JP3214774U - 発光ダイオード照明具 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切に放熱するとともに、発光ダイオードの光を360度、どの角度からでも照射することが可能な発光ダイオード照明具を提供する。【解決手段】二つの口金部10は、二つの電源端子のそれぞれに電気的に接続されるように構成された導電端子10cを有する。円筒本体は、セラミック製であり、二つの口金部10の間に挟持される。フレキシブル基盤12は、複数の発光ダイオード12aを一面に配置し、他面が円筒本体の外周面に巻き付けられる。円筒カバー13は、透明性であり、巻き付けられたフレキシブル基盤12の一面を覆う。ドライバは、円筒本体の内部に設けられ、二つの電源端子のそれぞれが、対応する口金部10の導電端子10cに電気的に接続されると、当該二つの電源端子から印加される交流電圧を直流電圧に替えて、当該直流電圧をフレキシブル基盤12に印加する。接着部材は、伝熱性であり、フレキシブル基盤12の他面と円筒本体の外周面とを接着する。【選択図】図1
Description
本考案は、発光ダイオード照明具に関する。
従来より、発光ダイオードを用いた照明具に関する技術は存在する。例えば、実用新案登録第3177602号公報(特許文献1)には、一定間隔を持って配置される各ソケットにランプの口金を挟持する、平行な対向する二平面が形成される両口金型ランプ用の照明器具に用いられる発光ダイオードランプが開示されている。この発光ダイオードランプでは、各口金の根元側に設けられる前記ソケットの二平面に嵌る間隔をもって配される平行な二平面を有するブロック体からなる角度規定ブロックを備える。これにより、発光ダイオードランプをソケットに嵌めると、自ずと発光ダイオードランプの口金同士を結んだ回転軸回りの回転位置が定まることとなり、角度規定ブロックの取り付け方向を設計時に適宜調節することで、所望の照射方向に発光ダイオードランプを固定させるようにすることが出来るとしている。
発光ダイオードは、赤外線による熱を放射しないため、光自体の発熱量は低いものの、発光中の発光ダイオードの内部に熱を蓄積し易く、効率的に放熱しないと、発光ダイオードの不具合や故障の原因になる。
従来の発光ダイオード照明具では、発光ダイオードを配置する配置面の背面に、複数のフィンを有する放熱板を設けて、発光ダイオードの内部に蓄積される熱を放熱するように構成されている。そのため、従来の発光ダイオード照明具では、蓄熱による発光ダイオードの不具合等は生じ難いものの、放熱板の存在により、放熱板の一方向が暗くなるという課題がある。
ところで、投光器において、フィラメントを用いたハロゲン電球を用いる場合、フィラメントを水平に配置する必要があり、投光器の設置に制限がある。又、ハロゲン電球は、外部からの振動や衝撃に弱く、高熱を発することから、長時間(例えば、1200時間以上)の投光が不可能という課題がある。そこで、投光器のハロゲン電球を、発熱量が低い発光ダイオード照明具に代えたいというニーズがある。
ここで、投光器において、ハロゲン電球の代わりに発光ダイオード照明具を用いる場合、上述したように、発光ダイオード照明具の放熱板により、一方向が暗くなり、投光器の照度が、ハロゲン電球を使用した場合と比較して劣るという課題がある。
そこで、本考案は、前記課題を解決するためになされたものであり、適切に放熱するとともに、発光ダイオードの光を360度、どの角度からでも照射することが可能な発光ダイオード照明具を提供することを目的とする。
本考案に係る発光ダイオード照明具は、二つの口金部と、円筒本体と、フレキシブル基盤と、円筒カバーと、ドライバと、接着部材とを備える。二つの口金部は、二つの電源端子のそれぞれに電気的に接続されるように構成された導電端子を有する。円筒本体は、セラミック製であり、前記二つの口金部の間に挟持される。フレキシブル基盤は、複数の発光ダイオードを一面に配置し、他面が前記円筒本体の外周面に巻き付けられる。円筒カバーは、透明性であり、前記巻き付けられたフレキシブル基盤の発光ダイオードの上方を覆う。ドライバは、前記円筒本体の内部に設けられ、前記二つの電源端子のそれぞれが、対応する前記口金部の導電端子に電気的に接続されると、当該二つの電源端子から印加される交流電圧を直流電圧に替えて、当該直流電圧を前記フレキシブル基盤に印加する。接着部材は、伝熱性であり、前記フレキシブル基盤の他面と前記円筒本体の外周面とを接着する。
本考案によれば、適切に放熱するとともに、発光ダイオードの光を360度、どの角度からでも照射することが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本考案の実施形態について説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本考案に係る発光ダイオード照明具1は、図1〜図4に示すように、二つの口金部10(右側口金部10a、左側口金部10b)と、円筒本体11と、フレキシブル基盤12と、円筒カバー13と、ドライバ14と、接着部材15とを備えている。
