JP3211551U - 顕微鏡用アタッチメントならびに顕微鏡画像観察システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像性能がより向上し,かつ,取り付けた場合のバランス、携帯性、取扱性にも優れた顕微鏡用アタッチメントを提供する。【解決手段】顕微鏡用アタッチメント1は,カメラモジュール2と,カメラモジュール2を設置するための設置孔3aを有する接眼レンズカバー3と,カメラモジュール2に連結してなるシングルボードコンピュータ部材と,を備えている。顕微鏡用アタッチメント1は,接眼レンズカバー3を顕微鏡の接眼レンズに装着した状態で使用される。カメラモジュール2は,顕微鏡を通じて観察された画像を撮像するとともに,かかる画像をシングルボードコンピュータ部材に送信する。シングルボードコンピュータ部材は,カメラモジュール2からの画像を受信するとともに,これを画像表示装置に出力する。【選択図】図3
Description
本考案は,顕微鏡用アタッチメントならびに顕微鏡画像観察システムに関する。
病理学的な遠隔診断ツールとして,バーチャルスライドに代表されるデジタル顕微鏡装置が既に市販されている(非特許文献1)。
バーチャルスライドは,病理標本をスキャンするための専用の器具を用いてスキャンした画像を共有することにより,病理学的な遠隔診断を可能とするものである。しかしながら,バーチャルスライドは,システムが非常に高額であるとともに,プレパラートのスキャン作業に手間がかかることもあり,病理診断を専門とする機関のみで導入されているのが現状である。そのため,バーチャルスライドは,病理学的な遠隔診断ツールとして,日常診療で十分に普及しているとは言えないものである。
バーチャルスライドは,病理標本をスキャンするための専用の器具を用いてスキャンした画像を共有することにより,病理学的な遠隔診断を可能とするものである。しかしながら,バーチャルスライドは,システムが非常に高額であるとともに,プレパラートのスキャン作業に手間がかかることもあり,病理診断を専門とする機関のみで導入されているのが現状である。そのため,バーチャルスライドは,病理学的な遠隔診断ツールとして,日常診療で十分に普及しているとは言えないものである。
また,より簡易なシステムとして,デジタルキャッチと称される,Wi-Fi機能を備え,画像を他の電子機器に無線通信によって送信することが可能な技術が提案されている(非特許文献2)。
オリンパス株式会社,バーチャルスライド紹介ページ,[online],[平成29年4月27日検索],インターネット〈URL:http://www.olympus-lifescience.com/ja/microscopes/virtual/vs120/〉
株式会社ミラック光学,デジタルキャッチシリーズ紹介ページ,[online],[平成29年4月27日検索],インターネット〈URL:http://www.miruc.co.jp/product/digital_catch〉
デジタルキャッチは,Wi-Fi機能を備えた部材からなり,接眼レンズに固定することで観察画像を無線的に送信でき,これにより,病理学的な遠隔診断を可能とする点において有用である。
しかるに,かかる技術は,解像度が30万画素,フレームレートが15fpsと,画像性能の低いものである。加えて,かかる技術は,取り付け方法も3点ネジ締め付け式であるにもかかわらず,比較的,縦長の形状であることから,取り付けた場合のバランスや,携帯性に優れているとは必ずしも言えない。
しかるに,かかる技術は,解像度が30万画素,フレームレートが15fpsと,画像性能の低いものである。加えて,かかる技術は,取り付け方法も3点ネジ締め付け式であるにもかかわらず,比較的,縦長の形状であることから,取り付けた場合のバランスや,携帯性に優れているとは必ずしも言えない。
上記事情を背景として,本考案では,性能をより向上させるとともに,取扱性にも優れた病理診断用アタッチメントならびに病理診断システムの開発を課題とする。
考案者らは,鋭意研究の結果,シングルボードコンピュータを備えたコンポーネントパネルとカメラモジュールを連結させるとともに,これを光学顕微鏡の接眼レンズの鏡筒にフィットするケースで覆った病理診断用アタッチメントに想到し,考案を完成させたものである。
かかるケースは,3Dプリンターなどで容易に作製できるものであり,様々な接眼レンズの形状に応じた設計が可能なことから,汎用性にも富むものである。
加えて,本考案のアタッチメントは,顕微鏡の接眼レンズにフィットさえすれば,病理診断に限定されず,様々な用途に用いることができるものであり,顕微鏡用アタッチメントとしての使用を可能とするものである。
