JP3210418U - リング掛け治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】リングの収納部においてリング同士が重なり合わず、リングを1本〜数本取り出す際に容易に摘まんで取り出すことができ、リングの収納も楽に行うことが可能で、しかも安価なリング掛け治具を提供する。【解決手段】上部片1aと下部片1bからなる少なくとも1個のリング保持板Pを備えたリング掛け治具1であって、リング保持板は上部片と下部片の間にリング6の出し入れを可能とした開口部傾斜路を備えた開口部2と開口部に続いてリングの収納を可能とした収納部傾斜路を備えた収納部3が少なくともそれぞれ1個設けられている。【選択図】図7

Description

本実用新案は、輪ゴム等リング状の物(輪ゴム、ひも、金属等)の使用上の利便を図ったリング掛け治具に関する。
従来、輪ゴム等リング状の物は箱の中などに纏めて置かれたり、フックなどに纏めて吊るされたりしていたが、中でも輪ゴム使用上の利便を目的として輪ゴムの掛け具類にかかわる先行技術が生まれた(例えば先行技術文献12、3参照)。
実登3156104号公報 特開2016−019581号公報 実登3151584号公報
しかしながら、先行技術文献1、2の輪ゴムの掛け具類は輪ゴムの収納部において輪ゴム同士が重なり合い、取り出す輪ゴムを摘まむことが容易ではなかった、また、先行技術文献3は収納部内では1本ずつに分かれているように見えるものの垂直に重なっており、輪ゴムのサイズ(径)が違った場合取り出し口に位置する最下段の輪ゴムの下端より上部に位置するより大きな径の輪ゴムの下端が下にくる事があり前述に同じく取り出す輪ゴムを摘まむことが容易でない、かつ、輪ゴムを取り出す時に後発(上)の輪ゴムが重力で取り出す輪ゴムに接触したまま取り出し口のほうへ下がり一緒に出てくる、もしくは出口に挟まる恐れがある、構造も複雑。
本願考案のリング掛け治具はこれらを解決するためにリングの収納部においてリング同士が重なり合わないよう対策し、また、リングの出入口を広くして、リングを1本〜数本取り出す際に容易に摘まみ取り出すことができるようにした、また、リングの収納も楽に行うことが可能、しかも構造がシンプルでリング掛け治具を安価に提供することを課題とする。
本願考案の1は、上部片と下部片からなる少なくとも1個のリング保持板を備えたリング掛け治具であって、前記リング保持板は前記上部片と下部片の間にリングの出し入れを可能とした開口部傾斜路を備えた開口部と、前記開口部に続いてリングの収納を可能とした収納部傾斜路を備えた収納部が少なくともそれぞれ1個設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、リングの容易な出し入れと落下防止を可能とした開口部とリングが重なり合わず取り出しやすい収納部が、前後、左右、上下の自由な方向に自由な形で自由な数を追加、拡張できるという効果がある。
本願考案の2は、前記リング保持板と側片と背片とで囲まれたリング掛け治具であって、前記リング保持板は前記側片に繋がって設けられており、前記側片は前記背片に繋がって設けられており、平面視コの字型の形状とし、該コの字型形状で囲まれた部分にリングを収納するための収納スペースが設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、本願考案のリング掛け治具が材料費、製造コストともに安価で短時間で製造できるという効果がある。
本願考案の3は、前記収納部傾斜路に天井部と底部が設けられており、前記天井部と底部との間に所定の大きさの距離が設けられており、収納したリングの頂部と前記天井部との間に多分に薄めの隙間が設けられており、前記収納部傾斜路の長さは複数のリングを収納可能とする長さであることを特徴とする。
係る構成によれば、収納部において輪ゴム等リング同士が重なり合わず取り出しやすいという効果がある。
本願考案の4は、前記収納部傾斜路に収納部傾斜路出入口部と収納部傾斜路終端部が設けられており、前記収納部傾斜路に前記収納部傾斜路出入口部から前記収納部傾斜路終端部に向けてリング保持板の底辺に対し緩やかな下りこう配の傾斜角度を設けたことを特徴とする。
係る構成によれば、収納部からリングを取り出す際に取り出すリングと後続リングとの離れを良くし、リングを収納する際にはリングが滑り込みやすく、また、先に収納したリングとの間に隙間を作らないという効果がある。
本願考案の5は、前記開口部傾斜路を備えた開口部の形状が、開口部傾斜路突起部から前記収納部傾斜路出入口部へ向けて設けられた漏斗型形状であることを特徴とする。
係る構成によれば、輪ゴム等リング状の物を収納しやすく取り出しやすいという効果がある。
本願考案の6は、前記開口部傾斜路に、前記開口部傾斜路突起部から前記収納部傾斜路出入口部に向けてリング保持板の底辺に対し前記収納部傾斜路の傾斜角度より大きい下りこう配の傾斜角度を設けたことを特徴とする。
係る構成によれば、収納部傾斜路出入口部からリングを取り出す際に取り出すリングと後続リングとの離れを良くし、開口部傾斜路突起部からリングを収納する際にはリングを収納部へ向かって落とし込み、入れやすくする、また、収納したリングの落下防止にもなるという効果がある。
本願考案の7は、前記側片および背片の少なくとも何れか一方に固定手段が設けられており、該固定手段を用いてリング掛け治具を取付け面に取り付け可能とすることを特徴とする。
係る構成によれば、接着テープは取付け面を選ばず、マグネットが有効な面への取付けは脱着が簡単に行えるマグネットにて、両方を付した場合は接着テープにて固定するかマグネットにて固定するかを選択できるという効果がある。
本願考案の8は、前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具において、リング保持板が前後方向に複数個設けられ、それぞれのリング保持板の収納部傾斜路終端部側の端縁にはそれぞれ側片が設けられ繋がっていて、側片の両端部にはリング保持板および背片の少なくともいずれか一方が繋がっていることを特徴とする。