二つの口金部10(右側口金部10a、左側口金部10b)は、二つの電源端子のそれぞれに電気的に接続されるように構成された導電端子10cを有する。円筒本体11は、セラミック製であり、前記二つの口金部10の間に挟持される。
フレキシブル基盤12は、複数の発光ダイオード12aを一面(表面)に配置し、他面(裏面)が前記円筒本体11の外周面に巻き付けられる。円筒カバー13は、透明性であり、前記巻き付けられたフレキシブル基盤12の一面を覆う。
ドライバ14は、前記円筒本体11の内部に設けられ、前記二つの電源端子のそれぞれが、対応する前記口金部10の導電端子10cに電気的に接続されると、当該二つの電源端子から印加される交流電圧(例えば、AC100V)を直流電圧(例えば、DC24V)に替えて、当該直流電圧を前記フレキシブル基盤12に印加する。接着部材15は、伝熱性であり、前記フレキシブル基盤12の他面(裏面)と前記円筒本体11の外周面とを接着する。
このように、発光ダイオード12aを搭載したフレキシブル基盤12を伝導性の接着部材15で伝導性の円筒本体11に接着することで、発光ダイオード12aで生じた熱が接着部材15を介して円筒本体11に伝わる。ここで、円筒本体11の材質のセラミックは、通常、高い熱伝導率を有し、熱を良く伝える。そこで、発光ダイオード12aで発生した熱は、接着部材15を経由して、円筒本体11に直ぐに伝わり、セラミックの性質により、直ぐに外部に発散する。これにより、本考案では、発光ダイオード12aの熱を効率よく放熱することが可能となり、蓄熱による発光ダイオード12aの不具合や故障を防止することが出来る。
又、一面に発光ダイオード12aを搭載したフレキシブル基盤12の他面を円筒本体11の外周面に巻き付けることで、従来の放熱板が発光ダイオード照明具1のどこかに露出することが無くなり、発光ダイオード12を円筒本体11の外周面の円状に配置することが可能となる。これにより、本考案では、従来の発光ダイオード照明具のように、放熱板の存在により一方向が暗くなることが無くなり、円筒本体11の軸方向を中心として、発光ダイオード12aの光を360度、どの角度からでも照射することが可能となる。
又、本考案では、従来の放熱板を不要とするため、発光ダイオード照明具1の全体の軽量化や小型化が可能であり、製造コストを下げることが出来る。
例えば、図5、図6に示すように、ハロゲン電球の代わりに、本考案の発光ダイオード照明具1を用意し、投光器2の二つのソケット20(右側ソケット20a、左側ソケット20b)のそれぞれに、対応する発光ダイオード照明具1の口金部10(右側口金部10a、左側口金部10b)を装着すると、ソケット20の電源端子が、口金部10の導電端子10cに電気的に接続される。この状態で、投光器2の電源を投入すると、交流電圧がソケット20の電源端子と口金部10の導電端子10cとを経由して発光ダイオード照明具1のドライバ14に印加される。ドライバ14は、印加された交流電圧を直流電圧に替えて、当該直流電圧をフレキシブル基盤12に印加することで、フレキシブル基盤12の複数の発光ダイオード12aは点灯する。
ここで、本考案では、円筒本体11の軸方向を中心として、発光ダイオード12aの光を360度照射することから、投光器2の前方を向く発光ダイオード12aの光は、もちろん、投光器2の後方を向く発光ダイオード12aの光も、投光器2のリフレクター21(反射板)に反射され、投光器2の前方に照射される。これにより、投光器2のリフレクター21を効率よく利用し、高い照度を実現し、低消費電力で最大限の明るさを提供することが出来る。
又、発光ダイオード照明具1では、ハロゲン電球のように、水平配置の制限が無く、外部からの振動や衝撃に対して耐性を有し、長時間の投光も可能である。そのため、本考案では、投光器2のハロゲン電球の代替に好適な構成となる。
ここで、口金部10の構成に特に限定は無いが、例えば、図1〜図4に示すように、口金部10の外側面に、円筒本体11の内部と連通する通気孔10dを設けても良い。通気孔10dにより、発光ダイオード12aから接着部材15を経由して円筒本体11に伝わった熱が、円筒本体11の内部にこもることなく、口金部10の通気孔10dを介して外部に発散されるため、放熱性能を向上させることが出来る。通気孔10dの形状や数に特に限定は無いが、例えば、図1〜図4に示すように、口金部10の外側面に円形の通気孔10dが二つ設けられる。
又、口金部10に、投光器2のソケット20の二平面に嵌る間隔をもって配される平行な二平面を有する角度規定ブロック10eを設けても良い。これにより、投光器2のソケット20に発光ダイオード照明具1の口金部10を嵌めると、発光ダイオード照明具1の角度が角度規定ブロック10eにより特定の角度に規定されるため、発光ダイオード12aの照明方向を製造者の所望の方向に規定することが可能となる。
又、口金部10の内部には、図3に示すように、フレキシブル基盤12やドライバ14の配線を挿通するための円筒状の空洞10fが設けられても良い。
