JP3212939U - 手袋型拭き掃除雑巾 - Google Patents

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Abstract

【課題】家庭や販売店、事務所などには様々な材質の様々な大きさや形状の物品があるが、それらを隅々まで、繊細に拭き上げることは大変な手間と時間がかかるものであり、細部に拭き残しができたり、不注意により壊したりする恐れもあったが、それらを手軽に安全に、かつ経済的に拭くことができる手袋型拭き掃除雑巾を提供する。【解決手段】極細繊維の布を5本指の手袋状に縫製されてなることを特徴とする手袋型拭き掃除雑巾1を提供するものであり、両手に装着して手袋状の雑巾として、拭きたいものを両方の手のひらや指先で、繊細な動きと力加減で隅々まで拭き上げることができる。汚れた場合は、まずは左右を交換し、その次の段階では、手を洗うのと同様の方法できれいに洗い上げ、乾かしては何度も使用することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、指先の感覚で大切な置物などを丁寧に手早く拭き上げることができる手袋型拭き掃除雑巾に関する。
昔ながらの布製雑巾では拭き掃除に大変な不便を感じ、様々な製品が市販されるようになった。市販の製品には、長短の棒状の柄の先に様々な形状の使い捨て紙雑巾やモップなどが付いたものがあり、その持ち手を手に取り、先端を動かすことで、置物や棚などを拭くものであるが、対象物の形状の凹凸によって拭き取りの効果が一様ではなく、凹部には拭き残しが見られる。また、ミトン型雑巾では細部まで神経の行き届いた拭き方は困難である(特許文献1及び特許文献2)。同様に、軍手の指先だけに極細繊維を付けたものは製造が煩雑であることに加え、極細繊維の面積が極めて小さく、拭き掃除の効果は期待できない(特許文献3)。
特開2017−047157号公報 特開2013−155471号公報 特開2002−034882号公報
伝統的な布雑巾、市販の製品、ミトン型雑巾、指先だけに極細繊維を貼りつけた軍手などによる掃除法では、安全かつ繊細に、効率的に拭き掃除をすることは困難であった。
本考案の目的は、これまでの拭き掃除用具の欠点を克服し、環境に優しく、かつ経済性に優れる手袋型拭き掃除雑巾を提供することである。
本考案は、極細繊維の布を5本指の手袋状に縫製されてなることを特徴とする手袋型拭き掃除雑巾であり、手首の挿入孔から両手を入れ、指をそれぞれの定位置に挿入し、軍手と同様の形で装着することができる。
本考案の手袋型雑巾を使用すれば、手に持つことができる置物やフィギュアなどを拭く場合は、利き手でない方の手でしっかりと保持し、利き手の手のひらでその全体を撫ぜる。凹部や溝などの汚れは指先を使って拭き取る。より細かい部分には手袋の裏表の縫合の縫い目を利用して、さらに繊細に拭き取る。その際、手指の感覚を利用して、力の入れ具合を対象物の形状や材質により自在にコントロールすることができる。
手に持つことができない大型のものを拭く場合には、置いたまま、両手を使って、全体から細部にわたって同様に拭き上げることができる。
本考案の手袋型雑巾は、油分を嫌うあらゆるものにも適用できる。
オーディオなどの電化製品においては、つまみやスイッチなどは利き手の人差し指と親指で実際につまんだまま指を動かして拭き上げ、その全体は手のひらや指先を使って拭き上げる。電話機はその本体だけでなく、受話器やその置き場所、ファックスのトレーの隙間、パソコンのキーボードのキーやボタンの隙間などは、手のひら全体だけでなく、指先で挟んだりなぞったりして拭くことができる。額の装飾枠や障子の桟の場合も破損の恐れがなく、力の入れ具合や指の動きを微調整することで、安全にホコリを拭き取ることができる。さらに、化学薬品を避けたい白木や布製のものなどに対しても同様である。
本考案の手袋型雑巾であれば、汚れた場合には左右の手袋を入れ替えて、まだ使っていない甲側の面で新たに拭き掃除をすることができる。手のひら側も甲側も汚れた場合、水道の流水やバケツの水で、本考案の手袋型雑巾を両手に装着したまま左右を互いにこすり合わせ、指の間まできれいに汚れを洗い落とす。洗剤を付けて洗うこともできる。左右互いの手を絞るようにして水分を落とし、天日に干す。乾いたらまた使用できる。
本考案の手袋型雑巾は水洗いに耐えるものであるため、湿らせて水拭きすることも可能であるので、さらに使用対象が広範囲である。
本考案の手袋型雑巾は、市販されている極細繊維の布を5本指の手袋状に縫製されて作られる。素材はポリエステル、ナイロン、アクリルなどのいずれでもよい。
本考案の手袋型雑巾を使用すれば、ありとあらゆるものに対して、手指の感覚で繊細に力加減と動きを調整しつつ、拭き掃除をすることができる。溝や凹状の箇所などホコリが残りがちな部分も隅々まで拭くことができる。また、雑巾がずれたり脱落したりする恐れも無く、置物などをしっかり保持しながら拭くので、置物を転倒させて壊す危険も無い。手指がまさに拭き掃除の道具と化すことができる。従来の方法で同じ効果を得るためには、細心の注意と相当な時間を必要としたが、ありとあらゆるものを、時間をかけずに安全に美しく清拭、維持することができる。さらに、洗って繰り返し使用できるので、経済面でも大変優れている。
本考案の一実施形態である手袋型雑巾を模式的に示す図である。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の一実施形態である手袋型雑巾1を模式的に示す図である。2枚の極細繊維布を裁断し、軍手型に縫製されて作られる。右手と左手を交換して使用するため、表地と裏地、左右の形状はそれぞれ対称である。洗剤なしで汚れを落とすことができる極細繊維の生地であるため、手肌に直接当たる裏全体に、肌を守るポリエチレンなどで薄い裏地のコーディング4を施していてもよい。
本考案を使用するときは、水拭き可能なものを拭く場合には、あらかじめ水で濡らし絞っておく。から拭き、水拭きのいずれの場合にも、挿入孔2から手を挿入し、通常の手袋と同様に装着する。両手の5本指をそれぞれ定位置に収納すると、片方の手で対象物を支え、もう片方の手で、その対象物を撫ぜるように拭く。凸凹のある部分や細かい部分は指先を使う。広い面積のドア、棚、ソファなどは手のひらで撫ぜるだけでよい。また、棚と壁との接合面など隅の直角の部分は、指先の縫合の縫い目3の先端を使う。額や鏡などの装飾部分など細い箇所は親指と人差し指で軽く挟むことで細かい凹凸まで雑巾の生地を到達させることができ、そのまま指を滑らせることにより長いものでも素早く拭き終えることができる。また、壊れる恐れのない強いものから壊れやすい素材のものまで、力加減を必要に応じて微調整する。化学薬品の油膜を嫌うオーディオやパソコン、ガラス製品、白木、布地にも同様に使用する。
使用場所は、趣味のフィギュアやプラモデルなどの手入れから、家庭内のあらゆるもの、また、店舗のショーケースの商品の管理、さらにオフィス、学校、研究室、病院などにおいても、あらゆる拭き掃除に使用できる。
1 手袋型雑巾
2 挿入孔
3 縫合の縫い目
4 裏地のコーティング

Claims (1)

  1. 極細繊維の布を5本指の手袋状に縫製されてなることを特徴とする手袋型拭き掃除雑巾。
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