JP3212830U - 熱風式ジョイントヒーター - Google Patents

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【課題】掻き解し位置と掻き解し直後のアスファルトに、転圧時等の後工程に必要な熱量を付与することにより路面補修を迅速に行うことのできる熱風式ジョイントヒーターを提供する。【解決手段】路面に指向させた複数の熱風噴出孔が設けられたフロント熱風発生装置1と、熱風発生装置からの熱風を送気する熱風ダクト15が連通されると共に、路面に指向させた複数の熱風噴出孔17が設けられたパイプ状のサイドヒーター11とからなり、自走式の車両に取り付けられる。フロント熱風発生装置の燃焼筒3内にガスバーナー2のノズルを収容すると共に、送気ブロワ4を連通する。サイドヒーターのバーナー取付ブラケット13の上方から熱風ダクトを挿入すると共に、その下端左右方向に複数の熱風噴出孔が穿孔された熱風噴出パイプ14を連結する。【選択図】図1

Description

本考案は、アスファルト合材の路面上への敷き均し作業に使用される熱風式ジョイントヒーターに関するものである。
アスファルト舗装の表層・基層は適切な温度管理および品質管理のもとで製造されたアスファルト合材を用いて形成される。このアスファルト合材の加熱敷き均し工法には、人力施工と機械施工があり、工事規模や工種に応じて採択されるが、現在ではほとんど機械施工されており、アスファルトフィニッシャーという専用の機械が使用される。
一般的なアスファルト層の施工は、ダンプトラックで運搬されたアスファルト合材をアスファルトフィニッシャーに供給し、所定の仕上がり幅、厚さが得られるように敷き均す。敷き均し時のアスファルト合材の温度は概ね110℃を下回らないようにし、平坦性を確保するためにアスファルトフィニッシャーをできるだけ一定速度で連続運転する必要がある。
また、基層のアスファルト混合物の上に表層のアスファルト混合物を施工する場合、層同士の付着を良好にするために、タックコートと呼ばれる乳剤を散布する。
アスファルトフィニッシャーは自走式の機械で、アスファルト混合物を貯留するホッパーと、原動機及び走行装置を有するトラクタ部、アスファルト混合物を敷き均すスクリードから成っている。そして、アスファルト混合物をホッパーに貯め、ホッパー底部にあるバーフィーダーで後方のスクリード手前まで送り、スクリューで混合物を左右に広げ、スクリードによって敷き均す。その際、スクリードの角度を変化させてアスファルト混合物の敷き均し厚さを調整すると共に、スクリードの幅を左右に伸縮させて敷き均し幅(幅員)を調整する。アスファルト路面を補修するためには、路面加熱ヒーターにより路面を予め加熱して軟化させ、路面を掻き解し、転圧作業等を行う。
例えば、特許文献1には、既設の1車線目のアスファルト舗装の継ぎ目となる端部を加熱しながら、2車線目のアスファルト舗装となるアスファルト合材を敷き均す際に、マグネトロンを備えた継ぎ目加熱装置により、アスファルト端部にマイクロ波を照射して、この端部温度を適正な温度に加熱した後、アスファルト合材を敷き均すようにした方法が提案されている。
また、アスファルト合材を、未舗装の路盤、アスファルト舗装体やその切削面、コンクリート舗装面等の下層路面の上に敷き均す装置として、走行車両に、アスファルト合材を収容するホッパーと、アスファルト合材の送り出し装置と、乳剤のスプレーノズルと、スクリード設けられ、乳剤をスプレーノズルで下層路面上に散布しながら、ホッパーからアスファルト合材を送出してスクリードで敷き均すものが知られている(特許文献2参照。)。また、凍結した路床・路盤を融解させるためのロードヒーターであって、移動自在な作業機に横架され軸支された転動ローラーと、このローラーの周囲に穿設され内部空間から外部に熱風を吹き出すための孔と、ローラーの内部空間に向けて配設された加熱装置と、ローラーの転動面における下部を除く周囲に所要の間隙を置いて巻かれている断熱用のカバーとで構成される舗装工事用ロードヒーター(特許文献3参照。)。
特許文献1に開示された敷き均し機械によれば、乳剤の専用散布車であるアスファルトディストリビュータを使用せずに、総合的に安価にアスファルト舗装をすることができる。
ところが、上記従来のアスファルト合材の敷き均し機械は、乳剤のスプレーノズルと、該ノズルに乳剤を圧送するポンプや乳剤タンク等の付属機器しか備えておらず、散布した乳剤の分解速度が外気温や風などの影響を受け、結果的に乳剤の接着力を左右されるという問題点がある。