係る構成によれば、リング掛け冶具の幅と高さを拡張せずに収納部を前後方向に自由に追加してリングの収納数を増やしていくことができ、それぞれの収納部で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離を違えて作れば厚みの異なる複数種類のリングを収納することができる。また、利用の仕方や取り付け面への取付け方によりリングへアクセスする方向を選ぶことができるという効果がある。
本願考案の9は、前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具において、リング保持板が側片大の一方の端の上下方向に複数個設けられ、上下方向のそれぞれのリング保持板の間に位置するリング保持板の上辺と底辺の間にはリング受け部が設けられ、側片大の他方の端には背片大が設けられ繋がっていることを特徴とする。
係る構成によれば、リング掛け冶具の幅を拡張せずに収納部を上下方向に自由に追加してリングの収納数を増やしていくことができ、それぞれの収納部で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離を違えて作れば厚みの異なる複数種類のリングを収納することができる。また、利用方法や取り付け面への取り付け方によりリングへアクセスする方向を選ぶことができるという効果がある。
本願考案の10は、前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具において、リング保持板が側片大の両端にそれぞれ上下方向に複数個設けられ、それぞれの上下方向のそれぞれのリング保持板の間に位置するリング保持板の上辺と底辺の間にはリング受け部が設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、リング掛け冶具の幅を拡張せずに収納部を上下方向、前後方向に、自由に追加してリングの収納数を増やしていくことができ、それぞれの収納部で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離を違えて作れば厚みの異なる複数種類のリングを収納することができる。また、利用の仕方や取り付け面への取り付け方によりリングへアクセスする方向を選ぶことができるという効果がある。
本願考案の11は、前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具において、リング保持板が側片を中心として左右対称に設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、左右からリングのアクセスができリングの収納数も倍になる。また、左右で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離をそれぞれ違えて作れば厚みの異なる2種類のリングを収納できるという効果がある。
本願考案の12は、前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具において、リング保持板が側片大の一方の端の上下左右に複数個設けられ、上下方向のそれぞれのリング保持板の間に位置するリング保持板の上辺と底辺の間にはリング受け部が設けられ、側片大の他方の端には背片大が設けられ繋がっていることを特徴とする。
係る構成によれば、収納部を上下方向、左右方向に、自由に追加してリングの収納数を増やしていくことができ、リングへのアクセス方向も広がる、また、それぞれの収納部で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離を違えて作れば厚みの異なる複数種類のリングを収納できるという効果がある。
これまでに考案されている輪ゴムの掛け具類は、輪ゴムを取り出す際の輪ゴム出入口部における輪ゴムの取り出しに対し利便性が図られていて、輪ゴムを取り出す際に輪ゴム収納部において取り出す輪ゴムを摘まむことが容易ではなかった、本願考案リング掛け治具は、輪ゴムに限らずリングを収納する際は基よりリングを取り出す際のリング1本〜数本の取り出しを容易にしている。
本願考案の1によれば、リングの容易な出し入れと落下防止を可能とした開口部とリングが重なり合わず取り出しやすい収納部が、前後、左右、上下の自由な方向に自由な形で自由な数を追加、拡張できるという効果がある。
本願考案の2によれば、リング掛け治具が材料費、製造コストともに安価で短時間で製造できるという効果がある。
本願考案の3によれば、収納部において輪ゴム等リング同士が重なり合わず取り出しやすいという効果がある。
本願考案の4によれば、収納部からリングを取り出す際に取り出すリングと後続リングとの離れを良くし、リングを収納する際にはリングが滑り込みやすく、また、先に収納したリングとの間に隙間を作らないという効果がある。
本願考案の5によれば、輪ゴム等リング状の物を収納しやすく取り出しやすいという効果がある。
本願考案の6によれば、収納部傾斜路出入口部からリングを取り出す際に取り出すリングと後続リングとの離れを良くし、開口部傾斜路突起部からリングを収納する際にはリングを収納部へ向かって落とし込み、入れやすくする、また、収納したリングの落下防止にもなるという効果がある。
本願考案の7によれば、接着テープは取付け面を選ばず、マグネットが有効な面への取付けは脱着が簡単に行えるマグネットにて、両方を付した場合は接着テープにて固定するかマグネットにて固定するかを選択できるという効果がある。
