JP3215191U - サーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋 - Google Patents

サーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋 Download PDF

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【課題】サーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋を提供する。【解決手段】蓋体10と、湾曲サーモエレメント20と固定具30とを含み、湾曲サーモエレメント及び固定具は共に蓋体の底面に設置され、湾曲サーモエレメントはさらに湾曲部21と温度センサ22とを含み、該湾曲部の先端が蓋体の底面に固設され、ホースの底端に温度センサが連結されることで、温度センサはホースの自由端になり、温度センサは選択的に固定具に係止されるとともに、湾曲部に湾曲させ、ユーザが低温熟成しようとする際に、該温度センサを固定具から分離させて蓋体に対して湾曲させるだけで、温度センサを電気炊飯器の内釜内に挿入し、精確に内釜内の実際温度を計測することができる。【選択図】図1

Description

本考案は定温料理機能を備える電気炊飯器の蓋に関して、特に温度センサを備える電気炊飯器の蓋に関する。
従来の技術において、電気炊飯器は家庭でよく使われる調理器具として、ご飯を炊く用途又はその他釜内部を加熱することでその内部に入れられた食材を熟成させる用途に適用できる。一般には、このような電気炊飯器の表面に炊飯器内の温度を表示可能なモニタが設けられ、ユーザが自分で食材の特定温度での熱受時間の長さを把握しやすくなる。
図13及び図14に示すように、このような電気炊飯器90の結構は外釜91と内釜92とを含み、食材が内釜92内で加熱され、温度を感応するセンサが二つあり、一方の第一温度センサ93が外釜の底面又は壁面に設けられ、他方の第二温度センサ94が電気炊飯器の頂蓋95の内壁面に設けられ、該両温度センサ93、94の用途について、外釜91壁面にある第一温度センサ93が主要なセンサであり、炊飯器内の温度を継続にモニタリングし、その数値を頂蓋のモニタ(図中未示)に表示し、頂蓋95の内壁面にある第二温度センサ94はセーフティー・スイッチとして使われる。お粥又は水分が多い食物を調理する場合、温度が高すぎるとき、水分が沸騰して頂蓋95に盛り上がってはみ出さないように、頂蓋95の内壁面にある第二温度センサ94はその周囲の温度が一定の温度になることを検知すると、食材の過度過熱を防ぐために、自動に釜内の温度を低下させる。
現在の人々は食べ物の口当たり、栄養成分などに対する重視度が年に向上し、いろいろな新規の調理方法も相応に現れている。その中に、食材を食品保存袋にパッケージした後で、加熱されたが沸騰していない湯に入れて水を介して加熱する調理方法は低温熟成法と俗称され、とりわけ盛んになり、特に、例えば、ステーキなど口当たりと温度との関連性が高い食材について、最大限に食材の旨さを引き出し、もっと多くの栄養成分を保留するために、低温熟成法の方式を利用する場合、温度に対して極めて高い精確度が要求され、加温の過不足を防ぐようとする。
一般には、家庭用の電気炊飯器90は、水を内釜92に入れて食材をパッケージした上で低温熟成を実施することができるが、家庭用電気炊飯器90の第一温度センサ93が外釜91の底面又は壁面に設けられるので、その検知した温度と内釜92内の実際の温度とに一定の差があり、また、第二温度センサ94が直接に内釜92の温度を計測することができるが、頂蓋95に設けられるので、第二温度センサ94と食材との間の距離が大きいため、従来の技術の電気炊飯器90は低温熟成機とする機能に対して、低温熟成に求められる精確な温度制御の条件を満たすことができない。これにより、従来の技術の電気炊飯器90は改善すべきの欠点がなおある。
従来の技術の欠点及び不足に鑑みて、本考案はサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋を提供し、内釜に直接に挿入できる温度センサが設けられた上蓋によって、従来の技術における温度を精確に計測できない問題を解決する。
上述の考案の目的を達するために、本考案が採用している技術的手段はサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋であり、
蓋体と、
該蓋体の底面に設けられる湾曲サーモエレメントとを含み、
該湾曲サーモエレメントは湾曲部と温度センサとを含み、該湾曲部の両端がそれぞれ該蓋体の底面及び該温度センサに接続されている。
