JP3211741B2 - 音声情報確認試験方式 - Google Patents
音声情報確認試験方式Info
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- JP3211741B2 JP3211741B2 JP23534697A JP23534697A JP3211741B2 JP 3211741 B2 JP3211741 B2 JP 3211741B2 JP 23534697 A JP23534697 A JP 23534697A JP 23534697 A JP23534697 A JP 23534697A JP 3211741 B2 JP3211741 B2 JP 3211741B2
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- Telephone Function (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声情報確認試験
方式に関し、特に、音声情報を再生する機能を有する装
置の動作確認試験において、アナログの音声データを比
較して試験結果とし試験の自動化を可能とする音声情報
確認試験方式に関する。
方式に関し、特に、音声情報を再生する機能を有する装
置の動作確認試験において、アナログの音声データを比
較して試験結果とし試験の自動化を可能とする音声情報
確認試験方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、音声情報を再生する機能を有する
装置の動作確認試験を行なう際、音声用のメモリにある
データを音声に変換し、期待される音声を人が実際に聴
くことによって、その正常性または故障（良／不良）を
確認していた。
装置の動作確認試験を行なう際、音声用のメモリにある
データを音声に変換し、期待される音声を人が実際に聴
くことによって、その正常性または故障（良／不良）を
確認していた。
【０００３】また、試験のための音声データの比較につ
いては、ディジタルデータで行なっているため、このデ
ィシタルデータをアナログ信号に変換した後のデータの
検証は、確認試験の対象範囲とはされていない。
いては、ディジタルデータで行なっているため、このデ
ィシタルデータをアナログ信号に変換した後のデータの
検証は、確認試験の対象範囲とはされていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、音声
情報を再生する機能を有する装置の動作確認試験を行な
う際、従来、期待される音声を人間が実際に聴くことに
よって、その正常性を確認している。このため、装置の
量産時等には、膨大な量の作業工数を要し、検査効率の
向上が望めない、という問題点を有している。
情報を再生する機能を有する装置の動作確認試験を行な
う際、従来、期待される音声を人間が実際に聴くことに
よって、その正常性を確認している。このため、装置の
量産時等には、膨大な量の作業工数を要し、検査効率の
向上が望めない、という問題点を有している。
【０００５】また、試験のための音声データ比較もディ
ジタルデータで行なっているため、アナログに変換した
あとのデータまでを確認試験の対象範囲とはしていない
ことから、検査精度にも問題がある。
ジタルデータで行なっているため、アナログに変換した
あとのデータまでを確認試験の対象範囲とはしていない
ことから、検査精度にも問題がある。
【０００６】しかしながら、確認試験の対象範囲を広げ
るため、アナログデータに変換したものを再度ディジタ
ルデータに変換していたのでは、試験装置の規模も大き
くなり、試験機の費用も高くなる、という問題点を有し
ている。
るため、アナログデータに変換したものを再度ディジタ
ルデータに変換していたのでは、試験装置の規模も大き
くなり、試験機の費用も高くなる、という問題点を有し
ている。
【０００７】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、音声情報を再生す
る機能を有する装置に対して、その機能を確認する試験
を簡易化するとともに安価な試験装置を用いて試験でき
る音声情報確認試験方式を提供することにある。また本
発明は、音声情報を再生する機能を有する装置の機能確
認試験を自動化し試験効率を向上させる音声情報確認試
験方式を提供することもその目的としている。
なされたものであって、その目的は、音声情報を再生す
る機能を有する装置に対して、その機能を確認する試験
を簡易化するとともに安価な試験装置を用いて試験でき
る音声情報確認試験方式を提供することにある。また本
発明は、音声情報を再生する機能を有する装置の機能確
認試験を自動化し試験効率を向上させる音声情報確認試
験方式を提供することもその目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の音声情報確認試験方式は、被試験装置の音