かかるケースは,3Dプリンターなどで容易に作製できるものであり,様々な接眼レンズの形状に応じた設計が可能なことから,汎用性にも富むものである。
加えて,本考案のアタッチメントは,顕微鏡の接眼レンズにフィットさえすれば,病理診断に限定されず,様々な用途に用いることができるものであり,顕微鏡用アタッチメントとしての使用を可能とするものである。
本考案は,以下の構成からなる。
本考案の第一の構成は,カメラモジュールと,前記カメラモジュールを設置するための設置孔を有する接眼レンズカバーと,前記カメラモジュールに連結してなるシングルボードコンピュータ部材とを備えることを特徴とする顕微鏡用アタッチメントである。
本考案の第一の構成は,カメラモジュールと,前記カメラモジュールを設置するための設置孔を有する接眼レンズカバーと,前記カメラモジュールに連結してなるシングルボードコンピュータ部材とを備えることを特徴とする顕微鏡用アタッチメントである。
本考案の第二の構成は,設置された前記カメラモジュールを覆うとともに前記接眼レンズカバーに嵌合する嵌合カバーをさらに備えることを特徴とする第一の構成に記載の顕微鏡用アタッチメントである。
本考案の第三の構成は,前記接眼レンズカバーないし前記嵌合カバーのいずれか又は複数が,3Dプリンターによって作製されることを特徴とする第一又は第二の構成に記載の顕微鏡用アタッチメントである。
本考案の第三の構成は,前記接眼レンズカバーないし前記嵌合カバーのいずれか又は複数が,3Dプリンターによって作製されることを特徴とする第一又は第二の構成に記載の顕微鏡用アタッチメントである。
本考案の第四の構成は,第一から第三の構成に記載の顕微鏡用アタッチメントが装着された顕微鏡と,前記顕微鏡用アタッチメントを通じて観察された画像を受信する画像受信装置と,前記受信された画像を送信する画像送信装置と,前記画像を表示する画像表示装置とを備えることを特徴とする顕微鏡画像観察システムである。
本考案において,画像は,静止画のみに限定されるものではない。すなわち,本考案の趣旨によれば,遠隔病理診断などを可能とするものであることから,複数の観察者によって同時に対象物が観察される場合があり,動画を当然に含むものとして定義される。
本考案において,画像は,静止画のみに限定されるものではない。すなわち,本考案の趣旨によれば,遠隔病理診断などを可能とするものであることから,複数の観察者によって同時に対象物が観察される場合があり,動画を当然に含むものとして定義される。
本考案により,性能をより向上させるとともに,取扱性にも優れた病理診断用アタッチメントならびに病理診断システムが可能となった。
すなわち,本考案の顕微鏡用アタッチメントならびに顕微鏡画像観察システムによれば,病理診断を行う際の光学顕微鏡のアタッチメントして用いることができ,より詳細な画像を顕微鏡画像観察システムにより共有化することが可能となるものである。
すなわち,本考案の顕微鏡用アタッチメントならびに顕微鏡画像観察システムによれば,病理診断を行う際の光学顕微鏡のアタッチメントして用いることができ,より詳細な画像を顕微鏡画像観察システムにより共有化することが可能となるものである。
以下,好適な実施の形態を用いて本考案をさらに具体的に説明する。ただし,下記の実施の形態は本考案を具現化した例に過ぎず,本考案はこれに限定されるものではない。
<<I.顕微鏡用アタッチメント等の概要>>
本考案の顕微鏡用アタッチメントは,カメラモジュール,接眼レンズカバー,シングルボードコンピュータ部材を必須の構成要素とし,嵌合カバーを任意の構成要素とする。
本考案の顕微鏡用アタッチメントは,カメラモジュール,接眼レンズカバー,シングルボードコンピュータ部材を必須の構成要素とし,嵌合カバーを任意の構成要素とする。
カメラモジュールは,顕微鏡等を通じて観察された画像を撮像するとともに,かかる画像をシングルボードコンピュータ部材に送信する役割を果たす。また,カメラモジュールは,後述する接眼レンズカバーの設置孔に設置される。
カメラモジュールは,これらの役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の性能のものを用いることができる。
カメラモジュールは,これらの役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の性能のものを用いることができる。
カメラモジュールとしては,典型的には,後述するシングルボードコンピュータ部材と合わせて,Raspberry Pi(登録商標)と称されるものを用いることができる。すなわち,Raspberry Pi(登録商標)は,カメラモジュールとシングルボードコンピュータ部材とからなり,これらを有線的に接続することができる。
