JP3216139U - 小型高速遊覧船の構造 - Google Patents

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誠一 島田
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【課題】推進動作を円滑にし、事故を防止すると共に各艙間を水密性にして船体の浮力を常に保全し当遊覧船の沈没を防止し高速化を実現できる小型高速遊覧船を提供する。【解決手段】床面の下方部位に各艙を設置し、舳先12から船体中央に向って前尖艙22、複数艙でなる浮力艙23、24を及び艫13から船体中央に向って雑物艙27、複数艙でなる電池艙25、26を備えたうえで各艙の相互間に水密隔壁21aないし21mを設けてある。そして、該水密隔壁21a、21b、21cにより機密区画を形成して前尖艙22を、該水密隔壁21c、21d、21eにより機密区画を形成して1つの浮力艙23を、該水密隔壁21e、21f、21gにより機密区画を形成して他の浮力艙24を、該水密隔壁21g、21h、21iにより機密区画を形成して1つの電池艙25を、該水密隔壁21i、21j、21kにより機密区画を形成して他の電池艙26を、該水密隔壁21k、21mにより機密区画を形成して雑物艙27を、それぞれ設けている。【選択図】図1

Description

本考案は、小型高速遊覧船の構造に関する。
この種、従来の技術に於ける小型高速遊覧船としては特開平9−156586公開特許公報に開示した技術がある。これについて説明すれば、従来の技術は、図5、図6に示すように、この小型プレジャーボート1は、船体2と、その船体2の長さ方向中心よりも前側の幅方向中央部に着脱自在に装着されるプロペラ式の船外機3とを主体として構成されている。この小型プレジャーボート1は、長さ約1.8 〜2.4 m、幅約1.0 〜1.4 m、船体重量約30〜40kg、船外機重量約30〜40Kgの小型のものである。また、図5に示すように、このプレジャーボート1は、一人乗りで走航停止状態のときには、停止水面4にほぼ平行な姿勢となり、高速走航状態のときには高速走航水面5に対して適度にバウアップした姿勢となり、中低速走航状態では、速度に応じて停止水面4と高速走航水面5との間の水面となる。船体2と船外機3と操縦者の全重量の重心は、図5に示す重心Gの位置またはその近傍の位置となっている。この船外機3の後側には操縦ボックス6と操縦ボックス6に設けた操縦桿7が配設され、操縦ボックス6の後側にはシート8が配設されている。この船体2は、そのほぼ前半部を形成する船体前部と、船体前部に嵌合する嵌合連結部を有し船体2のほぼ後半部を形成する船体後部とに分割可能であり、船体前部と船体後部とは、連結機構により連結解除可能に連結される。さらに、図5に示すように、船体前部の底部には、走航停止状態のとき、停止水面4以下に没水するとともに高速走航状態では高速走航水面5よりも上方へ浮上する前部没水部が形成されている。
特開平9−156586号公開特許公報
従来の技術は叙上した構成、作用であるので次の課題が存在した。
この種の小型プレジャーボート1においては、その床面下に例えば浮力艙や電池艙及び雑物艙を備えておらずこれらの各艙に必要とする装備品を床面上に載置するほかなかった。そのため乗員のスペースが確保できずまた、該小型プレジャーボート1の推進動作が円滑に行われなく、事故に発展するという問題点があった。
本考案はかかる問題点を解決するために考案したものである。すなわち、小型高速遊覧船に於いて、該小型高速遊覧船の床面下であって、舳先から船体中央に向って前尖艙、複数艙でなる浮力艙を及び艫から船体中央に向って雑物艙、複数艙でなる電池艙を備え、該小型高速遊覧船の推進動作を円滑にし、事故を防止すると共に各艙間を水密性にして船体の浮力を常に保全し乗員の乗り心地を良くしかつ安全にして高速化を実現できる遊覧船を提供することを目的としたものであって、次の構成・手段から成立する。
すなわち請求項1記載の考案によれば、小型高速遊覧船に於いて、該小型高速遊覧船の床面下であって、舳先から船体中央に向って前尖艙、複数艙でなる浮力艙を及び艫から船体中央に向って雑物艙、複数艙でなる電池艙を備えたことを特徴とする小型高速遊覧船の構造である
本考案に係る小型高速遊覧船は叙上の構成を有するので、次の効果がある。
