JP3214054U - Nfcタグ付プロモーションフック - Google Patents

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紀元 野澤
紀元 野澤
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Abstract

【課題】携帯情報端末をかざすだけで、ディスプレイに商品情報サイトの画面を表示して、多くの商品情報を顧客に送信可能なNFCタグ付プロモーションフックを提供する。【解決手段】商品陳列棚の側板を構成するサイドネットに引っ掛けるための掛止部13に、商品14を吊り下げる商品フック部15が連結され、商品フック部15の基端部に、連結アーム16を介して、商品14のPOP広告を掲げるための掲示部材17が取り付けられたフック本体18と、このPOP広告が表示されて、掲示部材17に着脱自在に掲示されるPOPカード19と、POPカード19に設けられて、商品14の商品情報サイトのアドレスが記憶されたタグ記憶部を有するとともに、顧客がスマートフォン(携帯情報端末)21をかざした際に、近距離無線通信によってスマートフォン21を自動起動状態とし、かつインターネット回線を介して、スマートフォン21を商品情報サイトへのアクセス状態とするNFCタグ22とを備えた。【選択図】図2

Description

本考案は、店舗の商品陳列棚などに設置されて、商品の販売促進や商品の陳列を行うためのNFCタグ付プロモーションフックに関する。
什器に陳列した全ての商品にICチップを取り付け、ICチップの記憶部に産地などの商品情報を記憶させ、この商品情報を例えばスマートフォン(携帯情報端末)のディスプレイに表示させるものとして、例えば、特許文献1に記載された“ストア管理システム及び管理方法”が知られている。
しかしながら、特許文献1のものは、全ての商品にICチップを配していたため、コスト高を招いていた。
そこで、これを解消する従来技術として、例えば、複数の商品を吊り下げ状態で陳列する商品陳列用フックにICチップを取り付けることにより、陳列した商品群の各広告情報を安価に提供でき、かつ顧客の購買意欲を刺激するようにした特許文献2の“ICチップ付きプロモーションフック”が開発されている。
特許第3988736号公報 実用新案登録第3123401号公報
しかしながら、特許文献2(特許文献1も同じ)の従来技術は、顧客がスマートフォンなどの携帯情報端末を手動起動し、ICチップにアクセスしなければ、広告情報をICチップから取得することはできなかった。顧客はこのような作業を面倒と感じるため、いったんは商品に興味を持つものの、商品に対する情報不足によりその場を通り過ぎてしまうことが多々あった。その結果、店舗側は商品の販売機会を逃すことになっていた。
また、ICチップの記憶部に記憶可能な容量は少なく、これにより顧客が必要とする情報を十分に提供することはできなかった。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、商品の陳列または商品の販売促進を行うためのNFC(Near Field Communication)タグに着目し、これを、例えばハンガーディスプレイや商品陳列棚(什器)のサイドネットに掛止されるプロモーションフックに設ければよいことに想到した。このようにすれば、店舗内でNFCタグ付プロモーションフックに携帯情報端末をかざすだけで、近距離無線通信により携帯情報端末を自動起動させ、インターネット回線を介して、NFCタグに記憶された商品情報サイトに誘導できるため、上述した課題はすべて解消されることを知見し、この考案を完成させた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みなされたもので、顧客が携帯情報端末をかざすだけでこの端末の自動起動が可能で、これにより顧客が商品購入の動機となるサイト画面をディスプレイに表示し、顧客に対して、従来より多くの商品情報を提供することができるNFCタグ付プロモーションフックを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