JP3214656U - 介護用歩行器の背当て支持機構部 - Google Patents
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Abstract
【課題】介護用歩行器に取り外し可能に設けられ、介護用歩行器のクッション板に座接した使用者の背面に当接して使用者を安定支持する介護用歩行器の背当て支持機構を提供する。【解決手段】背当て支持機構部は、使用者の背面に当る背当て1と、背当てと座接用サイドフレーム6との間に介設される上下の支持板3a,3bと、支持板端部の挿入孔3cと座接用サイドフレーム後端側に固定された支持板回動支持具7のピン部を介して支持板を着脱可能に支持する回動機構部2と、から構成され、回動可能であると共に不使用時には座接用サイドフレーム側から背当てを引き抜くことが出来る。【選択図】図1
Description
本考案は、例えば介護用歩行器に設けられ、使用者の背面に当接して使用者の安定化を図るに好適な介護用歩行器の背当て支持機構部に関する。
例えば足の不自由な使用者は介護用歩行器を利用して希望する目的場所に移動することが通常行われている。この介護用歩行器としては各種のものが後に説明する介護用歩行器が便利に使用されている。使用者が介護用歩行器を使用する場合は通常形態のものでは使用者の尻部を保持するクッション板が設けられており、タイヤやキャスタ等の回転部材を設けているものが使用されている。この状態でも使用者は安全に保持されているが更に安全性を高める手段として使用者の背面を保持する背当てが設けられているものが効果的である。この背当てを設けている介護用歩行器としては、例えば「特許文献1」に示すものが開示されている。
背当ての形態としては各種のものがあるが、その形態としてそれ自体として回動可能であり、かつ取り外しが可能であり、更に背当ての使用時において機構的の部分が覆われて外観美を形成するものが望ましい。
本考案は以上の形態を満足する介護用歩行器の背当て支持機構部を提供することを目的とするものである。
本考案は以上の形態を満足する介護用歩行器の背当て支持機構部を提供することを目的とするものである。
本考案は以上の目的を達成するために考案されたものであり、請求項1の考案は、タイヤやキャスタ等の回転部材を保持する下部フレームから上下動自在の形態で立ち上がる摺動柱機構体と該摺動柱機構体に基端側を回転自在に支持され使用者の尻部に当接するクッション板を設ける左右の座接用サイドフレーム等を有する介護用歩行器に設けられる背当て支持機構部であって、該背当て支持機構部は、使用者の背面に当接して支持する背当てとその一端側を前記背当てに固定すると共に伸延端の他端側を前記座接用サイドフレーム側に設けられている回動機構部とこれに連結し前記他端側に挿入孔を形成する細長の上下の支持板とからなり、前記回動機構部は、前記座接用サイドフレームの後端側に固定され前記支持板の挿入孔に挿入されるピン部を形成する支持板回動支持具とその上端を上方側の前記支持板に当接すると共にその下端を下方側の前記支持板に隙間を設けた位置に配置する中間板と、該中間板の下端側にバネ支持されて回動可能に配置され、その突出端部を下方側の前配支持板に圧接して配置される回動板とを有するものからなり、前記支持板の伸延端と前記回動板は背当ての使用時において前記回動機構部を覆って外観美を形成する美観保持カバに固定され、前記座接用サイドフレームの後端側には前記美観保持カバを着脱可能に固持する固持具が設けられることを特徴とする。
本考案の介護用歩行器の背当て支持機構部によれば、使用者の背面を保持する背当ては背当て支持機構部により取り外し可能に、かつ回動可能に形成され、使用時には美観保持カバによって機構部が覆われ外観美を向上させる効果を上げることが出来る。
以下、本考案の介護用歩行器の背当て支持機構部の実施の形態を図面を参照して詳述する。
なお、本考案の背当て支持機構部は以下に説明する介護用歩行器にのみ適用されるものではなく、背当てを必要とする他の介護用歩行器にも適用されることは勿論であるが1つの実施例として介護用歩行器の背当て支持機構部の全体構造とこれが適用される介護用歩行器の概要構造について説明する。
なお、本考案の背当て支持機構部は以下に説明する介護用歩行器にのみ適用されるものではなく、背当てを必要とする他の介護用歩行器にも適用されることは勿論であるが1つの実施例として介護用歩行器の背当て支持機構部の全体構造とこれが適用される介護用歩行器の概要構造について説明する。
まず、図5,図6により本考案の介護用歩行器の背当て支持機構部の適用される介護用歩行器11の全体構造の概要を説明する。
下部フレーム12にはキャスタ13が設けられ、下部フレーム12の略中間位置からは摺動柱機構体17のガイド柱体14が立ち上がり、ガイド柱体14には摺動柱体15が昇降機構体20により上下方向に摺動自在に設けられている。なお、ガイド柱体14にはブレーキ機構18を有するタイヤ16が設けられている。また、摺動柱体15にはクッション板19を張り出している座接用サイドフレーム6が回動自在に設けられている。
本考案の背当て支持機構部100は座接用サイドフレーム6の後端に設けられ、クッション板19に座接した使用者(被介護人)の背面を保持する機能を有するものからなる。
下部フレーム12にはキャスタ13が設けられ、下部フレーム12の略中間位置からは摺動柱機構体17のガイド柱体14が立ち上がり、ガイド柱体14には摺動柱体15が昇降機構体20により上下方向に摺動自在に設けられている。なお、ガイド柱体14にはブレーキ機構18を有するタイヤ16が設けられている。また、摺動柱体15にはクッション板19を張り出している座接用サイドフレーム6が回動自在に設けられている。
本考案の背当て支持機構部100は座接用サイドフレーム6の後端に設けられ、クッション板19に座接した使用者(被介護人)の背面を保持する機能を有するものからなる。
次に、本考案の背当て支持機構部100の構造を説明する。
背当て支持機構部100は背当て1と回動機構部2と背当て1と回動機構部2とを連結する上下の支持板3a,3bと回動機構部2を覆って外観美を形成する美観保持カバ4とこれを着脱可能に固持するべく座接用サイドフレーム6側に設けられる固持具5等とから構成される。
