JP3209735U - スリッター機および巻取り機の長さ調整機構 - Google Patents

Abstract

【課題】捲回物をスリットし、且つ一対多の形で巻き取ることができるスリッター機および巻取り機の長さ調整機構を提供する。【解決手段】スリッター機および巻取り機の長さ調整機構１００は、原料投入装置１０と、スリット装置２０と、巻取り装置３０と、制御装置４０とを有し、当該スリット装置と当該巻取り装置との間に長さ調整機構５０が設けられ、数個の芯管が設置される場合に、各芯管で捲回物が同時に巻き取られることができる。当該長さ調整機構は固定枠４と、当該固定枠に設けられる調整部５とを有し、当該調整部は少なくとも一つの第二ガイドローラー組立５１を有し、当該第二ガイドローラー組立は横向きに並べられる二つの第一ガイドローラー５１１と、二つの当該第一ガイドローラーの間の下方に設けられる少なくとも一つの第二ガイドローラー５１２とを有する。【選択図】図１

Description

本考案は捲回物をスリットし、且つ一対多の形で巻き取ることができるスリッター機および巻取り機の長さ調整機構を関する。

スリッター機および巻取り機が、捲回物を需要の幅によって縦方向に数条にスリットし、且つ需要の長さで巻き取ることができる装置であり、布やプラスチック膜をスリットすることによく使われる。

数条にされた捲回物が巻き取られる場合には、一つのモータで数個の巻取り軸を制御して巻き取ることであるが、各巻取り軸の位置が違うので、一部の巻取り軸で捲回物が先に巻かれてしまった後に、余分な部分も巻かれることがよくある。

前記問題点を解決でき、上記目的を達成するために、本考案のスリッター機および巻取り機の長さ調整機構は、スリット装置と巻取り装置との間に長さ調整機構が設けられ、当該長さ調整機構は固定枠と、当該固定枠に設けられる調整部とを有し、当該調整部は少なくとも一つの第二ガイドローラー組立を有し、当該第二ガイドローラー組立は横向きに並べられる二つの第一ガイドローラーと、二つの当該第一ガイドローラーの間の下方に設けられる少なくとも一つの第二ガイドローラーとを有する。

図1は本考案のスリッター機および巻取り機を示す組合図である。 図2は図1の長さ調整機構を示す斜視図である。 図3は図1の捲回物は長さ調整機構を経過することを示す図である。 図4は図1の捲回物が巻取り装置で取り巻かれることを示す図である。 図5は本考案のもう一つの取り巻く方法の実施状態を示す図である。 図6は本考案の巻取り装置を示す斜視図である。 図7は巻取り組立の芯管が設置されることを示す図である。

以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。

図1に示すように、スリッター機および巻取り機100は、原料投入装置10と、スリット装置20と、巻取り装置30と、制御装置40とを有し、当該原料投入装置10が捲回物を設置して伝動させるために使われ、当該スリット装置20が当該原料投入装置10で伝動される捲回物をスリットするために当該原料投入装置10の一側に設けられ、当該巻取り装置30がスリットされる捲回物を巻き返すために当該スリット装置20の一側に設けられ、当該制御装置40がプログラマブルロジックコントローラであり、且つ当該原料投入装置10、当該スリット装置20及び当該巻取り装置30と電気的に連接され、当該巻取り装置30は当該基台1と、当該基台1に設けられる数個のスライドレール組立2と、当該基台1に設けられ、且つ当該スライドレール組立2に対応する数個の巻取り組立3とを有する。

当該スリット装置20と当該巻取り装置30との間に長さ調整機構50が設けられ、当該長さ調整機構50は固定枠4と、当該固定枠4に設けられる調整部5とを有し、当該調整部5により、スリットされる捲回物が同時に当該巻取り組立3に到着するように調整され、当該調整部5は少なくとも一つの第二ガイドローラー組立51を有し、当該第二ガイドローラー組立51は横向きに並べられる二つの第一ガイドローラー511と、二つの当該第一ガイドローラー511の間の下方に設けられる少なくとも一つの第二ガイドローラー512とを有し、前記第二ガイドローラー512が二個以上に設けられる場合に、当該第二ガイドローラー512が縦向きに並べられるようになる。

図2に示すように、前記長さ調整機構50が前記固定枠4及び前記調整部5で組み立てられ、且つ当該調整部5が異なる位置にある各前記巻取り組立3により、異なる位置及び形で設けられる。

