JP3211665U - 携帯型腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者が目を離すことなく、リアルタイムで救命処置過程中の患者の心電図変化及び血中酸素飽和度の状況を観察して、腹部圧迫・持ち上げ状況を調整でき、蘇生成功率が大幅に上昇し、プロモーション・運用に適している携帯型腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器を提供する。【解決手段】心肺蘇生器は、圧迫ボード12、真空吸着カップ13、腹大動脈圧迫用凸起15を含む本体を備え、本体上部に回転可能なレバー17を設け、CPUと接続する心電図電極パッド通信モジュール及び血中酸素飽和度通信モジュールを更に設け、心電図電極パッド通信モジュールは心電図電極パッドと接続され、血中酸素飽和度通信モジュールは血中酸素飽和度測定用プローブと接続され、ディスプレイが腹部圧迫・持ち上げ情報、心電図情報及び血中酸素飽和度情報を同時に表示する。【選択図】図5
Description
本考案は、医療機器分野に関し、特に、携帯型腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器に関する。
突然心臓が止まった患者に対して用いられる心肺蘇生の方法には、胸骨圧迫による心肺蘇生法及び腹部圧迫による心肺蘇生法がある。胸骨圧迫による心肺蘇生法は、主に医療従事者の口対口人工呼吸及び両手による一定のテンポで胸骨圧迫を通じて実施されるもので、また腹部圧迫による心肺蘇生法は主に上腹部において腹部皮膚に対して圧迫・持ち上げる方法で心肺蘇生を行うものである。例えば、特許文献1では、センサー制御式の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器が開示され、呼吸と循環の2つの面において良好な蘇生効果を有し、且つ安全で衛生的でもあり、1人でも操作可能であるため、従来の胸骨圧迫による心肺蘇生法に比べて更に受け入られるものである。
ただし、上記圧迫・持ち上げ方法で心肺蘇生を行う腹部用機器は、次のような欠陥が存在し、つまり、ディスプレイ上に表示される圧迫・持ち上げ幅の変化、引張力・圧力等の圧迫・持ち上げ情報のみに基づいてモニタリングが行われるため、リアルタイムで患者の心電図変化と血中酸素飽和度の状況を理解することができず;或いはディスプレイ付き心電モニタと血中酸素飽和度測定器を組み合わせてモニタリングを行う必要があるが、腹部に対し圧迫・持ち上げを行う過程中において、機器のディスプレイの圧迫・持ち上げ情報に注意しながら圧迫・持ち上げ効果も保証しなければならないため、操作難易度が増え、心肺蘇生効果を大幅に低下させている。突然心臓が止まった患者の救命処置のゴールデンタイムには、限りがあるため、有効性は、救命処置が成功する主な要因である。また、病院以外の場所で救命処置を行うことについて、一般的に病院外の機器組み合わせの制限により、患者の心電図変化をモニタリングすることもできないため、救命処置において様々な不便をもたらしていた。スクリーンと台座の原因により、1ヶ所の位置でのみの操作となり、操作時に操作者は患者の体の正面左側或いは正面右側に立って容易に力を入れることができ、一旦ある種の原因により、正面左側、正面右側に立つことができなかった場合、救命処置効果に影響を及ぼし、蘇生成功率も下がってしまう。
これからも分かるように、上記従来の腹部圧迫による心肺蘇生器は、構造と使用上において、不便さ及び欠陥が明らかに存在しているため、更に改良する必要がある。如何にして心停止患者への救命処置に便利で、蘇生成功率を上昇させることができる携帯型腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器を考案するかは、この業界において改良することが急務となっている。
本考案が解決しようとする技術的課題は、突然心臓が止まった患者への救命処置に便利で、蘇生成功率を上昇させることができる携帯型腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器を提供することである。
上記技術的課題を解決するため、本考案では、次のような技術的解決策を用い、つまり携帯型腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器であって、ディスプレイとCPUとを設ける腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体を包括し、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体上にCPUと接続する心電図電極パッド通信モジュールを更に設け、前記心電図電極パッド通信モジュールは無線或いは有線を通じて心電図電極パッドと接続するために用いられ、前記ディスプレイが腹部圧迫・持ち上げ情報及び心電図モニタリング情報を同時に表示するために用いられる。
本考案の改良形態としては、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体上に前記CPUと接続する血中酸素飽和度通信モジュールを更に設け、前記血中酸素飽和度通信モジュールが無線或いは有線を通じて血中酸素飽和度測定用プローブと接続し、前記ディスプレイも血中酸素飽和度情報を表示するために用いられる。
好ましい改良形態としては、心電図電極パッドと血中酸素飽和度測定用プローブとを更に含み、前記心電図電極パッド及び血中酸素飽和度測定用プローブが各々無線或いは有線を通じて前記心電図電極パッド通信モジュール及び血中酸素飽和度通信モジュールと接続する。
