JP3212366U - 環境検出システム及び検出機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】環境検出システム及び検出機器を提供する。【解決手段】本考案に係る検出機器100は、検出カートリッジ1及び検出装置2を含む。検出カートリッジは、倉庫における複数の一時保存フレーム201のうちの1つ又は充電フレーム202に設けられる。検出装置は、検出カートリッジ内に取り付けられると共に給電モジュール21、検出モジュール22、及び無線通信モジュール23を含む。無線通信モジュールは、ワイヤレスで制御機器400に電気的に接続される。検出機器は、制御機器の無線制御によって検出モード又は充電モードとなる。検出機器が検出モードである場合、検出カートリッジは、検出モジュールが環境検出を行うように、複数の一時保存フレームのうちの1つに位置する。検出機器が充電モードである場合、検出カートリッジは、給電モジュールに充電を行うように、充電フレームに進入する。【選択図】図3
Description
本考案は、検出システムに関し、特に倉庫に適用される環境検出システム及び検出機器に関する。
既存の検出機器は、倉庫(例えば、パネル工場の2つのステーションの間で資材を運搬し一時保存するための倉庫)において、倉庫内の一時保存資材が汚染されにくい環境に置かれることを確保するように、自動的に環境検出作業を行うことができる。しかしながら、既存の検出機器では、電池の電力が不足している場合、手動で既存の検出機器にたいして充電を行う必要があり、このことが既存の検出機器の作動停止時間を引き伸ばし、ひいては人員が出入りすることによって倉庫内の環境に不要な汚染が生じる問題があった。
そこで、本考案者は、上述した欠点が改善可能であると考え、鋭意研究を行い、学理を合わせて運用した結果、構成が合理的で上述した欠点を効果的に改善できる手段として本考案を得るに至った。
本考案は、既存の検出機器における欠点を改善することができる環境検出システム及び検出機器を提供することを課題とする。
本考案に係る環境検出システムは、
複数の一時保存フレームと、充電フレームと、充電フレーム内に取り付けられた充電モジュールと、を含む倉庫と、
搬送機器と、
搬送機器によって運送されることで充電フレーム又は任意の前記一時保存フレームに進入する検出カートリッジと、検出カートリッジ内に取り付けられた検出装置と、を含み、倉庫内に位置する検出機器であって、検出装置が、検出機器に作動時の電力を提供する給電モジュールと、検出カートリッジが所在する位置の環境検出を行う検出モジュールと、無線通信モジュールと、を含む検出機器と、
ワイヤレスで無線通信モジュールに電気的に接続されると共に、検出機器が検出モード及び充電モードのうちの1つとなるように、制御信号を無線通信モジュールに発する制御機器と、
を含み、
検出機器が検出モードである場合、検出モジュールが環境検出を行うように、検出カートリッジが搬送機器によって複数の一時保存フレームのうちの1つにランダムに進入し、
検出機器が充電モードである場合、充電モジュールが給電モジュールに対して充電を行うように、検出カートリッジが搬送機器によって充電フレームに進入する。
複数の一時保存フレームと、充電フレームと、充電フレーム内に取り付けられた充電モジュールと、を含む倉庫と、
搬送機器と、
搬送機器によって運送されることで充電フレーム又は任意の前記一時保存フレームに進入する検出カートリッジと、検出カートリッジ内に取り付けられた検出装置と、を含み、倉庫内に位置する検出機器であって、検出装置が、検出機器に作動時の電力を提供する給電モジュールと、検出カートリッジが所在する位置の環境検出を行う検出モジュールと、無線通信モジュールと、を含む検出機器と、
ワイヤレスで無線通信モジュールに電気的に接続されると共に、検出機器が検出モード及び充電モードのうちの1つとなるように、制御信号を無線通信モジュールに発する制御機器と、
を含み、
検出機器が検出モードである場合、検出モジュールが環境検出を行うように、検出カートリッジが搬送機器によって複数の一時保存フレームのうちの1つにランダムに進入し、
検出機器が充電モードである場合、充電モジュールが給電モジュールに対して充電を行うように、検出カートリッジが搬送機器によって充電フレームに進入する。
本考案に係る検出機器は、倉庫内に移動可能に設けられる検出機器であって、
倉庫における複数の一時保存フレームのうちの1つ又は倉庫における充電フレームに設けられる検出カートリッジと、
