JP3213981U - テラヘルツ波樹液温熱シート - Google Patents
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Abstract
【課題】テラヘルツ波を効果的に放出し、低温火傷を防止することができ樹液温熱シートを提供する。【解決手段】不織布製の液体保持部材に木酢液又は竹酢液を含浸させた樹液シート12と、樹液シート12を人肌に貼付するための粘着固定シート11と、多孔性フィルムを用いた粒体保持部材に鉄粉及び活性炭を収容し、樹液シート12を加熱する温熱シート21とを備え、温熱シート21が35℃以上かつ40℃以下を保持し、樹液シート12が人肌に対しテラヘルツ波を放出する。【選択図】図7
Description
本考案は、テラヘルツ波樹液温熱シートに係り、さらに詳しくは、テラヘルツ波を効果的に放出することができる樹液を用いた温熱シートに関する。
足裏に貼付して使用される樹液温熱シートが従来から知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された樹液温熱シートは、鉄粉を酸素と反応させて酸化熱を発生させる温熱シートと、木酢液、竹酢液などの樹液を有効成分とする樹液シートと、片面粘着固定シートとを重ね合わせて構成される。このような樹液温熱シートを患部に貼付することにより、当該患部に対し、樹液による血行促進効果と、加温による血行促進効果の相乗効果が得られる。
樹液温熱シートに使用される温熱シートは、防寒用懐炉と同様の素材及び構造からなるため、長時間使用すると低温火傷を生じる場合があるという問題があった。また、温熱シートを使用しない樹液シートのみでは、十分な効果が得られないという問題があった。
一方、テラヘルツ波は、共振現象により人体の新陳代謝を活性化させ、体内の老廃物を排出する作用があるといわれている。また、透過性が高く人体の深部まで到達して上記作用を奏することができるといわれている。テラヘルツ波は、周波数が1THz前後の電磁波であり、例えば300GHz〜3THz(波長100μm〜1mm)の電磁波をいう。
本考案は、テラヘルツ波を効果的に放出することができる樹液を用いた温熱シートを提供することを目的とする。また、低温火傷を防止することができ樹液温熱シートを提供することを目的とする。
本考案の第1の態様によるテラヘルツ波樹液温熱シートは、不織布製の液体保持部材に木酢液又は竹酢液を含浸させた樹液シートと、上記樹液シートを人肌に貼付するための粘着固定シートと、多孔性フィルムを用いた粒体保持部材に鉄粉及び活性炭を収容し、上記樹液シートを加熱する温熱シートとを備え、上記温熱シートが35℃以上かつ40℃以下を保持し、上記樹液シートが上記人肌に対しテラヘルツ波を放出するように構成される。
このような構成を採用することにより、樹液シートの温度を35℃以上かつ40℃以下に保持することができるので、テラヘルツ波を効果的に放出することができ、樹液温熱シートが貼付された患部の新陳代謝を活性化させ、体内の老廃物を排出する作用を奏する。また、長時間頒布した場合であっても、低温火傷が発生するのを防止することができる。
本考案の第2の態様によるテラヘルツ波樹液温熱シートは、第1シート及び第2シートで構成される。上記第1シートは、不織布製の液体保持部材に木酢液又は竹酢液を含浸させた樹液シートと、人肌に貼付するための粘着面を有し、上記粘着面側に上記樹液シートを設けた粘着固定シートと、上記樹液シートの効能面を覆う第1剥離シートとを備える。また、上記第2シートは、鉄粉及び活性炭を収容する多孔性フィルムを用いた粒体保持部材を有し、上記第1シートに頒布するための粘着面を有し、上記第1シートを加熱するための温熱シートと、上記粘着面を覆う第2剥離シートとを備える。さらに、上記第1シートは、上記第1剥離紙を剥離した後に人肌に貼付され、上記第2シートは、第2剥離紙を剥離した後に上記第1シートに貼付され、上記温熱シートは35℃以上かつ40℃以下を保持し、上記樹液シートが上記人肌に対しテラヘルツ波を放出するように構成される。
このような構成を採用することにより、テラヘルツ波樹液温熱シートを使用前には互いに分離された第1シート及び第2シートにより構成し、第1シート及び第2シートを個別に保存し、良好な品質を保持することができる。
本考案によれば、テラヘルツ波を効果的に放出することができる樹液を用いた温熱シートを提供することができる。また、低温火傷を防止することができ樹液温熱シートを提供することができる。
図1は、本考案の実施の形態によるテラヘルツ波樹液温熱シート1の一構成例を示した図であり、各構成要素を展開して示した展開斜視図である。
