JP3211544U - タイヤホイール取付アダプタ - Google Patents

タイヤホイール取付アダプタ Download PDF

Info

Publication number
JP3211544U
JP3211544U JP2017002053U JP2017002053U JP3211544U JP 3211544 U JP3211544 U JP 3211544U JP 2017002053 U JP2017002053 U JP 2017002053U JP 2017002053 U JP2017002053 U JP 2017002053U JP 3211544 U JP3211544 U JP 3211544U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel mounting
wheel
hub
tire
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017002053U
Other languages
English (en)
Inventor
良子 櫻井
良子 櫻井
宗次 森泉
宗次 森泉
Original Assignee
宗次 森泉
宗次 森泉
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宗次 森泉, 宗次 森泉 filed Critical 宗次 森泉
Priority to JP2017002053U priority Critical patent/JP3211544U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3211544U publication Critical patent/JP3211544U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】一のホイール取付ハブに、複数種類のタイヤホイールを取り付けることができ、ホイール交換の手間とコストを削減するタイヤホイール取付アダプタを提供する。【解決手段】自動車のホイール取付ハブ4とタイヤホイール2との間に介挿されるタイヤホイール取付アダプタ1であって、円盤状の本体8と、本体に設けられて、本体をホイール取付ハブに連結するハブ連結ボルト6が通挿される通挿穴と、タイヤホイールの取付穴に対応する位置に設けられたホイール取付穴とを備え、ホイール取付穴は、取付寸法の異なる2以上の取付穴群を備え、タイヤホイール側に形成された雌ネジ部と、ホイール取付ハブ側に形成されたボルト頭部収容部とを備え、通挿穴に通挿されるハブ連結ボルトを介して、本体がホイール取付ハブに連結され、選択された一のホイール取付穴群に属する取付穴の雌ネジ部に螺合されるホイール取付ボルトを介して、タイヤホイールが、本体に連結される。【選択図】図1

Description

本願考案は、タイヤホイール取付アダプタに関する。詳しくは、異なる2以上の形態のホイール取付ハブに対して、異なる2以上の取付形態を備えるタイホイールを取り付けることができるタイヤホイール取付アダプタに関する。
乗用車等に装着されるタイヤホイールは、車両本体に設けられるホイール取付ハブに適合するものを選択する必要がある。上記タイヤホイールの取付形態や寸法は、メーカーや排気量等に応じて異なる。通常、日本製の自動車のホイール取付ハブには、スタッドボルトが設けられているものが多い。
また、外国で生産された自動車のホイール取付ハブは、日本車のホイール取付ハブと規格が異なり、外国で生産されたホイールを装着することを前提としている。また、ホイール取付ハブに雌ネジが設けられたものも多く、日本で製造された安価なタイヤホイールを直接装着することはできない場合が多い。
また、タイヤホイールを取り付ける穴数も、メーカーや車種によって異なる。このため、タイヤホイールデザインの選択の幅は、取付穴数によって大きく制限される。
上記不都合を解消するため、種々のホイール取付(変換)アダプタが提供されている。
実開昭63−52601号公報
上記特許文献に記載されたホイール取付アダプタは、アダプタプレートをホイール取付ハブから突出するホイール取付ボルトを介して、上記ホイール取付ハブに連結する一方、上記アダプタプレートに、上記ホイール取付ボルトと取付寸法の異なるホイール取付ボルトを設けて、上記ホイール取付ハブに直接取り付けることができないタイヤホイールを取り付けることができるように構成したものである。