すなわち、請求項1に記載の考案によれば、小型高速遊覧船に於いて、該小型高速遊覧船の床面下であって、舳先から船体中央に向って前尖艙、複数艙でなる浮力艙を及び艫から船体中央に向って雑物艙、複数艙でなる電池艙を備えたことを特徴とする小型高速遊覧船の構造を提供する。
このような構成としたので、該小型高速遊覧船を操縦者による推進動作を円滑にし、事故を防止すると共に各艙間を水密性にして船体の浮力を常に保全し当遊覧船の沈没を防止し乗員の乗り心地を良くしたうえで高速化を実現できる遊覧船を提供できる。また、床面下に例えば浮力艙や電池艙及び雑物艙を備えており、各艙に必要とする装備品を床面下に載置でき、乗員のスペースが確保でき、例えば7名から8名の乗員を運送することが可能であるなど特有の効果がある。
本考案に係る小型高速遊覧船の全体図を示す側面図であって、透視した図面である。 図1に示す小型高速遊覧船の上方から見た平面図である。 本考案に係る小型高速遊覧船の斜視図である。 本考案に係る小型高速遊覧船の後部が分かる分断斜視図である。 従来の小型プレジャーボートの一例を示す側面図である。 従来の小型プレジャーボートの一例を示す平面図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に於いて9は本考案に係る小型高速遊覧船である。該小型高速遊覧船9は例示したもので、例えばモーターボート等高速で滑走する船であって速力が8ないし20ノットの滑走艇といわれている。
全体が大概して、船体10と、該船体10を構成する胴体11と、該船体10の舳先としての船首部12と、該船体10の艫としての船尾部13とで構成される。そして、該小型高速遊覧船9は船首部12(舳先)から船尾部(艫)13までの長さつまり全長Lは例えば7、89(m)である。船首材の先端12aから船尾材の後端13aまでの水平距離つまり登録長Lは例えば6.6(m)である。また該小型高速遊覧船9の最大幅は図2に示すように全幅Wは2.25(m)である。さらに水面位置14aから船底位置14bまでの垂直距離Hは沈んでいる船体10の水深を表わし、喫水といわれ0.35(m)である。図1に於いて、船体10の床面15の上方内部15aには乗員等が着座する着座シート16aないし16dを多数個設置している。本例では7〜8名の乗員である。ここに床面15は後述するように小型高速遊覧船9の垂直幅長の略中間位量に水平方向に設置してある。そして本考案に係る小型高速遊覧船9は該床面15下に舳先12から艫13まで水密空間を区画形成して、前尖艙、複数艙でなる浮力艙を及び艫から雑物艙、複数艙でなる電池艙を構成したことを特徴としている。それにより該小型高速遊覧船9が事故等により周航水面から傾斜した場合、常に船体10に浮力を働かせ沈没を防止できる。
図1、図2に示す小型高速遊覧船9は屋根なしの高性能船つまり、高速船である。上記船体10は「デミハル」といわれ、該小型高速遊覧船9に於いてデミハルの長さ、つまり、船の全長Lと、全幅Wとの比δ=L/Wは高速レベルが高い程δの値は大きくなる。
次に、本考案に係る小型高速遊覧船9は、これに限定されず例えば双胴形態で構成してもよい。これにより小型高速遊覧船9の推進による波浪の波の干渉によって、造波抵抗を少なくしてさらなる高速化を図ることができる。
図2は図1に示す小型高速遊覧船9の上方から見た平面図を示すものであり、図示するように、船体10の床面15の上方内部15aには乗員を座着させるための着座シート16aないし16eが複数個ないし多数個設置してあり、乗員が1名ではなく、7〜8名の多数人を乗船させることができる。小型高速遊覧船9が所定の範囲を周遊する際、乗員が周囲の景色等を眺めて楽しむことができるように床面15の上方内部15aは可能な限り、広いスペースを確保することが必要である。
次に、船外機17と、船外機17を操舵操作する操舵機構について説明する。図3、図4に示すように、乗員は船尾台に着座して該船外機17を操作し該小型高速遊覧船9の推進を行う。船外機17は、上端側のギヤケース18内には、エンジンと減速ギヤとフライホイール等が収容され、ギヤケース18の上端部にはフード18aが設けられている。船外機17のシャフトケース19は、エンジン本体から下方へ鉛直に延び、シャフトケース19内にはエンジンの駆動力をプロペラ20に伝達するシャフト及びギヤ類が収容されている。前記シャフトケース19の下端部の後側部には、プロペラ20が後向きに設けられている。この船外機17はクランプ機構により船体後部の嵌合連結部の前端の補強用リブ部材に連結解除可能に固定され、クランプ機構は、船外機17を鉛直軸回りに回動させて操舵できるように、ギヤケース18とシャフトケース19とに固定された立て向きの枢支軸が設けられ、この枢支軸がクランプ機構のクランプ本体と一体の枢軸部材に回動自在に枢着されている。