本考案の利点について、本来頂蓋の内壁面に設けられた温度センサを湾曲サーモエレメントに装着することでその長さを延長する。言い換えると、ユーザが湾曲部を伸ばすと、該温度センサが下へ内釜の位置に延びることができ、ユーザが内釜内に湯を入れて低温熟成するとき、該温度センサに表示されたデータが実際の水温にあっているので、ユーザが該温度センサに検知された温度を観察することで、精確にその食材の加熱時間及び加熱強度を制御することができる。また、ユーザは湾曲部を原状態に回復して固定させる際に、該温度センサは従来の技術のようにセーフティー・スイッチの先端センサとして、内釜内には過熱の状況が発生したかを監視することができるので、本考案は従来の技術の機能を兼備する以外、センサの計測結果をさらに精確化する。
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、該湾曲部は自在継手である。
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、該湾曲部は蛇管である。
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、該蓋体の底面に設けられる固定具をさらに含み、該湾曲サーモエレメントが選択的に該固定具に固定されている。
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、該温度センサの長さが該湾曲部の長さより長く、該温度センサが選択的に該固定具に固定されている。
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、該温度センサが管体であり、該固定具の底面に係合溝が形成され、該係合溝が該固定具の対向する両端まで延在し、該温度センサが選択的に該係合溝内に係合し収容され、該係合溝の開口の幅が該温度センサの幅より狭い。
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、該温度センサは管体であり、該固定具はフックユニットで、該固定具は接続部とフック部とを含み、該接続部の先端が該蓋体の底面に接続され、該接続部の底端が該フック部の一端に接続され、該フック部の他端が該接続部に接続する該端湾曲に沿ってU字型フックを形成し、該温度センサが選択的に該フック部に固定されている。
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、該蓋体は主体とシール蓋とを含み、該主体の底面に丸溝が設けられ、該シール蓋が該主体の該丸溝内に設けられ、該シール蓋の面積及び形状と該丸溝の面積及び形状とは同じであり、該湾曲部が該シール蓋に接続され、該固定具は該シール蓋に設けられる。
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、その先端が該蓋体に底面に螺合し、その底端が該湾曲部に接続される接続管をさらに含む。
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、該温度センサは鋼性の管体である。
図1は本考案の湾曲部が原状態に回復された場合の斜視外観図。 図2は本考案の湾曲部が伸長した場合の斜視外観図。 図3は本考案の部品分解図。 図4は本考案の固定具の断面概略図。 図5は本考案の一部の断面概略図。 図6は本考案の湾曲部が自在継手である断面概略図。 図7は本考案の湾曲部が蛇管である断面概略図。 図8は本考案が電気炊飯器に装着された場合の断面概略図。 図9は本考案の他実施例の湾曲部が原状態に回復された場合の斜視外観図。 図10は本考案の他実施例の湾曲部が伸長した場合の斜視外観図。 図11は本考案の接続管なしの実施例の部品分解図。 図12は本考案の固定具なしの実施例の斜視外観図。 図13は従来の技術の電気炊飯器の一部の部品分解図。 図14は従来の技術の電気炊飯器の上蓋の斜視外観図。
以下、図面及び本考案の最適の実施例を参照し、本考案が予定の発明目的を達成するために講じる技術的手段を詳述する。
図1、図2及び図3に示すように、本考案のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋は蓋体10と、湾曲サーモエレメント20と、固定具30と、接続管41とを含む。
蓋体10は主体11とシール蓋12とを含み、主体11の底面に丸溝13が凹設され、シール蓋12は丸溝13内に設けられ、シール蓋12の面積及び形状と丸溝13の面積及び形状とは同じであり、シール蓋12が完全に主体11の底面をシールすることができる。