上記のような従来の変換アダプタは、所定のホイール取付ハブに、純正以外の一種類のタイヤホイールを取り付けるように構成されたものが多く、複数のホイール取付ハブや、複数のタイヤホイールに対応することはできない。このため、所定のホイール取付ハブに、連結形態の異なる複数種類のタイヤホイールを取り付ける場合、複数種類の変換アダプタが必要になる。
また、国産車は、通常、ホイール取付ハブにスタッドボルトを設け、このスタッドボルトをタイヤホイールの取付穴に通挿して、ナットを用いて固定する方式のものが多い。
一方、外国車では、ホイール取付ハブにネジ穴が設けられ、タイヤホイールの取付穴に連結ボルトを通挿し、上記ネジ穴に螺合させて固定する方式のものがある。このため、高価なタイヤホイールと安価な国産タイヤホイールとを、場面に応じて使い分けることは困難であった。しかも、自動車や製造会社によって、スタッドボルトの寸法規格が異なる場合もある。
また、夏用タイヤは、純正品のホイール取付ハブに適合するタイヤホイールを用いるとともに、冬用タイヤは、上記ホイール取付ハブの規格と異なるタイヤホイールを用いたい場合も多い。従来のホイール変換アダプタでは、上記のような場合、タイヤホイールを交換すると同時に、変換アダプタも交換する必要があった。このため、ホイール交換するのに、手間と時間が増加するという問題があった。
本願考案は、上記不都合を解消するために案出されたものであって、1又は2以上の規格で形成されたホイール取付ハブに、複数種類のタイヤホイールを取り付けることができるように構成し、タイヤホイール交換の手間とコストとを削減することを課題とするものである。
本願考案は、自動車のホイール取付ハブとタイヤホイールとの間に介挿されるタイヤホイール取付アダプタであって、円盤状の本体と、上記本体に設けられて、上記本体を上記ホイール取付ハブに連結するハブ連結ボルトが通挿されるハブ連結ボルト通挿穴と、上記タイヤホイールの取付穴に対応する位置に設けられたホイール取付穴とを備え、上記ホイール取付穴は、取付寸法の異なる2以上のホイール取付穴群を備えて構成されているとともに、上記ホイール取付穴は、上記タイヤホイール側に形成される雌ネジ部と、上記ホイール取付ハブ側に形成されたボルト頭部収容部とを備えて構成されており、上記ハブ連結ボルト通挿穴に通挿される上記ハブ連結ボルトを介して、上記本体が上記ホイール取付ハブに連結され、選択された一のホイール取付穴群に属するホイール取付穴の上記雌ネジ部に螺合されるホイール取付ボルトを介して、上記タイヤホイールが、上記本体に連結されるように構成されている。
本願考案に係るホイール取付アダプタは、上記円盤状の本体が、上記ハブ連結ボルトによって上記ホイール取付ハブに連結固定される。そして、上記ホイール取付ボルトによって、タイヤホイールが上記タイヤホイール取付アダプタに取り付けられる。
本願考案では、上記ホイール取付穴は、取付寸法の異なる2以上のホイール取付穴群を備えて構成されている。上記構成によって、取付寸法の異なる2以上のタイヤホイールを、タイヤホイール取付アダプタに装着することが可能となる。なお、ホイール取付穴群の数、及び各ホイール取付穴群を構成するホイール取付穴の数や形態・寸法等は特に限定されることはない。
ホイール取付ハブに雌ネジが設けられて、タイヤホイール側から締め付けられるホイール取付ボルトを採用する場合、上記ホイール取付ボルトを螺合させる雌ネジ部を有するホイール取付穴を上記本体に形成することができる。この場合、本体におけるホイール取付穴の干渉がなければ、複数のホイール取付穴群を容易に形成することができる。
一方、上記本体から突出するスタッドボルトタイプのホイール取付ボルトを用いて装着されるタイヤホイールに適用する場合、上記本体に複数組のスタッドボルトを固定状に設けることはできない。
本願考案では、上記ホイール取付穴を、上記タイヤホイール側に形成された雌ネジ部と、上記ホイール取付ハブ側に形成されたボルト頭部収容部とを備えて構成している。この構成によって、選択された一のホイール取付穴群に属するホイール取付穴の上記ボルト頭部収容部に頭部が収容されて上記雌ネジ部に螺合され、上記タイヤホイール側に突出するホイール取付ボルトを設けることが可能となる。すなわち、選択したホイール取付穴群に、スタッドボルトタイプのホイール取付ボルトを着脱可能に設けることが可能となる。
