JP3213590U - ゴルフカートに着脱可能な荷台、及び、これが取り付けられたゴルフカート - Google Patents

ゴルフカートに着脱可能な荷台、及び、これが取り付けられたゴルフカート Download PDF

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Abstract

【課題】ゴルフカートへの取り付けが容易であり、取り外したときにコンパクトにまとめることができる着脱式荷台の提供。【解決手段】ゴルフカート9に取り付けられる着脱式荷台10であって、ゴルフカート9の一対の後方ピラー91a,91bに着脱自在に取り付けられる一対の縦固定部材1a,1bと、ゴルフカート9の後部に水平に取り付けられる矩形の板状部材であって、前辺においてゴルフカート9の後部に着脱自在に取り付けられる載置台2と、一端が一対の縦固定部材1a,1bのそれぞれに連結され、他端が載置台2の左右辺にそれぞれ連結される一対の連結部材3a,3bと、載置台2の後辺の左右に、回動可能且つ着脱自在に連結される一対のスロープ用板部材41a,41bと、を備える。【選択図】図2

Description

本考案は、ゴルフカートに着脱可能な荷台、及び、これが取り付けられたゴルフカートに関する。
ゴルフ場では、草刈り、芝刈り、土、砂、肥料等の散布、土壌の整備、等といった各種のメンテナンス作業を行う必要があり、これには原動機が搭載された各種の作業用機器が用いられる。ゴルフ場は広大であり、これら作業用機器をゴルフ場内におけるメンテナンス作業を行うべき場所まで運搬するための車両が必要となる。
これら作業用機器等の運搬は、従来、トラックを用いて行われていたが、トラックは車高が高いため、作業用機器を積み下ろしする際の作業負荷が大きく、危険も伴う。
ゴルフ場では、プレーヤの移動およびゴルフバックの運搬にゴルフカートが使用される。特許文献1には、ゴルフカートに着脱可能な荷台を製作しておき、これをゴルフカートに取り付けて作業用機器の運搬に用いることが記載されている。ゴルフカートは車高が低いので、作業用機器を楽に積み下ろしすることができ、危険も少ない。
実用新案登録第3210527号公報
特許文献1に記載の荷台は、ゴルフカートの背面側にフレームを取り付けるものであった。このフレームは、一対の後方ピラーに固定される柱状の一対の第1部分、各第1部分の下端からリアバンパーに沿って斜めに延びる一対の第2部分、各第2部分の下端から水平に突き出す一対の第3部分、および、一対の第3部分の間を連結する第4部分が、一体的に連なったものである。そして、該フレームにおける第3部分および第4部分に囲まれる領域に、平板状の載置部が設置されることにより、荷台が形成される。
このように複雑に折れ曲がった立体形状のフレームをゴルフカートに取り付けるには、フレームをゴルフカートの形状に沿うように位置合わせして、この状態で各部をネジ止めしなければならない。このような作業は一人で行うのは難しく、複数人で行わなければならなかった。また、このフレームは、取り外した状態での保管や運搬に場所を取るという問題もあった。
本考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ゴルフカートへの取り付けが容易であり、取り外したときにコンパクトにまとめることができる着脱式荷台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために成された本考案は、
ゴルフカートに取り付けられる着脱式荷台であって、
前記ゴルフカートの一対の後方ピラーに着脱自在に取り付けられる一対の縦固定部材と、
前記ゴルフカートの後部に水平に取り付けられる矩形の板状部材であって、前辺において前記ゴルフカートの後部に着脱自在に取り付けられる載置台と、
一端が前記一対の縦固定部材のそれぞれに連結され、他端が前記載置台の左右辺にそれぞれ連結される一対の連結部材と、
前記載置台の後辺の左右に、回動可能且つ着脱自在に連結される一対のスロープ用板部材と、
を備える。
