JP3215270U - 消火用泡ヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】泡状消火薬剤を遠距離まで且つ広範囲に十分に散布することができる消火用泡ヘッドを提供する。【解決手段】先端側にノズル部1を有し後端側に泡消火薬剤を圧送する配管2に接続される接続部3を有する筒状のヘッド本体4と、発泡用スクリーン5と、デフレクター6を備えた消火用泡ヘッドにおいて、デフレクターを発泡用スクリーンの外側に配置することにより、ノズル部から噴射した泡消火薬剤を、直に発泡用スクリーンに衝突させ通過させ、泡状となった泡状消火薬剤の勢いを保有させたままデフレクターに衝突させるようにすることにより、泡状消火薬剤を遠距離まで且つ広範囲に散布することができるようにした。【選択図】図1
Description
本考案は、液状の泡消火薬剤を発泡させ広範囲に散布させて消火するための消火用泡ヘッドに関する。
駐車場などの油火災を対象とした泡消火設備にあって、配管から圧送されてきた液状の泡消火薬剤を発泡させ広範囲に散布させる消火用泡ヘッドが使用されている。
従来、泡消火設備に使用されている消火用泡ヘッドとして、泡消火薬剤が圧送される配管に接続されるノズル部と、ノズル部の先端側に間隔を空けて配置されたデフレクターと、デフレクターの外側に、デフレクターを覆うように配置された発泡用スクリーンを備えた消火用泡ヘッドが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1,2に記載されている消火用泡ヘッドでは、ノズル部から噴射した泡消火薬剤がデフレクターに衝突して発泡を促されながら四方へ拡散し、拡散した泡消火薬剤が発泡用スクリーンに衝突し通過することにより砕かれ発泡し、泡状消火薬剤となって散布される。
従来、泡消火設備に使用されている消火用泡ヘッドとして、泡消火薬剤が圧送される配管に接続されるノズル部と、ノズル部の先端側に間隔を空けて配置されたデフレクターと、デフレクターの外側に、デフレクターを覆うように配置された発泡用スクリーンを備えた消火用泡ヘッドが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1,2に記載されている消火用泡ヘッドでは、ノズル部から噴射した泡消火薬剤がデフレクターに衝突して発泡を促されながら四方へ拡散し、拡散した泡消火薬剤が発泡用スクリーンに衝突し通過することにより砕かれ発泡し、泡状消火薬剤となって散布される。
泡消火設備における消火用泡ヘッドには、効果的な消火を図るために、優れた発泡性能とともに、泡状となった消火薬剤はできるだけ遠距離まで且つ広範囲に散布されることが求められる。
しかし、上記特許文献1,2に記載された消火用泡ヘッドにあっては、消火用泡ヘッドでは、ノズル部から噴射した泡消火薬剤をデフレクターに衝突さて拡散させ、拡散した泡消火薬剤を発泡用スクリーンに衝突させ通過させ散布するので、泡消火薬剤がデフレクターに衝突することにより勢いが減少し、しかも発泡を促され泡が混在した泡消火薬剤が発泡用スクリーンに衝突し通過するので、泡消火薬剤に混在する泡が抵抗となって発泡用スクリーンを通過した泡状消火薬剤の勢いは一段と減少することになり、泡状消火薬剤を遠距離まで且つ広範囲に十分に散布することができないといった問題があった。
本考案者等はかかる問題を解決すべく実験を重ねた結果、デフレクターを発泡用スクリーンの外側に配置することに着目し、本考案を成すに至った。
しかし、上記特許文献1,2に記載された消火用泡ヘッドにあっては、消火用泡ヘッドでは、ノズル部から噴射した泡消火薬剤をデフレクターに衝突さて拡散させ、拡散した泡消火薬剤を発泡用スクリーンに衝突させ通過させ散布するので、泡消火薬剤がデフレクターに衝突することにより勢いが減少し、しかも発泡を促され泡が混在した泡消火薬剤が発泡用スクリーンに衝突し通過するので、泡消火薬剤に混在する泡が抵抗となって発泡用スクリーンを通過した泡状消火薬剤の勢いは一段と減少することになり、泡状消火薬剤を遠距離まで且つ広範囲に十分に散布することができないといった問題があった。
本考案者等はかかる問題を解決すべく実験を重ねた結果、デフレクターを発泡用スクリーンの外側に配置することに着目し、本考案を成すに至った。
本考案の目的は、泡状消火薬剤を遠距離まで且つ広範囲に十分に散布することができる消火用泡ヘッドを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、先端側にノズル部を有し後端側に泡消火薬剤を圧送する配管に接続される接続部を有する筒状のヘッド本体と、発泡用スクリーンと、デフレクターを備えた消火用泡ヘッドにおいて、前記デフレクターは前記発泡用スクリーンの外側に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、前記デフレクターは前記発泡用スクリーンの外側に配置されているので、ノズル部から噴射した泡消火薬剤は、直に発泡用スクリーンに衝突し通過することから、発泡用スクリーンを通過して泡状となった泡状消火薬剤の勢いの減少率が少なく、勢いを保有したままデフレクターに衝突し拡散するので、従来の