カメラモジュールによって撮像された画像は,オンタイムでシングルボードコンピュータ部材に送信される。また,シングルボードコンピュータ部材は,HDMI(登録商標)などの映像出力端子を備えているため,画像表示装置に出力することにより,撮像された画像を視聴することが可能となる。加えて,出力された画像は,有線的又は無線的に共有することが可能である。
カメラモジュールによって撮像された画像は,オンタイムでシングルボードコンピュータ部材に送信される。また,シングルボードコンピュータ部材は,HDMI(登録商標)などの映像出力端子を備えているため,画像表示装置に出力することにより,撮像された画像を視聴することが可能となる。加えて,出力された画像は,有線的又は無線的に共有することが可能である。
接眼レンズカバーは,接眼レンズを覆うとともに,設置孔への設置によってカメラモジュールの位置を安定化させる役割を果たす。接眼レンズカバーは,かかる役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の形状ないし構成のものとすることができる。すなわち,接眼レンズは,様々な種類ないし形状を有していることから,接眼レンズカバーは,これらの形状やレンズの配置に合わせた形状とすることができる。
接眼レンズカバーは,典型的には図10,図11に示すように,接眼レンズの形状に合わせたプラスチック素材の部材とすればよい。
接眼レンズカバーは,典型的には図10,図11に示すように,接眼レンズの形状に合わせたプラスチック素材の部材とすればよい。
本考案においては,設置されたカメラモジュールを覆うとともに接眼レンズカバーに嵌合する嵌合カバーをさらに備えることが好ましい。かかる好ましい構成によれば,カメラモジュールの位置の安定化ならびに保護を行うことが可能になるとともに,カメラモジュール自体の取り換えも容易になることから,本考案の顕微鏡用アタッチメントの性能や取扱性を向上させることができる。
嵌合カバーは,接眼レンズカバーに嵌合する形状とすればよく,また,カメラモジュールが有線的に接続される場合には,接続される有線部分に対応する隙間を有した形状とすればよい。
嵌合カバーは,接眼レンズカバーに嵌合する形状とすればよく,また,カメラモジュールが有線的に接続される場合には,接続される有線部分に対応する隙間を有した形状とすればよい。
接眼レンズカバーないし嵌合カバーのいずれか又は複数は,3Dプリンターによって作製されることが好ましい。かかる好ましい構成によれば,様々な種類ないし形状の接眼レンズに容易に対応することが可能になるとともに,接眼レンズカバーや嵌合カバーの製造コストを抑えることが可能になる。
また,シングルボードコンピュータ部材は,カメラモジュールからの画像を受信するとともに,これを出力する役割を果たす。シングルボードコンピュータ部材は,かかる役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の形状ないし機能のものを用いることができる。
さらに,シングルボードコンピュータ部材は,任意の機能として,カメラモジュールへの電源供給を行ってもよい。また,シングルボードコンピュータ部材は,画像出力機器と一体化した装置として構成してもよい。
シングルボードコンピュータ部材としては,前述のカメラモジュールと合わせて,Raspberry Pi(登録商標)を用いてもよいし,通常のコンピュータを用いることもできる。
さらに,シングルボードコンピュータ部材は,任意の機能として,カメラモジュールへの電源供給を行ってもよい。また,シングルボードコンピュータ部材は,画像出力機器と一体化した装置として構成してもよい。
シングルボードコンピュータ部材としては,前述のカメラモジュールと合わせて,Raspberry Pi(登録商標)を用いてもよいし,通常のコンピュータを用いることもできる。
本考案の顕微鏡用アタッチメントを用いて,顕微鏡画像観察システムを構築することが可能となる。
すなわち,本考案の顕微鏡画像観察システムは,本考案の顕微鏡用アタッチメントが装着された顕微鏡と,前記顕微鏡用アタッチメントを通じて観察された画像を受信する画像受信装置と,前記受信された画像を送信する画像送信装置と,前記画像を表示する画像表示装置と,を備える。
すなわち,本考案の顕微鏡画像観察システムは,本考案の顕微鏡用アタッチメントが装着された顕微鏡と,前記顕微鏡用アタッチメントを通じて観察された画像を受信する画像受信装置と,前記受信された画像を送信する画像送信装置と,前記画像を表示する画像表示装置と,を備える。
顕微鏡は,本考案の顕微鏡用アタッチメントが装着されうる限り,特に限定されるものではなく,種々の顕微鏡を用いることができ,典型的には,光学顕微鏡を用いることができる。