ゴルフカートの後方ピラーや後部フレーム等には、ゴルフバックやゴルフクラブ等を収容するためのケース等を取り付けるための取り付け穴が形成されており、縦固定部材および載置台の取り付けには、該取り付け穴を利用すればよい。すなわち、縦固定部材および載置台における、ゴルフカート側の該取り付け穴と対応する位置に、ネジ止め用の貫通孔等を形成し、これを該取り付け穴と重ねてネジ止めすればよい。
上記の構成に係る着脱式荷台をゴルフカートに取り付けるにあたっては、まず、一対の縦固定部材の各々をゴルフカートの例えば後方ピラーに取り付けるとともに、載置台の前辺をゴルフカートの後部(例えば後部フレーム)に取り付ける。そして、各縦固定部材と載置台の左右辺を、一対の連結部材のそれぞれで連結する。この着脱式荷台には、複雑に折れ曲がった立体形状の部品がないので、ゴルフカートに取り付ける作業が簡易であり、一人で取り付け作業を行うこともできる。また、ゴルフカートから取り外したときに、コンパクトにまとめることができる。
好ましくは、前記着脱式荷台は、
前記載置台が、
4本の棒材の各端部が着脱自在に連結されることにより成る矩形の枠体と、
前記枠体上に着脱自在に取り付けられる載置板と、
を備える。
この構成によると、載置台を、4本の棒材と載置板に分解することができるので、ゴルフカートから取り外したときに、さらにコンパクトにまとめることができる。
好ましくは、前記着脱式荷台は、
前記一対のスロープ用板部材の間に着脱自在に掛け渡される補助スロープ用板部材、
をさらに備える。
一対のスロープ用板部材は、これを回動させて、載置台の後方に延在させて後端が地面に着くような姿勢とされることによって、載置台へと連なるスロープとなる。例えば、原動機が搭載された作業用機器のように2個あるいは4個の車輪を有するものを載置台に積載する場合、左右の車輪を一対のスロープ用板部材に乗せて載置台まで押し上げることができる。このとき、作業用機器を押し上げる作業者は、一対のスロープ用板部材の間に掛け渡されている補助スロープ用板部材上を歩きながら作業用機器を押し進めることができるので、無理な姿勢を取らずに難なく安全に作業用機器を積載することができる。荷下ろしの場合も同様である。
一対のスロープ用板部材および補助スロープ用板部材は、パンチングメタルにより形成することが好ましい。これにより各板部材が軽量化される。また、一対のスロープ用板部材および補助スロープ用板部材には、前後に延在するリブが設けられていることも好ましい。これにより各板部材の強度が増す。
好ましくは、前記着脱式荷台は、
前記一対の縦固定部材に水平に取り付けられる矩形の板状部材であって、後辺において前記一対の縦固定部材に着脱自在に取り付けられる補助載置台、
をさらに備える。
この構成によると、載置台だけでなく補助載置台にも物品を積むことが可能となり、積載量を大きくすることができる。また、連結部材により後方側へ引っ張られる縦固定部材に、前方への荷重が加えられることによって荷重バランスも良くなる。
また、本考案は、上記の着脱式荷台が取り付けられたゴルフカートも対象とする。
本考案に係る着脱式荷台は、ゴルフカートへの取り付けが容易であり、取り外したときにコンパクトにまとめることができる。
着脱式荷台およびこれが取り付けられたゴルフカートを示す図(ゴルフカートが走行する際の状態)。 着脱式荷台およびこれが取り付けられたゴルフカートを示す図(載置台への物品の積み下ろしを行う際の状態)。 載置台の取り付け態様を説明するための図。 載置台の取り付け態様を説明するための図。 連結板部材の取り付け態様を説明するための図。 スロープ部の取り付け態様を説明するための図。 スロープ部の取り付け態様を説明するための図。 補助載置台の取り付け態様を説明するための図。
以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本考案は、以下に説明する実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
実施形態に係る着脱式荷台について、図1〜図8を参照しながら説明する。図1、図2は着脱式荷台10およびこれが取り付けられたゴルフカート9を示す図であり、図1にはゴルフカート9が走行する際の状態が、図2には載置台2への物品の積み下ろしを行う際の状態が、それぞれ示されている。図3〜図8は、着脱式荷台10をゴルフカート9に取り付ける作業途中の各段階の様子を示す図である。