特開2004−143826号公報 特開平4−203006号公報 特開2016−75043号公報
また、上記従来加熱装置では、路面の深部まで十分に加熱されず、しかも掻き解されたアスファルトは直ちに冷却されて、後工程の転圧時には温度不足になるという欠点を有していた。この欠点を解決するためには、路面を十分加熱する必要があるが、その加熱作業のため補修作業が遅延するという別の課題が生じていた。
現在、アスファルトジョイント部施工の際、アスファルトフィニッシャーサイド部へ取り付けた直火型のジョイントヒーター、ハンドルバーナーを使用した施工が主流である。このため、合材ダンプトラック待ち、手引き作業中に合材が固化し、とくに冬季は作業効率が低下する。また、路面ジョイント部の結合が悪いため、舗装作業が終了した直後からひび割れ等の瑕疵が出てくる。
直火型ジョイントヒーターは、アスファルトフィニッシャーサイドに取り付けているが、ヒーターの重量が重く、着脱作業に手間と時間がかかり作業者は多大な労力を要する。また、ハンドバーナーは、アスファルト舗装表面に火炎が当たるため、舗装表面の変色が発生する。さらに、フィニッシャーへの取り付け箇所によっては、振動等でハンドバーナーが動き、作業者の衣服への燃え移りなど、安全性に問題がある。また、火力が弱いためジョイント部が結合し難い。
そこで、路面の掻き解し装置の直後に加熱装置を設ける方式もあるが、設備費が嵩むうえ、十分な加熱温度が得られないという問題がある。
本考案はこれら従来の課題に鑑みなされたものであり、掻き解しに必要な熱量を掻き解し位置と掻き解し直後のアスファルトに、転圧時等の後工程に必要な熱量を付与することにより路面補修を迅速に行うことのできる熱風式ジョイントヒーターを提供することを目的とする。
このため本考案の熱風式ジョイントヒーターは、ガスバーナー及び送気ブロアーを含む熱風発生装置を備えると共に、路面に指向させた複数の熱風噴出孔が設けられたフロントヒーターと、前記熱風発生装置からの熱風を送気する熱風ダクトが連通されると共に、路面に指向させた複数の熱風噴出孔が設けられたパイプ状のサイドヒーターとからなり、自走式の車両に取り付けられることを第1の特徴とする。また、自走式の車両がアスファルトフィニッシャーであることを第2の特徴とする。
本考案の熱風式ジョイントヒーターは、以上のように構成したので、以下のような優れた効果を有する。
(1)冷たいアスファルトと温かいアスファルトが混ざり合わないために結合が困難であるが、熱することにより、冷たいアスファルトと温かいアスファルトが混ざり合い結合し易くなりアスファルト舗装の繋ぎ目ジョイント部のひび割れを防ぐことができる。
(2)合材の搬送ダンプ待機時間や手引き作業時間中も合材を熱風で一定温度に温めているため、合材が固化しない。したがって、レーキ作業等の作業時間の短縮にも繋がる。
(3)直火でなくブロアーを使用して熱風を均一に送るため、アスファルト表面の変色が発生しない。
(4)直火ではないため、作業者の衣服等に燃え移ることがないので、安全性が高い。軽量でコンパクトな構成なので、分解、着脱等の作業も1人作業で5分程度の時間でできる。
(5)外気温が低かったり、風が強いような場合でも、それらの悪影響を受けることなく、舗装を良好に行うことができる。
(6)下層路面が乳剤の散布前に加熱させることができるばかりでなく、雨水等の水分で湿っているような場合でも加熱によって水分が除去されるので、舗装が一層良好になる。
本考案に係る熱風式ジョイントヒーターをアスファルトフィニッシャーの取り付けた状態を示す正面斜視図である。 本考案に係る熱風式ジョイントヒーターをアスファルトフィニッシャーの取り付けた状態を示す側面斜視図である。 本考案に係る熱風式ジョイントヒーターの熱風加熱装置(フロントヒーター)を示す(a)は正面図、(b)は側面図である。 図2(a)の底面図である。 サイドヒーターを模式的に示す構成図である。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案の実施の形態を説明する。
図1乃至図4に本考案に係る熱風式ジョイントヒーターの一実施例を示す。
本考案はアスファルトフィニッシャー等の自走式の車両に取り付けて使用するものである。アスファルトフィニッシャーは、例えば、自走式の走行車両に、アスファルト合材を収容するホッパーと、アスファルト合材の送り出し装置と、乳剤(アスファルト)のスプレーノズルと、スクリードが設けられ、乳剤をスプレーノズルで未舗装の路盤上に散布しながら、ホッパーからアスファルト合材を送り出し装置で路盤の散布乳剤の上に送り出してスクリードで敷き均す。