画像受信装置は,顕微鏡によって観察された画像を受信する役割を果たす。画像受信装置は,かかる役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の装置を用いることができる。
画像受信装置は,前述のシングルボードコンピュータ部材や後述する画像送信装置と一体化した構成とすることもでき,この場合には,タブレット端末や汎用コンピュータを用いればよい。また,画像表示装置として用いてもよい。
画像受信装置は,前述のシングルボードコンピュータ部材や後述する画像送信装置と一体化した構成とすることもでき,この場合には,タブレット端末や汎用コンピュータを用いればよい。また,画像表示装置として用いてもよい。
画像送信装置は,受信された画像を送信する役割を果たす。画像送信装置は,かかる役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の装置を用いることができる。
また,画像送信装置は,有線的もしくは無線的,又はこれら両方の方式により,画像の送信を行うことができる。
画像送信装置としては,典型的には,タブレット端末や汎用コンピュータを用いればよい。また,画像表示装置として用いてもよい。
また,画像送信装置は,有線的もしくは無線的,又はこれら両方の方式により,画像の送信を行うことができる。
画像送信装置としては,典型的には,タブレット端末や汎用コンピュータを用いればよい。また,画像表示装置として用いてもよい。
また,画像表示装置は,受信ないし送信された画像を表示する役割を果たす。画像表示装置は,画像の表示が可能である限り,特に限定されるものではなく,種々の装置を用いることができる。
画像表示装置としては,典型的には,タブレット端末や汎用コンピュータを用いればよい。
画像表示装置としては,典型的には,タブレット端末や汎用コンピュータを用いればよい。
<<II.実施の形態>>
<顕微鏡用アタッチメントの構成>
まず,本考案の一実施の形態における顕微鏡用アタッチメントの構成について,図1から図5を参照しながら説明する。
<顕微鏡用アタッチメントの構成>
まず,本考案の一実施の形態における顕微鏡用アタッチメントの構成について,図1から図5を参照しながら説明する。
図1は,本考案の一実施の形態における顕微鏡用アタッチメントの構成部材である,カメラモジュールとシングルボードコンピュータ部材の概略構成を示す斜視図,図2は,当該顕微鏡用アタッチメントの構成部材である,接眼レンズカバーと嵌合カバーの構成を示す分解断面斜視図,図3は,当該顕微鏡用アタッチメントの構成部材である,接眼レンズカバーとカメラモジュールと嵌合カバーの構成を示す分解断面斜視図,図4は,当該顕微鏡用アタッチメントの構成部材である,接眼レンズカバーとカメラモジュールと嵌合カバーの構成を示す分解斜視図,図5は,当該顕微鏡用アタッチメントの外観構成を示す斜視図(ただし,シングルボードコンピュータ部材は不図示)である。
図1から図5に示すように,本実施の形態の顕微鏡用アタッチメント1は,矩形状のカメラモジュール2と,カメラモジュール2を設置するための設置孔3aを有する接眼レンズカバー3と,カメラモジュール2に連結してなるシングルボードコンピュータ部材4と,を備えている。
シングルボードコンピュータ部材4は,ケーブル5を介してカメラモジュール2に連結されている。カメラモジュール2は,顕微鏡6(図6,図7を参照)等を通じて観察された画像を撮像するとともに,かかる画像をシングルボードコンピュータ部材4に送信する役割を果たす。シングルボードコンピュータ部材4は,カメラモジュール2からの画像を受信するとともに,これを出力する役割を果たす。ここでは,カメラモジュール2およびシングルボードコンピュータ部材4として,ケーブル5を介してこれらを合わせた,Raspberry Pi(登録商標)と称されるものが用いられている。
シングルボードコンピュータ部材4は,HDMI(登録商標)などの映像出力端子を備えており,画像表示装置7(図8を参照)に出力することにより,撮像された画像を視聴することが可能となる。
シングルボードコンピュータ部材4は,ケーブル5を介してカメラモジュール2に連結されている。カメラモジュール2は,顕微鏡6(図6,図7を参照)等を通じて観察された画像を撮像するとともに,かかる画像をシングルボードコンピュータ部材4に送信する役割を果たす。シングルボードコンピュータ部材4は,カメラモジュール2からの画像を受信するとともに,これを出力する役割を果たす。ここでは,カメラモジュール2およびシングルボードコンピュータ部材4として,ケーブル5を介してこれらを合わせた,Raspberry Pi(登録商標)と称されるものが用いられている。
