JP3215765U - ドライバー玩具及び組立玩具 - Google Patents

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【課題】低年齢の子供でも容易にボルトを締結できるドライバー玩具及び組立玩具を提供する。【解決手段】ドライバー玩具は、ボルト10の頭部11が嵌め込まれる凹部20と、凹部20を回転させる回転部と、を備える。凹部20は、頭部11と対向する底部22と、底部22に立設され、頭部11の周りに配置された側部23と、側部23に設けられ、頭部11に係止する爪部24と、を有している。【選択図】図2

Description

本考案は、ドライバー玩具及び組立玩具に関する。
例えば、特許文献1には、子供の玩具として用いられる組立て家具ユニットが記載されている。この組立家具ユニットでは、ペーパーハニカムからなる複数の部材がボルトを用いて組み立てられる。ボルトを合成樹脂製とすると共に、ボルトを締付回転させるドライバーも同様の材質とすることにより、子供が安全に使用できる。
特開2008−289634号公報
しかしながら、低年齢の子供の場合、手先が不器用であるため、ドライバーを用いたボルトの締結をうまく行えないという問題がある。
本考案は、低年齢の子供でも容易にボルトを締結できるドライバー玩具及び組立玩具を提供する。
本考案に係るドライバー玩具は、ボルトの頭部が嵌め込まれる凹部と、凹部を回転させる回転部と、を備え、凹部は、頭部と対向する底部と、底部に立設され、頭部の周りに配置された側部と、側部に設けられ、頭部に係止する爪部と、を有している。
本考案に係るドライバー玩具では、凹部にボルトの頭部が嵌め込まれる。凹部は、底部及び側部に加えて、側部に設けられ、頭部に係止する爪部を有している。このため、凹部に嵌め込まれたボルトの頭部は、爪部に引っ掛かり、凹部に嵌め込まれた状態に保たれ易い。したがって、ボルトを締結する際に、ボルトを手で保持しなくてもよい。このため、低年齢の子供でも容易にボルトを締結できる。
凹部は、回転部に対して着脱可能に設けられていてもよい。この場合、例えばボルトの頭部の形状に合わせて、凹部を取り換えることができる。
頭部は多角形状であり、爪部は、頭部の角部に係止してもよい。この場合、ボルトの頭部が凹部に嵌め込まれた状態に安定して保たれる。
側部には、側部の先端から底部に向かって延びるスリットが設けられていてもよい。この場合、側部が変形し易いので、凹部にボルトの頭部を容易に嵌め込むことができる。
スリットは、頭部の角部を露出させるように設けられていてもよい。この場合、側部が角部を覆う屈曲部を有している場合に比べて、側部が変形し易いので、凹部にボルトの頭部を嵌め込み易い。
爪部及びスリットは、頭部の周りに交互に設けられていてもよい。この場合、スリットを側部に分散させることができるので、側部の一部を局所的に変形させることなく、側部全体を少しずつ変形させることができる。したがって、側部が破損し難い。また、爪部を側部に分散させることができるので、ボルトの頭部が凹部に嵌め込まれた状態に一層保たれ易い。
凹部は、樹脂材料により構成されていてもよい。この場合、側部が変形し易い。
本考案に係る組立玩具は、上記ドライバー玩具と、ボルトと、ドライバー玩具によりボルトが締結される第1部材と、ボルトにより第1部材に連結される第2部材と、を備える。
本考案に係る組立玩具では、上記ドライバー玩具を備えるので、低年齢の子供でも容易にボルトを締結できる。
本考案によれば、低年齢の子供でも容易にボルトを締結できる。
実施形態に係るドライバー玩具の側面図である。 図1に示されるアタッチメント及びボルトの分解斜視図である。 実施形態に係る組立ユニットの斜視図である。 変形例に係る組立ユニットの斜視図である。
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、図面中の同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
