JP3213756U - 卵胞内卵子吸引採取器具 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、吸引圧が低いと卵子が採取されず、高いと体外成熟過程で必須である卵子周囲の卵丘細胞が剥離されて裸化されてしまうことから、作業には熟練を要する。また、注射筒による吸引採取は、術者によって吸引圧が異なることや、一定時間、適正な吸引圧を維持しながら採取することは困難である。
特許文献1は、卵巣組織内に刺入して組織中の卵子を吸引する中空吸引針と、中空吸引針と連通して吸引された卵子を貯留する貯留容器と、貯留容器内部を陰圧にする吸引ポンプとを備え、卵巣からの卵子を吸引採取するに当たって、作業者の吸引操作を補助して、作業者の熟練度を軽減することができ、採取操作自体を簡便化できる卵子採取用吸引装置を開示している。
しかし、特許文献1では、吸引時には外気取入口を指で塞ぐ必要があり、指で外気取入口を塞ぐという操作が、吸引採取作業に影響を与えてしまう。
請求項2記載の本考案は、請求項1に記載の卵胞内卵子吸引採取器具において、前記ジョイント11をルアーロックによる接続としたことを特徴とする。
請求項3記載の本考案は、請求項1又は請求項2に記載の卵胞内卵子吸引採取器具において、前記ジョイント接続部21は、前記ジョイント11を挿入するジョイント挿入孔21aと、前記ジョイント挿入孔21aを拡径可能にするスリット21bとを有することを特徴とする。
請求項4記載の本考案は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具において、前記吸引チューブ出口部22として、前記器具本体20の他端面20Rに形成した第1吸引チューブ出口部22Aと、前記器具本体20の他端側側面20Sに形成した第2吸引チューブ出口部22Bとを有することを特徴とする。
請求項5記載の本考案は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具において、前記器具本体20は、前記吸引チューブ保持通路23に沿って前記ストッパー30をスライドさせるスライド溝24を有し、前記スライド溝24は、後端側に幅広部24aを有し、前記幅広部24aによって、前記ストッパー30を前記スライド溝24に着脱することを特徴とする。
請求項6記載の本考案は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具において、前記吸引チューブ保持通路23は、傾斜面23aと、前記傾斜面23aの一方に形成される浅面23bと、前記傾斜面23aの他方に形成される深面23cとを有し、前記浅面23bは前記ジョイント接続部21側に位置し、前記深面23cは前記吸引チューブ出口部22側に位置し、前記ストッパー30が前記浅面23bに位置するときに前記吸引チューブ10の前記内部通路を閉塞し、前記ストッパー30が前記深面23cに位置するときに前記吸引チューブ10の前記内部通路を開放することを特徴とする。
請求項7記載の本考案は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具において、前記ストッパー30は、操作部31と、前記操作部31から延出させた吸引チューブ押圧部32と、前記操作部31との間に隙間を形成するガイド部33とを有し、前記操作部31には、滑り止めの突起31aを形成したことを特徴とする。
請求項8記載の本考案は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具において、前記器具本体20の一端側に形成する先端部20Xを、前記器具本体20の他端側に形成する後端部20Yよりも外形を小さくしたことを特徴とする。
請求項9記載の本考案は、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具において、前記吸引チューブ保持通路23は、前記器具本体20の内部に形成する器具本体内吸引チューブ保持通路23Xと、前記器具本体20の外周面に形成する器具本体外周面吸引チューブ保持通路23Yとを有し、前記器具本体20は、前記器具本体内吸引チューブ保持通路23Xと前記器具本体外周面吸引チューブ保持通路23Yとを連通する連通開口部25を有し、前記器具本体内吸引チューブ保持通路23Xは、前記ジョイント接続部21と前記連通開口部25とを連通し、前記器具本体外周面吸引チューブ保持通路23Yは、前記連通開口部25と前記吸引チューブ出口部22C(22)とを連通することを特徴とする。
本実施の形態によれば、ストッパーのスライド操作によって吸引チューブの内部通路を開閉できるため、吸引動作と吸引停止を容易に行うことができる。
