JP3215315U - 杭圧入機用の側打ちチャック体 - Google Patents

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Abstract

【課題】10m以上のような長尺の一体構成の杭であっても建設工事現場等における目的箇所への側打ちによる打ち込みを簡略に実現し得る杭圧入機用の側打ちチャック体を提供する。【解決手段】杭圧入機用の側打ちチャック体1は、圧入シリンダーユニット31を構成する伸縮作動体41の伸長を利用して杭であるH形鋼2の建設工事現場等における目的箇所への圧入を行う杭圧入機21用の側打ちチャック体であって、伸縮作動体の下端部に取り付けるチャック体本体3と、チャック体本体の側部に連結配置されるとともにH形鋼が上下方向に貫通可能な四角立体枠状で伸縮作動体の伸長により変位する平行二重リンク機構部として機能する側打ち用枠体6と、側打ち用枠体に対してH形鋼を挟んで対向するように取り付けられ伸縮作動体の伸長力による平行二重リンク機構部の変位に伴い対向間隔を狭めH形鋼の外壁面に各々圧接する一対の杭圧接部とを有する構成とした。【選択図】図1

Description

本考案は、杭圧入機用の側打ちチャック体に関し、詳しくは、例えば10m以上の長尺の杭であっても目的箇所への打ち込みを簡易に可能とする杭圧入機用の側打ちチャック体に関するものである。
従来の通常の杭圧入機による杭の目的箇所への打ち込み能力では、杭の長さが7m程度までが限界であり、それ以上の長さ(例えば10m以上等)のようなより長尺の杭については対応することができないのが現状である。
特許文献1には、機体側から上下揺動可能に突設したアームの先端側に対して、杭の杭頭に圧接させる圧接体を下端に配置した圧入シリンダーユニットが先方に位置し、杭の杭頭を把持するチャック付きのウィンチユニットがその手前に位置する配置で列設するとともに、圧入シリンダーユニットの更に先方に地盤Gを削孔するオーガスクリューを着脱可能に配置した構成からなる杭の圧入装置が開示されている(特許文献1、図1等)。
しかし、特許文献1の杭の圧入装置場合も、建設工事現場の目的箇所へ杭の打ち込み能力は、杭の長さが7m程度までが限界であり、それ以上の長さを有する長尺の杭については対応することができないという問題を有している。
登録実用新案第3202775号公報
本考案は、従来における上記事情に鑑み開発されたもので、杭圧入機に格別の対策を講じる必要がなく、杭の煩雑な連結作業を要することもなく、例えば10m以上の長尺の一体構成の杭であっても建設工事現場等の目的箇所への側打ちによる打ち込みを簡略に実現し得る杭圧入機用の側打ちチャック体を提供するものである。
本考案に係る杭圧入機用の側打ちチャック体は、圧入シリンダーユニットを構成する伸縮作動体の伸長を利用して杭の目的箇所への圧入を行う杭圧入機用の側打ちチャック体であって、前記伸縮作動体の下端部に取り付けるチャック体本体と、このチャック体本体の側部に連結配置されるとともに、前記杭が上下方向に貫通可能な四角立体枠状で前記伸縮作動体の伸長により変位する平行二重リンク機構部として機能する側打ち用枠体と、前記側打ち用枠体に対して前記杭を挟んで対向するように取り付けられ前記伸縮作動体の伸長力による平行二重リンク機構部の変位に伴い対向間隔を狭め前記杭の外壁面に各々圧接する一対の杭圧接部と、を有し、前記伸縮作動体の伸長に伴い前記一対の杭圧接部により前記杭を圧接保持しつつ目的箇所へ前記杭を側打ちするように構成したことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、杭圧入機の伸縮作動体の下端部に取り付けるチャック体本体と、このチャック体本体の側部に連結配置され、平行二重リンク機構部として機能する側打ち用枠体と、側打ち用枠体に設けた杭の外壁面に各々圧接する一対の杭圧接部と、を有する構成の基に、10m以上のような長尺の一体構成の杭であっても目的箇所への側打ちによる打ち込みを簡略に実現し得る杭圧入機用の側打ちチャック体を実現し提供することができる。