着脱式荷台10を取り付けるにあたって、ゴルフカート9のリアシート、リアシート背もたれ等が適宜取り外される。なお、以下の説明において、「前後」および「左右」はゴルフカート9の車体を基準にした方向である。
着脱式荷台10は、一対の縦固定部材1a,1bと、載置台2と、一対の連結部材3a,3bと、スロープ部4と、補助載置台5とを備える。
<縦固定部材>
一対の縦固定部材1a,1bの各々は、ゴルフカート9の一対の後方ピラー(ルーフを支持する4本の柱(ピラー)のうち後方側にあるもの)91a,91bの各々に、着脱自在に取り付けられる。
各縦固定部材1a,1bは、断面コ字状であり、その内部に各後方ピラー91a,91bを隙間無く収容できるような寸法とされている。一方の縦固定部材1aは、ゴルフカート9の左側の後方ピラー91aに前方から取り付けられ、ネジ止め等によって該後方ピラー91aに対して固定される(図3)。後方ピラー91a,91bにはゴルフバックやゴルフクラブ等を収容するためのケース等を取り付けるための取り付け穴が形成されており、縦固定部材1aの固定には該取り付け穴を利用することができる。すなわち、縦固定部材1aにおける該取り付け穴と対応する位置にネジ止め用の貫通孔を形成しておき、該貫通孔が後方ピラー91aの取り付け穴と重なる位置に縦固定部材1aを配置して、ネジ止めすればよい。他方の縦固定部材1bも、同様にして、右側の後方ピラー91bに取り付けられる。
左側の後方ピラー91aに取り付けられる縦固定部材1aにおける、後方ピラー91aの左側面を覆う部分、および、右側の後方ピラー91bに取り付けられる縦固定部材1bにおける、後方ピラー91bの右側面を覆う部分は、後方ピラー91a,91bの該側面よりも幅広に形成されていて、該側面の後方に突出するようになっている。そして、該突出する部分に、複数(この実施形態では3個)の貫通孔11が形成される。各貫通孔11は、各連結部材3a,3bあるいは補助載置台5のネジ止めに用いられる。この実施形態では、一対の連結部材3a,3bが2組設けられるので、3個の貫通孔11のうちの2個が各連結部材3a,3bのネジ止めに用いられ、残りの1個が、補助載置台5のネジ止めに用いられる。もっとも、貫通孔11が4個以上設けられて、その中から適宜のものを選択することによって、各連結部材3a,3bおよび補助載置台5をネジ止めする位置を調整できるようにしてもよい。
<載置台>
載置台2は、ゴルフカート9の後部に水平に取り付けられる矩形の板状部材であって、前辺においてゴルフカート9の後部(具体的には、左右に延在する水平な後部フレーム92)に着脱自在に取り付けられる。図3および図4に示されるように、載置台2は、4本の棒材(前棒201、左棒202、右棒203、および、後棒204)の各端部が着脱自在に連結されることにより成る矩形の枠体21と、その上に着脱自在に取り付けられる載置板22を備える。
載置台2を後部フレーム92に取り付けるにあたっては、まず、後部フレーム92に2個(あるいは、3個以上でもよい)の連結具(図示省略)を取り付ける。後部フレーム92にはゴルフバックやゴルフクラブ等を収容するためのケース等を取り付けるための取り付け穴が複数個形成されており、各連結具は各取り付け穴を利用して後部フレーム92に取り付けられる。すなわち、各連結具は、L字状あるいはコ字状に折れ曲がった形状であり、後部フレーム92に後方から取り付けられ、該取り付け穴を用いてネジ止め等によって後部フレーム92に固定される。
続いて、後部フレーム92と略同一長さの前棒201を、各連結具を介して後部フレーム92に取り付ける(図3)。具体的には、前棒201は、断面L字状であり、互いに直交する2つの延在部分のうちの一方が後部フレーム92の上方から被さり、他方が後部フレーム92の後方から被さるような姿勢で、連結具が設けられた後部フレーム92上に設置される。そして、各連結具の上面および後面にそれぞれ形成された各貫通孔と、前棒201の各延在部分に形成された貫通孔が重ねられてネジ止めされることによって、前棒201が各連結具(ひいては、後部フレーム92)に取り付けられる。前棒201には、その後面を成す延在部分から水平に突出する延在部分201aが設けられており、これが載置板22を支持する支持部を形成する。