しかも、複数のホイール取付穴群を設けることにより、タイヤホイールの種類に応じて選択された一のホイール取付穴群に属するホイール取付穴に上記ホイール取付ボルトを装着できる。このため、1のホイール取付アダプタを用いて、取付寸法の異なるスタッドボルトタイプのタイヤホイールを取り付けることが可能となる。すなわち、スタッドボルトタイプのタイヤホイールを装着する場合、上記ホイール取付ボルトを設ける位置を変更して容易に対応することができるのである。
上記雌ネジ部に、スタッドボルトタイプのホイール取付ボルトを確実に装着するため、上記ホイール取付ボルトの首下基端部と、上記ホイール取付穴のホイールハブ側周縁部とに、互いに当接するテーパ状の締付面をそれぞれ形成するのが好ましい。
上記構成を採用することにより、上記締付面における摩擦力を増加させて、上記ホイール取付ボルトがタイヤホイール装着時等に緩むのを防止することができる。これにより、タイヤホイールの取付寸法等に応じて選択された一のホイール取付穴群に属するホイール取付穴に固定された上記ホイール取付ボルトを介して、上記タイヤホイールが、上記本体に連結される。
さらに、上記ホイール取付ボルトを、上記雌ネジ部に螺合される本体取付雄ネジ部と、上記ホイールの連結穴に通挿されるとともに、上記ナットが螺合されるホイール取付雄ネジ部とを備え、上記本体取付雄ネジ部と上記ホイール取付雄ネジ部とを異なる規格のネジで構成することが可能となる。
この構成を採用することにより、ホイール取付ボルトの配置位置は同じであるが、スタッドボルト(ホイール取付ナット)の規格が異なる場合に、ホイール取付ボルトを交換するだけで対応することが可能となる。なお、上記ホイール取付ボルトの全体に、上記ホイール取付ナットの規格と同じ規格の雄ネジを形成することもできる。また、上記本体取付雄ネジ部は、ホイール取付ナットと同じ規格である必要はない。たとえば、本体取付雄ネジ部を直径の大きな雄ネジで構成し、先端側にホイール取付ナットの規格に応じたホイール取付雄ネジ部を形成することもできる。大きな雄ネジを採用することにより、ネジの摩擦面が大きくなり、緩みみくくなるばかりでなく、上記ホイール取付ボルトの上記本体に対する連結強度やホイール支持強度を高めることが可能となる。
上記ホイール取付ボルトは、上記頭部に締め付け用の角穴を備えて構成するのが好ましい。特に、複数のホイール取付穴群を設ける場合、ホイール取付ボルトを箱レンチで締め付ける構成を採用すると、ボルト頭部収容部の直径が大きくなり、隣接するホイール取付穴同士が干渉し、所要のホイール取付穴群を形成できない恐れも生じる。ボルト頭部に上記締め付け用の角穴を設けることにより、六角棒状レンチ等で締め付けることが可能となり、ホイール取付ボルトの頭部の直径寸法を小さく設定することが可能になるとともに、上記ボルト頭部収容部の直径を小さく設定できる。また、上記本体に設けるホイール取付穴の面積を低減させ、本体の強度低下を防止できる。
また、上記ホイール取付ボルトは、先端部に締め付け用の角穴を備えて構成するのが望ましい。本願考案では、上記ホイール取付ボルトは、頭部をホイール取付ハブ側に設けたボルト頭部収容部に収容して取り付けられる。このため、頭部のみから締め付けるように構成したのでは、増し締めを行う場合に本体をホイール取付ハブから取り外す必要がある。ホイール取付ボルトの先端部に締め付け用の角穴を設けることにより、本体をホイール取付ハブに連結した状態で、タイヤホイール側から締め付けることが可能となり、ホイール取付ボルトの緩み等を防止し、安全性を高めることが可能となる。
上記ホイール取付穴群を、半径方向位置及び/又は円周方向ピッチの異なる少なくとも2組のホイール取付穴群を備えて構成することができる。上記ホイール取付穴群の数も、本体上にスペースを確保できれば、特に限定されることはない。たとえば、上記複数のホイール取付穴群を、円周方向ピッチの異なる少なくとも2組のホイール取付穴群を備えて構成することもできる。また、上記ハブ連結ボルト通挿穴についても、半径方向位置及び/又は円周方向ピッチの異なる少なくとも2組のハブ連結ボルト通挿穴群を備えて構成することができる。
複数のホイール取付穴群と複数のハブ連結ボルト通挿穴群を設けることにより、ホイール取付アダプタを、取付寸法の異なる複数種類のホイール取付ハブ及びタイヤホイールに適用することが可能となる。また、複数のホイール取付穴群と複数のハブ連結ボルト通挿穴群を設けた場合、本体に多数の空隙部が形成されるため本体からの放熱性が高まり、ブレーキディスク等からの放熱を促進する効果も期待できる。
上記ハブ連結ボルト通挿穴に通挿されるハブ連結ボルトとして、上記ホイール取付ハブに植設されたスタッドボルトタイプのハブ連結ボルトに対応できるのみならず、上記ホイール取付ハブに設けられたネジ穴に上記タイヤホイール側から螺合されるタイプのハブ連結ボルトにも対応することができる。上記構成によって、日本製のホイール取付ハブのみならず、外国車に採用されるホイール取付ハブの双方に適用することも可能となる。
