JP3212439U - 回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具 - Google Patents

Abstract

【課題】回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具を提供する。【解決手段】回転と揺動が可能な固定支持金具は、ベース部材、可動支持金具部材と遷移接続ボルトを含み、ベース部材は、左側固定部材２、右側固定部材３と遷移接続部材４を含み、可動支持金具部材は、上部係止具７、下部係止具８と導通部材９を含む。該固定支持金具はアルミニウム製のベース部材と可動支持金具部材を用いて軽量化を図り、鋼製の導通部材を介して太陽電池パネルの確実な接地を実現し、最終的に、遷移接続ボルトを介してベース部材と可動支持金具部材を接続し、可動支持金具部材を介して様々な形状の屋上における太陽電池パネルの確実且つ簡単な取付けを実現し、全体の固定支持金具の機能を実現する。【選択図】図１

Description

本考案は、回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具に関し、特に、屋上の太陽電池パネルを固着させるのに用いられる支持金具に関する。

我国の経済と技術の発展に伴い、再生可能なエネルギーの利用は日々普及しており、太陽エネルギーは現在広く利用されるようになってきている。従来技術における太陽エネルギーの利用は太陽電池パネルを介して太陽エネルギーを収集することで実現されている。しかし、従来技術における太陽電池パネルを固定するのに用いられる固定支持金具は、構造が固定され、機能が単一で、揺動や回転ができないため、様々な形状の屋上にうまく対応できず、現在の太陽電池パネルの発展と需要に適合できていない。

本考案が解決しようとする技術的課題は、従来技術における太陽電池パネルを固定するのに用いられる固定支持金具の構造が固定され、機能が単一で、揺動や回転ができないため、様々な形状の屋上にうまく対応できないという問題である。

本考案の目的は、構造がシンプルである固定支持金具を提供することである。本考案は、現在の太陽電池パネルの発展と需要に適合するために、アルミニウム製のベース部材と可動支持金具部材を用いて軽量化を図り、鋼製の導通部材を介して太陽電池パネルの確実な接地を実現し、最終的に、遷移接続ボルトを介してベース部材と可動支持金具部材を接続し、可動支持金具部材を介して太陽電池パネルの確実な取付けを実現し、全体の固定支持金具の機能を実現する。
上記技術的課題を解決するために、本考案に用いた技術的解決手段は以下のとおりである。

回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具であって、ベース部材及び遷移接続ボルトを介してベース部材の上方に垂直に設置されている可動支持金具部材を含み、

ベース部材は、左側固定部材、右側固定部材及び遷移接続部材を含む。左側固定部材と右側固定部材は相互に嵌合するように設置され、左側固定部材と右側固定部材にはいずれも相互に嵌合して該支持金具を固着させるための溝が設置される。左側固定部材の頂部には遷移接続部材に係合する係止突部が垂直に突出して設置され、係止突部には右側固定部材に係合する係止溝が設けられる。右側固定部材の頂部には係止溝に嵌合する斜めの係止突部が設けられ、遷移接続ボルトは左側固定部材の頂部に垂直に設置され、遷移接続部材を遷移接続ボルトが貫通して係止突部に係合することによって、遷移接続部材、左側固定部材と右側固定部材は一体に係合され、

可動支持金具部材は、上部係止具、下部係止具及び導通部材を含む。下部係止具は遷移接続ボルトに取り付けられ、且つ遷移接続部材の外周に嵌設され、下部係止具の両端には太陽電池を支持するのに用いられる支持面が突出するように設置される。支持面には導通部材を取り付けるのに用いられる嵌挿溝が設置され、上部係止具は遷移接続ボルトに取り付けられ、上部係止具の両端には下部係止具における支持面に対応する折曲げ部が突出するように設置される。折曲げ部における支持面に対応する面は平面である。折曲げ部と支持面との間は太陽電池パネルの取付けスペースを形成し、且つ太陽電池パネルは遷移接続ボルトを介して太陽電池パネルの取付けスペース内にクランプして固着される。導通部材は支持面における嵌挿溝内に嵌挿され、導通部材には導電突起が突出するように設置され、且つ導電突起は、導通部材が嵌挿溝内に嵌挿される時に太陽電池パネルの枠を穿通して太陽電池パネルの枠と緊密に接触する。

上記技術的解決手段の更なる改善点として、左側固定部材、右側固定部材、上部係止具及び下部係止具はアルミニウム材で製造され、導通部材は鋼材で製造される。左側固定部材、右側固定部材、上部係止具及び下部係止具をアルミニウム材で製造することにより、該固定支持金具の全体的な軽量化を図る。鋼材で導通部材を製造することにより太陽電池パネルの接地を実現する。

上記技術的解決手段の更なる改善点として、導電突起はくさび形である。本考案の技術的解決手段は、くさび形の導電突起を用いることによって、嵌挿溝内に便利に嵌挿できると共に、太陽電池パネルの取付けスペース内に取り付けられる太陽電池パネルの枠とよりよく接触することもでき、太陽電池パネルの接地を効果的に実現する。
上記技術的解決手段の更なる改善点として、導通部材の露出端にはストッパー突起が設置される。

