JP3216089U - スマートフォンカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】画面の秘匿性に優れるとともに、閉じた状態であっても着信や受信を光によって認識することができるスマートフォンのカバーを提供する。【解決手段】少なくともスマートフォンの液晶表示面に対応する面を遮蔽自在とする表表紙1を備え、表表紙には液晶表示面に対応した面を仮想二次元座標(m,n)化し、任意の座標に相当する複数の箇所に透孔8を形成し、透孔の集合体によって図形を描画する。それぞれの透孔はピンホール状の小孔であり、均一の径、または大きさが異なる2〜5種類の径を有する。【選択図】図3
Description
この考案は、バックライトなどによって照明された液晶パネルに利用するカバーに係り、特にスマートフォンのディスプレイを遮蔽して利用するスマートフォンカバーの表紙に関するものである。
近年、携帯電話はバックライトで照明された液晶パネルや有機ELパネルを表面に有するスマートフォンが普及している。そして、液晶パネルは衝撃に弱く、容易に割れることがあるので、これらの液晶パネルの表面を保護するための器具が数多く提供されている。このうちで、スマートフォンを見開きのブックカバー様のもので遮蔽するような構造が提供されている。
これら従来のブックカバー型のものは、裏表紙に相当する面にスマートフォンを着脱自由に固定し、表表紙に相当する面を自由に開閉し、使用時には表表紙を開き、使用しないときには表表紙を閉じて全体としてスマートフォンを外部からの衝撃から保護するものである。
ところで、従来の基本的構造のスマートフォンカバーは、ブック型の表裏表紙の間にスマートフォンを挟み込んで保持して使用するものであったが、特許文献1に記載するようにさらに別途構造を付加して利便性を向上させるような工夫もなされている。
しかしながら、この特許文献1に記載の発明では、表表紙の一部に工夫をして、技術的な付加価値を高めるものではあるが、スマートフォンの表示パネルの照明機能を活かすような技術的工夫はされていない。
一方、スマートフォンカバーとしてブック型を採用する場合、一般的な素材のブック型であれば表紙は不透明であることが多く、このときには例えば外部から着信を受けた場合やメールを受信した場合には、音声をサイレントモードにしていればこれらの着信や受信を確認することができないという課題がある。これを回避するために表表紙を透明体とする手段もあるが、逆に遮蔽性に欠けるので、画面に表示されている個人情報が第三者に容易に看取されてしまうという問題がある。
本考案は、液晶パネルや有機ELパネルが表示体に利用されたスマートフォンのカバーであり、閉じている場合には画面の秘匿性に優れるとともに、閉じた状態であっても着信や受信を光によって認識することができ、さらに装飾性に優れたスマートフォンカバーを提供することを目的とするものである。
上述した目的を達成するために本考案のスマートフォンのカバーでは、少なくとも前記スマートフォンの液晶表示面に対応する面を遮蔽自在とする表表紙を備え、この表表紙には前記液晶表示面に対応した面を仮想二次元座標(m,n)化した。そして、任意の座標に相当する複数の箇所に透孔を形成するという手段を用いることとした。ここで、本考案にいう仮想二次元座標とは、座標が表表紙に具現化されている必要はなく、形成される透孔の位置を決定することができる指標として機能するものである。表表紙で遮蔽しているスマートフォンに着信があり、あるいは受信があった場合には、スマートフォンの設定が液晶表示面を発光させるように指定していれば、表表紙に設けられた複数の透孔を通じて光が透過するので、スマートフォンの表面を保護しながら着信、あるいは受信を確認することができる。
また、透孔は複数設けられるが、その集合体は指定する座標によって特定の図形とすることが可能である。この場合、液晶表示面が発光すれば透孔の集合体が図形を浮き出させるようになり、装飾性に優れる。
透孔の具体的構成については、ピンホール状の小孔であり、均一の径とする手段を採用する。この場合には、透孔の集合体は1つ1つの均一の大きさの点が発光するような視覚的効果を発揮する。一方、透孔は例えば3種類の径とし、適宜異なる大きさの透孔を組み合わせた集合体とする手段も選択的に採用する。この場合には、発光する大きさが複数種類あるので、一部を強調するような図形を構成することが可能である。
透孔を設ける箇所は表表紙であるので、本考案では表表紙の存在は不可欠であるが、さらに音手表紙に連続してスマートフォンの厚さ分のマチを介して裏表紙を設けるという手段も採用する。この場合には、スマートフォンは表裏何れの側からも保護されるので、衝撃からスマートフォンを防護する機能がより高くなる。
本考案のスマートフォンのカバーは、表表紙に複数の透孔が設けられているので、スマートフォンの設定で着信や受信があった場合に液晶表示が発光するようにしていれば、表紙を閉じている場合でも受信等の状態を認識することができるので、スマートフォンを保護しながら状態認識をすることができる。