後部フレーム92に前棒201が取り付けられると、次に、左棒202を、前棒201の左端に、前棒201と直角の角度を成し且つ水平に延在する姿勢で、ネジ止めにより取り付ける。同様に、右棒203を、前棒201の右端に、前棒201と直角の角度を成し且つ水平に延在する姿勢で、ネジ止めにより取り付ける。左棒202(右棒203)は、断面T字状あるいは断面L字状であり、互いに直交する二つの延在部分202a,202b(203a,203b)を備える。左棒202および右棒203は、一方の延在部分202a(203a)が枠体21の内側に突出するような姿勢で前棒201に取り付けられる。これによって、該一方の延在部分202a(203a)が、載置板22を支持する支持部を形成する。また、他方の延在部分202b(203b)が、枠体21の左側壁(右側壁)を形成する。枠体21の左右側壁を形成する該延在部分202b(203b)には、貫通孔211が形成される。該貫通孔211は、各連結部材3a,3bをネジ止めするために用いられる。この実施形態では、一対の連結部材3a,3bが2組設けられるので、各延在部分202b(203b)には貫通孔211が2個ずつ形成される。もっとも、貫通孔211が3個以上設けられて、その中から適宜のものを選択することによって、各連結部材3a,3bをネジ止めする位置を調整できるようにしてもよい。
前棒201の両端に、左棒202および右棒203がそれぞれ取り付けられると、次に、左棒202の後端と右棒203の後端の間に、前棒201と平行且つ水平に延在する姿勢で後棒204を掛け渡して、後棒204の各端部を、左棒202および右棒203の各後端にネジ止めにより取り付ける。後棒204は、断面L字状あるいは断面コ字状であり、互いに直交する二つの延在部分204a,204bを備える。後棒204は、一方の延在部分204aが前方に(すなわち枠体21の内側に)突出するような姿勢で左棒202および右棒203の後端に取り付けられる。これによって、該一方の延在部分204aが、載置板22を支持する支持部を形成する。また、他方の延在部分204bが、枠体21の後側において下方に延出する延出壁を形成する。延出壁を形成する該延在部分204aの左側と右側には、それぞれ複数の貫通孔212が形成される。該複数の貫通孔212は、スロープ部4の一対のスロープ用板部材41a,41bをネジ止めするために用いられる。
このように、後部フレーム92に取り付けられた前棒201の両端に、左棒202、右棒203がそれぞれ取り付けられ、さらにこれらの後端に後棒204が取り付けられることによって、ゴルフカート9の後部に、矩形の枠体21が水平に取り付けられた状態となる(図4)。なお、必要に応じて、前棒201と後棒204の間(および/または、左棒202と右棒203の間)に補助棒205を掛け渡して設けてもよい。補助棒205が設けられることによって、載置台2の耐荷重を大きくすることができる。補助棒205は、枠体21の対角線に沿って設けてもよい。
枠体21が取り付けられると、続いて、その上に載置板22を取り付ける。載置板22は、枠体21と略同一(あるいはこれよりも一回り小さい)矩形平板部材であり、具体的には例えば、メッシュ板(エキスパンドメタル板)221の周縁部分が、矩形状の平板枠体222に、溶接等によって着設されたものである。載置板22が枠体21の上に載置された状態(すなわち、平板枠体222が各延在部分201a,202a,203a,204a上に支持された状態)で、両者がネジ止めされることによって、載置板22が枠体21上に固定される。これにより、物品が載置可能な載置台2が形成される。
<連結部材>
一対の連結部材3a,3bの各々は、長尺の平板状の部材であり、その両端にネジ穴が設けられている。一方の連結部材3aは、一端において、左側の後方ピラー91aに取り付けられた縦固定部材1aに連結され、他端において、載置台2の左辺に連結される。具体的には、連結部材3aは、一方の端部に設けられたネジ穴が、縦固定部材1aに設けられた複数の貫通孔11から適宜に選択されたものと重ねられて、これとネジ止めされる。また、他方の端部に設けられたネジ穴が、枠体21の左棒202に設けられた複数の貫通孔211から適宜に選択されたものと重ねられて、これとネジ止めされる。他方の連結部材3bも、同様にして、一端において、右側の後方ピラー91bに取り付けられた縦固定部材1bに連結され、他端において、載置台2の右辺に連結される。