上記ハブ連結ボルト通挿穴から、タイヤホイール側にハブ連結ボルトに螺合されるナットやハブ連結ボルトの頭部が突出すると、タイヤホイールを取り付ける際の障害となる。このため、上記ハブ連結ボルト通挿穴の上記タイヤホイール側に、上記ホイール取付ハブから突出するハブ連結ボルトに螺合させられるナット、又は上記ホイール取付ハブに設けたネジ穴に螺合されるハブ連結ボルトの頭部を埋め込む収容穴を設けるのが好ましい。上記収容穴は、上記ナットあるいはハブ連結ボルトの頭部を完全に収容するタイプのみならず、タイヤホイール側に、上記上記ナットあるいはハブ連結ボルトの頭部を一部収容する収容穴を設け、これら収容穴を共働させて上記上記上記ナットあるいはハブ連結ボルトの頭部を収容できるように構成してもよい。
上記構成を採用することにより、ハブ連結ボルトに螺合されるナットやハブ連結ボルトの頭部とタイヤホイールとの干渉を防止できる。また、上記本体の外面に、タイヤホイールとの当接面を確保することができる。
本願考案に係る上記本体の形態は特に限定されることはない。たとえば、上記本体を、全体が一定厚みの円盤状に形成することができる。また、内周側が、タイヤホイール側に延出する段付き円盤状に形成するとともに、上記ホイール取付ハブに当接させられる外周側に、上記ハブ側ボルト通挿穴及び上記ホイール取付穴を形成して構成することもできる。
形態及び寸法の異なるホイール取付ハブに対して、形態及び寸法の異なる2以上のタイヤホイールを取り付けることが可能となる。
本願考案に係るタイヤホイール取付アダプタの取付状態を示す分解斜視図である。 図1に示すタイヤホイール取付アダプタの正面図である。 図2に示すタイヤホイール取付アダプタの底面図である。 本願考案に係るタイヤホイール取付アダプタの第1の実施形態に係る取付状態を示す断面図であり、図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。 本願考案に係るタイヤホイール取付アダプタの第1の実施形態に係る取付状態を示す断面図であり、図2におけるV−V線に沿う断面図である。 本願考案に係るタイヤホイール取付アダプタの第2の実施形態に係る取付状態を示す断面図であり、図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。 本願考案に係るタイヤホイール取付アダプタの第2の実施形態に係る取付状態を示す断面図であり、図2におけるV−V線に沿う断面図である。 穴数の異なる複数のホイールに適用できる第3の実施形態に係るホイール取付アダプタのタイヤホイール側平面図である。 一のハブ連結ボルト通挿穴と、3のホイール取付穴群を備える第4の実施形態に係るホイール取付アダプタの正面図である。 図9におけるX−X線に沿う断面図である。 図9におけるXI−XI線に沿う断面図である。 図9に示すホイール取付アダプタのホイール取付ハブ側の背面図である。 図11の要部拡大断面図である。
以下、本願考案に係る実施形態を図に基づいて具体的に説明する。
図1に本願発明に係るタイヤホイール取付アダプタ1の取付状態を示す分解斜視図を示す。図1に示す実施形態では、4本のスタッドボルト6が設けられたホイール取付ハブ4に、上記スタッドボルト6を設けた円周上と異なる位置に設けられたスタッドボルトに適合するタイヤホイール2を取り付ける場合を示している。
図2に上記タイヤホイール取付アダプタ1の正面図を、図3に側面図を示す。本実施形態に係るタイヤホイール取付アダプタ1は、全体が段付き円盤状に形成された本体8を備えて構成される。
上記本体8は、ホイール取付ハブ4に添着固定される外周段部8aと、タイヤホール2の中心穴に突入させられる内周段部8bとを備えて構成されている。
上記外周段部8aには、上記本体8を上記ホイール取付ハブ4に連結するハブ連結ボルト6が通挿されるハブ連結ボルト通挿穴11a,11bと、タイヤホイール2のタイヤホイールの取付穴5に対応する位置に設けられたホイール取付穴12a,12bとが設けられている。
本実施形態に係る上記ハブ連結ボルト通挿穴は、半径方向位置が異なる円周位置に配置された2群のハブ連結ボルト通挿穴群11a・・・,11b・・・から構成されているとともに、上記ホイール取付穴も、半径方向位置が異なる円周位置に配置された2群のホイール取付穴群12a・・・,12b・・・から構成されている。上記各ハブ連結ボルト通挿穴群11a・・・,11b・・・及び上記各ホイール取付穴群12a・・・,12b・・・は、それぞれ4つのハブ連結ボルト通挿穴11a,11b及びホイール取付穴12a,12bから構成されている。