以下、本考案の好ましい実施形態を添付した模式図に従って説明する。まず、図1は本考案において必要な表表紙の構成を示した斜視図であって、1はスマートフォンの外形に見合った大きさの表表紙であって、本実施形態では辺の長さが異なる矩形をしている。2はその矩形の短辺、3は長辺である。なお、スマートフォンは図示していないが、一般的には表面に液晶表示面を備えた構成である。表表紙1は少なくともスマートフォンの液晶表示面を遮蔽できる大きさであり、スマートフォンに対する取り付けは任意の構成を採用することができる。例えば、本実施形態で採用する構成は、表表紙の一方側長辺3aにスマートフォンの長辺側面に沿って被せることができるキャップ4を設け、これをスマートフォンに取り付けることによって定着することがある。ただし、表表紙1をスマートフォンに取り付ける構成については本考案の重要な要素ではなく、公知の取り付け構造であり、スマートフォンの操作時には表表紙1の取付部とは逆側をめくり上げて操作することができるものであれば足りる。したがって、実施形態の構成が表表紙1だけからなる場合には、表表紙の素材は比較的容易に撓む合成樹脂素材が適している。ここで、「ABC」は多数のピンホールの集合体によって形成される文字列であるが、詳細は後述する。
次に、図2はカバーのさらなる別の実施形態を示した斜視図であって、図1に示した表表紙1に加えて、スマートフォンの厚みに見合った寸法のマチ5を介して裏表紙6が連続して設けられている。裏用紙6には、スマートフォンを定着させるための公知の構造が設けられており、例えば裏表紙6の内側に粘着テープ(図示せず)を貼付し、スマートフォンの裏面を張り付けたり、スマートフォンの四隅を三角コーナー(図示せず)で止めるなど、特に限定しない。このように裏表紙を設けた場合には、表表紙をより容易に開くことができる。したがって、表表紙の素材は硬質の合成樹脂を採用することも可能である。
図3は本考案の重要な要素である表表紙の具体的構成の一例を示したものである。ここで、7で示した領域は短辺2側をm行とし、長辺3側をn列(m,nは整数)とした仮想二次元座標であり、図面において左下の座標m1,n1から右上の座標mm,nnまで全ての座標が表現される。そして、指定した座標に該当する部分に透孔であるピンホール8…8を形成している。ピンホール8は全て座標で示されているが、これら示された座標に該当する表表紙1にレーザーなどで穿孔すると、全体として点描画が構成される。ピンホール8を形成する方法は特に問わず、例えば針先を貫通させることも可能であるが、コンピュータに穿孔したい部分の座標を入力し、この入力に基づいてレーザー装置を駆動すれば同じ点描画を複数作成することができる。なお、ピンホール8の径は本実施形態では1種類として説明しているが、例えば2〜5種類の径のピンホールを適宜組み合わせることも可能であり、この場合にはさらに複雑な描画が可能となるので、より装飾性に優れる。なお、ピンホール8が形成される箇所は、mn座標で表現される格子状の部分であっても、mnで仕切られる交点であっても、場所を座標として特定することができる箇所であればいずれでもよい。
1 表表紙
2 短辺
3 長辺
4 キャップ
5 マチ
6 裏表紙
7 仮想二次元座標
8 ピンホール
2 短辺
3 長辺
4 キャップ
5 マチ
6 裏表紙
7 仮想二次元座標
8 ピンホール
Claims (5)
- スマートフォンのカバーであって、少なくとも前記スマートフォンの液晶表示面に対応する面を遮蔽自在とする表表紙を備え、この表表紙には前記液晶表示面に対応した面を仮想二次元座標(m,n)化し、任意の座標に相当する複数の箇所に透孔を形成したことを特徴とするスマートフォンのカバー。
- 透孔の集合体によって図形を描画した請求項1記載のスマートフォンのカバー。
- それぞれの透孔はピンホール状の小孔であり、均一の径である請求項1または2記載のスマートフォンのカバー。
- 透孔は、径の大きさが異なる2〜5種類の径である請求項1または2記載のスマートフォンのカバー。
- 表表紙と、さらにスマートフォンの厚さ分のマチを介して裏表紙が設けられた請求項1〜4のいずれか記載のスマートフォンのカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018000621U JP3216089U (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | スマートフォンカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018000621U JP3216089U (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | スマートフォンカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3216089U true JP3216089U (ja) | 2018-05-10 |
Family
ID=62105805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018000621U Expired - Fee Related JP3216089U (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | スマートフォンカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3216089U (ja) |
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2018
- 2018-02-22 JP JP2018000621U patent/JP3216089U/ja not_active Expired - Fee Related
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