JP3214849B2 - 画像予測復号化方法および装置 - Google Patents

画像予測復号化方法および装置

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JP3214849B2 JP2001048728A JP2001048728A JP3214849B2 JP 3214849 B2 JP3214849 B2 JP 3214849B2 JP 2001048728 A JP2001048728 A JP 2001048728A JP 2001048728 A JP2001048728 A JP 2001048728A JP 3214849 B2 JP3214849 B2 JP 3214849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像予測復号化方
法および装置に関し、特に画像サイズが可変な場合にお
ける画像予測復号化処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像を効率よく蓄積もしくは伝
送するには、圧縮符号化する必要がある。デジタル画像
を圧縮符号化するための方法として、JPEGやMPE
Gに代表される離散コサイン変換(DCT)のほかに、
サブバンドやウェアブレット、フラクタルなどの波形符
号化方法がある。また、画像間の冗長な信号を取り除く
には、動き補償を用いた画像間予測を行い、差分信号を
波形符号化する。
【0003】ここでは、動き補償DCTに基づくMPE
G方式について説明する。まず、符号化しようとする1
フレームの入力画像を、複数の16×16画素の大きさ
のマクロブロックに分割して処理する。一つのマクロブ
ロックを、さらに8×8画素の大きさの4つのブロック
に分割し、8×8画素の大きさのブロックに対するDC
Tを施してから、量子化する。これはフレーム内符号化
と呼ばれる。
【0004】一方、ブロックマッチングをはじめとする
動き検出方法で、量子化しようとする対象マクロブロッ
クを含む当該フレームに対して時間的に隣接する別のフ
レームの中から、対象マクロブロックに対する誤差の最
も小さい予測マクロブロックを検出し、該検出された動
きに基づいて、過去の画像からの動き補償を行い、最適
な予測ブロックを取得する。誤差の最も小さい予測マク
ロブロックへの動きを示す信号が動きベクトルである。
予測マクロブロックを生成するために参照する画像を、
以後、参照画像と呼ぶ。次に対象となるブロックと対応
する予測ブロックとの差分を求め、該差分に対してDC
Tを施し、該DCT変換係数を量子化し、該量子化出力
を動き情報とともに伝送もしくは蓄積する。これをフレ
ーム間符号化と呼ぶ。
【0005】また、このフレーム間符号化には、表示順
で前にある画像からのみ予測するモードと、前にある画
像と後ろにある画像の両方から予測するモードがある。
前者を前方予測、後者を双方向予測と呼ぶ。
【0006】受信側では、量子化された変換係数をもと
の差分信号に復元した後に、該差分信号をもとに動きベ
クトルに基づいて予測ブロックを取得し、該予測ブロッ
クと差分信号とを加算し、画像を再生する。なお、この
従来の技術では、参照画像(予測画像を生成するために
参照する画像)と、対象画像のサイズとが同じであるこ
とを前提にしている。
【0007】最近、圧縮効率を向上させると同時に、画
像を構成する物体単位の再生ができるように、画像を構
成する物体を、任意形状の画像として、別々に圧縮符号
化して伝送するようにしている。このような任意形状の
画像の符号化,復号化では、画像のサイズが変化するこ
とがよくある。その一例としては、ボールがだんだん小
さくなり,消えてしまう例が考えられる。また、場合に
よっては、画像(物体)のサイズがゼロになることもあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常の場合には、参照
画像は対象画像の直前にある再生画像である。参照画像
のサイズがゼロの場合、参照画像には何も定義されない
ために、即ち予測符号化に用いる有意な画像データがな
いために、予測符号化することができなくなる。
【0009】この場合にも、従来の技術を適用しようと
すると、フレーム内符号化を行うしか方法はない。しか
るに、フレーム内符号化を行うと、一般的に符号量が増
え、圧縮率が低下してしまう。動画像のシーケンスの中
で、画像が頻繁に消えたり(この場合、画像サイズはゼ
ロになる)、現れたりする場合は、符号化効率が非常に
悪くなる。たとえば、スポットライトがフラッシングす
る画像では、ライトが画像単位で消えたり,現れたりす
ると、すべてのライトの画像を、フレーム内符号化する
ことになる。
【0010】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、圧縮効率の向上のため、画像を構成する
物体を、物体単位で、別々に圧縮符号化して伝送する場
合に、画像サイズが変化して画像が消えてしまうような
画像が、画像の予測復号化の際に参照画像として用いら
れるのを回避することができる、残差信号(差分信号)
の抑圧に適した画像予測復号化方法および装置を得るこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る画像予測復号化方法は、画像サイズ可変な画像を符
号化した符号化データを復号化し、予測画像を用いて画
像を再生する画像予測復号化方法であって、再生対象の
画像よりも先に復号化された、前方参照画像に対する
1の符号化データと後方参照画像に対する第2の符号化
データのそれぞれが、画像符号化データを含んでいるか
どうかを判断し、前記第1の符号化データが画像符号化
データを含んでいる場合にのみ、前記第1の符号化デー
タを復号化して得られた画像を前方参照画像として選択
し、前記第2の符号化データが画像符号化データを含ん
でいる場合にのみ、前記第2の符号化データを復号化し
て得られた画像を後方参照画像として選択し、選択した
前方参照画像と後方参照画像の少なくとも一方を参照し
て予測画像を生成し、生成した予測画像を、復号化した
画像に加えて再生画像を生成するものである。
【0012】この発明(請求項2)は、請求項1記載の
画像予測復号化方法において、復号化された前記第1お
よび第2の符号化データが画像符号化データを含むかど
うかの判断を、符号化データに付けられたフラグであっ
て、符号化データが画像符号化データを含むかどうかを
表わすフラグに基づいて実行するものである。
【0013】この発明(請求項3)に係る画像予測復号
化装置は、画像サイズ可変な画像を符号化した符号化デ
ータを復号化し、予測画像を用いて画像を再生する画像
予測復号化装置であって、符号化データを復号化する復
号化手段と、再生対象の画像よりも先に復号化された
前方参照画像に対する第1の符号化データと後方参照画
像に対する第2の符号化データのそれぞれが、画像符号
化データを含んでいるかどうかを判断し、前記第1の符
号化データが画像符号化データを含んでいる場合にの
み、前記第1の符号化データを復号化して得られた画像
を前方参照画像として予測画像を生成し、前記第2の符
号化データが画像符号化データを含んでいる場合にの
み、前記第2の符号化データを復号化して得られた画像
を後方参照画像として予測画像を生成する予測画像生成
手段と、前記予測画像生成手段によって生成された予測
