樹脂又はそれらの組成物であるが、それらに限定されない。
添加剤の具体例としては、吹込み成形及び発泡剤、蛍光増白剤、染料、蛍光剤、増白剤、UV吸収剤、光安定剤、消泡剤、加工助剤、ナノフィラー、酸化防止剤、安定剤、軟化剤、芳香成分、可塑剤、耐衝撃性改良剤、酸コポリマーワックス及び界面活性剤などを含むが、それらに限定されない。フィラーの具体例としては、高比率粉末又は金属酸化物フィラー、無機のフィラー、ナノフィラー及び研削ゴルフボールのリサイクル材料を含むが、それらに限定されない。
サーリン樹脂球殻2は性能上のより優れた弾性、打球の飛距離、制球性(ball control)及び耐久性を得るために、静電塗装法(electrostatic spraying)により成形する方式を採用することができる。即ち、サーリン樹脂球殻2の表面に負に帯電した導電材を付着させてから、正に帯電したサーリン樹脂塗料をサーリン樹脂球殻2に加える方式であってもよいが、上記の方式に限定されい。例えば、サーリン樹脂球殻2はホットプレス成形により成形することもできる。注目すべきは、塗料をサーリン樹脂球殻2に加える(例えば、吹付る)とき、塗料はすぐに負の電荷により吸着されて、平らにサーリン樹脂球殻2の表面に被覆することができ、周囲に散らばっている状況を避けられるため、塗料の利用率を高めることができる。サーリン樹脂球殻2の厚さは、およそ0.02インチからおよそ0.2インチの間にある。また、サーリン樹脂球殻2は30と70の間にあるショアD硬度(shore D hardness)を有してもよい。同様に、サーリン樹脂球殻2が形成されるとき、適当に添加剤及び/又はフィラーを加えてもよい。その添加剤及び/又はフィラーの具体例は上記のように、使用量はサーリン樹脂球殻2の総重量の50%以内としてもよい。
また、サーリン樹脂球殻2の表面には、意図的な数量のディンプル(Dimple)21を形成してもよい。それにより、ゴルフボールZの空気力学にかかる性能を増すことができる。ディンプル21の数は250と500の間にあることが好ましい。ディンプル21のシェープは半球状、又は当業者が知る他の任意のシェープであり、各々のディンプル21のシェープは同じであってもよいが、同じでなくでもよい。
消費者の注目を集めるために、サーリン樹脂球殻2に色材を混入してもよい。また、サーリン樹脂球殻2の表面に色材層4を形成して(図4を参照)、それを覆い層3により被覆してもよい。実際に実施する場合、色材層4の数量は1層又は1層以上であってもよいが、2〜4層が好ましい。色材層4は非接触式の手段(例えば、吹付けること)によりサーリン樹脂球殻2の表面に付着させてもよいが、それに限定されない。
注目すべきは、覆い層3は艶消し性、透明性、耐摩耗性が高く、柔らかさ及び靱性に優れるために、サーリン樹脂球殻2の表面に適用されるとき、以下複数の効果を達することができる。(1)均一で繊細な艶消し外観及び高精細な視覚効果を同時に実現させる。それにより希望する各種の色、文字及びパターンなどのマークを忠実に示すことができると共に、上記のようなマークが複数の打球を経つ後に汚れたり、落ちたりのことも避けられる。(2)球殻を長時間に紫外線にさらされて生じた表面黄変を防止する。(3)ゴルフボールの耐久性を高める。(4)打つときに手当たりの弾性感触を与える。
さらに言うと、覆い層3は複数のマット剤粒子31を備え、マット剤粒子31は覆い層3の総重量の1から10%を占める。また、マット剤粒子31の平均的な粒径は0μmより大きく且つ5μmより小さい。特性から見ると、覆い層3は30より小さい60光沢値を有し、また、50%より大きな透明度及び3μmと6μmの間にある表面粗さを有する。ここでの用語“60光沢値”とはBYK Gardner会社の小型−TRI−光沢計(micro−TRI−gloss meter)を使用して,60観測角で測定した被覆の製品及びコーティング層の光沢値である。
覆い層3は吹き付け法(spraying)により形成することができる。且つ、吹き付けの質量を高めるために、吹き付けの過程において塗料(即ち、基材とマット剤粒子との組成物であり)はゆっくり撹拌されている状況にて繰り返して複数回で吹き付けることが必要である。実際に実施する場合、まずは塗料基材とマット剤粒子31とを十分に混練してから、混錬された混錬物を専用の特別なグラインダにより低光沢性及び高透明度を有するものにする。マット剤粒子31は有機のマット剤粒子、無機のマット剤粒子またはそれらの組合せであってもよい。塗料基材はエポキシ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート又はポリウレタンからなる群から選ばれるが、それに限定されない。その中、ポリウレタンを塗料基材として選択したとき、覆い層3はポリウレタン層になる。サーリン樹脂球殻2に対して優れた付着力を有すると共に、マット剤粒子31の分散性を高めることができる。