シングルボードコンピュータ部材4は,HDMI(登録商標)などの映像出力端子を備えており,画像表示装置7(図8を参照)に出力することにより,撮像された画像を視聴することが可能となる。
図2から図5に示すように,接眼レンズカバー3は,大径円筒部3bと小径円筒部3cを順次有する同軸二段円筒構造を有している。接眼レンズカバー3は,一端(大径円筒部3b側の端面)が開口し,他端(小径円筒部3c側の端面)が有底となっている。そして,接眼レンズカバー3の他端に,矩形状の設置孔3aが形成されている。設置孔3aは,カメラモジュール2の外形と略同一の大きさであり,設置孔3aの周縁には,段差状になった段部3dが形成されている。これにより,当該段部3dにカメラモジュール2を嵌め込んで設置できるようにされている(図4の矢印Aを参照)。
本実施の形態の顕微鏡用アタッチメント1は,接眼レンズカバー3の他端部(小径円筒部3c側の端部)に嵌合する,有底で低背円筒状の嵌合カバー8をさらに備えており,当該嵌合カバー8により,設置されたカメラモジュール2を覆うことができるようにされている。
接眼レンズカバー3の他端外周縁には,段差状になった段部3eが形成されている。また,嵌合カバー8の開口端外周縁にも,段差状になった段部8aが形成されている。そして,接眼レンズカバー3の段部3eに嵌合カバー8の段部8aを嵌め込むことにより(図4の矢印B,図3の矢印Cを参照),嵌合カバー8を,接眼レンズカバー3の他端に取り付けることができるようにされている。
かかる構成によれば,カメラモジュール2の位置の安定化ならびに保護を行うことが可能になるとともに,カメラモジュール2自体の取り換えも容易となることから,本実施の形態の顕微鏡用アタッチメント1の性能や取扱性を向上させることができる。
なお,カメラモジュール2とシングルボードコンピュータ部材4を連結するケーブル5を,嵌合カバー8の外部に導出する必要があることから,嵌合カバー8の開口端外周縁の一部に切り欠き部(隙間)8bが形成されている。
接眼レンズカバー3の他端外周縁には,段差状になった段部3eが形成されている。また,嵌合カバー8の開口端外周縁にも,段差状になった段部8aが形成されている。そして,接眼レンズカバー3の段部3eに嵌合カバー8の段部8aを嵌め込むことにより(図4の矢印B,図3の矢印Cを参照),嵌合カバー8を,接眼レンズカバー3の他端に取り付けることができるようにされている。
かかる構成によれば,カメラモジュール2の位置の安定化ならびに保護を行うことが可能になるとともに,カメラモジュール2自体の取り換えも容易となることから,本実施の形態の顕微鏡用アタッチメント1の性能や取扱性を向上させることができる。
なお,カメラモジュール2とシングルボードコンピュータ部材4を連結するケーブル5を,嵌合カバー8の外部に導出する必要があることから,嵌合カバー8の開口端外周縁の一部に切り欠き部(隙間)8bが形成されている。
接眼レンズカバー3と嵌合カバー8は,3Dプリンターによって作製されている。このように接眼レンズカバー3と嵌合カバー8を,3Dプリンターによって作製するようにすれば,様々な種類ないし形状の接眼レンズに容易に対応することが可能になるとともに,接眼レンズカバー3と嵌合カバー8の製造コストを抑えることが可能となる。
<顕微鏡用アタッチメントの組立方法>
次に,本考案の一実施の形態における顕微鏡用アタッチメントの組立方法について説明する。
次に,本考案の一実施の形態における顕微鏡用アタッチメントの組立方法について説明する。
まず,図2から図4に示すように,接眼レンズカバー3の他端に形成された設置孔3aの段部3dに,カメラモジュール2を嵌め込んで設置する(図4の矢印Aを参照)。
次いで,図3から図5に示すように,接眼レンズカバー3の段部3eに嵌合カバー8の段部8aを嵌め込むことにより(図4の矢印B,図3の矢印Cを参照),嵌合カバー8を,接眼レンズカバー3の他端に取り付ける。このとき,カメラモジュール2とシングルボードコンピュータ部材4を連結するケーブル5は,切り欠き部(隙間)8bを通して,嵌合カバー8の外部に導出された状態となる。
次いで,カメラモジュール2のケーブル5の端部を,シングルボードコンピュータ部材4のカメラモジュール用コネクタ(不図示)に接続し(図1を参照),当該シングルボードコンピュータ部材4を,接眼レンズカバー3の側面に固定する(図6,図7を参照)。
以上のようにして,顕微鏡用アタッチメント1が組み立てられる。
次いで,図3から図5に示すように,接眼レンズカバー3の段部3eに嵌合カバー8の段部8aを嵌め込むことにより(図4の矢印B,図3の矢印Cを参照),嵌合カバー8を,接眼レンズカバー3の他端に取り付ける。このとき,カメラモジュール2とシングルボードコンピュータ部材4を連結するケーブル5は,切り欠き部(隙間)8bを通して,嵌合カバー8の外部に導出された状態となる。