検出機器に作動時の電力を提供する給電モジュールと、清浄度検出器、風速風量検出器、振動検出器、及び有機化合物検出器の少なくともいずれか1つを含むと共に、検出カートリッジが所在する位置の環境検出を行うのに用いられる検出モジュールと、ワイヤレスで制御機器に電気的に接続される無線通信モジュールと、を含み、検出カートリッジ内に取り付けられる検出装置と、
を含み、
制御機器の無線制御によって検出モード及び充電モードのうちの1つとなり、
検出モードである場合、検出モジュールが環境検出を行うように、検出カートリッジが複数の一時保存フレームのうちの1つに位置し、
充電モードである場合、給電モジュールに充電を行うように、検出カートリッジが充電フレームに進入する。
倉庫における複数の一時保存フレームのうちの1つ又は倉庫における充電フレームに設けられる検出カートリッジと、
検出機器に作動時の電力を提供する給電モジュールと、清浄度検出器、風速風量検出器、振動検出器、及び有機化合物検出器の少なくともいずれか1つを含むと共に、検出カートリッジが所在する位置の環境検出を行うのに用いられる検出モジュールと、ワイヤレスで制御機器に電気的に接続される無線通信モジュールと、を含み、検出カートリッジ内に取り付けられる検出装置と、
を含み、
制御機器の無線制御によって検出モード及び充電モードのうちの1つとなり、
検出モードである場合、検出モジュールが環境検出を行うように、検出カートリッジが複数の一時保存フレームのうちの1つに位置し、
充電モードである場合、給電モジュールに充電を行うように、検出カートリッジが充電フレームに進入する。
このように、本考案に係る環境検出システム及び検出機器によれば、検出機器の電力が不足している場合、制御機器を介して即座に検出機器に充電を行うよう命令することができ、これにより、検出機器に充電を行うために人員が来るのを待つ必要がなく、ひいては人員が出入りすることによって倉庫内の環境に不要な汚染が生じることを回避することができる。
本考案の特徴及び技術内容を更に理解できるように、以下、図面を参照しながら本考案を詳しく説明する。但し、これらの説明及び図面は、単に本考案の開示の便宜上用いられるものに過ぎず、本考案の範囲を制限するものではない。
図1乃至図15に本考案の実施例を示す。本実施例に対応する図面に提示された関連する数及び外観は、本考案の内容を理解できるように、本考案の実施形態を具体的に説明するために用いられるにすぎず、本考案の範囲を制限するものではない。
図1乃至図3に示すように、本実施例において、環境検出システム1000は、特にパネル工場に適用される環境検出システム1000であるが、これに限定されない。環境検出システム1000は、倉庫200、搬送機器300、検出機器100、及び制御機器400を含む。検出機器100は、単独で他のシステム又はその他の倉庫に適用されることができ、その適用対象は本実施例の環境検出システム1000に限定されるものではない。
本実施例において、倉庫200は、一時保存資材(例えば、ガラス)を運搬できるように、パネル工場の2つのステーションの間に用いられるが、本考案はこれに限られない。倉庫200は、複数の一時保存フレーム201、構造が任意の一時保存フレーム201と同一である充電フレーム202、及び当該充電フレーム202内に取り付けられた充電モジュール203を含む。一時保存フレーム201は、資材を搭載している搬送カートリッジ(図示せず)を収容するのに用いられ、充電フレーム202は、搬送カートリッジではなく、充電を行う必要のある検出機器100を収容するのに用いられる。
更に、倉庫200は、少なくとも1つの出入口204を有する。充電フレーム202は、出入口204寄りにあると共に、充電フレーム202と出入口204との間は、一時保存フレーム201が1つも設けられていない空きスペース205である。充電モジュール203は、充電フレーム202の出入口204寄りの部位に取り付けられる。
搬送機器300は、例えば無人搬送車(Auto Guided Vehicle)及び対応する軌道である。この搬送機器300の少なくとも一部は倉庫200内に設けられる。搬送機器300は、資材を搭載した搬送カートリッジを任意の一時保存フレーム201内まで運送することができると共に、検出機器100を任意の一時保存フレーム201内又は充電フレーム202内まで運送することができる。即ち、本実施例においては、搬送機器300によって検出機器100を移動させる。
検出機器100は、倉庫200内に位置すると共に、検出カートリッジ1及び当該検出カートリッジ1内に取り付けられた検出装置2を含む。検出カートリッジ1の構造は、上述した搬送カートリッジの構造と略同じであるが、検出カートリッジ1は、資材を搭載するためのものではない。従って、検出カートリッジ1は、搬送機器300によって運送されることで任意の一時保存フレーム201に進入することができ(例えば、図2を参照)又は充電フレーム202に進入することができる(例えば、図3を参照)。