図1は、実施形態に係るドライバー玩具の側面図である。図2は、図1に示されるドライバー玩具の分解斜視図である。図1及び図2に示されるように、実施形態に係るドライバー玩具1は、本体2と、本体2に対して着脱可能なアタッチメント3と、を備えている。ドライバー玩具1は、ボルト10をネジ孔31a(図3参照)に締結させるために用いられる玩具である。ドライバー玩具1は、特に、低年齢の子供(例えば4歳以上6歳以下)を対象とした玩具である。ドライバー玩具1は、例えば、後述する組立ユニット30を組み立てる際に用いられる。
ボルト10は、例えばABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン及びスチレンの共重合体)等の樹脂材料から構成されている。ボルト10は、頭部11と、頭部11から突出するネジ12と、を有している。頭部11は、例えば、多角形状である。頭部11は、例えば、六角形状、星型形状である。頭部11は、例えば、星型五角形状である。頭部11は、厚さが一定の板部材であってもよいし、厚さが場所によって変化する立体形状であってもよい。頭部11は、例えば樹脂材料の射出成形により形成されている。頭部11は、例えば射出成形の際にアンダーカットとならない形状である。
本体2は、ハウジング4と、グリップ5と、回転部6と、トリガ7と、切替スイッチ8とを備えている。ハウジング4及びグリップ5は、例えばABS樹脂等の樹脂材料から一体的に構成されている。ハウジング4は、例えば略円筒状を呈している。ハウジング4の軸方向の一方の端部4aには、アタッチメント3が取り付けられている。ハウジング4の軸方向の他方の端部4bは、塞がれており、丸みを帯びた形状を呈している。グリップ5は、端部4bから下方に延びるように設けられている。
回転部6は、ハウジング4の内部に収容されている。回転部6は、アタッチメント3を回転させるモータ9と、モータ9とアタッチメント3とを接続する接続部(不図示)と、を有している。モータ9は、トリガ7が押されている場合は動作状態となり、トリガ7が押されていない場合は停止状態となる。接続部は、シャフト、ギア及びトルクリミッタ等により構成されており、モータ9の回転をアタッチメント3に伝える。トリガ7は、モータ9の動作状態及び停止状態を切り替えるためのスイッチである。トリガ7は、グリップ5に設けられている。トリガ7は、グリップ5において、ハウジング4の軸方向の一方を向く面に設けられている。トリガ7は、例えばグリップ5を把持した手で操作可能に設けられている。
切替スイッチ8は、モータ9の回転方向を切り替えるためのスイッチである。切替スイッチ8は、スライドスイッチである。切替スイッチ8を正方向に設定すると、モータ9が正方向に回転し、ボルト10をネジ孔31a(図3参照)に締結させることができる。切替スイッチ8を逆方向に設定すると、モータ9が逆方向に回転し、ネジ孔31aに締結されたボルト10をネジ孔31aから取り外すことができる。
アタッチメント3は、端部4aに取り付けられている。アタッチメント3は、ボルト10の頭部11がはめ込まれる凹部20と、軸21と、を有している。凹部20は、底部22と、側部23と、複数(ここでは5つ)の爪部24と、を有している。底部22と、側部23と、複数(ここでは5つ)の爪部24とは、一体的に形成されている。底部22は、ボルト10の頭部11と対向する板部材である。底部22とボルト10との対向方向から見て、底部22は頭部11と同形状である。側部23は、底部22に立設され、頭部11の周りに配置されている。側部23は、頭部11の側面を覆っている。側部23は、底部22の外縁に沿って延在する板部材である。
爪部24は、側部23の内面23aに設けられ、ボルト10の頭部11に係止する。これにより、頭部11と底部22との対向方向において、頭部11の移動が規制される。爪部24は、例えば、側部23の先端部分に設けられている。爪部24は、側部23から凹部20の内側に向かって延びる突起(凸部)である。頭部11を凹部20に嵌め込む際、及び頭部11を凹部20から取り外す際、爪部24は頭部11に引っ掛かり、係止状態となる。爪部24は滑らかな表面形状を有しているため、所定以上の力が加わると、頭部11は、爪部24の表面上を滑るように移動し、爪部24を乗り越える。爪部24は、多角形状の頭部11の角部に係止する。爪部24は、例えば、星型五角形において鋭角をなす5つの角部のそれぞれに設けられ、各角部に係止する。