図1及び図2は、本考案に係る熱風式ジョイントヒーターの外観を表す斜視図で、概ね、ガスバーナー2を含む熱風発生装置1とからなるフロントヒーター3と、熱風発生装置1からの熱風を送気する熱風ダクト15が連通されたパイプ状のサイドヒーター11とから構成されている。
図2乃至図4に示すように、熱風発生装置1は、燃焼筒3内にガスバーナー2のノズルが収容されると共に、送気ブロワ4が連通されている。そして、熱風の温度を検知して、ガスバーナー2の燃焼量を制御して熱風温度を所定温度とする温度制御装置(図示せず)とからなる。
図3乃至図4に示すように、燃焼筒3はブロアーカバー5と共に定盤6上に載置して取り付けられ、その下方に設けられた熱風噴出スカート函7に熱風を送風する。熱風噴出スカート函7の底板8には複数の熱風噴出孔9並びに熱風噴出口10が形成され、掻き解し直後のアスファルト路面を加熱する。
図5に示すように、サイドヒーター11は、バーナー取付ブラケット13の上方から熱風ダクト15に接続されたサイドガスバーナー12を挿入し、バーナー位置固定ボルト12aで所望の位置に固定すると共に、その下端左右方向に路面に指向された複数の熱風噴出孔17が穿孔された熱風噴出パイプ14を連結して構成され、熱風ダクト15に取付けられた二方コック16により熱風噴出量を調整できるようにされている。
以上のように構成された本実施例に係る熱風ジョイントヒーター(燃料はプロパンガス:プロパン圧力0.15MPa、フロント熱風吹き出し温度:230℃、サイドヒーター熱風吹き出し温度:160℃―180℃。フロントヒーターによる熱風吹き出し(230℃)で乳剤を乾燥させる。
このように、サイドヒーター11の熱風(160℃〜180℃)吹き出しで合材を軟らかくすることにより、レーキ作業の効率を上げ、舗装ジョイント仕上げ面の向上を図る。舗装作業中、合材待ち中、フィニッシャー停止中でも合材冷えも無く、再スタート時も合材が軟らかい状態を保持できる。直火ではないため合材の変色も発生しない。
尚、熱風温度は、アスファルトの劣化を防止するため、約250℃〜300℃が適当である。また、外気温、アスファルトの状態によっては、フロントヒーター1及びサイドヒーター11の双方を使用することなく、いずれか一方だけ使用してもよい。
以上のように、本考案によれば、アスファルトのジョイント部を常に加熱できる。また、加熱面積が広いことで十分軟化する。したがって、補修速度の高速化を図ることができ、また、冬期においても前方にフロントヒーターを取り付けることで省力化を図ることができる。また、低気温や風が強いときも乳剤は冷やされることなく路盤とアスファルト合材に良好に浸透して両者を一体に結合することなく所望の品質を保って舗装することができる。
1 熱風加熱装置(フロントヒーター)
2 フロントガスバーナー
3 燃焼筒
3aガス噴出ノズル
4 ブロアー
5 ブロアーカバー
6 定盤
7 熱風噴出スカート函
8 スカート函の底板
9 熱風噴出孔
10熱風噴出口
11サイドヒーター
12サイドガスバーナー
12aバーナー位置調整ボルト
13バーナー取付ブラケット
14熱風噴出パイプ
15熱風ダクト
16二方コック
17熱風噴出孔

Claims (2)

  1. ガスバーナー及び送気ブロアーを含む熱風発生装置を備えると共に、路面に指向させた複数の熱風噴出孔が設けられたフロントヒーターと、前記熱風発生装置からの熱風を送気する熱風ダクトが連通されると共に、路面に指向させた複数の熱風噴出孔が設けられたパイプ状のサイドヒーターとからなり、自走式の車両に取り付けられることを特徴とする熱風式ジョイントヒーター。
  2. 自走式の車両がアスファルトフィニッシャーであることを特徴とする請求項1記載の熱風式ジョイントヒーター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108457162A (zh) * 2018-05-14 2018-08-28 长沙学院 一种沥青路面裂缝热修补装置及方法
WO2023127916A1 (ja) * 2021-12-28 2023-07-06 建機メンテナンス株式会社 熱風式ジョイントヒーターの制御方法

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