JP3214032U - 伸縮ハンガー - Google Patents
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Abstract
【課題】異なるサイズの乳幼児用衣服に用いることができ,乳幼児用ズボンなどウェストがゴムによって調整される衣服等においても,ゴムの弾性に応じてアーム幅を維持することができるなど,経済的かつ簡易に用いることのできる伸縮用ハンガーを提供する。【解決手段】吊りフックが設けられるハンガー本体2と,ハンガー本体2に対してハンガー幅が拡縮する方向にスライド可能に嵌入される左右両側のアーム3からなるハンガー1であって,ハンガー本体2のアーム3との係合部4にハンガー本体2の中心方向に向かってテーパーがつけられた複数の溝部5を設け,係合部4に該溝部5と対向する凸部を設けることにより,衣服を掛けるのに適したハンガー幅を維持する。アーム3のハンガー本体2との係合部4近傍に掛止部を設けることにより,ハンガー幅を拡幅する方向にアーム3をスライドさせた場合にも,アーム3がハンガー本体2から離脱しない。【選択図】図1
Description
本考案は,衣類用ハンガーに関するものである。
衣類用ハンガーについては,従来から広く普及しているが,一般的には,中央部にフックを設けるとともに,左右対称な両肩部を一体として形成されたものが多いが,現在では,様々な形状のものが用いられている。
例えば,そで幅の広い和服等にハンガーを通すために,和服内にハンガーを入れた後に,ハンガーに採用されたパイプを左右に伸ばすものや(特許文献1参照),幼児用ティーシャツの襟ぐりからハンガーを入れることを容易にするために,衣服内にハンガーを入れた後,中央に収められた外管をスプリング軸を用いて一方に伸ばすハンガー(特許文献2参照)等が存在する。
しかしながら,乳幼児の成長は早く,成長に合わせ,衣服のサイズも短期間で著しく変化することから,一般的なハンガーを用いる場合には,衣服のサイズ変化に合わせて大きさの異なる多種のハンガーを用意する必要があり,非効率的かつ非経済的であるという問題があった。
また,乳幼児用の衣服は,成人用に比べサイズが小さく,また,着用する乳幼児の安全を考慮し,ズボン等のウェストは紐ではなくゴムによって調整されるのが一般的であり,衣服内にハンガーを入れた後に,ハンガーに採用されたパイプを左右に伸ばすものでは(特許文献1参照),ズボン等をハンガーに掛けようとした場合,ハンガーが当該ズボン等のゴムの弾性等に応じた適切な形状を維持できないという問題があった。
さらに,衣服内にハンガーを入れた後,中央から一方に外管を伸ばす場合(特許文献2参照),ティーシャツやズボン等のサイズが小さいときには,ハンガー中央部から左右の肩部までの距離が異なることとなり,衣服の形状を損ねる危険性があるとともに,スプリング軸を具える必要があることから,製造にあたってコスト高となる問題があった。
本考案は,上記の各問題に鑑みてなされたもので,一つのハンガーで,乳幼児が着用する異なるサイズの衣服に用いることができ,ズボン等を掛けたときであっても,ゴムの弾性等を考慮し適切な幅を維持するとともに,安価かつ高い生産性を有するハンガーの提供を目的とする。
上記課題を解決するため,本考案の請求項1記載のハンガーは,吊りフックが設けられるハンガー本体と,このハンガー本体に対してハンガー幅が拡縮する方向にスライド可能に嵌入される左右両側のアームからなるハンガーであって,ハンガー本体のアームとの係合部にハンガー本体の中心方向に向かってテーパーがつけられた複数の溝部を設け,アームのハンガー本体との係合部に該溝部と対向する凸部を設けることにより,衣服を掛けるのに適したハンガー幅を維持することを特徴とするものである。
また,本考案の請求項2記載のハンガーは,前記アームのハンガー本体との係合部近傍に掛止部を設けることにより,ハンガー幅を拡幅する方向にアームをスライドさせた場合にも,前記アームがハンガー本体から離脱しないことを特徴とするものである。
本考案において,アーム部はハンガー本体に対してハンガー幅が拡縮する方向にスライド可能に嵌入されていることから,ハンガー幅を容易に変更することができ,異なるサイズの衣服にも用いることができ,経済的かつ効率的である。
また,本考案においては,ハンガー本体のアームとの係合部にハンガー本体の中心に向かってテーパーがつけられた複数の溝部が設けられ,該溝部と対向するアームの係合部に凸部を設けられていることから,ゴム等を用いてウェストが調整されている衣服についても,当該ゴムの弾性に応じ,アームの位置が固定されることから,これによって,衣服を掛けるのに適したハンガー幅を維持することができ,スプリング等の部材を用いることもなく,高い生産性を有し,安価に提供することができる。
以下,本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
本考案は,吊りフックが設けられるハンガー本体と,このハンガー本体に対してハンガー幅が拡縮する方向にスライド可能に嵌入される左右両側のアームからなるハンガーであって,ハンガー本体のアームとの係合部にハンガー本体の中心に向かってテーパーがつけられた複数の溝部と,該溝部と対向するアームの係合部に凸部を設けることにより,衣服を掛けるのに適した幅を維持することができる(図1,2,5及び6参照)
また,アームのハンガー本体との係合部近傍に掛止部を設けることにより,ハンガー幅を拡幅する方向にアームをスライドさせた場合にも,前記アームがハンガー本体から離脱しない(図1及び4参照)。
1 ハンガー
2 ハンガー本体
3 アーム
4 係合部
5 溝部
6 凸部
7 掛止部
2 ハンガー本体
3 アーム
4 係合部
5 溝部
6 凸部
7 掛止部
Claims (2)
- 吊りフックが設けられるハンガー本体と,このハンガー本体に対してハンガー幅が拡縮する方向にスライド可能に嵌入される左右両側のアームからなるハンガーであって,ハンガー本体のアームとの係合部にハンガー本体の中心方向に向かってテーパーがつけられた複数の溝部を設け,アームのハンガー本体との係合部に該溝部と対向する凸部を設けることにより,衣服を掛けるのに適したハンガー幅を維持することを特徴とするハンガー。
- 前記アームのハンガー本体との係合部近傍に掛止部を設けることにより,ハンガー幅を拡幅する方向にアームをスライドさせた場合にも,前記アームがハンガー本体から離脱しないことを特徴とする,前記1記載のハンガー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004517U JP3214032U (ja) | 2017-10-03 | 2017-10-03 | 伸縮ハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004517U JP3214032U (ja) | 2017-10-03 | 2017-10-03 | 伸縮ハンガー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3214032U true JP3214032U (ja) | 2017-12-14 |
Family
ID=60659251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017004517U Active JP3214032U (ja) | 2017-10-03 | 2017-10-03 | 伸縮ハンガー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3214032U (ja) |
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2017
- 2017-10-03 JP JP2017004517U patent/JP3214032U/ja active Active
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Legal Events
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