一方、本考案は上述した船外機17に代えて、スクリュープロペラに直結するポッド推進機を採用してもよい、電気モータの回転を歯車を使用しスクリュープロペラを高速回転する。そして、電気モータをスクリュープロペラと一体化し、該電気モータや長い回転軸を省略できる。例えば、小型高速遊覧船9内に設置した発電機で発生させた電気を前記ポッド推進機に送電すれば、小型高速遊覧船9を高速推進できる。
上述した着座シート16aないし16eは乗員が長時間に着座しても疲労しないように高級感を伴なう柔らかい材質等で構成する。例えば着座シート16aないし16eは、図3に示すように着座シート16c、16eの着座部分を本皮革張り、合成皮革張りや布張りに仕上げ、椅子に弾力性を持たせると共に美麗状にする。
図1ないし図4に示すものは例えば乗員が7〜8名であって船の全長Lが約18m、全幅Wが約3m程度の小型高速遊覧船9であって喫水Hが約0.35mである。小型高速遊覧船9を周遊させる場合、海水や湖水等の水深が浅い場合、特に上述した操舵手は注意をして小型高速遊覧船9を進行させなければならない。
次に本考案に係る小型高速遊覧船9の実施例について説明する。
図1ないし図4に示すものはいわゆる屋根なしの高性能オープン専用船であって例示したものを示している。
本考案に係る小型高速遊覧船9に於いて特筆すべきことであるが、床面15の下方部位に各艙を設置することである。床面15は該小型高速遊覧船9に於ける最上面の甲板から船底までの垂直距離であるところの「船の型深さ」の中間位置に設置してある。そして舳先12から船体中央に向って前尖艙22、複数艙でなる浮力艙23、24を及び艫13から船体中央に向って雑物艙27、複数艙でなる電池艙25、26を備えたうえで各艙の相互間に水密隔壁21aないし21mを設けてある。そして、該水密隔壁21a、21b、21cにより機密区画を形成して前尖艙22を、該水密隔壁21c、21d、21eにより機密区画を形成して1つの浮力艙23を、該水密隔壁21e、21f、21gにより機密区画を形成して他の浮力艙24を、該水密隔壁21g、21h、21iにより機密区画を形成して1つの電池艙25を、該水密隔壁21i、21j、21kにより機密区画を形成して他の電池艙26を、該水密隔壁21k、21mにより機密区画を形成して雑物艙27を、それぞれ設けている。ここで他の電池艙26は電池群26aを収容し該小型高速遊覧船9内に設備して各機器に電力を供給するために設置してある。また、上記雑物艙27は当該小型高速遊覧船9を安全に周遊させるため次の装備品を常備している。すなわち、船防汚塗料収納具、消火器具、救命浮環、救命胴着、その他イマーション・スーツ及びシーアンカー(海錨)等を収納している。
本考案に係る小型高速遊覧船は、乗員のニーズに応じて海水、湖水やその他河川等各水面に周遊就航させることができその利用範囲は広いものである。
9 小型高速遊覧船
10 船体
11 胴体
12 船首部(舳先)
12a 船首材の先端
13 船尾部(艫)
13a 船尾材の後端
14a 水面位置
14b 船底位置
15 床面
15a 上方内部
16a 着座シート
16b 着座シート
16c 着座シート
16d 着座シート
16e 着座シート
17 船外機
18 ギャーケース
18a フード
19 シャフトケース
20 プロペラ
21a 水密隔壁
21b 水密隔壁
21c 水密隔壁
21d 水密隔壁
21e 水密隔壁
21f 水密隔壁
21g 水密隔壁
21h 水密隔壁
21i 水密隔壁
21j 水密隔壁
21k 水密隔壁
21m 水密隔壁
22 前尖艙
23 浮力艙
24 浮力艙
25 電池艙
26 電池艙
26a 電池群
27 雑物艙


















Claims (1)

  1. 小型高速遊覧船に於いて、該小型高速遊覧船の床面下であって、舳先から船体中央に向って前尖艙、複数艙でなる浮力艙を及び艫から船体中央に向って雑物艙、複数艙でなる電池艙を備えたことを特徴とする小型高速遊覧船の構造。



















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