更に、検出装置2が検出カートリッジ1によって各一時保存フレーム201に進入することで、任意の一時保存フレーム201の領域に対して環境検出を行うことができる。検出装置2は、給電モジュール21、検出モジュール22、及び無線通信モジュール23を含む。給電モジュール21は、検出機器100に作動時の電源を提供することができる。検出モジュール22は、検出カートリッジ1が位置する場所の環境検出を行うことができる。無線通信モジュール23は、給電モジュール21の電気量に基づいて電気量信号を発すると共に、検出モジュール22の環境検出結果に基づいて環境信号を発することができる。
制御機器400は、ワイヤレスで検出機器100及び搬送機器300に電気的に接続されると共に、無線通信モジュール23が発した電気量信号及び環境信号を受信することができる。制御機器400は、検出機器100が検出モード及び充電モードのうちの1つとなるように、上述した電気量信号に基づいて制御信号を無線通信モジュール23に発することができる。検出機器100が充電モードである場合、充電モジュール203が給電モジュール21に対して充電を行うように、検出カートリッジ1は搬送機器300によって充電フレーム202に進入する。検出機器100が検出モードである場合、検出モジュール22が環境検出を行うように、検出カートリッジ1は搬送機器300によって複数の一時保存フレーム201のうちの1つにランダムに進入する。
より詳しく述べると、検出機器100が作動中に、給電モジュール21が低電気量状態となった場合、上述した無線通信モジュール23が充電待ちの電気量信号を制御機器400に伝送し、その後、上述した制御機器400が充電信号を検出機器100に送ることで、検出機器100に対し、上述した充電フレーム202内に進入して充電を行う充電モードとなるよう命令することができる。更に、上述した検出機器100における給電モジュール21が充電を完了した後、無線通信モジュール23は、充電完了の電気量信号を制御機器400に伝送し、その後、上述した制御機器400が検出信号を検出機器100に送ることで、検出機器100に対し、一時保存フレーム201にランダムに進入すると共に検出モジュール22を介して環境検出を行う検出モードとなるよう命令することができる。
これにより、検出機器100の電力が不足している場合、制御機器400は検出機器100に対して充電を行うよう即座に命令することができ、これにより、検出機器100に充電を行うために人員が来るのを待つ必要がなく、ひいては人員が出入りすることによって倉庫200内の環境に不要な汚染が生じることを回避することができる。更に、本実施例の充電フレーム202の位置は倉庫200の出入口204寄りにあるため、関連する人員が充電モジュール203又は検出機器100の修理やメンテナンスを行うのに有利である。
また、充電フレーム202の構造は任意の一時保存フレーム201と同一であるため、既存の倉庫内の一時保存フレームを充電フレーム202として選択して使用することができることから、本実施例に係る環境検出システム1000は既存の倉庫に適用するのに有利であり、既存の倉庫のレイアウト設計を変更する必要がない。更に、検出カートリッジ1の構造が搬送カートリッジの構造と略同じであるため、検出装置2は搬送カートリッジと同一の搬送機器300を使用することができることから、本実施例に係る環境検出システム1000は既存の倉庫内の関連機器と融合して利用することができる。
更に言えば、検出機器100の充電フレーム202における充電方式(例えば、給電モジュール21と充電モジュール203との組み合わせ方式)は、接触式充電又は非接触式充電であってよい。本実施例に係る検出機器100の充電フレーム202における充電方式は、非接触式充電を用いて説明する。即ち、検出カートリッジ1が充電フレーム202に進入した場合、充電モジュール203は、給電モジュール21に対して間隔を置いて設けられると共に、給電モジュール21に対して非接触的に充電を行う。以下、上述した非接触式充電に係る構造を例を挙げて説明するが、本考案はこれに限られない。
図4乃至図6に示すように、充電モジュール203は、上述した充電フレーム202に固定された複数の固定ベース2031、当該複数の固定ベース2031にそれぞれ設けられた複数の距離調整部材2032、及び当該複数の距離調整部材2032に取り付けられた複数の送電装置2033を含む。上述した固定ベース2031、距離調整部材2032、及び送電装置2033の数は、必要に応じて調整することができる。例えば、上述した固定ベース2031の数、距離調整部材2032の数、及び送電装置2033の数は、それぞれ1つであってもよい。上述した固定ベース2031は充電フレーム202の内側縁に固定され、距離調整部材2032は上述した送電装置2033の位置を変更するのに用いられる。
