JP3212006U - 折りたたみ式担ぎ台 - Google Patents

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Abstract

【課題】最も大事である安全で楽に担ぎ作業が出来、併せて、スムーズに折りたたみが出来る折りたたみ式担ぎ台を提供する。【解決手段】折りたたみ式担ぎ台1は、前脚7と後脚9と腰掛台2をそれぞれ左右対称の一対の支点10、4、6、11で連結させて、荷台14は前脚背側に設けた支点軸15に連結させてそれぞれに折りたたみが出来るようにし、更に、ストッパーパイプ12が前側溝に位置している時に支点13を軸に前側に少し傾いた状態にし、荷台を持ち上げるとストッパーパイプは自動的に前側に倒れて、折りたたみがスムーズに出来るようにする。又、後脚底部に設けた左右対称で一対の支点に連結させたストッパーパイプ上部を、荷台下部に設けた左右対称の前側溝と、後部にストッパーパイプを止める突起物があり前側溝よりも溝深さが浅い後側溝のいずれかに入れて荷台を固定させても、ストッパーパイプが溝から外れる恐れがない。【選択図】図1

Description

この考案は、農作業などで背負型散布機などを背中に担いで立ち上がる際に用いる折りたたみ式担ぎ台の形状に関する。
農作業などで散布機を背中に担いで立ち上がることは大変なことで平地からでは担いで立ち上がることが困難なために、従来までは軽トラの荷台や補助具などを台代わりにして担いでいる。軽トラ利用の場合は軽トラ荷台に散布機を置くと、入り口部の高さが高くなり地面からでは肥料などを散布機の中に入れることが出来ず、その為に軽トラに上がらなければならず、この上り下りが特に高齢者には大変な作業になっているために、この作業を回避する担ぎ方法として、担ぐ補助具の折りたたみ式担ぎ台が提案されているが、この担ぎ台は荷台を支えるストッパーパイプの金具からの外れ易さと、荷台の後側への傾斜などによって担ぎ作業中に後側への転倒が発生しやすく、又 折りたたみがスムーズに出来ないなどの欠点が生じていた。
しかしながら以上の技術によれば、いずれも散布機に肥料などを入れ背中に担いで立ち上がるのに大変難儀をしている状態である。そこでこの考案は、軽トラを使わないで担げて、折りたたみが出来、持ち運びや収納が便利な現有の折りたたみ式担ぎ台の欠点を解消し、最も大事なことである安全で楽に担ぎ作業が出来、更にスムーズに折りたたみが出来る折りたたみ式担ぎ台を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、本考案の折りたたみ式担ぎ台の第一考案は、前脚と後脚と腰掛台はそれぞれ左右対称の一対の支点で連結させ、荷台は前脚上部背側に設けた支点軸に連結させて、ストッパーパイプは後脚底部に設けた左右対称の一対の支点に連結させて、それぞれに折りたたみが出来るようにし、荷台は荷台下部に左右対称で一対の前側溝及び後部にストッパーパイプを止める突起物があり前側溝よりも溝深さが浅い後側溝を設けて、その溝にストッパーパイプ上部を位置させ荷台を固定させる。又、第二考案は、荷台下部に設けた前後の溝のうち、前側溝にストッパーパイプが位置した際に、荷台が支点軸を起点に前側に少し傾いた状態になるようにし、更に、ストッパーパイプが支点を軸に前側に少し傾いた状態になるようにし、又、ストッパーパイプが後溝に位置した際に荷台は水平になるようにする。又、第三考案は、人体の背丈からして腰掛台の高さより荷台の高さを12〜20cm高くして、担ぐ際に背中の位置に散布機を合せて担ぎ易く立ち上がり易くする。
第一考案によれば、前脚と後脚と腰掛台及び荷台はそれぞれ折りたたむことが出来るので持ち運びや収納がし易く、しかも、荷台を固定する際にストッパーパイプが外れる恐れが無いのでそれが原因で作業者が後側に転倒する危険がなくなる。第二考案によれば、ストッパーパイプがいずれの溝位置でも荷台は後側への傾斜が無いので担ぐ際に後側に転倒する恐れがなくなる。更にストッパーパイプが前側溝に位置している際に、支点軸を起点に荷台を上側に上げるとストッパーパイプは自動的に前側に倒れて、折りたたみが素早く簡単に出来るようになる。第三考案によれば、荷台の高さは腰掛台より12〜20cm高く設定してあるので従来品の10cm位に比べ、背中の位置に散布機がマッチするので、担ぎ易く立ち上がりが楽に出来るようになる。