請求項2記載の考案によれば、杭圧入機の伸縮作動体の下端部に取り付けるチャック体本体と、このチャック体本体の側部に連結配置されるとともに一対の垂直片部、4個のリンクアームを用いた平行二重リンク機構部として機能する四角立体枠状の側打ち用枠体と、側打ち用枠体に設けられ平行二重リンク機構部の変位に伴い対向間隔を狭め前記杭の外壁面に各々圧接する一対の杭圧接部と、を具備する構成の基に、10m以上のような長尺の一体構成の杭であっても目的箇所への側打ちによる打ち込みを簡略に実現し得る杭圧入機用の側打ちチャック体を実現し提供することができる。
請求項3記載の考案によれば、請求項2記載の考案と同様な効果を奏するとともに、前記4個のリンクアームの各延在部に前記一対の垂直片部間の間隔調整を行うための孔部を設けているので、杭のサイズの大小にも対応できる杭圧入機用の側打ちチャック体を実現し提供することができる。
請求項4記載の考案によれば、請求項2又は3記載の考案と同様な効果を奏するとともに、一対の垂直片部の対向面と一対の杭圧接部との間に、各々一対の杭圧接部間の間隔微調整を行うスペーサを設けているので、杭圧接部の杭に対する圧接状態の最適化を図ることができる杭圧入機用の側打ちチャック体を実現し提供することができる。
図1は本考案の実施例に係る側打ちチャック体を含む杭圧入機により杭であるH形鋼を目的箇所へ側打ちで圧入する態様を示す概略構成図である。 図2は本実施例に係る側打ちチャック体における二重平行リンク機構部を構成する側打ち用枠体の概略平面図である。 図3は本実施例に係る側打ちチャック体における二重平行リンク機構部を構成する側打ち用枠体の概略斜視図である。 図4は本実施例に係る側打ちチャック体を使用しH形鋼を目的箇所へ側打ちで圧入する場合における側打ちチャック体の上昇時、圧入時、接地時の各状態を示す概略説明図である。 図5は本実施例に係る側打ちチャック体を使用しH形鋼を目的箇所へ側打ちで圧入する場合における側打ちチャック体の圧入時の状態を示す概略拡大説明図である。 図6は本実施例に係る側打ちチャック体を使用しH形鋼を目的箇所へ側打ちで圧入する場合における側打ちチャック体の接地時の状態を示す概略拡大説明図である。
本考案は、杭圧入機に格別の対策を講じる必要がなく、杭の煩雑な連結作業を要することもなく、例えば10m以上のような長尺の一体構成の杭であっても目的箇所への側打ちによる打ち込みを簡略に実現し得る杭圧入機用の側打ちチャック体を実現し提供するという目的を、圧入シリンダーユニットを構成する伸縮作動体の伸長を利用して杭の目的箇所への圧入を行う杭圧入機用の側打ちチャック体であって、前記伸縮作動体の下端部に取り付けるチャック体本体と、垂直方向で所定の間隔をもった平行状態で対向する配置の一対の垂直片部と、前記一対の垂直片部の一方の両側面上部間、両側面下部間、前記一対の垂直片部の他方の両側面上部間、両側面下部間を各々連結するとともに、各々回動可能に軸支された4個のリンクアームと、を具備し、内部に杭が上下方向に貫通可能とし、前記一対の垂直片部のうちの一方の垂直片部を前記チャック体本体の側部に連結配置し、前記伸縮作動体の伸長により前記一対の垂直片部間の間隔が狭広に変位する平行二重リンク機構部として機能する前記杭が上下方向に貫通可能な四角立体枠状の側打ち用枠体と、前記側打ち用枠体の一対の垂直片部の対向面に対して前記杭を挟んで対向するように取り付けられ前記伸縮作動体の伸長力に応じた前記一対の垂直片部間の間隔の狭まりに応じて前記杭の外壁面に各々圧接する一対の杭圧接部と、を有し、前記伸縮作動体の伸長に伴い前記一対の杭圧接部により前記杭を圧接保持しつつ目的箇所へ前記杭を側打ちするようにした構成により実現した。
以下、図面を参照して、本考案の実施例に係る杭圧入機用の側打ちチャック体について詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る側打ちチャック体1を含む杭圧入機21により、例えば山留工事に使用する親杭である長尺(例えば10m以上で図示しない作業機械により建て込みが可能な範囲の長さ)のH形鋼2を例えば建設工事現場、土木工事現場等の目的箇所(地面)へ側打ちで圧入する態様を示すものである。
前記杭圧入機21は、図1に示すように、機体22を具備し、この機体22に対して上下揺動可能なパワーブーム(例えば図示するようなオフセットブーム等)23と、その先端に揺動可能に連結したアーム24とがそれぞれ設けられ、前記パワーブーム23は油圧シリンダ25により機体22に対して上下揺動駆動され、また、前記アーム24は油圧シリンダ26によりパワーブーム23に対して上下揺動駆動されるようになっている。