各縦固定部材1a,1bに設けられた複数の貫通孔11、および、左棒202(右棒203)に設けられた複数の貫通孔211から、それぞれ適切なものが選択されて各連結部材3a,3bと連結されることによって、載置台2が、一対の連結部材3a,3bにより斜め吊りされて、各縦固定部材1a,1bと成す角度が略直角になるような姿勢(すなわち、水平姿勢)とされる(図5)。なお、一対の連結部材3a,3bは、図示されるように、複数組設けられてもよい。一対の連結部材3a,3bの個数が多くなるほど、載置台2の耐荷重が大きくなる。
なお、ここでは説明の便宜上、載置台2を取り付けた後に一対の連結部材3a,3bを取り付けるものとしたが、荷重バランスを考慮すると、後部フレーム92に取り付けられた前棒201の両端に左棒202、右棒203がそれぞれ取り付けられた後であって、これらの後端に後棒204が取り付けられる前のタイミングで、一対の連結部材3a,3bを取り付けることが好ましい。
<スロープ部>
スロープ部4は、載置台2の後辺に回動可能且つ着脱自在に連結される一対のスロープ用板部材41a,41bを備える(図6)。各スロープ用板部材41a,41bは、長尺平板状のパンチングメタルから成り、その外周辺が裏面側に立ち上げられ、その端部がさらに内方に折れ曲げられることにより、厚みを有する形状とされている。各スロープ用板部材41a,41bには、長尺方向(すなわち、前後)に延在するリブ401を設けることが好ましい。また、各スロープ用板部材41a,41bの裏面側において、内方に折れ曲げられた部分に、短尺方向に掛け渡された補強枠402(図1)が設けられることも好ましい。
各スロープ用板部材41a,41bは、その一方の端部(一方の短辺)が、載置台2の後辺(具体的には、枠体21の後棒204)の左側端および右側端の各々に、ヒンジ403を介して取り付けられる。すなわち、ヒンジ403の一方の羽が各スロープ用板部材41a,41bの前端面にネジ止めされ、他方の羽が後棒204の後端面にネジ止めされる。該ネジ止めには、後棒204の延在部分204bに設けられた貫通孔212が用いられる。
各スロープ用板部材41a,41bには、これを回動させるための持ち手404を設けておくことが好ましい。また、各スロープ用板部材41a,41bの後端付近の裏面側には、後端にいくにつれて厚みを減じるように設けられた傾斜底板405(図1)を設けることが好ましい。
一対のスロープ用板部材41a,41bの間には、補助スロープ用板部材42が掛け渡されて固定される(図7)。具体的には、補助スロープ用板部材42は、矩形平板状の部材であり、その前辺に断面コ字状の棒部材から成る補強部材406が取り付けられることによって強度が高められたものである。補助スロープ用板部材42は、その左辺が左側のスロープ用板部材41aの右辺にネジ止めされ、その右辺が右側のスロープ用板部材41bの左辺にネジ止めされることによって、一対のスロープ用板部材41a,41bの間に掛け渡されて固定される。
補助スロープ用板部材42は、具体的には例えば、前後に長尺な板部材が複数個(例えば3個)左右に並べられて、互いに溶接あるいはネジ止め等されて一体化され、さらに、該複数の板部材の後端に左右に長尺な板部材が溶接あるいはネジ止めされたものである。各板部材をネジ止めにより一体化する構成としておけば、補助スロープ用板部材452を一対のスロープ用板部材41a,41bから取り外したときに、これを該複数の板部材に分解することが可能となる。各板部材は、スロープ用板部材41a,41bと同様、長尺平板状のパンチングメタルから成り、その外周辺が裏面側に立ち上げられ、その端部がさらに内方に折れ曲げられることにより、厚みを有する形状とされていることが好ましい。また、各板部材にも、スロープ用板部材41a,41bと同様、前後に延在するリブ401および補強枠402(図1)を設けることが好ましい。また、後端に配置される板部材には、傾斜底板405(図1)を設けることが好ましい。