次いで,カメラモジュール2のケーブル5の端部を,シングルボードコンピュータ部材4のカメラモジュール用コネクタ(不図示)に接続し(図1を参照),当該シングルボードコンピュータ部材4を,接眼レンズカバー3の側面に固定する(図6,図7を参照)。
以上のようにして,顕微鏡用アタッチメント1が組み立てられる。
<顕微鏡用アタッチメントの使用例>
次に,本考案の一実施の形態における顕微鏡用アタッチメントの使用例について,図6,図7をも参照しながら説明する。
次に,本考案の一実施の形態における顕微鏡用アタッチメントの使用例について,図6,図7をも参照しながら説明する。
図6は,本考案の一実施の形態における顕微鏡用アタッチメントを顕微鏡の接眼レンズに装着する方法を示す斜視図,図7は,顕微鏡用アタッチメントを顕微鏡の接眼レンズに装着した状態を示す斜視図である。
上記のようにして組み立てられた顕微鏡用アタッチメント1は,例えば図6,図7に示すように,接眼レンズカバー3の大径円筒部3bが,顕微鏡6の接眼レンズ9に嵌め込まれる(図6の矢印Dを参照)。すなわち,顕微鏡用アタッチメント1は,接眼レンズカバー3が顕微鏡6の接眼レンズ9に装着された状態で使用される(図7を参照)。
図7の状態で,カメラモジュール2(図3を参照)によって撮像された画像は,オンタイムでシングルボードコンピュータ部材4に送信される。そして,撮像された画像は,シングルボードコンピュータ部材4から画像表示装置7(図8を参照)に出力され,視聴される。
図7の状態で,カメラモジュール2(図3を参照)によって撮像された画像は,オンタイムでシングルボードコンピュータ部材4に送信される。そして,撮像された画像は,シングルボードコンピュータ部材4から画像表示装置7(図8を参照)に出力され,視聴される。
<顕微鏡画像観察システムの構成>
次に,本考案の一実施の形態における顕微鏡画像観察システムの構成について,図8,図9をも参照しながら説明する。
次に,本考案の一実施の形態における顕微鏡画像観察システムの構成について,図8,図9をも参照しながら説明する。
図8は,本考案の一実施の形態における顕微鏡画像観察システムの構成を示す図,図9は,当該顕微鏡画像観察システムのさらに具体的な構成を示す図である。
図8に示すように,本実施の形態の顕微鏡画像観察システムは,前述の顕微鏡用アタッチメント1が装着された顕微鏡6(図7を参照)と,顕微鏡6によって観察された画像を,顕微鏡用アタッチメント1を通じて受信する画像受信装置10と,受信された画像を送信する画像送信装置11と,画像を表示する画像表示装置7と,を備えている。
図9に示すように,顕微鏡用アタッチメント1の構成部材であるシングルボードコンピュータ部材4’は,画像受信装置および画像送信装置と一体化した構成となっており,当該シングルボードコンピュータ部材4’には無線LANルータ12が接続されている。これにより,顕微鏡6によって観察された画像は,無線LANルータ12を介して,同一敷地内にある複数の画像表示装置(タブレット端末7aや汎用コンピュータ7b)に送信され,画像を無線的に共有することが可能となる。
また,図9に示すように,シングルボードコンピュータ部材4’は,無線LANルータ12を介してインターネット網に接続されている。これにより,顕微鏡6によって観察された画像は,インターネットを通じて,遠隔の場所にある複数の画像表示装置(タブレット端末7aや汎用コンピュータ7b)に送信され,画像を無線的に共有することが可能となる。その結果,病理学的な遠隔診断が可能となる。
図9に示すように,顕微鏡用アタッチメント1の構成部材であるシングルボードコンピュータ部材4’は,画像受信装置および画像送信装置と一体化した構成となっており,当該シングルボードコンピュータ部材4’には無線LANルータ12が接続されている。これにより,顕微鏡6によって観察された画像は,無線LANルータ12を介して,同一敷地内にある複数の画像表示装置(タブレット端末7aや汎用コンピュータ7b)に送信され,画像を無線的に共有することが可能となる。
また,図9に示すように,シングルボードコンピュータ部材4’は,無線LANルータ12を介してインターネット網に接続されている。これにより,顕微鏡6によって観察された画像は,インターネットを通じて,遠隔の場所にある複数の画像表示装置(タブレット端末7aや汎用コンピュータ7b)に送信され,画像を無線的に共有することが可能となる。その結果,病理学的な遠隔診断が可能となる。
<<III.試作例>>