画像を、前記復号化手段が復号化した画像に加えて再生
画像を生成する加算手段と、を備えたものである。
【0014】この発明(請求項4)は、請求項3記載の
画像予測復号化装置において、前記予測画像生成手段
を、直前に前記復号化手段に入力された符号化データが
画像符号化データを含むかどうかの判断を、直前に前記
復号化手段に入力された符号化データに含まれるフラグ
に基づいて実行するものとしたものである。
【0015】
【発明の実態の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1ないし図7を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による画
像予測復号化方法における,予測画像生成方法の流れ図
を示す。図1を説明する前に、図2を用いて、本発明に
よる画像予測復号化における画像予測の方法について説
明する。本実施の形態1の画像予測復号化方法において
用いる入力画像の画像サイズは、可変であり、場合によ
っては、サイズがゼロになることもある。
【0016】図2(a)は、表示順に並んだ動画像の各画
像201〜210を示す。画像201が最初の画面で、
その次が、画像202, ……と、順に表示される。この
順序を#1〜#10で示している。画像#1(201)
は、最初の画像であり、フレーム内符号化を行う。本実
施の形態1では、画像(1フレーム)を、複数の8×8
画素の大きさのブロックに分割し、各8×8画素の大き
さのブロックのDCTを施し、量子化する。量子化した
係数を、可変長符号化する。復号化する場合は、該可変
長符号化により得られた符号化データを可変長復号化
し、該復号化により得られた量子化係数を逆量子化して
から、逆DCT変換することにより、画像を再生する。
次に、画像#2(202)を、すでに再生された画像#
1(201)を参照して、フレーム間予測符号化する。
【0017】本実施の形態1では、ブロックマッチング
の動き検出方法で、画像#1(201)の中から対象ブ
ロックに対し誤差の最も小さい予測ブロックを検出す
る。検出された、対象ブロックから予測ブロックへの動
きに基づいて、再生された画像#1(201)から、対
象ブロックの動き補償により、最適な予測ブロックを取
得する。次に、対象となるブロックと、対応する予測ブ
ロックとの差分を求め、該差分に対しDCTを施し、該
DCT変換係数を量子化し、該量子化出力を、動き情報
とともに、伝送もしくは蓄積する。ここで、再生された
画像#1(201)は、画像#2(202)の参照画像
となる。これを前方予測と呼ぶ。復号化する際には、逆
量子化,及び逆DCTした差分に予測ブロックを加算
し、画像を再生する。
【0018】同様に、画像#3(203)と、画像#4
(204)とは、矢印が示す参照画像から予測符号化を
行う。また、画像#6(206),画像#8(20
8),画像#10(210)のように、2枚前の画像か
ら予測することができる。また、画像#5(205),
画像#7(207),画像#9(209)のように、前
方予測のほかに、当該画像より後に表示される画像を
も、参照することができる。
【0019】このように当該画像より後に表示される画
像を参照して予測を行うのを後方予測と呼ぶ。前方予測
と後方予測をともにする場合は、これを双方向予測と呼
ぶ。双方向予測では、前方予測モードと,後方予測モー
ドと,前方後方予測を平均化する補間モードとがある。
【0020】図2(b) は、図2(a) で予測した画像の伝
送順序、すなわち復号化順序を示す。画像#1(21
1)が、最初に復号化し、再生される。それを参照し、
画像#2(212)を復号化する。画像#5(216)
のような,双方向予測画像に対しては、予測に用いる参
照画像を、先に復号化し、再生する必要がある。そのた
めに、画像#6(215)は、画像#5(216)より
先にある。同様に、画像#8(217)は、画像#7
(218)より先に、画像#10(219)は、画像#
9(220)より先に、伝送され、復号化され、再生さ
れる。
【0021】画像サイズ可変の画像を伝送する場合に
は、各画像に対して、サイズを伝送しなければならな
い。本実施の形態1では、画像のサイズを、画像の符号
化データの先頭に記述し、水平,垂直のサイズHm,V
mを、夫々20ビットで表す。図7は、本実施の形態1
における画像の符号化データを示し、ここで、この符号
化データ(VD)内には、上記画像サイズのデータを示
す水平,垂直のサイズHm,Vmの他に、動きベクト
ル、量子化幅、及び、DCT係数等が含まれる。
【0022】次に、図1の流れ図を用いて、本発明の実
施の形態1による画像予測復号化方法における,予測画
像生成方法について説明する。予測画像を生成する際に
は、まず、ステップ102で、直前の参照画像のサイズ
を入力し、ステップ103で、参照画像のサイズがゼロ
かどうかを調べる。
【0023】ここで、参照画像は、図2(a) に示す復号
化順序において、常に、復号化の対象(符号化する場合
は、符号化の対象)となる画像の前にある。該参照画像
は、本実施の形態1による画像予測復号化方法において
は、直前に再生される画像である。たとえば、図2(b)
の画像#4(214)の参照画像は、その直前の画像#
3(213)になる。但し、双方向予測で再生する画像
は、予測に用いられないために、参照画像としては使わ
ない。したがって、例えば、画像#8(217)の参照
画像は、画像#6(215)になる。
【0024】上記図1における,ステップ103の判定
において、参照画像のサイズがゼロでなければ、ステッ
プ104に進み、該ステップ104で、該直前の参照画
像を用いて、予測画像を生成する。一方、上記ステップ
103の判定において、参照画像のサイズがゼロであれ
ば、ステップ105に進み、該ステップ105で、画像
サイズがゼロでない最近に再生された画像を、参照画像
として用いて、予測画像を生成する。ここでの,画像サ
イズがゼロでない最近に再生された画像の見つけ方につ
いては、図2(b) を用いて以下に説明する。
【0025】画像#4(214)の予測画像を生成する
場合において、画像#4(214)の前の画像#3(2
13)のサイズが、ゼロであるとし、画像#2(21
2)のサイズが、ゼロでないとする。この場合、画像#
2(212)を参照して、画像#4(214)の予測画
像を生成する。同様に、画像#6(215)の予測画像
を生成する場合において、画像#3(213)と、画像
#4(214)のサイズがゼロであるとすると、画像#
2(212)を参照して、予測画像を生成する。
【0026】ここで、予測画像の生成方法として、本実
施の形態1では、MPEG1と同様に、ブロック単位の
動き補償方法を用いる。
【0027】図3は、本発明の実施の形態1による画像
予測復号化装置のブロック図を示す。本実施の形態1の
画像予測復号化装置300は、画像サイズ可変な画像を
所定の方法で圧縮符号化した画像データを受け、該画像
データに対する予測復号化処理を施す構成となってい
る。すなわち、この画像予測復号化装置300は、上記
圧縮符号化した画像データを解析して、量子化幅やDC
T係数をライン312に、動きベクトルをライン318
に、画像サイズをライン321に出力するデータ解析器
302と、該データ解析器302からの圧縮されたブロ
ックのデータ(圧縮ブロック)を伸長処理により伸長ブ
ロックに変換する復号化器303と、伸長ブロックと予
測ブロックとを加算して再生ブロックを生成する加算器