、商品を陳列する販売促進助成物に引っ掛けるための掛止部に、連結アームを介して、前記商品のPOP広告を掲げるための掲示部材が取り付けられたフック本体と、前記POP広告が表示されて、前記掲示部材に着脱自在に掲示されるPOPカードと、前記掲示部材または前記POPカードに設けられて、前記商品の商品情報サイトのアドレスが記憶されたタグ記憶部を有するとともに、顧客が携帯情報端末をかざした際に、近距離無線通信によって該携帯情報端末を自動起動状態とし、かつインターネット回線を介して、前記携帯情報端末を前記商品情報サイトへのアクセス状態とするNFCタグと、を備えたことを特徴とするNFCタグ付プロモーションフックである。
プロモーションフックとは、商品に対する意識や関心を高め、購買を促進するためのフックである。このプロモーションフックは、商品を吊り下げられるように構成したものでも、単に商品のプロモーション(POP広告など)のみを目的としたものでもよい。
商品の種類は、店内で販売可能なものであれば任意である。例えば、化粧品、食物、飲物、衣料品、家電品、調理器具、雑貨品、医薬品、医療品、健康器具、嗜好品、スポーツ用品、文具、書籍、園芸品、工具、ペット用品、家具、寝具などでもよい。
ここでいう販売促進助成物(デジタルクイックポップ)とは、商品を陳列するための陳列用具と、商品の販売促進を行う販売促進用具とを含むものである。具体的には、陳列棚、什器、カウンタ用陳列器、商品吊り下げパネルなどが挙げられる。
陳列棚および什器とは、店舗などで商品を陳列するための棚で、素材、サイズ(棚の段数)、形状などは任意である。
カウンタ用陳列器とは、例えば店舗のキャッシュレジスタに設置された小型の什器で、その素材、サイズ(棚の段数)、形状などは任意である。
商品吊り下げパネルとは、表面に突設されたフックに商品を吊り下げるもので、その素材、サイズ、形状、フックの本数などは任意である。
掛止部は、例えば、販売促進助成物に設けられたネット、または、バーなどに掛止可能であれば、その構造および形状は任意である。
連結アームとしては、例えば、中実または中空の線状体、棒状体などを採用することができる。
POP広告としては、価格(定価、割引価格)、製造会社名などを採用することができる。
掲示部材としては、例えば、カードホルダ、クリップホルダなどの各種のPOPホルダを採用することができる。
フック本体の素材としては、例えば、各種のプラスチック、各種の金属などを採用することができる。
POPカードの素材としては、例えば、各種の紙、各種のプラスチック、各種の金属などを採用することができる。
POPカードは、シート状のものでも、板状のものでもよい。また、そのサイズも限定されない。
ここでいう携帯情報端末としては、例えば、スマートフォン、タブレットなどの携帯可能な端末を採用することができる。ただし、携帯情報端末はNFCタグを読み取るリーダとライタとの両方を具備したもの、または、リーダのみを搭載したものでなければならない。当然ながら、携帯情報端末は、商品情報サイトの情報を画面表示するディスプレイを有している。
NFC(Near Field Communication)タグとは、数メートル以内の近距離無線通信を行うためのRFID(Radio frequency identification)である。NFCタグは、アンテナと、高周波回路を有したNFC通信部と、ROMまたはRAMのタグ記憶部と、CPUを内蔵した制御部と、電源回路の受電部とを有している。
タグ記憶部には、商品の商品情報サイトのアドレスだけでなく、例えば、商品情報、商品に関連したサービス情報、店舗情報などを記憶させてもよい。
商品情報サイトは、インターネット回線に接続された管理サーバ(クラウドサーバを含む)により運営され、そのデータベースにコンテンツが記憶されている。
商品情報サイトの運営者は任意である。例えば、商品のメーカ、メーカと提携した商品の販売会社、商品を店舗販売する各種の店舗(例えば、スーパーマーケット、百貨店、ショッピングモール、個人の店舗など)でもよい。