本実施形態では、図4に示すように、上記ホイール取付ハブ4の内周段部4bを上記本体8に形成された中央穴部13aに収容するようにして、上記タイヤホイール取付アダプタ1の本体8が、上記ホイール取付ハブ4に添着される。そして、上記ホイール取付ハブ4に立設された4本のホイール取付ボルト6(スタットボルト)を、上記ホイール取付アダプタ1の第1のハブ連結ボルト通挿穴群11aに通挿するとともにナット10を締め付けることにより、上記ホイール取付アダプタ1が、上記ホイール取付ハブ4に連結固定される。上記各ハブ連結ボルト通挿穴11aには上記タイヤホイール2に設けられるホイール取付穴5と同様のテーパ締め付け面15aが設けられているとともに、上記ハブ連結ボルト6に螺合されるナット10にも上記締め付け面15aに当接させられるテーパ締め付け面15bが設けられており、これら締め付け面15a,15bによって、上記ナット10が緩むのを防止している。
上記ハブ連結ボルト通挿穴11a,11bの縁部には、上記ナット10及び上記ホイール取付ボルトを収容する収容穴16が形成されており、上記ハブ連結ボルト及びこれに螺合される上記ナット10が上記外周段部8aの表面から突出しないように構成している。なお、上記タイヤホイール2の内面に、上記外周段部8aの表面から突出する上記ハブ連結ボルト6を収容できる凹部が形成され、上記ナット10がこれら収容穴16と上記凹部を共働させて収容する場合もある。
図2に示すように、本実施形態では、4つの連結ボルト通挿穴11aからなる第1のハブ連結ボルト通挿穴群11a・・・と、4つの連結ボルト通挿穴11bからなる第2のハブ連結ボルト通挿穴群・・・とを備えて構成されている。上記第1のハブ連結ボルト通挿穴群と上記第2のハブ連結ボルト通挿穴群とは、半径方向位置が異なる円周状にそれぞれ形成されており、取付形態寸法が異なる2種類の取付寸法のホイール取付ハブに対応することができる。
図5は、図2おけるV−V線に沿う断面図であり、上記タイヤホイール取付アダプタ1のタイヤホイール2を連結した状態を示すものである。上記タイヤホイール取付アダプタ1の本体8には、上記タイヤホイール2に設けられた取付穴5に対応する位置に、4つのホイール取付穴12aから構成される第1のホイール取付穴群と、4つのホイール取付穴12bから構成される第2のホイール取付穴群とが設けられている。各ホイール取付穴12a,12bには、テーパ状の締め付け面21を設けた雌ネジ部40が形成されている。上記テーパ状の締め付け面21は、上記ホイール取付穴12a,12bのホイール取付ハブ側に設けられている。
図5に示す実施形態では、上記各ホイール取付穴12a,12bは、上記タイヤホイール側に形成された雌ネジ部40と、上記ホイール取付ハブ側に形成されたボルト頭部収容部20とを備えて構成されている。上記第1のホイール取付穴群を構成する各ホイール取付穴12aの上記雌ネジ部40に、ホイール取付ハブ4側から、ホイール取付ボルト9を螺合させるとともに、先端部を上記タイヤホイール2側に突出させ、上記タイヤホイール2に適合したスタッドボルト状のホイール取付ボルト9を設けている。そして、上記ホイール取付ボルト9を、上記タイヤホイール2の取付穴5に通挿するとともに、ナット7を締め付けることにより、上記タイヤホイール2を、上記タイヤホイール取付アダプタ1に連結している。
本実施形態では、上記ホイール取付ボルト9の首下基端部に、上記テーパ状の締め付け面21と互いに当接するテーパ状の締付面22がそれぞれ形成されており、これらテーパ状の締め付け面21,22が互いに締め付けられることにより、緩みを防止している。また、上記ホイール取付ボルトの先端部及び頭部9aに締め付け用の六角穴23a,23bが設けられている。
上記頭部9aに、締め付け用の上記六角穴23bを設けることにより、六角棒状レンチ等で締め付けることが可能となり、上記頭部9aの直径を小さくできるため、ホイール取付ボルトの頭部の直径寸法も小さくすることが可能となる。このため、上記ボルト頭部収容部20の大きさを小さく設定できる。また、上記本体に設けるホイール取付穴の面積を低減させ、本体の強度低下も防止できる。
また、上記ホイール取付ボルト9の先端部に締め付け用の六角穴23aを設けることにより、本体8をホイール取付ハブ4に連結した状態で、タイヤホイール側から、上記ホイール取付ボルトを締め付けることが可能となる。これにより、ホイール取付ボルトの緩み等を防止し、安全性を高めることが可能となる。