本願考案の8によれば、リング掛け冶具の幅と高さを拡張せずに収納部を前後方向に自由に追加してリングの収納数を増やしていくことができ、それぞれの収納部で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離を違えて作れば厚みの異なる複数種類のリングを収納することができる。また、利用の仕方や取り付け面への取付け方によりリングへアクセスする方向を選ぶことができるという効果がある。
本願考案の9によれば、リング掛け冶具の幅を拡張せずに収納部を上下方向に自由に追加してリングの収納数を増やしていくことができ、それぞれの収納部で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離を違えて作れば厚みの異なる複数種類のリングを収納することができる。また、利用方法や取り付け面への取り付け方によりリングへアクセスする方向を選ぶことができるという効果がある。
本願考案の10によれば、リング掛け冶具の幅を拡張せずに収納部を上下方向、前後方向に、自由に追加してリングの収納数を増やしていくことができ、それぞれの収納部で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離を違えて作れば厚みの異なる複数種類のリングを収納することができる。また、利用の仕方や取り付け面への取り付け方によりリングへアクセスする方向を選ぶことができるという効果がある。
本願考案の11によれば、左右からリングのアクセスができリングの収納数も倍になる。また、左右で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離をそれぞれ違えて作れば厚みの異なる2種類のリングを収納できるという効果がある。
本願考案の12によれば、収納部を上下方向、左右方向に、自由に追加してリングの収納数を増やしていくことができ、リングへのアクセス方向も広がる、また、それぞれの収納部で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離を違えて作れば厚みの異なる複数種類のリングを収納できるという効果がある。
図1は本願考案のリング掛け治具に用いられるリング保持板の平面図である。 図2は本願考案のリング掛け治具の斜視図である。 図3は本願考案のリング掛け治具の正面図である。 図4の(a)は本願考案のリング掛け治具の平面図である。図4の(b)は本願考案のリング掛け治具の平面図の拡大図である。 図5の(a)は本願考案のリング掛け治具の右側面図である。図5の(b)は本願考案のリング掛け治具の右側面図の拡大図である。 図6は本願考案のリング掛け治具の背面図である。 図7は本願考案のリング掛け治具にリングを掛けた使用状態を示す斜視図である。 図8の(a)は本願考案のリング掛け治具を、背片を利用して壁に取り付けた状態を示す。図8の(b)は本願考案のリング掛け冶具を、側片を利用して壁に取り付けた状態を示す。 図9の(a)、(b)、(c)は本願考案のリング掛け治具の、背片の代わりにリング保持板を設け、それぞれのリング保持板が背片を兼ねる場合のバリエーションを示す斜視図である。 図10は本願考案のリング掛け治具の、前後複数掛けの場合のバリエーションを示す斜視図である。 図11は本願考案のリング掛け治具の、図9で示すバリエーション版の前後複数掛けの場合のバリエーションを示す斜視図である。 図12は本願考案のリング掛け治具の、上下複数掛けの場合のバリエーションを示す斜視図である。 図13は本願考案のリング掛け治具の、図9で示すバリエーション版の上下複数掛けの場合のバリエーションを示す斜視図である。 図14は本願考案のリング掛け治具の、左右にリング保持板を設けた場合のバリエーションを示す斜視図である。 図15は本願考案のリング掛け治具の、図14で示すバリエーション版の上下複数掛けの場合のバリエーションを示す斜視図である。
本願考案のリング掛け治具1について、実施するための形態を図1〜図15に従って詳しく述べる。
本願考案のリング掛け治具1は、先行技術文献の輪ゴム掛け具類に共通した「輪ゴムの収納部において輪ゴム同士が重なり合い取り出す輪ゴムのみを摘まむことが容易ではない」という問題を解決するために、リング6の収納部3においてリング6同士が重なり合わないよう対策し、開口部2を広くしてリング6を1本〜数本取り出す際に容易に摘まみ取り出せるようにし、リング6の収納も楽に行うことを可能とする。また、構造をシンプルにすることでリング掛け治具1を安価に提供すること目的としたものである。
リング保持板Pの上部片1aと下部片1bとの間に設けた収納部3はスリット形状であり、収納部傾斜路の天井部3bと収納部傾斜路の底部3cの間の距離Lをリング6の1本分の厚みよりやや広めの幅、即ちリングの頂部6aと天井部3bの隙間Sが多分に薄めの隙間をリング6の厚みに加算した幅としリング6同士が重ならないようにする。前記多分に薄めの隙間Sはリング6の厚みの10%〜90%が好適であり、70%〜80%が最も適する。しかし、この範囲に限定されるものではない。前記収納部3はリング6が複数本収納できる長さW4にする。前記長さW4に収納できるリング6は30本程度が好適である。しかし、この範囲に限定されるものではない。また、開口部2はリング6が出し入れしやすい様、収納部傾斜路出入口部3dから開口部傾斜路突起部2bに向かい末広がりの漏斗型形状にする。
収納部3はリング6の取り出し時に後続リング6との離れを良くする目的で、また、リング6を収納する時に収納部傾斜路終端部3eに向かって滑りを良くする目的で、収納部傾斜路3aには収納部傾斜路出入口部3dから収納部傾斜路終端部3eに向けてリング保持板の底辺Pbに対し緩やかな下り傾斜の収納部傾斜路の傾斜角度βをつける。前記傾斜角度βは10°〜40°が好適であり、20°〜30°が最も適する。しかし、この範囲に限定されるものではない。この傾斜角度βと収納するリング6の数により収納部傾斜路の水平方向の幅W3が決まる。さらに、収納したリング6に傷がつかないよう、またリング保持板の底辺Pbに触れて取り出しにくくならないよう、リング保持板の底辺から収納部傾斜路出入口部までの高さH3は、掛けるリング6の直径より小さくする。