テラヘルツ波樹液温熱シート1は、互いに分離して保管が可能な第1シートS1及び第2シートS2により構成される。第1シートS1は、人肌に貼付されるシートであり、粘着固定シート11、樹液シート12及び剥離シート13により構成される。第2シートS2は、人肌に貼付された第1シートS1上に貼付されるシートであり、温熱シート21及び剥離シート22により構成される。
図2は、図1の第1シートS1の詳細構成を示した図であり、図中の(a)には、平面図、図中の(b)には断面図が示されている。
粘着固定シート11は、人肌に対し樹液シート12を着脱可能に密着固定するためのシート状部材であり、その一面は、人肌に対し着脱可能であり、かつ、日常的な動作によって容易に離脱しない適度な粘着性を有する粘着面として形成される。この粘着面は、例えば横120mm×縦90mmの矩形形状を有し、その中央に樹液シート12が取り付けられている。
樹液シート12は、木酢液又は竹酢液を含む樹液を含浸させた不織布製の樹液保持部材であり、粘着固定シート11よりも面積の小さいシート状部材からなる。樹液シートは、一方の一面が人肌に直接接触する効能面となり、他方の面が粘着固定シートに固着される。効能面は、例えば横80mm×縦70mmの矩形形状からなる。
樹液シート12は、例えば、不織布で形成された袋体内に、効能成分としての液体又は粉末が含浸され、あるいは、封入されている。効能成分には、木酢液又は竹酢液などの樹液が含まれている。また、例えば、漢方原料粉末、植物粉末、天然鉱物原料、保湿剤、酸化防止剤、香料、アロマエッセンスなどの中から任意に1又は2以上の成分を加えることもできる。これらの有効成分は、人肌を介して人体に作用し、血行促進などの効果を奏する。また、所定の温度に保持することにより、テラヘルツ波を効果的に放出し、テラヘルツ波が人体に作用することにより、新陳代謝の活性化や体内の老廃物の排出などの効果を奏する。
剥離シート13は、テラヘルツ波樹液温熱シート1の使用前に、粘着固定シート11の粘着面と、樹液シート12の効能面とを保護するシート状部材であり、粘着シート11に対応した形状及び大きさからなる。剥離シート13は、中央付近において予め2枚のシート片に分割され、互いに一部が重複するように配置されている。このため、シート片の重複部を指でつまむことにより、粘着固定シート11から容易に離脱することができる。図3は、図1の剥離シート13を粘着固定シート11から剥離するときの様子を示した説明図である。
図4は、図1の第2シートS2の詳細構成を示した図であり、図中の(a)には、平面図、図中の(b)には断面図が示されている。
温熱シート21は、多孔性フィルムを用いた粒体保持部材内に、鉄粉、活性炭、木粉、バーミキュライト、食塩などを封入されて構成される。温熱シート21は、鉄粉が空気中の酸素と反応して酸化鉄(水酸化第二鉄)になる酸化作用によって発熱し、35℃以上40℃以下の温度を保持する。なお、第2シートS2は、使用前は図示しない保管袋内に密封されているため、当該保管袋を開封することによって温熱シート21が発熱する。
また、温熱シート21は、その一面が、粘着固定シート11の外面上に取り付けるための粘着面として形成される。温熱シート21は、粘着固定シート11よりも面積の小さいシート状部材からなり、粘着面は、例えば横95mm×縦70mmの矩形形状を有する。
温熱シート21の温度は、鉄粉に対する酸素供給量によって決まり、多孔質フィルムの通気量と、活性炭の量により調節することができる。一般的な防寒用懐炉の温度は42℃以上であるが、温熱シート21は、多孔質フィルムの孔を小径化し、あるいは、孔の数を減少させることにより、一般的な防寒用懐炉よりも通気量を低減させている。また、鉄粉の量に対し、酸素の吸着作用がある活性炭の量を一般的な防寒用懐炉よりも減少させている。このような方法により、酸化作用に寄与する酸素量を抑制的に調整することにより、温熱シート21は、35℃以上かつ40℃以下の温度に保持することを可能にしている。
温熱シートを35℃以上に保持することにより、患部を暖める温熱効果が得られるのに加えて、樹液シート12を暖め、テラヘルツ波を効果的に放出することができる。また、温熱シート21を40℃以下に保持することにより、人肌に貼付した状態が長時間継続した場合であっても低温火傷が生じるのを防止することができる。
剥離シート22は、テラヘルツ波樹液温熱シート1の使用前に、温熱シート21の粘着面を保護するシート状部材であり、粘着面に応じた形状及び大きさからなる。剥離シート22は、中央付近において予め2枚のシート片に分割されている。このため、シート片の端部を指でつまむことにより、温熱シート21から容易に離脱することができる。図5は、図1の剥離シート13を粘着固定シート11から剥離するときの様子を示した説明図である。