本実施形態では、4つのホイール取付穴12aからなる第1のホイール取付穴群と、4つのホイール取付穴12bからなる第2のホイール取付穴群とを備えて構成されている。上記第1のホイール取付穴群と上記第2のホイール取付穴群とは、直径位置が異なる円周状にそれぞれ形成されており、取付形態寸法が異なる2種類のタイヤホイールに対応することができる。
図6に、上記タイヤホイール取付アダプタ1を用いた他の取付形態を示す。
図6に示す取付形態は、外国車に採用されることが多いホイール取付ハブ4に雌ネジ6bが設けられている場合の取付形態である。本実施形態においては、上記ハブ連結ボルト通挿穴11aに、ハブ連結ボルト26を通挿し、ネジ部16bを上記ホイール取付用の雌ネジ6bに螺合させる。これにより、ホイール取付ハブに雌ネジ6bが設けられているタイプのものに対しても対応することが可能となる。
また、上記ハブ連結ボルト通挿穴11aには、テーパ状の締め付け面15aが形成されているとともに、上記ハブ連結ボルト26の首下基端部にもテーパ状の締め付け面15bが形成されているため、上記ハブ連結ボルト26を確実に締め付けて、緩みを防止することができる。
本実施形態では、2種類のハブ連結ボルト通挿穴群を備えているため、異なる取付寸法の雌ネジが設けられた2種類のタイヤホイール取付ハブに適用することができる。
さらに、図7に、示すように、上述した雌ネジ6bが設けられたホイール取付ハブ4に適合するタイヤホイール2を、上記ホイール取付穴12aに、タイヤホイール側からホイール取付ボルト30を締め付けることにより取り付けることができる。また、上記ホイール取付穴12aも、取付寸法が異なる2種類のホイール取付穴群を備えるため、取付寸法が異なる2種類のタイヤホイール2に適用することが可能となる。
上述したように、本実施形態に係るホイール取付アダプタは、一つのホイール取付アダプタによって、複数種類のホイール取付ハブに取り付けることができるとともに、複数種類のタイヤホイールを取り付けることが可能となる。
図8に、本願発明の他の実施形態を示す。この実施形態では、4穴のハブ連結ボルト通挿穴と、5つのホイール連結ボルト通挿穴からなる2組のホイール連結ボルト通挿穴群とを備えて構成したものである。なお、各ハブ連結ボルト通挿穴及び各ホイール連結ボルト通挿穴は、図2〜図7に示すものと同様であるので説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態においても、一のホイール取付アダプタを用いて、2種類のタイヤホイールを連結することが可能となる。このため、タイヤホイール交換の手間とコストとを削減することが可能となる。
図9から図13に、本願考案の第4の実施形態を示す。本実施形態は、1群のハブ連結ボルト通挿穴211aと、3群のホイール取付穴212a,212b,212cとを設けたものである。なお、各ハブ連結ボルト通挿穴211a及びホイール取付穴212a,212b,212cの構成は、上述した実施形態と同様であるので説明は省略する。
図11及び図12に示すように、本実施形態に係るホイール取付ボルト209は、ホイール取付穴212aに形成された雌ネジ部240に螺合される本体取付雄ネジ部209bと、上記タイヤホイール2のホイール取付穴5に通挿されるとともに、上記ナット7が螺合されるホイール取付雄ネジ部209aとを備える。上記本体取付雄ネジ部209bとホイール取付雄ネジ部209aとは、直径の異なる雄ネジで構成されている。
図13に示すように、上記構成を採用することにより、ホイール取付ボルト209の配置位置は同じであるが、スタッドボルト(ホイール取付ナット)の規格が異なる場合に、ホイール取付雄ネジ部209aの規格が異なるホイール取付ボルトを準備し、タイヤホイールの規格等に応じてホイール取付ボルトを交換するだけで対応することが可能となる。なお、上記ホイール取付ボルト209の全体に、上記ホイール取付ナットの規格と同じ規格の雄ネジを形成することもできる。また、上記本体取付雄ネジ部は、ホイール取付ナットと同じ規格である必要はない。たとえば、連結強度を高めるため、本体取付雄ネジ部を直径の大きな雄ネジで構成し、先端側にホイール取付ナットの規格に応じたホイール取付雄ネジ部を形成することもできる。
本願考案の範囲は、上記実施形態及び実施例に限定されることはない。実施形態で記載したタイヤホイールとホイール取付ハブ以外のものに本願発明を適用できる。また、ホイール取付穴やハブ連結ボルトの形態も実施形態に限定されることはない。
