JP3216117U - ウインドジャマーを備えたスマートフォン用保護カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】スマートフォンに着用するだけで、野外撮影において録音される風切音を抑制できるスマートフォン用保護カバーを提供する。【解決手段】スマートフォン用保護カバー1は、スマートフォン3のマイク孔3cに対応した貫通孔10aが形成されたカバー本体10と、貫通孔10aを所定幅のフェイクファーテープ12によって隠蔽するように構成されたウインドジャマー部11とを備えている。【選択図】図1
Description
本考案は、スマートフォン用保護カバーに関する。
次の特許文献1には、いわゆる流体騒音に対して、糸、紐、チューブのような柔毛素材は、渦を整流し圧力変動を抑制することによって騒音低減効果を奏することが記載されている。
またフェイクファーを袋状に加工したガンマイク用のウインドジャマー等も広く市販されており、これも柔毛素材の流体騒音低減効果を利用していると考えられる。
またフェイクファーを袋状に加工したガンマイク用のウインドジャマー等も広く市販されており、これも柔毛素材の流体騒音低減効果を利用していると考えられる。
ところで近時のスマートフォンは、動画撮影機能を有しているが、野外撮影の場合には大きな風切音が録音されてしまうという問題があった。本考案はこの問題に着目してなされたものであり、スマートフォンに着用するだけで、そのような風切音を抑制できるウインドジャマーを備えたスマートフォン用保護カバーを提供することを目的としている。
本考案によるウインドジャマーを備えたスマートフォン用保護カバーは、スマートフォンのマイク孔に対応した貫通孔が形成されたカバー本体と、所定幅のフェイクファーテープによって前記貫通孔を隠蔽するように構成されたウインドジャマー部とを備えていることを特徴とする。
本考案によるウインドジャマーを備えたスマートフォン用保護カバーは、スマートフォンに着用するだけで、野外撮影において録音される風切音を抑制できる。
図1(a)、(b)はそれぞれ本考案の実施形態の分解斜視図、ウインドジャマー部の分解斜視図である。
スマートフォン3は、概ね平板形状であって、その正面にタッチパネル3aが配され、右側面にパワーボタン3bが配され、下側面にマイク孔3cとUSB充電端子3dが配されている。
スマートフォン用保護カバー1は、樹脂あるいは金属からなり正面が開放された薄箱形状のカバー本体10と、スマートフォン3のマイク孔3cに対応してカバー本体10に形成された貫通孔10aを所定幅のフェイクファーテープ12によって隠蔽するように構成されたウインドジャマー部11とを備えている。
スマートフォン3は、概ね平板形状であって、その正面にタッチパネル3aが配され、右側面にパワーボタン3bが配され、下側面にマイク孔3cとUSB充電端子3dが配されている。
スマートフォン用保護カバー1は、樹脂あるいは金属からなり正面が開放された薄箱形状のカバー本体10と、スマートフォン3のマイク孔3cに対応してカバー本体10に形成された貫通孔10aを所定幅のフェイクファーテープ12によって隠蔽するように構成されたウインドジャマー部11とを備えている。
カバー本体10は、貫通孔10a以外に、USB接続孔10b、パワーボタン操作凸部10c、カメラ孔10d等が形成されている。よってスマートフォン3に保護カバー1を装着したときでも、スマートフォン3のパワーボタン3b、USB充電端子3d、カメラ等を不自由なく利用できる。
ウインドジャマー部11は、カバー本体10に着脱自在に装着されるアタッチメント基台11aと、このアタッチメント基台11aに固着されたフェイクファーテープ12とを備えている。アタッチメント基台11aとフェイクファーテープ12とで構成されたウインドジャマー部11は、保護カバー用アタッチメントを構成する。
アタッチメント基台11aは、カバー本体10の下側面に沿う主面11bと、この主面の両端からカバー本体10の左右側面に沿うように延出された保持面11cとで構成されており、主面11bにはスマートフォン3のマイク孔3cに対応して貫通孔11dが形成されている。そして保持面11cには、カバー本体10に形成された凹所10eに嵌合する凸部11eが形成されており、これらの凹所10e、凸部11eによってカバー本体10とアタッチメントとの結合手段が構成されている。なお結合手段の構成はこれに限定されず、どのような方法、例えばフリクションによるものであってもよい。
