JP3215634U - 導電性ストレッチテープ - Google Patents

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貢 山崎
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【課題】繊維製で伸長性及び耐熱性を有する導電性ストレッチテープを提供すること。【解決手段】幅方向に隣接して配列され、長さ方向に延びる複数本のラインを形成する経糸11,12と、経糸11,12に直交方向に交差し、かつ、幅方向端縁部で折り返されつつ長さ方向に編成組織を形成している緯糸13とを含み、長さ方向に伸縮性を有する編織物構造体のストレッチテープ10であって、複数本のラインのうちの少なくとも1本のラインは、導電糸11で構成された導電ライン(11A,11B,11C)であり、導電ライン(11A,11B,11C)は、テープの一方表面において、長さ方向に周期的に露出するように浮き沈みを繰り返すように編織されている。【選択図】図1

Description

本考案は、導電性ストレッチテープに関する。
近年、ウエアラブル電子機器や多彩な動きをするロボットが登場し、それらの電子機器の通電や信号伝送用として金属線からなる導電線が多用されている。金属線は伸びが殆どないことから繰り返しの曲げや引張り作用により破断し易いという問題から、耐久性があり、柔軟で伸縮性を有して衣服に装着しても違和感のない導電線の開発が望まれ、そうした状況下において種々の方策が提案されている。
例えば、特許文献1においては、芯糸に金属線を巻き付けたカバーリング糸からなる複数本の導電線を経糸に配列した電子部品実装用織物が提案されており、同技術は、芯糸の周りに金属線を螺旋状に旋回されているから導電線に曲げ変形に対して金属線に生じる応力は非常に小さいので優れた耐屈曲性を有し、また織物構造である点から柔軟性を有し、衣服などに装着可能である。
しかしながら、特許文献1の基材は織物構造であるから基材の伸びに限界があり、例えば激しい運動時の生体計測、あるいは複雑な動きをするロボットの信号や電源の通電に用いた際には動きに制限を受ける。あるいは基材に過大な応力が生じて破断するという問題がある。
基材の伸縮性付与に関しては、特許文献2において導電部が一定方向に規則性を持った配列となるよう、且つ近接する導電性繊維が互いに接触しないよう、導電性繊維と非導電性繊維により一定の割合で交編した導電性編地が提案されている。
特許文献2の導電性編地技術は、編物構造であるから高い伸縮性を有するので前記したような動きに制限を受けるようなことはないが、伸縮性のある編物は逆に形態安定性に欠き、導電性繊維同士の接触などによる短絡事故の危険性が潜んでいるのが問題である。
また、特許文献3においては、金属メッキがされたウーリー加工糸をポリウレタン弾性糸にカバーリング撚糸加工してなる導電線を使用して織られた伸縮性の導電性布と、非導電性の伸縮性の糸を使用して織られた伸縮性の非導電性布との複数層構造をなした通電体が提案されており、布帛自体に伸縮性を有しているので前記同様に動きに制限を受けることなく、また片面あるいは両面に非導電性布が層をなしているので絶縁効果も発揮される。
しかしながら、特許文献3の技術における導電線は中間層で織り込まれているために、電子機器や電源などと接続させる際の端子取り出し作業においては、表層の非導電布層と導電性布の織物構造を解いて取り出せねばならない非常に面倒な作業が必要となる。
特開2013−147767号公報 実開平06−059488号公報 登録実用新案第3195050号公報
本考案は、上述の背景の元になされたものであり、繊維製で伸長性及び耐熱性を有する導電性ストレッチテープを提供することを目的とする。
本考案は、上記目的を達成するためのものであり、請求項1に係る考案は、幅方向に隣接して配列され、長さ方向に延びる複数本のラインを形成する経糸と、前記経糸に直交方向に交差し、かつ、幅方向端縁部で折り返されつつ長さ方向に編成組織を形成している緯糸とを含み、長さ方向に伸縮性を有する編織物構造体のストレッチテープであって、前記複数本のラインのうちの少なくとも1本のラインは、導電糸で構成された導電ラインであり、当該導電ラインは、テープの一方表面において、長さ方向に周期的に露出するように浮き沈みを繰り返すように編織されていることを特徴とする、導電性ストレッチテープである。
請求項2に係る考案は、前記導電ラインは、幅方向に所定間隔を空けて複数本配列されており、前記複数本の導電ラインは、長さ方向に等周期で同期して露出するように浮き沈みを繰り返すように編織されていることを特徴とする、請求項1に記載の導電性ストレッチテープである。
請求項3に係る考案は、前記導電ラインは、ポリアリレート系フィラメント「ベクトラン」(登録商標)の表面に銅コーティングを施した導電糸により構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の導電性ストレッチテープである。
本考案によれば、半田付けや高電流の配線に適する、伸縮性に優れた導電性ストレッチテープを提供できる。
図1は、本考案の一実施形態に係る導電性ストレッチテープの平面図である。 図2は、実施例1に係る導電性ストレッチテープの平面写真である。 図3は、実施例2に係る導電性ストレッチテープの平面写真である。
以下では、図面を参照して、本考案の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、本考案の一実施形態に係る導電性ストレッチテープ10を示す平面図であり、テープ10の左端部は、構成の説明上、糸をほぐした状態を示している。図1を参照して、導電性ストレッチテープ10は、一例として、幅WがW=10mmで、その一方表面に3本の導電ライン11A,11B,11Cが周期的に露出する構成を有している。