声情報の正解となるデータを試験装置に備え、これをア
ナログ信号に変換し、被試験装置の音声データとアナロ
グ波形データにて比較照合する波形照合部を有するもの
である。波形照合部は、正解となる試験用音声信号を所
定の増幅度で増幅する増幅器と、前記正解となる試験用
音声信号を所定の減衰率で減衰させる減衰器と、前記被
試験装置から出力された被試験用音声信号をそのまま入
力し、前記増幅器の出力と比較する第１の比較器と、前
記被試験装置から出力された前記被試験用音声信号をそ
のまま入力し、前記減衰器の出力と比較する第２の比較
器と、前記第１の比較器と前記第２の比較器の比較結果
を入力し、前記被試験装置から出力された前記被試験用
音声信号が、前記減衰器の出力と前記増幅器の出力の範
囲内に収まれば良と判定出力する結果判定器と、を備え
ている。
め、本発明の音声情報確認試験方式は、被試験装置の音
声情報の正解となるデータを試験装置に備え、これをア
ナログ信号に変換し、被試験装置の音声データとアナロ
グ波形データにて比較照合する波形照合部を有するもの
である。波形照合部は、正解となる試験用音声信号を所
定の増幅度で増幅する増幅器と、前記正解となる試験用
音声信号を所定の減衰率で減衰させる減衰器と、前記被
試験装置から出力された被試験用音声信号をそのまま入
力し、前記増幅器の出力と比較する第１の比較器と、前
記被試験装置から出力された前記被試験用音声信号をそ
のまま入力し、前記減衰器の出力と比較する第２の比較
器と、前記第１の比較器と前記第２の比較器の比較結果
を入力し、前記被試験装置から出力された前記被試験用
音声信号が、前記減衰器の出力と前記増幅器の出力の範
囲内に収まれば良と判定出力する結果判定器と、を備え
ている。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施について以下に説明
する。本発明は、その好ましい実施の形態において、被
試験装置である音声再生装置の被試験音声のアナログ波
形データと、正解となるアナログ音声データを増幅器及
び減衰器を介して所定のマージンをもたせたアナログ波
形データと、を比較照合する波形照合手段を試験装置側
に備え、前記被試験音声のアナログ波形データが、前記
マージンをもたせたアナログ波形データの範囲にあると
きに、結果を良と判定出力する、ことを特徴とする。
する。本発明は、その好ましい実施の形態において、被
試験装置である音声再生装置の被試験音声のアナログ波
形データと、正解となるアナログ音声データを増幅器及
び減衰器を介して所定のマージンをもたせたアナログ波
形データと、を比較照合する波形照合手段を試験装置側
に備え、前記被試験音声のアナログ波形データが、前記
マージンをもたせたアナログ波形データの範囲にあると
きに、結果を良と判定出力する、ことを特徴とする。
【００１０】本発明の実施の形態によれば、この波形照
合手段を備えたことにより、試験の自動化を図ることが
でき、人手を煩わせずに確認を行なうことができる。
合手段を備えたことにより、試験の自動化を図ることが
でき、人手を煩わせずに確認を行なうことができる。
【００１１】また本発明の実施の形態によれば、アナロ
グ波形データで比較するため、ディジタルからアナログ
変換後のデータまでを確認範囲とすることができる。
グ波形データで比較するため、ディジタルからアナログ
変換後のデータまでを確認範囲とすることができる。
【００１２】さらに、本発明の実施の形態によれば、特
別な装置を必要とせずに簡素で安価な試験機だけで機能
確認を行なうことができる。
別な装置を必要とせずに簡素で安価な試験機だけで機能
確認を行なうことができる。
【００１３】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図１は、本発明の一実施例の構成を
示す図である。
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図１は、本発明の一実施例の構成を
示す図である。
【００１４】図１を参照すると、被試験装置２０は、再
生する音声データが格納されている音声情報用メモリ２
２から音声ディジタルデータを音声信号に変換するため
のＤ／Ａ変換器２１を介して、アナログデータとして出
力され、試験装置１０の波形照合部１３へ送出される。
生する音声データが格納されている音声情報用メモリ２
２から音声ディジタルデータを音声信号に変換するため
のＤ／Ａ変換器２１を介して、アナログデータとして出
力され、試験装置１０の波形照合部１３へ送出される。
【００１５】試験装置１０では、被試験装置と同様の正
解となる音声データを格納するメモリ１１からＤ／Ａ変
換器１２を介して、確認を行なうための波形照合部１３
へ送出する。
解となる音声データを格納するメモリ１１からＤ／Ａ変
換器１２を介して、確認を行なうための波形照合部１３
へ送出する。
【００１６】波形照合部１３では、被試験波形と正解の