図6に示すように、本実施例において、固定ベース2031には、2つの長形の溝口2031aが形成されていると共に、この固定ベース2031内の空間が上述した2つの溝口2031aを介して外部に連通する。距離調整部材2032は、略L字型の構造である。また、距離調整部材2032は、上述した固定ベース2031に回動可能に接続される回動接続部2032a、回動接続部2032aから片側に向けて(例えば、図6における回動接続部2032aの右側に向けて)延在された駆動部2032b、及び回動接続部2032aから反対側に向けて(例えば、図6における回動接続部2032aの上側に向けて)延在されると共に上述した送電装置2033が設けられている取付部2032cを含む。回動接続部2032aは固定ベース2031内に位置し、駆動部2032b及び取付部2032cはそれぞれ上述した2つの溝口2031aを貫通して固定ベース2031の外に位置する。距離調整部材2032は、回動接続部2032aを中心として回動することができるが、但し上述した距離調整部材2032の回動角度は上述した2つの溝口2031aの長さによって制限される(例えば、回動角度は約5度である)。
更に、図7及び図8に示すように、給電モジュール21は、電源取出装置211、当該電源取出装置211に電気的に接続された変換装置212、及び当該変換装置212に電気的に接続された充電電池213を含む。電源取出装置211が受信したエネルギーは、変換装置212によって上述した充電電池213に保存される。充電電池213は、検出機器100に作動時の電力(例えば、検出モジュール22及び無線通信モジュール23が必要とする電力)を提供することができる。
より詳しく述べると、検出機器100が充電フレーム202に進入して充電を行おうとする過程において、検出カートリッジ1は、充電フレーム202内の中継位置(例えば、図9及び図10を参照)と充電位置(例えば、図11及び図12を参照)との間で移動することができる。即ち、検出カートリッジ1は、先ず上述した中継位置に位置するように、水平に充電フレーム202内に進入し、その後、充電位置に位置するように、下向きに充電フレーム202に配置される。
図9及び図10に示すように、検出カートリッジ1が中継位置に位置する時、検出カートリッジ1は距離調整部材2032に接触しておらず(即ち検出カートリッジ1は距離調整部材2032の駆動部2032bの上方に位置する)、送電装置2033は電源取出装置211に対して充電を行っておらず、且つ第1の間隔D1だけ隔てている。図11及び図12に示すように、検出カートリッジ1が充電位置に位置する時、検出カートリッジ1は距離調整部材2032を押圧し(即ち検出カートリッジ1は、距離調整部材2032を回転させて取付部2032cを電源取出装置211に向けて移動させるように、距離調整部材2032の駆動部2032bを押圧し)、これにより送電装置2033が電源取出装置211に向けて移動すると共に、第1の間隔D1よりも小さい第2の間隔D2だけ隔てるようにし、送電装置2033が電源取出装置211に対して充電を行うようにすることができる。本実施例において、上述した第2の間隔D2は、略10mmであるが、これに限定されない。
これにより、検出機器100が充電作業を行っている場合、給電モジュール21の電源取出装置211は充電モジュール203の送電装置2033に接触することがないため、金属同士の高温接触によって微粒子が発生することを回避することができ、ひいては倉庫200内の清浄度を維持することができる。更に、充電モジュール203には距離調整部材2032が設けられているため、検出カートリッジ1が充電フレーム202に進入した場合、送電装置2033との間に大きな間隙を保持することができ、衝突を回避することができる。
上述した検出機器100の検出モジュール22は、倉庫200内の各種環境データ(例えば、清浄度、風速及び風量、振動、又は有機化合物の濃度)を検出するのに用いられる。以下、本実施例の検出モジュール22の効果及び構造について、例を挙げて説明するが、これに制限されない。