以下、図1乃至図4により背当て支持機構部100の詳細構造を説明する。
背当て支持機構部100は背当て1と回動機構部2と背当て1と回動機構部2とを連結する上下の支持板3a,3bと回動機構部2を覆って外観美を形成する美観保持カバ4とこれを着脱可能に固持するべく座接用サイドフレーム6側に設けられる固持具5等とから構成される。
以下、図1乃至図4により背当て支持機構部100の詳細構造を説明する。
まず、図に示すように上下の支持板3a,3bの回動機構部2側の端部には挿入孔3cが設けられている。
回動機構部2としては支持板3の挿入孔3cに挿入されるピン部7aを有する支持板回動支持具7と中間板8と回動板9等とからなる。
以下、それ等の構造を説明する。
回動機構部2としては支持板3の挿入孔3cに挿入されるピン部7aを有する支持板回動支持具7と中間板8と回動板9等とからなる。
以下、それ等の構造を説明する。
支持板回動支持具7は座接用サイドフレーム6に固定されるベース板部7bとベース板部7bに固定されて突出するピン部7aとからなり、上下の支持板3a,3bを回動可能に支持するものからなる。
中間板8は上下の支持板3a,3b間に配設される板体からなり美観保持カバ4に固定される。この中間板8は図4に示すように下方の支持板3bとは隙間10が形成されているが後に説明する回動板9が下方の支持板3bにその突出端部9aを図4に示すように圧接している場合にはこの隙間10はそのまま保持される。
回動板9は中間板8に回動可能に支持され、バネ9bによりその突出端部9aが圧接した状態で保持される。一方、この回動板9を手動で回動することにより下方の支持板3bへの突出端部9aの圧接は解除され下方の支持板3bと中間板8との隙間10がなくなり、上下の支持板3a,3bは支持板回動支持具7から引き抜くことが出来、背当て1を取り外すことが出来る。
美観保持カバ4は回動機構部2を閉止し美観を形成するものであり、上下の支持板3a,3bの回動により閉止が行われると共に閉止状態を上下の支持板3a,3bに係止する固持具5により保持することが出来る。図5には閉止状態にある美観保持カバ4が示されている。
本考案は、以上の説明のものからなるがこれに限定するものではなく、同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案の介護用歩行器の背当て支持機構部は以上に説明した構造の介護用歩行器に適用されるのみならず他の形態の歩行器にも適用可能であり、その利用範囲は極めて広い。
1 背当て
2 回動機構部
3 支持板
3a 上方の支持板
3b 下方の支持板
3c 挿入孔
4 美観保持カバ
5 固持具
6 座接用サイドフレーム
7 支持板回動支持具
7a ピン部
7b ベース板部
8 中間板
9 回動板
9a 突出端部
9b バネ
10 隙間
11 介護用歩行器
12 下部フレーム
13 キャスタ
14 ガイド柱体
15 摺動柱体
16 タイヤ
17 摺動柱機構体
18 ブレーキ機構
19 クッション板
20 昇降機構体
100 背当て支持機構部
2 回動機構部
3 支持板
3a 上方の支持板
3b 下方の支持板
3c 挿入孔
4 美観保持カバ
5 固持具
6 座接用サイドフレーム
7 支持板回動支持具
7a ピン部
7b ベース板部
8 中間板
9 回動板
9a 突出端部
9b バネ
10 隙間
11 介護用歩行器
12 下部フレーム
13 キャスタ
14 ガイド柱体
15 摺動柱体
16 タイヤ
17 摺動柱機構体
18 ブレーキ機構
19 クッション板
20 昇降機構体
100 背当て支持機構部
Claims (1)
- タイヤやキャスタ等の回転部材を保持する下部フレームから上下動自在の形態で立ち上がる摺動柱機構体と該摺動柱機構体に基端側を回転自在に支持され使用者の尻部に当接するクッション板を設ける左右の座接用サイドフレーム等を有する介護用歩行器に設けられる背当て支持機構部であって、該背当て支持機構部は、使用者の背面に当接して支持する背当てとその一端側を前記背当てに固定すると共に伸延端の他端側を前記座接用サイドフレーム側に設けられている回動機構部とこれに連結し前記他端側に挿入孔を形成する細長の上下の支持板とからなり、前記回動機構部は、前記座接用サイドフレームの後端側に固定され前記支持板の挿入孔に挿入されるピン部を形成する支持板回動支持具とその上端を上方側の前記支持板に当接すると共にその下端を下方側の前記支持板に隙間を設けた位置に配置する中間板と、該中間板の下端側にバネ支持されて回動可能に配置され、その突出端部を下方側の前記支持板に圧接して配置される回動板とを有するものからなり、前記支持板の伸延端と前記回動板は背当ての使用時において前記回動機構部を覆って外観美を形成する美観保持カバに固定され、前記座接用サイドフレームの後端側には前記美観保持カバを着脱可能に固持する固持具が設けられることを特徴とする介護用歩行器の背当て支持機構部。
Priority Applications (1)
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JP2017005306U JP3214656U (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | 介護用歩行器の背当て支持機構部 |
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Publications (1)
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JP (1) | JP3214656U (ja) |
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2017
- 2017-11-06 JP JP2017005306U patent/JP3214656U/ja not_active Expired - Fee Related
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