JP3211650U - 植毛針 - Google Patents

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祐喜 細川
祐喜 細川
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株式会社ニドー
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Abstract

【課題】人体皮膚に挿入する場合の挿入抵抗を軽減できる植毛針を提供する。【解決手段】植毛針は、細長い丸棒より成る針基幹部11の先端に円錐形状針先部12を設け、円錐状針先部12の突端部より針基幹部11にかけてJ字状に切削して人造毛のループ状毛根部を繋止するための繋止部13を設ける。そして、J字状繋止部13の両側を斜めに削設して平坦なカット部15を設ける。このカット部15によって、植毛針の先端の強度を弱めないで、人体皮膚に挿入する場合の挿入抵抗を軽減することができる。【選択図】図2

Description

本考案は、植毛針、特に、人造毛を人体皮膚に植毛するための植毛針に関する。
人造毛を人体皮膚に植毛するための植毛器具は既に提案されている。
(特開昭56−9410号公報参照)。
特開昭56−9410号公報。
本出願人は上記特開昭56−9410号公報に記載されている植毛用器具を使用して、長
年に亘り、人造毛の植毛事業を実施してきた。現在使用している植毛針は同公報第7図に
記載されているものと略同様の形状をしている。
すなわち、従来の植毛針9は図9に記載されているように、細長い丸棒より成る針基幹部
91の先端に円錐形状針先部92を設け、該円錐状針先部92の突端部93より針基幹部
91にかけてJ字状に切削して設けた人造毛4のループ状毛根部42(図5)を繋止するた
めの繋止部94を有している。
従来のこの形状の植毛針では、円錐状形の針先部の角度が略50°あり、皮膚にこの植毛
針を挿入する場合、挿入抵抗が大きく、患者に苦痛を与えるとともに、植毛手術を行う医
師の手に対する負担が大きく、特に大量の人造毛を植毛する場合医師の肉体的負担が大き
く問題になっていた。
本考案は植毛針を人体皮膚に挿入する場合の挿入抵抗を軽減できる植毛針を提供すること
を目的とする。
本考案の植毛針は、細長い丸棒より成る針基幹部の先端に円錐形状針先部を設け、該円錐
状針先部の突端部より針基幹部にかけてJ字状に切削して設けた人造毛のループ状毛根部
を繋止するための繋止部を有する植毛針において、上記J字状繋止部の両側を斜めに削設
した平坦なカット部を設けたことを特徴とする。
素材である細長い丸棒は、直径0.3mmのステンレス製(SUS301)の線材である
。上記カット部は円錐状針先部の突端部より少し下がった位置より針基幹部にかけて斜め
に削設して設ける。この削設方法はカッターによる切削や研磨機による研削によって行う
ことができる。カット部の長さは円錐状針先部の長さの略3倍程度である。
前記円錐形状針先部の針先の角度は略50°あるので、皮膚に挿入する時の抵抗はかなり
大きい。針先の挿入抵抗を減らすために、針先全体の角度を細くすると針先の強度が低く
なり折れやすくなる。そこで、本考案では、針先の両側面、即ち、前記繋止部の形状がJ
字状に見える両側面のみを斜めに切削して上から見た場合の針先角度が、12°〜18°
、好ましくは15°に成るようにした。J字状に見える両側面から見た針先角度は、元の
円錐形状針先部と同じで、略50°である。
(1)本考案の植毛針は、細長い丸棒より成る針基幹部の先端に円錐形状針先部を設け、
該円錐状針先部の突端部より針基幹部にかけてJ字状に切削して設けた人造毛のループ状
毛根部を繋止するための繋止部を有する植毛針において、上記J字状繋止部の両側を斜め
に削設した平坦なカット部を設けたので、この植毛針を人体頭部の皮膚に刺すときの挿入
抵抗が少なくなり、患者の苦痛を和らげるとと共に、医師の体力的負担を軽くして植毛速
度を速くすることができる。
(2)J字状繋止部の両側に設けられた2つのカット部には皮膚を切り裂く面が2つずつ
計4面存在するので、皮膚に挿入する際、患者に痛みを感じさせないで容易に挿入するこ
とができる。
(3)植毛手術に際して上記J字状繋止部に人造毛のループ状毛根部を引っかけたときに
、人造毛はこのカット部に収まるので、J字状繋止部に引っかけた人造毛の横幅は0.3
9mmとなり、カット部がない従来の植毛針に比べると0.1mmと約2割細くなり、人
造毛の毛根部の挿入抵抗が少なくなり、患者の苦痛と医師の負担が少なくなる。