図6の(a)〜(d)は、本実施の形態によるテラヘルツ波樹液温熱シート1の貼付方法を時系列順に示した説明図である。使用前の第1シートS1及び第2シートS2は、図示しない個別の保管袋内にそれぞれ保管されている。まず、第1シートS1を保管袋から取り出し、第1シートS1から剥離シート13のシート片の一方のみを剥がす(図中の(a))。次に、樹液シート12の効能面を足裏などの患部に接触させるように第1シートS1を貼付する(図中の(b))。その後、剥離シート13のシート片の他方も剥がし、第1シートS1を患部に対し完全に貼付する(図中の(c))。次に、第2シートS2を保管袋から取り出し、人肌に貼付された粘着固定シート11に対し、剥離シート22を剥がしながら温熱シート21が貼付される(図中(d))。
図7は、人肌に貼付された状態のテラヘルツ波樹液温熱シート1の断面図である。人肌側から順に、樹液シート12、粘着固定シート11及び温熱シート21が配置されている。温熱シート21の熱は、薄い粘着固定シート11を介して、樹液シート12に伝導するため、樹液シート12は、温熱シート21と略同一の温度に保持される。
本実施の形態によるテラヘルツ波樹液温熱シート1は、使用前には分離された第1シート及び第2シートで構成される。このため、第1シートS1及び第2シートS2を個別に保存することができ、使用開始前の第1シートS1及び第2シートS2を良好な品質に保持することができる。
本実施の形態によるテラヘルツ波樹液温熱シート1は、樹液シート12が患部に直接触れることによって、その有効成分による血行促進効果が得られる。また、温熱シート21により患部が暖めて血行促進効果が得られる。さらに、温熱シート21が35℃以上に保持されることにより、テラヘルツ波が効果的に放出され、テラヘルツ波による血行促進効果が得られる。また、温熱シート21が40℃以下に保持されることにより、患部の低温火傷を防止することができる。
1 テラヘルツ波樹液温熱シート
11 粘着固定シート
12 樹液シート
13 剥離シート
21 温熱シート
22 剥離シート
S1 第1シート
S2 第2シート
11 粘着固定シート
12 樹液シート
13 剥離シート
21 温熱シート
22 剥離シート
S1 第1シート
S2 第2シート
本考案の第2の態様によるテラヘルツ波樹液温熱シートは、第1シート及び第2シートで構成される。上記第1シートは、不織布製の液体保持部材に木酢液又は竹酢液を含浸させた樹液シートと、人肌に貼付するための粘着面を有し、上記粘着面側に上記樹液シートを設けた粘着固定シートと、上記樹液シートの効能面を覆う第1剥離シートとを備える。また、上記第2シートは、鉄粉及び活性炭を収容する多孔性フィルムを用いた粒体保持部材を有し、上記第1シートに頒布するための粘着面を有し、上記第1シートを加熱するための温熱シートと、上記粘着面を覆う第2剥離シートとを備える。さらに、上記第1シートは、上記第1剥離シートを剥離した後に人肌に貼付され、上記第2シートは、上記第2剥離シートを剥離した後に上記第1シートに貼付され、上記温熱シートは35℃以上かつ40℃以下を保持し、上記樹液シートが上記人肌に対しテラヘルツ波を放出するように構成される。
Claims (2)
- 不織布製の液体保持部材に木酢液又は竹酢液を含浸させた樹液シートと、
上記樹液シートを人肌に貼付するための粘着固定シートと、
多孔性フィルムを用いた粒体保持部材に鉄粉及び活性炭を収容し、上記樹液シートを加熱する温熱シートとを備え、
上記温熱シートが35℃以上かつ40℃以下を保持し、上記樹液シートが上記人肌に対しテラヘルツ波を放出することを特徴とするテラヘルツ波樹液温熱シート。 - シート及び第2シートで構成され、
上記第1シートは、
不織布製の液体保持部材に木酢液又は竹酢液を含浸させた樹液シートと、
人肌に貼付するための粘着面を有し、上記粘着面側に上記樹液シートを設けた粘着固定シートと、
上記樹液シートの効能面を覆う第1剥離シートとを備え、
上記第2シートは、
鉄粉及び活性炭を収容する多孔性フィルムを用いた粒体保持部材を有し、上記第1シートに頒布するための粘着面を有し、上記第1シートを加熱するための温熱シートと、
上記粘着面を覆う第2剥離シートとを備え、
上記第1シートは、上記第1剥離紙を剥離した後に人肌に貼付され、上記第2シートは、第2剥離紙を剥離した後に上記第1シートに貼付され、
上記温熱シートは35℃以上かつ40℃以下を保持し、上記樹液シートが上記人肌に対しテラヘルツ波を放出することを特徴とするテラヘルツ波樹液温熱シート。
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