商品情報としては、例えば、価格(定価など)、商品の成分、商品の特徴、使用方法、製造会社、販売会社などを採用することができる。その他、商品に関連したサービス情報(例えば、メーカや販売会社が主催する商品キャンペーンなどの情報)、商品の口コミ情報(例えば、商品を購入したユーザの使用感、商品のデザインについての感想、価格についての意見など)、商品に関連した店舗情報(例えば、電子ポイントアップデー、バーゲンセールなどの広告)でもよい。
また、請求項2に記載の考案は、前記掛止部には、前記商品を吊り下げる商品フック部が連結された請求項1に記載のNFCタグ付プロモーションフックである。
商品フック部の素材としては、例えば、各種のプラスチック、各種の金属などを採用することができる。商品フック部は、これらの素材からなる中実または中空の棒体(丸棒、角棒など)でもよい。
商品フック部の形状は任意である。例えば、直線状、先端が屈曲した直線状などを採用することができる。
また、請求項3に記載の考案は、前記掛止部には、前記商品を吊り下げる商品フック部が連結され、前記連結アームは、その基端部が前記商品フック部に固定または掛止されることで、間接的に前記掛止部に連結されたことを特徴とする請求項1に記載のNFCタグ付プロモーションフックである。
連結アームの基端部と商品フック部とは分離不能に連結(固定、固着)しても、着脱自在に連結(掛止)してもよい。
後者の場合、連結アームの基端部と、商品フック部との掛止構造は任意である。例えば、これらの何れか一方に掛止凸部を設け、その他方に掛止凹部を設けてもよい。
商品フック部における連結アームの基端部の連結位置は任意である。例えば、商品フック部の長さ方向の中間部でも、その基端部でもよい。
また、請求項4に記載の考案は、前記連結アームには、該連結アームの長さを変更する伸縮構造部が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載のNFCタグ付プロモーションフックである。
伸縮構造部としては、例えば、サイズが異なる複数の筒体を有したテレスコピック構造体を採用することができる。その他、蛇腹構造体などでもよい。
また、請求項5に記載の考案は、前記掲示部材または前記POPカードには、顧客の近接状態を人感センサが検知し、LEDを点滅させる人感点滅手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項4のうち、何れか1項に記載のNFCタグ付プロモーションフックである。
人感点滅センサとは、人間の近接状態を検知する人感センサと、顧客の注目を集めるためのLEDと、この人感センサの検知信号に基づき、LEDを点滅させるCPU付の点滅制御回路とを有したものである。
人感点滅センサの電源は任意である。例えば、各種の電池(ボタン電池など)でもよい。
LEDの点滅間隔は任意である。例えば、0.1〜数秒に1回の間隔(ピッチ)で点滅させてもよい。
請求項1に記載の考案によれば、店舗において、顧客が携帯情報端末をプロモーションフックの掲示部材またはPOPカードに取り付けたNFCタグにかざすと、近距離無線通信を介して、携帯情報端末(のNFCタグリーダ)が、タグ記憶部に記憶された情報を読み取り、NFCタグからの指令に基づき、携帯情報端末が自動的に起動する。しかも、携帯情報端末は、インターネット回線を通して、あらかじめタグ記憶部に記憶された商品情報サイトに自動アクセスし、そのサイト画面をディスプレイに表示する。
これにより、顧客が携帯情報端末をかざすだけでこの端末を自動起動させ、顧客が商品購入の動機となるサイト画面をディスプレイに表示し、顧客に対して、従来より多くの商品情報を提供することができる。
特に、請求項2に記載の考案によれば、掛止部に商品フック部を設けたため、プロモーションフックに、商品に対する意識や関心を高め、購買を促進するプロモーションの機能だけでなく、商品を吊り下げて陳列する機能を付与することができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、連結アームを商品フック部に固定または掛止することで、連結アームが間接的に掛止部に連結される。これにより、掛止部には、商品フック部を連結するスペースのみを確保することで、連結アームと商品フック部との両方を掛止部に取り付けることができる。
