JP3214376U - 放電電極線及び湿式電気集塵機 - Google Patents

放電電極線及び湿式電気集塵機 Download PDF

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孝平 宮崎
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淳一 細井
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和真 寺門
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【課題】集塵効率の向上及び連続安定荷電運転を可能できる放電電極線および当該放電電極線を用いた湿式電気集塵機を提供する。【解決手段】湿式電気集塵機は、ガス中に硫酸を含む場合があるため、放電電極線11に鉛製の電極線14を使用しており、芯線16に線径Φ1.2mmのステンレス線(SUS304・SUS316・SUS316L等)を挿入して放電電極線11の垂直度を維持している。芯線16として銅線を用いた場合に比べて、伸び難く、且つ耐食性に優れた性能を発揮できる。【選択図】図3

Description

本考案は湿式電気集塵機内に配設する放電電極線、並びに湿式電気集塵機に関するものであり、特に芯線に特徴を有する放電電極線及び当該放電電極線を用いた湿式電気集塵機に関するものである。
近代社会においては、都市ごみ等のごみ焼却炉、産業廃棄物焼却炉、金属製錬設備等から排出されるガス中の煤塵、有毒ガス等を除去して快適な生活環境を構築することが望まれ、排ガス処理の研究、開発がなされ、種々提案されている。
そのような排ガス処理設備の中に湿式電気集塵装置がある。この湿式電気集塵装置は、固体や液体の微粒子が混在するガスを定極性電離作用の起こっている強電場に導いて浮遊微粒子に荷電し、煤塵等の微粒子とガスとを分離して集塵するもので、既に工業化されている。
従来、ガス中に硫酸を含む場合は、図4に示すように、放電電極線に鉛線114を使用しており、星型線や角線の芯線に線径Φ1.4〜2.0mmの銅線116を挿入して放電極の垂直度を維持している。
特開2006−75762号公報
しかしながら、従来の芯線に銅線を使用した放電電極線は、図5に示すように、長期荷重により銅線116が伸びてしまい、重錘126が案内用の振止枠124から外れて、重錘126の芯ずれによる火花放電が発生するという問題点を有していた。
そのため、湿式電気集塵機の集塵効率及び連続安定荷電運転に支障をきたしていた。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、長期間使用した状態でも重力の影響で略伸びない放電電極線および当該放電電極線を用いた湿式電気集塵機を提供することにある。
また、本考案の目的は、集塵効率の向上及び連続安定荷電運転を可能にする放電電極線および当該放電電極線を用いた湿式電気集塵機を提供することにある。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、本考案の放電電極線は、湿式電気集塵機の放電電極線であって、鉛製の電極線の芯線として、引っ張り強さ400N/mm以上の部材を用いている。
本考案では、上述したように、引っ張り強さ400N/mm以上の部材を芯線に用いたことで、長期間使用した状態でも重力の影響で略伸びない放電電極線および当該放電電極線を用いた湿式電気集塵機を提供することができる。
これにより、集塵効率の向上及び連続安定荷電運転を可能にできる。
好適には、本考案の放電電極線の前記芯線は、ステンレス製、又はその他の金属材料である。
本考案の湿式電気集塵機は、放電電極線を放電電極枠組に取り付けてなる湿式電気集塵機であって、前記放電電極線は、鉛製の電極線の芯線として、引っ張り強さ400N/mm以上の部材を用いている。
本考案によれば、長期間使用した状態でも重力の影響で略伸びない放電電極線および当該放電電極線を用いた湿式電気集塵機を提供することができる。
また、本考案によれば、集塵効率の向上及び連続安定荷電運転を可能にする放電電極線および当該放電電極線を用いた湿式電気集塵機を提供することができる。
図1は、本考案の実施形態に係る湿式電気集塵機の一部断面図である。 図2は、図1に示す湿式電気集塵機の原理を説明するための図である。 図3は、図1に示す放電電極線及び重錘の外観斜視図である。 図4は、従来技術の放電電極線と重錘との図である。 図5は、従来技術の問題点を説明するための放電電極線と重錘との図である。
以下、本考案の実施形態に係る湿式電気集塵機について説明する。