一対のスロープ用板部材41a,41bが回動されて、これが載置台2の後方に延在して後端が地面に着くような姿勢とされることによって(図2)、該一対のスロープ用板部材41a,41bおよび補助スロープ用板部材42により、地面と載置台2の間のスロープが形成される。例えば、2個あるいは4個の車輪を有する作業用機器を載置台2に積載したい場合、左右の車輪を一対のスロープ用板部材41a,41bに乗せて、該作業用機器を載置台2まで押し上げることができる。このとき、作業用機器を押し上げる作業者は、一対のスロープ用板部材41a,41bの間に掛け渡されている補助スロープ用板部材42上を歩きながら作業用機器を押し進めることができる。したがって、無理な姿勢を取らずに作業用機器を難なく安全に押し上げることができる。この際の作業者の作業性を考慮すると、補助スロープ用板部材42の前後の長さは、各スロープ用板部材41a,41bの前後の長さよりも短いことが好ましい。
ゴルフカート9を走行させる際には、一対のスロープ用板部材41a,41bは、その裏面が地面から離れるように回転されて跳ね上げられた姿勢とされ、一対の固定具43によって該姿勢で固定される(図1)。固定具43は、一対のスロープ用板部材41a,41bを跳ね上げられた姿勢に固定するための部材であり、一端が連結部材3a,3bに設けられた突起等に係止され、他端が跳ね上げられた姿勢の各スロープ用板部材41a,41bの側面に設けられた突起等に係止される。固定具43は、例えばその延在途中にバネ部材が設けられることにより弾性変形により長さが可変な部材とされることが好ましい。また、一対のスロープ用板部材41a,41bは、これが跳ね上げられた姿勢とされたときに、その後端がゴルフカート9のルーフの高さ以下となるような長さとなっていることが好ましい。
<補助載置台>
補助載置台5は、一対の縦固定部材1a,1bに水平に取り付けられる矩形の板状部材であって、後辺において一対の縦固定部材1a,1bに着脱自在に取り付けられる(図8)。補助載置台5は、具体的には、4本の棒材(左棒501、右棒502、前棒503、および、後棒504)の各端部が着脱自在に連結されることにより成る矩形の枠体51と、これを支持する一対の支柱52と、枠体51の上に着脱自在に取り付けられる載置板53を備える。
補助載置台5を取り付けるにあたっては、まず、左棒501を、前後に水平に延在する姿勢として、その後端を左側の後方ピラー91aに取り付けられた縦固定部材1aにネジ止めにより取り付ける。該ネジ止めには、縦固定部材1aに設けられた貫通孔11が用いられる。同様に、右棒502を、前後に水平に延在する姿勢として、その後端を右側の後方ピラー91bに取り付けられた縦固定部材1bに取り付ける。
次に、左棒501の前端と右棒502の前端の間に、水平に延在する姿勢で前棒503を掛け渡して、前棒503の各端部を、左棒501および右棒502の各前端にネジ止めにより取り付ける。また、左棒501の後端と右棒502の後端の間に、水平に延在する姿勢で後棒504を掛け渡して、後棒504の各端部を、左棒501および右棒502の各後端にネジ止めにより取り付ける。
左棒501は断面L字状であり、互いに直交する二つの延在部分501a,501bを備える。右棒502、前棒503、および、後棒504も同様に断面L字状であり、互いに直交する二つの延在部分502a,502b(503a,504b)(504a,504b)を備える。これらの各棒501,502,503,504は、一方の延在部分501a,502a,503a,504aが枠体51の内側に突出するような姿勢で矩形状に組み合わされる。これによって、各棒501,502,503,504の該一方の延在部分501a,502a,503a,504aが、載置板53を支持する支持部を形成する。また、各棒501,502,503,504の該他方の延在部分501b,502b,503b,504bが、枠体51の側壁を形成する。
このように、一対の後方ピラー91a,91bに取り付けられた一対の縦固定部材1a,1bに、左棒501および右棒502が取り付けられ、さらにこれらに掛け渡されるように前棒503および後棒504が取り付けられることによって、縦固定部材1a,1bの前方に、矩形の枠体51が水平に取り付けられた状態となる。該枠体51の前辺(前棒503の各端部あるいは前棒503の延在途中)には、支柱52の上端が固定される。支柱52の下端はゴルフカート9のフロアに当接あるいは固定される。支柱52が設けられることにより、枠体51が水平姿勢に支持される。