本実施の形態によれば、吸引針の針基を緩み無く接続でき、吸引針の刃先のカット面の方向を一定の方向に維持できるため、卵胞内卵子の吸引作業を安定して行える。
本実施の形態によれば、スリットによってジョイントをジョイント挿入孔に圧入でき、ジョイントを緩み無く保持することができる。
本実施の形態によれば、回収容器の配置する位置などの作業環境や作業者の好みに応じて第1吸引チューブ出口部と第2吸引チューブ出口部とを選択できるため、作業効率が向上する。
本実施の形態によれば、ストッパーを着脱できるため、容易に洗浄ができ、器具本体を洗浄することで再利用が可能となる。
本実施の形態によれば、吸引チューブの内部通路の開閉動作をスムーズに行うことができる。
本実施の形態によれば、ストッパーをスライドし易く操作性が向上する。
本実施の形態によれば、後端部で器具本体を握り、親指と人差し指とで先端部を掴みやすく、作業効率が向上する。
本実施の形態によれば、器具本体外周面吸引チューブ保持通路によって吸引チューブの変位を無くすことができるため、ストッパーのスライド操作による吸引チューブの変位を防止でき、吸引チューブの変位によってジョイントがジョイント挿入孔から押し出されることを防止できるので、ジョイントを緩み無く保持することができる。
図1は本実施例による卵胞内卵子吸引採取器具を用いる吸引採取装置の構成を示す写真であり、図1(a)は吸引採取装置の全体構成を示し、図1(b)は吸引採取装置の要部構成を示している。
本実施例による卵胞内卵子吸引採取器具Aは、卵胞内卵子を吸引する吸引針1を装着し、吸引針1で吸引した卵胞内卵子を回収容器2に導く吸引チューブ10を保持する。
卵胞内卵子の吸引には吸引器3を用いる。吸引器3は、吸引ポンプ3aとトラップ容器3bとを有する。
吸引ポンプ3aとトラップ容器3bとは第1吸引管3cで接続され、トラップ容器3bと回収容器2とは第2吸引管3dで接続される。
吸引チューブ10の一端にはジョイント11を有している。ジョイント11は、吸引針1の針基1aを装着する。吸引チューブ10の他端12は、回収容器2に接続される。
吸引器3は、吸引圧を、表示計3eによりリアルタイムに確認でき、つまみ3fにより約80mmHG〜130mmHG(≒10.7kPa〜17.3kPa)に調整可能であることが好ましい。
卵胞内卵子吸引採取器具Aは、吸引チューブ10と、吸引チューブ10を保持する器具本体20とを備えている。
図2(a)に示すように、吸引チューブ10は、一端にジョイント11を有し、約60cmの長さとしている。吸引チューブ10は約80cm以下が好ましく、他端側を切断して使用環境に応じた長さとすることができる。吸引チューブ10は、一端にジョイント11を設けた状態で滅菌包装し、所定の作業単位で交換することが好ましい。吸引チューブ10のチューブ本体には塩化ビニール、シリコンなどを用いることができる。これらの1種、又は2種を組み合わせて用いても良い。
図2(b)に示すように、ジョイント11は、吸引針1の針基1aを装着する針装着部11aと、器具本体装着部11bとを有している。
針装着部11aの内部には、吸引針1と連通する吸引筒部11cが配置され、器具本体装着部11bの内部には吸引孔11dが形成されている。
針装着部11aの内周面には螺旋状溝が形成され、針装着部11aの螺旋状溝と針基1aの突起1bとでルアーロックによる接続としている。ジョイント11と吸引針1とをルアーロックによる接続とすることで、吸引針1の針基1aを緩み無く接続でき、吸引針1の針穴1cのカット面の方向を一定の方向に維持できるため、卵胞内卵子の吸引作業を安定して行える。
器具本体装着部11bには吸引チューブ10が接続されている。吸引針1と吸引チューブ10とは、吸引筒部11cと吸引孔11dとで連通している。
図2(c)に示すように、ジョイント11は、器具本体装着部11bによって器具本体20に装着される。
図3(a)は同器具本体の全体斜視図を示し、図3(b)はストッパーを外した状態での同器具本体をジョイント接続部側から見た斜視図を示し、図3(c)は図3(b)の裏面側の斜視図を示し、図3(d)はストッパーを外した状態での同器具本体を吸引チューブ出口部側から見た斜視図を示している。
器具本体20は、ジョイント11を装着するジョイント接続部21と、吸引チューブ10を導出する吸引チューブ出口部22と、ジョイント接続部21から吸引チューブ出口部22までの間をつなぐ吸引チューブ保持通路23とを有している。器具本体20には、ABS、ポリプロピレン、ナイロン、又はプラスチックを用いることができる。これらの1種、又は2種を組み合わせて用いても良い。
ジョイント接続部21は、器具本体20の一端に形成し、吸引チューブ出口部22は、器具本体20の他端側に形成している。