前記アーム24の先端には先端ブラケット29が配置され、この先端ブラケット29に対して、機体22に近い側から遠い側に至る配置で順にウィンチユニット(多滑車ユニット)30、圧入シリンダーユニット31を配置している。
また、前記アーム24の下面には、前記先端ブラケット29より機体22側に寄った位置にウィンチユニット30に対するワイヤーロープ32の繰り出し又は巻き取りを行うワイヤー繰り出し巻き取り機33を取り付けている。
前記ウィンチユニット30は、前記先端ブラケット29に対して軸体27により前後揺動可能に軸支したウィンチフレーム34と、このウィンチフレーム34の所定の位置に回転可能に取り付けた固定滑車35と、前記固定滑車35の下方に配置したウィンチ下部フレーム36と、前記ウィンチ下部フレーム36に回転可能に取り付けた動滑車37と、前記ウィンチ下部フレーム36から下方に突設したチャック38と、前記ワイヤー繰り出し巻き取り機33から繰り出され、又は巻き取られるワイヤーロープ32と、を具備している。
前記ワイヤーロープ32は、ワイヤー繰り出し巻き取り機33から引き出され、前記固定滑車35、動滑車37に多重に巻回される。
そして、前記ワイヤー繰り出し巻き取り機33による繰り出し動作で前記ウィンチフレーム34、ウィンチ下部フレーム36間の距離を離隔させて(チャック38を下降)、また、前記ワイヤー繰り出し巻き取り機33による巻取り動作で前記ウィンチフレーム34、ウィンチ下部フレーム36間の距離を短く(チャック38を上昇)するように構成している
前記チャック38は、公知のように例えばH形鋼2の杭頭を把持し又は把持解除を行うように構成している。
前記圧入シリンダーユニット31は、先端ブラケット29に設けた軸体28により上端部が支持された伸縮作動体(油圧ジャッキ等のアクチュエータ)41と、この伸縮作動体41の下端部に取り付けた前記H形鋼2の杭頭に圧接させる、又は、本実施例の側打ちチャック体1を取り付ける端部アタッチメント42と、を具備している。
なお、図1において符号29aはH形鋼2の転倒防止用の支持ガイドである。
次に、本実施例の側打ちチャック体1について図2、図3、図4、図5をも参照して詳述する。
本実施例の側打ちチャック体1は、チャック体本体3と、前記H形鋼2が貫通可能な四角立体枠状に構成するとともに、平行二重リンク機構部として機能する側打ち用枠体6とを有している。
すなわち、前記チャック体本体3は、図5に示すように、上端部、下端部にフランジ状の本体平板部5、5を備える円柱塊状部4を具備し、上端部の本体平板部5を前記端部アタッチメント42に連結するように構成している。
前記側打ち用枠体6は、平板部12、両側片13、13を端面コの字状を呈するように形成して前記チャック体本体3の側面に垂直配置に固設した一方の垂直片部である第1縦枠板11Aと、前記第1縦枠板11Aと所定の間隔(前記H形鋼2が挿通可能な間隔)をもって平行に対向配置する前記第1縦枠板11Aと同様平板部12、両側片13、13を端面コの字状を呈するように形成し、平板部12を前記第1縦枠板11Aと対向する態様とした他方の垂直片部である第2縦枠板11Bと、前記第1縦枠板11Aの両側片13、13の上部を水平方向に貫通しネジ(オスネジ)付きの両端部を各々外方へ突出させた第1上軸14Aと、前記第1縦枠板11Aの両側片13、13の下部を水平方向に貫通しネジ付きの両端部を各々外方へ突出させた第1下軸14Bと、前記第2縦枠板11Bの両側片13、13の上部を水平方向に貫通しネジ付きの両端部を各々外方へ突出させた第2上軸15Aと、前記第2縦枠板11Bの両側片13、13の下部を水平方向に貫通しネジ付きの両端部を各々外方へ突出させた第2下軸15Bと、前記第1上軸14A、第2上軸15Aの一方の各端部に一端側、他端側を各々遊嵌し回動可能とした第1上回動アーム16Aと、前記第1下軸14B、第2下軸15Bの一方の各端部に一端側、他端側を各々遊嵌し回動可能とした第1下回動アーム16Bと、前記第1上軸14A、第2上軸15Aの他方の各端部に一端側、他端側を各々遊嵌し回動可能とした第2上回動アーム17Aと、前記第1下軸14B、第2下軸15Bの他方の各端部に一端側、他端側を各々遊嵌し回動可能とした第2下回動アーム17Bと、前記第1上軸14A、第1下軸14B、第2上軸15A、及び、第2下軸15Bの各端部に設けたネジに各々ワッシャ18を介して螺着した合計8個のナット19と、前記第1縦枠板11A、第2縦枠板11Bの対向する各平板部12、12に平板状のスペーサ10、10を介して、かつ、ボルト7、ナット8を用いて対向配置に取り付けた一対の縦長略直方体状の杭圧接部9、9と、を有している。