湾曲サーモエレメント20が蓋体10の底面に設けられ、より精確に言えば、湾曲サーモエレメント20はシール蓋12の底面に設けられ、湾曲サーモエレメント20は湾曲部21と温度センサ22とを含み、湾曲部21の両端がそれぞれ蓋体10の底面及び温度センサ22に接続され、湾曲部21と蓋体10との間の接続につて、湾曲部21が該シール蓋12を貫通して主体11の底面に接続することであるが、これに限定されることなく、湾曲部21がシール蓋12に装着してもよい。なお、温度センサ22は湾曲部21の自由端に接続される。
図5に示すように、本考案の主要実施例において、該温度センサ22の長さが湾曲部21の長さより長いが、該湾曲部21と温度センサ22との間の長さがこれに限定されることなく、湾曲部21は湾曲可能な軟性材質であるが、これに限定することではない。
図6に示すように、本考案の又一実施例において、蓋体10Aに装着された湾曲部21Aが自在継手である。
図7に示すように、本考案の又一実施例において、蓋体10Bに装着された湾曲部21Bが蛇管であり、湾曲部21が前記の湾曲可能な軟性材質、自在継手及び蛇管に限定されることなく、湾曲可能な結構であればよい。
本主要実施例において、温度センサ22が剛性を有する丸管体であるが、これに限定されることなく、温度センサ22の態様がユーザの必要に応じて変更可能である。
図1、図3及び図4に示すように、固定具30が蓋体10の底面に設けられ、より精確に言えば、固定具30はシール蓋12の底面に設けられ、温度センサ22が選択的に、固定具30に固定されるが、これに限定されることなく、本考案は該固定具30を設けることではなく、図12に示すように、湾曲部21そのものが温度センサ22を湾曲させかつ固定支持する機能を備えてもよい。
図4に示すように、より精確に言えば、固定具30の底面に係合溝31が凹設成形され、係合溝31の両端が固定具30の横方向の両側まで連通され、温度センサ22が係合溝31内に係合し収容され、側面視の場合、該係合溝31の開口の幅が温度センサ22の丸管体の径向の幅より小さく、温度センサ22が若干押さえながら係合溝31内に設置されている。
図9、図10及び図11に示すように、本考案の又一実施例において、固定具30Cはフックユニットであり、固定具30Cは接続部32Cとフック部33Cとを含み、接続部32Cの先端が蓋体10Cの底面に接続され、接続部32Cの底端がフック部33Cの一端に接続され、フック部33Cの他端が該接続部32Cに接続する該端の湾曲に沿ってU字型フックを形成し、かつフック部33Cの該他端と蓋体10Cの底面が間隔を空けて設置され、温度センサ22Cを通過させ、該フック部33C内に吊り下げさせる。
図3に示すように、接続管41の先端は蓋体10の底面に螺合し、より精確に言えば、接続管41はシール蓋12を貫通し、主体11の底面に螺合し、接続管41の底端が湾曲部21に接続される。接続管41は蓋体10と湾曲部21との間の接続関係を強化することができ、また、温度センサ22内部の回路が蓋体10内の他の回路ボードに接する箇所で完全にシールドできるように保護するが、これに限定されることなく,本考案は該接続管41を設置することではなく、図11に示すように、係止件42Cを利用して、係止件42Cを主体の底面とシール蓋12Cの頂面との間に介在させて、湾曲部21Cを係止件42Cの下方に接続し、湾曲部21Cをシール蓋12Cに接続し、即ち、本考案は螺合以外の方式で湾曲部21Cをより安定にシール蓋12Cに設置してもよい。
以下、本考案の使用態様及び利点を簡単に説明する。
図2及び図8に示すように、本考案は前記の一般の電気炊飯器90の上蓋として使用される場合、該外釜91と内釜92と合わせて使われ、蓋体10が外釜91及び内釜92の頂部に覆設され、一般の蒸煮の場合、温度センサ22は固定具30に挟み込まれ、湾曲部21を湾曲の態様にして、蓋体10の底面にあるシール蓋12によって一般の蒸煮中の気密性をさらに強化し、熱源を内釜92内に効果的に封鎖させ、また、シール蓋12の底面にある温度センサ22は同時に内釜92の温度の検知及びセーフティー・スイッチとする機能を含む。
図2、図4及び図8に示すように、ユーザが低温熟成設備として電気炊飯器90を使う場合、該温度センサ22を固定具30から分離し、湾曲の湾曲部21によって、温度センサ22を蓋体10に対して湾曲させ、即ち、温度センサ22が下へ内釜92内に延びることができ、ユーザが内釜92内に水を充填し、加熱し始まった後で、温度センサ22が水源に直接に接触するので、温度センサ22に検知されたデータが非常に精確になり、低温熟成の温度変化に求められる精確度に達する。
図1及び図2に示すように、言い換えると、本考案は温度センサ22の位置及び結構を調整することで、一般の家庭用の電気炊飯器90が簡単な装置の切替え(温度センサ22を下へ湾曲させること)によって、低温熟成を実施可能な機器に転換できるので、本考案は構造が簡単だけではなく、電気炊飯器90の備える機能性をより向上させる。