波形とを比較し試験結果とする。
波形とを比較し試験結果とする。
【００１７】波形照合部１３にて比較された結果は、制
御部１４を介して試験用端末３０に通知される。
御部１４を介して試験用端末３０に通知される。
【００１８】図２は、本発明の一実施例の波形照合部１
３の構成の一例を示す図である。
３の構成の一例を示す図である。
【００１９】波形照合部１３は、被試験装置２０から出
力されたアナログ音声データと、試験装置内にある正解
となるアナログ音声データが入力される。
力されたアナログ音声データと、試験装置内にある正解
となるアナログ音声データが入力される。
【００２０】被試験音声データｆ（ｔ）はそのまま第
１、第２の比較器１６、１８へ入力され、正解となる試
験用音声データｆ（ｔ）′は、増幅器１５で＋αｄＢさ
れたもの（ｆ（ｔ）′＋α）が第１の比較器１６へ、減
衰器１７で−αｄＢされたもの（ｆ（ｔ）′−α）が第
２の比較器１８へ入力される。
１、第２の比較器１６、１８へ入力され、正解となる試
験用音声データｆ（ｔ）′は、増幅器１５で＋αｄＢさ
れたもの（ｆ（ｔ）′＋α）が第１の比較器１６へ、減
衰器１７で−αｄＢされたもの（ｆ（ｔ）′−α）が第
２の比較器１８へ入力される。
【００２１】図３は、本発明の一実施例における波形照
合部の比較器、結果判定器の波形照合方法を説明するた
めの図である。
合部の比較器、結果判定器の波形照合方法を説明するた
めの図である。
【００２２】比較器における結果は、被試験波形ｆ
（ｔ）が、第１の比較器１６では、図３（ａ）に示すよ
うに、＋αｄＢされた正解となる試験用音声データより
も低いこと（ｆ（ｔ）＜ｆ（ｔ）′＋α）によって、第
２の比較器１８では、図３（ｂ）に示すように、−αｄ
Ｂされた正解となる試験用音声データよりも高いこと
（ｆ（ｔ）′−α＜ｆ（ｔ））によって良と判断され
る。
（ｔ）が、第１の比較器１６では、図３（ａ）に示すよ
うに、＋αｄＢされた正解となる試験用音声データより
も低いこと（ｆ（ｔ）＜ｆ（ｔ）′＋α）によって、第
２の比較器１８では、図３（ｂ）に示すように、−αｄ
Ｂされた正解となる試験用音声データよりも高いこと
（ｆ（ｔ）′−α＜ｆ（ｔ））によって良と判断され
る。
【００２３】試験としての結果は、結果判定器１９で判
定され、第１、第２の比較器１７、１８の結果のＡＮＤ
条件 （ｆ（ｔ）′−α）＜ｆ（ｔ）＜（ｆ（ｔ）′＋α）、 すなわち図３（ｃ）にある範囲（マージン部分）に収ま
れば、結果は良と判断される。
定され、第１、第２の比較器１７、１８の結果のＡＮＤ
条件 （ｆ（ｔ）′−α）＜ｆ（ｔ）＜（ｆ（ｔ）′＋α）、 すなわち図３（ｃ）にある範囲（マージン部分）に収ま
れば、結果は良と判断される。
【００２４】例えば、電話の交換機で音声トーキ出力に
用いられる場合、流したい音声情報を交換機装置のメモ
リに格納しておくと共に、試験機のメモリにも同じデー
タを格納しておく。再生指示を試験用端末から行なう
と、交換機のメモリと試験装置のメモリが同時にＤ／Ａ
変換され、例えば天気予報や、輻輳メッセージ等のアナ
ログデータが波形照合部へ送られる。
用いられる場合、流したい音声情報を交換機装置のメモ
リに格納しておくと共に、試験機のメモリにも同じデー
タを格納しておく。再生指示を試験用端末から行なう
と、交換機のメモリと試験装置のメモリが同時にＤ／Ａ
変換され、例えば天気予報や、輻輳メッセージ等のアナ
ログデータが波形照合部へ送られる。
【００２５】波形照合部では、試験機からマージンをも
たせた正解の天気予報や輻輳メッセージと、被試験装置
からは生の天気予報や輻輳メッセージが入力され２つを
比較する。試験機のデータに微小の増幅を持たせてマー
ジンを含ませるのは、試験において多少の雑音が乗った
場合にも影響がないようにするためである。
たせた正解の天気予報や輻輳メッセージと、被試験装置
からは生の天気予報や輻輳メッセージが入力され２つを
比較する。試験機のデータに微小の増幅を持たせてマー
ジンを含ませるのは、試験において多少の雑音が乗った
場合にも影響がないようにするためである。
【００２６】比較照合でＮＧ（不可）となる場合は、主
に無音または全く別のメッセージが送出される場合であ
るため、多少増減を持たせても試験の精度には影響はな
い。
に無音または全く別のメッセージが送出される場合であ
るため、多少増減を持たせても試験の精度には影響はな
い。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音声の再生試験の自動化が可能となり検査行程の大幅な
削減を行なうことができる。その理由は、本発明におい
ては、被試験装置の音声情報の正解となるデータを試験
装置が備え、このデータをアナログ信号に変換し、被試
験装置の音声データとアナログ波形データにて比較照合
する波形照合手段を備えたことによる。
音声の再生試験の自動化が可能となり検査行程の大幅な
削減を行なうことができる。その理由は、本発明におい