前記杭圧接部9は、前記H形鋼2のフランジに臨む端面に分割縦長二連構造の圧接歯部9aを備えている。
前記スペーサ10は、厚さの異なるものを選択使用することにより、前記圧接歯部9aと前記H形鋼2のフランジの外壁面との隙間間隔を微調整し、前記圧接歯部9aの前記H形鋼2の外壁面に対する圧接状態の最適化を図るためのものである。
また、前記第1上回動アーム16A、第1下回動アーム16B、第2上回動アーム17A、第2下回動アーム17Bの各一方側の端部は、各々チャック体本体3側に延在されて、各延在部分には、前記第1縦枠板11A等の取り付け位置を変更し、前記第1縦枠板11A、第2縦枠板11B間の間隔調整を可能とし、前記H形鋼2のサイズの大小に対応するための例えば2個分離配置の孔部20を設けている。
前記第1上回動アーム16A、第1下回動アーム16B、第2上回動アーム17A、第2下回動アーム17Bは、リンクアームとして機能するものである。
上述したように、前記側打ち用枠体6は、前記第1縦枠板11A、第2縦枠板11Bと、前記第1上回動アーム16A、第1下回動アーム16B、第2上回動アーム17A、第2下回動アーム17Bとを含んだ平行二重リンク機構部として機能するように構成している。
次に、本実施例に係る側打ちチャック体1を含む杭圧入機21により、例えば建設工事現場で使用する親杭である長尺のH形鋼2を目的箇所へ側打ちで圧入する動作について図4乃至図6をも参照して説明する。
まず、図1に示すように、本実施例に係る側打ちチャック体1の本体平板部5を前記杭圧入機21における伸縮作動体41に設けた端部アタッチメント42に取り付け、伸縮作動体41を動作させて前記側打ちチャック体1のチャック体本体3及び側打ち用枠体6を建設工事現場における地面上の目的箇所へ設置する。
このとき、側打ちチャック体1の側打ち用枠体6は、定常状態でその内部にH形鋼2が上下方向に貫通可能な状態となっている。
次に、図示しないショベルカー等の作業機械を使用し、長尺のH形鋼2の下部を側打ち用枠体6内に挿通し垂直状態に建て込み、前記杭圧入機21に設けた支持ガイド29aにより前記H形鋼2の転倒を防止しつつこの長尺のH形鋼2を垂直配置に維持する。
次に、前記杭圧入機21の伸縮作動体41を動作させて(縮めて)、側打ちチャック体1のチャック体本体3及び側打ち用枠体6を地面上例えば2mの高さまで上昇させる。
このときの側打ちチャック体1の上昇時の状態を図4に示す。
次に、前記杭圧入機21の伸縮作動体41を動作させて(伸長して)、この伸縮作動体41の伸長によって前記一対の第1建枠板11A、第2建枠板11B間の間隔を狭め一対の杭圧接部9、9の各圧接歯部9a、9aをH形鋼2の両端面に圧接させた状態とし、前記一対の杭圧接部9、9により前記H形鋼2を圧接保持しつつ伸縮作動体41の伸長に応じて目的箇所へ前記H形鋼2を例えば2m分側打ち態様で圧入し、側打ちチャック体1のチャック体本体3を再度地面に着地させる。
このときの側打ちチャック体1の圧入時の状態を図4、図5に示し、側打ちチャック体1の接地時の状態を図4、図6に示す。
これ以降、前記伸縮作動体41の縮め、伸長を所要回数繰り返し、また、必要に応じて前記伸縮作動体41の上下作動距離を調整して、前記H形鋼2の目的箇所への側打ち態様による圧入を実行して一本のH形鋼2に対する圧入動作を終了する。
二本目以降のH形鋼2に対する圧入動作も上述した一連の動作を繰り返し実行することで行うものである。
以上説明した本実施例に係る側打ちチャック体1によれば、10m以上のような長尺の一体構成の杭であるH形鋼2であっても、杭圧入機21に格別の対策を講じる必要がなく、また、複数の杭の煩雑な連結作業を要することもなく、長尺のH形鋼2の目的箇所への側打ちによる打ち込みを簡略容易に実行することができる。