さらに、請求項4に記載の考案によれば、伸縮構造部によって連結アームの長さを変更できるように構成したため、例えば、店舗のディスプレイデザイナーなどの好みに合わせ、販売促進助成物に陳列した商品と重ならないように、掲示部材に掲示されたPOPカードを前後方向へ移動させることができる。
請求項5に記載の考案によれば、顧客が販売促進助成物に掛止したNFCタグ付プロモーションフックに近づくことで、人感点滅センサが顧客を検知し、LEDを点滅させる。これにより、掲示部材に掲示されたPOPカードの広告に顧客の視線を集めることができる。また、掲示部材またはPOPカードに、NFCタグ付きとの表示を行うことで、より多くの顧客を商品情報サイトに誘導することができる。
この考案の実施例1に係るNFCタグ付プロモーションフックが掛止された商品陳列棚の斜視図である。 この考案の実施例1に係るNFCタグ付プロモーションフックの斜視図である。 この考案の実施例1に係るNFCタグ付プロモーションフックの一部を構成するNFCタグの電気系統のブロック図である。 この考案の実施例2に係るNFCタグ付プロモーションフックの斜視図である。 この考案の実施例2に係るNFCタグ付プロモーションフックの掲示部材の首振り状態を示す要部拡大側面図である。 この考案の実施例2に係るNFCタグ付プロモーションフックの要部拡大斜視図である。 この考案の実施例2に係るNFCタグ付プロモーションフックの要部分解斜視図である。 この考案の実施例3に係るNFCタグ付プロモーションフックの斜視図である。 この考案の実施例3に係るNFCタグ付プロモーションフックの角バーへの掛止状態を示す要部拡大斜視図である。 この考案の実施例4に係るNFCタグ付プロモーションフックの斜視図である。 この考案の実施例5に係るNFCタグ付プロモーションフックが掛止されたハンガーディスプレイの斜視図である。 この考案の実施例5に係る別のNFCタグ付プロモーションフックが掛止されたハンガーディスプレイの斜視図である。 この考案の実施例6に係るNFCタグ付プロモーションフックの斜視図である。 この考案の実施例6に係るNFCタグ付プロモーションフックの角バーへの掛止状態を示す要部拡大斜視図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。
図1〜図3において、10はこの考案の実施例1に係るNFCタグ付プロモーションフックで、このNFCタグ付プロモーションフック10は、商品陳列棚11の側板を構成するサイドネット12に引っ掛けるための掛止部13に、商品14を吊り下げる商品フック部15が連結され、商品フック部15の基端部に、連結アーム16を介して、商品14のPOP広告を掲げるための掲示部材17が取り付けられたフック本体18と、このPOP広告が表示されて、掲示部材17に着脱自在に掲示されるPOPカード19と、POPカード19に設けられて、商品14の商品情報サイトのアドレスが記憶されたタグ記憶部20を有するとともに、顧客がスマートフォン(携帯情報端末)21をかざした際に、近距離無線通信によってスマートフォン21を自動起動状態とし、かつインターネット回線を介して、スマートフォン21を商品情報サイト(Webサイト)へのアクセス状態とするNFCタグ22とを備えたものである。
以下、これらの構成体を具体的に説明する。
NFCタグ付プロモーションフック10とは、NFC(Near Field Communication)タグ22が取り付けられた販売促進助成物である。
NFCタグ付プロモーションフック10は、逆J字状に屈曲した板状の掛止部13を有している。上端部の湾曲部分を、サイドネット12に引っ掛ける。掛止部13の表面の中央部付近には、長尺なステンレス棒からなる商品フック部15の基端部が固定されている。