ジョイント接続部21は、ジョイント11を挿入するジョイント挿入孔21aと、ジョイント挿入孔21aを拡径可能にするスリット21bとを有する。スリット21bは、ジョイント挿入孔21aに対して対称位置に一対形成している。スリット21bを有することで、ジョイント11をジョイント挿入孔21aに圧入でき、ジョイント11を緩み無く保持することができる。
また本実施例では、器具本体20の一端側に形成する先端部20Xを、器具本体20の他端側に形成する後端部20Yよりも外形を小さくしている。
本実施例によれば、後端部20Yで器具本体20を握り、親指と人差し指とで先端部20Xを掴みやすく、作業効率が向上する。
器具本体20は、吸引チューブ保持通路23に沿ってストッパー30をスライドさせるスライド溝24を有する。スライド溝24は、後端側に幅広部24aを有している。幅広部24aによって、ストッパー30はスライド溝24に着脱することができる。ストッパー30を着脱できることで、器具本体20を容易に洗浄ができ、洗浄することで器具本体20を再利用できる。
ストッパー30は、操作部31と、操作部31から延出させた吸引チューブ押圧部32と、操作部31との間に隙間を形成するガイド部33とを有している。
操作部31には、滑り止めの突起31aを形成している。突起31aによって、ストッパー30をスライドし易く操作性が向上する。
吸引チューブ保持通路23は、傾斜面23aと、傾斜面23aの一方に形成される浅面23bと、傾斜面23aの他方に形成される深面23cとを有している。
浅面23bはジョイント接続部21側に位置し、深面23cは吸引チューブ出口部22側に位置している。
図3(g)に示すように、ストッパー30が浅面23bに位置するときに、浅面23bに位置する吸引チューブ10を、吸引チューブ押圧部32で押圧することで、吸引チューブ10の内部通路を閉塞する。吸引チューブ10の内部通路を閉塞することで、吸引針1からは吸引されない。
また図3(h)に示すように、ストッパー30が深面23cに位置するときには、深面23cに位置する吸引チューブ10は、吸引チューブ押圧部32で押圧されないため、吸引チューブ10の内部通路は開放される。吸引チューブ10の内部通路を開放することで、吸引針1から吸引され、吸引採取作業を行うことができる。
図4(a)はストッパーの操作時の把持状態を示し、図4(b)は吸引採取作業時の把持状態を示している。
図4(a)に示すように、ストッパー30の操作時には、主に中指と薬指とで器具本体20の後端部20Yを掌に包み込むように握り、人差し指で器具本体20の先端部20Xを支え、親指でストッパー30を操作する。
また、図4(b)に示すように、吸引採取作業時には、主に中指と薬指とで器具本体20の後端部20Yを掌に包み込むようにして支え、薬指と人差し指で器具本体20の先端部20Xを掴むことで、吸引針1を操作する。
このように、器具本体20の一端側に形成する先端部20Xを、器具本体20の他端側に形成する後端部20Yよりも外形を小さくし、後端部20Yにストッパー30を配置し、ストッパー30のスライド操作によって吸引チューブ10の内部通路を開閉できるため、吸引動作と吸引停止を容易に行うことができる。
本実施例では、吸引ポンプ3aとして新鋭工業株式会社製Minic W−II、吸引針1と回収容器2を結ぶ吸引チューブ10は50cm及び75cmの2種類を用いた。この方法を、5mLの注射器を用いて手動吸引した対照区(比較例)と比較した。
食肉処理場由来の牛卵巣を用い、比較例及び本実施例において、卵丘細胞卵子複合体を採取した。卵胞の穿刺には比較例、本実施例ともに19Gの注射針を吸引針1として用い、針穴1cを下に向けて実施した。
採取した卵丘細胞卵子複合体は、流動パラフィン(ナカライテスク株式会社)を重層した5%新生子牛血清(BiowestSAS社、Newborn Calf Serum)、0.02アーマーユニット/mL FSH(豚卵胞刺激ホルモン、共立製薬株式会社、アントリンR10)添加Hepes緩衝TCM199(サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社)を用い、38.5℃、5%CO2、飽和湿度の気相下で体外受精まで22時間、成熟培養を行った。
体外受精には1頭の黒毛和種種雄牛の凍結精液を用いた。この凍結精液を38℃の温湯で融解して90%パーコール密度勾配液に重層し、740×gで10分間の遠心分離ののち上清を吸引除去し、IVF100(株式会社機能性ペプチド研究所)で希釈して540×gで5分間遠心分離後、IVF100液で最終濃度300万精子/mLに調製した。流動パラフィンを重層したこの精子浮遊液のドロップに成熟培養後の卵丘細胞卵子複合体を移し、成熟培養と同温度、同気相下で6時間培養した。