図1は、本考案の実施形態に係る湿式電気集塵機1の一部断面図である。
図2は、図1に示す湿式電気集塵機1の原理を説明するための図である。
図1に示すように、集塵室10内に集塵電極板25が等間隔で設けられ、該集塵電極板25の間に放電電極線11が放電電極枠組(以下単に枠組と言うことがある)21に固定され振止枠(振止格子)24との間に吊り下げられる状態で配置されている。
放電電極線11の先端には、重錘26が取り付けられている。
これら放電電極線11と集塵電極板25との間に電圧をかけることにより図2に示す電離区域181と負荷電空間191とが形成される。
図2に示すように、湿式電気集塵機1では、正(+)極に帯電の一対の集塵極141、141と、この集塵極141、141の中心に設け、負(−)極に帯電の放電極111とに直流電圧電源161により電圧を作用させると、定極性電離作用により強電場が形成され、放電極111付近でガス分子の電離、衝突作用が行われて正・負イオンが発生(コロナ放電)する。発生したイオンは放電極(強電場)を遠ざかるにしたがって次第に速力を減じ、中性分子を電離しなくなり、図示したように放電極111付近の正に帯電した電離区域181と、集塵極141付近に負に帯電した負荷電空間191とに分離される。
この強電場に煤塵、有毒ガス等を含んだガスを通過させると、大部分の微粒子には負電荷が付着し、電離区域181にきた微粒子だけには正か負の何方かの電荷が付着する。しかし、集塵機に入った大部分の微粒子は結局負帯電体となって集塵極141に追いやられ、集塵極141で集塵される。
なお、図1において27は碍子室で、該碍子室27に支持碍子28がセットされ、この支持碍子28により枠組21が支持されている。
図3は、図1に示す放電電極線11及び重錘26の外観斜視図である。
放電電極線11は、鉛製で、例えば8mm/□の角型、或いは外接円直径9mmの星型である。
湿式電気集塵機1は、ガス中に硫酸を含む場合があるため、放電電極線11に鉛製の電極線14を使用しており、芯線16に線径Φ1.2mmのステンレス線(SUS304・SUS316・SUS316L等)を挿入して放電電極線11の垂直度を維持している。
なお、放電電極線11の外径、並びに芯線16の線径は、適宜、変更可能である。
このようにステンレス線を用いることで、従来のように銅線を用いた場合に比べて、伸び難く、且つ耐食性に優れた性能を発揮できる。
そのため、放電電極線11の鉛製の電極線14の長期荷重による伸びを防止することができる。すなわち、放電電極線11は、芯線16にステンレスを使用することにより鉛製の電極線14及び重錘26による鉛直方向の荷重に耐えることができる。
芯線16は、引っ張り強さ400N/mm以上の部材を用いれば、ステンレス線以外でもよい。
放電電極線11の長手方向には放電の起点となる鉛製の刺17が多数設けられている。
放電電極線11の一端部には重錘26が固定されており、放電電極線11の他端部は枠組21に固定され、枠組21に吊り下げられた状態になっている。
放電電極線11は、製造過程において、星型線あるいは角線の鉛線成型時に、芯線16として線径φ1.2mmのステンレス線を芯線16として挿入して成型・製作する。
放電電極線11及び湿式電気集塵機1によれば、長時間連続運転をおこなっても伸びが僅かであり、重錘26が案内用の枠から外れて重錘26の芯ズレによる火花放電が発生することも無いため、湿式電気集塵機の連続安定荷電運転ができる。
本考案は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本考案の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
本考案は、湿式電気集塵機に適用可能である。
1…湿式電気集塵機
10…集塵室
11…放電電極線
14…電極線(鉛)
16…芯線
25…集塵電極板
26…重錘
115…振止枠


Claims (2)

  1. 湿式電気集塵機内に設けられた複数の集塵電極板の間に、放電電極枠組に固定される放電電極線であって、
    鉛製の電極線と、
    引っ張り強さ400N/mm以上の部材を用いたステンレス製、又はその他の金属材料製からなる前記電極線の芯線と、
    を有する
    放電電極線。
  2. 放電電極線を放電電極枠組に取り付けてなる湿式電気集塵機であって、
    前記放電電極線は、
    鉛製の電極線と、
    引っ張り強さ400N/mm以上の部材を用いたステンレス製、又はその他の金属材料製からなる前記電極線の芯線と
    を有する湿式電気集塵機。
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