好ましい改良形態としては、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体は、真空吸着式構造を用い、圧迫ボードと圧迫ボード上に取り付けられた真空吸着カップとを含み、前記真空吸着カップの開口部が圧迫ボード上に開設され;前記真空吸着カップ内に柔らかい格子状部材を設け;前記圧迫ボードの底面に腹大動脈圧迫用凸起を設ける。
好ましい改良形態としては、前記圧迫ボードの底面が五角形を呈し、前記五角形が軸対称構造となり、前記腹大動脈圧迫用凸起は五角形の対称軸が位置する頂角部にある。
好ましい改良形態としては、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体は、前記ディスプレイの左右両側に設けられる握り部を更に含み、前記握り部は端部が反り上がる構造を用いる。
好ましい改良形態としては、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器は、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体の上部と回動自在に連結するレバーを更に含み、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体の上部が円柱体を呈し、前記レバーが間中に円孔を有する一体式構造で、前記レバーの円孔が前記円柱体の外周に嵌設され、両者が相対的に回転できる。
前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器は、位置決めピンを更に含み、前記円柱体の外周に複数の位置決め穴を設け、前記レバーに貫通孔を設け、前記位置決めピンが前記貫通孔を挿通して前記位置決め穴とマッチする。
好ましい改良形態としては、前記レバー下方の前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体上に突出する支圧台を設け;前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体はリング状キャップを更に設け、前記キャップが前記円柱体の頂部に固結され、且つ前記キャップの外縁端部が、前記レバーの上を覆う。
好ましい改良形態としては、前記レバーの円孔と前記円柱体の間に玉軸受を取り付け、前記位置決めピンが玉軸受を挿通して前記位置決め穴に挿入し、或いは前記位置決め穴が前記玉軸受の内輪上に設けられる。
好ましい改良形態としては、前記位置決めピンの外周にバネを設け、前記バネの一端がレバーと連接し、他端が位置決めピン外部端と連接し、前記バネが位置決め状態において縮んだ状態を呈し、位置決めピンを抜き出した時、伸びた状態を呈する。
上記技術的解決策を用いることで、本考案は、少なくとも以下の利点を有する。
1.ディスプレイ上に心電図モニタリングと血中酸素飽和度モニタリングの機能を追加し、同時にディスプレイ上の腹部圧迫・持ち上げ情報を組み合わせることによって、医療従事者又は操作者が目を離すことなく、リアルタイムで救命処置過程中の患者の心電図変化及び血中酸素飽和度の状況を観察して、腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器の圧迫・持ち上げ状況をリアルタイムで調整できるため、使用に便利なだけでなく、且つ使用場所の制限を受けることもないため、蘇生成功率が大幅に上昇する。
2.真空吸着カップ内に柔らかい格子状部材を設けることで、真空吸着時に吸引力の過大及び吸着面の集中による患者皮膚の損傷を減らすことができる。
3.圧迫ボード底面に腹大動脈圧迫用凸起を設け、腹大動脈の圧迫に重きを置き、冠動脈かん流を効果的に上げることで、酸素を多く含んだ新鮮な血液を心臓に送り込むことができ、これも蘇生成功率を上昇する重要な鍵となる。
4.握り部は端部が反り上がる構造を用いることで、操作者が下押しする時に力を入れやすくなる。
5.可動レバーの設置を通じて、レバーと心肺蘇生器本体の上部が相対して回転させることができると共に位置決めピンを通じて連結し、複数の位置決め穴がレバーを異なる回転位置に位置決めすることができ、操作者は突然心臓が止まった患者に対し救命を行う時、実際の位置のニーズにより、レバーの位置を調整できることで、蘇生成功率が上昇する。且つレバーと円柱体の間に玉軸受の取り付け及びバネ付き位置決めピンの設置を通じて、レバーと円柱体の相対回転が自在できることを保証し、且つ調整も簡単になる。
1.ディスプレイ上に心電図モニタリングと血中酸素飽和度モニタリングの機能を追加し、同時にディスプレイ上の腹部圧迫・持ち上げ情報を組み合わせることによって、医療従事者又は操作者が目を離すことなく、リアルタイムで救命処置過程中の患者の心電図変化及び血中酸素飽和度の状況を観察して、腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器の圧迫・持ち上げ状況をリアルタイムで調整できるため、使用に便利なだけでなく、且つ使用場所の制限を受けることもないため、蘇生成功率が大幅に上昇する。
2.真空吸着カップ内に柔らかい格子状部材を設けることで、真空吸着時に吸引力の過大及び吸着面の集中による患者皮膚の損傷を減らすことができる。
3.圧迫ボード底面に腹大動脈圧迫用凸起を設け、腹大動脈の圧迫に重きを置き、冠動脈かん流を効果的に上げることで、酸素を多く含んだ新鮮な血液を心臓に送り込むことができ、これも蘇生成功率を上昇する重要な鍵となる。
4.握り部は端部が反り上がる構造を用いることで、操作者が下押しする時に力を入れやすくなる。