図7及び図8に示すように、検出モジュール22は、清浄度検出器221、風速風量検出器222、振動検出器223、温度検出器224、及び有機化合物検出器225を含む。清浄度検出器221は、検出カートリッジ1が所在する位置の清浄度の検出を行うのに用いられる。風速風量検出器222は、検出カートリッジ1が所在する位置の風速風量の検出を行うのに用いられる。振動検出器223は、検出カートリッジ1が所在する位置の振動幅の検出を行うのに用いられる。温度検出器224は、電源取出装置211の充電過程における温度値の検出を行うのに用いられる。有機化合物検出器225は、検出カートリッジ1が所在する位置の揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds、VOC)濃度の検出を行うのに用いられる。また、その他の図示していない実施例において、検出モジュール22は、上述した清浄度検出器221、風速風量検出器222、振動検出器223、温度検出器224、及び有機化合物検出器225の少なくともいずれか1つを含んでもよい。
図13乃至図15に示すように、本実施例の有機化合物検出器225は、ケース2251、当該ケース2251内に設けられる位置移動ユニット2252、当該位置移動ユニット2252に取り付けられる検出ユニット2253、及び上述したケース2251に取り付けられたエアーブローユニット2254を含む。
検出ユニット2253は、位置移動ユニット2252によって、検出作業を行うようにケース2251の外部まで移動することができ(例えば、図14を参照)、又は、エアーブロー作業を行うようにケース2251の内部まで移動することができる(例えば、図15を参照)。上述したエアーブロー作業は、エアーブローユニット2254が検出ユニット2253に向かってエアーブローを行うことで、検出ユニット2253に付着した揮発性有機化合物を除去する。エアーブローユニット2254は、検出ユニット2253に付着した揮発性有機化合物の90%以上を除去することができるが、これに制限されない。更に、好ましくは、検出ユニット2253による任意の2回の検出作業の間に、エアーブロー作業を少なくとも1回行うことによって、検出ユニット2253による検出作業が毎回可能な限り精確となるようにする。
より詳しく述べると、ケース2251は、箱体2251a及び当該箱体2251aの側辺に取り付けられた扉板2251bを有する。好ましくは、当該扉板2251bには、復元素子(例えば、ばね)が設けられている。これにより、扉板2251bは、作用を受けて開いた後、力が消失した場合に自動的に復元することができる。位置移動ユニット2252は、延伸部材2252a及び当該延伸部材2252aに接続された駆動部材2252b(例えば、制御器)を含む。検出ユニット2253は、延伸部材2252aに取り付けられる。延伸部材2252aは、検出ユニット2253が箱体2251aの外に位置するように、駆動部材2252bによって駆動されることで扉板2251bを押し開くことができる。本実施例の延伸部材2252aは、直線伸縮方式で検出ユニット2253を箱体2251aの外に移動させるが、これに限定されない。例えば、図示していない実施例において、延伸部材2252aは、回転方式によって検出ユニット2253を箱体2251aの外に移動させるようにしてもよい。検出ユニット2253は、揮発性有機化合物を吸着させるための検出面2253aを有する。好ましくは、検出面2253aは、エアーブローユニット2254に面している。
エアーブローユニット2254は、例えばファンフィルタユニット(Fan Filter Unit、FFU)である。即ち、エアーブローユニット2254は、ファン2254a及びフィルタ2254bを含む。ファン2254aはケース2251に設けられ、フィルタ2254bはファン2254aに取り付けられると共に外部に露出する。ファン2254aは、有機化合物検出器225の外部から空気を取り込むことができる。当該空気は、フィルタ2254bを経由することで揮発性有機化合物を濾過した後、検出ユニット2253の検出面2253aに向けて吹き付けられ、これによって、検出面2253aに付着した揮発性有機化合物の少なくとも90%が吹き落される。
また、本実施例では、検出ユニット2253が上述したケース2251の内部に位置した状態でエアーブロー作業を行うが、本考案はこれに限られない。例えば、その他の図示していない実施例において、検出ユニット2253がケース2251の外部に位置した状態でエアーブロー作業を行うようにしてもよい。
これにより、本実施例の検出機器100は、有機化合物検出器225が装着されているため、倉庫200内の揮発性有機化合物の濃度について検出を行うことができる。更に、有機化合物検出器225は、検出作業を行った後、エアーブローユニット2254によって、有機化合物検出器225自体に付着した揮発性有機化合物を自ら除去することができるため、検出ユニット2253による次回の検出作業が可能な限り精確となるようにすることができる。