媒精後の卵子は卵丘細胞を剥離後、流動パラフィンを重層した5%新生子牛血清添加CR1aaを用い、38.5℃、5%CO2、5%O2、90%N2、飽和湿度の気相下で8日間の体外発生培養を行った。
比較例では常法に従って卵子を手動吸引して採取した。本実施例では、吸引チューブ10の長さを50cm、吸引圧を120mmHg(=16.0kPa、42.8mL/分)に設定し、フラッシング液として5%新生子牛血清、9mM Hepes、11mM Na−Hepes緩衝TCM199を用いて注射針1と吸引チューブ10にフラッシング液を満たした状態で卵子を採取した。
比較例、本実施例それぞれにおいて、穿刺した卵胞数と採取した卵子数から卵子の回収率を算出した。採取した卵子の品質は、卵丘細胞層が3層以上に緊密に付着したものを「A」、卵丘細胞層が3層以下あるいは卵子周囲に1/3以上付着したものを「B」、卵丘細胞層が裸化したものを「裸化」、卵丘細胞が膨潤化したものを「膨化」、卵子直径が小型のものを「小型」、卵細胞質が変性したものを「変性」とした6段階に分類し、その割合を比較した。
得られた卵子のうち品質の高いA、Bランクの卵丘細胞卵子複合体を培養試験に供試し、体外受精後2日目に初期卵割検査(2日目の卵割率)、7日目及び8日目までの胚盤胞期胚への発生率の検査(7〜8日目の胚盤胞期胚発生率)を行った。
8日目に拡張胚盤胞期以上に発生した胚を、25μg/mL Hoechst33342添加99.5%エタノール溶液を用いて染色し、総細胞数を計測した。
図5(a)に示すように、本実施例が卵子の回収率を低下することなく使用可能であることを示している。
図5(b)に示すように、得られた卵子の品質割合は「小型」の割合が比較例で有意に高かった。それ以外のランクで有意な差は認められなかった。通常、体外培養に供する卵子の品質はA、Bランクであることから、本実施例は比較例と同様に卵子の品質を下げることなく採取できることを示している。
図5(c)に示すように、A、Bランクの卵子の培養において、本実施例は比較例と同等の胚の発生率であった。
図5(d)に示すように、本実施例は比較例と比較し、体外受精後8日目の拡張期胚盤胞期以上の胚の総細胞数に有意な差は認められなかった。
以上の結果から、本実施例は比較例と比較して、卵子の回収率、培養可能卵子の品質、体外受精後の胚の発生率、発生胚の細胞数のすべての試験において、有意差は認められなかったことから十分実用可能である。
図6(a)はストッパーを外した状態での同器具本体をジョイント接続部側から見た斜視図、図6(b)はストッパーを外した状態での同器具本体を吸引チューブ出口部側から見た斜視図、図6(c)は同器具本体の裏面側の斜視図を示している。上記実施例と同一機能部材には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施例では、吸引チューブ保持通路23は、器具本体20の内部に形成する器具本体内吸引チューブ保持通路23Xと、器具本体20の外周面に形成する器具本体外周面吸引チューブ保持通路23Yとを有している。
器具本体20は、器具本体内吸引チューブ保持通路23Xと器具本体外周面吸引チューブ保持通路23Yとを連通する連通開口部25を有している。
器具本体内吸引チューブ保持通路23Xは、ジョイント接続部21と連通開口部25とを連通し、器具本体外周面吸引チューブ保持通路23Yは、連通開口部25と吸引チューブ出口部22Cとを連通する。
器具本体外周面吸引チューブ保持通路23Yは、連通開口部25と吸引チューブ出口部22Cとの間で通路方向を変更して蛇行させている。
本実施例によれば、器具本体外周面吸引チューブ保持通路23Yによって吸引チューブ10の長手方向の変位を無くすことができるため、ストッパー30のスライド操作による吸引チューブ10の変位を防止でき、吸引チューブ10の変位によってジョイント11がジョイント挿入孔21aから押し出されることを防止できるので、ジョイント11を緩み無く保持することができる。
1a 針基
1b 突起
1c 針穴
2 回収容器
3 吸引器
3a 吸引ポンプ
3b トラップ容器
3c 第1吸引管
3d 第2吸引管
3e 表示計
3f つまみ
10 吸引チューブ
11 ジョイント
11 器具本体装着部b
11a 針装着部
11b 器具本体装着部
11c 吸引筒部
11d 吸引孔
12 他端
20 器具本体
20R 他端面
20S 他端側側面
20X 先端部
20Y 後端部
21 ジョイント接続部
21a ジョイント挿入孔
21b スリット
22 吸引チューブ出口部
22A 第1吸引チューブ出口部