図3及び図4に示すように、前記第二ガイドローラー組立51が前記第一ガイドローラー511及び前記第二ガイドローラー512で組み立てられ、捲回物が数条にスリットされた後に、当該第一ガイドローラー511、当該第二ガイドローラー512及び前記巻取り組立3にあるA01からA12までの番号は、各数条にスリットされた捲回物は当該第一ガイドローラー511、当該第二ガイドローラー512を経って当該巻取り組立3に巻き取られるルートである。

例えば、A01からA04までの捲回物は、図4に示す前記巻取り組立3の位置に対応し、図3に示す前記第一ガイドローラー511及び数本の中の一つの前記第二ガイドローラー512を経るようになり、A05からA08までの捲回物は、図4に示す当該巻取り組立3の位置に対応し、図3に示す当該第一ガイドローラー511及び他の一つの当該第二ガイドローラー512を経るようになり、A01からA04までの捲回物も、図4に示す当該巻取り組立3の位置に対応し、図3に示す当該第一ガイドローラー511及びもう一つの当該第二ガイドローラー512を経るようになり、従って、上述した方法で、捲回物の原料を投入する距離が調整でき、末端の捲回物が同時に異なる位置にある前記巻取り軸32に到着でき、複数の捲回物の完成品の直径が同じようになる。

前記第二ガイドローラー組立51が二組以上に設けられる場合に、当該第二ガイドローラー組立51が横向きに並べられるようになり、当該第二ガイドローラー組立51の間にさらに少なくとも一つのガイドローラー52が設けられ、当該ガイドローラー52が二個以上に設けられる場合に、当該ガイドローラー52が縦向きに並べられるようになる。

上述した前記第二ガイドローラー組立51の設置する数が前記巻取り軸32で設けられ、且つ当該巻取り軸32の位置により、二つの当該第二ガイドローラー組立51の間に少なくとも一つの当該巻取り軸32が設けられ、末端にある捲回物が同時に異なる位置にある当該巻取り軸32に到着できるようになる。

前記基台1は前記巻取り装置3の一側に対応する位置に、さらに捲回物を当該巻取り装置3にガイドするためのローラー押え11が設けられ、当該ローラー押え11により、捲回物が当該巻取り装置3に巻き取られる前に、捲回物が広さで当該巻取り装置3に入れるようになり、且つ巻き取られている時に突起が発生することが防止でき、巻き取られた捲回物の直径が大きくなる共に、当該ローラー押え11がその直径で線形変化に応じることで、捲回物がきれいに排列され、外されなくなり、全体作業の効率が高まる。

前記基台1は前記巻取り装置3の一側に対応する位置に、さらに捲回物をガイドするための少なくとも一つの第一ガイドローラー組立12が設けられる。

前記巻取り装置3はもう一つの実施状態があり、図5に示すように、当該固定枠4に数個の前記第一ガイドローラー組立12が設けられ、異なる位置にある各前記巻取り軸32によって、捲回物が異なる配置及び形式で設けられる各当該第一ガイドローラー組立12で当該巻取り軸32に進入するようになる。

また、前記制御装置40はプログラマブルロジックコントローラであり、当該制御装置40が前記原料投入装置10、前記スリット装置20、前記巻取り装置30、前記巻取りモータ33の回転方向、回転スピード及びスライドレール組立モータ23の出力値を制御するように当該原料投入装置10の一側に設けられる。

前記原料投入装置10には張力を制御する数個の調整ローラーと、捲回物を前記スリット装置20に送ってスリットするための主サーボ伝動装置とを有し、当該原料投入装置10にはさらに空気圧シリンダ及びローラー押えが設けられ、捲回物が空気圧シリンダで連動するローラー押えによって押えられることにより、捲回物が主サーボ伝動装置で伝動される場合に、捲回物は滑ることが発生しないようになり、捲回物の張力を検知するための張力検知装置を有し、張力が多すぎる或いは小さすぎる場合に、信号が発生して前記制御装置40に発信し、捲回物は適当な張力を得るようになる。

本考案の前記巻取り装置30は前記基台1と、当該基台1に設けられる数個のスライドレール組立2と、当該基台1に設けられ、且つ当該スライドレール組立2に対応する数個の巻取り組立3とを有する。

図6に示すように、前記巻取り装置30は巻取り台31と、当該巻取り台31と連接して、且つ芯管に入れるようになる巻取り軸32と、当該巻取り軸32の回転を連動する前記巻取りモータ33とを有し、当該巻取り軸32は当該巻取り台31にある連結軸321と、当該連結軸321と一端で連結する位置決め軸322と、当該位置決め軸322の他の一端にある可動部件323と、当該連結軸321と当該可動部件323との間に設けられ、且つ当該位置決め軸322に套設されるホルダー324とを有し、当該ホルダー324が数個のゴム環3241及び当該ゴム環3241と間隔に設けられる金属環3242で組み立てられる。