側部23には、側部23の先端23bから底部22に向かって延びる複数(ここでは6つ)のスリット25が設けられている。スリット25の深さは、側部23の高さと同等である。スリット25は、例えば、星型五角形において鈍角をなす5つの角部のそれぞれに設けられている。スリット25は、頭部11の角部を露出させるように設けられている。爪部24及びスリット25は、頭部11の周りに交互に設けられている。
軸21は、底部22にボルト26で固定されている。軸21は、底部22における側部23が設けられた面とは反対側の面に設けられている。軸21は、凹部20の外側に向かって延びている。軸21は、回転部6の接続部に対して着脱自在に取り付けられる。すなわち、アタッチメント3は、回転部6に対して着脱自在に設けられている。また、回転部6は凹部20を回転させる。
図3は、実施形態に係る組立ユニットの斜視図である。図3に示される組立ユニット30は、ドライバー玩具1により組み立てられる玩具である。組立ユニット30は、ドライバー玩具1と共に、実施形態に係る組立玩具を構成している。組立ユニット30は、パネル部材31と、ジョイント部材32,33,34と、留付け部材35と、ボルト10と、を有している。図3では、組立ユニット30は、略立方体形状の箱として組み立てられている途中の状態が示されている。
パネル部材31は、例えば矩形状の板部材である。パネル部材31には、複数のネジ孔31aが設けられている。複数のネジ孔31aは、パネル部材31の全体に等間隔で配列されている。複数のネジ孔31aは、例えば正方格子の格子点位置に配列されている。ネジ孔31aは、パネル部材31を厚さ方向において貫通している。パネル部材31の各辺部は、他のパネル部材31の辺部と互いに嵌り合う凹凸形状となっている。パネル部材31は、例えばABS樹脂等の樹脂材料から構成されている。
ジョイント部材32は、一対のパネル部材31を互いに連結する部材である。ジョイント部材32は、一対のパネル部材31の互いの相対位置を固定した状態で、一対のパネル部材31を互いに連結する。ジョイント部材32には、一対の貫通孔32aが設けられている。一方の貫通孔32aは、一方のパネル部材31のネジ孔31aと重なるように配置されている。他方の貫通孔32aは、他方のパネル部材31のネジ孔31aと重なるように配置されている。この状態で、ドライバー玩具1により各ボルト10のネジ12が各貫通孔32aを通って各ネジ孔31aに締結される。これにより、ジョイント部材32を一対のパネル部材31に取り付ける(連結する)ことができる。この結果、一対のパネル部材31が互いに連結される。ジョイント部材32は、例えば略直角に屈曲された屈曲部を有している。これにより、互いに略直角をなすように配置された一対のパネル部材31を互いに連結することができる。ジョイント部材32は、例えばPP(ポリプロピレン)等の樹脂材料から構成されている。
ジョイント部材33は、3つのパネル部材31を互いに連結する部材である。ジョイント部材33は、これらのパネル部材31の互いの相対位置を固定した状態で、これらのパネル部材31を互いに連結する。ジョイント部材33には、4つの貫通孔33aが設けられている。1つ目の貫通孔33aは、1つ目のパネル部材31のネジ孔31aと重なるように配置されている。2つ目の貫通孔33aは、2つ目のパネル部材31のネジ孔31aと重なるように配置されている。3つ目の貫通孔33aは、2つ目のパネル部材31の他のネジ孔31aと重なるように配置されている。4つ目の貫通孔33aは、3つ目のパネル部材31のネジ孔31aと重なるように配置されている。この状態で、ドライバー玩具1により各ボルト10のネジ12が各貫通孔33aを通って各ネジ孔31aに締結される。これにより、ジョイント部材33を3つのパネル部材31に取り付ける(連結する)ことができる。この結果、3つのパネル部材31が互いに連結される。ジョイント部材33は、例えば略直角に屈曲された屈曲部を有している。これにより、互いに略直角をなすように配置された一対のパネル部材31を互いに連結することができる。ジョイント部材33は、箱の底部を構成する平面部を有している。ジョイント部材33は、例えばPP等の樹脂材料から構成されている。