商品フック部15の先端部(前端部)は、商品14の脱落を防ぐため、斜め上方へ屈曲している。また、商品フック部15の基端部付近の上部には、商品フック部15より細いステンレス棒を屈曲させた連結アーム16の基端部が分離不能に連結されている。連結アーム16は、その短尺な基端部が上方へ延びた後、前方へ長い平面視してカギ括弧状に屈曲し、その後、上方へ向かって短尺に屈曲したものである。連結アーム16は、商品フック部15を介して、間接的に掛止部13に連結されている。
掲示部材17は、下枠部が前方へ向かって上方傾斜した上向きコの字状の外枠23と、外枠23に嵌入された肉厚で透明なプラスチック板24とを有したカードホルダである。プラスチック板24の上面の厚さ方向の中間部から板全体には、左右方向へ長いスリット25が形成されている。スリット25には、横長矩形状のPOPカード19が抜き差し自在に挿入されている。なお、POPカード19を、プラスチック板24の前面に掛止してもよい。POPカード19は、その表面が、商品14の価格等を印刷した広告表示面となっている。POPカード19の上辺の中央部には、円弧状の隆起部19aが一体形成されている。この隆起部19aの裏面にNFCタグ22が貼着されている。
NFCタグ22は、ISO/IEC18092で標準化された周波数13.56MHzの近距離無線通信方式のRFID(Radio frequency identification)タグである。NFCタグ22は、パッシブ型無線タグと同様に、NFCタグ22のリーダ/ライタを有したスマートフォン21から非接触で供給された電力により動作する。
図3のブロック図に示すように、NFCタグ22は、合成樹脂からなる円形のベースシートSの面に、渦巻状のアンテナaと、NFC通信部26と、タグ記憶部20と、制御部27と、受電部28とを有している。
NFC通信部(高周波回路)26は、近傍(例えば数m)にかざされたスマートフォン21との近距離無線通信を実行する手段である。
タグ記憶部20は、クラウドサーバが運営する商品14の商品情報サイトのアドレスを記憶する手段である。
制御部27は、CPUを内蔵して、NFCタグ22の全体を制御する手段である。
受電部28は、電源回路を有して、NFC通信部26を通してスマートフォン21からの電力を非接触で受電する手段である。
スマートフォン21は、携帯情報端末の一種で、表示部としてのディスプレイ29と、NFCタグ22のリーダ・ライタとを有している。
クラウドサーバは、インターネット回線に接続され、かつ商品14のメーカが運営するクラウド上のサーバである。なお、クラウドサーバは、メーカではなく店舗が運営してもよい。クラウドサーバのデータベース(記憶部)に、商品情報サイト(Webサイト)のコンテンツが記憶されている。
商品14の情報としては、成分表、商品特徴、使用方法、製造会社、販売会社、商品14に関連したサービス情報などを採用することができる。
次に、図1〜図3を参照して、本考案のNFCタグ付プロモーションフック10の使用方法を説明する。
図1および図2に示すように、店舗内において、商品陳列棚11の前で、顧客が特定の商品14に興味を感じたとき、スマートフォン21をNFCタグ付プロモーションフック10のPOPカード19にかざす。これにより、スマートフォン21から近距離無線発信を通して発信された電力が、アンテナaからNFC通信部26を通して受電部28が受電し、NFCタグ22が作動する。なお、顧客がスマートフォン21をNFCタグ22にかざした時、スマートフォン21に電子ポイントを付与してもよい。
すなわち、タグ記憶部20に記憶された商品14の商品情報サイトのアドレスがスマートフォン21へ送信され、これに基づき、スマートフォン21が商品情報サイトに自動アクセスし、そのサイトページをディスプレイ29に表示する。顧客は、商品情報サイトから商品14についての所望の情報、その他、キャンペーン情報、イベント情報、口コミ情報などを入手する。
このとき、顧客のスマートフォン21と商品情報サイト(サーバ)との間で、様々な事柄について双方向の情報交換を行ってもよい。例えば、入手したキャンペーン情報に対してのキャンペーンへの応募およびその受付管理、イベント情報に対しての顧客の質問およびその解答(オペレータ対応を含む)、口コミ情報に対しての顧客の評価、その評価へのポイント付与などである。