この考案の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本考案の実施形態を表した斜視図で、金属製パイプ材の前脚7は背側部8と支点軸15とが一体構成になっており、金属製パイプ材で左右対称の後脚9は支点10により前脚7に連結されている。腰掛台2は左右対称に手置き部3と金具5を左右対称の支点4で有し、支点6で前脚7と支点11で後脚9と連結されている。荷台14は支点軸15により前脚7の背側部8に連結され、後脚9の支点13に連結されているストッパーパイプ12の上部が固定金具16の溝部17に位置している図である。図2は本考案の実施形態を表した側面図で、前脚7の背側にある支点軸15に連結し下部に固定金具16を一体で有している荷台14は、溝部17と、それよりも溝深さが浅い溝部18とそれに連なる下側向きの突起物19を有し、後脚9の支点13に連結されているストッパーパイプ12の上部が溝部17に入った状態になっており、この時に荷台14は支点軸15を起点に前側に傾斜Aを、ストッパーパイプ12は支点13を起点に前側に傾斜Bを有するように、又 溝部18にストッパーパイプ12が位置した時には荷台14が水平になるように設定されている。又荷台14は腰掛台2の高さよりもHの12〜20cm高く設定してある図である。図3は本考案の折りたたみ式担ぎ台を折りたたんだ時の側面図であり、前脚7と後脚9と腰掛台2は支点6、10、4、11によりそれぞれ折りたたむことが出来、荷台14は後脚9の支点13に連結されているストッパーパイプ12を溝部17から外すことにより、支点軸15を起点にして折りたたむことが出来る。図4は本考案の折りたたみ式担ぎ台を使い、作業者が散布機を担いだ時の側面図であり、腰掛台2に作業者20が腰掛け、荷台14に置いた散布機21を背中に担いだ図である。
実施形態の効果
この実施形態によれば、本折りたたみ式担ぎ台は図2の如く、荷台14を固定する際にストッパーパイプ12が外れる恐れが無く、又 いずれの溝位置でも荷台は後側への傾斜が無いので作業者20が散布機21を担ぐ際に後側に転倒する危険がなくなった。更に前脚7と後脚9と腰掛台2及び荷台14は図3に示すように折りたたむことが出来るので持ち運びや収納し易く、又 ストッパーパイプ12が前側溝部17に位置している際、支点軸15を起点に荷台14を上側に上げるとストッパーパイプ12は自動的に前側に倒れて、折りたたみが素早く簡単に出来るようになった。又 荷台14の高さは腰掛台2より12〜20cm高く設定したので従来品の10cm位に比べ、人体の背丈からして背中の位置に散布機がマッチするので、格段に担ぎ易く、立ち上がりが楽に出来るようになった。
本考案の実施形態を表した斜視図である。 本考案の実施形態を表した側面図である。 本考案の折りたたみ式担ぎ台を折りたたんだ時の側面図である。 本考案の折りたたみ式担ぎ台を使い、作業者が散布機を担いだ時の側面図である。
1 折りたたみ式担ぎ台 2 腰掛台 3 手置き部 4 支点
5 金具 6 支点 7 前脚 8 背側部 9 後脚
10 支点 11 支点 12 ストッパーパイプ 13 支点
14 荷台 15 支点軸 16 固定金具 17 溝部
18 溝部 19 突起物 20 作業者 21 散布機
A 傾斜 B 傾斜 H 高さの差

Claims (3)

  1. 前脚と後脚と腰掛台はそれぞれ左右対称の一対の支点で連結させ、荷台は前脚上部背側に設けた支点軸に連結させ、ストッパーパイプは後脚底部に設けた支点で連結させて、それぞれに折りたたみが出来るようにし、荷台下部に左右対称で一対の前側溝及び後部にストッパーパイプを止める突起物があり前側溝よりも溝深さが浅い後側溝とを設け、そのいずれの溝にもストッパーパイプ上部を位置させて荷台を固定出来るようにしたことを特徴とする折りたたみ式担ぎ台
  2. 荷台はストッパーパイプが前側溝に位置した際には前側に傾いているようにし、後側溝に位置した際には水平になるようにし、又、前側溝にストッパーパイプが位置している際には、ストッパーパイプが支点を軸に前側に傾いているようにしたことを特徴とする請求項1の折りたたみ式担ぎ台。
  3. 腰掛台の高さより、荷台の高さを12〜20cm高くしてあることを特徴とする請求項1の折りたたみ式担ぎ台。
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