306とを有している。
【0028】また、上記画像予測復号化装置300は、
上記再生ブロックを格納するフレームメモリ部309
と、上記動きベクトルに基づいてフレームメモリへのア
クセスのためのアドレスを発生し、フレームメモリ内の
画像から該アドレスに対応したブロックを上記予測ブロ
ックとして求める予測画像生成器310とを有してい
る。ここでは、この予測画像生成器310は、データ解
析器302からの画像サイズに基づいて、参照されるべ
き有意な画像データが存在する最近に再生された1つの
再生画像を参照画像として決定する動作も行うようにな
っている。なお、この参照画像の決定は、図3に点線で
示すように、データ解析器302からの画像サイズに基
づいてフレームメモリ部309を制御する制御器320
を設け、該制御器320により、参照されるべき有意な
画像データが存在する最近に再生された1つの再生画像
が参照画像として選択されるようフレームメモリ部30
9を制御する構成としてもよい。
【0029】また、ここでは、上記復号化器303は、
上記データ解析器302からの圧縮ブロックに逆量子化
処理を施す逆量子化器304と、ライン313からの該
逆量子化器304の出力に対して、周波数領域信号を空
間領域信号に変換する処理を施す逆離散コサイン変換器
(IDCT)305とから構成されている。また、図中
301及び307はそれぞれ、本画像予測復号化装置3
00の入力端子及び出力端子である。
【0030】以上のように構成された本実施の形態1に
よる画像予測復号化装置について、以下、その動作を述
べる。画像サイズ可変な画像を、所定の方法で圧縮符号
化した画像データ(符号化データ)を、入力端子301
に入力する。本実施の形態1では、MPEG1と同じ動
き補償DCT方法で圧縮符号化を行っており、上記符号
化データには、上述したように、動きベクトル、量子化
幅、DCT係数、及び、画像サイズのデータ,が含まれ
る。
【0031】次に、データ解析器302にて、上記圧縮
符号化した画像データを解析し、圧縮されたブロックの
データとして、量子化幅や、DCT係数を、ライン31
2を経由して、復号化器303に出力する。また、上記
データ解析器302で解析した動きベクトルを、ライン
318を経由して、予測画像生成器310に送り、同じ
く上記データ解析器302で解析した画像サイズを、ラ
イン321を経由して、制御器320に出力する。
【0032】復号化器303では、逆量子化器304
と、逆離散コサイン変換器(逆DCT変換器)305に
より、上記圧縮されたブロックのデータ、即ち圧縮ブロ
ックを伸長し、伸長ブロックに復元する。本実施の形態
1では、逆量子化器304で、上記圧縮ブロックを逆量
子化し、逆離散コサイン変換(IDCT)305で周波
数領域信号を空間領域信号に変換し、伸長ブロック31
4を得る。予測画像生成器310では、ライン318を
経由して送られた動きベクトルをもとに、フレームメモ
リ部309をアクセスするためのアドレス321を生成
してこれをフレームメモリ部309に入力し、フレーム
メモリ部309に格納された画像の中から予測ブロック
317を生成し、出力させる。該予測ブロック317,
即ち319と、上記伸長したブロック314とを、加算
器306に入力し、加算することにより、再生ブロック
315を生成する。そして、該再生ブロック315を、
出力端子307から出力させると同時に、ライン316
を介して、フレームメモリ部309に格納する。なお、
ここで、フレーム内符号化を行う場合には、予測ブロッ
クのサンプル値は、すべてゼロになるものである。
【0033】上記予測画像生成器310の動作は、図1
の流れ図を用いて説明したものと同じである。即ち、ま
ず、参照画像のサイズが予測画像生成器310に入力さ
れ、該予測画像生成器310において、参照画像が決定
される。なお、この参照画像の決定は、制御器320を
介して、ライン322を経由しての,参照画像のサイズ
がゼロであるかどうかの情報により、フレームメモリ部
309を制御することにより行うことも可能である。
【0034】図4は、本発明の実施の形態1による画像
予測復号化装置におけるフレームメモリ部の一例であ
る,フレームメモリバンク406のブロック図を示す。
フレームメモリバンク406内には、3つのフレームメ
モリ401〜403が設けられている。再生された画像
は、これらのフレームメモリ401〜403のうちのい
ずれかに格納される。また、予測画像を生成する時に、
これらのフレームメモリ401〜403をアクセスす
る。
【0035】本実施の形態1では、切り替えスイッチ4
04と、405とを具備している。
【0036】スイッチ405は、ライン408(図3の
ライン316に相当)を介して入力される,再生された
画像を、いずれのフレームメモリに格納するかを決める
ためのもので、制御器320によって制御されて、即ち
制御信号322に応じて、フレームメモリ401〜40
3を、順番に切り替える。すなわち、1番目の再生画像
がフレームメモリ401に格納されたあとには、2番目
の再生画像をフレームメモリ402に格納する。以下同
様であるが、3番目の再生画像がフレームメモリ403
に格納されたあとには、フレームメモリ401に切り替
える。スイッチ404は、ライン407(図3のライン
317に相当)を介して、予測画像生成器310に接続
する。このスイッチ404も、制御器320によって、
即ち制御信号322に応じて、所定の順番で切り替えら
れる。但し、その切り替え順序は、参照画像のサイズに
よって、変更される。たとえば、所定の順番に従えば、
フレームメモリ402に接続し、予測画像を生成すると
ころであっても、フレームメモリ402の画像サイズが
ゼロの場合、制御器320は一つ前のフレームメモリ4
01(これは、その画像サイズがゼロでないものとす
る)に接続するように、スイッチ404を制御する。こ
のようにして、画像サイズがゼロでない参照画像から、
予測画像を生成するようにすることができる。なお、ス
イッチ404は、同時に、複数のフレームメモリに接続
してもよい。また、1枚の画像を再生するたびに、フレ
ームメモリをリセットする装置では、再生される画像の
サイズがゼロのときにはフレームメモリをリセットしな
いように、制御器320が管理することにより、サイズ
がゼロでない,最近に再生された画像を、フレームメモ
リに残すことができる。すなわち、フレームメモリを更
新しないようにすることができる。
【0037】なお、上記実施の形態1においては、ブロ
ック動き補償離散コサイン変換方式を用いた場合につい
て説明したが、本発明は、それ以外の予測方法(グロー
バル動き補償、任意格子状ブロック動き補償などを用い
た予測方法)においても、適用可能である。また、参照
画像として用いられる再生画像が1枚の場合について説
明したが、複数枚の参照画像から、予測画像を生成する
場合にも、同様に適用することができる。
【0038】以上のような、本実施の形態1によれば、
入力された直前の参照画像のサイズを検出し、該直前の
参照画像のサイズが0でないときは、該直前の参照画像
を用いて予測画像を生成し、該直前の参照画像のサイズ
が0のときは、サイズが0でない最近に再生された画像
を用いて、予測画像を生成するようにしたので、圧縮効
率の向上のため、画像を構成する物体を、物体単位で、
別々に圧縮符号化して伝送する場合に、画像サイズが変
化し、画像が消えてしまうような画像を、画像の予測復