上記技術的解決手段の更なる改善点として、遷移接続ボルトは六角ボルトであり、且つボルトの頭部は埋め込まれるように左側固定部材の水平フランジ部に固定される。

上記技術的解決手段の更なる改善点として、下部係止具における支持面と直交する面には摩擦リブが突出するように設置され、摩擦リブは均一且つ対称に設置されている。本考案の技術的解決手段における摩擦リブは、太陽電池パネルを固定する時の摩擦力を効果的に向上させることで太陽電池パネルをより強固に固定することができると共に、摩擦リブの設計により下部係止具の剛性を効果的に向上させることもできる。

本考案は、従来技術に比べ、以下のような効果が期待できる。

本考案の回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具は、アルミニウム製のベース部材と可動支持金具部材を用いて軽量化を図り、鋼製の導通部材を介して太陽電池パネルの接地を実現し、最終的に、遷移接続ボルトを介してベース部材と可動支持金具部材を接続し、可動支持金具部材を介して太陽電池パネルの様々な形状の屋上における確実な取付けを実現し、全体の固定支持金具の機能を実現する。

本考案の回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具は、本体の全体構造がシンプルで、左側固定部材と右側固定部材が嵌合して対称に設置された構造の形態を用いて該固定支持金具の固着を迅速に実現し、該固定支持金具は、従来の固定支持金具の構造が固定され、機能が単一で、揺動や回転ができないため、様々な形状の屋上にうまく対応できないという問題を解決し、現在の太陽電池パネルの発展と需要に適合させる。

本実施例の立体構成図である。 図１の分解図である。

以下、本考案の技術的解決手段を詳細に説明するが、本考案の保護範囲は下記実施例に限定されない。
本考案の内容を更に明確且つ分かりやすくするために、以下は図面１〜２と合わせて実施形態を詳細に説明する。

本考案の目的、技術的解決手段及び利点を更に明確にするために、以下は図面及び実施例を合わせて、本考案を詳細に説明する。理解すべきことは、ここで記述された実施例は本考案を説明するものに過ぎず、本考案を限定するものではない。
実施例：

図１は、本実施例に係る回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具の立体構造図である。回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具はベース部材及び可動支持金具部材を含み、可動支持金具部材はベース部材の上方に垂直に設置されて遷移接続ボルト１を介して接続される。本実施例に係る遷移接続ボルト１として用いたものは従来技術における六角ボルトである。

ベース部材は、左側固定部材２、右側固定部材３及び遷移接続部材４を含む。本実施例に係る左側固定部材、右側固定部材及び遷移接続部材４はいずれもアルミニウム材で製造される。左側固定部材２と右側固定部材３は相互に嵌合設置され、左側固定部材２と右側固定部材３にはいずれも相互に嵌合して該支持金具を固着させるための溝５が設置され、該溝５を介して本実施例に係る固定支持金具を屋上に固定し、該溝５の形状は固定位置の部品に基づいて設計できる。左側固定部材の頂部には遷移接続部材に係合する係止突部６が垂直に突出して設置され、遷移接続ボルト１は左側固定部材２の頂部の係止突部６に垂直に設置され、本実施例に係る遷移接続ボルト１として用いたものは従来技術における六角ボルトであり、該六角ボルトの頭部は埋め込まれるように左側固定部材２の係止突部６に固定される。係止突部６には右側固定部材３に係合する係止溝１７が設けられる。右側固定部材３の頂部には係止溝１７に嵌合する斜めの係止突部１８が設けられるが、該係止溝１７と斜めの係止突部１８の設計の目的は、左側固定部材と右側固定部材との嵌合精度をより高くすることで、本実施例に係る固定支持金具の固着を実現することにある。遷移接続ボルト１は左側固定部材２の頂部の係止突部６に垂直設置され、且つ遷移接続部材４が遷移接続ボルト１を貫通して係止突部６に係合することによって、遷移接続部材４、左側固定部材２と右側固定部材３は一体に係合される。本実施例に係る遷移接続部材４と左側固定部材２、右側固定部材３との接続は係止突部６が遷移接続部材４に設置された係止開口内に係合することで実現されており、このような構造の設計は取付け位置の高い現場での使用に適し、係止突部６の高さは現場のニーズに基づいて設計できる。図２に示すとおりである。