5.可動レバーの設置を通じて、レバーと心肺蘇生器本体の上部が相対して回転させることができると共に位置決めピンを通じて連結し、複数の位置決め穴がレバーを異なる回転位置に位置決めすることができ、操作者は突然心臓が止まった患者に対し救命を行う時、実際の位置のニーズにより、レバーの位置を調整できることで、蘇生成功率が上昇する。且つレバーと円柱体の間に玉軸受の取り付け及びバネ付き位置決めピンの設置を通じて、レバーと円柱体の相対回転が自在できることを保証し、且つ調整も簡単になる。
以上に述べたのは、僅か本考案の技術的解決策の概要であって、本考案の技術的手段を更に明確に理解してもらうため、以下に添付図面及び具体的実施例を組み合わせて本考案を更に詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施例に係る血中酸素飽和度モニタリング及び心電図モニタリングを統合した腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器の構造を示す上面図である。
図2は、心電図電極パッドの構造を示す模式図である。
図3は、 本考案の一実施例に係る血中酸素飽和度モニタリング及び心電図モニタリングを統合した腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器の構造を示す正面図(真空吸着カップの部分的断面)である。
図4は、 圧迫ボード底部の構造を示す模式図である。
図5は、本考案の別の実施例に係る血中酸素飽和度モニタリング及び心電図モニタリングを統合した腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器の構造を示す正面図(真空吸着カップの部分的断面)である。
図6は、本考案に係る血中酸素飽和度モニタリング及び心電図モニタリングを統合した腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器内の位置決めピン連結部の構造を示す模式図である。
図1を参照すると、本考案に係る携帯型腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器は、ディスプレイ11とCPUとを設けた腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体1を包括し、腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体1の上にCPUと接続する心電図電極パッド通信モジュール及び血中酸素飽和度通信モジュールを更に設け、該心電図電極パッド通信モジュールは無線或いは有線を通じて図2に示す心電図電極パッド2と接続するために用いられ、該血中酸素飽和度通信モジュールは無線或いは有線を通じて血中酸素飽和度測定用プローブと接続し、該ディスプレイ11は腹部圧迫・持ち上げ情報、心電図モニタリング情報及び血中酸素飽和度情報を同時に表示するために用いられる。
上記機器は、工場出荷時に心電図電極パッド2及び血中酸素飽和度測定用プローブを付属できる。上記無線接続方法は、好ましくはブルートゥース(登録商標)で接続すると操作が便利になる。
使用時、心電図電極パッド2を人体上の対応位置に貼り、血中酸素飽和度測定用プローブで指を挟み、腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器のディスプレイの指示に従い、医療従事者又は操作者が眼を離すことなく救命処置過程中の患者の心電図変化及び血中酸素飽和度の状況をリアルタイムで観察することで、腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器の圧迫・持ち上げ状況をリアルタイムで調整できるため、使用に便利なだけでなく、且つ使用場所の制限を受けないため、蘇生成功率が大幅に上昇する。
図3を参照すると、腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体1は、真空吸着式構造を用い、圧迫ボード12と圧迫ボード12に取り付けられた真空吸着カップ13とを含み、真空吸着カップ13の開口部が圧迫ボード12上に開設され;真空吸着カップ13内に柔らかい格子状部材14を設ける。該柔らかい格子状部材14は、好ましくは格子状ゴム部材を用いる。該柔らかい格子状部材の設置は、真空吸着時の吸引力過大及び吸着面の集中による患者皮膚の損傷を大幅に減らすことができる。
図4を参照すると、上記圧迫ボード12の底面に腹大動脈圧迫用凸起15を設ける。圧迫ボード12の底面は、五角形を呈し、五角形は軸対称構造となり、腹大動脈圧迫用凸起15が五角形の対称軸が位置する頂角部にある。
使用時、腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器の圧迫ボード12を患者の中上腹部に当て、五角形の対称軸が位置する頂角を胸に向け、腹大動脈圧迫用凸起15を腹大動脈に合わせ、そして圧迫・持ち上げ操作を行い、腹部圧迫・持ち上げ心肺蘇生術の実施過程において、腹部圧力が迅速に上昇すると、人体の血液の25%を腹部の器官に供給する血液を含んで下大静脈を経て右心房に戻るよう促進でき、同時に主動脈圧を引き続き右心房の圧力より高くさせることで、酸素の少ない血液が心臓に戻らないよう保証する。腹大動脈圧迫用凸起15により腹大動脈に対し重点圧迫を行うことで、冠動脈かん流を効果的に上げることで、酸素を多く含んだ新鮮な血液を心臓に送り込むことができ、これも蘇生成功率を上昇する重要な鍵となる。腹部圧迫は横膈膜を上昇させることで、被救助者の呼気につなげることができ;腹壁を真空吸引する持ち上げ動作は、横膈膜が下がり、胸腔の負圧が増大し、空気を肺に送り込み、呼吸と循環の2つの面でも役割を果たす。