上記は本考案の最適の実施例だけであり、本考案を如何なる形式で制限することではなく、本考案は最適の実施例によって上記のように記載されているが、それらで本考案を限定されることなく、如何なる当業者が本考案の技術案を脱離しない範囲内に、上記記載の技術内容に基づき若干の変更又は修飾を行うことで均等変化された均等実施例にすることができる。本考案の技術案の内容から脱離せず、本考案の技術の実質に基づき上記実施例に行った如何なる簡単な補正、均等変化及び修飾は何れも本考案の技術案の範囲に属している。
10蓋体
11主体
12シール蓋
13丸溝
20湾曲サーモエレメント
21湾曲部
22温度センサ
30固定具
31係合溝
41接続管
90電気炊飯器
91外釜
92内釜
93第一温度センサ
94第二温度センサ
95頂蓋
10A蓋体
21A湾曲部
10B蓋体
21B湾曲部
10C蓋体
12Cシール蓋
21C湾曲部
22C温度センサ
30C固定具
32C接続部
33Cフック部
42C係止件
さらに、前記のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋において、該温度センサは管体であり、該固定具はフックユニットで、該固定具は接続部とフック部とを含み、該接続部の先端が該蓋体の底面に接続され、該接続部の底端が該フック部の一端に接続され、該フック部の他端がU字型フックを形成し、該温度センサが選択的に該フック部に固定されている。

Claims (10)

  1. 蓋体と、
    前記蓋体の底面に設けられる湾曲サーモエレメントとを含み、
    前記湾曲サーモエレメントは湾曲部と温度センサとを含み、前記湾曲部の両端がそれぞれ前記蓋体の底面及び前記温度センサに接続されているサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
  2. 前記湾曲部は自在継手である請求項1に記載のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
  3. 前記湾曲部は蛇管である請求項1に記載のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
  4. 前記蓋体の底面に設けられる固定具をさらに含み、前記湾曲サーモエレメントが選択的に前記固定具に固定されている請求項1〜3の何れか一項に記載のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
  5. 前記温度センサの長さが前記湾曲部の長さより長く、前記温度センサが選択的に前記固定具に固定されている請求項4に記載のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
  6. 前記温度センサが管体であり、
    前記固定具の底面に係合溝が形成され、前記係合溝が前記固定具の対向する両端まで延在し、前記温度センサが選択的に前記係合溝内に係合し収容され、前記係合溝の開口の幅が前記温度センサの幅より狭い請求項5に記載のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
  7. 前記温度センサは管体であり、前記固定具はフックユニットで、前記固定具は接続部とフック部とを含み、前記接続部の先端が前記蓋体の底面に接続され、前記接続部の底端が前記フック部の一端に接続され、前記フック部の他端が前記接続部に接続する前記端湾曲に沿ってU字型フックを形成し、前記温度センサが選択的に前記フック部に固定されている請求項5に記載のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
  8. 前記蓋体は主体とシール蓋とを含み、
    前記主体の底面に丸溝が設けられ、前記シール蓋が前記主体の前記丸溝内に設けられ、前記シール蓋の面積及び形状と前記丸溝の面積及び形状とは同じであり、前記湾曲部が前記シール蓋に接続され、前記固定具は前記シール蓋に設けられる請求項1〜3の何れか一項に記載のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
  9. その先端が前記蓋体に底面に螺合し、その底端が前記湾曲部に接続される接続管をさらに含む請求項1〜3の何れか一項に記載のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
  10. 前記温度センサは鋼性の管体である請求項1〜3の何れか一項に記載のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋。
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