図10,図11に本考案の顕微鏡用アタッチメント等の試作例を示す。なお,いずれの試作例についても,カメラモジュールなどの部材の位置関係をわかりやすくするため,篏合カバーを用いずに,透明テープにて仮止めした形で示す。
図10,図11に本考案の顕微鏡用アタッチメント等の試作例を示す。なお,いずれの試作例についても,カメラモジュールなどの部材の位置関係をわかりやすくするため,篏合カバーを用いずに,透明テープにて仮止めした形で示す。
図10の試作例は,有線ケーブルによりRaspberry Pi(登録商標)のカメラモジュールがコンポーネントパネル部材に連結されている。コンポーネントパネルは,ユニットとしてタブレット端末の裏側に固定されており,電力供給を受けるとともに,画像を直接,タブレット端末上に表示させているものである。
図11の試作例は,有線ケーブルによりRaspberry Pi(登録商標)のカメラモジュールがコンポーネントパネル部材に連結されているが,図10のものと異なり,接眼レンズ近傍にコンポーネントパネル部材がユニットとして備えられている例である。このコンポーネントパネル部材は,ユニット内にバッテリーを備えており,観察された画像を受信端末に無線的に送信するものである。
本試作例によれば,解像度が800万画素,フレームレートが30fpsと,デジタルキャッチと比較して十分に優れた画像性能が示された。また,本試作例は,アタッチメント一つ当たりの材料費が数千円と非常に安価であり,かつ,完成品の重量は100から200gと想定され,携帯性にも優れるものである。
本考案の適用例として,病理診断を頻繁に行う診療科が想定される。その背景として,本邦では病理専門医の数が非常に少ないことが挙げられる。とりわけ地方では,大学病院以外は基幹病院であっても常勤の病理専門医がいる施設は少なく,ほとんどの病理組織検査は外注されており,検査を依頼した医師は報告書の所見や組織診断を元に最終診断を下している。
しかしながら,検査結果が臨床症状と合致しないことや,H-E染色のみで診断がつかず,保険適応外の免疫染色や遺伝子検査を追加する必要があるか判断に迷うケースをたびたび経験する。このような時に本考案を活用することにより,患者さんにわざわざ大学病院を受診してもらうことや,医師がプレパラートを持参して大学病院まで助言を受けに行くなどの手間が省け,迅速な診断ならびに治療方針の決定につながる。
また,本試作品を用いて,診療科の同門のネットワークを生かし,病理が苦手な医師や一人体制の病院またはクリニックに勤務する医師が,判断に迷う症例のプレパラートを遠隔地から,無料のテレビ電話システムと連動させることにより,病理に精通した医師にオンタイムで相談・教育できる体制を構築することが期待できる。
すなわち,本考案は,既に構築されている同門のネットワークを生かしながら,技術革新を取り入れることにより,医師が病理の専門家に相談する上での物理的距離やタイムラグを解消することを可能とするものである。そして,これにより,地方における医療格差の解消に貢献するとともに,診療水準の向上にも寄与することが期待される。
加えて,本考案は,皮膚科領域の腫瘍性病変や色素性病変の診断ツールであるダーモスコピーや在宅医療分野におけるポータブルエコーにも応用可能である。さらに,安価に作成できる利点を生かし,学校教育(例えば中学・高校の化学部,または書画カメラの代用)における活用や,美容室での合わせ鏡の代用にもなると期待される。
しかしながら,検査結果が臨床症状と合致しないことや,H-E染色のみで診断がつかず,保険適応外の免疫染色や遺伝子検査を追加する必要があるか判断に迷うケースをたびたび経験する。このような時に本考案を活用することにより,患者さんにわざわざ大学病院を受診してもらうことや,医師がプレパラートを持参して大学病院まで助言を受けに行くなどの手間が省け,迅速な診断ならびに治療方針の決定につながる。
また,本試作品を用いて,診療科の同門のネットワークを生かし,病理が苦手な医師や一人体制の病院またはクリニックに勤務する医師が,判断に迷う症例のプレパラートを遠隔地から,無料のテレビ電話システムと連動させることにより,病理に精通した医師にオンタイムで相談・教育できる体制を構築することが期待できる。
すなわち,本考案は,既に構築されている同門のネットワークを生かしながら,技術革新を取り入れることにより,医師が病理の専門家に相談する上での物理的距離やタイムラグを解消することを可能とするものである。そして,これにより,地方における医療格差の解消に貢献するとともに,診療水準の向上にも寄与することが期待される。
加えて,本考案は,皮膚科領域の腫瘍性病変や色素性病変の診断ツールであるダーモスコピーや在宅医療分野におけるポータブルエコーにも応用可能である。さらに,安価に作成できる利点を生かし,学校教育(例えば中学・高校の化学部,または書画カメラの代用)における活用や,美容室での合わせ鏡の代用にもなると期待される。
