JP3210049U - 店舗用飲食テーブルの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】店舗に訪れた客がゆったりと安心して飲食することができる店舗用飲食テーブルの構造を提供する。【解決手段】店側と客席側とを隔てる隔壁Wに沿って延設されたカウンター型テーブル本体11を複数の間仕切り部材20で仕切って個別の客用飲食スペースとしたテーブル構造10であって、飲食スペースの奥部22の隔壁には提供される飲食物の出し入れのための窓部30が開閉部材31とともに形成されており、客用飲食スペース上方には飲食客のための荷物置き台部40が形成されているとともに、荷物置き台部の下面には飲食スペースを照射する照明部材が設置されている。【選択図】図1
Description
本考案は、飲食店の店舗に設置される飲食テーブルの構造に関する。
レストランやラーメン店等の各種の飲食店において、客が飲食店を選ぶ際の基準としては提供される飲食物の品質の他、サービス内容や店舗の雰囲気等も挙げられ、これらのニーズに対応するため様々な工夫がなされている。例えば、ティッシュペーパーとゴミ箱の収容セットを具備した飲食用テーブルを設置することによって、テーブルスペースを確保しつつ清潔感を向上させる工夫がなされている(特許文献1等参照)。
特に、近年では飲食店の営業形態の多様化や客の価値観の多様化に伴い、複数人でなく一人で外食に出かける消費者の数が増えてきている。このような単独で店舗に訪れる客の増加により、飲食店はカウンターテーブルの席数を増やしたり、少人数のテーブルを用意するなどして顧客のニーズに対応している。
ところで、カウンターテーブルにおいては、荷物のある客は足元や荷物置きに荷物を置いたりすることになるが、荷物が邪魔になり飲食に集中できなかったり荷物の盗難に注意したりしなければならず、安心して飲食することができなかったりする問題があった。
本考案は、前記の点に鑑みなされたものであって、店舗に訪れた客がゆったりと安心して飲食することができる店舗用飲食テーブルの構造を提供する。
すなわち、請求項1の考案は、店側と客席側とを隔てる隔壁に沿って延設されたカウンター型テーブル本体を複数の間仕切り部材で仕切って個別の客用飲食スペースとしたテーブル構造であって、前記飲食スペースの奥部の前記隔壁には提供される飲食物の出し入れのための窓部が開閉部材とともに形成されており、前記客用飲食スペース上方には飲食客のための荷物置き台部が形成されているとともに、前記荷物置き台部の下面には前記飲食スペースを照射する照明部材が設置されていることを特徴とする店舗用飲食テーブルの構造に係る。
請求項2の考案は、前記窓部の開閉部材が上下方向に開閉するロールカーテンよりなる請求項1に記載の店舗用飲食テーブルの構造に係る。
請求項3の考案は、前記間仕切り部材がテーブル本体の前端より後ろ側に配置されてテーブル本体の前端部が長手方向に連続している請求項1又は2に記載の店舗用飲食テーブルの構造に係る。
請求項4の考案は、前記間仕切り部材がテーブル本体の下面側には設けられておらない請求項1ないし3のいずれか1項に記載の店舗用飲食テーブルの構造に係る。
請求項5の考案は、前記荷物置き台部が前記間仕切り部材をテーブル本体上方まで延設した延設部に架け渡されて形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の店舗用飲食テーブルの構造に係る。
請求項6の考案は、前記荷物置き台部と前記間仕切り部材延設部によって独立した個別の荷物スペースが形成されている請求項5に記載の店舗用飲食テーブルの構造に係る。
請求項1の考案に係る店舗用飲食テーブルの構造によると、店側と客席側とを隔てる隔壁に沿って延設されたカウンター型テーブル本体を複数の間仕切り部材で仕切って個別の客用飲食スペースとしたテーブル構造であって、前記飲食スペースの奥部の前記隔壁には提供される飲食物の出し入れのための窓部が開閉部材とともに形成されており、前記客用飲食スペース上方には飲食客のための荷物置き台部が形成されているとともに、前記荷物置き台部の下面には前記飲食スペースを照射する照明部材が設置されているため、他人を気にせずに、ゆったりと安心して飲食できる。そして、荷物のある客にとって便利であり、安心である。さらに、飲食スペースの飲食物を個別に照らす美味しさの演出が可能となる。
請求項2の考案に係る店舗用飲食テーブルの構造によると、請求項1の考案において、前記窓部の開閉部材が上下方向に開閉するロールカーテンよりなるため、飲食物や食器等の出し入れ容易で素早く提供することができる。