複数種類のホイール取付ハブに、複数種類のタイヤホイールを取り付けることができるように構成し、タイヤホイール交換の手間とコストとを削減することができる。
1 タイヤホイール取付アダプタ
2 タイヤホイール
4 ホイール取付ハブ
6 ハブ連結ボルト
8 本体
9 ホイール取付ボルト
11a ハブ連結ボルト通挿穴
11b ハブ連結ボルト通挿穴
12a ホイール取付穴
12b ホイール取付穴
16 収容穴
20 ボルト頭部収容部
30 ホイール取付ボルト
40 雌ネジ部

Claims (9)

  1. 自動車のホイール取付ハブとタイヤホイールとの間に介挿されるタイヤホイール取付アダプタであって、
    円盤状の本体と、
    上記本体に設けられて、上記本体を上記ホイール取付ハブに連結するハブ連結ボルトが通挿されるハブ連結ボルト通挿穴と、
    上記タイヤホイールの取付穴に対応する位置に設けられたホイール取付穴とを備え、
    上記ホイール取付穴は、取付寸法の異なる2以上のホイール取付穴群を備えて構成されているとともに、
    上記ホイール取付穴は、上記タイヤホイール側に形成された雌ネジ部と、上記ホイール取付ハブ側に形成されたボルト頭部収容部とを備えて構成されており、
    上記ハブ連結ボルト通挿穴に通挿される上記ハブ連結ボルトを介して、上記本体が上記ホイール取付ハブに連結され、
    選択された一のホイール取付穴群に属するホイール取付穴の上記雌ネジ部に螺合されるホイール取付ボルトを介して、上記タイヤホイールが、上記本体に連結される、タイヤホイール取付アダプタ。
  2. 選択された一のホイール取付穴群に属するホイール取付穴の上記ボルト頭部収容部に頭部が収容されて上記雌ネジ部に着脱可能に螺合され、上記タイヤホイール側に突出するホイール取付ボルトを備え、
    上記ホイール取付ボルトが、上記タイヤホイールの連結穴に通挿されてナットが螺合されることにより、上記タイヤホイールが上記本体に連結されるように構成されている、請求項1に記載のタイヤホイール取付アダプタ。
  3. 上記ホイール取付ボルトの首下基端部と、上記ホイール取付穴のホイールハブ側周縁部とに、互いに当接するテーパ状の締付面がそれぞれ形成されている、請求項2に記載のタイヤホイール取付アダプタ。
  4. 上記ホイール取付ボルトは、上記雌ネジ部に螺合される本体取付雄ネジ部と、上記ホイールの連結穴に通挿されるとともに、上記ナットが螺合されるホイール取付雄ネジ部とを備え、
    上記本体取付雄ネジ部と上記ホイール取付雄ネジ部とが異なる規格のネジで構成されている、請求項2又は請求項3に記載のタイヤホイール取付アダプタ。
  5. 上記ホイール取付ボルトは、上記頭部及び先端部に締め付け用の角穴を備える、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のタイヤホイール取付アダプタ。
  6. 上記ハブ連結ボルト通挿穴の上記タイヤホイール側に、上記ホイール取付ハブから突出するハブ連結ボルトに螺合させられるナット、又は上記ホイール取付ハブに設けたネジ穴に螺合されるハブ連結ボルトの頭部を埋め込む収容穴が設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のタイヤホイール取付アダプタ。
  7. 上記ホイール取付穴群は、半径方向位置及び/又は円周方向ピッチの異なる少なくとも2組のホイール取付穴群を備えて構成されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のタイヤホイール取付アダプタ。
  8. 上記ハブ連結ボルト通挿穴は、半径方向位置及び/又は円周方向ピッチの異なる少なくとも2組のハブ連結ボルト通挿穴群を備えて構成されている、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のタイヤホイール取付アダプタ。
  9. 上記本体は、内周側が、上記タイヤホイール側に延出する段付き円盤状に形成されているとともに、
    上記ホイール取付ハブに当接させられる外周側に、上記ハブ連結ボルト通挿穴及び上記ホイール取付穴が形成されている、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のタイヤホイール取付アダプタ。