ジョイント部材34は、一対のパネル部材31を互いに連結する部材である。ジョイント部材34は、一方向に延びる帯状の部材であり、ジョイント部材34の両端部には、一対の貫通孔34aが設けられている。一方の貫通孔34aは、一方のパネル部材31のネジ孔31aと重なるように配置されている。他方の貫通孔34aは、他方のパネル部材31のネジ孔31aと重なるように配置されている。貫通孔34aの内径は、ネジ孔31aの内径と同等である。この状態で、ドライバー玩具1により各ボルト10のネジ12が各貫通孔34aを通って各ネジ孔31aに締結される。これにより、ジョイント部材34を一対のパネル部材31に取り付ける(連結する)ことができる。この結果、一対のパネル部材31が互いに連結される。ジョイント部材34は、例えばPP等の柔軟性を有する材料により構成されている。このため、ジョイント部材34は、一対のパネル部材31の互いの相対位置を固定せずに、一対のパネル部材31を互いに連結することができる。ここでは、ジョイント部材34は、蓋として機能するパネル部材31を、複数のパネル部材31が組み合わされて構成された箱本体に開閉可能に連結する。
留付け部材35は、一対のパネル部材31を互いに連結する部材である。留付け部材35は、一方向に延びる帯状の部材であり、留付け部材35の一方の端部には、貫通孔35aが設けられていると共に、他方の端部には、貫通孔35bが設けられている。貫通孔35aは、一方のパネル部材31のネジ孔31aと重なるように配置されている。貫通孔35aの内径は、ネジ孔31aの内径と同等である。この状態で、ボルト10のネジ12が貫通孔35aを通ってネジ孔31aに締結されることにより、留付け部材35の一方の端部を一方のパネル部材31に取り付ける(連結する)ことができる。
貫通孔35bには、他方のパネル部材31のネジ孔31aに締結されたボルト10の頭部11が嵌め込まれる。貫通孔35bの内径は、この頭部11の外接円の直径と同等である。貫通孔35bに頭部11を嵌め込むことにより、留付け部材35の他方の端部を他方のパネル部材31に取り付ける(連結する)ことができる。この結果、一対のパネル部材31が互いに連結される。留付け部材35は、例えばPP等の柔軟性を有する材料により構成されている。貫通孔35bに嵌め込まれるボルト10の頭部11は、星型形状であり、角部が鋭角である。したがって、角部が貫通孔35bの内面に局所的に食い込むので、頭部11が貫通孔35bにしっかりと留め付けられる。
続いて、ドライバー玩具1の使用方法について説明する。まず、ボルト10をパネル部材31のネジ孔31aに締結する場合について説明する。必要に応じてネジ孔31aに貫通孔32a等を重ねた状態で、ボルト10が取り付けられる。まず、アタッチメント3を本体2に取り付ける。続いて、アタッチメント3の凹部20に、締結しようとするボルト10の頭部11を嵌め込む。このとき、頭部11が凹部20の入口で爪部24に引っ掛かるものの、頭部11を所定以上の力で押せば、頭部11が爪部24を乗り越えて凹部20に嵌め込まれる。頭部11は凹部20に嵌め込まれると、爪部24に係止された状態となる。したがって、頭部11を凹部20内に保持することができる。なお、凹部20に頭部11を嵌め込んだ後、ボルト10ごとアタッチメント3を本体2に取り付けてもよい。
続いて、切替スイッチ8を操作し、モータ9の回転方向を正方向に設定する。続いて、グリップ5を手で握った状態で、ネジ12の先端を、パネル部材31のネジ孔31aに当接させる。続いて、手でトリガ7を押し、モータ9を動作状態とする。これにより、アタッチメント3と共に、ボルト10のネジ12が回転し、ネジ孔31aに締結される。ボルト10がネジ孔31aに締結された後、凹部20から頭部11を取り外す。このとき、頭部11が凹部20の出口で爪部24に引っ掛かるものの、アタッチメント3を所定以上の力で引っ張れば、頭部11が爪部24を乗り越えて凹部20から取り外される。
