JP3210009U - 食品ミキサー用撹拌子 - Google Patents

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康時 戎嶋
康時 戎嶋
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Abstract

【課題】粘性の高い食材を、食品用ミキサーの中で短時間の内に効率的に撹拌・混練することができる食品ミキサー用の撹拌子を提供する。【解決手段】食品ミキサー用の撹拌子において、回転軸部材と、該回転軸部材の長手垂直方向の側面に沿って取り付けられた、少なくとも2本以上の撹拌パイプ部材とを含み、該撹拌パイプ部材は、回転軸部材の長手垂直方向に沿って連続する周期的な凹凸形状に成形されており、一の撹拌パイプ部材の凹凸周期と、他の撹拌パイプ部材の凹凸周期との間に所定の位相差が設けられていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、例えば、パン生地などの粘性の高い食材を食品用のミキサーで撹拌・混練する際に用いられる撹拌子に関するものである。
パン生地やピザ生地、或いはうどん生地のような比較的に流動性が低く粘性の高い食材を、食品用ミキサーで撹拌・混練する際には、撹拌・混練に用いる撹拌子の形状が重要となる。すなわち、これらの撹拌対象物はその粘性が極めて高いため、ミルクやクリーム等の流動性の高い食材を対象とした撹拌子をそのまま用いると、食品用ミキサーにおいて効果的な撹拌・混練を行うことができない。そのため、例えば、特開2000−262881の先行文献に示すものや、添付図面の図1に示すような特殊な形状の撹拌子が用いられることが多い。
例えば、図1に示す撹拌子100は、回転軸101を垂直方向の中心軸としてミキサー内で回転するものであり、撹拌子のフレームに取り付けられた複数の撹拌ブレード102が撹拌対象物である高粘性食材を撹拌・混練するものである。しかし、食材の粘性が極めて高い場合、撹拌ブレードが撹拌対象物を効果的に撹拌・混練するためには、大きな回転トルクを必要とし、また、撹拌子を高速度で回転させることも難しかった。
さらに、撹拌ブレードが撹拌対象物を主に「切る」形で撹拌・混練が行われるため、ミキサー内における撹拌対象物の移動量が比較的に小さくなり、撹拌対象物の効率的な撹拌・混練が難しいという問題もあった。
特開2000−262881号公報
本考案は、このような従来からの課題を解決することを目的としたものであって、粘性の高い食材を、食品用ミキサーの中で短時間の内に効率的に撹拌・混練することができる食品ミキサー用の撹拌子を提供することを目的とする。
本考案の第1の観点による食品ミキサー用撹拌子は上述の目的を達成するため、
粘性の高い食材を撹拌・混練する際に用いられる食品ミキサー用撹拌子であって、
回転軸部材と、該回転軸部材の長手垂直方向の側面に沿って取り付けられた、少なくとも2本以上の撹拌パイプ部材とを含み、
前記撹拌パイプ部材は、前記回転軸部材の長手垂直方向に沿って連続する周期的な凹凸形状に成形されており、一の撹拌パイプ部材の凹凸周期と、他の撹拌パイプ部材の凹凸周期との間に所定の位相差が設けられていることを特徴とする。
また、本考案の第2の観点による食品ミキサー用撹拌子は、上記第1の観点において、
前記回転軸部材は、コの字型に成形された中空角材であり、
前記撹拌パイプ部材は、該中空角材の対向する上辺と下辺の長手垂直方向の側面に沿って1本ずつ設けられており、
前記位相差は、前記凹凸周期の約半周期分に設定されていることを特徴とする。
また、本考案の第3の観点による食品ミキサー用撹拌子は、上記第1又は第2の観点において、
前記凹凸周期の周期形状は三角波であることを特徴とする。
以上の解決手段を備えた本考案によれば、パン生地やパイ生地等の粘性が高く流動性の低い食材を、食品用のミキサーによって短時間の内に効率的に撹拌・混練することが可能であり、また、ミキサー内における食材の移動が効果的に行えるため、食材の混練を十分に達成することができる。
本考案に基づく食品ミキサー用の撹拌子を実現するための最良の形態である実施例について、本考案の明細書に添付された各図面を参照しつつ以下に説明を行う。先ず、本実施例による食品ミキサー用撹拌子10(以下、単に「本器具」という)の構造を、図2の斜視図、並びに図3の平面図に示す。
図2に示される通り、本器具はコの字型に成形された中空角材の回転軸部材11を中心回転軸として有している。また、コの字型に成形された回転軸部材の対向した上辺と下辺の長手垂直方向に沿って、撹拌パイプ部材12及び13が設けられている。これらの部材は金属製であり、食材を撹拌対象物とするため、食品衛生上の観点や製品強度の観点からステンレス鋼材を用いることが好ましい。
回転軸部材11は、その垂直方向上部11aが食品用ミキサーの回転軸に結合され、本器具はミキサーの撹拌ボウル内で回転されることになる。本器具の平面図(図3)に示されるように、回転軸部材11の両サイドの長手方向に沿って設けられた撹拌パイプ部材は、ほぼ同一の形状であり、1本のパイプ部材が谷である凹部12a,13aと、山である凸部12b,13bが連続して連なる周期形状に成形されている。
なお、撹拌パイプ部材12及び13の垂直方向下端は、回転軸部材の下梁部11bによって担持されており、これによって回転子がミキサー内で回転する際の撹拌パイプ部材の強度を補完するようになっている。