有機のマット剤粒子の具体例は、ポリイミド(PI)、ポリスチレン(PS)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、ポリエチレン(PE)及びポリエチレングラフト無水マレイン酸(PE−ΜΑΗ)であるが、それらの例に限定されない。無機のマット剤粒子の具体例は、雲母、シリカ、炭酸カルシウム、クレー、タルク、アルミナ、窒化アルミニウム、硫酸バリウム及び二酸化チタンであるが、それらの例に限定されない。その中、粒径が5μmより小さい二酸化ケイ素粒子をマット剤粒子31として選択した場合、覆い層3は優れた艶消し性と透明度を共に得られる。
図5及び図6を参照する。多様化の製品外観デザインの必要を満足するために、覆い層3は所定のパターンでサーリン樹脂球殻2の表面に形成することにより、パターン化のマット効果を実現することができる。例えば、覆い層3はディンプル21により覆われた区域(図6の示すように)のみ被覆してもよが、ディンプル21より覆われた区域を避けてその覆われた区域以外の余り区域(図5の示すように)を被覆してもよい。
[第2の実施例]
図7を参照する。本考案の第2実施例はスリーピースタイプのゴルフボールZ(即ち、三層ボールである)を提供する。その構成要素は第1実施例と同様であり、主な違いは二層コアを使うことである。具体的に言えば、ゴルフボールZの主体はインナーコア1a、アウターコア1b、及びサーリン樹脂球殻2により構成されると共に、サーリン樹脂球殻2の表面に形成される覆い層3を備える。
本実施において、インナーコア1aは射出成形法を採用して成形してもよい。また、アウターコア1bは熱圧成形法を採用して成形してもよいが、上記の成形法に限定されない。インナーコア1aの直径はおよそ0.3インチからおよそ1.5インチの間にある。アウターコア1bは0.02インチと0.7インチの間にある厚さを有してもよい。インナーコア1aを保護するために、アウターコア1bの硬さはインナーコア1aの硬さより大きいことが好ましい。例えば、インナーコア1aは0と50の間にあるショアD硬度を有し、アウターコア1bは20と70の間にあるショアD硬度を有してもよい。インナーコア1aとアウターコア1bを成形するときに、インナーコア1a及びアウターコア1bの硬さ、サイズ、重さなどの差を調整することにより、ゴルフボールZの性能を調整することができる。インナーコア1a及びアウターコア1bのレシピは上記レシピを参照できるため、ここでは繰り返さない。
[第3の実施例]
図8及び図9を参照する。本考案の第3の実施例はスリーピースタイプ及びスリーピースタイプ以上のゴルフボールZを提供する。その構成要素は第1実施例と同様であり、主な違いは、サーリン樹脂球殻2とコア1の間に一層又は多層の中央層5を形成する必要がある。それにより、ゴルフボールZの性能を高めることができる。例えば、中央層5はコア1と相乗作用を生じて、打球のボールスピード及び飛距離を増加し、又は、中央層5はサーリン樹脂球殻2と相乗作用を生じて、優れた手当たりの打球感を提供すると共に球のリアスピン量を高めることができる。
本実施例において、中央層5は射出成形法及び熱圧成形法により成形してもよいが、それに限定されない。中央層5は0.02インチと0.2インチの間にある厚さを有し、かつ、中央層の硬さはサーリン樹脂球殻2の硬さより大きいことが好ましい。例えば、中央層5とサーリン樹脂球殻2のショアD硬度比は1と3の間にある。それにより、ゴルフボールZの空力性能を向上することができる。特に、ボールの回転の主な変量である。中央層5のレシピは高度に中和された酸ポリマー(“HPF”)、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂を主な成分として採用することができる。その使用量は中央層5の総重量の80%から100%を占めてもよい。また、必要に応じて適当に添加剤及び/又はフィラーを加えてもよい。その具体例は上記のようにする。使用量は中央層5の総重量の20%以内である。