図1と3を参照すると、該腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器には、握り部16を更に含み、握り部16が2個あり、各々ディスプレイ11の左右両側に位置し、握り部16は端部が反り上がり構造を用い、操作者に下押しする時に力を入れやすくなる。
該腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器の実際の操作をより一層簡単にさせるため、図5を参照すると、該腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器は、腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体1の上部と回動自在に連結するレバー17を更に含み、該腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体1の上部が円柱体18を呈し、該レバー17は間中に円孔を有する一体式構造で、該レバー17の円孔が該円柱体18の外周に嵌設され、両者は相対的に回転できる。
該レバーの安定した操作のため、該腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器は位置決めピン20を更に含み、該円柱体18の外周に複数の位置決め穴を設け、該レバー17に貫通孔を設け、該位置決めピン20が該レバー上の貫通孔を挿通して異なる位置決め穴とマッチすることで、レバーが異なる位置までに回転した時の固定を実現できる。
好ましい設置としては、レバー17と円柱体18の間に玉軸受19を取り付け、こうするとレバーと円柱体の回転が更に有利になる。該位置決めピン20は、玉軸受6を挿通して円柱体18上の位置決め穴に挿入でき、又は位置決め穴を玉軸受19の軸受内輪上に直接設けることもできる。
操作者は、突然心臓が止まった患者に対し救命処置を行う時、圧迫ボード12の五角形対称軸が位置する頂角を胸に向け、また操作者の位置によってレバーの位置を調整する。具体的な調整方法としては、位置決めピン20を抜き出し、レバー17を回転して所要の位置に到達した時、位置決めピン20を差し戻して位置をロックするだけでよい。
構造全体が受ける力について、更に合理的、安定化することを保証するため、レバー17下方の本体1上に突出する支圧台21を設け、レバー17の圧迫力を受けるために用い;リング状キャップ22を更に含み、キャップ22はねじ23を通じて本体1頂部に固結され、且つキャップ22の外縁端部がレバー17の上を覆い、主にレバーの持ち上げる力を受けるために用いられる。
好ましくは、図6を参照すると、上記位置決めピン20の外周にバネ24を設け、バネ24の一端がレバー17と連接し、他端が位置決めピン20の外部端と連接し、バネ24が位置決め状態において縮んだ状態を呈し、位置決めピン20を抜き出した時、伸びた状態を呈する。上記構造の設置を通じて、レバー17を所定の位置までに回した時、位置決めピン20を緩むだけで、位置決めピン20がバネ24の引張力作用で跳ね返り、対応する位置決め穴に挿入できる。
当然、位置決めピン20は螺接方法で位置決め穴と連結でき、使用時、位置決めピン20を回して抜き、レバー17を所定の位置までに回した時、位置決めピン20を再度回して戻すだけでよい。
本考案に係る血中酸素飽和度モニタリング及び心電図モニタリングを統合した腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器を使用する時、医療従事者又は操作者は、握り部16を握る、或いはレバー17の位置を調整した後にレバー17を握って機器をオンにし、機器が患者の腹壁上に吸着した時、患者の腹部に対し垂直的な持ち上げと圧迫を行う。圧迫力は、50kg±10%、持ち上げる力を30kg±10%とすることを推奨する。使用過程において、ディスプレイが患者の心電図、血中酸素飽和度の状況をリアルタイムで表示し、同時に操作時の作用力、テンポ、操作時間の長さ、吸着状態等といった圧迫・持ち上げ情報も表示することができる。
本考案の機能は多様で、使用においても柔軟性・利便性に長けているため、患者の蘇生成功率を上昇させ、患者の皮膚の部分的な損傷も減らすことができるため、プロモーション・運用に適している。
以上に述べたのは、本考案の好ましい実施例であるのみで、本考案は上記の実施例に限定されるものではなく、当業者が上記で開示している技術内容に基づいて行った様々な修正、均等置換及び改良は、いずれも本考案の保護範囲に含めるものである。
Claims (10)
- ディスプレイとCPUとを設ける腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体を包括する携帯型腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器であって、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体上にCPUと接続する心電図電極パッド通信モジュールを更に設け、前記心電図電極パッド通信モジュールは無線或いは有線を通じて心電図電極パッドと接続するために用いられ、前記ディスプレイが腹部圧迫・持ち上げ情報及び心電図モニタリング情報を同時に表示するために用いられることを特徴とする腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。