請求項3の考案に係る店舗用飲食テーブルの構造によると、請求項1又は2の考案において、前記間仕切り部材がテーブル本体の前端より後ろ側に配置されてテーブル本体の前端部が長手方向に連続していることから、間仕切り部材があってもテーブルが広く感じられ、客に開放感を与えることができる。
請求項4の考案に係る店舗用飲食テーブルの構造によると、請求項1ないし3の考案において、前記間仕切り部材がテーブル本体の下面側には設けられておらないため、足元が広く感じられ、客にゆったり感や開放感を与えることができる。
請求項5の考案に係る店舗用飲食テーブルの構造によると、請求項1ないし3の考案において、前記荷物置き台部が前記間仕切り部材をテーブル本体上方まで延設した延設部に架け渡されて形成されているため、荷物置き台部を容易かつ確実に設置することができる。
請求項6の考案に係る店舗用飲食テーブルの構造によると、請求項5の考案において、前記荷物置き台部と前記間仕切り部材延設部によって独立した個別の荷物スペースが形成されていることから、書類や衣類なども置きやすくなり、かつ荷物の取り違えが防止され、安心、安全である。また、客が見やすい位置に荷物が置かれるため、忘れ物の防止にもなる。
本考案の店舗用飲食テーブル10は、請求項1に記載されるように、店側と客席側とを隔てる隔壁Wに沿って延設されたカウンター型テーブル本体11を複数の間仕切り部材20で仕切って個別の客用飲食スペースSとしたテーブル構造であって、飲食スペースSの奥部22の隔壁Wには提供される飲食物の出し入れのための窓部30が開閉部材31とともに形成されており、客用飲食スペースS上方には飲食客のための荷物置き台部40が形成されているとともに、荷物置き台部40の下面41には飲食スペースを照射する照明部材50が設置されている。
通常、カウンター型のテーブルが設置されている店舗では、カウンターテーブルを挟んで、一方が厨房等の店側であって他方に客席が配置される。本考案の店舗用飲食テーブル10の構造においては、図1ないし図4に示されるように、店側と客席側とを隔てる隔壁Wに沿ってテーブル本体11が配置され、テーブル本体11は複数の間仕切り部材20で仕切られて個別の客用飲食スペースSとされている。間仕切り部材20は、テーブル本体11の長手方向Lと直角に連続して並列配置されていて、テーブル本体11は隔壁Wと間仕切り部材20によって、テーブル本体11に沿って並べられた座席Cの前の一定のスペースを個別の客用飲食スペースSとして仕切られている。
図1ないし図4に示されるように、間仕切り部材20は板状物25よりなる。図示した実施例では長方形状であるが、丸みのある形状であったり客側の辺が斜めの辺で構成された四角形状等、個別の客用飲食スペースSを仕切ることができれば適宜でよい。図示しないが、間仕切り部材20にメニューを貼り付けたりすることで、飲食スペースSを広くすることができる。
そして、間仕切り部材20の客側の端部23は、請求項3に記載され、図1ないし図3に示されるように、テーブル本体11の前端12よりも後ろ側に配置されるのがよい。こうすると、テーブル本体11の前端部12が長手方向Lに連続することとなり、飲食客は個別の飲食スペースSで飲食しつつもテーブルが広く感じられ、開放的に感じられる。飲食中に客の肘等が間仕切り部材20に当接したりすることが防がれ、ゆったりと飲食することができる。
さらに、間仕切り部材20はテーブル上に載置されて形成され、請求項4に記載され、図1ないし図3に示されるように、テーブル本体11の下面側13に設けられない形状とされる。これによって、客の足が左右の壁等に当たらないため、足元が広く感じられる。間仕切り部材20により個別の飲食スペースに仕切られていてもゆったりと印象を与え、安心して飲食することができる。
図1ないし図3に示されるように、飲食スペースSの奥部22の隔壁Wには提供される飲食物の出し入れのための窓部30が開閉部材31と共に形成されている。隔壁Wには、店側と客席側を繋ぐ窓部30が形成されていて、隔壁Wの奥の厨房等から飲食物が窓部30を通じて客に提供される。提供時には、開閉部材31が開けた状態で飲食物が運ばれ、飲食物を出し終えたら開閉部材31を閉じる。開閉部材31は、隔壁Wの店側に取り付けられるのが良い。店側の従業員等が開閉しやすくするためである。