開口部2は間口を広くとってリング6を入れやすくする、さらに収納部3に向かいリング6を入れやすくすると同時にリング6の取り出し時に後続リング6との離れをいっそう良くする目的で、また、収納したリング6の落下防止の目的で、開口部傾斜路2aには開口部傾斜路突起部2bから収納部傾斜路出入口部3dに向けてリング保持板の底辺Pbに対し下り傾斜の開口部傾斜路の傾斜角度αをつける。前記傾斜角度αは30°〜80°が好適であり、40°〜70°が最も適する。しかし、この範囲に限定されるものではない。また、前記傾斜角度αは前記収納部傾斜路の傾斜角度βより20°〜40°大きい傾斜角度が好適である。しかし、この範囲に限定されるものではない。尚、開口部傾斜路の水平方向の幅W2および収納部傾斜路出入口部から開口部傾斜路突起部まで高さH2は必要最小限とし、リング掛け治具1が不要に大きくならないようにする。前記幅W2および前記高さH2は5mm〜20mmが好適であり、10mm程度が最も適する。しかし、この範囲に限定されるものではない。
リング保持板Pの幅W1は、前記開口部傾斜路の水平方向の幅W2と前記収納部傾斜路の水平方向の幅W3により確定し、リング保持板Pの高さH1は、前記収納部傾斜路出入口部から開口部傾斜路突起部まで高さH2と前記リング保持板の底辺から収納部傾斜路出入口部までの高さH3と開口部傾斜路突起部2bから上部片1a側に延びた漏斗型の開口部2の開口端までの高さにより確定する。
リング保持板Pと側片1c又は側片大1cb、背片1d又は背片大1dbの間に収納スペース4を設け、リング6の出し入れ操作と収納を楽にする。
開口部2の開口部傾斜路突起部2bおよび収納部傾斜路出入口部3dは角に丸みをつけリング6を取り出す時および収納する時にリング6が引っかからないようにする。また、収納部3および開口部2のすべての縁は滑らかに仕上げ、リング6の滑りを良くするとともにリング6に傷がつかないようにする。
固定手段5はリング掛け冶具1を固定して使用する場合に、側片1c又は側片大1cb、または背片1d又は背片大1dbにて取付け面7へ取り付ける方法で、接着テープまたはマグネット、予算が許せばこの両方を付する。側片1c又は側片大1cb、または背片1d又は背片大1dbに接着テープを使用した場合は取り付ける面を選ばず、側片1c又は側片大1cb、または背片1d又は背片大1dbにマグネットを使用した場合はマグネットが有効な面に対し脱着が簡単に行えるので取り付け位置の移動が楽にできる。
図7はリング6を掛けた状態で、リング6の1本1本が重ならず整列している様子を表す。
図8(a)はリング掛け治具1を固定手段5の背片1dを用いて取り付けた場合で、図8(b)はリング掛け治具1を固定手段5の側片1cを用いて取り付けた場合であり、取り付け方によりリング6へアクセスする方向も変えることができる。
本リング掛け治具1は、フリーで使用する場合は勿論のこと、取付け面7に固定して使う場合にも取り付ける角度により収納部3と開口部2を合わせた全体の角度設定は自由である。
図1〜図8、図10、図12に示すリング掛け治具1は右利きの人でもまた左利きの人でも便利に使用できるものである。側片1cまたは側片大1cb、背片1dまたは背片大1dbを含め左右を180度逆に作った対象形のものも利便性が高い。
(バリエーション1)
図9(a)〜(c)で示すように、背片1dの代わりにリング保持板Pをもうひとつ作りそれぞれのリング保持板Pが背片1dを兼ねる構造にする。この構成では、使用するリング保持板Pによりリング6にアクセスする方向も変わり利便性が向上する。両方のリング保持板Pにリング6を掛けて使用する場合はリング6の収納数を倍増できる。また、それぞれの収納部3で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lを違えて作れば厚みの異なる2種類のリング6を収納することができる。取付け面7に取り付けて両方のリング保持板Pを使用する場合には側片1cを利用する。
(バリエーション2)
図10で示すように、図1〜図7の構成を前後方向へ複数個拡張するものである。本構成では最後部の1個を除いて他は背片1dを持たない。この構成では、リング掛け冶具1の幅および高さを拡張せずにリング保持板Pを自由に追加していくことができる。また、それぞれの収納部3で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lを違えて作れば厚みの異なる複数種類のリング6を収納することができる。利用の仕方により、取付け面7への取り付け方により、リング6へアクセスする方向も変えることができる。
(バリエーション3)
図11で示すように、図9の構成を前後方向へ複数個拡張するものである。この構成では、リング掛け冶具1の幅および高さを拡張せずにリング保持板Pを自由に追加していくことができる。また、それぞれの収納部3で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lを違えて作れば厚みの異なる複数種類のリング6を収納することができる。利用の仕方により、取付け面7への取り付け方により、リング6へアクセスする方向も変えることができる。
(バリエーション4)
図12で示すように、図1〜図7の構成を上下方向へ複数個拡張するものである。拡張に際し、側片大1cbと背片大1dbを用い上下方向のそれぞれのリング保持板Pの間に位置するリング保持板の上辺Paと底辺Pbの間にリング受け部8を設ける。この構成では、リング掛け冶具1の幅を拡張せずにリング保持板Pを自由に追加していくことができる。また、それぞれの収納部3で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lを違えて作れば厚みの異なる複数種類のリング6を収納することができる。利用の仕方により、取付け面7への取り付け方により、リング6へアクセスする方向も変えることができる。