図3において、撹拌パイプ部材の周期形状はいわゆる「三角波」形状に成形されているが、本考案は係る実施例に限定されるものではなく、周期形状は、例えば正弦波形状や台形波形状であっても良い。また、周期形状の波形の数も図3に示す実施例に限定されるものではなく、回転軸部材11の長さに応じて任意に変更することが可能である。
撹拌パイプ部材は、係る形状に成形されているため、食品ミキサーの中で本器具が回転軸部材11を中心として回転されると、例えば、図3の谷部に滞留している撹拌対象物は、本器具の回転と共に図中に示す実線矢印の方向に押し出されることになる。一方、山部に滞留している撹拌対象物は、図中に示す点線矢印の方向に押し出される。
本器具の特徴は、回転軸部材11の両サイドに設けられた各々の撹拌パイプ部材の周期形状を全く同一とするのではなく、両サイドの撹拌パイプ部材の周期形状に位相差を設けた事である。すなわち、図3に示された本器具の平面図においては、撹拌パイプ部材12と13との間では、約半周期の位相差が設けられている。つまり、撹拌パイプ部材12の谷部に、撹拌パイプ部材13の山部が、回転軸部材の垂直方向に沿って対応するようになっている。
したがって、撹拌パイプ部材12の谷部に在った撹拌対象物に対しては、本器具が回転軸部材11を中心として半回転し次に撹拌パイプ部材13が回って来ると、撹拌パイプ部材13の山部が当たることになり、前述した撹拌対象物の動きがさらに加速されるようになる。
これによって、撹拌・混練が行われているミキサー内においては、本器具の回転と共に撹拌対象物の上下方向における対流運動が生ずることになる。それ故、撹拌対象物がパン生地やうどん生地、或いはピザ生地のように流動性が低く、その粘性が高い場合であっても、上下方向における撹拌対象物の移動に伴い、その撹拌・混練がスムースに行われることになる。
図2及び図3に示す実施例では、中心軸部材11としてコの字型の鋼材を用い、そのコの字型の上辺と下辺の対向する両辺の長手方向に沿って、それぞれ1本ずつの撹拌パイプ部材を設けたが、本考案は係る構造に限定されるものではない。例えば、中心軸部材として四角形の棒状鋼材或いは中空鋼材を用い、その垂直長手方向の4面に沿って、それぞれ撹拌パイプ部材を設けるようにしても良い。この場合は、各々の撹拌パイプ部材の周期に1/4周期ずつの位相差を設けることが好ましい。
さらに、中心軸部材として円形の棒状鋼材或いは中空鋼材を用い、その外周上に120度の角度差を付けて、3本の撹拌パイプ部材を中心軸部材の長手方向に沿って設けるようにしても良い。この場合は、各々の撹拌パイプ部材の位相差を1/3周期ずつにすることが好ましい。
因みに、円形の中心軸部材の外周をN分割することによって、N本の撹拌パイプ部材を取り付けることが可能となる。なお、この場合には各々の撹拌パイプ部材の周期形状の位相差は1/N周期ずつにすることが好ましいことはいうまでもない。
以上に説明したように、本考案による回転子を用いて食品用のミキサーで粘性の高い食材の撹拌を行った場合、ミキサー内において、撹拌対象物の垂直上下方向の移動を効果的に実現し得るため、極めて効率的に食材の撹拌・混練を行うことができる。
なお、本考案の実施形態は、以上に説明した各実施例に限定されるものではなく、例えば、各々の実施例を構成する各部位の形状や配置或いはその素材等は、本考案の趣旨を逸脱することなく、現実の実施態様に即して適宜変更ができるものであることは言うまでもない。
以上に説明した本考案の構成は、パン生地やパイ生地、或いはうどん生地のような極めて粘性が高く、流動性の低い各種の食材を撹拌・混練するミキサーなどの装置においてその利用が可能である。
状来の高粘性食材の撹拌・混練に用いられた撹拌子の斜視図である。 本考案に基づく撹拌子の斜視図である。 本考案に基づく撹拌子の平面図である。
10,100 … 食品ミキサー用撹拌子
11,101 … 回転軸部材
11a … 回転軸部材垂直方向上部
11b … 回転軸部材垂直方向下梁部
102 … 撹拌ブレード
12,13 … 撹拌パイプ部材
12a,13a … 撹拌パイプ部材谷部(凹部)
12b,13b … 撹拌パイプ部材山部(凸部)



Claims (3)

  1. 粘性の高い食材を撹拌・混練する際に用いられる食品ミキサー用撹拌子であって、
    回転軸部材と、該回転軸部材の長手垂直方向の側面に沿って取り付けられた、少なくとも2本以上の撹拌パイプ部材とを含み、
    前記撹拌パイプ部材は、前記回転軸部材の長手垂直方向に沿って連続する周期的な凹凸形状に成形されており、一の撹拌パイプ部材の凹凸周期と、他の撹拌パイプ部材の凹凸周期との間に所定の位相差が設けられていることを特徴とする食品ミキサー用撹拌子。
  2. 前記回転軸部材は、コの字型に成形された中空角材であり、
    前記撹拌パイプ部材は、該中空角材の対向する上辺と下辺の長手垂直方向の側面に沿って1本ずつ設けられており、
    前記位相差は、前記凹凸周期の約半周期分に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の食品ミキサー用撹拌子。
  3. 前記凹凸周期の周期形状は三角波であることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品ミキサー用撹拌子。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021140905A1 (ja) 2020-01-06 2021-07-15 株式会社日本触媒 吸収体、吸水性樹脂、及び吸収性物品

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