このように、NFCタグ付プロモーションフック10は、顧客がスマートフォン21をかざすだけでこの端末を自動起動させ、顧客が商品14の購入の動機となるサイト画面をディスプレイ29に表示し、顧客に対して、従来より多くの商品14情報を店舗内でリアルタイムに提供することができる。
また、掛止部13に商品フック部15を設けたため、NFCタグ付プロモーションフック10に、商品14に対する意識や関心を高め、購買を促進するプロモーションの機能だけでなく、商品14を吊り下げて陳列する機能を付与することができる。
さらに、連結アーム16を商品フック部15に固定することで、連結アーム16が間接的に掛止部13に連結される。これにより、掛止部13には、商品フック部15を連結するスペースのみを確保することで、連結アーム16と商品フック部15との両方を掛止部13に取り付けることができる。
次に、図4〜図7を参照して、本考案の実施例2に係るNFCタグ付プロモーションフックを説明する。
図4に示すように、本考案の実施例2に係るNFCタグ付プロモーションフック10Aの特徴は、フック本体18Aの連結アーム16Aが、クリップ30を介して商品フック部15に掛止されることにより、間接的に掛止部13に連結された点である。
図4および図5に示すように、連結アーム16Aは、横向きL字状をしたプラスチック製の太い丸棒で、その下向きの基端部には、商品フック部15の基端部を左右方向から把持するプラスチック製のクリップ30が一体形成されている。商品フック部15の基端部が固定される掛止部13は、下向きコの字状に屈曲した金属板からなる。掛止部13の前板13aの略中央部に商品フック部15の基端が固着されている。また、連結アーム16Aの先端部には、水平方向に延びる短尺な回動ピン31を介して、掲示部材17Aの裏面の中央部から突出した舌片32が軸支されている。これにより、掲示部材17Aは前後方向へ首振り自在に構成されている。
図6および図7に示すように、この掲示部材17Aは、横長な矩形状のプラスチック製のカード掲示板33を有している。カード掲示板33の表面には、その下縁および左右の縁に複数のカード掛止突起34が配されている。各カード掛止突起34を介して、上部に商品14の価格、下部にバーコードがそれぞれ印刷された横長な矩形状の第1のPOPカード19Aと、その裏側に重ねられる縦長な矩形状の第2のPOPカード19Bとが掛止される。カード掲示板33の上端部の左右の幅方向の中間部付近には、第1のPOPカード19Aの抜き差しが容易なように、円弧状の凹部33aが形成されている。また、カード掲示板33の一側には、短冊状をした延長部33bが、カード掲示板33と同一素材で一体形成されている。この延長部33bの表面にも、比較的大きくて見やすいNFCタグ22の表示がなされている。
また、第2のPOPカード19Bの上辺の中央部には、円弧状の隆起部19aが一体形成されている。この隆起部19a分の表面にはNFCタグ22の表示が印刷され、また隆起部19a分の裏面にはNFCタグ22が貼着されている。
このように、クリップ30を介して、連結アーム16Aを商品フック部15に着脱自在としたため、既存の商品フックを、ワンタッチで本考案のNFCタグ付プロモーションフック10Aとすることができる。
また、連結アーム16Aの先端部に、回動ピン31を介して、掲示部材(カード掲示板33)17Aを前後方向へ首振り自在に構成したため、商品陳列棚11に掛止されたNFCタグ付プロモーションフック10Aの高さに応じて、顧客が見やすい角度に第1のPOPカード19Aおよび第2のPOPカード19Bの向きを調整することができる。
その他の構成、作用および効果は、実施例1と略同じであるため、説明を省略する。
次に、図8および図9を参照して、本考案の実施例3に係るNFCタグ付プロモーションフック10Bを説明する。
図8に示すように、本考案の実施例3に係るNFCタグ付プロモーションフック10Bの特徴は、フック本体18Bの連結アーム16Bと商品フック部15とを、1本の細長いステンレス製の丸棒を屈曲して形成するとともに、掲示部材17Bに、顧客の接近を人感センサ35aにより検知したとき、顧客の注意を引くためのLED34を点滅させる人感点滅手段35を設けた点である。