ては、被試験装置の音声情報の正解となるデータを試験
装置が備え、このデータをアナログ信号に変換し、被試
験装置の音声データとアナログ波形データにて比較照合
する波形照合手段を備えたことによる。
【００２８】また本発明によれば、音声レベル等、試験
基準が不明確なものも、比較対象が一定とされるので結
果が明確になり、信頼性の高いシステムの構成が可能と
なる。
基準が不明確なものも、比較対象が一定とされるので結
果が明確になり、信頼性の高いシステムの構成が可能と
なる。
【図１】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図２】本発明の一実施例における波形照合部の構成を
示す図である。
示す図である。
【図３】本発明の一実施例における波形照合部の照合方
法を示す図である。
法を示す図である。
１０ 試験装置 １１ 音声情報用メモリ １２ Ｄ／Ａ変換器 １３ 波形照合部 １４ 試験制御部 １５ 増幅器 １６ 第１の比較器（比較器１） １７ 減衰器 １８ 第２の比較器（比較器２） １９ 結果判定器 ２０ 被試験装置 ２１ Ｄ／Ａ変換器 ２２ 音声情報用メモリ ２３ 被試験制御部 ３０ 試験用端末
Claims (1)
- 【請求項１】被試験装置の音声再生装置の音声情報確認
試験を試験装置で行う方式において、前記被試験装置の音声再生装置が、 再生する音声データが格納されている第１の音声情報用
メモリと、 前記第１の音声情報用メモリに格納されている音声デー
タをアナログ音声波形に変換し被試験音声信号として出
力するための第１のＤ／Ａ変換器と、 を備え、 前記試験装置が、 確認試験を行なうために正解となる音声データを格納し
ておくための第２の音声情報用メモリと 、前記第２の音声情報用メモリに格納されている正解とな
る音声データをアナログ音声波形に変換し試験用音声信
号として出力するためのＤ／Ａ変換器と 、正解となる試験用音声信号と、前記被試験装置から出力
される被試験音声波形と、を比較照合するための波形照
合部と、 を備え、 前記波形照合部にて比較された判定結果は、前記試験装
置を制御する制御部を介して、試験用端末に通知され、 前記波形照合部が、 前記正解となる試験用音声信号を所定の増幅度で増幅す
る増幅器と、 前記正解となる試験用音声信号を所定の減衰率で減衰さ
せる減衰器と、 前記被試験装置から出力された前記被試験用音声信号を
そのまま入力し、前記増幅器の出力と比較する第１の比
較器と、 前記被試験装置から出力された前記被試験用音声信号を
そのまま入力し、前記減衰器の出力と比較する第２の比
較器と、 前記第１の比較器と前記第２の比較器の比較結果を入力
し、前記被試験装置から出力された前記被試験用音声信
号が、前記減衰器の出力と前記増幅器の出力の範囲内に
収まれば良と判定出力する結果判定器と、 を備えている、 ことを特徴とする音声情報確認試験方
式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23534697A JP3211741B2 (ja) | 1997-08-15 | 1997-08-15 | 音声情報確認試験方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23534697A JP3211741B2 (ja) | 1997-08-15 | 1997-08-15 | 音声情報確認試験方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1165598A JPH1165598A (ja) | 1999-03-09 |
| JP3211741B2 true JP3211741B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=16984738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23534697A Expired - Fee Related JP3211741B2 (ja) | 1997-08-15 | 1997-08-15 | 音声情報確認試験方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3211741B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-15 JP JP23534697A patent/JP3211741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1165598A (ja) | 1999-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010619 |
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