導電性ストレッチテープ10は、幅方向に隣接して配列され、長さ方向に延びる複数本のラインを形成する経糸12及び11を有している。
経糸12は、一例として、耐熱性、耐薬品性及び絶縁性に優れたPPS(ポリフェニレンサルファイド)繊維のマルチフィラメントを用いることができる。また、高い伸縮性を得るため、弾性糸と組み合わせてもよい、弾性糸としてはポリウレタン繊維が好適で、そのまま経糸として使用することもできるが、ポリウレタン繊維を芯にしたカバーリング糸やコアスパンヤーンの様な他の繊維と複合糸にしてもよい。
また、経糸11には、3本の導電ライン11A,11B,11Cを構成する導電糸11も含まれている。この実施形態では、導電糸11は、一例として、ポリアリレート系フィラメント「ベクトラン」(登録商標)の表面に銅コーティングを施し、数十本の単糸を撚り合わせたマルチフィラメントが用いられている。
また、導電糸11は、アラミド繊維製フィラメントの表面に銅コーティングを施し、数十本の単糸を撚り合わせたマルチフィラメントを用いてもよい。
緯糸13は、経糸11,12に直交方向に交差し、かつ、幅方向端縁部で折り返されつつ、長さ方向に編成組織を形成している。すなわち、緯糸13は、経糸11,12に直交方向に交差しながら編成され、経糸11,12を幅方向に隣接する複数本のラインにまとめ、長さ方向に伸縮性を有する編織物構造のテープ体を構築している。
緯糸13は、一例として、耐熱性、耐薬品性及絶縁性に優れたPPS(ポリフェニレンサルファイド)繊維のマルチフィラメントを用いることができる。また、耐熱性を高めるために、緯糸13は、シリコーン糸を用いてもよい。
本実施形態に係る導電性ストレッチテープ10は、テープの一方表面において、3本の導電ライン11A,11B,11Cが、長さ方向に等周期で同期して露出するように配列されている。3本の導電ライン11A,11B,11Cは、経糸として浮き沈みを繰り返すように緯糸13によって編織されている。この為、3本の導電ライン11A,11B,11Cは、うねりながらテープ10の長さ方向に織設されている。よって、導電性ストレッチテープ10が伸長しても、導電ライン11A,11B,11Cはその長さに余裕があり、導電ライン11A,11B,11Cには伸長時に引張り応力がかからず、電気抵抗値の変化が少ない。
このため、本実施形態に係る導電性ストレッチテープ10は、半田付けや高電流の配線に適したものとなり、かつ、耐熱性に優れている。
図2に、実施例1に係る導電性ストレッチテープ10の平面写真を示す。図2において、11は導電ラインを示している。
実施例1に係る導電性ストレッチテープ10は、幅が10mm、導電ライン11は3ラインを有している。
導電性ストレッチテープ10の素材は、ベースが、PPS(ポリフェニレンサルファイド)繊維及びポリウレタン繊維である。また、導電ラインは、ポリアリレート系フィラメント「ベクトラン」(登録商標)の表面に銅コーティングが施された導電糸の束を用いている。
実施例1に係る導電性ストレッチテープ10の伸長度は、35%であり、伸長率と電気抵抗の関係は、下記表1の通りである。
図3に、実施例2に係る導電性ストレッチテープ20の平面写真を示す。図3において、11は導電ラインを示している。
実施例2に係る導電性ストレッチテープ20は、幅が12mm、導電ライン11は3ラインを有している。
導電性ストレッチテープ20の素材は、ベースが、PPS(ポリフェニレンサルファイド)繊維及びシリコーン糸である。また、導電ラインは、アラミド繊維フィラメントの表面に銅コーティングを施した導電糸を用いた。
実施例2に係る導電性ストレッチテープ20の伸長度は、25%であり、伸長率と電気抵抗の関係は、下記表2の通りである。
この考案に係る導電性ストレッチテープは、繊維製で伸縮性に優れ、耐熱性を有するので、例えば、一般家庭用の配線、ロボットアームの関接部の配線等の各種工業用配線その他種々の用途に広く活用することができる。
10,20 導電性ストレッチテープ
11,11A,11B,11C 導電糸(導電ライン)
12 経糸
13 緯糸
請求項2に係る考案は、前記導電ラインは、幅方向に所定間隔を空けて複数本配列されており、前記複数本の導電ラインは、長さ方向に等周期で同期して露出するように浮き沈みを繰り返すように編織されていることを特徴とする、請求項1に記載の導電性ストレッチテープである。
請求項3に係る考案は、前記導電ラインは、ポリアリレート系フィラメントの表面に銅コーティングを施した導電糸により構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の導電性ストレッチテープである。

Claims (3)

  1. 幅方向に隣接して配列され、長さ方向に延びる複数本のラインを形成する経糸と、前記経糸に直交方向に交差し、かつ、幅方向端縁部で折り返されつつ長さ方向に編成組織を形成している緯糸とを含み、長さ方向に伸縮性を有する編織物構造体のストレッチテープであって、
    前記複数本のラインのうちの少なくとも1本のラインは、導電糸で構成された導電ラインであり、当該導電ラインは、テープの一方表面において、長さ方向に周期的に露出するように浮き沈みを繰り返すように編織されていることを特徴とする、導電性ストレッチテープ。
  2. 前記導電ラインは、幅方向に所定間隔を空けて複数本配列されており、
    前記複数本の導電ラインは、長さ方向に等周期で同期して露出するように浮き沈みを繰り返すように編織されていることを特徴とする、請求項1に記載の導電性ストレッチテープ。
  3. 前記導電ラインは、ポリアリレート系フィラメント「ベクトラン」(登録商標)の表面に銅コーティングを施した導電糸により構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の導電性ストレッチテープ。
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