(バリエーション5)
図13で示すように、図9の構成を上下方向へ複数個拡張するものである。拡張に際し、側片大1cbを用い上下方向のそれぞれのリング保持板Pの間に位置するリング保持板の上辺Paと底辺Pbの間にリング受け部8を設ける。この構成では、リング掛け冶具1の幅を拡張せずにリング保持板Pを自由に追加していくことができる。また、それぞれの収納部3で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lを違えて作れば厚みの異なる複数種類のリング6を収納することができる。利用の仕方により、取付け面7への取り付け方により、リング6へアクセスする方向も変えることができる。
(バリエーション6)
図14で示すように、側片1cを中心にしてリング保持板Pを左右対称に設けたものである。取付け面7に取り付けて使用する場合は背片1dを用いる。この構成ではリング保持板Pを左右に設けることでリング6の収納数を倍増できる。また、それぞれの収納部3で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lを違えて作れば厚みの異なる2種類のリング6を収納することもできる。また、左右からリング6にアクセスすることができる。
(バリエーション7)
図15で示すように、図14の構成を上下方向に複数個拡張するものである。拡張に際し、側片大1cbと背片大1dbを用い上下方向のそれぞれのリング保持板Pの間に位置するリング保持板の上辺Paと底辺Pbの間にリング受け部8を設ける。取付け面7に取り付けて使用する場合は背片1dbを用いる。この構成では、リング保持板Pを上下左右に自由に追加していくことができる。また、それぞれの収納部3で収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lを違えて作れば厚みの異なる複数種類のリング6を収納することができる。また、左右からリング6にアクセスすることができる。
構造が非常にシンプルで、上部片1a、下部片1b、側片1cまたは側片大1cb、背片1dまたは背片大1db、開口部2、収納部3はプラスチック等の材料で1体成型することで製造コストが抑えられ安価に提供することができる。
作る材料はプラスチックに限らず、段ポール等の紙や木、金属など使う場所により自由で何でもよい。特徴として紙は水に弱く耐久性に劣る傾向がある。
木は板を曲げ加工して一体成型するか部品毎に作り組み上げる手間がある。
また、金属は耐久性では良いが加工費と材料費が高くなる傾向がある。
開口部2、収納部3、収納スペース4を確保できて、リング保持板Pを上下に複数個作った場合はリング受け部8も併せて確保できて、リング6の脱着作業の邪魔にならず取付け強度があれば自由な形や色でよく、たとえば花の形や動物の形、乗り物の形など様々な形が考えられる。
以下、本考案のリング掛け治具1の実施例について詳しく述べる。
収納するリング6は直径38mm、厚み1mmの輪ゴムとし収納量は30本を目安とした。材料は2mm厚の段ボールと固定手段5として直径20mm、厚み4mmのマグネットを2個と幅15mm、長さ20mmの両面テープを2枚とした。
次に製作手順について詳しく述べる。
(1)材料の切断
段ボールを幅80mm、高さ45mmに切断して、リング掛け治具1のベースとした。
(2)開口部2の製作
前記切断した段ボールの右端上端から下へ15mm下がった位置を開口部傾斜路突起部2bとし、そこから左方向へ開口部傾斜路の傾斜角度αを50°とする下り傾斜で開口部傾斜路の水平方向の幅W2が10mmとなる位置まで切り込みを入れ、そこを収納部傾斜路出入口部3dとし、次に前記収納部傾斜路出入口部3dの位置から真上に1.5mm上がった位置から70°の上り傾斜で段ボールの右端まで切り抜き、漏斗型の開口部2を製作した。
(3)収納部3の製作
前記開口部2の切れ込みを終えた収納部傾斜路出入口部3dとその真上1.5mmの2ヶ所から左方向へ、それぞれ収納部傾斜路の傾斜角度βを20°とする下り傾斜で収納部傾斜路の水平方向の幅W3が35mmの位置まで切り込んで収納部傾斜路の天井部3bと底部3cを作り、収納部傾斜路終端部3eの位置にて不要となった段ボールを切り取って収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが約1.5mmの収納部3を製作した。
(4)リング保持板P、側片1c、背片1dの製作
前記開口部2と収納部3の製作を終えた段ボールを左端から右方向20mmの位置で後ろ側に90°折り曲げて背片1dを作り、折り曲げた位置からさらに右方向15mmの位置から90°後ろに折り曲げて側片1cを作りコの字型にし、収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが約1.5mmの収納部3を持つ幅45mmのリング保持板Pと、収納スペース4が15mmとなる側片1cと幅20mmの背片1dを製作した。
(5)固定手段5の取付け
固定手段5はマグネットを使用、背片1dの上下に直径20mmのマグネットをそれぞれ1個、両面テープで貼り付けた。
収納するリング6は直径38mm、厚み1mmの輪ゴムとし収納量は30本を目安とした。材料は1.5mm厚の透明プラスチック板とプラスチック用接着剤と固定手段5として直径20mm、厚み4mmのマグネットを2個と幅15mm、長さ20mmの両面テープを2枚とした。
次に製作手順について詳しく述べる。
(1)材料の切断
プラスチック板を、リング保持板P用として幅45mm、高さ45mに、側片1c用として幅18mm、高さ45mmに、背片1d用として幅20mm、高さ45mmにそれぞれ1枚ずつ切断した。
(2)開口部2の製作