連結アーム16Bは横向きL字状の丸棒で、連結アーム16Bより長尺な細長い商品フック部15の基端に一体的に連結されている。掛止部13Aの表面には、この連結アーム16Bの下方へ屈曲した基端部が分離不能に固定されている。また、掛止部13Aは、この連結アーム16Bが固定された前板13aと、前板13aと平行でこれより短尺な背板13bと、前板13aと背板13bとの上端同士を連結する上板13cとからなる逆Jの字を構成するものである。1本の丸棒により連結アーム16Bと商品フック部15とを一体形成したため、NFCタグ付プロモーションフック10Bの製造が容易となり、低コスト化が図れる。
また、掲示部材17Bは、第1のPOPカード19Aが着脱自在に掛止される横長な矩形状のカード掲示板33Aを有している。カード掲示板33Aの一側に突出し、表面にNFCタグ22付きと表示された延長部33bの裏面には、NFCタグ22が固定されている。
さらに、この延長部33bの上部の裏面には、人感センサ35aに赤外線、超音波、可視光などを利用した人感点滅手段35が取り付けられている。LED34は、延長部33bの上端部の表面から露出している。図示しないものの人感点滅手段35は、LED34用のボタン電池を有している。
顧客が商品陳列棚11に掛止したNFCタグ付プロモーションフック10Bに近づくことで、人感点滅センサが顧客を検知し、人感点滅手段35の制御部がLED34を点滅させる。これにより、カード掲示板33Aに掲示された第1のPOPカード19Aの広告に顧客の視線を集めることができる。
なお、実施例3のNFCタグ付プロモーションフック10Bは、図9に示すように、掛止部13Aを介して、商品陳列棚11の角バー36にも掛止することができる。
その他の構成、作用および効果は、実施例1および実施例2から推測可能な範囲であるため、説明を省略する。
次に、図10を参照して、本考案の実施例4に係るNFCタグ付プロモーションフックを説明する。
図10に示すように、本考案の実施例4に係るNFCタグ付プロモーションフック10Cの特徴は、実施例3の掲示部材17Bに代えて、既存のカードホルダ37が連結アーム16Bの先端部に固定され、このカードホルダ37のポケット37aに、NFCタグ22と人感点滅手段35とが配されたPOPカード19Cを抜き差し自在に取り付けた点である。これにより、既存のプロモーションフックを、容易に本考案のNFCタグ付プロモーションフック10Cとすることができる。
その他の構成、作用および効果は、実施例3と略同じであるため、説明を省略する。
次に、図11を参照して、本考案の実施例5に係るNFCタグ付プロモーションフックを説明する。
図11に示すように、本考案の実施例5に係るNFCタグ付プロモーションフック10Dの特徴は、大判の縦長な厚紙製で、かつ上端部に吊り紐38が付いたハンガーディスプレイ39に、NFCタグ付プロモーションフック10Dを、縦横各4つずつ、合計16個配列させた点である。
NFCタグ付プロモーションフック10Dの連結部13Bは、ハンガーディスプレイ39に固着されている。連結アーム16Cは、下向きL字状の細長いステンレス棒で、その基端部が商品フック部15の基端部付近に分離不能に連結されている。また、連結アーム16Cの先端には、横長な矩形状のプラスチック製のカード掲示板33Aが固着されている。
また、図12に示すように、別のハンガーディスプレイ39A用のNFCタグ付プロモーションフック10Eとして、例えば、ハンガーディスプレイ39Aに複数穿たれた矩形状の掛止穴39aに掛止可能な掛止部13Cを有したものなどを採用することができる。
具体的には、下底より上底の方が長い台形状の前板片13dと、前板片13dの上縁部の裏面に各基端部が一体形成され、かつ上方へ直角に屈曲した左右一対のボード掛止フック13eとを有した掛止部13Cである。使用時には、2本のボード掛止フック13eを掛止穴39aに挿入し、それぞれを掛止穴39aの上端形成部の裏側に引っ掛けて使用する。
このように、ハンガーディスプレイ39、39Aを利用することで、商品陳列棚11が設置できない場所にも、本考案のNFCタグ付プロモーションフック10D,10Eを利用して商品14を陳列することができる。