開閉部材31を閉じることにより間仕切り部材20と相まって飲食スペースが客個人の空間となり、他人を気にすることなくゆったりと安心して飲食することができる。特に、請求項2に記載されるように、開閉部材20は上下方向に開閉するロールカーテン32とするのが良い。出し入れが容易で素早く飲食物を提供することができるからである。また、ロールカーテン32は引き戸や回転扉よりも省スペースであるため使い勝手もよい。
図1ないし図3に示されるように、客用飲食スペースSの上方には飲食客のための荷物置き台部40が形成されている。飲食中の客の頭上に荷物が置かれるため、盗難等が防止され、安心して飲食が可能である。また、荷物を置きやすく便利である。荷物置き台部40は、板状物45からなる。棒状部材を並べて形成してもよいが、荷物の落下防止の観点から板状物で形成される方が望ましい。
そして、荷物置き台部40の下面41には飲食スペースSを照射する照明部材50が設置されている。飲食スペースの飲食物を個別に照らすことができるため、手暗がりにならず、提供された飲食物の美味しさの演出が可能となる。照明部材50により、荷物置き台部40を板状物45としても客の手元を明るく照らすことができ、安心して飲食することができる。例えば、照明部材50は、白熱灯等が採用され、白熱灯は食べ物を美味しく見せる効果があるといわれ適当である。実施例では、図1ないし図3に図示されるように、直管形状の照明部材50が設置されているが、電球型等形状は適宜決定される。
荷物置き台部40は、請求項5に記載されるように、間仕切り部材20をテーブル本体11上方まで延設した延設部21に架け渡されて形成されている。荷物置き台部40を容易かつ確実に設置することができる。さらに、請求項6に記載されるように、荷物置き台部40と間仕切り部材20の延設部21によって独立した個別の荷物スペースIsが形成されるため、書類や衣類なども置きやすく、荷物の取り違いも防止され安全であり、客は安心して飲食が可能である。また、客の見やすい位置に荷物が置かれるため、忘れ物の防止にもなる。
さらに、荷物置き台部40の客側端部42に荷物の滑落防止のためのストッパー部60を形成してもよい。ストッパー部60の側面61に席番号等を表示する表示部62を形成することで、客を案内しやすくなる。また、図示しないが、荷物置き台部40の客側端部42の下部やストッパー部材50の下部に緩衝部材63を取り付けることで、不意に頭を衝突させても安全である。
10 店舗用飲食テーブル
11 テーブル本体
20 間仕切り部材
22 奥部
30 窓部
31 開閉部材
32 ロールカーテン
40 荷物置き台部
41 下面
50 照明部材
60 ストッパー部
Is 荷物スペース
S 飲食スペース
W 隔壁
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Is 荷物スペース
S 飲食スペース
W 隔壁
Claims (6)
- 店側と客席側とを隔てる隔壁に沿って延設されたカウンター型テーブル本体を複数の間仕切り部材で仕切って個別の客用飲食スペースとしたテーブル構造であって、
前記飲食スペースの奥部の前記隔壁には提供される飲食物の出し入れのための窓部が開閉部材とともに形成されており、
前記客用飲食スペース上方には飲食客のための荷物置き台部が形成されているとともに、
前記荷物置き台部の下面には前記飲食スペースを照射する照明部材が設置されている
ことを特徴とする店舗用飲食テーブルの構造。 - 前記窓部の開閉部材が上下方向に開閉するロールカーテンよりなる請求項1に記載の店舗用飲食テーブルの構造。
- 前記間仕切り部材がテーブル本体の前端より後ろ側に配置されてテーブル本体の前端部が長手方向に連続している請求項1又は2に記載の店舗用飲食テーブルの構造。
- 前記間仕切り部材がテーブル本体の下面側には設けられておらない請求項1ないし3のいずれか1項に記載の店舗用飲食テーブルの構造。
- 前記荷物置き台部が前記間仕切り部材をテーブル本体上方まで延設した延設部に架け渡されて形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の店舗用飲食テーブルの構造。
- 前記荷物置き台部と前記間仕切り部材延設部によって独立した個別の荷物スペースが形成されている請求項5に記載の店舗用飲食テーブルの構造。
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JP3210049U true JP3210049U (ja) | 2017-04-20 |
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