号化,予測符号化において参照画像として用いてしまう
ということがなくなり、残差信号(差分信号)を抑圧で
きる適正な予測復号化,予測符号化を行うことができ
る、という効果が得られる。
【0039】(実施の形態2)なお、上記実施の形態1
では、参照画像のサイズが、ゼロかどうかを検出し、こ
の検出した情報を用いて、参照画像を決定するようにし
た場合について述べたが、画像サイズがゼロであること
が、別の指標(例えば、1ビットのフラグF,等)で示
される場合には、その指標を用いて、制御を行うように
することもでき、本実施の形態2は、このようにしたも
のである。
【0040】即ち、本実施の形態2においては、対象画
像の符号化データは、図9に示すように、画像サイズが
ゼロであること、即ち対応する参照画像が完全に透過す
るもので符号化データが存在しないこと,を示す1ビッ
トのフラグFを、画像データの前の方,すなわち、画像
サイズのデータを示す水平,垂直のサイズHm,Vmよ
りも前の方に設けたもので(ここで、画像サイズがゼロ
であれば、フラグFは“0”とする)、このような場合
に、予測画像の生成方法を、図8に示すように、このフ
ラグFを用いて、その制御を行うようにしたものであ
る。
【0041】次に、図8の流れ図を用いて、本発明の実
施の形態2による画像予測復号化方法における,予測画
像生成方法について説明する。予測画像を生成する際に
は、まず、ステップ802で、直前の参照画像を入力
し、ステップ803で、該参照画像のフラグFが“1”
かどうかを調べる。ステップ803の判定において、該
参照画像のフラグFが“1”であれば、これは、画像サ
イズがゼロではなく、言い換えれば、参照画像が完全に
透過するものでなく、符号化データが存在するものであ
るので、ステップ804で、該直前の参照画像を用い
て、予測画像を生成する。
【0042】図8における,ステップ803の判定にお
いて、該参照画像のフラグFが“1”でなければ、ステ
ップ805に進み、該ステップ805で、フラグFが
“0”でない最近に再生された画像を、参照画像として
用いて、予測画像を生成する。このような本実施の形態
2によれば、上記実施の形態1におけると同様に、画像
を構成する物体を、物体単位で、別々に圧縮符号化して
伝送する場合に、画像サイズが変化し、画像が消えてし
まうような画像を、参照画像として用いてしまうという
ことがなくなり、残差信号(差分信号)を抑圧できる適
正な予測復号化,予測符号化を行うことができるととも
に、対象画像の符号化データが、その先頭に、直前の再
生画像に、参照されるべき有意な符号化データが存在す
るか否かを示すフラグをもつものとし、このフラグを検
出して参照画像を決定するようにしたので、参照画像を
決定する演算を、簡易に行うことができる効果が得られ
る。
【0043】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3による画像予測復号化装置における,予測画像生成
方法の流れ図を示す。本実施の形態3における予測画像
生成方法は、図1に示す実施の形態1におけるとほとん
ど同じであり、異なる処理は、図1のステップ105に
代わる、図5のステップ505である。ステップ505
では、参照画像がゼロのとき、あるいは参照画像が完全
に透過するときに、(あるいは画像のフラグFが“0”
であるときに)、予測画像として、所定の値を代入して
なるもの,即ち所定の値を有する予測画像を生成する。
【0044】本実施の形態3では、これを灰色,即ち輝
度信号と色差信号の値がともに128,とする。その結
果、本実施の形態3では、符号化する時には、符号化の
対象となるブロックから、灰色のブロックを引き算し、
復号化する時には、復号化の対象となるブロックに、灰
色のブロックを加算する。なお、上記所定の値は、可変
の値とし、これを符号化部から復号化部に伝送し、これ
を用いて、予測画像を生成するようにしてもよい。
【0045】このような本実施の形態3によれば、画像
を構成する物体を、物体単位で、別々に圧縮符号化して
伝送する場合に、画像サイズが変化し、画像が消えてし
まうような画像を、参照画像として用いてしまうという
ことがなくなり、残差信号(差分信号)を抑圧できる適
正な予測復号化,予測符号化を行うことができるととも
に、参照画像のサイズが0であることを検出したとき、
即ち参照画像が完全に透過するときに、予測画像とし
て、所定の値を有する予測画像を生成するようにしたの
で、上記実施の形態1におけると同様の効果を得ること
ができ、さらに、予測画像を容易に生成することができ
る効果が得られる。
【0046】(実施の形態4)図10は本発明の実施の
形態4による画像予測復号化装置における,予測画像生
成方法の流れ図を示す。本実施の形態4における予測画
像生成方法は、図8に示す実施の形態2におけるとほと
んど同じであり、異なる処理は、図8のステップ805
に代わる、図10のステップ1005である。ステップ
1005では、参照画像の画像のフラグFが“0”であ
るときに、予測画像として、所定の値を代入してなるも
の,即ち所定の値を有する予測画像を生成する。
【0047】このような本実施の形態4によれば、画像
を構成する物体を、物体単位で、別々に圧縮符号化して
伝送する場合に、画像サイズが変化し、画像が消えてし
まうような画像を、参照画像として用いてしまうという
ことがなくなり、残差信号(差分信号)を抑圧できる適
正な予測復号化,予測符号化を行うことができるととも
に、対象画像の符号化データが、その先頭に、直前の再
生画像に参照されるべき有意な符号化データが存在する
か否かを示すフラグをもつものとし、このフラグが
“0”であることを検出したときに、予測画像として、
所定の値を有する予測画像を生成するようにしたので、
上記実施の形態2におけると同様の効果を得ることがで
き、さらに、予測画像を容易に生成することができる効
果が得られる。
【0048】(実施の形態5)図6は、本発明の実施の
形態5による双方向予測を用いた、画像予測復号化方法
における,予測画像生成方法の流れ図を示す。以下、本
実施の形態5の特徴である双方向予測の場合について、
参照画像サイズがゼロの場合、即ち参照画像が完全に透
過する場合の処理について説明する。
【0049】即ち、図6に示されるように、まず、ステ
ップ602において、前方,後方の参照画像(両方向の
参照画像)のサイズを入力する。図2(a) の画像#5
(205)は、双方向予測画像で、前方参照画像は、画
像#4(204)であり、後方参照画像は、画像#6
(206)である。
【0050】そして、ステップ603とステップ604
によって、前方,及び後方の参照画像のサイズがともに
ゼロの場合、ステップ605において、所定の値を代入
してなる画像,即ち所定の値を有する画像を、予測画像
とする。ステップ603とステップ604によって、前
方参照画像のサイズがゼロで、後方参照画像のサイズが
ゼロでない場合、ステップ606において、後方参照画
像のみを用いて、予測画像を生成する。
【0051】次に、ステップ603とステップ607に
よって、前方参照画像のサイズがゼロでなくて、後方参
照画像のサイズがゼロである場合、ステップ608にお
いて、前方参照画像のみを用いて、予測画像を生成す
る。ステップ603とステップ607によって、前方後
方参照画像のサイズがともにゼロでない場合、ステップ
609において、両方向の参照画像を用いて、予測画像
を生成する。