- 前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体上には前記CPUと接続する血中酸素飽和度通信モジュールを更に設け、前記血中酸素飽和度通信モジュールが無線或いは有線を通じて血中酸素飽和度測定用プローブと接続し、前記ディスプレイも血中酸素飽和度情報を表示するために用いられることを特徴とする請求項1に記載の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。
- 心電図電極パッドと血中酸素飽和度測定用プローブとを更に含み、前記心電図電極パッド及び前記血中酸素飽和度測定用プローブが各々無線或いは有線を通じて前記心電図電極パッド通信モジュール及び前記血中酸素飽和度通信モジュールと接続することを特徴とする請求項2に記載の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。
- 前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体は、真空吸着式構造を用い、圧迫ボードと圧迫ボード上に取り付けられた真空吸着カップとを含み、前記真空吸着カップの開口部が圧迫ボード上に開設され;
前記真空吸着カップ内に柔らかい格子状部材を設け;
前記圧迫ボードの底面に腹大動脈圧迫用凸起を設けることを特徴とする請求項1に記載の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。 - 前記圧迫ボードの底面は、五角形を呈し、前記五角形が軸対称構造となり、前記腹大動脈圧迫用凸起は五角形の対称軸が位置する頂角部にあることを特徴とする請求項4に記載の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。
- 前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体は、前記ディスプレイの左右両側に設けられる握り部を更に含み、前記握り部は端部が反り上がる構造を用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。
- 前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器は、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体の上部と回動自在に連結するレバーを更に含み、前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体の上部が円柱体を呈し、前記レバーが間中に円孔を有する一体式構造で、前記レバーの円孔が前記円柱体の外周に嵌設され、両者が相対的に回転でき;
前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器は、位置決めピンを更に含み、前記円柱体の外周に複数の位置決め穴を設け、前記レバーに貫通孔を設け、前記位置決めピンが前記貫通孔を挿通して前記位置決め穴とマッチすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。 - 前記レバー下方の前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体上に突出する支圧台を設け;
前記腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器本体はリング状キャップを更に設け、前記キャップが前記円柱体の頂部に固結され、且つ前記キャップの外縁端部が、前記レバーの上を覆うことを特徴とする請求項7に記載の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。 - 前記レバーの円孔と前記円柱体の間に玉軸受を取り付け、前記位置決めピンが玉軸受を挿通して前記位置決め穴に挿入し、或いは前記位置決め穴が前記玉軸受の内輪上に設けられることを特徴とする請求項7に記載の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。
- 前記位置決めピンの外周にバネを設け、前記バネの一端がレバーと連接し、他端が位置決めピン外部端と連接し、前記バネが位置決め状態において縮んだ状態を呈し、位置決めピンを抜き出した時、伸びた状態を呈することを特徴とする請求項7に記載の腹部圧迫・持ち上げによる心肺蘇生器。
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Cited By (2)
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CN110403819A (zh) * | 2018-04-27 | 2019-11-05 | 张恒瑄 | 心肺复苏辅助装置 |
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2017
- 2017-05-17 JP JP2017002186U patent/JP3211665U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110403819A (zh) * | 2018-04-27 | 2019-11-05 | 张恒瑄 | 心肺复苏辅助装置 |
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