フェイクファーテープ12は、フェイクファー生地を所定幅に裁断したもので、その基布12aの裏面には粘着面12cが形成されており、その粘着面12cによってアタッチメント基台11aの主面11bに固着されている。カバー本体10にアタッチメントを装着した場合、フェイクファーテープ12はカバー本体10の貫通孔10aを完全に隠蔽した状態となる。よって貫通孔10aの近傍で生じる風の渦や乱流がフェイクファーテープ12の起毛によって整流され圧力変動も抑えられるので、スマートフォン3のマイク孔3cに対して風切音の抑制効果が得られる。
アタッチメント基台11aは、カバー本体10の下側面に沿う主面11bと、この主面の両端からカバー本体10の左右側面に沿うように延出された保持面11cとで構成されており、主面11bにはスマートフォン3のマイク孔3cに対応して貫通孔11dが形成されている。そして保持面11cには、カバー本体10に形成された凹所10eに嵌合する凸部11eが形成されており、これらの凹所10e、凸部11eによってカバー本体10とアタッチメントとの結合手段が構成されている。なお結合手段の構成はこれに限定されず、どのような方法、例えばフリクションによるものであってもよい。
フェイクファーテープ12は、フェイクファー生地を所定幅に裁断したもので、その基布12aの裏面には粘着面12cが形成されており、その粘着面12cによってアタッチメント基台11aの主面11bに固着されている。カバー本体10にアタッチメントを装着した場合、フェイクファーテープ12はカバー本体10の貫通孔10aを完全に隠蔽した状態となる。よって貫通孔10aの近傍で生じる風の渦や乱流がフェイクファーテープ12の起毛によって整流され圧力変動も抑えられるので、スマートフォン3のマイク孔3cに対して風切音の抑制効果が得られる。
図2(a)は、フェイクファーテープの一例の概略断面図、(b)はフェイクファーテープの他例の概略断面図である。
フェイクファーテープ12の元となっているフェイクファーは、アクリル等の合成繊維からなる織物又は編物の一種であって、基布12aの組織はパイル織やパイル編になっており、その基布12aの表面側から引出したループパイルを切り開き起毛12bとして毛皮のようにしたものである。
粘着面12cは、図2(a)に示すように、基布12aの裏面側と粘着性を有する樹脂層(接着剤)12dとが直接的に一体化されていてもよい。この場合、粘着面12cは、基布12aの裏面側に粘着剤を塗布する等で形成できる。
あるいは図2(b)に示すように、基布12aの裏面側と粘着性を有する樹脂層12dとがベースフィルム12eを介して一体かされていてもよい。この場合、粘着面12cは、予め樹脂層12dが形成されたベースフィルム12eを基布12aの裏面側に一体化させるようにしてもよい。あるいは樹脂層12dが形成されていないベースフィルム12eを基布12aの裏面側に一体化させたあとそのベースフィルム12eに樹脂層12dを形成するようにしてもよい。
なお図2(a)、(b)のいずれの場合でも、粘着面12cは多数の微少な通音孔12fが配列された状態となるにようにして、ウインドジャマー1が音響機器のマイク孔3cを完全に塞ぐことを防止するとよい。あるいはマイク孔に対応する部分には粘着面12cを形成しないようしてもよい。
フェイクファーテープ12の元となっているフェイクファーは、アクリル等の合成繊維からなる織物又は編物の一種であって、基布12aの組織はパイル織やパイル編になっており、その基布12aの表面側から引出したループパイルを切り開き起毛12bとして毛皮のようにしたものである。
粘着面12cは、図2(a)に示すように、基布12aの裏面側と粘着性を有する樹脂層(接着剤)12dとが直接的に一体化されていてもよい。この場合、粘着面12cは、基布12aの裏面側に粘着剤を塗布する等で形成できる。
あるいは図2(b)に示すように、基布12aの裏面側と粘着性を有する樹脂層12dとがベースフィルム12eを介して一体かされていてもよい。この場合、粘着面12cは、予め樹脂層12dが形成されたベースフィルム12eを基布12aの裏面側に一体化させるようにしてもよい。あるいは樹脂層12dが形成されていないベースフィルム12eを基布12aの裏面側に一体化させたあとそのベースフィルム12eに樹脂層12dを形成するようにしてもよい。