【0052】そして、ステップ610で、生成した予測
画像を出力し、符号化部では、該予測画像を、対象画像
から引き算し、復号化部では、該予測画像を、対象画像
の差分に、加算する。このようにして、残差信号(差分
信号)を抑圧することができる。
【0053】このような本実施の形態5によれば、画像
を構成する物体を、物体単位で、別々に圧縮符号化して
伝送する場合において、両方向参照画像を用いて予測画
像を生成する場合に、画像サイズが変化し、画像が消え
てしまうような画像を、参照画像として用いてしまうと
いうことがなくなり、残差信号(差分信号)を抑圧でき
る適正な予測復号化,予測符号化を行うことができると
ともに、予測画像として、所定の値を有する予測画像を
生成するようにしたので、予測画像を容易に生成するこ
とができる効果が得られる。
【0054】(実施の形態6)図11は本発明の実施の
形態6による両方向予測を用いた、画像予測復号化方法
における,予測画像生成方法の流れ図を示す。以下、本
実施の形態6は、上記実施の形態2,4の、上記実施の
形態1,3に対する関係と同じである。即ち、本実施の
形態6は、図6に示す実施の形態5における、図6のス
テップ603,604,607における「サイズがゼロ
か?」を、「のフラグFが“0”か?」に変更して、そ
れぞれ図11のステップ1103,1104,1107
としたものである。
【0055】従って、このような本実施の形態6によれ
ば、画像を構成する物体を、物体単位で、別々に圧縮符
号化して伝送する場合において、両方向参照画像を用い
て予測画像を生成する場合に、画像サイズが変化し、画
像が消えてしまうような画像を、参照画像として用いて
しまうということがなくなり、残差信号(差分信号)を
抑圧できる適正な予測復号化,予測符号化を行うことが
できるとともに、前方,後方の両参照画像のフラグFが
0であることを検出したときに、所定の値を有する予測
画像を生成するようにしたので、画像サイズが変化し、
画像が消えてしまうような画像の検出を容易に行うこと
ができ、さらには、予測画像を容易に生成することがで
きる効果が得られる。以下、さらなる本発明の実施の形
態7,8として画像予測符号化装置について説明する。
【0056】(実施の形態7)図12は本発明の実施の
形態7による画像予測符号化装置のブロック図を示す。
この画像予測符号化装置1000は、輝度信号及び色差
信号からなるテクスチャー信号に対する予測符号化を行
うテクスチャー符号化部1100と、形状信号に対する
予測符号化を行う形状符号化部1200とを有してい
る。
【0057】上記テクスチャー符号化部1100は、1
フレームのテクスチャー信号を、符号化処理の単位であ
る16×16画素の大きさのマクロブロック毎に分割し
て出力するブロック化器1110と、符号化処理の対象
となる対象ブロックと、これに対応する予測ブロックと
の差分を求める減算器1160と、該差分を圧縮符号化
する圧縮符号化器1120と、該圧縮符号化器1120
の出力を伸長復号する局所復号化器1130とを有して
いる。ここで、上記圧縮符号化器1120は、上記差分
に対してDCTを施す離散コサイン変換器1121と、
DCT変換係数を量子化する量子化器1122とから構
成されている。また上記局所復号化器1130は、上記
量子化器1122の出力を逆量子化する逆量子化器11
31と、該逆量子化器1131の出力に対して、周波数
領域信号を空間領域信号に変換する逆DCTを施す逆離
散コサイン変換器1132とから構成されている。
【0058】また、上記テクスチャー符号化部1100
は、上記逆離散コサイン変換器1132の出力である伸
長ブロックと上記予測ブロックとを加算して再生ブロッ
クを生成する加算器1170と、該再生ブロックを格納
するフレームメモリ部(FM1)1140と、所定の動
き検出法により検出された動き情報に基づいて、該フレ
ームメモリ部1140に格納された画像から動き補償に
より対象ブロックに対応する予測ブロックを取得する予
測画像生成器1150とを有している。
【0059】この予測画像生成器1150は、ブロック
化器1110の出力から得られる画像サイズに基づい
て、フレームメモリブロック1140に格納されている
再生画像から、予測ブロック(予測画像)を生成する際
に参照する参照画像を設定する動作をも行うようになっ
ている。
【0060】一方、上記形状符号化部1200は、1フ
レームの形状信号を、符号化処理の単位である16×1
6画素の大きさのマクロブロック毎に分割して出力する
ブロック化器1210と、符号化処理の対象となる対象
ブロックと、これに対応する予測ブロックとの差分を求
める減算器1260と、該差分を所定の符号化方法によ
り符号化する形状符号化器1220と、該形状符号化器
1220の出力を上記所定の符号化方法に対応する復号
化方法により復号する形状復号化器1230とを有して
いる。ここで、上記形状符号化器1120は、、四分木
やチェイン符号化方法等により上記減算器1260の出
力を符号化する構成となっている。
【0061】また、上記形状符号化部1200は、上記
形状復号化器1230の出力である復号ブロックと上記
予測ブロックとを加算して再生ブロックを生成する加算
器1270と、該加算器1270から出力される復号ブ
ロックを格納するフレームメモリ部(FM2)1240
と、所定の動き検出法により検出された動き情報に基づ
いて、該フレームメモリ部1240に格納された形状情
報から動き補償により対象ブロックに対応する予測ブロ
ックを取得する予測画像生成器1250とを有してい
る。ここでは、該予測画像生成器1250は、上記ブロ
ック化器1210の出力から得られる画像サイズに基づ
いて、フレームメモリブロック1240に格納されてい
る再生画像から、予測ブロック(予測画像)を生成する
際に参照する参照画像を決定する動作をも行うようにな
っている。
【0062】なお、上記各符号化部1100及び120
0での参照画像の決定は、図12に点線で示すように、
上記再生ブロックに基づいて形状検出を行う形状検出器
1280を設け、この形状検出器1280から出力され
る形状検出出力により上記各フレームメモリ部(FM
1,FM2)1140,1240を制御することにより
行うようにしてもよい。この場合における形状検出出力
によるフレームメモリ部の制御は、上記実施の形態1に
おける制御器320によるフレームメモリ部309の制
御と全く同様に行われる。また、この場合には、上記形
状検出出力は、可変長符号化器1010に供給され、テ
クスチャー信号及び形状信号の符号化データとともに伝
送されることとなる。
【0063】また、上記画像予測符号化装置1000
は、上記テクスチャー符号化部1100の出力である符
号化テクスチャー信号、上記形状符号化部1200の出
力である符号化形状信号及び形状検出出力を可変長符号
化し、多重化して出力する可変長符号化器1010を有
している。なお、図中、1001はテクスチャー信号の
入力端子、1002は形状信号の入力端子、1003は
符号化データの出力端子である。
【0064】次に動作について説明する。この画像予測
符号化装置1000にテクスチャー信号(輝度・色差信
号)及び形状信号が入力されると、上記テクスチャー信
号及び形状信号はそれぞれ対応する符号化部1100,
1200おけるブロック器1110,1210にて符号
化処理の単位となるマクロブロックに分割され、各マク
ロブロック毎に予測符号化処理が行われる。