前記切断したリング保持板Pの右端上端から下へ15mm下がった位置を開口部傾斜路突起部2bとし、そこから左方向へ開口部傾斜路の傾斜角度αを60°とする下り傾斜で開口部の水平方向の幅W2が10mmとなる位置まで切り込みを入れ、そこを収納部傾斜路出入口部3dとし、次に前記収納部傾斜路出入口部3dの位置から真上に1.8mm上がった位置から80°の上り傾斜でプラスチック板の右端まで切り抜き、漏斗型の開口部2を製作した。
(3)上部片1a、下部片1bの製作
前記開口部2の切れ込みを終えた収納部傾斜路出入口部3dとその真上1.8mmの2ヶ所から、それぞれ収納部傾斜路の傾斜角度βを25°とする下り傾斜でリング保持板Pの左端まで切り抜いて、上部片1aと下部片1bを製作した。
(4)仕上げ
切断した各部品の外周を含め、切り込んだすべての部分をヤスリで慣らし丸みをつけた。
(5)上部片1a、下部片1b、側片1c、背片1dの組み立て
前記で製作した上部片1aの収納部傾斜路終端部3e側の切り口を幅18mmの側片1cの左端にそれぞれの上端を合わせてプラスチック接着剤で接着し、前記で製作した下部片1bの収納部傾斜路終端部3e側の切り口を前記側片1cの左端下部、即ち接着した上部片の下側にそれぞれの下端を合わせてプラスチック接着剤で接着し、次に幅20mmの背片1dを前記側片1cの右側端に高さを合わせてプラスチック接着剤で接着してコの字型に上部片1a、下部片1b、側片1c、背片1dを組み立て、収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが約1.8mmの収納部3を持つ幅46.5mmのリング保持板Pと15mmの収納スペース4を確保する側片1cと幅21.5mmの背片1dを製作した。
(6)固定手段5の取付け
固定手段5はマグネットを使用、背片1dの上下に直径20mmのマグネットをそれぞれ1個、両面テープで貼り付けた。
収納するリング6は直径38mm、厚み1mmの輪ゴムとし収納量は30本を目安とした。材料は2.3mm厚の合板と幅18mmの角材と木工用接着剤と固定手段5として直径20mm、厚み4mmのマグネットを2個と幅15mm、長さ20mmの両面テープを2枚とした。
次に製作手順について詳しく述べる。
(1)材料の切断
合板を、リング保持板P用として幅63mm、高さ45mmに、角材を側片1c兼背片1d用として高さ45mmにそれぞれ切断した。
(2)開口部2の製作
前記切断したリング保持板Pの右端上端から下へ15mm下がった位置を開口部傾斜路突起部2bとし、そこから左方向へ開口部傾斜路の傾斜角度αを60°とする下り傾斜で開口部の水平方向の幅W2が10mmとなる位置まで切り込みを入れ、そこを収納部傾斜路出入口部3dとし、次に前記収納部傾斜路出入口部3dの位置から真上に1.8mm上がった位置から80°の上り傾斜で合板の右端まで切り抜き、漏斗型の開口部2を製作した。
(3)収納部3の製作
前記開口部2の切れ込みを終えた収納部傾斜路出入口部3dとその真上1.8mmの2ヶ所から左方向へ、それぞれ収納部傾斜路の傾斜角度βを25°とする下り傾斜で収納部傾斜路の水平方向の幅W3が35mmの位置まで切り込んで収納部傾斜路の天井部3bと底部3cを作り、収納部傾斜路終端部3eの位置にて不要となった合板を切り取って収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが約1.8mmの収納部3を製作した。
(4)仕上げ
切断した各部品の外周を含め、切り込んだすべての部分をヤスリで慣らし丸みをつけた。
(5)リング保持板Pと側片1c、背片1dの組み立て
幅18mmの側片1c兼背片1dの角材の左端上端に開口部2と収納部3の製作を終えた前記リング保持板Pの左端上端を合わせ木工用接着剤で接着して組み立て、収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが1.8mmの収納部3を持つ正味幅45mmのリング保持板Pと18mmの収納スペース4を確保する側片1cと同18mm幅の背片1dを製作した。
(6)固定手段5の取付け
固定手段5はマグネットを使用、背片1dの上下に直径20mmのマグネットをそれぞれ1個両面テープで貼り付けた。
リング掛け治具1のバリエーション1の製作
収納するリング6は直径38mm、厚み1mmの輪ゴムとし収納量は60本を目安とした。材料は2mm厚の段ボールと固定手段5として直径20mm、厚み4mmのマグネットを2個と幅15mm、長さ20mmの両面テープを2枚とした。
次に製作手順について詳しく述べる。
(1)材料の切断
段ボールを幅105mm、高さ45mmに切断して、リング掛け治具1のバリエーション1のベースとした。
(2)開口部2の製作
前記切断した段ボールの右端の上端から下へ15mm下がった位置を開口部傾斜路突起部2bとし、そこから左方向へ開口部傾斜路の傾斜角度αを60°とする下り傾斜で開口部傾斜路の水平方向の幅W2が10mmとなる位置まで切り込みを入れ、そこを収納部傾斜路出入口部3dとし、次に前記収納部傾斜路出入口部3dの位置から真上に1.8mm上がった位置から80°の上り傾斜で段ボールの右端まで切り抜き、漏斗型の開口部2を製作した。次に段ボールの左端から右方向にも前記同様に漏斗型の開口部2を製作した。
(3)収納部3の製作
前記開口部2の切れ込みを終えた左右それぞれの収納部傾斜路出入口部3dとその真上1.8mmの2ヶ所から、右の開口部2からは左方向へ、左の開口部2からは右方向へそれぞれ収納部傾斜路の傾斜角度βを25°とする下り傾斜で収納部傾斜路の水平方向の幅W3が35mmの位置まで切り込んで収納部傾斜路の天井部3bと底部3cを作り、収納部傾斜路終端部3eの位置にて不要となった段ボールを切り取って収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが約1.8mmの収納部3を左右に製作した。
(4)リング保持板P2個、側片1cの製作