可動支持金具部材は、上部係止具７、下部係止具８及び導通部材９を含む。上部係止具７と下部係止具８はアルミニウム材で製造され、導通部材９は鋼材で製造される。下部係止具８は遷移接続ボルト１に取り付けられ、且つ遷移接続部材４の外周に嵌設され、下部係止具８の両端には太陽電池を支持するのに用いられる支持面１０が突出するように設置される。支持面１０には導通部材９を取り付けるのに用いられる嵌挿溝１１が設置される。下部係止具８における支持面と直交する面には複数の摩擦リブ１５が突出するように設置され、摩擦リブ１５は均一且つ対称に設置される。上部係止具７は遷移接続ボルト１に取り付けられ、上部係止具７の両端には下部係止具における支持面に対応する折曲げ部１２が突出するように設置される。折曲げ部１２における支持面１０に対応する面は平面である。折曲げ部と支持面との間は太陽電池パネルの取付けスペース１３を形成し、且つ太陽電池パネルは遷移接続ボルト１を介して太陽電池パネルの取付けスペース１３内にクランプして固着される。導通部材９は支持面１０における嵌挿溝１１内に嵌挿され、導通部材９には導電突起１４が突出するように設置され、且つ導電突起は、導通部材が嵌挿溝内に嵌挿される時に太陽電池パネルと緊密に接触する。本実施例に係る導電突起１４はくさび形である。導通部材９の露出した外端にはストッパー突起１６が設置され、ストッパー突起１６を設置することにより導通部材９の嵌挿深さを制限すると共に操作者が手に持つのにも都合がよい。図２に示すとおりである。
本考案に説明されていない部分は、いずれも従来技術と同じか、又は従来技術を用いて実現される。

前記のように、所定の好ましい実施例を参照して既に本考案を開示及び記述したが、それらは本考案を限定するものではない。その形式及び細かな各種の変更は添付した特許請求の範囲が定義する本考案の精神及び範囲を逸脱しない。

１ 遷移接続ボルト
２ 左側固定部材
３ 右側固定部材
４ 遷移接続部材
５ 溝
６ 係止突部
７ 上部係止具
８ 下部係止具
９ 導通部材
１０ 支持面
１１ 嵌挿溝
１２ 折曲げ部
１３ 太陽電池パネルの取付けスペース
１４ 導電突起
１５ 摩擦リブ
１６ ストッパー突起
１７ 係止溝
１８ 斜めの係止突部

Claims (6)

1. 回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具であって、ベース部材及び遷移接続ボルトを介して該ベース部材の上方に垂直に設置される可動支持金具部材を含み、
   前記ベース部材は、左側固定部材、右側固定部材と遷移接続部材を含み、該左側固定部材と該右側固定部材は相互に嵌合するように設置され、該左側固定部材と該右側固定部材にはいずれも相互に嵌合して該支持金具を固着させるための溝が設置され、該左側固定部材の頂部には外遷移接続部材に係合する係止突部が垂直に突出して設置され、該係止突部には外右側固定部材に係合する係止溝が設けられ、該右側固定部材の頂部には該係止溝に嵌合する斜めの係止突部が設けられ、前記遷移接続ボルトは該左側固定部材の頂部に垂直に設置され、該遷移接続部材を該遷移接続ボルトが貫通して該係止突部に係合することによって、該遷移接続部材、該左側固定部材と該右側固定部材は一体に係合され、
   前記可動支持金具部材は、上部係止具、下部係止具及び導通部材を含み、該下部係止具は前記遷移接続ボルトに取り付けられ、且つ前記遷移接続部材の外周に嵌設され、該下部係止具の両端には太陽電池を支持するのに用いられる支持面が突出するように設置され、該支持面には該導通部材を取り付けるのに用いられる嵌挿溝が設置され、該上部係止具は該遷移接続ボルトに取り付けられ、該上部係止具の両端には該下部係止具における該支持面に対応する折曲げ部が突出するように設置され、該折曲げ部における該支持面に対応する面は平面であり、該折曲げ部と該支持面との間は太陽電池パネルの取付けスペースを形成し、且つ太陽電池パネルの固着は該遷移接続ボルトを介して太陽電池パネルの該取付けスペース内にクランプされることで実現されており、該導通部材は支持面における嵌挿溝内に嵌挿され、該導通部材には導電突起が突出するように設置され、該導電突起は太陽電池パネルの枠を穿通して太陽電池パネルの枠と緊密に接触することを特徴とする回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具。
2. 前記左側固定部材、前記右側固定部材、前記上部係止具及び前記下部係止具はアルミニウム材で製造され、前記導通部材は鋼材で製造されることを特徴とする請求項１に記載の回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具。
3. 前記導電突起はくさび形であることを特徴とする請求項１に記載の回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具。
4. 前記導通部材の露出した外端にはストッパー突起が設置されることを特徴とする請求項１に記載の回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具。
5. 前記遷移接続ボルトは六角ボルトであり、且つボルトの頭部は埋め込まれるように前記左側固定部材の水平フランジ部に固定されることを特徴とする請求項１に記載の回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具。
6. 前記下部係止具における支持面と直交する面には摩擦リブが突出するように設置され、該摩擦リブは均一且つ対称に設置されていることを特徴とする請求項１に記載の回転と揺動が可能な太陽電池パネルの固定用支持金具。

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