【0065】テクスチャー信号符号化部1100では、
対象ブロックと予測ブロックとの差分が減算器1160
により求められ、DCT器1121にてこの差分がDC
T係数に変換され、さらにこのDCT係数が量子化器1
122にて量子化係数に変換される。そしてこの量子化
係数は可変長符号化器1010に出力される。
【0066】上記量子化係数は逆量子化器1131にて
DCT係数に逆変換され、さらにこのDCT係数は、I
DCT器1130での周波数領域のデータを空間領域の
データに変換する処理により、上記対象ブロックに対応
する伸長ブロックに変換される。さらにこの伸長ブロッ
クと上記予測ブロックとが加算器1170により加算さ
れて再生ブロックが生成される。そしてこの再生ブロッ
クは、フレームメモリ部1140に格納される。このと
き、上記予測画像生成器1150では、所定の動き検出
法により検出された動き情報に基づいて、該フレームメ
モリ部1140に格納された画像から動き補償により対
象ブロックに対応する予測ブロックが生成する処理が行
われている。また、この予測画像生成器1150では、
ブロック化器1110の出力から得られる画像サイズに
基づいて、フレームメモリブロック1140に格納され
ている再生画像から、参照されるべき有意な画像データ
が存在する最近に再生された1つの再生画像を参照画像
として決定する。なお、この参照画像の決定は、形状検
出器1280が設けられている場合には、その出力であ
る形状検出出力,つまり通常参照されるべき再生画像の
サイズがゼロであるかどうかの情報により、フレームメ
モリ部1140を制御することにより行うことも可能で
ある。
【0067】また、上記テクスチャー符号化部1100
の処理と並行して、形状符号化部1200では、形状信
号に対する予測符号化処理が、上記テクスチャー信号の
予測符号化処理とほぼ同様に行われる。つまり、対象ブ
ロックと予測ブロックとの差分が減算器1260により
求められ、形状符号化器1220にてこの差分が四分木
やチェイン符号化方法等の方法で符号化されて上記可変
長符号化器1010に出力される。また上記形状符号化
器1220からの形状符号化信号は形状復号化器123
0により復元され、復元ブロックと予測ブロックが加算
器1270により加算されて再生ブロックが生成され
る。
【0068】この加算器1270から出力される再生ブ
ロックはフレームメモリ部1240に格納され、上記予
測画像生成器1250では、所定の動き検出法により検
出された動き情報に基づいて、該フレームメモリ部12
40に格納された形状情報から動き補償により対象ブロ
ックに対応する予測ブロックが生成される。また、この
予測画像生成器1250では、ブロック化器1210の
出力から得られる画像サイズに基づいて、フレームメモ
リブロック1240に格納されている再生画像から、参
照されるべき有意な画像データが存在する最近に再生さ
れた1つの再生画像を参照画像として決定する。
【0069】なお、この参照画像の決定は、形状検出器
1280が設けられている場合には、その出力である形
状検出出力,つまり通常参照されるべき再生画像のサイ
ズがゼロであるかどうかの情報により、フレームメモリ
部1240を制御することにより行うことも可能であ
る。また、この場合、上記再生ブロックは形状検出器1
280に入力され、ここで形状検出が行われる。例え
ば、形状信号が2値信号である場合には、形状データと
しての白データ及び黒データのうちの黒データしかない
場合には、再生形状はなにもないこととなる。このと
き、このブロックの形状信号に対応するテクスチャー信
号も存在しないこととなる。この場合には、上述したよ
うに、形状検出器1280からは、符号化データなしを
示すフラグあるいは画像サイズゼロのデータが形状検出
出力として、上記各フレームメモリ部1140,124
0及び上記可変長符号化器1010に出力される。各フ
レームメモリ部1140,1240では、上記形状検出
出力により、上記実施の形態1における制御器320に
よるフレームメモリ309の制御と同様の制御が行われ
る。
【0070】このように本実施の形態7では、各符号化
部1100及び1200にて、ブロック化器1110,
1210の出力から得られる画像サイズに基づいて、フ
レームメモリブロック1140,1210に格納されて
いる再生画像から、参照されるべき有意な画像データが
存在する最近に再生された1つの再生画像を参照画像と
して決定するので、画像を構成する物体を、物体単位で
別々に圧縮符号化して伝送する場合に、画像サイズが変
化し、画像がきえてしまうような画像を、画像の予測符
号化において参照画像として用いてしまうということが
なくなり、適正な予測符号化を行うことができるという
効果が得られる。また、この実施の形態7の画像予測符
号化装置により予測符号化された符号化データは、実施
の形態2の画像予測復号化装置により正しく復号化する
ことができる。
【0071】また、形状検出器1280を有する場合に
は、形状符号化部1200にて、入力された対象ブロッ
クに対応する参照画像が存在するか否かの判定を、形状
信号の再生ブロックの形状を検出することにより行い、
再生ブロックの形状がないときには、テクスチャー符号
化部及び形状符号化部では、対象ブロックに対応する再
生ブロックに代えて、最近に再生された形状を有する再
生ブロックを用いて予測ブロックを生成するので、画像
を構成する物体を、物体単位で別々に圧縮符号化して伝
送する場合に、画像サイズが変化し、画像がきえてしま
うような画像を、画像の予測符号化において参照画像と
して用いてしまうということがなくなり、残差信号(差
分信号)を抑圧できる適正な予測符号化を行うことがで
きるという効果が得られる。この場合には、実施の形態
7の画像予測符号化装置により予測符号化された符号化
データは、実施の形態2の画像予測復号化装置により正
しく復号化することができる。つまり、該画像予測復号
化装置では、データ解析器302が上記形状検出出力に
基づいてフレームメモリブロック309を制御すること
となり、これにより、物体単位で予測符号化された符号
化データを復号する際、画像サイズが変化し、画像がき
えてしまうような画像を、画像の予測復号化において参
照画像として用いてしまうということがなくなり、適正
な予測復号化を行うことができる。
【0072】なお、上記実施の形態7では、予測画像生
成器1150,1250による参照画像としての再生画
像の選択、あるいは形状検出出力によるフレームメモリ
部1140及び1240の制御は、上記実施の形態1に
おける予測画像生成器1150,1250による参照画
像としての再生画像の選択、あるいは制御器320によ
るフレームメモリ部309の制御と全く同様に行われる
場合について示したが、これに限るものではない。
【0073】例えば、対象フレームの直前のフレームに
参照されるべき画像データが存在しない場合には、実施
の形態3のように、予測画像として、所定の値を有する
予測画像を生成するものでもよく、この場合は、画像予
測符号化装置に対応する画像予測復号化装置として、上
記実施の形態3の画像予測復号化処理を行う装置を用い
ることができる。
【0074】また、上記実施の形態7における予測処理
は、実施の形態5のように、双方向予測処理でもよく、
この場合は、画像予測符号化装置に対応する画像予測復
号化装置として、上記実施の形態5の画像予測復号化処
理を行う装置を用いることができる。