次に、ボルト10をパネル部材31のネジ孔31aから取り外す場合について説明する。まず、アタッチメント3を本体2に取り付ける。続いて、アタッチメント3の凹部20に取り外そうとするボルト10の頭部11を嵌め込む。具体的には、手でグリップ5を握った状態で、頭部11にアタッチメント3の凹部20を被せる。このとき、頭部11が凹部20の入口で爪部24に引っ掛かるものの、アタッチメント3を所定以上の力で押せば、頭部11が爪部24を乗り越えて凹部20に嵌め込まれる。頭部11は凹部20に嵌め込まれると、爪部24に係止された状態となる。したがって、頭部11を凹部20内に保持することができる。なお、凹部20に頭部11を嵌め込んだ後、アタッチメント3を本体2に取り付けてもよい。
続いて、切替スイッチ8を操作し、モータ9の回転方向を逆方向に設定する。続いて、手でトリガ7を押し、モータ9を動作状態とする。これにより、アタッチメント3と共に、ボルト10のネジ12が回転し、ネジ孔31aから取り外される。ボルト10がネジ孔31aから取り外された後、凹部20から頭部11を取り外す。このとき、頭部11が凹部20の出口で爪部24に引っ掛かるものの、アタッチメント3を所定以上の力で引っ張れば、頭部11が爪部24を乗り越えて凹部20から取り外される。
以上説明したように、ドライバー玩具1では、凹部20にボルト10の頭部11が嵌め込まれる。凹部20は、底部22及び側部23に加えて、爪部24を有している。このため、凹部20に嵌め込まれたボルト10の頭部11は、爪部24に引っ掛かり、凹部20に嵌め込まれた状態に保たれ易い。したがって、ボルト10を締結する際に、ボルト10を手で保持しなくてもよい。このため、低年齢の子供でも容易にボルト10を締結できる。
凹部20は、回転部6に対して着脱可能に設けられている。このため、例えばボルト10の頭部11の形状に合わせて、凹部20を取り換えることができる。
頭部11は多角形状であり、爪部24は、頭部11の角部に係止する。角部は2つの辺部の交点であることから、爪部24が頭部11の2つの辺部を係止することになる。したがって、ボルト10の頭部11が凹部20に嵌め込まれた状態に安定して保たれる。
側部23には、先端23bから底部22に向かって延びるスリット25が設けられている。このため、側部23の剛性が低下し、側部23が変形し易いので、凹部20にボルト10の頭部11を容易に嵌め込むことができる。例えば、頭部11が爪部24を乗り越えて凹部20に嵌め込まれる際、又は、頭部11が爪部24を乗り越えて凹部20から取り外される際、側部23は、凹部20の外側に押し広げられるように変形する。特に、側部23にはスリット25が設けられているので、このような変形がなされ易い。
スリット25は、頭部11の角部を露出させるように設けられている。このため、例えば、側部23が角部を覆う屈曲部を有している場合に比べて、側部23の剛性が低下し、側部23が変形し易い。したがって、凹部20に対する頭部11の着脱が容易となる。
爪部24及びスリット25は、頭部11の周りに交互に設けられている。このため、スリット25を側部23に分散させることができるので、側部23の一部を局所的に変形させることなく、側部23全体を少しずつ変形させることができる。したがって、側部23が破損し難い。また、爪部24を側部23に分散させることができるので、ボルト10の頭部11が凹部20に嵌め込まれた状態に一層保たれ易い。
凹部20は、樹脂材料により構成されている。このため、側部23が変形し易い。
組立玩具は、ドライバー玩具1と、組立ユニット30とを備えている。組立ユニット30は、ボルト10と、ボルト10が締結されるパネル部材31と、ボルト10によりパネル部材31に連結されるジョイント部材32,33,34及び留付け部材35を有している。組立ユニット30は、ドライバー玩具1により組み立てられるので、低年齢の子供でも容易にボルト10を締結できる。