1 顕微鏡用アタッチメント
2 カメラモジュール
3 接眼レンズカバー
3a 設置孔
3b 大径円筒部
3c 小径円筒部
3d,3e,8a 段部
4,4’ シングルボードコンピュータ部材
5 ケーブル
6 顕微鏡
7 画像表示装置
7a タブレット端末
7b 汎用コンピュータ
8 嵌合カバー
8b 切り欠き部(隙間)
9 接眼レンズ
10 画像受信装置
11 画像送信装置
12 無線LANルータ
2 カメラモジュール
3 接眼レンズカバー
3a 設置孔
3b 大径円筒部
3c 小径円筒部
3d,3e,8a 段部
4,4’ シングルボードコンピュータ部材
5 ケーブル
6 顕微鏡
7 画像表示装置
7a タブレット端末
7b 汎用コンピュータ
8 嵌合カバー
8b 切り欠き部(隙間)
9 接眼レンズ
10 画像受信装置
11 画像送信装置
12 無線LANルータ
Claims (4)
- カメラモジュールと,
前記カメラモジュールを設置するための設置孔を有する接眼レンズカバーと,
前記カメラモジュールに連結してなるシングルボードコンピュータ部材と,
を備えることを特徴とする顕微鏡用アタッチメント。 - 設置された前記カメラモジュールを覆うとともに前記接眼レンズカバーに嵌合する嵌合カバーをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用アタッチメント。
- 前記接眼レンズカバーないし前記嵌合カバーのいずれか又は複数が,3Dプリンターによって作製されることを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡用アタッチメント。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の顕微鏡用アタッチメントが装着された顕微鏡と,
前記顕微鏡用アタッチメントを通じて観察された画像を受信する画像受信装置と,
前記受信された画像を送信する画像送信装置と,
前記画像を表示する画像表示装置と,
を備えることを特徴とする顕微鏡画像観察システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002065U JP3211551U (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 顕微鏡用アタッチメントならびに顕微鏡画像観察システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002065U JP3211551U (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 顕微鏡用アタッチメントならびに顕微鏡画像観察システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3211551U true JP3211551U (ja) | 2017-07-20 |
Family
ID=59351473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017002065U Expired - Fee Related JP3211551U (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 顕微鏡用アタッチメントならびに顕微鏡画像観察システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211551U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019044264A1 (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-07 | Agc株式会社 | 視線分析システム、視線分析方法及びトレーニング方法 |
-
2017
- 2017-05-10 JP JP2017002065U patent/JP3211551U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019044264A1 (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-07 | Agc株式会社 | 視線分析システム、視線分析方法及びトレーニング方法 |
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