【0075】(実施の形態8)図13は本発明の実施の
形態8による画像予測符号化装置のブロック図を示す。
この画像予測復号化装置1000aは、輝度信号及び色
差信号からなるテクスチャー信号に対する予測符号化を
行うテクスチャー符号化部1100aと、形状信号に対
する予測符号化を行う形状符号化部1200aとを有し
ている。
【0076】ここで、上記テクスチャー符号化部110
0aは、上記実施の形態7のテクスチャー符号化部11
00の構成に加えて、ブロック化器1110の前段に、
テクスチャー信号を制御信号によりブロック化器111
0と接地との間で切り替えてその一方に供給する切替ス
イッチ1190を有する構成となっている。
【0077】また、上記形状符号化部1200aは、上
記実施の形態7の形状符号化部1200における形状検
出器1280は有しておらず、ブロック化器1210の
前段に、形状信号を制御信号によりブロック化器121
0と接地との間で切り替えてその一方に供給する切替ス
イッチ1290を有している点で、上記実施の形態7の
ものと異なっている。
【0078】また、上記画像予測復号化装置1000a
は、形状信号を受け、その形状検出出力を上記制御信号
として各切替スイッチ1190,1290に出力する形
状検出器1020を有している。ここで、上記各切替ス
イッチは、形状検出器1020での形状検出の結果、入
力される形状信号が形状を有しないものであるときに
は、その形状検出出力により、入力されるテクスチャー
信号及び形状信号が接地側に入力され、一方対入力され
る形状信号が形状を有するものであるときには、テクス
チャー信号及び形状信号が各ブロック化器1110,1
210に入力されるようこれらの信号の切替を行うよう
になっている。なお、上記形状検出出力は、可変長符号
化器1010にて、各符号化部1100a,1200a
からの符号化データとともに可変長符号化処理が施され
るようになっている。
【0079】次にこの実施の形態8の画像予測復号化装
置の動作について簡単に説明する。このような構成の実
施の形態8の画像予測復号化装置1000aでは、上記
形状検出器1020による切替スイッチの制御以外は、
上記実施の形態7と同様な予測復号化動作が行われる。
【0080】つまり、この画像予測復号化装置1000
aでは、テクスチャー信号及び形状信号が入力される
と、形状検出器1020にて、入力される形状信号が形
状を有するものであるか否かの検出が行われる。この検
出の結果、形状信号が形状を有しないものであるときに
は、上記形状検出器1020の出力により切替スイッチ
1190及び1290が制御され、入力されるテクスチ
ャー信号及び形状信号が接地側に供給される。つまりこ
のときには、形状信号及びテクスチャー信号に対する予
測符号化処理は行われず、形状検出出力が可変長符号化
器1010に供給される。
【0081】一方、上記検出の結果、入力される形状信
号が形状を有するものであるときには、上記形状検出器
1020の出力により切替スイッチ1190及び129
0が制御され、テクスチャー信号及び形状信号が各ブロ
ック化器1110,1210に入力され、それぞれ予測
符号化処理が施される。そして、各符号化部1100a
及び1200aの出力とともに上記形状検出出力が可変
長符号化器1010に出力される。
【0082】このように本実施の形態8では、入力され
た形状信号が形状を有するものであるか否かを判定する
形状検出器1020を備え、形状信号が形状を有するも
のである場合には、テクスチャー信号及び形状信号に対
する予測符号化を行い、形状信号が形状を有するもので
ない場合には、テクスチャー信号及び形状信号に対する
予測符号化を行わないようにしたので、画像を構成する
物体を、物体単位で別々に圧縮符号化して伝送する場合
に、画像サイズが変化し、画像がきえてしまうような画
像を、画像の予測符号化において参照画像として用いて
しまうということがなくなり、残差信号(差分信号)を
抑圧できる適正な予測符号化を行うことができる。
【0083】また、上記形状検出器での検出出力を符号
化して伝送するようにしたので、画像予測復号化装置で
は、この検出出力を同期信号して用いて、つまり、画像
サイズが小さくなって画像が消えている間は、この画像
に対応する符号化データの再生を停止するようにして、
画像サイズが変化し、画像がきえてしまうような画像に
対する予測復号化処理を適正に行うことができる。
【0084】さらに、上記各実施の形態で示した画像予
測復号化方法あるいは装置,及び画像予測符号化方法あ
るいは装置の構成を実現するためのプログラムを、フロ
ッピーディスク等のデータ記録媒体に記録するようにす
ることにより、上記各実施の形態で示した処理を、独立
したコンピュータシステムにおいて簡単に実施すること
が可能となる。
【0085】図14は、上記各実施の形態における予測
復号化処理あるいは予測符号化処理を、これらの信号処
理に対応したプログラムを格納したフロッピーディスク
を用いて、コンピュータシステムにより実施する場合を
説明するための図である。図14(a) は、フロッピーデ
ィスクFDの正面からみた外観、断面構造、及び記録媒
体であるフロッピーディスク本体を示し、図14(b)
は、フロッピーディスク本体Dの物理フォーマットの例
を示している。フロッピーディスク本体DはケースFC
内に内蔵され、該ディスク本体Dの表面には、同心円状
に外周から内周に向かって複数のトラックTrが形成さ
れ、各トラックは角度方向に16のセクタSeに分割さ
れている。従って、上記プログラムを格納したフロッピ
ーディスク本体Dでは、上記フロッピーディスク本体D
上に割り当てられた領域に、上記プログラムとしてのデ
ータが記録されている。
【0086】また、図14(c) は、フロッピーディスク
FDに対する上記プログラムの記録再生を行うための構
成を示す。上記プログラムをフロッピーディスクFDに
記録する場合は、コンピュータシステムCsから上記プ
ログラムとしてのデータをフロッピーディスクドライブ
FDDを介してフロッピディスクFDに書き込む。また、
フロッピーディスクFD内のプログラムにより、上記画
像伝送方法あるいは画像復号化装置をコンピュータシス
テムCs中に構築する場合は、フロッピーディスクドラ
イブFDDによりプログラムをフロッピーディスクFDか
ら読み出し、コンピュータシステムCsに転送する。
【0087】なお、上記説明では、データ記録媒体とし
て、上記各実施の形態における予測復号化処理あるいは
予測符号化処理を行うためのプログラムを格納したもの
を挙げたが、データ記録媒体としては、上記各実施の形
態における画像の符号化データを格納したものも挙げら
れる。
【0088】また、上記説明では、データ記録媒体とし
てフロッピーディスクを用いたコンピュータシステムに
よる画像処理の説明を行ったが、この画像処理は、光デ
ィスクを用いても同様に行うことができる。また、記録
媒体はこれに限らず、ICカード、ROMカセット等、
プログラムを記録できるものであれば同様に上記画像処
理を実施することができる。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明(請求項1および請
求項3)にかかる画像予測復号化方法及び装置によれ
ば、再生対象の画像よりも先に復号化された、前方参照
画像に対する第1の符号化データと後方参照画像に対す
第2の符号化データのそれぞれが、画像符号化データ