JP2017002053U 2017-05-09 2017-05-09 タイヤホイール取付アダプタ Active JP3211544U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002053U JP3211544U (ja) 2017-05-09 2017-05-09 タイヤホイール取付アダプタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002053U JP3211544U (ja) 2017-05-09 2017-05-09 タイヤホイール取付アダプタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3211544U true JP3211544U (ja) 2017-07-20

Family

ID=59351493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017002053U Active JP3211544U (ja) 2017-05-09 2017-05-09 タイヤホイール取付アダプタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3211544U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022519667A (ja) * 2019-02-08 2022-03-24 クラウス ヴォールファルト 自動車用のホイールスペーサディスク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022519667A (ja) * 2019-02-08 2022-03-24 クラウス ヴォールファルト 自動車用のホイールスペーサディスク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5584628A (en) Device for connecting parts having holes with different center-to-center distances
US7416259B2 (en) Arrangement and method for mounting a wheel cap on a vehicle
CN103507559B (zh) 车轮配重组件
US6419327B1 (en) Wheel liner attachment system
JP2016531796A (ja) 複合材ホイール用のセンターロック取付構造
JPH09501881A (ja) 自動車用の軽合金ホイール装置
US6910355B2 (en) Fastener lockout device
US7438366B2 (en) Replacement wheel and contact ring therefor
JP2017124778A (ja) センターロックホイールの取付構造
JP3211544U (ja) タイヤホイール取付アダプタ
US5785391A (en) Wheel adapter
JPH07149102A (ja) 路上車両用単体ホイールシステム
US8950824B2 (en) Wheel hub nut retainer plate
US20030006643A1 (en) Bicycle wheel with two-section spokes
CN203511154U (zh) 一种可拆卸式车轮
CN200993150Y (zh) 防盗螺母及拆装防盗螺母用的扳手
US20040007101A1 (en) Anti-theft device and wrench tool for detaching the same
WO2021020053A1 (ja) 車両用ホイール
US20120175940A1 (en) Sleeve nut
EP3513082B1 (en) Wheel nut
CN214138105U (zh) 车轮及具有其的车辆
CA3084485C (en) Wheel retention system
JP3208103U (ja) ホイール用ブッシュ
JPS5826161Y2 (ja) スポ−ク車輪
CN112537167A (zh) 车轮及具有其的车辆

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3211544

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250