JP3213489U - メイク落としタオル - Google Patents

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Abstract

【課題】肌への負担軽減やランニングコストの低減等を実現したメイク落としタオルを提供する。【解決手段】タオル本体2は、基布10の一方の面(第1面)10aに第1フィラメント11を密植させ、他方の面(第2面)10bに第2フィラメント12を密植させたものである。両フィラメント11,12は、ともに極細のポリエステル繊維からなり、カットパイルによって形成されている。第1フィラメント11の長さL1は第2フィラメント12の長さL2より長く、L1とL2の比が2:1〜3:2の範囲に設定されている。【選択図】図2

Description

本考案は、メイク落としタオルに係り、詳しくは肌への負担軽減やランニングコストの低減等を実現する技術に関する。
帰宅後や就寝前にフェースメイク(アイメイクやファンデーション、口紅等)を落とすものとして、石鹸やクレンジングオイルやクリーム等とともに、携帯性や簡便性に優れたメイク落としシートが広く用いられている(特許文献1,2参照)。メイク落としシートは、不織布や紙等のシート基材にクレンジング剤を含浸させたもので、クレンジング剤で軟化させたフェースメイクをシート基材で掻き落とすものである。
特開2013−209337号公報 特開2007−68986号公報
上述したメイク落としシートは、フェースメイクをシート基材で掻き落とすことから、石鹸やクリームはおろかクレンジングオイルやリキッドに比べても肌への負担が大きかった。また、液状のクレンジング剤を含浸するために密封容器に収容する必要があり、使い捨てであることも相俟ってランニングコストが高くなる問題もあった。
本考案は、上記状況に鑑みなされたものであり、肌への負担軽減やランニングコストの低減等を実現したメイク落としタオルを提供することを目的とする。
本考案のメイク落としタオルは、基布の両面に極細繊維を束ねてなるフィラメントがそれぞれ密植され、当該フィラメントによってフェイシャルメイクを除去するメイク落としタオルであって、前記基布の一方の面に密植された第1フィラメントの長さと、当該基布の他方の面に密植された第2フィラメントの長さとが異なっている。
好適には、前記第1フィラメントの長さと前記第2フィラメントの長さとの比が2:1〜3:2の範囲にある。
好適には、前記フィラメントがカットパイルである。
好適には、前記極細繊維がポリエステル繊維である。
本考案によれば、フェースメイクに応じて使用する面を使い分けることにより、効果的なメイク落としと使い心地を両立させることができる。
実施形態に係るメイク落としタオルの斜視図である。 実施形態に係るメイク落としタオルの要部拡大縦断面図である。 実施形態に係るメイク落としタオルの使用状態を示す図である。
以下、図1〜図3を参照して、本考案のメイク落としタオルの一実施形態を詳細に説明する。
[実施形態の構成]
図1は、実施形態に係るメイク落としタオルの斜視図である。
図2は、実施形態に係るメイク落としタオルの要部拡大縦断面図である。
図1に示すように、本実施形態のメイク落としタオル1は、長円形状(略小判形状)を呈するタオル本体2と、タオル本体2の外縁を覆う縁布3と、タオル本体2の一端に縫いつけられたストラップ4(吊り輪)とからなっている。タオル本体2および縁布3は、ともにポリエステルを素材としている。
図2に示すように、タオル本体2は、基布10の一方の面(第1面)10aに第1フィラメント11を密植させ、他方の面(第2面)10bに第2フィラメント12を密植させたものである。両フィラメント11,12は、ともに極細のポリエステル繊維からなり、カットパイルによって形成されている。
第1フィラメント11の長さL1は第2フィラメント12の長さL2より長く、L1とL2の比が2:1〜3:2の範囲(本実施形態では、5mm:3mm)に設定されている。
[実施形態の作用]
図3は、実施形態に係るメイク落としタオルの使用状態を示す図である。
図3に示すように、ユーザ20は、洗面台や浴室において、メイク落としタオル1を水または湯で濡らすことで水分を含ませた後、フェースメイクが施された顔21を撫でるようにぬぐう。この際、ユーザ20は、ファウンデーション等の比較的落ちやすいフェースメイクに対しては第1面10a(すなわち、第1フィラメント11)を用い、アイメイク等の比較的落ちにくいフェースメイクに対しては第2面10b(すなわち、第2フィラメント12)を用いる。なお、長い第1フィラメント11が密植された第1面10aは、肌への攻撃性が非常に小さいため、デリケートな肌質に好適である。
メイク落としタオル1で顔21をぬぐうと、第1フィラメント11あるいは第2フィラメント12の先端が肌の毛穴にまで入り込み、油性のフェースメイク等の構造を崩しながら吸着して水分中に分散させる。これにより、ユーザ20は、石鹸やクレンジング剤を用いることなくごく短時間でフェースメイクを除去でき、肌への負担をほとんど覚えることがない。
使用後のメイク落としタオル1は、吸着した多種のフェースメイクで汚れている。そこで、ユーザ20は、洗面器でのゆすぎや洗濯機での洗濯を行い、メイク落としタオル1からフェースメイクを流し落とす。次に、ユーザ20は、ストラップ4を用いて浴室の壁に設けられたフックに吊したり、洗濯ハンガーを用いて天日干しを行ったりすることにより、メイク落としタオル1を乾燥させる。ポリエステル繊維からなるフィラメント11,12は耐久性に優れるため、多数回(例えば、1000回程度)の洗濯が可能であり、旧来のメイク落としシートに比べてランニングコストを遙かに低く抑えることができる。
以上で具体的な実施形態の説明を終えるが、本考案の態様はこれらに限られるものではない。例えば、上記実施形態ではフィラメントの素材にポリエステルを用いたが、他種の化学繊維や自然繊維を採用してもよいし、フィラメントをカットパイル以外の方法で形成してもよい。また、第1フィラメントの長さと第2フィラメントの長さとの比は、2:1以下としてもよいし、3:2以上としてもよい。また、全体形状についても、長円形状以外(例えば、長方形等)を採用してもよい。
本考案のメイク落としタオルは、フェースメイクの除去に効果的に利用できる。
1 タオル
2 タオル本体
3 縁布
4 ストラップ
10 基布
10a 第1面
10b 第2面
11 第1フィラメント
12 第2フィラメント
20 ユーザ
21 顔

Claims (4)

  1. 基布の両面に極細繊維を束ねてなるフィラメントがそれぞれ密植され、当該フィラメントによってフェイシャルメイクを除去するメイク落としタオルであって、
    前記基布の一方の面に密植された第1フィラメントの長さと、当該基布の他方の面に密植された第2フィラメントの長さとが異なっているメイク落としタオル。
  2. 前記第1フィラメントの長さと前記第2フィラメントの長さとの比が2:1〜3:2の範囲にある、請求項1に記載のメイク落としタオル。
  3. 前記フィラメントがカットパイルである、請求項1または請求項2に記載のメイク落としタオル。
  4. 前記極細繊維がポリエステル繊維である、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のメイク落としタオル。
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