本考案は上述した実施形態に限らず、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、組立ユニット30として略立方体形状の箱を例示したが、組立ユニット30は、例えば、直方体形状の箱、底面が円形状の箱であってもよい。また、組立ユニット30は、例えば、ブレスレット等のアクセサリー、ストラップ又はキーホルダーであってもよい。また、ジョイント部材33,34は、屈曲部を有さず、一対のパネル部材31を横に並べた状態で互いに接続してもよい。また、例えば絵柄が設けられたシートをボルト10によりネジ孔31aに取り付け、組立ユニット30を飾り付けてもよい。ボルト10の頭部11は、多角形状に限られずハート形状等であってもよい。
図4は、変形例に係る組立ユニットの斜視図である。変形例に係る組立ユニット30Aは、一対のバンド部材36と、ボルト10と、を備えている。バンド部材36は一方向に延びる帯状の部材である。バンド部材36の一方の端部には、貫通孔36aが設けられている。バンド部材36の他方の端部には、ネジ孔36bが設けられている。一対のバンド部材36は、一方のバンド部材36の貫通孔36aが他方のバンド部材36のネジ孔36bと重なるように配置されている。この状態で、ドライバー玩具1によりボルト10のネジ12が貫通孔36aを通ってネジ孔36bに締結されている。これにより、一対のバンド部材36は互いに連結されている。他方のバンド部材36に締結されたボルト10により、一方のバンド部材36は他方のバンド部材36に連結されているとも言える。3つ以上のバンド部材36を互いに連結してもよい。
バンド部材36の中央部には、ネジ孔36cが設けられている。例えば、ボルト10をネジ孔36cに締結し、組立ユニット30Aを飾り付けてもよい。バンド部材36は、例えばPP等の柔軟性を有する材料により構成されている。更に、バンド部材36は、貫通孔36aとネジ孔36cとの間、及びネジ孔36bとネジ孔36cとの間に薄肉部36dを有している。したがって、バンド部材36を容易に湾曲させることができる。これにより、ブレスレット等のアクセサリーを容易に構成できる。
1…ドライバー玩具、6…回転部、10…ボルト、11…頭部、20…凹部、21…軸、22…底部、23…側部、23b…先端、24…爪部、25…スリット、30,30A…組立ユニット、31…パネル部材(第1部材)、32,33,34…ジョイント部材(第2部材)、35…留付け部材(第2部材)、36…バンド部材(第1部材、第2部材)。

Claims (8)

  1. ボルトの頭部が嵌め込まれる凹部と、
    前記凹部を回転させる回転部と、を備え、
    前記凹部は、
    前記頭部と対向する底部と、
    前記底部に立設され、前記頭部の周りに配置された側部と、
    前記側部に設けられ、前記頭部に係止する爪部と、を有している、ドライバー玩具。
  2. 前記凹部は、前記回転部に対して着脱可能に設けられている、請求項1に記載のドライバー玩具。
  3. 前記頭部は多角形状であり、
    前記爪部は、前記頭部の角部に係止する、請求項1又は2に記載のドライバー玩具。
  4. 前記側部には、前記側部の先端から前記底部に向かって延びるスリットが設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のドライバー玩具。
  5. 前記頭部は多角形状であり、
    前記スリットは、前記頭部の角部を露出させるように設けられている、請求項4に記載のドライバー玩具。
  6. 前記爪部及び前記スリットは、前記頭部の周りに交互に設けられている、請求項4又は5に記載のドライバー玩具。
  7. 前記凹部は、樹脂材料により構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のドライバー玩具。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のドライバー玩具と、
    前記ボルトと、
    前記ドライバー玩具により前記ボルトが締結される第1部材と、
    前記ボルトにより前記第1部材に連結される第2部材と、を備える、組立玩具。
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