フレキシブル基盤12の構成に特に限定は無いが、例えば、発光ダイオード12aを設置するための専用のフィルムを用いることが出来る。フレキシブル基盤12のサイズに特に限定は無いが、フレキシブル基盤12の第一の方向(例えば、長手方向)のサイズは、二つの口金部10を装着した後に露出する円筒本体11の長手方向のサイズに対応させ、フレキシブル基盤12の第二の方向(例えば、短手方向)のサイズは、円筒本体11の外周のサイズに対応させても良い。これにより、フレキシブル基盤12の他面を円筒本体11の外周面に隙間なく巻き付けることが出来る。又、フレキシブル基盤12の第二の方向のサイズは、円筒本体11の外周のサイズよりも所定量だけ短く設定することで、フレキシブル基盤12の他面を円筒本体11の外周面に巻き付けた際に、図2に示すように、所定量だけ隙間gを生じさせ、この隙間gをフレキシブル基盤12の配線の配置等に用いても良い。
発光ダイオード12aの形状に特に限定は無く、例えば、表面実装型でも砲弾型でも良い。
フレキシブル基盤12に配置される発光ダイオード12aの配置方法に特に限定は無い。例えば、円筒本体11の外周面に巻き付け可能となるような小さなサイズの発光ダイオード12aを所定間隔を空けてフレキシブル基盤12の一面の全面に均等に配置される。これにより、複数の発光ダイオード12aを円筒本体11の外周面の全面に配置させて、発光ダイオード12aの光を360度照射することが可能となる。
尚、図3には、フレキシブル基盤12の第一の方向には、12個の発光ダイオード12aが所定間隔を空けて配置され、フレキシブル基盤12の第二の方向には、この12個の発光ダイオード12aのラインが9列所定間隔を空けて配置され、合計、108個の発光ダイオード12aがフレキシブル基盤12の一面の全面に均等に配置されている。
円筒カバー13の構成に特に限定は無く、例えば、透明でも半透明でも良い。
ドライバ14は、発光ダイオード12a用のドライバであれば、特に限定は無い。
伝熱性の接着部材15の構成に特に限定は無いが、例えば、硬化性の液体又はゲル状の伝熱性接着剤やシート状で両面接着の伝熱性接着シートを挙げることが出来る。
尚、本考案の実施形態では、適宜設計変更可能であり、発光ダイオード照明具1の構成に、更に、他の機能を追加しても構わない。
以上のように、本考案は、投光器のハロゲン電球の代替のみならず、照明器具に利用される発光ダイオード照明具として有用であり、適切に放熱するとともに、発光ダイオードの光を360度、どの角度からでも照射することが可能な発光ダイオード照明具として有効である。
1 発光ダイオード照明具
10 口金部
11 円筒本体
12 フレキシブル基盤
13 円筒カバー
14 ドライバ
15 接着部材
10 口金部
11 円筒本体
12 フレキシブル基盤
13 円筒カバー
14 ドライバ
15 接着部材
Claims (1)
- 二つの電源端子のそれぞれに電気的に接続されるように構成された導電端子を有する二つの口金部と、
前記二つの口金部の間に挟持されたセラミック製の円筒本体と、
複数の発光ダイオードを一面に配置し、他面が前記円筒本体の外周面に巻き付けられたフレキシブル基盤と、
前記巻き付けられたフレキシブル基盤の発光ダイオードの上方を覆う透明性の円筒カバーと、
前記円筒本体の内部に設けられ、前記二つの電源端子のそれぞれが、対応する前記口金部の導電端子に電気的に接続されると、当該二つの電源端子から印加される交流電圧を直流電圧に替えて、当該直流電圧を前記フレキシブル基盤に印加するドライバと、
前記フレキシブル基盤の他面と前記円筒本体の外周面とを接着する伝熱性の接着部材と
を備える発光ダイオード照明具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005341U JP3214774U (ja) | 2017-11-22 | 2017-11-22 | 発光ダイオード照明具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017005341U JP3214774U (ja) | 2017-11-22 | 2017-11-22 | 発光ダイオード照明具 |
Publications (1)
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JP3214774U true JP3214774U (ja) | 2018-02-01 |
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Family Applications (1)
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2017
- 2017-11-22 JP JP2017005341U patent/JP3214774U/ja not_active Expired - Fee Related
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