以上は、本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案の範囲を制限するものではない。本考案の実用新案登録請求の範囲に基づいてなされた均等の変更や修正は、いずれも本考案の範囲に含まれる。
1000 環境検出システム
100 検出機器
1 検出カートリッジ
2 検出装置
21 給電モジュール
211 電源取出装置
212 変換装置
213 充電電池
22 検出モジュール
221 清浄度検出器
222 風速風量検出器
223 振動検出器
224 温度検出器
225 有機化合物検出器
2251 ケース
2251a 箱体
2251b 扉板
2252 位置移動ユニット
2252a 延伸部材
2252b 駆動部材
2253 検出ユニット
2253a 検出面
2254 エアーブローユニット
2254a ファン
2254b フィルタ
23 無線通信モジュール
200 倉庫
201 一時保存フレーム
202 充電フレーム
203 充電モジュール
2031 固定ベース
2031a 溝口
2032 距離調整部材
2032a 回動接続部
2032b 駆動部
2032c 取付部
2033 送電装置
204 出入口
205 空きスペース
300 搬送機器
400 制御機器
D1 第1の間隔
D2 第2の間隔
100 検出機器
1 検出カートリッジ
2 検出装置
21 給電モジュール
211 電源取出装置
212 変換装置
213 充電電池
22 検出モジュール
221 清浄度検出器
222 風速風量検出器
223 振動検出器
224 温度検出器
225 有機化合物検出器
2251 ケース
2251a 箱体
2251b 扉板
2252 位置移動ユニット
2252a 延伸部材
2252b 駆動部材
2253 検出ユニット
2253a 検出面
2254 エアーブローユニット
2254a ファン
2254b フィルタ
23 無線通信モジュール
200 倉庫
201 一時保存フレーム
202 充電フレーム
203 充電モジュール
2031 固定ベース
2031a 溝口
2032 距離調整部材
2032a 回動接続部
2032b 駆動部
2032c 取付部
2033 送電装置
204 出入口
205 空きスペース
300 搬送機器
400 制御機器
D1 第1の間隔
D2 第2の間隔
Claims (10)
- 複数の一時保存フレームと、充電フレームと、前記充電フレーム内に取り付けられた充電モジュールと、を含む倉庫と、
搬送機器と、
前記搬送機器によって運送されることで前記充電フレーム又は任意の前記一時保存フレームに進入する検出カートリッジと、前記検出カートリッジ内に取り付けられた検出装置と、を含み、前記倉庫内に位置する検出機器であって、前記検出装置が、前記検出機器に作動時の電力を提供する給電モジュールと、前記検出カートリッジが所在する位置の環境検出を行う検出モジュールと、無線通信モジュールと、を含む検出機器と、
ワイヤレスで前記無線通信モジュールに電気的に接続されると共に、前記検出機器が検出モード及び充電モードのうちの1つとなるように、制御信号を前記無線通信モジュールに発する制御機器と、
を含み、
前記検出機器が前記検出モードである場合、前記検出モジュールが環境検出を行うように、前記検出カートリッジが前記搬送機器によって複数の前記一時保存フレームのうちの1つにランダムに進入し、
前記検出機器が前記充電モードである場合、前記充電モジュールが前記給電モジュールに対して充電を行うように、前記検出カートリッジが前記搬送機器によって前記充電フレームに進入する、
ことを特徴とする環境検出システム。 - 前記検出カートリッジが前記充電フレームに進入した場合、前記充電モジュールは、前記給電モジュールに対して間隔を置いて設けられると共に、前記給電モジュールに対して非接触的に充電を行うことを特徴とする請求項1に記載の環境検出システム。
- 前記充電モジュールは、前記充電フレームに固定された固定ベースと、前記固定ベースに設けられた距離調整部材と、前記距離調整部材に取り付けられた送電装置と、を含み、
前記給電モジュールは、電源取出装置と、前記電源取出装置に電気的に接続された変換装置と、前記変換装置に電気的に接続された充電電池と、を含み、
前記検出カートリッジは、前記充電フレーム内の中継位置と充電位置との間で移動し、
前記検出カートリッジが前記中継位置に位置する時、前記検出カートリッジは前記距離調整部材に接触しておらず、前記送電装置は前記電源取出装置に対して充電を行っておらず、且つ第1の間隔だけ隔てており、