消火用泡ヘッドに比べ、泡状消火薬剤を遙かに遠距離まで且つ広範囲に散布することができる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の、前記発泡用スクリーンは、前記ヘッド本体の先端に設けられ周囲に空気取り入れ口を有するフランジに取り付けられており、前記デフレクターは、前記ヘッド本体の中心軸上に位置して基端が前記ヘッド本体に固定され先端部が前記発泡用スクリーンを貫通するアームの前記先端部に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の考案によれば、前記デフレクターは、前記ヘッド本体の中心軸上に位置して基端が前記ヘッド本体に固定され先端部が前記発泡用スクリーンを貫通するアームの前記先端部に取り付けられているので、前記アームが泡状消火薬剤の散布の妨げにならず、広範囲に均一に散布することができる。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の、前記フランジに取り付けられている前記発泡用スクリーンは、複数枚であることを特徴とする。
請求項3に記載の考案によれば、前記フランジに取り付けられている前記発泡用スクリーンは、複数枚であるので、ノズル部から噴射した泡消火薬剤は、発泡用スクリーンに複数回衝突し通過することになり、発泡倍率の高い泡状消火薬剤を生成し、散布することができる。
本考案に係る消火用泡ヘッドによれば、従来の消火用泡ヘッドに比べ、泡状消火薬剤を遙かに遠距離まで且つ広範囲に散布することができる。
以下、本考案に係る消火用泡ヘッドの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案に係る消火用泡ヘッドの実施の形態の第1例を示す概略縦断面図である。
図1は本考案に係る消火用泡ヘッドの実施の形態の第1例を示す概略縦断面図である。
第1例の消火用泡ヘッドは、先端側にノズル部1を有し後端側に泡消火薬剤を圧送する配管2に接続される接続部3を有する筒状のヘッド本体4と、発泡用スクリーン5と、デフレクター6を備えている。
ヘッド本体4は、内部が配管2から圧送されてくる泡消火薬剤の流路7となっている。そして、ヘッド本体4の先端側に有するノズル部1は、流路7を流れる泡消火薬剤を噴射する噴射口1aを有し、噴射口1aは先端方向に向かって拡開するテーパー状に形成され、泡消火薬剤を拡散方向に噴射するようになっている。また、ヘッド本体4の後端側に有する接続部3は、外周に雄ねじが形成され、配管2にねじ込みにより接続されるようになっている。
また、ヘッド本体4の先端には、周囲に空気取り入れ口8を有するフランジ9が設けられており、フランジ9には発泡用スクリーン5が取り付けられている。本例では、略椀状に形成された発泡用スクリーン5の外周縁部5aをフランジ9に当接させ、フランジ9の外周端縁9aを内側にかしめることにより、フランジ9に発泡用スクリーン5を取り付けている。
また、ヘッド本体4には、ヘッド本体4の中心軸上に位置して基端がヘッド本体4に固定され先端部が発泡用スクリーン5を貫通し、発泡用スクリーン5の外に突出するアーム10が設けられている。
第1例では、アーム10の基端はヘッド本体4内に設けられている支持体11に支持されて、流路7及びノズル部1の噴射口1aの中心を通るように構成されている。流路7及びノズル部1の噴射口1aを通るアーム10は、流路7内を流れる泡消火薬剤の流量及びノズル部1の噴射口1aから噴射される泡消火薬剤の噴射量を損なわない形状や太さとなっている。アーム10を支持する支持体11には、泡消火薬剤を通す複数の孔12が設けられている。
第1例では、アーム10の基端はヘッド本体4内に設けられている支持体11に支持されて、流路7及びノズル部1の噴射口1aの中心を通るように構成されている。流路7及びノズル部1の噴射口1aを通るアーム10は、流路7内を流れる泡消火薬剤の流量及びノズル部1の噴射口1aから噴射される泡消火薬剤の噴射量を損なわない形状や太さとなっている。アーム10を支持する支持体11には、泡消火薬剤を通す複数の孔12が設けられている。
発泡用スクリーン5を貫通し、発泡用スクリーン5の外に突出するアーム10の先端部には、デフレクター6が取り付けられている。第1例では、デフレクター6は平板円状に形成されているが、これに限定されるものではなく、後述する泡状消火薬剤を広範囲に拡散し散布できればよい。
このように構成された第1例の消火用泡ヘッドによれば、デフレクター6は発泡用スクリーン5の外側に配置されているので、ノズル部1から噴射した泡消火薬剤は、直に発泡用スクリーン5に衝突し通過することから、発泡用スクリーン5を通過して泡状となった泡状消火薬剤の勢いの減少率が少なく、勢いを保有したままデフレクター6に衝突し拡散するので、従来の消火用泡ヘッドに比べ、泡状消火薬剤を遙かに遠距離まで且つ広範囲に散布することができる。