22B 第2吸引チューブ出口部
22C 吸引チューブ出口部
23 吸引チューブ保持通路
23a 傾斜面
23b 浅面
23c 深面
23X 器具本体内吸引チューブ保持通路
23Y 器具本体外周面吸引チューブ保持通路
24 スライド溝
24a 幅広部
25 連通開口部
30 ストッパー
31 操作部
31a 突起
32 吸引チューブ押圧部
33 ガイド部
A 卵胞内卵子吸引採取器具
Claims (9)
- 卵胞内卵子を吸引する吸引針を装着し、前記吸引針で吸引した前記卵胞内卵子を回収容器に導く吸引チューブを保持する卵胞内卵子吸引採取器具であって、
前記吸引チューブと、
前記吸引チューブを保持する器具本体と
を備え、
前記吸引チューブは、
一端に前記吸引針の針基を装着するジョイントを有し、
前記器具本体は、
前記ジョイントを装着するジョイント接続部と、
前記吸引チューブを導出する吸引チューブ出口部と、
前記ジョイント接続部から前記吸引チューブ出口部までの間をつなぐ吸引チューブ保持通路と
を有し、
前記ジョイント接続部は、前記器具本体の一端に形成し、
前記吸引チューブ出口部は、前記器具本体の他端側に形成し、
前記吸引チューブ保持通路に沿ってスライドするストッパーを設け、
前記ストッパーをスライドさせることで、前記吸引チューブの内部通路を開閉する
ことを特徴とする卵胞内卵子吸引採取器具。 - 前記ジョイントをルアーロックによる接続とした
ことを特徴とする請求項1に記載の卵胞内卵子吸引採取器具。 - 前記ジョイント接続部は、
前記ジョイントを挿入するジョイント挿入孔と、
前記ジョイント挿入孔を拡径可能にするスリットと
を有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の卵胞内卵子吸引採取器具。 - 前記吸引チューブ出口部として、
前記器具本体の他端面に形成した第1吸引チューブ出口部と、
前記器具本体の他端側側面に形成した第2吸引チューブ出口部と
を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具。 - 前記器具本体は、
前記吸引チューブ保持通路に沿って前記ストッパーをスライドさせるスライド溝を有し、
前記スライド溝は、後端側に幅広部を有し、
前記幅広部によって、前記ストッパーを前記スライド溝に着脱する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具。 - 前記吸引チューブ保持通路は、
傾斜面と、
前記傾斜面の一方に形成される浅面と、
前記傾斜面の他方に形成される深面と
を有し、
前記浅面は前記ジョイント接続部側に位置し、
前記深面は前記吸引チューブ出口部側に位置し、
前記ストッパーが前記浅面に位置するときに前記吸引チューブの前記内部通路を閉塞し、
前記ストッパーが前記深面に位置するときに前記吸引チューブの前記内部通路を開放する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具。 - 前記ストッパーは、
操作部と、
前記操作部から延出させた吸引チューブ押圧部と、
前記操作部との間に隙間を形成するガイド部と
を有し、
前記操作部には、滑り止めの突起を形成した
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具。 - 前記器具本体の一端側に形成する先端部を、前記器具本体の他端側に形成する後端部よりも外形を小さくした
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具。 - 前記吸引チューブ保持通路は、
前記器具本体の内部に形成する器具本体内吸引チューブ保持通路と、
前記器具本体の外周面に形成する器具本体外周面吸引チューブ保持通路と
を有し、
前記器具本体は、
前記器具本体内吸引チューブ保持通路と前記器具本体外周面吸引チューブ保持通路とを連通する連通開口部を有し、
前記器具本体内吸引チューブ保持通路は、前記ジョイント接続部と前記連通開口部とを連通し、
前記器具本体外周面吸引チューブ保持通路は、前記連通開口部と前記吸引チューブ出口部とを連通する
ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の卵胞内卵子吸引採取器具。
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- 2017-09-15 JP JP2017004253U patent/JP3213756U/ja active Active
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