前記検出カートリッジが前記充電位置に位置する時、前記検出カートリッジは前記距離調整部材を押圧することによって、前記送電装置が前記電源取出装置に向けて移動すると共に前記第1の間隔よりも小さい第2の間隔だけ隔てるようにし、且つ前記送電装置が前記電源取出装置に対して充電を行うようにする、
ことを特徴とする請求項2に記載の環境検出システム。 - 前記検出モジュールは、前記電源取出装置の充電過程における温度値の検出を行うのに用いられる温度検出器を含むことを特徴とする請求項3に記載の環境検出システム。
- 前記検出モジュールは、前記検出カートリッジが所在する位置の揮発性有機化合物濃度の検出を行う有機化合物検出器を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の環境検出システム。
- 前記有機化合物検出器は、
ケースと、
前記ケース内に設けられる位置移動ユニットと、
前記位置移動ユニットに取り付けられ、前記検出カートリッジが所在する位置の揮発性有機化合物濃度の検出を行うと共に、前記位置移動ユニットによって前記ケースの外部又は前記ケースの内部まで移動する、検出ユニットと、
前記ケースに取り付けられ、前記検出ユニットに付着した揮発性有機化合物を除去するように、前記検出ユニットに向かってエアーブローを行う、エアーブローユニットと、
を含むことを特徴とする請求項5に記載の環境検出システム。 - 前記エアーブローユニットは、前記ケースに設けられたファンと、前記ファンに取り付けられると共に外部に露出するフィルタと、を含み、前記ファンによって、前記検出ユニットの外部から空気が取り込まれ、前記空気が前記フィルタを経由することで揮発性有機化合物を濾過した後、前記検出ユニットに向けて吹き付けられることを特徴とする請求項6に記載の環境検出システム。
- 前記検出ユニットは、前記位置移動ユニットによって、検出作業を行うように前記ケースの外部まで移動し、又は、前記エアーブローユニットによるエアーブロー作業を行うように前記ケースの内部まで移動し、
前記検出ユニットによる任意の2回の前記検出作業の間に、少なくとも1回の前記エアーブロー作業を行うことを特徴とする請求項6に記載の環境検出システム。 - 前記検出モジュールは、
前記検出カートリッジが所在する位置の清浄度の検出を行うのに用いられる清浄度検出器と、
前記検出カートリッジが所在する位置の風速風量の検出を行うのに用いられる風速風量検出器と、
前記検出カートリッジが所在する位置の振動幅の検出を行うのに用いられる振動検出器と、
前記検出カートリッジが所在する位置の揮発性有機化合物濃度の検出を行うのに用いられる有機化合物検出器と、
を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の環境検出システム。 - 倉庫内に移動可能に設けられる検出機器において、
前記倉庫における複数の一時保存フレームのうちの1つ又は前記倉庫における充電フレームに設けられる検出カートリッジと、
前記検出機器に作動時の電力を提供する給電モジュールと、清浄度検出器、風速風量検出器、振動検出器、及び有機化合物検出器の少なくともいずれか1つを含むと共に、前記検出カートリッジが所在する位置の環境検出を行うのに用いられる検出モジュールと、ワイヤレスで制御機器に電気的に接続される無線通信モジュールと、を含み、前記検出カートリッジ内に取り付けられる検出装置と、
を含み、
前記制御機器の無線制御によって検出モード及び充電モードのうちの1つとなり、
前記検出モードである場合、前記検出モジュールが環境検出を行うように、前記検出カートリッジが複数の前記一時保存フレームのうちの1つに位置し、
前記充電モードである場合、前記給電モジュールに充電を行うように、前記検出カートリッジが前記充電フレームに進入する、
ことを特徴とする検出機器。
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Cited By (2)
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-
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- 2017-06-26 JP JP2017002867U patent/JP3212366U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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