その他の構成、作用および効果は、実施例6と略同じであるため、説明を省略する。
次に、図13および図14を参照して、本考案の実施例6に係るNFCタグ付プロモーションフックを説明する。
図13に示すように、本考案の実施例6に係るNFCタグ付プロモーションフック10Fの特徴は、商品フック部15を省略し、連結アーム16Dに、その長さを変更するための伸縮構造部40を設けた点である。
具体的には、大小2本の角筒41,42を有したテレスコピック方式の伸縮構造部40を、掛止部13Aの前板13aの中央部に固定し、小さい角筒42の先端にカード掲示板33Aを固定したものである。このNFCタグ付プロモーションフック10Fは、掛止部13Aを介して、商品陳列棚11のサイドネット12だけでなく、商品陳列棚11の角バー36にも掛止することができる(図14を参照)。
このように、伸縮構造部40によって連結アーム16Dの長さを変更可能としたため、例えば、店舗のディスプレイデザイナーなどの好みに合わせ、陳列した商品14と重ならないように、掲示部材17Bに掲示された第1のPOPカード19Aを前後方向へ移動させることができる。
その他の構成、作用および効果は、実施例3と略同じであるため、説明を省略する。
本考案のNFCタグ付プロモーションフックは、店舗の商品陳列棚などに設置されて、商品の販売促進を行うものとして有用な技術である。
10,10A〜10F NFCタグ付プロモーションフック
13,13A〜13C 掛止部
14 商品
15 商品フック部
16,16A〜16C 連結アーム
17,17A,17B 掲示部材
18,18A,18B フック本体
19 POPカード
19A 第1のPOPカード(POPカード)
19B 第2のPOPカード(POPカード)
20 タグ記憶部
21 スマートフォン(携帯情報端末)
22 NFCタグ
34 LED
35 人感点滅手段
35a 人感センサ
40 伸縮構造部

Claims (5)

  1. 商品を陳列する販売促進助成物に引っ掛けるための掛止部に、連結アームを介して、前記商品のPOP広告を掲げるための掲示部材が取り付けられたフック本体と、
    前記POP広告が表示されて、前記掲示部材に着脱自在に掲示されるPOPカードと、
    前記掲示部材または前記POPカードに設けられて、前記商品の商品情報サイトのアドレスが記憶されたタグ記憶部を有するとともに、顧客が携帯情報端末をかざした際に、近距離無線通信によって該携帯情報端末を自動起動状態とし、かつインターネット回線を介して、前記携帯情報端末を前記商品情報サイトへのアクセス状態とするNFCタグと、を備えたことを特徴とするNFCタグ付プロモーションフック。
  2. 前記掛止部には、前記商品を吊り下げる商品フック部が連結された請求項1に記載のNFCタグ付プロモーションフック。
  3. 前記掛止部には、前記商品を吊り下げる商品フック部が連結され、
    前記連結アームは、その基端部が前記商品フック部に固定または掛止されることで、間接的に前記掛止部に連結されたことを特徴とする請求項1に記載のNFCタグ付プロモーションフック。
  4. 前記連結アームには、該連結アームの長さを変更する伸縮構造部が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち、何れか1項に記載のNFCタグ付プロモーションフック。
  5. 前記掲示部材または前記POPカードには、顧客の近接状態を人感センサが検知し、LEDを点滅させる人感点滅手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項4のうち、何れか1項に記載のNFCタグ付プロモーションフック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7340305B1 (ja) * 2023-02-27 2023-09-07 株式会社アイラボ Icタグ広告

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