また、本実施例に係る側打ちチャック体1は、杭として前記H形鋼2以外に、I形鋼や溝形鋼のような各種形鋼を使用する場合においても適用可能である。
本考案は、市街地、住宅地等の建設工事、一般道路、高速自動車道路等の道路工事、各種の土木工事等において既存の杭圧入機を利用しつつ杭を目的箇所へ側打ち態様で打ち込む用途として広範に適用可能である。
1 側打ちチャック体
2 H形鋼
3 チャック体本体
4 円柱塊状部
5 本体平板部
6 側打ち用枠体
7 ボルト
8 ナット
9 杭圧接部
9a 圧接歯部
10 スペーサ
11A 第1縦枠板
11B 第2縦枠板
12 平板部
13 側片
14A 第1上軸
14B 第1下軸
15A 第2上軸
15B 第2下軸
16A 第1上回動アーム
16B 第1下回動アーム
17A 第2上回動アーム
17B 第2下回動アーム
18 ワッシャ
19 ナット
20 孔部
21 杭圧入機
22 機体
23 パワーブーム
24 アーム
25 油圧シリンダ
26 油圧シリンダ
27 軸体
28 軸体
29 先端ブラケット
29a 支持ガイド
30 ウィンチユニット
31 圧入シリンダーユニット
32 ワイヤーロープ
33 ワイヤー繰り出し巻き取り機
34 ウィンチフレーム
35 固定滑車
36 ウィンチ下部フレーム
37 動滑車
38 チャック
41 伸縮作動体
42 端部アタッチメント

Claims (4)

  1. 圧入シリンダーユニットを構成する伸縮作動体の伸長を利用して杭の目的箇所への圧入を行う杭圧入機用の側打ちチャック体であって、
    前記伸縮作動体の下端部に取り付けるチャック体本体と、
    このチャック体本体の側部に連結配置されるとともに、前記杭が上下方向に貫通可能な四角立体枠状で前記伸縮作動体の伸長により変位する平行二重リンク機構部として機能する側打ち用枠体と、
    前記側打ち用枠体に対して前記杭を挟んで対向するように取り付けられ前記伸縮作動体の伸長力による平行二重リンク機構部の変位に伴い対向間隔を狭め前記杭の外壁面に各々圧接する一対の杭圧接部と、
    を有し、
    前記伸縮作動体の伸長に伴って前記一対の杭圧接部により前記杭を圧接保持しつつ目的箇所へ前記杭を側打ちするように構成したことを特徴とする杭圧入機用の側打ちチャック体。
  2. 圧入シリンダーユニットを構成する伸縮作動体の伸長を利用して杭の目的箇所への圧入を行う杭圧入機用の側打ちチャック体であって、
    前記伸縮作動体の下端部に取り付けるチャック体本体と、
    垂直方向で所定の間隔をもった平行状態で対向する配置の一対の垂直片部と、
    前記一対の垂直片部の一方の両側面上部間、両側面下部間、前記一対の垂直片部の他方の両側面上部間、両側面下部間を各々連結するとともに、各々回動可能に軸支された4個のリンクアームと、を具備し、内部に杭が上下方向に貫通可能とし、前記一対の垂直片部のうちの一方の垂直片部を前記チャック体本体の側部に連結配置し、前記伸縮作動体の伸長により前記一対の垂直片部間の間隔が狭広に変位する平行二重リンク機構部として機能する前記杭が上下方向に貫通可能な四角立体枠状の側打ち用枠体と、
    前記側打ち用枠体の一対の垂直片部の対向面に対して前記杭を挟んで対向するように取り付けられ前記伸縮作動体の伸長力に応じた前記一対の垂直片部間の間隔の狭まりに応じて前記杭の外壁面に各々圧接する一対の杭圧接部と、
    を有し、
    前記伸縮作動体の伸長に伴って前記一対の杭圧接部により前記杭を圧接保持しつつ目的箇所へ前記杭を側打ちするように構成したことを特徴とする杭圧入機用の側打ちチャック体。
  3. 前記4個のリンクアームは、チャック体本体側に延在する延在部を有し、各延在部に前記一対の垂直片部間の間隔調整を行うための孔部を設けていることを特徴とする請求項2記載の杭圧入機用の側打ちチャック体。
  4. 前記一対の垂直片部の対向面と一対の杭圧接部との間には、各々一対の杭圧接部間の間隔微調整を行うスペーサを設けていることを特徴とする請求項2又は3記載の杭圧入機用の側打ちチャック体。
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