(4)上記カット部は繋止部がJ字状に見える両側にのみに設けられているので、針先の
上下部分は元の円錐形状をそのまま残しており、全体を細くした針先に比べると強度は強
く、折損する恐れが少ない。
(5)上記カット部は上記円錐状針先部の突端部よりやや後方に下がった位置から針基幹
部に掛けて設けられているので、針先の突端部は円錐状の突端部がそのまま残されており
、針先が折れにくくなり、植毛針の寿命が長くなる。
本考案の植毛針の正面図。 本考案の植毛針の針先の斜視図。 本考案の植毛針の針先の拡大正面図。 本考案の植毛針の針先の平面図。 人造毛の平面図。 植毛器具の断面図。 本考案の植毛針の使用方法を示す説明図。 本考案の植毛針を皮膚に挿入したときの説明図。 従来の植毛針の針先の斜視図。
本考案の最良の実施形態を次の実施例によって説明する。
本考案の植毛針の実施例を図1に示す。1は植毛針で、素材である細長い丸棒は、直径0
.3mmのステンレス製(SUS301)の線材である。
11は針基幹部、12は円錐状針先部、13はJ字状繋止部、14は突端部、15はカッ
ト部である。
針先は、図2、図3に示される様に、円錐状針先部12の角度は略50°、長さは0.3
1mmである。カット部15は突端部14よりも0.08mm下がったところから針基幹
部11にかけて約0.9mmの長さに設ける。その結果、図4に示される様に、上から見
た針先のカット部15,15の角度は略15°となる。
植毛に用いられる人造毛4は、図5に示される様に、毛先を丸めてループ状毛根部42を
作り、毛の先端部と基幹部との交差点43をよじって熱融着する。一方の毛は短く切断し
てフック部45とする。他方の毛41は、植毛する患者の髪の毛の長さに切断する。
この人造毛を植毛するための植毛器具2は図6に示されている。
21は先端部でその下側を斜めに切断して筒状カット部22を設ける。
23は把持部、24はスライド部、25はスプリング、26は植毛針1の端部を固定する
ための固定板、27はキャップ、28はクッション用スプリング、29は把持部23の中
を貫通するの植毛針1を挿通するための貫通孔である。
植毛針1を取り付けるには、予め植毛針1の端部を固定板26に半田付け17で固定する
。その状態の植毛針1をキャップ27を外して、把持部23の貫通孔29内に挿入する。
固定板26の後ろにクッション用スプリング28を挿入してキャップ27を嵌めて固定す
る。
このようにセットされた植毛器具2の先端は、図7に示すように、筒状カット部22の存
在によって、植毛針1の先端のJ字状繋止部13は、外部に露出して見える。人造毛4の
ループ状毛根部42をJ字状繋止部13に引っかければ、人造毛4は植毛針1の先端に固
定されることとなる。
この状態で、図8に示すように、植毛器具2の先端部21を人体皮膚6に当て、植毛器具
2のスライド部24をスプリング25の弾性に抗して押し込めば、植毛針1の針先にある
J字状繋止部13は人造毛4のループ状毛根部42を繋止したまま人体皮膚組織の真皮6
1を突き破り、皮下組織62に達する。この際、人造針1の先端のJ字状繋止部13の両
側にはカット部15が存在するので、人造針1の挿入抵抗を弱め極めてスムーズに植毛針
1を所定の位置まで挿入することができる。
その状態で植毛針1のみを静かに引き抜けば、フック部45が人造毛4が引き抜かれるの
を防ぐため、人造毛4は所定の位置に残留させられることになる。この植毛針1の挿入の
際、植毛器具2にクッション用スプリング28があるので挿入抵抗が高くなりすぎた場合
、即ち植毛針1が過度に深いところまで挿入され帽状腱膜63に迄達した場合、クッショ
ン用スプリング28が縮小して挿入力を吸収するので、一定の深さの位置に人造毛4を植
毛することができる。
1 植毛針
12 円錐状針先部
13 J字状繋止部
15 カット部
2 植毛器具
21 先端部
22 筒状カット部
23 把持部
4 人造毛
42 ループ状毛根部
45 フック部

Claims (2)

  1. 細長い丸棒より成る針基幹部の先端に円錐形状針先部を設け、該円錐状針先部の突端部よ
    り針基幹部にかけてJ字状に切削して設けた人造毛のループ状毛根部を繋止するためのJ
    字状繋止部を有する植毛針において、上記J字状繋止部の両側を斜めに削設した平坦なカ
    ット部を設けたことを特徴とする植毛針。
  2. 上記カット部は上記円錐状針先部の突端部よりやや後方に下がった位置から針基幹部に掛
    けて設けたことを特徴とする請求項1に記載の植毛針。

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