さらに言うと、サーリン樹脂球殻2とコア1との間に二層以上の中央層5が形成されているとき(図9の示すように)、サーリン樹脂球殻2に近接する中央層5(例えば、外中央層)の比重(SG)をコア1に近接する中央層5(例えば、内中央層)の比重(SG)により大きいにしてもよい。ここでの用語「比重(SG)」は所定の温度と圧力において指定された一定な固体(または液体)の密度と水の密度の比率である。
[実施例による有利な効果]
上記を纏めると、本考案の実施例が提供するゴルフボールは、「覆い層がサーリン樹脂球殻の表面に形成され、覆い層は複数のマット剤粒子を含み、かつ、覆い層の60光沢値が30より小さい」という技術的な構成により、以下複数の効果を達することができる。(1)均一で繊細な艶消し外観及び高精細な視覚効果を同時に実現させる。それにより希望する各種の色、文字及びパターンなどのマークを忠実に示すことができると共に、上記のようなマークが複数の打球を経た後に汚れたり、落ちたりすることも避けられる。(2)球殻が長時間に紫外線にさらされて生じる表面黄変を防止する。(3)ゴルフボールの耐久性を高める。(4)打つときに手当たりの弾性感触を与える。
以上に開示されている内容は本考案の好ましい実施可能な実施例に過ぎず、これにより本考案の実用新案登録請求の範囲を制限するものではないので、本考案の明細書及び添付図面の内容に基づき為された同等の技術変形は、何れも本考案の実用新案登録請求の範囲に含まれる。
Z ゴルフボール
1 コア
1a インナーコア
1b アウターコア
2 球殻
21 ディンプル
3 覆い層
31 マット剤粒子
4 色材層
5 中央層

Claims (12)

  1. コアと、
    前記コアを被覆するサーリン樹脂(Surlyn)球殻と、
    サーリン樹脂球殻の表面に形成され、マット剤粒子を含み、60光沢値が30より小さい覆い層と、
    を備えることを特徴とする艶消し外観を有するゴルフボール。
  2. 前記覆い層の透明度は50%より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  3. 前記覆い層の表面粗さは3μmと6μmの間にあることを特徴とする、請求項2に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  4. 前記マット剤粒子は前記覆い層の総重量の1から10%を占めることを特徴とする、請求項3に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  5. 前記マット剤粒子の平均粒径は0μmより大きくかつ5μmより小さいことを特徴とする、請求項4に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  6. 前記覆い層は所定されたパターンで前記サーリン樹脂球殻の表面に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  7. 前記覆い層と前記サーリン樹脂球殻との間に少なくとも一層の色材層を備えることを特徴とする、請求項1に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  8. 前記コアはインナーコアと、前記インナーコアを被覆するアウターコアとを備えることを特徴とする、請求項1に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  9. 前記コアと前記サーリン樹脂球殻との間に位置される中央層をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  10. 前記覆い層はポリウレタン層であることを特徴とする、請求項1に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  11. 前記マット剤粒子は有機のマット剤粒子、無機のマット剤粒子又はそれらの組合せを含むことを特徴とする、請求項10に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
  12. 前記マット剤粒子は全て二酸化ケイ素粒子であることを特徴とする、請求項11に記載の艶消し外観を有するゴルフボール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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