を含んでいるかどうかを判断し、前記第1の符号化デー
タが画像符号化データを含んでいる場合にのみ、前記第
1の符号化データを復号化して得られた画像を前方参照
画像として選択し、前記第2の符号化データが画像符号
化データを含んでいる場合にのみ、前記第2の符号化デ
ータを復号化して得られた画像を後方参照画像として選
択し、選択した前方参照画像と後方参照画像の少なくと
も一方を参照して予測画像を生成し、生成した予測画像
を、復号化した画像に加えて再生画像を生成するので、
圧縮効率の向上のため、画像を構成する物体の画像デー
タを、物体単位で、別々に圧縮符号化して伝送する場合
に、画像サイズが変化し、画像が消えてしまうような画
像を、画像データの復号化の際に参照画像として用いて
しまうということがなくなり、適正な復号化処理を行う
ことができ、したがって符号量を抑圧した効率のよい圧
縮符号化処理に対応した復号化処理を行うことができる
という顕著な効果が得られる。
【0090】本発明(請求項2および4)によれば、請
求項1および3記載の画像予測復号化方法および装置に
おいて、復号化された前記第1および第2の符号化デー
タが画像符号化データを含むかどうかの判断を、符号化
データに付けられたフラグであって、符号化データが画
像符号化データを含むかどうかを表わすフラグに基づい
て実行するので、上記の効果に加えて、参照画像を決定
する演算を、簡易に行うことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画像予測復号化方
法における予測画像生成方法を示す流れ図。
【図2】本発明による,画像予測復号化における画像予
測の構造を示す模式図。
【図3】本発明の実施の形態1における画像予測復号化
装置を示すブロック図。
【図4】本発明の実施の形態1における画像予測復号化
装置に用いるフレームメモリを示すブロック図。
【図5】本発明の実施の形態3による画像予測復号化方
法における予測画像生成方法を示す流れ図。
【図6】本発明の実施の形態4による画像予測復号化方
法における予測画像生成方法を示す流れ図。
【図7】本発明の実施の形態1における画像データを示
す図。
【図8】本発明の実施の形態2による画像予測復号化方
法における予測画像生成方法を示す流れ図。
【図9】本発明の実施の形態2における画像データを示
す図。
【図10】本発明の実施の形態5による画像予測復号化
方法における予測画像生成方法を示す流れ図。
【図11】本発明の実施の形態6における画像予測復号
化方法における予測画像生成方法を示す流れ図。
【図12】本発明の実施の形態7による画像予測符号化
装置を示すブロック図。
【図13】本発明の実施の形態8による画像予測符号化
装置を示すブロック図。
【図14】図14(a) 〜図14(c) は、本発明の各実施
の形態における符号化データを格納した、あるいは画像
予測復号化方法,画像予測復号化装置,画像予測符号化
方法,または画像予測符号化装置による画像処理をコン
ピュータにより実現するためのプログラムを格納するた
めのデータ記録媒体を説明するための図。
【符号の説明】
301,1001,1002 入力端子 302 データ解析器 303,1130,1230 復号化器 304,1131 逆量子化器 305,1132 逆離散コサイン変換器(IDCT) 306,1170,1270 加算器 307 出力端子 309,1140,1240 フレームメモリ部 310,1150,1250 予測画像生成器 320 制御器 406 フレームメモリバンク 401〜403 フレームメモリ 404,405 スイッチ 407,408 ライン 1000,1000a 画像予測符号化装置 1003 出力端子 1010 可変長符号化器 1020,1280 形状検出器 1100,1100a テクスチャー符号化部 1200,1200a 形状符号化部 1110,1210 ブロック化器 1120,1220 符号化器 1121 離散コサイン変換器(DCT) 1122 量子化器 1160,1260 減算器 1170,1270 加算器 1190,1290 切替スイッチ #1(201)〜#10(210) 画像 #1(211)〜#9(220) 画像 Cs コンピュータシステム D フロッピーディスク本体 F フラグ FC フロッピーディスクケース FD フロッピーディスク FDD フロッピーディスクドライブ Hm,Vm 垂直,水平データサイズ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像サイズ可変な画像を符号化した符号
    化データを復号化し、予測画像を用いて画像を再生する
    画像予測復号化方法であって、 再生対象の画像よりも先に復号化された、前方参照画像
    に対する第1の符号化データと後方参照画像に対する
    2の符号化データのそれぞれが、画像符号化データを含
    んでいるかどうかを判断し、 前記第1の符号化データが画像符号化データを含んでい
    る場合にのみ、前記第1の符号化データを復号化して得
    られた画像を前方参照画像として選択し、 前記第2の符号化データが画像符号化データを含んでい
    る場合にのみ、前記第2の符号化データを復号化して得
    られた画像を後方参照画像として選択し、 選択した前方参照画像と後方参照画像の少なくとも一方
    を参照して予測画像を生成し、 生成した予測画像を、復号化した画像に加えて再生画像
    を生成することを特徴とする画像予測復号化方法。
  2. 【請求項2】 復号化された前記第1および第2の符号
    化データが画像符号化データを含むかどうかの判断を、
    符号化データに付けられたフラグであって、符号化デー
    タが画像符号化データを含むかどうかを表わすフラグに
    基づいて実行することを特徴とする請求項1に記載の画
    像予測符号化方法。
  3. 【請求項3】 画像サイズ可変な画像を符号化した符号
    化データを復号化し、予測画像を用いて画像を再生する
    画像予測復号化装置であって、 符号化データを復号化する復号化手段と、 再生対象の画像よりも先に復号化された、前方参照画像
    に対する第1の符号化データと後方参照画像に対する
    2の符号化データのそれぞれが、画像符号化データを含
    んでいるかどうかを判断し、前記第1の符号化データが
    画像符号化データを含んでいる場合にのみ、前記第1の
    符号化データを復号化して得られた画像を前方参照画像
    として予測画像を生成し、前記第2の符号化データが画
    像符号化データを含んでいる場合にのみ、前記第2の符
    号化データを復号化して得られた画像を後方参照画像と
    して予測画像を生成する予測画像生成手段と、 前記予測画像生成手段によって生成された予測画像を、
    前記復号化手段が復号化した画像に加えて再生画像を生
    成する加算手段と、を備えたことを特徴とする画像予測
    復号化装置。
  4. 【請求項4】 前記予測画像生成手段は、直前に前記復
    号化手段に入力された符号化データが画像符号化データ
    を含むかどうかの判断を、直前に前記復号化手段に入力
    された符号化データに含まれるフラグに基づいて実行す
    ることを特徴とする請求項3に記載の画像予測符号化装
    置。
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