前記可動部件323が前記位置決め軸322の他の一端に連接して套設される固定部品3231及び当該位置決め軸322に套設され、且つ当該固定部品3231と前記ホルダー324との間にある可動部品3232で組み立てられる。前記連結軸321と当該ホルダー324との間に、さらに軸受部326が該位置決め軸322に位置され設けられる。

前記巻取り組立3は、さらに前記巻取り軸32と前記巻取りモータ33との間にある歯車組立34を有し、当該歯車組立34は、巻取り軸32と連接する被動歯車341と、当該巻取りモータ33と連接する主動歯車342とを有する。

図7に示すように、前記芯管Pが前記ホルダー324に位置され、当該ホルダー324の拡張することで当該芯管Pが動かないように維持される。

以上の実施の形態は、本考案の構造と、特徴及び作用効果を説明するために用いられるものであり、それを以って、本考案の実用新案登録請求の範囲が制限されることは無く、本考案の思想を逸脱することなく種々の改造やそれと同じ置き換えを行っても、それはすべて本考案の範囲に含まれるものである。

1
基台
34
歯車組立

11
ローラー押え
341
被動歯車

12
第一ガイドローラー組立
342
主動歯車

2
スライドレール組立
4
固定枠

3
巻取り組立
5
調整部

31
巻取り台
51
第二ガイドローラー組立

32
巻取り軸
511
第一ガイドローラー

321
連結軸
512
第二ガイドローラー

322
位置決め軸
52
ガイドローラー

323
可動部件
10
原料投入装置

3231
固定部品
20
スリット装置

3232
可動部品
30
巻取り装置

324
ホルダー
40
制御装置

3241
ゴム環
50
長さ調整機構

3242
金属環
100
スリッター機および巻取り機

326
軸受部
P
芯管

33
巻取りモータ

Claims (5)

1. スリッター機および巻取り機は、原料投入装置と、スリット装置と、巻取り装置と、プログラマブルロジックコントローラである制御装置とを有し、当該原料投入装置が捲回物を設置して伝動させるために使われ、当該スリット装置が当該原料投入装置で伝動される捲回物をスリットするために当該原料投入装置の一側に設けられ、当該巻取り装置がスリットされた捲回物を巻き取るために当該スリット装置の一側に設けられ、当該制御装置がプログラマブルロジックコントローラであり、且つ当該原料投入装置、当該スリット装置及び当該巻取り装置と電気的に連接され、当該巻取り装置は、基台と、当該基台に設けられる数個のスライドレール組立と、当該基台に設けられ、且つ当該スライドレール組立に対応する数個の巻取り組立とを有し、
   当該スリット装置と当該巻取り装置との間に長さ調整機構が設けられ、当該長さ調整機構は固定枠と、当該固定枠に設けられる調整部とを有し、当該調整部により、スリットされる捲回物が同時に当該巻取り装置に到着するように調整され、当該調整部は少なくとも一つの第二ガイドローラー組立を有し、当該第二ガイドローラー組立は横向きに並べられる二つの第一ガイドローラーと、これら二つの第一ガイドローラーの間の下方に設けられる少なくとも一つの第二ガイドローラーとを有することを特徴とするスリッター機および巻取り機の長さ調整機構。
2. 前記第二ガイドローラーが二個以上に設けられる場合に、当該第二ガイドローラーが縦向きに並べられるようになることを特徴とする請求項1に記載のスリッター機および巻取り機の長さ調整機構。
3. 前記第二ガイドローラー組立が二組以上に設けられる場合に、当該第二ガイドローラー組立が横向きに並べられるようになり、当該第二ガイドローラー組立の間にさらに少なくとも一つのガイドローラーが設けられ、当該ガイドローラーが二個以上に設けられる場合に、当該ガイドローラーが縦向きに並べられるようになることを特徴とする請求項1に記載のスリッター機および巻取り機の長さ調整機構。
4. 前記基台は前記巻取り装置の一側に対応する位置に、さらに捲回物を当該巻取り装置にガイドするためのローラー押えが設けられることを特徴とする請求項1に記載のスリッター機および巻取り機の長さ調整機構。
5. 前記基台は前記巻取り装置の一側に対応する位置に、さらに捲回物をガイドするための少なくとも一つの第一ガイドローラー組立が設けられることを特徴とする請求項1に記載のスリッター機および巻取り機の長さ調整機構。
   
   

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