前記開口部2と収納部3の製作を終えた段ボールを左端から右方向45mmの位置で後ろ側に90°折り曲げてリング保持板Pを作り、折り曲げた位置からさらに右方向15mmの位置から90°後ろに折り曲げて側片1cを作りコの字型にし、収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが約1.8mmの収納部3を持つ幅45mmのリング保持板Pを表裏にそれぞれ1個と収納スペース4が15mmとなる側片1cを製作した。
(5)固定手段5の取付け
固定手段5はマグネットを使用、側片1cの上下に直径20mmのマグネットをそれぞれ1個、両面テープで貼り付けた。
リング掛け治具1のバリエーション7の製作
収納するリング6は直径38mm、厚み1mmの輪ゴムと、直径42mm、厚み3.5mmのゴムパッキンとし、収納量は輪ゴムが30本、ゴムパッキンが10本を目安とした。材料は2.3mm厚の合板と幅24mmの角材と木工用接着剤と固定手段5として直径20mm、厚み4mmのマグネットを3個と幅15mm、長さ20mmの両面テープを3枚とした。
次に製作手順について詳しく述べる。
(1)材料の準備
合板を幅114mm、高さ45mmに切断した1枚2個組のリング保持板Pを3枚、角材を高さ175mmに切断し側片大1cb兼背片大1dbとして1本準備した。
(2)開口部2の製作
前記切断したリング保持板Pの1枚を右端の上端から下へ15mm下がった位置を開口部傾斜路突起部2bとし、そこから左方向へ開口部傾斜路の傾斜角度αを60°とする下り傾斜で開口部の水平方向の幅W2が10mmとなる位置まで切り込みを入れ、そこを収納部傾斜路出入口部3dとし、次に前記収納部傾斜路出入口部3dの位置から真上に1.8mm上がった位置から80°の上り傾斜で合板の右端まで切り抜き、1つ目の漏斗型の開口部2を製作、次に同リング保持板Pの左端の上端から下へ15mm下がった位置を開口部傾斜路突起部2bとし、そこから右方向に開口部傾斜路の傾斜角度αを60°とする下り傾斜で開口部の水平方向の幅W2が10mmとなる位置まで切り込みを入れ、そこを収納部傾斜路出入口部3dとし、次に前記収納部傾斜路出入口部3dの位置から真上に6.0mm上がった位置から80°の上り傾斜で合板の右端まで切り抜き、2つ目の漏斗型の開口部2を製作した。残り2枚のリング保持板Pも同様に製作した。
(3)収納部3の製作
前記2つの開口部2の切れ込みを終えたリング保持板Pの3枚の内の1枚を、リング保持板Pの右側の収納部傾斜路出入口部3dとその真上1.8mmの2ヶ所から左方向へ、それぞれ収納部傾斜路の傾斜角度βを25°とする下り傾斜で収納部傾斜路の水平方向の幅W3が35mmの位置まで切り込んで収納部傾斜路の天井部3bと底部3cを作り、収納部傾斜路終端部3eの位置にて不要となった合板を切り取って収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが約1.8mmの1つ目の収納部3を製作、次に同リング保持板Pの左側の収納部傾斜路出入口部3dとその真上6.0mmの2ヶ所から右方向へ、それぞれ収納部傾斜路の傾斜角度βを25°とする下り傾斜で収納部傾斜路の水平方向の幅W3が35mmの位置まで切り込んで収納部傾斜路の天井部3bと底部3cを作り、収納部傾斜路終端部3eの位置にて不要となった合板を切り取って収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが約6.0mmの2つ目の収納部3を製作した。残り2枚のリング保持板Pも同様に製作した。
(4)仕上げ
切断した各部品の外周を含め、切り込んだすべての部分をヤスリで慣らし丸みをつけた。
(5)リング保持板P、側片大1cb、背片大1dbの組み立て
幅24mmの側片大1cb兼背片大1dbの角材の上端に、左右の開口部2と収納部3の製作を終えた前記リング保持板Pの内の1枚をリング保持板の上辺Paと左右の収納部傾斜路終端部3eの間を合わせ木工用接着剤で接着、残りのリング保持板Pの内の1枚を前記接着したリング保持板の底辺Pbから20mm下がった側片大1cb兼背片大1dbの角材の位置にリング保持板の上辺Paと左右の収納部傾斜路終端部3eの間を合わせ木工用接着剤で接着、最後のリング保持板Pを側片大1cb兼背片大1dbの角材の下端にリング保持板の底辺Pbと左右の収納部傾斜路終端部3eの間を合わせ木工用接着剤で接着して組み立て、収納部傾斜路の天井部から底部までの距離Lが側片大1cbを中心として右側が1.8mmの収納部3を持つ正味幅45mmのリング保持板Pを上下方向に3個、左側が6.0mmの収納部3を持つ正味幅45mmのリング保持板Pを上下方向に3個、計6個のリング保持板Pと24mmの収納スペース4を確保する側片大1cbと同24mm幅の背片大1dbを製作した。
(6)固定手段の取付け
固定手段5はマグネットを使用、背片大1dbの上、中、下の3ヶ所に直径20mmのマグネットをそれぞれ1個両面テープで貼り付けた。
家庭の台所はもとより、プライベートルームや教育の場、各種イベントホームセンター、スーパーマーケット等、利用できるところは各分野、多岐に渡るので産業上の利用可能性は大きい。
1 リング掛け治具
1a 上部片
1b 下部片
1c 側片
1cb 側片(大)
1d 背片
1db 背片(大)
P リング保持板
Pa リング保持板の上辺
Pb リング保持板の底辺
W1 リング保持板の幅
H1 リング保持板の高さ
2 開口部
2a 開口部傾斜路
2b 開口部傾斜路突起部
α リング保持板の底辺に対する開口部傾斜路の傾斜角度
W2 開口部傾斜路の水平方向の幅
H2 収納部傾斜路出入口部から開口部傾斜路突起部までの高さ
3 収納部
3a 収納部傾斜路
3b 収納部傾斜路の天井部
3c 収納部傾斜路の底部
3d 収納部傾斜路出入口部
3e 収納部傾斜路終端部
β リング保持板の底辺に対する収納部傾斜路の傾斜角度
W3 収納部傾斜路の水平方向の幅
H3 リング保持板の底辺から収納部傾斜路出入口部までの高さ