なお図2(a)、(b)のいずれの場合でも、粘着面12cは多数の微少な通音孔12fが配列された状態となるにようにして、ウインドジャマー1が音響機器のマイク孔3cを完全に塞ぐことを防止するとよい。あるいはマイク孔に対応する部分には粘着面12cを形成しないようしてもよい。
図3(a)、(b)は、それぞれ本考案の他の実施形態の斜視図、分解斜視図である。なお図3(b)では、フェイクファーテープの基布12aを透視した状態で示している。
スマートフォン3は、図1(a)に示したものと同様である。
スマートフォン用保護カバー1は、樹脂あるいは金属からなり正面が開放された薄箱形状のカバー本体10と、スマートフォン3のマイク孔3cに対応してカバー本体10に形成された貫通孔10aを所定幅のフェイクファーテープ12によって隠蔽するように構成されたウインドジャマー部11とを備えている。
スマートフォン用保護カバー1は、樹脂あるいは金属からなり正面が開放された薄箱形状のカバー本体10と、スマートフォン3のマイク孔3cに対応してカバー本体10に形成された貫通孔10aを所定幅のフェイクファーテープ12によって隠蔽するように構成されたウインドジャマー部11とを備えている。
カバー本体10は、貫通孔10a以外に、USB接続孔10b、パワーボタン操作凸部10c、カメラ孔10d等が形成されている。よってスマートフォン3に保護カバー1を装着したときでも、スマートフォン3のUSB充電端子3d、パワーボタン、カメラ等を不自由なく利用できる。
ウインドジャマー部11は、基布12aの裏面側にカバー本体10に粘着するための粘着面が形成されたシール式のフェイクファーテープ12からなり、その粘着面によってカバー本体10に固着されている。フェイクファーテープ12としては、図2(a)、(b)に示したものを利用できる。
保護カバー1をこのような構成とすれば、前記と同様にスマートフォン3のマイク孔3cに対して風切音の抑制効果が得られるとともに、保護カバー1のコストも抑えられる。
ウインドジャマー部11は、基布12aの裏面側にカバー本体10に粘着するための粘着面が形成されたシール式のフェイクファーテープ12からなり、その粘着面によってカバー本体10に固着されている。フェイクファーテープ12としては、図2(a)、(b)に示したものを利用できる。
保護カバー1をこのような構成とすれば、前記と同様にスマートフォン3のマイク孔3cに対して風切音の抑制効果が得られるとともに、保護カバー1のコストも抑えられる。
なおフェイクファーテープ12は、図3(c)に示すように、カバー本体10のUSB接続孔10bに対応する部分12hを除去しておけば、スマートフォン3に保護カバー1を装着した状態であっても、スマートフォン3にUSB充電ケーブルを接続できる。
1 スマートフォン用保護カバー
10 カバー本体
10a 貫通孔
11 ウインドジャマー部
11a アタッチメント基台
12 フェイクファーテープ
12c 粘着面
3 スマートフォン
3c マイク孔
10 カバー本体
10a 貫通孔
11 ウインドジャマー部
11a アタッチメント基台
12 フェイクファーテープ
12c 粘着面
3 スマートフォン
3c マイク孔
Claims (3)
- スマートフォンのマイク孔に対応した貫通孔が形成されたカバー本体と、前記貫通孔を所定幅のフェイクファーテープによって隠蔽するように構成されたウインドジャマー部とを備えていることを特徴とするウインドジャマーを備えたスマートフォン用保護カバー。
- 前記ウインドジャマー部は、前記カバー本体に着脱自在に装着されるアタッチメント基台と、このアタッチメント基台に固着されたフェイクファーテープとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のウインドジャマーを備えたスマートフォン用保護カバー。
- 前記ウインドジャマー部は、基布の裏面側に前記カバー本体に粘着するための粘着面が形成されたシール式フェイクファーテープからなることを特徴とする請求項1に記載のウインドジャマーを備えたスマートフォン用保護カバー。
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JP2018000280U JP3216117U (ja) | 2018-01-26 | 2018-01-26 | ウインドジャマーを備えたスマートフォン用保護カバー |
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