枠体51および支柱52が取り付けられると、続いて、その上に載置板53を取り付ける。載置板53は、枠体51と略同一の(あるいはこれよりも一回り小さい)矩形平板部材であり、枠体51上に載置される(すなわち、載置板53の下面周縁部分が各延在部分501a,502a,503a,504aにより支持された状態とされる)。これにより、物品が載置可能な補助載置台5が形成される。
<他の実施形態>
上記の着脱式荷台10が備える載置台2において、枠体21は4本の棒材201,202,203,204が着脱自在に組み合わされて成るものであったが、枠体21は4本の棒材の各端部が溶接等されることにより一体的に形成されたものであってもよい。また、載置台2は、枠体21と載置板22が着脱自在に組み合わされて成るものであったが、枠体21と載置板22は溶接等により一体的に形成されたものであってもよい。
上記の着脱式荷台10が備えるスロープ部4において、補助スロープ用板部材42は必須の要素ではなく、これが設けられなくてもよい。
上記の着脱式荷台10において、補助載置台5は必須の要素ではなく、これが設けられなくてもよい。
10…着脱式荷台
1a,1b…一対の縦固定部材
11…貫通孔
2…載置台
21…枠体
201…前棒
202…左棒
203…右棒
204…後棒
205…補助棒
22…載置板
221…メッシュ板
222…平板枠体
3a,3b…一対の連結部材
4…スロープ部
41a,41b…一対のスロープ用板部材
42…補助スロープ用板部材
43…固定具
401…リブ
402…補強枠
403…ヒンジ
404…持ち手
405…傾斜底板
5…補助載置台
51…枠体
501…左棒
502…右棒
503…前棒
504…後棒
52…支柱
53…載置板
9…ゴルフカート
91a,91b…一対の後方ピラー
92…後部フレーム

Claims (5)

  1. ゴルフカートに取り付けられる着脱式荷台であって、
    前記ゴルフカートの一対の後方ピラーに着脱自在に取り付けられる一対の縦固定部材と、
    前記ゴルフカートの後部に水平に取り付けられる矩形の板状部材であって、前辺において前記ゴルフカートの後部に着脱自在に取り付けられる載置台と、
    一端が前記一対の縦固定部材のそれぞれに連結され、他端が前記載置台の左右辺にそれぞれ連結される一対の連結部材と、
    前記載置台の後辺の左右に、回動可能且つ着脱自在に連結される一対のスロープ用板部材と、
    を備える着脱式荷台。
  2. 請求項1に記載の着脱式荷台であって、
    前記載置台が、
    4本の棒材の各端部が着脱自在に連結されることにより成る矩形の枠体と、
    前記枠体上に着脱自在に取り付けられる載置板と、
    を備える、着脱式荷台。
  3. 請求項1または2に記載の着脱式荷台であって、
    前記一対のスロープ用板部材の間に着脱自在に掛け渡される補助スロープ用板部材、
    をさらに備える、着脱式荷台。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の着脱式荷台であって、
    前記一対の縦固定部材に水平に取り付けられる矩形の板状部材であって、後辺において前記一対の縦固定部材に着脱自在に取り付けられる補助載置台、
    をさらに備える、着脱式荷台。
  5. 着脱式荷台が取り付けられたゴルフカートであって、
    前記着脱式荷台が、
    前記ゴルフカートの一対の後方ピラーに着脱自在に取り付けられる一対の縦固定部材と、
    前記ゴルフカートの後部に水平に取り付けられる矩形の板状部材であって、前辺において前記ゴルフカートの後部に着脱自在に取り付けられる載置台と、
    一端が前記一対の縦固定部材のそれぞれに連結され、他端が前記載置台の左右辺にそれぞれ連結される一対の連結部材と、
    前記載置台の後辺の左右に、回動可能且つ着脱自在に連結される一対のスロープ用板部材と、
    を備える、ゴルフカート。
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