また、第1例では、先端部にデフレクター6を取り付けているアーム10は、その基端がヘッド本体4内に設けられている支持体11に支持されて、流路7及びノズル部1の噴射口1aの中心を通り、先端部が発泡用スクリーン5を貫通し、その先端部が発泡用スクリーン5の外に突出するように構成され、且つ流路7内を流れる泡消火薬剤の流量及びノズル部1の噴射口1aから噴射される泡消火薬剤の噴射量を損なわない形状や太さとなっているので、アーム10が泡状消火薬剤の散布の妨げにならず、広範囲に均一に散布することができる。
図2は本考案に係る消火用泡ヘッドの実施の形態の第2例を示す概略縦断面図である。
第2例の消火用泡ヘッドについて、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第2例では、フランジ9に、2枚の発泡用スクリーン5が所定の間隔を空けて上下に重ねて取り付けられている。第2例では2枚の発泡用スクリーン5が重ねて取り付けられているが、2枚以上であってもよい。
その他の構成は第1例と同一なので、第1例の説明を援用する。
第2例の消火用泡ヘッドについて、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
第2例では、フランジ9に、2枚の発泡用スクリーン5が所定の間隔を空けて上下に重ねて取り付けられている。第2例では2枚の発泡用スクリーン5が重ねて取り付けられているが、2枚以上であってもよい。
その他の構成は第1例と同一なので、第1例の説明を援用する。
このように構成された第2例の消火用泡ヘッドによれば、フランジ9に取り付けられている発泡用スクリーン5は2枚であるので、ノズル部1から噴射した泡消火薬剤は、発泡用スクリーン5に2回衝突し通過することになり、発泡倍率の高い泡状消火薬剤を生成し、散布することがことができる。その他の効果は第1例と同様なので、第1例を援用する。
1 ノズル部
1a 噴射口
2 配管
3 接続部
4 ヘッド本体
5 発泡用スクリーン
5a 外周縁部
6 デフレクター
7 流路
8 空気取り入れ口
9 フランジ
9a 外周端縁
10 アーム
11 支持体
12 孔
1a 噴射口
2 配管
3 接続部
4 ヘッド本体
5 発泡用スクリーン
5a 外周縁部
6 デフレクター
7 流路
8 空気取り入れ口
9 フランジ
9a 外周端縁
10 アーム
11 支持体
12 孔
Claims (3)
- 先端側にノズル部を有し後端側に泡消火薬剤を圧送する配管に接続される接続部を有する筒状のヘッド本体と、発泡用スクリーンと、デフレクターを備えた消火用泡ヘッドにおいて、
前記デフレクターは前記発泡用スクリーンの外側に配置されていることを特徴とする消火用泡ヘッド。 - 前記発泡用スクリーンは、前記ヘッド本体の先端に設けられ周囲に空気取り入れ口を有するフランジに取り付けられており、前記デフレクターは、前記ヘッド本体の中心軸上に位置して基端が前記ヘッド本体に固定され先端部が前記発泡用スクリーンを貫通するアームの前記先端部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の消火用泡ヘッド。
- 前記フランジに取り付けられている前記発泡用スクリーンは、複数枚であることを特徴とする請求項2に記載の消火用泡ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005830U JP3215270U (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 消火用泡ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005830U JP3215270U (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 消火用泡ヘッド |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015063716A Continuation JP2016182225A (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 消火用泡ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3215270U true JP3215270U (ja) | 2018-03-08 |
Family
ID=61558455
Family Applications (1)
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JP2017005830U Active JP3215270U (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 消火用泡ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3215270U (ja) |
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2017
- 2017-12-26 JP JP2017005830U patent/JP3215270U/ja active Active
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