L 収納部傾斜路の天井部から底部までの距離
S リングの頂部と収納部傾斜路の天井部との隙間
W4 収納部傾斜路の長さ
4 収納スペース
5 固定手段
6 リング
6a リングの頂部
7 取付け面
8 リング受け部

Claims (12)

  1. 上部片(1a)と下部片(1b)からなる少なくとも1個のリング保持板(P)を備えたリング掛け治具(1)であって、前記リング保持板(P)は前記上部片(1a)と下部片(1b)の間にリング(6)の出し入れを可能とした開口部傾斜路(2a)を備えた開口部(2)と前記開口部(2)に続いてリングの収納を可能とした収納部傾斜路(3a)を備えた収納部(3)が少なくともそれぞれ1個設けられていることを特徴とするリング掛け治具。
  2. 前記リング保持板(P)と側片(1c)と背片(1d)とで囲まれたリング掛け治具(1)であって、前記リング保持板(P)は前記側片(1c)に繋がって設けられており、前記側片(1c)は前記背片(1d)に繋がって設けられており、平面視コの字型の形状とし、該コの字型形状で囲まれた部分にリング(6)を収納するための収納スペース(4)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリング掛け治具。
  3. 前記収納部傾斜路(3a)に天井部(3b)と底部(3c)が設けられており、前記天井部(3b)と底部(3c)との間に所定の大きさの距離(L)が設けられており、収納したリング(6)の頂部(6a)と前記天井部(3b)との間に多分に薄めの隙間(S)が設けられており、前記収納部傾斜路(3a)の長さ(W4)は複数のリング(6)を収納可能とする長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載のリング掛け治具。
  4. 前記収納部傾斜路(3a)に収納部傾斜路出入口部(3d)と収納部傾斜路終端部(3e)が設けられており、前記収納部傾斜路(3a)に前記収納部傾斜路出入口部(3d)から前記収納部傾斜路終端部(3e)に向けてリング保持板の底辺(Pb)に対し緩やかな下りこう配の傾斜角度(β)を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリング掛け治具。
  5. 前記開口部傾斜路(2a)を備えた開口部(2)の形状が、開口部傾斜路突起部(2b)から前記収納部傾斜路出入口部(3d)へ向けて設けられた漏斗型形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリング掛け治具。
  6. 前記開口部傾斜路(2a)に、前記開口部傾斜路突起部(2b)から前記収納部傾斜路出入口部(3d)に向けてリング保持板の底辺(Pb)に対し前記収納部傾斜路の傾斜角度(β)より大きい下りこう配の傾斜角度(α)を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリング掛け治具。
  7. 前記側片(1c)および背片(1d)の少なくとも何れか一方に固定手段(5)が設けられており、該固定手段(5)を用いてリング掛け治具(1)を取付け面(7)に取り付け可能とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のリング掛け治具。
  8. 前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具(1)において、リング保持板(P)が前後方向に複数個設けられ、それぞれのリング保持板(P)の収納部傾斜路終端部(3e)側の端縁にはそれぞれ側片(1c)が設けられ繋がっていて、側片(1c)の両端部にはリング保持板(P)および背片(1d)の少なくともいずれか一方が繋がっていることを特徴とするリング掛け治具。
  9. 前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具(1)において、リング保持板(P)が側片大(1cb)の一方の端の上下方向に複数個設けられ、上下方向のそれぞれのリング保持板(P)の間に位置するリング保持板の上辺(Pa)と底辺(Pb)の間にはリング受け部(8)が設けられ、側片大(1cb)の他方の端には背片大(1db)が設けられ繋がっていることを特徴とするリング掛け治具。
  10. 前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具(1)において、リング保持板(P)が側片大(1cb)の両端にそれぞれ上下方向に複数個設けられ、それぞれの上下方向のそれぞれのリング保持板(P)の間に位置するリング保持板の上辺(Pa)と底辺(Pb)の間にはリング受け部(8)が設けられていることを特徴とするリング掛け治具。
  11. 前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具(1)において、リング保持板(P)が側片(1c)を中心として左右対称に設けられていることを特徴とするリング掛け治具。
  12. 前記請求項1〜7のいずれかに記載のリング掛け治具(1)において、リング保持板(P)が側片大(1cb)の一方の端の上下左右に複数個設けられ、上下方向のそれぞれのリング保持板(P)の間に位置するリング保持板の上辺(Pa)と底辺(Pb)の間にはリング受け部(8)が設けられ、側片大(1cb)の他方の端には背片大(1db)が設けられ繋がっていることを特徴とするリング掛け治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4912030U (ja) * 1972-05-02 1974-02-01
JP3130835U (ja) * 2007-01-29 2007-04-12 株式会社トラスト 輪ゴムホルダ

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